2020年07月02日公開
2022年11月08日更新
【ブリーチ】市丸ギンと藍染惣右介の関係は?裏切りの理由と神殺鎗発動シーンを考察
BLEACH(ブリーチ)で人間観察が趣味の市丸ギンは、いつも飄々とした雰囲気を醸し出していたため掴みどころがない、何を考えているのがわからないと思われていました。神出鬼没な市丸ギンは愛する女性のために自分の人生を懸けて戦うことができる勇気を持っていたのです。死神として最強になったことで冷酷な藍染惣右介の部下となり敵の懐へと潜り込んで行きました。そこで、狐顔のギンと表向きは穏やかな藍染惣右介との関係や裏切りの理由、神殺鎗発動シーンを考察していきます。
目次
市丸ギンとは?
BLEACH(ブリーチ)で三番隊において隊長を務めていた市丸ギンは、五番隊で隊長を務めていた冷酷な性格の藍染惣右介が一目置く存在へと成長していきます。幼少期に幼馴染みである乱菊が彼によって魂を抜かれてしまったことで、死神になると決心したギンはいつか仇を討つと決めていたのです。死神として優秀だった彼は、6年の修業期間が必要だった真央霊術院でさえも1年という短さで卒業している優秀な隊士でした。
BLEACH(ブリーチ)で切れ長の狐のような細い目がかっこいいと評判の市丸ギンは、最強の能力を持っている藍染惣右介に副隊長として認められたことによって仲間を裏切り五番隊の副隊長として活躍することになります。しかし、これには理由があったのです。そこで、神殺鎗を使用することができる市丸ギンと眼鏡をかけた藍染惣右介との関係や裏切りの理由、神殺鎗での発動シーンを考察していきます。
BLEACH(ブリーチ)の作品情報
BLEACH(ブリーチ)の概要
平成16年度において第50回小学館漫画賞(少年向け部門)を受賞した「BLEACH(ブリーチ)」は、週刊少年ジャンプによって2001年36・37合併号~2016年38号に連載された漫画となっています。全74巻・全698話(686話+過去編12話)で刊行されたBLEACH(ブリーチ)は、広島県出身の漫画家である久保帯人さんによって描かれました。その後、漫画以外にラジオやテレビアニメ、ゲームなど幅広く展開されています。
1億2000万部の世界累計発行部数を突破しているBLEACH(ブリーチ)では、常に怒ったような表情をしている黒崎一護は普通の高校生でしたが、母を虚によって殺されたことで死神になって家族を守りながら仲間と戦い成長する姿が描かれていきました。2004年10月~2012年3月に渡ってテレビアニメとして全366話がテレビ東京他で放送されて注目を集めます。また、「BLEACH “B” STATION」 というラジオも話題となりました。
BLEACH(ブリーチ)のあらすじ
真面目な性格でありながら派手な見た目によって誤解されやすい黒崎一護は、大切な母を虚によって失います。その後霊感が異常なほど優れている彼は男勝りな性格の朽木ルキアと出会い、彼女に死神の力を借りながら虚と戦うようになりました。彼は人間だと思っていた父が死神だったり、心優しかった母が純血統の滅却師だったりした過去を知るうちに自分の使命を見つけ戦うようになりました。
市丸ギンのプロフィール
BLEACH(ブリーチ)で流魂街出身の市丸ギンは、かつて旧護廷十三隊において三番隊で隊長を務めていました。しかし、愛する女性を守り抜くという理由によって宿敵となる冷酷な性格の藍染惣右介の部下としてその後五番隊の副隊長を務め仇を討つために彼を見張るようになります。優雅な京都弁を話す彼は、いつも薄ら笑いを浮かべていたため周囲の人間からは気味悪がられていました。
- 名前:市丸ギン(いちまるぎん)
- 誕生日:9月10日
- 血液型:不明
- 体重:69kg
- 身長:185㎝
- CV(声優):遊佐浩二
- 舞台・実写俳優:土屋裕一
- 好きな食べ物:干し柿
- 趣味:人間観察
常にニコニコとした表情を浮かべている彼は普段はあまり瞳を確認することができません。切れ長の狐のようなかっこいい目をしていました。そのため、狐や蛇と例えられることもあったのです。周囲には何を考えているのか理解されにくい彼でしたが、幼馴染みである乱菊とは仲が良く彼女が幼少期に道端で倒れていた際には、自分の大切な好物の干し柿を与え助けるという優しい心を持っていました。
市丸ギンの斬魄刀
BLEACH(ブリーチ)でクールでかっこいい雰囲気の市丸ギンが扱っている斬魄刀は、「神鎗(しんそう)」となっています。始解状態の際には、短い刀を長く伸ばすことができました。その長さは刀100本分も長く伸びるとされています。脇差ほどの大きさしかない斬魄刀を扱っている彼は見た目は弱そうな雰囲気を漂わせていますが、能力を解放させることによって想像を絶する長さにまで伸ばすことができたのです。
彼が扱う神鎗という斬魄刀は彼の性格や生き方のように敵を欺き、勝利を手にするような要素を持っていました。五番隊の隊長を務めていながら天に立つという野心を抱いてさまざまな虚の実験を行っている藍染惣右介は、彼の飄々とした雰囲気の中にも最強の力が潜んでいることを知っていたために誰よりも彼の能力を買っていたのです。始解状態での神鎗の戦闘能力は隊長クラスとなっていました。
かつて十番隊において隊長を務めていた父親と純血統である滅却師の母親を持つ黒崎一護とは2回ほど戦いを繰り広げています。特殊な血筋を持っている彼は、2回目の戦いの際には隊長クラスを凌ぐほどの力をつけていました。しかし、隊長クラスの実力を持つようになった黒崎一護を圧倒していたのがギンです。見た目では彼の強さは見抜けないところがあり、彼の本質は謎が多い斬魄刀にも影響しているようでした。
市丸ギンの卍解・神殺鎗
BLEACH(ブリーチ)で針の糸通しを得意としている市丸ギンは、卍解の解放によって「神殺鎗(かみしにのやり)」を出現させることができました。神殺鎗として解放された斬魄刀は、13kmの長さに伸びる能力を持っています。神鎗の際には刀100本分の長さに伸びる斬魄刀となっていましたが、それを上回る能力となる卍解の解放においてはその先を見ることが困難な13kmにまで伸ばすことができたのです。
13kmにも及ぶ長さも素晴らしいですが、さらにこの神殺鎗は高速で伸縮することが可能でした。そのため、彼が扱うことができる神殺鎗の最大の能力は伸縮の速さとなります。音速の500倍の速さで伸縮することができる神殺鎗の力に関しては、彼の上司となった藍染惣右介でさえも驚いていました。彼が扱うことができる神殺鎗は、音速の500倍の速さで伸縮することが可能なため動かなくても激しい攻撃を放つことができたのです。
さらに、1秒間に100回以上も伸縮して敵を突き刺すことができる神殺鎗は、かなり恐ろしい攻撃と言えるでしょう。しかし、敵を欺くのが得意な彼は上司である藍染惣右介には神殺鎗の特徴を上記のように説明していますが、本当の力は教えていませんでした。その理由は、彼に近づいたのは宿敵となっていた藍染を倒すためだったからです。本当は伸縮の際に一瞬塵になることで相手の内部に猛毒を残し細胞を溶かすという力がありました。
市丸ギンと藍染惣右介の関係は?裏切りの理由を考察
市丸ギンと藍染惣右介の関係は?
BLEACH(ブリーチ)で邪悪な心を持っている藍染惣右介が唯一自分の副隊長と認めていたのが市丸ギンです。しかし、彼は、飄々としながらも最強の力を持っているギンの能力を高く評価していましたが、信頼しているか真意ははっきりとしていません。自分の目的のためであれば全ての部下を自分の捨て駒のように扱うことができる彼は誰も信用していなかったのです。
仲間を裏切り藍染惣右介の部下となった市丸ギンでしたが、彼には仲間を裏切り宿敵の部下となってもやり遂げたいことがありました。それは、最愛の乱菊を守り泣かせないことです。そのために冷酷な性格の藍染の部下となり、彼を倒すチャンスを狙っていました。彼は上司である彼が他の敵と戦っている際も手助けせずに傍観している姿が描かれていました。一緒に戦っていますが2人はお互いに探り合う関係となっています。
市丸ギンと藍染惣右介の過去
BLEACH(ブリーチ)で幼少期に市丸ギンが留守の際に残虐な藍染惣右介によって一緒に暮らしていた心優しい乱菊が襲われ、彼女の魂魄の一部が奪われるという事件が起きました。帰宅したギンは、家中が荒らされ、意識を失って倒れている乱菊の姿を見つけます。彼はすぐに彼女の魂魄の1部が奪われていることに気が付きました。冷静に状況を判断することができる彼は、すぐに犯人を追いかけます。
その先にいたのが死神を数名従えていた藍染惣右介です。彼の手には不完全な崩玉が握られていました。彼が崩玉を作るために霊力の高い魂魄を集めていることを知った市丸ギンは、彼の手の中に愛する乱菊の魂魄があると察します。それ以来彼は死神になって彼女を全力で守り、泣かせることがないように努力するようになったのです。彼の裏切りの理由には過去に藍染惣右介との深い因縁がありました。
市丸ギンの裏切りの理由
神殺鎗を解放することができる市丸ギンの裏切りの理由は、愛する女性である乱菊を守るためでした。かつて凶悪な藍染惣右介によって彼女が襲われ、彼女の魂魄の一部を奪われてしまいます。魂魄の一部を奪われた乱菊でしたが、その後も死神として活躍できていました。そのため、彼女の霊力は相当強いことがわかります。しかし、大切な女性の魂魄の一部を奪った藍染に復讐するために彼は仲間を裏切りました。
BLEACH(ブリーチ)で何を考えているのか理解しにくい市丸ギンは、仲間を裏切り藍染惣右介の部下として暗躍することになりますが、最終的には上司である藍染さえも裏切ります。彼が仲間を裏切り藍染の部下となったのは、愛する女性である乱菊の仇を討つためであり、彼女の奪われた魂魄を奪い返すためだったのです。自分勝手な悪役を演じていた理由も自分の真意を知られないための彼の演技だったのかもしれません。
市丸ギンと藍染惣右介が隊長だったとき
BLEACH(ブリーチ)の第10巻において姿を現している藍染惣右介は、まだ表面的には穏やかで周囲からも慕われる隊長を演じています。その頃の彼は五番隊の隊長を務めており、三番隊で隊長を務めていた市丸ギンが悪役に見えるように暗躍していました。さらに真の悪役である藍染は、自身の斬魄刀である「鏡花水月」の力を使用して周囲に自分は死んだように装っていたのです。
この時期は死亡したと見せている藍染惣右介は永遠の命を手に入れることができる崩玉を手に入れることができていないため、悪役っぽく振舞っている市丸ギンは仇を討つチャンスだったかもしれません。しかし、この時はまだ穏やかで正義感に溢れた存在だったため彼を殺害すれば、仇を討ったギンは本当の悪役となってしまったでしょう。隊長となったギンは幼少期はどうにもできなかった宿敵を倒せるほどの力を手に入れていました。
市丸ギンの神殺鎗発動シーンを考察
考察①市丸ギンは藍染惣右介に神殺鎗を発動
サナギのような見た目が破れ崩玉と完全に融合した藍染惣右介は、ついに不死身の身体を手に入れました。この瞬間に長年倒すチャンスを狙ってきた市丸ギンは神殺鎗を発動させて彼の命を奪おうとします。猛毒によって胸に大きな孔をあけることに成功しますが、不死身となった彼は瞬時に溶けた細胞を再生させ復活を遂げました。孔をあけ崩玉を奪ったギンでしたが時すでに遅し、彼は完全に融合してしまっていたのです。
考察②市丸ギンは藍染惣右介を討つチャンスを逃す
オールバックの髪型に変更し眼鏡を外した藍染惣右介は、護廷十三隊に対して謀反を起こし完全な悪役となります。彼の腹部には崩玉が埋め込まれていますが、まだ融合して一体となってはいない状態です。愛する女性である乱菊の仇を市丸ギンが討つには最後のチャンスだったかもしれません。サナギのような姿の藍染は穏やかに過ごしているため、命を狙うチャンスはたくさんあった時期でもありました。
考察③市丸ギンの攻撃後に黒崎一護が倒す
干し柿が大好きな市丸ギンの命を懸けた攻撃によって藍染の胸に大きな孔をあけることに成功しますが、不死身となった彼は瞬時に復活し、背中には羽が生え、額には第3となる目まで誕生します。進化が止まらない藍染を倒せるものは正義感の強い黒崎一護しかいなくなりました。彼は、「最後の月牙天衝」を扱うことができるようになっていたため、仇を討てなかった市丸ギンに代わって彼を倒しています。
市丸ギンと乱菊・吉良イヅル・ルキアとの関係とは?
市丸ギンと乱菊は恋人関係?
愛する乱菊の宿敵である藍染惣右介の部下となった市丸ギンは、仲間を裏切り謀反を起こした藍染惣右介についていきます。そんな彼と十番隊において副隊長を務めている乱菊は幼少期一緒に住んだこともある幼馴染みだったのです。お腹を空かせて身動きできなくなっていた乱菊を見つけたギンは、自分の大好物である干し柿を渡し、それ以降一緒に住むことになります。お互いに好意を持っているものの気持ちは打ち明けていません。
深い絆で繋がっている2人ですが、幼少期の彼らの過去を知っている隊士はほとんどいないようで、彼が謀反を起こし藍染惣右介の部下となって裏切りを働いた際も誰も乱菊に同情していませんでした。仲間を裏切り旧護廷十三隊から立ち去る際、彼は幼馴染みである乱菊にだけは謝っています。裏切りを働いた理由は彼女の仇を討つためだったのですが、全てを一人で背負う性格の彼は理由を言わずに立ち去っていきました。
市丸ギンは吉良イヅルに信頼されている
下級貴族出身で三番隊で副隊長を務めていた吉良イヅルは、飄々とした性格のかつて三番隊で隊長を務めていた市丸ギンの部下となっています。彼は、上司の意見が絶対だという考えを持っていたために、自分の上司に当たるギンに対しては絶対の忠誠心を持っていました。そのため、自分の上司であるギンの上司となった藍染惣右介にも簡単に利用されるようになります。
真央霊術院において首席で合格するという能力を持っていながらも自分の意見を尊重できない吉良イヅルは、天に立つという野心を抱いている藍染惣右介をはじめ自分よりも上に立つ上司には盲目的に従う傾向がありました。そのため、絶対の信頼を寄せている理由としては、相手を尊敬しているからというよりも上司だからという理由の方が強かったようです。
しかし、理由はどうであれ盲目的に信頼してくる吉良イヅルに対して、上司に当たるギンも悪い気はしていませんでした。度々生真面目な彼にいたずらをしていたようです。自分の目的のために気が強いルキアの処刑を行うように暗躍した藍染惣右介やそれに対して不可解な行動をしていたギンに対しても、少しも疑問に思わずに従っていました。しかし、同期の雛森の重傷を知ってからは自分が騙されていたことに気付いたようです。
市丸ギンは朽木ルキアに冷たい?
少女のような見た目の朽木ルキアの魂に隠された崩玉を手に入れたかった藍染惣右介は、彼女を処刑することで崩玉を手に入れようと暗躍します。第17巻では彼女の処刑が決まって連行されるシーンが描かれていました。双極へ生真面目なルキアが連行されていく道中、クールでかっこいいと評判の市丸ギンは後をついていきます。途中彼女の義兄である朽木白哉は熱血漢の阿散井恋次を倒していました。
彼らの戦いによって霊圧が薄くなったためにギンは彼女に話しかけています。六番隊で副隊長を務めている阿散井恋次は彼女を助けにきており、自分が力を貸せば倒れてしまった恋次やこれから処刑されようとしているキルアも助けられると吹き込んだのです。死を決意していた彼女がふと希望を持った瞬間、彼女の気持ちを粉々に砕くようにギンは「嘘」といい放ちます。彼は人の心を弄ぶ悪役を見事に演じていました。
市丸ギンのかっこよすぎる名言一覧
名言①「門番が“負ける”ゆうのは… 」
「門番が“負ける”ゆうのは…“死ぬ”ゆう意味やぞ。」
門番をしていた兕丹坊は、オレンジの地毛を持つ黒崎一護との勝負に負けたことで門を開けようとします。瀞霊廷に入ろうとした彼らの前に立ちはだかったのがギンです。その際に放った名言が上記の言葉となっています。門を開けた兕丹坊の左腕をバッサリと斬り落としながら、このセリフを放ちました。あまりに冷酷な振る舞いに周囲は恐怖を感じることになります。
名言②「ボク、死神になる。…」
「ボク、死神になる。死神になって変えたる。乱菊が、泣かんですむようにしたる。」
神出鬼没のギンは、突然姿を消すことも多くありました。孤児として出会い、生活を共にしていた2人はいつしか強い絆で結ばれていたのです。そのため、自分が留守の間に凶悪な藍染によって傷づけられた乱菊を自分の一生を懸けて守り抜く決心をした際に放った名言が上記の言葉となっています。この決心によって彼は仲間を裏切り敵の部下となっていますが、真の理由は1人の愛する女性を幸せにするためだったのです。
名言③「ボクと会うた日が乱菊の誕生日や…」
幼くして孤児となってしまった乱菊には自分の誕生日を意識する余裕すらありませんでした。日々命を繋ぐことに精一杯だったのです。幼い彼女はお腹を空かせて道端で倒れ込んでしまいます。そんな彼女に自分の大切な好物の干し柿を与えたのが心優しいギンです。
「ボクと会うた日が乱菊の誕生日や」
2人は話をしていくうちに自分達の誕生日がいつかわからないことに気が付きます。そんな時に心優しいギンから放たれた素敵な名言が上記の言葉となっていました。彼のまっすぐで相手を思いやる気持ちが素直に表現されている素敵な言葉として人気となります。
名言④「ああ やっぱり 謝っといて えかった…」
「ああ やっぱり 謝っといて えかった」
1人の女性を愛し守り抜くことを決心したギンは、最後彼女の仇を討つことができずに死んでいきます。彼の意識が薄れていく時に、最愛の乱菊が駆けつけました。彼女の顔を見た瞬間に放たれた名言が上記のセリフです。仲間を裏切り宿敵の部下になった際に彼は心から乱菊に謝っていました。その意味がどういうことだったのか乱菊も全て理解します。2人の心が繋がった瞬間であり、最後の別れとなりました。
名言⑤「君が明日 蛇となり...」
「君が明日蛇となり人を喰らい始めるとして 人を喰らったその口で僕を愛すと咆えたとして 僕は果たして今日と同じに君を愛すと言えるだろうか」
第47巻で蛇のように比喩さることがあるギンが放った名言が上記のセリフとなっています。彼は自分のことをよく蛇のようだと表現していました。これは愛する乱菊の心情に沿って表現されているポエムのような言葉となっています。いくら愛しているとはいえ自分の行っている裏切りは決して許されないのではと自問自答しているようでもありました。
名言⑥「胸に孔があいて死ぬんや 本望ですやろ…」
「胸に孔があいて死ぬんや 本望ですやろ」
大切にしている乱菊の魂の一部を幼少期に奪っていった藍染を決して許さなかったギンは、それを取り返すために手段を選びませんでした。彼の味方となり近くで彼を殺す準備をしていたのです。彼の弱点を聞き出し今ならいけると思った瞬間に攻撃をしています。彼の神殺鎗の猛毒によって大きな孔が胸にあいた時に放たれた名言が上記の言葉です。彼は内部から細胞が溶けだし死亡するかに見えました。
名言⑦「あぁ、強い目になった…」
「あぁ、強い目になった よかった」
幼馴染みであり愛する女性である乱菊を守るために藍染を倒す決意をしたギンでしたが、自分以外に彼を倒せるのは正義感が強い黒崎一護しかいないと考えていました。作戦が失敗に終わり死にそうになっているギンの傍に駆け付けた黒崎一護の目を見て、自分を超え藍染を倒す域まで達したことを察した際に放たれた言葉です。彼の目を見て安心したギンは後を託し死んでいきました。
名言⑧「もうちょっと捕まっとても良かったのに…」
「もうちょっと捕まっとても良かったのに…さいなら乱菊 ご免な」
天に立つという野心を抱いていた藍染はついに自分の正体を明かし、謀反を起こします。旧護廷十三隊の全員が困惑する中、裏切ったギンを幼馴染みの乱菊は行かせまいと捕まえていました。しかし、虚が放つ光によって手が離れてしまいます。その際に発した言葉が上記の名言となっています。離れたくない気持ちが素直に表現されている言葉ですが、それでも離れていく彼の気持ちは誰にも理解されていません。
名言⑨「僕は蛇や...」
「僕は蛇や」
追いかけてくる乱菊を邪魔だと感じ始めている藍染の気持ちを察したギンは、彼に殺される前に自分で手を下します。彼女と戦ったギンは、飄々とした雰囲気で戻り彼女を殺したと報告しました。その際に放たれた言葉が上記の名言です。冷酷な蛇を装っている彼は、実は愛する乱菊を殺してはおらず眠らせておいただけでした。それによって、彼の本心をなんとなく気付き始めた乱菊だったのです。
市丸ギンと藍染惣右介に関する感想や評価
市丸ギンは飄々として読めないし不気味で終始強キャラ感抜けなかったし
— 🌹牙🌹 (@EmperorKIVA555) June 13, 2020
藍染惣右介と並んで好き
飄々として読めない行動や不気味な振る舞いの市丸ギンは、常に最強なキャラ感を漂わせており多くの人に支持されていました。また、彼の上司である藍染惣右介も高く評価されており、彼らは2人とも強くてクールでかっこいいと大人気でした。彼らを好きだと感想を寄せている人も多かったようです。
LINEニュースで「市丸ギン」について記事が出てて…中学生の私の1番好きだった人が「市丸ギン」で、「市丸ギン」を好きになってアニヲタになったって言っても過言じゃないくらいで…その記事読んで、藍染惣右介に対する憎しみと松本乱菊に対する嫉妬と彼が死んだ悲しみを思い出して病んでる。
— くろにゃん📜 (@dolce_96neko) January 29, 2020
LINEニュースにおいて市丸ギンの記事を読んだ人は複雑な思いを寄せていたようです。中学生の頃に1番好きだった市丸ギンの過去を知り宿敵である藍染惣右介に対して憎しみが沸いたり、彼に一途に愛されている松本乱菊の存在を知って嫉妬したり、仇を討つことができずに死亡してしまった彼の死を悲しんだりして、心が忙しくなった人もいたようです。それほど、想いを寄せていたキャラクターだったのでしょう。
小さい頃はうずまきナルトとうちはサスケと日番谷冬獅郎と藍染惣右介と市丸ギンになりたかったなぁ #Peing #質問箱 https://t.co/GzbIk6QQ0X
— 心の声 (@rimitann_0225) May 27, 2020
最強の実力を持っている市丸ギンや冷酷でありながらも強くてかっこいい藍染惣右介に小さい頃なりたかったと感想を寄せている人もいました。悪役でありながらも凛々しくかっこいい彼らの姿は、多くの子供の気持ちも鷲掴みにしていたようです。そのため、悪役でありながらも憧れのアニメのキャラクターとして2人の名前はよく登場していました。
市丸ギンと藍染惣右介まとめ
いつもニコニコとした表情をしている市丸ギンは、仲間の隊士からは何を考えているのかわからないと言われている存在でした。彼は、愛する女性を守り抜くため宿敵である藍染惣右介の部下になり、彼を倒す機会を伺っていたのです。部下を自分の捨て駒のように扱う藍染は、掴みどころがないギンの腕を認め自分にとっては唯一の副隊長だといい放っています。
しかし、彼もそれほどギンを信用しているわけではなく、自分にとってメリットがあるから一緒にいたようです。最終的には愛する女性の仇を討てなかったギンですが、愛する女性とは心を通わせ、冷酷な藍染を倒すことができる一護の存在を確認して静かにこの世を去りました。