【ハンターハンター】キメラアント(蟻)のキャラ一覧!念能力や強さは?

ハンターハンターのキメラアント編にて一気に登場したキャラクターがキメラアントです。蟻の特徴を持ち、王を頂点に護衛軍、師団長などで構成され様々な身体的特徴や念能力を持ったキメラアントが登場しています。今回はハンターハンターに登場するキメラアントを一覧で紹介しつつ、それぞれのキャラクターの持つ念能力や強さ、ハンターハンター作中での戦闘シーンなどをまとめて紹介していきます。

【ハンターハンター】キメラアント(蟻)のキャラ一覧!念能力や強さは?のイメージ

目次

  1. ハンターハンターのキメラアント(蟻)とは?
  2. ハンターハンターのキメラアント(蟻)のキャラ一覧~師団長編~
  3. ハンターハンターのキメラアント(蟻)のキャラ一覧~師団長で詳細が不明~
  4. ハンターハンターのキメラアント(蟻)のキャラ一覧~王直属護衛軍~
  5. ハンターハンターのキメラアント(蟻)とハンターの戦い
  6. ハンターハンターのキメラアント編の後のゴン
  7. ハンターハンターのキメラアント(蟻)に関する感想や評価
  8. ハンターハンターのキメラアント(蟻)のキャラ一覧まとめ

ハンターハンターのキメラアント(蟻)とは?

ハンターハンターの作品情報

キメラアントについて紹介する前にキメラアントが活躍するハンターハンターについても簡単に紹介しておきます。

ハンターハンターの概要

ハンターハンターは1998年から2020年6月現在まで週刊少年ジャンプにて冨樫義博先生が連載している冒険活劇漫画です。様々な物を収集する「ハンター」を題材としており、その深く作り込まれた世界観と豊富なキャラクター、少年漫画にしてはグロテスクとも言われる程の描写が高い人気を集めています。

ハンターハンターは休載が多い事でも知られる作品であり、連載開始当初から年に10回を超える休載が行われるのが当たり前であり、ジャンプ掲載時にはほぼネームに近い状態になっている程になっていました。ハンターハンターの連載再開時にはネットニュースに取り上げられてしまう程で、ハンターハンターと同時期に連載が開始したワンピースに次いで長い連載期間を誇るにも関わらず発行巻数には大きな差がある事でも知られています。

ハンターハンターのあらすじ

自然豊かなくじら島に住む少年ゴンは、森でキツネグマに襲われている所を偶然にも島を訪れていたハンターの青年、カイトによって救出されます。恩人カイトによって、死んだと聞かされていた父親のジンが生きていてハンターとして世界中で活躍している事を知ります。そこでハンターという職業に興味を持ったゴンは里親のミトの条件をクリアした上でハンター試験を受ける事になります。

見事にプロハンターになったゴンはジンを探す為に手がかりを求めて冒険をするようになります。ジンへの手がかりを求めて辿り着いたジンがかつて仲間と作り出したゲーム「グリードアイランド」に辿り着いたゴンはキルアと協力しビスケの協力を得てこれをクリア、クリアの報酬でジンに会おうとしますが、ジンの仕掛けによってゴンはジンの元ではなくカイトの元に飛ばされる事になります。

生物調査専門ハンターとして仲間と共に生物調査を行っていたカイトに協力する形でNGLへと侵入する事になりますこのNGLにてゴン達が出会う事になるのがキメラアントです。

キメラアント(蟻)とは?

キメラアントはハンターハンターの世界において捕食した動物の遺伝子を取り込む事で子孫にその遺伝子を反映させる摂食交配という特殊な生態を持つ種族の事です。本来は通常のアリより少し大きい程度の大きさですが餌となった種族を気に入るとその種族が絶滅するまで食べ続けるという習性を持っている事から第一級隔離指定種に設定される凶悪な種族になっています。

ハンターハンターの作中において後に登場する事になる暗黒大陸を起源とする外来種と考えられています。キメラアント、つまり元々は蟻の性質が強い為、基本的には女王、王を中心として王直属の護衛軍、師団長、兵隊長、戦闘長、雑務兵と明確に階級分けされた社会構成をしていますが、ハンターハンター作中では女王が人間を食べて繁殖した故に直属護衛軍以下の繋がりはかなり打算的な物になるなど吸収した種族の特徴が大きく反映されています。

またキメラアントの特徴として単純な身体能力は人間より高く外骨格を有している為通常の銃撃などは通用しない体を持っておりそのレベルはハンターハンターの世界においても指折りのハンターと言える1つ星のプロハンターでも勝てないと言われる程で、知能も人間並に持っており、特に護衛軍や師団長に選ばれる者は最初から念能力を発現しているなど念能力者としても高い能力を持ち合わせています。

またハンターハンター作中では人間を食べた事でその身体的特徴は個体毎に異なるようになり加えて個人名を持つようになるなど人間の文化を一部取り入れるような場合もあります。また個体によって度合いは異なるものの前世の記憶を保持している者も多く、より多く記憶を保持している者の中には前世の名前をそのまま名乗っている者、名乗り変える者もいます。

『HUNTER×HUNTER』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

ハンターハンターのキメラアント(蟻)のキャラ一覧~師団長編~

キメラアント(蟻)のキャラ一覧①コルト

ハンターハンター作中数多く登場したキメラアントの中でも比較的初期から軍団に所属していたのがコルトです。キメラアントの女王が最初に食べた人間の兄妹の兄、クルトが前世であり、僅かながらも生前の記憶を有しています。自由意志を持つ者も多い師団長の中でも特に女王への忠誠心が高い蟻本来の性質を強く残した師団長であり、王の誕生に際し瀕死の重傷を負った女王を救うべく、人間に降伏しています。

降伏に際して「人間を襲わない事」を誓っており、キメラアント事件の終結後にも生き残り、メルエムの双子の妹であるレイナ(カイト)を育てています。容姿にはコンドルの性質が加えられており、固有の力こそ見せていないものの念能力も会得しています。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧②ペギー

ハンターハンター作中キメラアントの師団長の中でも参謀格であったのがペギーです。ペンギン型のキメラアントで、前世の影響もあるのか非常に学習意欲が旺盛で知識欲が高く常に分厚い本を抱えています。王であるメルエムの命令よりも女王の命を優先するような行動をしてしまった故にメルエムに殺されてしまうという最後を迎えています。

また死亡後にメレオロンが彼の前世について思い出しており、ペギーの前世は元々敬虔なNGLの人物だった事、メレオロンの里親だった事が明らかになっています。参謀という立ち位置もあって念能力は使用しておらず捕食されるもメルエムは特に能力を習得していない為、固有の能力はなく念能力は使えても基本的なものだけではないかと考察されています。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧③ザザン

キメラアントの世界では王が生まれた後、護衛軍はそのまま王に忠誠を誓うものの、師団長以下は女王の指揮下にあり、女王が死ねばそれぞれに繁殖を行うようになるという特性を発揮し、流星街に居城を構えたのがザザンです。サソリのような尻尾を持つ人形に近いキメラアントで、尻尾を自らちぎる事で巨大なトカゲへの変身能力を持っています。

念能力者としては操作系の能力者で自身の尻尾の針で刺した生物をキメラアントに変異させた上で従属させる事ができる能力「審美的転生注射(クィーンショット)」を有しています。操作系の能力なのでザザンが死ねば従属状態は解除されますがその見た目は元に戻る事はありません。その能力を使用して流星街の住民を襲い部下を増やして世界の支配を目論みますが、幻影旅団のフェイタンに討伐されています。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧④レオル

師団長時代はハギャと名乗り、メルエムの下についたタイミングで名乗り換えたのがレオルです。残忍な性格ながら現実主義で狡猾な思考の持ち主のライオン型のキメラアントで、念能力者としては特質系の能力者です。対象者の能力を知り、相手に恩を売る事で1時間限定ながら対象者の能力を使用できるという能力「謝債発行機(レンタルポッド)」を持っており、この能力を使用してメルエムの能力を使用するつもりでいました。

ハンターハンター作中ではメルエム討伐の為に斥候を行っていたモラウと交戦し、その能力で奪ったモラウの友人であるグラチャンの能力「TUBE(イナムラ)」を使用して勝利を収めようとしますが、モラウがその能力について知っていた事も相まってモラウの策にハマる形でヤブれてしまいました。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧⑤ヂートゥ

レオルと同じく女王の死後自ら王になろうとするもハンター達との交戦からメルエムの元についたチーター型のキメラアントがヂートゥです。チーター型というだけあってスピードには高い自信を持っており自称スピードキングを名乗る程で、実際にその脚力や瞬発力は人間よりも優れた身体能力を持つキメラアントの中でも郡を抜いて高くなっています。

念能力者としては具現化系の能力者でありながら、元々思慮が浅い性格である事も相まって自身のスピードと相性の悪い能力ばかりを作り出してしまいます。ハンターハンター作中では負けるもそのスピードで逃げ出すという展開が多い事から交戦数の多いキメラアントですが、結局まともなハンターとの戦いには1つも勝つ事ができないまま、シルバによって殺されています。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧⑥メレオロン

師団長クラスの中にあって降伏したコルトとも違い、積極的にキメラアントを裏切り、ゴン達キメラアント討伐隊に協力したのがメレオロンです。カメレオン型のキメラアントで師団長時代はジェイルを名乗っていました。師団長の中では戦闘能力はかなり低い反面、女王の死後、他のキメラアントに比べても極めて多い人間の頃の記憶を思い出した結果、里親だったペギーを殺したメルエムへ復讐する為に討伐隊に接触し協力する事になりました。

メレオロンは人間時代の名前であり、その性格や行動がかなり人間臭いキャラクターになっています。特質系の能力者で、呼吸を止めている間、自身の存在の一切を感知できなくなる「神の不在証明(パーフェクトプラン)」という能力を持っています。また神の不在証明を他者に共有する神の共犯者(かみのきょうはんしゃ)という技もあり、ハンターハンター作中ではこの能力を使用して討伐隊を有利に進めるべく協力しました。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧⑦ウェルフィン

師団長でハンターハンター作中で死亡しなかったキャラクターの中でもハンター達への協力姿勢を示す事なく自力で生還したキャラクターの1人がウェルフィンです。具現化系の能力者であるオオカミ型のキメラアントで当初は自ら王になろうと行動を起こし国を裏で操る影の王を目指して行動するようになります。非常に高い猜疑心が強い性格をしており1度疑った相手は決して信用する事がありません。

その具現化系の能力者で猜疑心を反映した卵男(ミサイルマン)という能力を所有しています。対象に対して質問をする事でその真偽を図り、偽りだった場合には相手を攻撃するという能力で、相手を殺す事よりも交渉や取引を前提とした能力になっています。

その高い猜疑心から討伐隊の先行潜入などに気づいており、当日にもフラッタの行動を疑って行動を起こしますが結果としてその高い猜疑心故に敗れる事になってしまいます。人間時代の記憶を鮮明に覚えているキメラアントの1人であり、メルエムに殺されそうになるも奇しくも生還を果たした後、キメラアントからの離脱を宣言して流星街を目指して去っていく事になりました。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧⑧ブロヴーダ

ウェルフィンと同じく、メルエムに帰属した師団長の1人がブロウーダです。ロブスター型のキメラアントで両手のハサミから念弾を放つ事ができる放出系の念能力者になっています。またキメラアントでも珍しく愛称である「ブロウ」と呼ばれる事が多いキャラクターになっています。

ハンターハンター作中ではイカルゴと戦闘になるもイカルゴがトドメを刺さなかった故に生き延びる事ができ、メルエムの死後にはNGLに帰郷しました。生前の記憶はないながらも人間を襲うつもりはなく、NGLに連れ帰った最初に女王に食べられてしまったレイナだった雌蟻型のキメラアントを母親の元に送り届け人里離れた所で暮らすつもりでいましたが、その村で受け入れられる事になりました。

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ハンターハンターのキメラアント(蟻)のキャラ一覧~師団長で詳細が不明~

キメラアント(蟻)のキャラ一覧①ワニ

ハンターハンター作中において繁殖したキメラアントの師団長は約30名程で構成されており上記で紹介した以外に僅かにしか登場しておらず、詳細やメルエム死後の生死などが不明な師団長も何人かいます。メルエムが誕生した際に女王が死に自らが王となるべく旅立った師団長の1人にはワニ型の師団長の姿を確認出来ます。このワニ型の師団長は名前も登場しておらず旅立って以降の動向も確認出来ていません。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧②タコ

ハンターハンター作中ではコルトと同じく女王派としてそばに残った師団長の中でも治癒術を持っているのが白い髭が特徴的なタコ型のキメラアントです。女王はテレパシーでしか喋れない事から、女王の言葉を人間の医者に通訳する役目を果たした他、キメラアントについての詳しい情報を説明するなどしています。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧③クマ

頭にバンダナを巻いたのが特徴的な小柄なシロクマ型のキメラアントの師団長も登場しています。ハンターハンター作中では女王派であり、コルトらと共に女王の最期を看取っています。また女王派の中において人間の頃の記憶を持っている事を話したキャラクターでもあります。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧④カマキリ

ワニ型のキメラアントと同じく女王の死後自ら王になる為に旅立った師団長にはカマリキとトカゲの特性を併せ持ったような師団長も登場しています。長髪で細目、かなりの痩せ型など特徴的な見た目をしていますが、ハンターハンター作中には別段活躍するシーンはありません。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧⑤カメ

ハンターハンター作中で名前が登場していないキメラアントの中で唯一まともに活動している姿が描かれているといえるのがカメ型のキメラアントです。老婆のような姿をしており、部隊を引き連れて餌となる人間を集めている所をジャイロ一派に襲われて返り討ちにあってしまいました。王の誕生後に殺されてしまうという最期を迎えています。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧⑥ネテロに倒された師団長たちの名前

上記の名前が不明な師団長とはまた別にハンターハンター作中ではネテロが倒したとされる師団長が名前だけ登場しています。ハンターハンター作中で登場している名前としてはレイケイ、チオーナ、ガフツ、バイタル、ゴラン、ゼム、ポコロの7つです。彼らに関しては報告の中で名前が上がっただけで姿に関しても描写はありません。

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ハンターハンターのキメラアント(蟻)のキャラ一覧~王直属護衛軍~

王はメルエム

ハンターハンターの作中においてキメラアントの王として女王が生んだのが王です。女王は「全てを照らす光」という意味を込めてメルエムと名付けようと考えていましたが、メルエム自身や護衛軍はその名前を聞いておらず、ハンターハンター作中では接する機会の多い護衛軍などからも王と呼ばれる機会の方が多くなっています。生まれた時からキメラアントという種の全てを託された王であるという自負と自覚を持っています。

生まれた時からの念能力者であり、その能力は捕食した念能力者のオーラを自身の物として取り込み念能力を自身の物として使用、昇華させる事ができるという能力を持っています。その為、能力者を食べれば食べる程に強くなる事ができるという能力を保有しています。実際にプフとユピーを食べた事でその能力を自身の物として昇華して使用する場面も描かれています。

元々は人間は家畜としか考えていませんでしたが、強制的に念能力者を目覚めさせる「選別」の準備中に出会った軍議の王者であるコムギと出会った事で考え方を改め、人間の中にも少数ながら存在する価値がある者がいる事、自身が弱者の庇護者になる事で格差のない世界を創造するという価値観を持つようになります。またコムギから尋ねられた事で自身に名前がない事を不思議に思うようになりました。

ネテロと対峙した際も上記の思想から戦おうとしませんでしたがネテロが女王が残した名前を教える事を条件に戦う事になります。ネテロの決死の「貧者の薔薇」を食らい重傷を負いますがユピーとプフを食べる事で復活しますが最期にはその毒によって死亡する事になりました。ハンターハンター作中でも珍しく生まれる瞬間から死亡するまでが明確に描かれたキャラクターと言えます。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧①ネフェルピトー

ハンターハンター作中において直属護衛軍の中でも最初に生まれた存在である猫型のキメラアントがネフェルピトーです。通称ピトーと呼ばれる特質系の能力者でそのオーラはネテロをして「わしより強くね?」と言わしめる程の不気味さを持ち合わせています。また身体能力にしてもキメラアントの中でも高めで、単純な跳躍で2km先の目的地まで飛ぶ事ができる脚力を持ち合わせています。

念能力者としては特質系の能力者であり、念で人形を作り出す事ができる能力を持っています。人形はそれぞれかなり高度な使用ができ、外科医姿をした玩具修理者は対象の肉体の修復や改造を行う事ができ、傀儡子姿をした人形は死体を操る事ができます。また自身を人形に操らせる事で身体能力を高める「黒子舞想(テレプシコーラ)」という人形も持っています。

直属護衛軍の中でも特にオーラの扱いに長けており、アメーバ状に円を伸ばす事ができる事から傀儡子姿をした人形を使用しての軍隊の指揮と城の警備を担当しています。ハンターハンター作中では討伐隊として突入してきたゴンと交戦。その強さから王の驚異となり得ると判断し、死後の念で自身の死体を操ってでもゴンを倒そうとしますが、最期にはゴンによって活動を停止させられてしまいました。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧②モントゥトゥユピー

ハンターハンター作中のキメラアントの中でも非常に珍しい人間ではなく魔獣との混成型と言われる直属護衛軍の1人がモントゥトゥユピー、通称ユピーです。強化系の念能力者でそのオーラの総量は莫大な量を誇っています。また魔獣との混成という特性故か、かなり荒々しく大雑把な性格をしています。ただ魔獣との混成であったもキメラアントである事には変わらないので他の護衛軍に負けず劣らずの忠誠心を持ち合わせています。

念能力者としては自身の体を戦いやすいように作り変える事ができる能力の持ち主で、平時にも羽を生やしたり格納したりといった使用方法をしています。ユピー自身は単純な性格ながらも学習能力が非常に高く自身の体をどんどん変化させながらもその変化した体に合わせて最適な戦い方をする事ができる程の強さを誇っています。

その学習能力は戦闘でも生かされており討伐隊との交戦の中で最初は力任せの戦い方をしていたにも関わらずナックルとの戦いの中で冷静に戦術を練る事とオーラをコントロールする術を、キルアとの戦闘でオーラを使用して戦う事の奥深さなどを身に着けています。その変化は相手と交渉して能力を解除させる事ができる程であり、対峙したナックルやキルアを驚かせています。

キメラアント(蟻)のキャラ一覧③シャウアプフ

蝶の特徴を持つ直属護衛軍のキメラアントがシャウアプフ、通称プフです。他の護衛軍の2人が王であるメルエムに忠誠心を持っているのに対し、シャウアプフも忠誠心こそ持っていますが「自身が持つキメラアントの王の理想像」を優先するキライがあり、ハンターハンター作中での王の心境の変化をその能力で知ってしまい絶望しながら死ぬという最期を迎えています。

念能力者としては操作系の能力者である他、他者に念能力を習得させる事ができる能力、相手の感情を把握する能力、自身の体を分裂させる事で分身を作り出す事もできるなどその能力の幅は広いです。基本的な念能力ではピトーに劣っており、円も王座の間を包むのが精一杯です。ただしその禍々しさは遠くから見ただけでノヴが戦意喪失してしまう程の禍々しさを持ち合わせています。

直属護衛軍の中では参謀的な立ち位置を務めており、王にも裏工作を仕掛けるなどしています。討伐作戦でのモラウによって隔離されてしまった事もあり直接的な戦闘をするというよりも暗躍が目立つ事になります。

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ハンターハンターのキメラアント(蟻)とハンターの戦い

ハンターとの戦い①カイトとネフェルピトー

キメラアントの調査の為にNGLに潜入したカイト、ゴン、キルア。雑兵程度であれば問題なく倒す事ができる3人でしたがその前に姿を見せたのは、当時まだ王であるメルエムが生まれておらず女王指揮下にあり比較的自由に動く事ができた直属護衛軍のネフェルピトーでした。カイトは対面しただけで死を感じ取りゴンとキルアが逃げる時間稼ぎをするべく交戦し続けます。

ゴンとキルアを逃がす時点で既に右腕を失うというハンデを受けたものの、少しでも時間を稼ぐべく自身の能力である気狂いピエロ(クレイジースロット)を使って戦闘を続けますが最期には首を落とされて死亡してしまいました。カイトの肉体はネフェルピトーによって改造され操り人形として使われる事になります。

後にナックルとシュートによって保護されますが、ネフェルピトーはあくまでも死んだカイトの体を利用しただけで既に死んでいる事を明かし生き返らせる事は出来ないと伝える事でゴンを絶望に追い込んでいます。余談ですが、肉体の一部は女王の餌にされたのかメルエムの双子の妹としてキメラアントになっている事がキメラアント編終結後に判明しています。

ハンターとの戦い②幻影旅団とザザン

女王の死後自ら王になるべく行動した師団長のうち、旅立った後の事が判明しているのは上記でも触れたザザンだけです。流星街に居を構えたザザンは幻影旅団と対峙する事になります。正確には幻影旅団側が誰が早く倒すかの競争をした為に交戦したのは幻影旅団の中でもフェイタンだけになっており、他のメンバーはザザンの能力で生み出された部下と交戦する形になっています。

圧倒的な強さを誇る幻影旅団ですが、フェイタンとザザンの実力は拮抗していました。ザザンは顔を傷つけられたのをきっかけに自身をよりサソリに近づけた状態へと変貌しフェイタンの右腕を奪う戦果をあげますがそれがフェイタンの怒りに火をつけてしまい、許されざる者(ペインパッカー)の太陽に灼かれて(ライジングサン)を発動したフェイタンに敗れています。

ハンターとの戦い③キルアとイカルゴ

ハンターハンター作中で描かれたキメラアントとの戦いの中でも特異な戦いとなったのがキルアとイカルゴの戦いです。その戦いは選別が行われる事を知りキルアがNGLを走り回っている最中に発生しました。非常に高い狙撃能力を持つイカルゴですが、キルアの機転も相まって居場所を特定されてしまいます。狙撃手としてその場を後にしようとしますがキルアに防がれてしまうのでした。

仲間の能力を教えるように脅されるイカルゴは葛藤するも仲間は売れないとして自殺する道を選ぼうとします。しかしそれを助けたのは他ならぬキルアでした。キルアに自身の事を認められた事に感激を覚える中、キルアはオロソ兄妹と交戦し勝利するものの重傷を負ってしまいます。そんなキルアを助けたのがイカルゴでした。以降キルアとイカルゴは交友を深め、イカルゴは討伐に協力するようになります。

ハンターとの戦い④ネテロとメルエム

ハンターハンター作中でのキメラアントとの戦いにおいて最大の戦いといえるのがネテロ会長とメルエムの戦いです。それまでに数多くのキメラアントを討伐してしっかりと準備運動を済ませた上でメルエムに戦いを挑むネテロは高いレベルで拮抗した戦いを見せますが、メルエムの攻撃によってネテロは徐々に削られていきます。左腕と右脚を削ってからはメルエムが徐々に圧倒するようになっていきます。

ネテロの奥の手である零乃掌(ゼロのて)をも受けきったメルエムに対し、ネテロは最期には自身の死と引き換えに発動する身体に埋め込んだ「貧者の薔薇(ミニチュアローズ)」を近距離で発動させる事で爆発によるダメージに加えて爆弾に仕込まれた毒によって毒が回り切るまでの時間が調整されており周囲の者まで殺すという手段で最期には時間差はあるものの両者相打ちという結末を迎えています。

余談ですがネテロのこの「貧者の薔薇(ミニチュアローズ)」による攻撃はメルエムだけでなく、その毒を受けた直属護衛軍のプフやユピー、さらには自ら最期まで王といる事を選んだコムギなども含めて殺害する事になりました。ネテロは実質的に1人でキメラアントの王と直属護衛軍2人を倒したという事になります。

ハンターとの戦い⑤ゴンとネフェルピトー

直属護衛軍の1人であるピトーを倒したのはゴンです。ゴンはキメラアントとの戦いをカイトの救出と生還を目的に戦っていました。ナックルとシュートによって救出されたカイトでしたが既に死んでいる状態にある事を判別出来なかった事も相まってコムギを治療する為に降伏したピトーをカイトの元に連れていきます。そこでピトーによって初めてカイトが既に亡くなっておりピトーの能力でも生き返らせる事は出来ない事を聞かされる事になります。

カイト死亡の事実にピトーへの復讐心を覚えたゴンは、同時に現時点のでの自分にはどうやってもピトーに勝てない事を理解しており、ピトーを倒せる状態にまで自らの身体を強制的に成長させてしまう程の念を練り上げます。実際の戦闘ではゴンがピトーを圧倒し、死後の念で襲いかかってきたピトーに右腕を奪われこそしますが機能停止にまで追い込んでいます。

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ハンターハンターのキメラアント編の後のゴン

ゴンはネフェルピトーとの戦いで再起不能

直属護衛軍であるピトーを倒す事に成功したゴンですが、その代償は大きなものでした。念の力で強制的に成長させた身体は反動でミイラ化してしまい、自身の念の使用による代償である事からハンター協会の除念師でも対応ができず辛うじて生命維持装置をつけた状態で現状維持をするのが精一杯という状況に陥ってしまいます。

ゴンはナニカの能力で復活?

ゴンの再起不能状態を見て動いたのがキルアです。キルアは妹でありゾルディック家で監禁されているアルカの中に宿るナニカの力に頼る事を決意するのです。ナニカの能力には危険が伴うとしてゾルディック家はインナーミッションが発動されますが、キルアはこれを乗り越える事に成功、ゴンはナニカの力を使ってもらい無事に復活を果たします。

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ハンターハンターのキメラアント(蟻)に関する感想や評価

ここからは既にハンターハンターを視聴している人のキメラアントに関しての感想を紹介していきます。ハンターハンターキメラアント編はハンターハンターの中でも人気の高いエピソードになっています。特にキメラアント側にもそれぞれの思想や考え方がある事でハンターハンターの物語全体で見ても深みがありキャラクター性が強いエピソードになっているとする声が多くなっています。

特にメルエムの死に様やピトーの死に様、ゴンのカイトとの死別などハンターハンターキメラアント編の中でも最後の方に描かれた内容はクライマックスにふさわしく涙なしには見れないという声も多いです。ハンターでもキメラアントでもないコムギがもたらした意味などハンターハンターのメッセージ性の強さを感じたとする声も多くなっています。

ただハンターハンターキメラアント編はハンターハンターのエピソードの中でも「感動」「ハッピーエンド」とは違う終わり方だけにエピソード単位でも名作であると同時にもっと良い終わり方が良かったという声や少しでも違う部分があれば全く違う最後が迎えられたのではないかとする考察も行われる事になっています。

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ハンターハンターのキメラアント(蟻)のキャラ一覧まとめ

ハンターハンターの世界においてキメラアントは危険な生物として認識されると同時にハンターハンターキメラアント編はハンターハンターの物語に大きなメッセージ性をもたらしたエピソードとしてハンターハンターのエピソードの中でも高い人気を誇っています。ハンターハンターキメラアント編の人気の一旦を担っているのが様々な特徴を持ちそれぞれの過去なども描かれているキメラアント達です。

多種多様な見た目をしており、能力なども違えば思想や対応なども大きく異なっており、1つの種族でありながら個別の生き物である事が見えるとしてそれぞれに人気があるキャラクターも多くなっています。ハンターハンターキメラアント編は単体で見ても分かりやすいという声も多いのでハンターハンターをまだ視聴した事がない人はハンターハンターキメラアント編だけでも視聴してみてはいかがでしょうか?

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