【ハンターハンター】ギタラクルの正体はイルミ?なぜ変装してハンター試験を受けた?

ハンターハンターの中でも様々なキャラが登場したハンター試験の中で、特に異才を放っていたのがギタラクルです。その正体とはキルアの兄であり、ゾルディック家の長男イルミです。元々変装する能力を持っているイルミですが何故ハンター試験を偽装して受験したのかが疑問に思う人も多くなっています。今回はハンターハンターのイルミがギタラクルに変装した理由についてその強さや能力などと合わせて紹介していきます。

 【ハンターハンター】ギタラクルの正体はイルミ?なぜ変装してハンター試験を受けた?のイメージ

目次

  1. ハンターハンターのギタラクルの正体はイルミ?
  2. ハンターハンターのギタラクルはなぜ変装してハンター試験を受けた?
  3. ハンターハンターのギタラクルはゾルディック家とネテロの関係を知っている?
  4. ギタラクルの強さや戦闘能力
  5. ハンターハンターのギタラクルやイルミの名前の由来
  6. ハンターハンターのギタラクルに関する感想や評価
  7. ハンターハンターのギタラクルまとめ

ハンターハンターのギタラクルの正体はイルミ?

ハンターハンターの作品情報

ここからは、ギタラクルについて紹介する前にギタラクルが活躍するハンターハンターについても簡単に紹介しておきます。

ハンターハンターの概要

ハンターハンターとは1998年から週刊少年ジャンプにて連載された、様々な物を収集する「ハンター」を題材にした少年漫画です。少年漫画としてはグロテスクな描写が多いながらも、作中の独自要素である念能力や魅力溢れるキャラクターが高い人気を集めています。反面休載が非常に多い作品で2020年6月現在までに連載と休載を繰り返しながら連載を継続しており、36巻までが発売しています。

特に2014年以降は休載期間が年間単位になっており、ハンターハンター連載再開に際にはネットニュースにて話題になる程です。深く作り込まれた世界観も人気の秘訣となっている一方で、あまりにも難解な世界観は作中で説明するのが難しくなっています。特に念能力は複雑でありながらも面白い要素として様々な考察が行われるなどしており、様々な考察要素が人気を高める要素になっています。

ハンターハンターのあらすじ

自然豊かな島くじら島に住む少年、ゴン=フリークスは幼少期、偶然島を訪れたハンターをする青年カイトによって助けられます。そしてカイトと出会った事で自分の父親ジン=フリークスが生きている事、有名なハンターとして活動している事を知ります。11歳になったゴンは父親への憧れ、ハンターという職業への憧れを明かし、里親であるミトさんの条件もクリアしてプロハンター試験を受験する事になります。

くじら島からの出発時、同じ船に乗船したクラピカとレオリオと協力しハンター試験の会場にまで辿り着き、本会場ではゴンと同年代のキルアとも親しくなる一方で試験が進む中、様々な受験者が登場していきます。そんなハンター試験受験者の中でも異質な存在として、同じ受験者からも警戒されていたのがヒソカとギタラクルの2人です。

ギタラクルの正体はイルミが変装した姿

ギタラクルとはハンター試験の後も様々なエピソードで登場するイルミが変装した姿です。顔中に持ち手側が丸い針を刺しているのが特徴でハンター試験に登場するキャラクターの中でも直接的な活躍は描かれないながらも異才を放つ存在となっています。その正体であるイルミとはゾルディック家の長男でキルアの兄でもあり、既に一人前として活動している殺し屋です。操作系の念能力であり、その能力を使ってギタラクルに変装する事が出来ます。

キルアはこのギタラクルがイルミである事に最終試験まで気づいておらず、理由は不明ながら家族間でも知られていなかったと推察されています。イルミはギタラクルに変装する際、自身の顔に自身の針を刺す事で実現しており、基本的には変装する時間など制限、制約とは無縁なものの、長時間の変装は疲れるという理由で、ハンター試験の最中には早々に試験内容をクリアした上で、変装を解いて休憩していた事もあります。

『HUNTER×HUNTER』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

ハンターハンターのギタラクルはなぜ変装してハンター試験を受けた?

理由①キルアが受験していたため?

同じハンター試験を受けたキルアはこの時、過保護すぎる家族に嫌気が指したのを理由に家出をして暇つぶし感覚でハンター試験を受験していました。キルアとしては連れ戻される可能性がある上に、別段ハンター試験に拘っているわけではないのでゾルディック家の関係者がいる事に気づけば逃げ出す可能性があります。イルミはキルアの様子を見てくるようにと頼まれてもいる事からキルアからは姿を隠す必要がありました。

実際イルミもキルアがハンター試験を受けている事に驚いたと言う発言をしています。キルアがハンターに興味をもっているとは思っても見なかった為です。イルミとしてもハンター試験を突破しプロハンターの資格を得る必要があった事からキルアを発見した直後にキルアを家に連れ戻そうとするような行動を起こすわけにはいかず、結果、キルアにも知られていないギタラクルとしてハンター試験を受験し続ける必要があったと考察出来ます。

理由②写真を撮らせないようにするため?

ハンターハンター作中では当たり前に登場していますがイルミやキルアの家族であるゾルディック家は伝説の暗殺者一家であり、「顔写真ですら1億ジェニーの価値がつく」と噂される程有名な一家です。殺し屋であるイルミとしても顔は割れていない方が仕事はしやすいはずなので、写真を残さない為という理由でギタラクルに変装して受験したのではないかと考察されています。

ハンター試験は本会場に来た時点ではまだ身分証などは必要なく名前などを偽装したままでも受験は可能です。試験に合格すると受け取る事ができるハンターライセンスには顔写真などの情報も加えられますがその情報すらイルミはギタラクルで登録しています。加えて下記でも紹介するようにハンター試験を取り仕切る会長であるネテロ会長はゾルディック家と関係を持っている事もあり、ゾルディック家であるイルミに配慮した可能性もあります。

元々顔を知られていないので名前さえ偽名にしておけばギタラクルの姿で居続ける必要はないわけですが、それを不可能にしたのがキルアの存在だったのではないかとも考察されています。キルアが不審な行動を起こせば素顔のままでは正体がバレる可能性があり、結果としてキルアにも正体がバレないようにする為にはギタラクルの姿で居続ける必要があったのではないかと考察されています。

余談ですが、ゾルディック家は全員が変装を得意としているというわけでもなく、キルアは素のまま受験していますしゼノも変装などした事もないと発言しています。家のあるククルーマウンテンでは1つの観光名所にもなっており上記の1億ジェニーの価値はあくまでも噂であるという点を踏まえてもイルミが秘密主義的な部分を持っていた故に変装していたとも考察でき、ネテロ会長が協力する理由はない可能性もあります。

理由③ライセンスが必要になった?

作中ではイルミはハンター試験を受験した理由として「仕事上で必要になった」と言及しています。ハンターハンターの世界においてプロハンターの資格とはかなり有能な資格であり、本来は閲覧出来ない物や進入禁止区域への侵入、公共機関や交通機関の無料利用などが許されたりもします。この事から暗殺のターゲットが侵入禁止区域にいるなどの理由でハンター資格を有効に使うという場合は十分に考えられます。

実際ハンターライセンスの説明では作中に「悪用目的で獲得を目指す者もいる」と明言されており、イルミが習得を目指す理由としてはほぼ間違いなくこの理由に該当するのではないかと考察できます。特に対入り禁止区域への侵入権利は殺し屋ならかなり便利に使う事ができる権利といえるのではないかと考察でき仕事で必要になるというのも打倒な理由と言えます。

イルミとして本当にハンター試験を突破する必要がなくキルアを優先するのであれば早々に正体を明かし、実力的にも翌年にキルアがしたように他者を一層して試験を終わらせてしまう事もできました。イルミはハンター試験受験時から既に念能力者であり、針人間を使用すれば相手を操る事も可能なはずなので試験をめちゃくちゃにしてしまう事もできたはずなのです。

しかしそれをせずに真っ当に受験をし上記でも触れたようにキルアをすぐに連れ戻そうと行動せず、合格がほぼ決まった上で初めてキルアを連れ戻す行動を起こした事、途中で猟奇的殺人をしていたヒソカのように失格にならないように行動していた事を考えるとこのイルミがハンターハンター作中で語った「仕事で必要になった」という受験理由はあながち嘘の理由ではないと考えられます。

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ハンターハンターのギタラクルはゾルディック家とネテロの関係を知っている?

ゾルディック家とネテロの癒着関係

上記でも少し触れたようにゾルディック家とハンター試験時点でのハンター協会の会長であるネテロは、長らく関係性を保っているビジネスパートナーという側面を持っています。その関係性は長く、50年以上前にジグ=ゾルディックとネテロは暗黒大陸に共に出向いていたり、現在でもキルアの祖父であるゼノがハンター協会が表沙汰に出来ない荒事を請け負っていたりするなど家族ぐるみでの付き合いがあると言えます。

ハンターハンター作中でもキメラ=アント編にてゼノはネテロからの依頼でキメラ=アント討伐軍にも参加し、メルエムと護衛軍の分断を担当したりしています。その他にもハンターハンターにはネテロ会長と同い年のキャラクターとして、ゾルディック家の家長であるマハの存在などその関係性はかなり深いと考えられます。この事から代々ゾルディック家はネテロ会長と繋がりがある事と考えられています。

ギタラクルはゾルディック家とネテロの関係を知っている?

ギタラクルことイルミはゾルディック家においては既に一人前の殺し屋であり、殺し屋としては父親のシルバや、祖父のゼノとギブアンドテイクをするような対等の関係にあります。その為、イルミは独自の考えで行動している場合も多くなっています。反面ゾルディック家はゼノとシルバ、イルミとカルトとマハのように家族で暗殺をこなす場合も多い事からゼノとネテロが繋がりを持っている事をイルミが知っていても不思議ではありません。

とはいえ個々人の交友に関して口出しする事はないのでゼノが知らせないようにしていれば知らないという場合も十分に考えられます。実際ゼノはシルバと組む事が多く、イルミは作中ではカルトと行動を共にする事が多い事からも、ハンターハンター作中では明かされていないハンター協会の表沙汰に出来ない荒事の内容次第とはいえイルミがネテロとのパイプについて知らされていない可能性は十分に考えられます。

特に現在ゾルディック家の当主であるシルバは長男であるイルミではなく、キルアを後継者として想定しており、ゼノもキルアに対して甘いなどしている事、既にイルミは一人前であるとしてヨークシン編のように同じタイミングで別々に仕事を受けている事もある事を考えるとゾルディック家が持つパイプをイルミに知らせていない可能性も考えられます。

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ギタラクルの強さや戦闘能力

ギタラクルは強い?

ハンターハンター作中ではハンター試験の他、ハンター協会会長選挙の時にもイルミはギタラクルとして登場しています。ただハンターハンター作中ではギタラクルとしての戦闘シーンは描かれていません。ハンター試験においても優秀な成績を収めるなどはしていますが、その過程は描かれていません。ただキルアが正体に気づく前からギタラクルを警戒する様子が描かれているなどその強さに一旦は見え隠れしていたと考察されています。

元々がイルミの変装である為、ポテンシャルが高いのは間違いありませんが、ギタラクルになる際に多数の針を使用している事もありイルミの念能力をどこまで使用できるのかでも強さが変わると考察されています。ギタラクルの状態でもイルミが他に使用する念能力を問題なく使用できるのであればその強さは作中でも圧倒的な戦闘力を誇ると言えますが、制約があるのであればその能力が抑えられる場合もあるのではないかと推察できます。

イルミの念能力

イルミの念能力は操作系の能力で、針を刺したものを操る事ができます。主に対人相手に利用され、単に肉体を操作するだけでなく、相手に自白を強要したり、暗示をかけたりも出来ます。針さえあれば多人数を1度に、或いは長期間に渡って操作する事が可能で、キルアを教育した際にも頭に針を刺しており、勝てない相手からは逃げろという暗示をかけ続けてたりもしています。

また針を自分に刺す事で顔を変化させる事が可能であり、ギタラクルになる時には自分の顔に針をいくつも刺しています。一応針を使わずとも顔を変化させる事は出来ますが時間制限が出来てしまうなどの欠点があります。その為、長時間他者にその姿を晒す必要がある場合などは針を使用してギタラクルとして活動しており、またハンター試験での経緯からかハンターとして表舞台に顔を出す時にもギタラクルとして登場しています。

さらにハンターハンター作中、インナーミッションで使用された針人間という能力も持っており、オーラを込めた特別性の針を頭にさせる事で、相手を従属させ身体能力を向上させる事ができます。イルミはこの能力を一般人に使用している事もあり、念能力に耐性を持たない一般人は刺された相手は廃人になってしまいます。イルミのこの能力の恐ろしい点は身体能力の向上の他、多人数を同時に操れる事にもあります。

余談ですが、ハンター協会はこのイルミの能力を把握していますが、イルミが殺し屋であり一般人すらも容赦なく利用するような危険人物であり、ゾルディック家の中でもターゲット以外を殺さない事を是とするゼノと違い依頼にある者以外でも容赦なく殺害する性格の持ち主である事からその能力について公表したりせずにいます。

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ハンターハンターのギタラクルやイルミの名前の由来

ギタラクルの名前の由来を予想

ハンターハンターのキャラクターの名前、特にサブキャラクターの名前の由来は元々の名前の由来となった言葉の1文字ズレになっているキャラクターが多いです。ギタラクルもこの1文字ズレ理論に当てはまるキャラクターだとされ、キャラクター名の由来は「来たら、来る」ではないかと考察されています。

イルミの名前の由来

主要なキャラクターであるイルミには様々な由来が考察されています。イルミネーション説、秘密結社イルミナティ説などが唱えられており、特に秘密結社イルミナティ説は、元になっている言葉がイルミの性格を現しているのではないかとして肯定的な意見が多くなっています。加えてイルミを含めたゾルディック家の5人兄弟は長男であるイルミを筆頭にして名前がしりとりになっている事も知られています。

ちなみにイルミを含むゾルディック家の名前の由来はアメリカで1968年~1974年にかけて実際に起こった連続殺人事件にして未解決事件でもある「ゾディアック事件」からだと考察されています。ゾディアック事件とはその不可思議な事件性から様々な創作物で題材に扱われる程有名な事件となっています。

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ハンターハンターのギタラクルに関する感想や評価

ここからは既にハンターハンターを視聴した人のギタラクルに関しての感想を紹介していきます。ギタラクルはその見た目が怖いという人が多く、また針を抜き、ギタラクルからイルミに戻るシーンなども怖いという印象を持つ人が多くなっています。特にギタラクルは活躍が直接描かれる事がないにも関わらずヒソカと交友を持っている様などが描かれていた事も恐怖を高める要因となっています。

ただハンターハンターの中でも不思議な点としてキルアがギタラクルの正体に気づかなかった事に大しては疑問符を呈する声も多いです。顔こそ変えていますがイルミは服装もギタラクルから変更しておらず、ハンター試験当時念能力について知らなかったとはいえキルアは気づくべきだったのではないかとする声も多くなっています。

そもそもキルアは家族に多数の念能力者がいるにも関わらず念能力者の存在を知らなかったというのは無理があるのではないかとも考察されており、実はゾルディック家内でもそれぞれの能力について知らない部分がそれぞれに多いのではないかとも考察されています。とはいえ念能力以外にも気付ける要素はあったはずで洞察力の高いキルアが気づけなかった、違和感を覚えなかった事が不思議というファンも多いです。

またイルミは何故ギタラクルの顔を選んだのかを疑問視する声もあります。イルミは針なしでも顔を変える事ができ、ヒソカに変装する事もできる事からその顔は自在であるはずであるにも関わらず、敢えて目立つギタラクルにした理由が分からないとする声も多く上がっています。

不気味な容姿にする事で人を遠ざけていた説や針を指して長時間変装する関係上、不気味になるのは仕方がないのではないか説、実はイルミにも変装する姿はそこまで選べないのではないか説、イルミ自身が変装さえ出来ていれば何でもよかった説なども唱えられていますが、とはいえもう少しやりようがあったのではないかとも考察されています。

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ハンターハンターのギタラクルまとめ

ハンターハンターのギタラクルとはイルミが変装した姿であり、ハンター試験など殺し屋としての顔を知られない方がいい場面などにおいて使用する偽名でもあります。ギタラクルの状態での戦闘シーンは描かれていないのでその強さは不明ながらキルアからはギタラクルの状態でも警戒されるなどその異質さを放っていたと言えます。とはいえその正体がイルミという事を考えればその強さは容易に想像できると言えます。

ハンターハンターではイルミとしての活躍も目立ちますがハンター協会会長選挙にはギタラクルとして再登場するなどイルミは便利に使い分けているので今後も作中で再登場する可能性は十分にあります。ギタラクルの再登場にも注目しながらハンターハンターを視聴してみてはいかがでしょうか?

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