【鬼滅の刃】不死川実弥はおはぎが好き？内緒にしていた？バレたシーンも紹介

不死川実弥は、那田蜘蛛山での戦い後の柱合会議で登場したキャラクターです。鬼を嫌悪しており、当初は鬼殺隊であるにも関わらず鬼を連れていた炭治郎に処罰を下すことを望んでいました。

「鬼滅の刃」は、人を捕食する鬼を退治する鬼狩の少年を主人公とした漫画です。「週刊少年ジャンプ」で2016年から2020年にかけて連載され、話数は全部で205話になります。

主人公・炭治郎が炭を売りに街へ出かけ家を留守にしている間、家族は鬼に惨殺されます。ただ一人息のあった禰󠄀豆子を背負い助けを求めて外に出ました。しかし、彼女は鬼の血液が混入したことで鬼となり、炭治郎に襲い掛かります。助けにやってきた鬼狩の義勇は、禰󠄀豆子を人間に戻したいと願う炭治郎に、自身の師匠である鱗滝の元を尋ねるよう助言しました。

不死川実弥は、鬼殺隊の最高位に位置する柱に所属する隊士で、風の呼吸を使います。顔身体の大きな切り傷があり、鋭い目つきが特徴です。弟に炭治郎と同期の玄弥がいます。鬼殺隊の隊服は、ボタンを外して前を大きく空けており、その上に髪の色と同じく白い羽織を羽織っています。強面で性格も怒りっぽいですが、話し合いの場で途中退席しようとする義勇に腹を立てたりなど、協調性があります。

誕生日は11月29日で、星座は射手座です。年齢は21歳で、成人しています。趣味にカブト虫の飼育をあげていました。好物はおはぎであるため、甘いものは好きなようです。アニメ「鬼滅の刃」で不死川役を演じた声優は、「ポケットモンスター」ケンジ役、「ドラえもん」スネ夫役などを演じたことでも知られる関智一でした。

強面の不死川ですが、おはぎが好きだったことが判明しました。刀鍛冶の里で、炭治郎、蜜璃、玄弥、禰󠄀豆子の4人は上弦の肆・半天狗を、無一郎は上弦の伍・玉壺を倒します。この戦いで、禰󠄀豆子は太陽の下を歩けるようになり、片言ながら喋ることができるようになりました。各地に出没していた鬼は、姿を表さなくなり、忙しかった柱にも時間ができます。

こうしたことから、柱が直々に隊士たちに稽古をつける柱稽古が行われることになりました。怪我をしていた炭治郎は、みんなよりも少し遅れて稽古に参加します。順調に稽古をクリアして柱の家を回る中、不死川の柱稽古に到達しました。不死川の稽古は、打ち込みの稽古で、非常に過酷で厳しいものでした。炭治郎は、初日から全身の腫れと吐瀉物にまみれます。休憩時間の最中、玄弥が不死川に話しかけます。

不死川は、玄弥の話を聞こうとせず、鬼殺隊をやめるように言い残して去っていこうとしました。その態度にショックを受けた玄弥は、鬼を食べて戦ってきたことを明かします。告白した後、不死川に目を潰されそうになった玄弥を、炭治郎が助けました。不死川と炭治郎は喧嘩になり、周囲の隊士たちが止めようとするも夕方まで喧嘩は続きます。炭治郎は、不死川の稽古を中断して、最後の柱稽古である行冥の元へ向かいました。

柱稽古は、それぞれの柱の家で行われました。不死川の柱稽古を一日しか受けられなかった炭治郎でしたが、家中に充満するおはぎの匂いに気づいており、不死川の好きな食べ物がおはぎであることを知ります。

柱稽古が終了した後、炭治郎は、義勇と不死川が木刀で技をぶつけ合っている所に偶然居合わせます。しかし、技を出し合う中で衝撃に耐えられなくなった木刀は、ひびが入り壊れました。殴り合いで決着をつけようとする不死川を、炭治郎は隠れていた草陰から飛び出して止めます。柱稽古で喧嘩をして以来、炭治郎と不死川は、接触を禁じられていました。

そのことを指摘する不死川でしたが、炭治郎は全く気にした様子がなく、おはぎの奪い合いで喧嘩をしているのかと聞きます。バカにしていると感じた不死川は、怒りをにじませますが、炭治郎は本気で聞いていました。柱稽古の時に不死川の屋敷に行った時、おはぎの匂いが充満していたことから、彼の好物がおはぎであることを知ったと明かします。不死川の好物を初めて知った義勇も、改めて好きな物はおはぎなのかと聞き返しました。

不死川は、好きな食べ物がおはぎであることを知られるのが恥ずかしかったらしく、顔を真っ赤にして炭治郎を殴り飛ばし、そのまま怒って去っていきます。殴られて意識を取り戻した時、近くにが義勇がいました。義勇は、柱同士で手合わせをしていただけで、喧嘩していたわけではないと誤解を解きます。炭治郎は、勘違いして稽古の邪魔をしてしまったことを義勇に謝罪しました。

不死川の好きな食べ物がおはぎであることを知った義勇は、仲良くなる糸口が掴めたことを喜びました。そして義勇は、今度彼の好きなおはぎを渡して親睦を深めていこうと考えます。炭治郎も、義勇の案を良い案だとして、自分もおはぎを渡すことに決めます。天然な義勇と炭治郎は、おはぎが好きということを知られたくなかった不死川の気持ちを察することができませんでした。

不死川と玄弥は、両親とたくさんの兄弟と共に育ちました。母親は小柄で働き者でしたが、父親は妻や子供に暴力を振るう横暴な人間で、外で恨みを買い刺し殺されたといいます。ある日、なかなか帰ってこない母親を、長男の不死川が探しに行きました。家の戸が叩かれる音がし、開けると中に獣のような何かが侵入して、兄弟たちを襲い殺していきます。

そこへ、不死川が助けに現れ、兄弟たちを襲った獣を外に連れ出し、明け方まで抑え込みました。獣の正体は、鬼と化した不死川たちの母親で、朝日が登ったのと同時に崩れ去っていきます。包丁を持って横たわる母親の前に立つ兄を見た玄弥は、ショックのあまり不死川を人殺しと罵りました。

鬼になった母親を殺した不死川は、その後大量の刃物を持って鬼に挑み、縛って太陽に当てて退治するようになります。そんな中、鬼殺隊の隊士・粂野匡近と出会います。不死川は、彼を善良な人間だったと評価していました。

粂野匡近は、不死川に育手を紹介し、鬼殺隊に入る道を示してくれた恩人でした。鬼殺隊に入った不死川は、粂野匡近と当時の上弦の壱を倒します。粂野匡近はその戦いで戦死し、不死川は功績を認められ柱に昇格しました。

不死川が使う全集中の呼吸は、風の呼吸というもので、適した剣士の刀の色は緑に染まります。素早く広範囲を攻撃できる技が多くあるのも特徴の一つです。霞の呼吸は、この風の呼吸から派生した呼吸法であるとされています。

実弥の日輪刀は柄の部分が菱形が円状に連なった形をしています。柄に近い部分に、惡鬼滅殺という文字が刻まれていました。色は、風の呼吸法が合っているとされる深みのあるグリーンです。

痣が身体に出現することによって、隊士たちは飛躍的に能力が上がります。痣は、全ての鬼殺隊の隊士に出るものではなく、出現条件も不明で、それぞれ形や出る場所なども異なります。不死川は、異空間無限城で遭遇した黒死牟との戦いで、身体に痣が出現しました。4つの羽からなる傘グルマのような形で、左右に小さな丸い点があります。

稀血とは、非常に珍しい血のことであり、この血を持つ人間は一般的な血の人間の数百人分の栄養に匹敵する場合もあります。鬼にとって稀血の人間は、価値の高いものとされています。黒死牟との戦いで、不死川がこの稀血の持ち主であったことが明かされます。

不死川の血は、匂いだけで鬼を酔わせる効果があり、稀血の人間の中でもさらに珍しいとされていました。自身の血液が特別であると気づいたのは、鬼になった母親と戦った時だったといいます。戦いの中で、怪我をして出血した時に、母親の様子がおかしくなったからでした。

炭治郎は、那田蜘蛛山の戦いで、鬼の妹・禰󠄀豆子を連れていることを知られてしまいます。炭治郎と禰󠄀豆子は拘束され、産屋敷邸に連れて行かれ柱合会議にかけられることとなりました。鬼に強い恨みと不信感を持っていた不死川は、産屋敷が来る前に禰󠄀豆子の入っていた木箱に日輪刀を刺します。炭治郎は、縛られた身体を動かして不死川に頭突きを入れて禰󠄀豆子を守りました。

登場した産屋敷に、炭治郎と禰󠄀豆子の処罰を求める意見を出します。産屋敷は、炭治郎が鬼を連れていたことを容認しており、柱たちにも理解を求めました。会議の場で、鱗滝の手紙が読み上げられます。手紙には、禰󠄀豆子が人を襲った場合、炭治郎、義勇、鱗滝が切腹して詫びると記されていました。

不死川は、人を襲わない証明にはならないと反論し、禰󠄀豆子が入った木箱の上に自身の血液を浴びせます。本能のままに襲いかかると予想した不死川でしたが、禰󠄀豆子は襲いかかることはありませんでした。予想しなかった出来事に、不死川は驚きの表情を見せます。

刀鍛治の里での戦い後、禰󠄀豆子は鬼の弱点だった太陽を克服し、カタコトながら喋ることもできるようになります。その後、なぜか各地に出没していた鬼は姿を表さなくなり、担当区域の警備に務めていた柱にも時間のゆとりができました。これからのさらなる厳しい戦いに備え、柱自ら隊士たちに稽古をつける柱稽古が行われることになります。

柱稽古とは、柱の元を隊士たちが順番に周り、合格点をもらったら次の柱の元に行くというものでした。炭治郎は、順調に柱稽古をクリアしていき、不死川の家で稽古をつけてもらうことになります。匂いが不死川の家に充満していたたことから、好きな食べ物がおはぎであると知られてしまいました。不死川の柱稽古は、休みなく打ち込みをする過酷な訓練でした。

吐いて倒れるまで休みはもらえず、順調に稽古をこなしてきた善逸も途中で逃げ出そうとしますが、あえなく連れ戻されます。柱合会議で禰󠄀豆子を切ったことを許していなかった炭治郎は、稽古前に不死川のことを認めていないと発言しました。この発言のこともあり不死川は、炭治郎に特にきつく稽古をつけます。初日でしたが、炭治郎は身体中が腫れ、吐瀉物でまみれていました。

ようやく休憩をもらいますが、その時に廊下で不死川と弟の玄弥が話しているのを影から見守ります。玄弥は、過去に鬼になった母親から自分を守ってくれた不死川に対して、人殺しと言ってしまったことを謝ろうとしました。不死川は、玄弥に鬼殺隊をやめるように言って去ろうとします。去ろうとする不死川の後ろ姿に玄弥は、鬼を食べて今まで戦ってきたと告白しました。

その言葉を聞いた不死川は、怒って玄弥を再起不能にして鬼殺隊から追い出そうとします。影から様子を伺っていた炭治郎は、飛び出して玄弥を助けました。助けた拍子に襖を突き破り、2人は外へ倒れこむようにして出ます。炭治郎と不死川は喧嘩になり、周囲にいた隊士たちはそれを止めようとしました。喧嘩は、夕刻まで続き、炭治郎と不死川は接触を禁止されます。

鳴女の能力によって無惨は、産屋敷邸の場所を突き止め襲撃に訪れます。隊士たちは、襲撃の報告を受けて現場に駆けつけますが、屋敷は産屋敷本人によって爆破されました。無惨は、襲いかかる隊士たちを異空間無限城に落とします。バラバラになる中、霞柱の無一郎は、上弦の壱の鬼・黒死牟と遭遇し拘束されました。一方、隠れて様子をうかがい倒そうとしていた玄弥は、あっけなく見つかり胴体を切り刻まれます。

黒死牟が玄弥にトドメを刺そうとする中、不死川が颯爽と助けに現れました。不死川は、玄弥を切り刻んだ黒死牟に対し強い怒りを露わにします。さらにそこで、今まで玄弥に冷たく接してきたのは、鬼とは無縁の平和な環境で幸せに暮らしてほしかったからと明かしました。遅れて行冥、拘束から自力で抜け出した無一郎も加わり、戦いは激化していきます。

玄弥は、切られた胴体をくっつけるために近くに落ちていた黒死牟の髪を食べ、再生能力をあげます。黒死牟と戦う不死川、行冥、無一郎を見ながら、自分の不甲斐なさに打ちひしがれる中、弱い人間は状況を変えられる可能性を秘めているという炭治郎の言葉を思い出します。それが後押しとなり玄弥は、懐に隠し持っていた黒死牟の折れた刀の刃先を口にしました。

鬼化が進んだ玄弥は、血鬼術を使えるようになります。戦う前に無一郎は、黒死牟の動きを封じることができたら、自分のことは気にせず攻撃してくれて構わないと言っていました。彼の刀は、黒死牟の胴体を貫通し、動きを止めることに成功します。玄弥は、血鬼術を使い、抑え込む無一郎と共に黒死牟をその場に固定しました。首を取れる機会が訪れ、不死川、行冥は黒死牟に挑みます。

その瞬間に黒死牟は技を使い、無一郎と玄弥を切り裂き致命傷を負わせました。死ぬ間際でも、2人は黒死牟を拘束し、これによって行冥と不死川は首をとることに成功します。首は一度再生しますが、無一郎が刀を刺していた場所が崩れ、再び討ち取られました。行冥は、気絶していた不死川を、もう時期消え去る玄弥の隣に置きます。意識を取り戻した不死川は、死に際の鬼のように崩れて去っていく玄弥を見て慌てました。

玄弥は、過去に自分を鬼になった母親から助けてくれたにも関わらず、人殺しと言ったことを謝罪します。遺体が崩れ消え去っていきました。不死川は、行冥と共に最終決戦である無惨を倒しに向かいます。

黒死牟を倒した不死川と行冥は、無惨討伐に向かいます。不死川は、無惨に液体をかけて火を放ち、憎悪を露わにしました。無惨は、珠世が作った鬼を人間に戻すことができる薬を解毒していました。首を切っても倒すことができないため、日の光が登るまで足止めする必要がありました。柱と無惨の激しい攻防戦が続く中、蜜璃は大怪我を負い小芭内に安全な場所まで連れて行かれます。

さらにそこへ、目隠しの術で姿を隠した善逸、伊之助、カナヲも応戦にやってきます。不死川は、自身の日輪刀を義勇の日輪刀とぶつけます。これにより、2人の日輪刀は赫刀へと進化しました。不死川は、目隠しの札を使いますが、無惨の大きな攻撃によって弾き飛ばされ負傷します。そこへ、炭治郎も登場し戦いに加わりました。

鬼殺隊は無惨を倒しますが、生き残った柱は義勇と不死川の2人だけでした。2人は、現当主の産屋敷輝利哉に呼ばれ、最後の柱合会議が行われます。会議で輝利哉は、無惨を倒し世の鬼が全て消滅したため、鬼殺隊を解体することを発表し、頭を下げて今まで戦ってくれたお礼をいいました。一方、カナヲは、彼岸朱眼の技を使い視力が悪くなりました。彼女を気遣った不死川は、小芭内の相棒の蛇・鏑丸を彼女に渡します。

禰󠄀豆子は、廊下で不死川に会い、元気よく挨拶します。不死川は、彼女に無惨を倒した後、気絶していたことなどを謝罪しました。禰󠄀豆子は、自分も2年ほど眠っていたことがあるといい、寝ることが好きだと明るく返します。彼女の言葉に幼い玄弥の面影を見た不死川は、禰󠄀豆子の頭を優しく撫で別れの言葉を残して去って行きました。

不死川には、優しく愛情深い母親がいる一方で、暴力的で粗暴な父親がいました。父親はどこかで恨みを買い、刺されて亡くなります。玄弥と共に母親と兄弟たちを守って生きていこうと約束する中、鬼になった母親が兄弟たちを殺していきます。唯一生き残った玄弥を守るため母親を殺し、その玄弥も戦死しました。不死川の境遇があまりにもかわいそうだといった意見も多くあります。

不死川は、玄弥を鬼とは無縁の平和な環境で幸せになってもらいたいと思っていました。しかし、玄弥は、黒死牟との戦いで亡くなります。不死川と玄弥の別れのシーンに感動したといった感想も多くありました。

「鬼滅の刃」204話で不死川は、彼岸朱眼を使ったことで視力が悪くなったカナヲのために、鏑丸を届けています。禰󠄀豆子に対しても玄弥の面影を重ね合わせ、優しく頭を撫でていました。優しいといった評価も多くあります。

「鬼滅の刃」不死川は、鬼に対して強い憎悪の念を抱いており、鬼の禰󠄀豆子のことも快く思っていませんでした。第一印象が怖いといった感想や好きになれないといった感想も多くありましたが、話数が進むに連れ優しい人柄がわかるシーンが多くなり、好きになったといった感想も多くあります。

「鬼滅の刃」不死川の好きなおはぎの話、その他活躍シーンなどを紹介してきました。強面で怒りっぽく好戦的ですが、協調性があり仲間や家族を大切に思う優しさも持ち合わせています。最終決戦での活躍シーンも話題となりました。