【鬼滅の刃】黒死牟と無一郎の関係を考察!先祖と子孫?継国厳勝とは何者?

『鬼滅の刃』には無一郎という鬼殺隊の剣士が登場します。無一郎は日の呼吸の剣士の子孫だといわれているキャラクターです。『鬼滅の刃』の無限城編では上弦の壱の黒死牟という鬼と戦いました。戦いの中で黒死牟の正体が継国厳勝だと判明し、無一郎との関係が明らかになります。この記事では、黒死牟と無一郎の関係を紹介します。また、黒死牟が使っている月の呼吸に関してもまとめています。

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目次

  1. 黒死牟と無一郎とは?
  2. 黒死牟と無一郎の関係は先祖と子孫?
  3. 黒死牟・継国厳勝の家系や技の伝承方法
  4. 黒死牟の子孫だと噂の時透無一郎を考察
  5. 黒死牟の月の呼吸を考察
  6. 黒死牟と無一郎に関する感想や評価
  7. 黒死牟と無一郎の家系まとめ

黒死牟と無一郎とは?

鬼滅の刃の作品情報

黒死牟と無一郎は『鬼滅の刃』に登場するキャラクターで、作中では敵同士です。しかし単なる敵同士というわけではなく、意外な関係性がありました。ここでは黒死牟と無一郎の関係について紹介する前に、まずは『鬼滅の刃』の作品情報を紹介します。

鬼滅の刃の概要

『鬼滅の刃』は2016年から週刊少年ジャンプで連載されていた少年漫画です。2020年5月18日に全205話で完結しました。アニメ化をきっかけに大ヒットし、「オリコン年間コミックランキング2019」では第1位を獲得しました。2020年には映画化が予定されており、さらには「煉獄外伝」が連載されることが決定しています。

鬼滅の刃のあらすじ

『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎は、ある時鬼舞辻無惨という鬼に家族を殺されてしまいます。唯一生き残っていたのは妹の禰豆子だけでした。しかし禰豆子は鬼にされてしまいます。禰豆子は駆けつけた鬼殺隊の冨岡義勇によって殺されそうになりますが人を襲わないと判断され、炭治郎は鬼殺隊の剣士の育手である鱗滝左近次を紹介されます。こうして炭治郎は妹を人間に戻すために鬼舞辻無惨を探します。

黒死牟のプロフィール

黒死牟は無惨が鬼にした者達の中でも一番強い上弦の壱です。目が6つあり、真ん中の2つの目に「上弦」と「壱」の文字が刻まれています。無限城で無惨が上弦の鬼達を招集した時に初登場しました。剣を持って戦い、血鬼術と月の呼吸をあわせた技を使います。人間の時は継国厳勝という名前で、始まりの呼吸の剣士である縁壱の双子の兄でした。

無一郎のプロフィール

無一郎は鬼殺隊の剣士で、その中でも最も強い柱の一人です。霞の呼吸を使う「霞柱」と呼ばれています。年齢は14歳で、たった2ヶ月で柱になった天才でもあります。剣の腕前だけでなく強い精神力も持っており、黒死牟と対峙した時は怖じ気づきながらもすぐに平常心を取り戻しました。過去がきっかけで記憶喪失になっていましたが刀鍛冶の里で記憶を取り戻しました。

「鬼滅の刃」公式ポータルサイト

黒死牟と無一郎の関係は先祖と子孫?

無一郎の家系は謎に包まれている

無一郎はきこりをしていた両親の元に産まれました。しかし母は病気で亡くなり、父は病気の母のために薬草を採りに行った時に崖から転落して亡くなりました。親戚など居なかった無一郎は兄とともに家業を継いでほそぼそと暮らしていました。里には降りず山にこもっていたので、無一郎の家系は謎に包まれていました。

黒死牟と無一郎は先祖と子孫だった?

両親を亡くした無一郎は頼る親戚もおらず、兄とともに暮らしていました。そんな兄弟の元に訪ねてきたのが産屋敷耀哉の妻・あまねです。あまねは無一郎達が始まりの呼吸の子孫であると言い、鬼殺隊へと勧誘しました。ただ、あまねがどのようにして無一郎にたどり着いたのかは謎です。

黒死牟は無一郎をスカウト

黒死牟は無一郎をひと目見ただけで自分の子孫だということを察しました。無一郎は突然目の前の鬼との関係が先祖と子孫だと言われて驚きます。しかし無一郎はすぐに心を落ち着かせます。黒死牟はまだ子供でありながらも強い精神力と剣才を持ち、すでに痣が出ている子孫の無一郎を気に入って鬼化させようとしました。

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黒死牟・継国厳勝の家系や技の伝承方法

継国厳勝は始まりの呼吸の剣士?

継国厳勝は始まりの呼吸の剣士ではありません。継国厳勝は月の呼吸を使う剣士で、始まりの呼吸といわれる日の呼吸を使う剣士は弟の縁壱のことです。2人は双子で生まれ、兄の継国厳勝が優遇されて育てられました。しかし縁壱は生まれながらにして透き通る世界が見えており、剣の天才でした。ほぼ軟禁状態で過ごしていたのですが、ある時たまたまその才能が露見します。

それから継国厳勝と縁壱の立場は逆転しました。2人の父は継国厳勝ではなく縁壱を跡継ぎに考えました。しかしその直後母が病気で死に、縁壱は継国厳勝に挨拶をして家を出ていったのです。その後縁壱は最愛の妻と子供を殺されてしまい、鬼殺隊に入りました。それまでの鬼殺隊では属性を使う剣技はあったものの、呼吸法は使われていませんでした。

そんな鬼殺隊の剣士たちに自分が編み出した呼吸を教えたのが縁壱でした。だから縁壱の使う日の呼吸は始まりの呼吸といわれているのです。継国厳勝は戦時中に鬼に襲われていたところを縁壱に助けられ、鬼殺隊というものを知りました。継国厳勝は縁壱に対しての劣等感が膨れ上がり、妻と子供を捨てて鬼殺隊に入りました。

継国厳勝の技の伝承方法やヒノカミ神楽との関係

継国厳勝は技の伝承について縁壱と話しているシーンがあります。縁壱の日の呼吸は最強といわれており、当時の炎の呼吸の剣士もその強さに士気を失ったほどです。継国厳勝は自分達の呼吸を後世に伝えていくべきだと言いました。誰も縁壱の日の呼吸を使うことができる剣士がいなかったからです。しかし縁壱は無理に伝承する必要はないと言いました。

縁壱はきっと自分達と同じところまで上り詰める者達が後世にも現れると信じていました。継国厳勝はその言葉に納得できず、不服そうにしていました。その後継国厳勝は誰にも月の呼吸を伝承せず、鬼となって生き続けることを選びました。一方で縁壱は、たまたま助けた炭吉という男に技を見せてくれと言われ、一度だけ技を見せました。

炭吉はその技をしっかりと見ていました。そして今まで誰も受け継ぐことができなかった日の呼吸を、ヒノカミ神楽として後世に伝えたのです。縁壱は何気なく技を見せただけで、意図せずに日の呼吸が炭治郎まで伝承されることになったのです。

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黒死牟の子孫だと噂の時透無一郎を考察

考察①二重人格?

無一郎は記憶を保つことができず、呆けていることが多くありました。そして人に気を使うことができない性格をしていました。そのため、炭治郎からは言い方が残酷だと言われることもしばしばありました。しかし本来の無一郎はとても優しい性格をしていました。なぜ二重人格のような性格になってしまったのかというと、それは過去と兄の有一郎が関係していました。

考察②兄・有一郎との関係

有一郎は無一郎の双子の兄でした。兄の有一郎は現実主義な考え方をする人物で、記憶を失くしていたころの無一郎にそっくりでした。性格が真反対の双子は度々口論をしていましたが、本格的に口を効かなくなったのはあまねが訪ねてきた頃でした。無一郎は自分達が始まりの呼吸の剣士の子孫だということに興奮していました。自分達も誰かのために戦おうと言います。

しかし有一郎はそれに反対します。有一郎は自分達が鬼殺隊に入っても何もできずに殺されるだけだと言い、口論になりました。ただ、有一郎が反対した理由は無一郎を守るためでもあったのです。

考察③記憶喪失になった理由

記憶喪失になった理由は、鬼に襲われたからです。無一郎と有一郎はその日も口を効かずに過ごしていました。とても暑苦しい日だったので小屋の扉を開けて寝ていると鬼が入ってきたのです。鬼は有一郎の片腕を奪い、双子を喰い殺そうとします。しかし次に無一郎が気がつくと、そこには体を地面に固定されて動けなくなっていた鬼がいました。

やがて鬼は朝日を浴びて消滅してしまいました。無一郎は怒りだけで鬼を追い詰めて殺したのです。しかし無一郎も重症を負っていました。なんとか家に戻ると、有一郎は瀕死の状態で倒れていました。無一郎は有一郎が息絶え、の体にうじが湧くのを見ながら意識を失いました。このような過去から無一郎は記憶を失ってしまい、有一郎のこともすべて忘れてしまいました。

考察④黒死牟との戦い

無限城で無一郎は悲鳴嶼のと共に行動していましたが、鳴女の能力によって黒死牟の元へと飛ばされてしまいます。黒死牟は無一郎を見ると懐かしい気配に自分の子孫だということを悟ります。無一郎は鬼狩りのような風貌をしている上弦の壱の威圧に怖気が止まりません。それだけの強敵だと戦わなくても分かるほどでした。

無一郎は心を静め、黒死牟に攻撃を仕掛けます。しかし黒死牟は瞬時に攻撃をかわし、剣を抜かないのも失礼だと思って無一郎の片腕を斬りました。無一郎は鬼になっても呼吸が使えることに驚きましたが、すぐに止血をして次の攻撃をしかけます。しかし肩を刀で貫かれ、そのまま柱に固定されてしまいました。無一郎を気に入った黒死牟は、無惨の血を分け与えて鬼にしようとします。

考察⑤玄弥にトドメを頼んだ

無一郎が戦闘不能の状態にいたとき、そばにいたのは玄弥でした。しかし玄弥も黒死牟に体を切断されて動けなくなってしまいます。そこに実弥と悲鳴嶼のが現れ、2人の代わりに戦いました。無一郎はなんとか自分の体を固定していた剣を抜き、玄弥の元へ行って体を繋げて黒死牟の髪を食べさせました。そして無一郎は戦いに戻り、黒死牟の懐に入ろうとします。

そうすれば黒死牟の攻撃の手を緩めることができ、実弥や悲鳴嶼、玄弥がトドメを刺してくれると信じていたからです。実弥と悲鳴嶼のは無一郎の意図を察し、間合いに入る助けをします。無一郎のこの捨て身の作戦は黒死牟を倒す手立てにもなりました。

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黒死牟の月の呼吸を考察

月の呼吸は速さ重視?

黒死牟の使う月の呼吸は今まで鬼が使っていたどの血鬼術よりも早い技を繰り出していました。無一郎はほぼ黒死牟の速さについていくことができず、すぐに片腕を斬られてしまいます。その後実弥が黒死牟の相手をしますが、稀血で動きを抑えても一人で倒すことは不可能でした。実弥が腹を斬られたあとは柱の中でも最強の強さを持つ悲鳴嶼が黒死牟の相手をしました。

悲鳴嶼は黒死牟の早すぎる攻撃に対して不思議に思っていました。悲鳴嶼は黒死牟が何かが見えているようだと感じます。もともと黒死牟の月の呼吸も早い剣技なのですが、さらに速度を上げていたのは透き通る世界を見ていたからです。それに気づいた悲鳴嶼はほぼ感覚だけでこの透き通る世界を見ることができました。それでも一人で相手するには難しく、悲鳴嶼・実弥・玄弥・無一郎の4人で黒死牟と戦いました。

月の呼吸はヒノカミ神楽や日の呼吸と対になっている?

月の呼吸はヒノカミ神楽こと日の呼吸と対になっているような名前です。また、日の呼吸は技を使ったときに周りに炎のようなものが見えますが、月の呼吸は月輪のようなものが見えます。このように名前や技の表現方法は対照的ですが、攻撃技は全く違います。

ちなみに月の呼吸は黒死牟がまだ人間のときには完成しておらず、鬼になってから血鬼術とあわせて完成された技です。これまでに登場した呼吸の中で最も型の数が多いのも特徴的です。月の呼吸は全部で16の型、日の呼吸は全部で12の型とすべての型をあわせた13個目の型がありました。このようにすべてが対照的な技というわけではありません。

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黒死牟と無一郎に関する感想や評価

黒死牟は上弦の壱というだけあり、他の鬼とは別格の強さを持っていました。そのため、無一郎の初見殺しの技を受けてもすんなり回避していました。そして黒死牟はすぐに無一郎を倒すのではなく、鬼にしようと考えていました。強さを追い求めて鬼になった黒死牟にとって、自分の血を引き継いだ子孫がいるのは嬉しかったのかもしれません。

黒死牟と無一郎の戦いではまだ黒死牟側の過去しか明かされなかったので、性格や才能から無一郎は縁壱の子孫だと思われていました。しかしその後縁壱の過去が明らかになり、うたとの子供が鬼によって殺されたことが判明します。これにより、無一郎は兄の継国厳勝(黒死牟)の子孫であることが分かりました。

黒死牟は子孫の無一郎の才能を気に入り、片腕を切り落として柱に体を突き刺し、鬼化させようとしていました。無一郎は人気キャラクターなだけあり、鬼化させられそうになるシーンを見たファンの中には泣きそうになったという方もいました。黒死牟との戦いはハラハラさせられる展開が続き、気が気じゃなかったという声もありました。

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黒死牟と無一郎の家系まとめ

黒死牟と無一郎は先祖と子孫という関係性でした。黒死牟は自分の細胞が受け継がれていたことを喜び、面白い技を使う無一郎を気に入りました。しかし鬼になることを拒んだ無一郎は、黒死牟に殺されてしまいました。黒死牟は自分の血筋を自ら絶やすことになったのです。黒死牟と無一郎の戦いは『鬼滅の刃』の第164話から描かれているので、ぜひ読んでみてください。

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