2020年06月09日公開
2020年06月09日更新
【ワンピース】アーロンの強さと懸賞金が低い理由を考察!海軍との裏取引?
ワンピースのキャラクターの中でも、強さと懸賞金の釣り合いが取れていないキャラクターの筆頭と言われるのがアーロンです。東の海編では特にルフィと死闘を演じた事による強さのインパクトと物語が進むに連れて明かされた過去などから、もっと懸賞金が高くても良かったのでは?と考察され、また海軍と取引していたのでは?とも言われています。今回はワンピースのアーロンについて、懸賞金が低い理由やその強さに関する考察をまとめて紹介していきます。
アーロンとは?
ワンピースの作品情報
ここではまず、アーロンについて紹介する前にアーロンが活躍したワンピースについても簡単に紹介しておきます。
ワンピースの概要
ワンピースは1997年から2020年5月現在も週刊少年ジャンプで連載中の海賊を題材とした少年漫画です。夢への冒険や仲間との絆など少年漫画らしいテーマを打ち出し、そのテーマを壮大な世界観と物語に散りばめられた数多くの伏線によって様々な考察を呼び、高い人気を獲得しています。国内の数多くの出版記録を更新・保持し続けており、海外でも42の国と地域で翻訳版が展開され人気を博しています。
2015年には国内外の記録を合わせて「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス記録にも認定されています。その人気は漫画だけに留まらず、アニメや劇場版映画、小説やゲーム、スーパー歌舞伎など様々なメディア、さらにはコラボイベントや単独イベントなど幅広い分野で相互に人気を高めています。
ワンピースのあらすじ
海賊王を目指すルフィは東の海(イーストブルー)のフーシャ村を出発し、冒険に飛び出します。海軍基地の町にてゾロを仲間に加えたルフィは次に訪れたオレンジの町にてナミと出会い共闘関係を結びます。オレンジの町にてバギーを倒したルフィ達はその後もシロップ村でウソップ、海上レストランバラティエにてサンジを仲間に加えますが、そこでナミが裏切り船とお金を持って行方を晦ましてしまいます。
ナミの後を追うルフィ達が辿り着いたのはナミの故郷であるココヤシ村でした。このココヤシ村を含む周囲の島々を支配し、ナミを苦しめる存在として登場したのがアーロンです。
アーロンのプロフィール
アーロンは偉大なる航路にある魚人島にある魚人街出身のノコギリザメの魚人です。アーロン一味の船長であり、過去にはフィッシャー・タイガー率いるタイヨウの海賊団に所属していた時期もあります。タイヨウの海賊団所属前から海賊行為をしておりアーロン一味を率いていましたがタイヨウの海賊団に合流、しかしフィッシャー・タイガーが死にジンベエがその跡を継ぐと袂を分かち、再びアーロン一味として独立したという過去を持っています。
その他判明しているプロフィールとしては年齢は東の海編時点で39歳、身長は263cm、誕生日は5月3日で血液型はF型、牛の丸焼きが好物だという事です。また低いと考察の対象になっている懸賞金は2000万ベリーとなっています。
アーロンの性格
アーロンは徹底した種族主義者であり、その思想は魚人街にいる頃から変わりませんでした。元々人間を「下等種族」として見下しており、その思想を見て育ったホーディ・ジョーンズ達にその憎しみを植え付けてしまっています。加えてフィッシャー・タイガーの死の真相を知っている事もあり、人間への憎悪は凄まじい物になっており、一時的にタイヨウの海賊団の船に乗船していたコアラにも心を開く事はありませんでした。
一方で同じ魚人に対しては同胞と呼んでかなり好意的に接しており、強い仲間意識を持っています。思想の違いで袂を分かったジンベエにも決して攻撃を加える事はありませんでした。野心と狡猾さも持ち合わせており、ネズミ大佐やナミのように例え人間であっても自身の野心の為であれば利用するという悪知恵も持ち合わせています。
アーロンの強さや技
アーロンの強さ
アーロンは自身が魚人であるという事を誰よりも理解している魚人であり、その強さをフルに発揮する能力を持ち合わせています。そのパワーは家を簡単にひっくり返してしまえる程のパワーを誇り、地上戦でより有利に戦いを進める為にキリバチを武器として使用しています。
アーロンと対峙したルフィの余裕
実際ワンピース本編にてルフィら麦わらの一味と対峙した際にもその強さを遺憾なく発揮しています。それまでのワンピース作中はどちらかと言えばルフィが圧倒するような相手も多かったのに対し、アーロンはその強さでむしろ余裕を見せる戦いを披露しているのです。ルフィにも全くの余裕がなかったわけではなく、アーロンの生え変わる歯を奪い武器として使用して見せるなどどこか遊んでいるような雰囲気すら見せています。
これはある種お互いの意地の張り合いのような側面もありますが、その後双方ボロボロになるまで戦う事になります。アーロン戦後のルフィは偉大なる航路に足を進めますがその後に苦戦したといえるのはアラバスタのクロコダイル戦が、初めてといえる程にその過程の敵は余裕で倒しています。この事からもアーロンの強さが高い事がうかがえます。
アーロンの技
アーロンはルフィ戦やその前のゾロ・サンジ相手にいくつかの技を使用しています。その技の数々は魚人である特性を生かした技が多いです。
打水(うちみず)
魚人空手の技の1つで、掬い上げた水を相手に打ち出してぶつける技です。魚人族の身体的特徴を生かした技であり、アーロン自身の腕力も合わさってこの攻撃を受けたサンジは散弾銃を受けたような衝撃を受けたと発言しています。ちなみにアーロンが使用した際は技名が登場していませんでしたが、後に登場した魚人族が同じ技を使用した事で技名が明らかになっています。
歯(トゥース)ガム
アーロンがノコギリザメの魚人であるという特性を生かしたのが歯(トゥース)ガムです。抜いても即座に生え変わる歯を自ら引っこ抜く事で自らの歯をナックルダスターのように使用して攻撃する技です。この技の威力は歯の強度はもちろんですが、アーロンの腕力や握力があって初めてその強さを発揮する技でルフィが奪って使用しても大したダメージを与えられませんでした。
鮫・ON・DARTS(シャーク・オン・ダーツ)
アーロンの長く鋭い鼻先を相手に向けて突撃を仕掛けるのが鮫・ON・DARTS(シャーク・オン・ダーツ)です。地上で放ってもアーロンパークの外壁に風穴を開ける程の威力を誇り、水中から飛び出すように使用すればさらにその威力を高める事が出来ます。
鮫・ON・歯車(シャーク・オン・トゥース)
突進するという意味では鮫・ON・DARTS(シャーク・オン・ダーツ)と同様ながら鼻先ではなく口を大きく開き、さらに自身の体に回転を加える事で噛み付いて相手の肉を抉る事を目的にした技が鮫・ON・歯車(シャーク・オン・トゥース)です。
アーロンの懸賞金が低い理由は?海軍との裏取引?
理由①海軍との裏取引?懸賞金を操作した?
出典: https://festy.jp
強さに対して懸賞金が低いと言われるアーロンですが、その理由として1番考察されているのが海軍との裏取引です。アーロンはココヤシ村を管轄する海軍第16支部のネズミ大佐に賄賂を送る事で自分の悪事が世に出回らないようにしていました。懸賞金は単純な強さ以外にも世界政府に対しての危険度を示した数値である為、悪事が明らかになっていないのであれば懸賞金が低いのは納得できる理由と考察されています。
同じ様な例が後に出てくるクロコダイルにも言えます。クロコダイルは七武海になる前は8100万ベリーの懸賞金がかけられていましたが、バロックワークスの存在を完璧に隠蔽していたが故の低い懸賞金になっており、全てが明らかになっていれば余裕で億を超える懸賞金がかけられていたと考察されています。同じような事がアーロンにも当てはめられるのではないかと考察されています。
理由②初めての手配書だった?
過去編で描かれたアーロンがタイヨウの海賊団にいた頃、フィッシャー・タイガーに次いで懸賞金がかけられたのがジンベエでした。或いは描写がないだけでアーロンもかけられていた可能性もありますが、元々アーロン一味は深海である魚人島周辺で活動していた事もありその存在を海軍に知られていませんでした。この事から或いは2000万ベリーという懸賞金が初めての懸賞金だったのではないかと考察されています。
アーロンを倒した事を必要以上にネズミ大佐が喧伝した事でルフィに3000万ベリーの懸賞金がかけられたように東の海(イーストブルー)での懸賞金の金額は比較的低い傾向にあるのは明白です。加えてアーロンが上記のように海軍のネズミ大佐と裏取引をしていたと考えれば懸賞金をかけられて以降上がっていなかった可能性が高くなっています。
理由③投獄された過去があった?
フィッシャー・タイガーの死因にコアラの故郷の住民による裏切りがありました。住民の中に海軍への内通した者がいたのです。結果的にフィッシャー・タイガーは死を選び、アーロンはその事に怒り狂ってフィッシャー・タイガーの復讐をするべく単身で海軍に突撃し当時中将だったポルサリーノによって捕縛された過去があります。
そしてジンベエが七武海に入った事への恩赦として開放されたアーロンはそのまま独立しており、タイヨウの海賊団としてのアーロンの影響力は無くなってしまいました。タイヨウの海賊団時代にアーロンに懸賞金がかかっていたかは不明ですが或いはタイヨウの海賊団の独立も相まって懸賞金がリセットされた、下げられた例もあるのではないかと考察されています。
アーロンの懸賞金の今後は?
アーロン自身は海軍に捕縛されている事までは明らかになっており、インペルダウンではない事までが確定している状態です。捕縛されている以上懸賞金が上がる事はありませんが、その姿が過去編などを除けば描かれていないだけで既に脱獄している可能性は十分に考えられます。仮に新世界編で再登場する事になるのであればその時には間違いなく億超えの懸賞金がかけられているのではないでしょうか。
アーロンの再登場はある?
或いは魚人島編で再登場する可能性が示唆されていたアーロンですが、2020年5月現在まで再登場する事なく経過しています。ただ可能性の1つとして考えられるのがワノ国編にて麦わらの一味に正式に加わったジンベエの存在です。ジンベエはアーロンの兄貴分であり、アーロンが海軍と取引して悪事が広まらないようにしていたのもジンベエを警戒していたと考える事が出来ます。
ただ裏を返せば仮に麦わらの一味が活動休止をしていた2年間の間にアーロンが脱獄し活動を再開していたとすると今後こそジンベエが止めに行っている可能性もあります。魚人島編にてジンベエがアーロンの悪行にたいしてナミに謝罪した際もそのような話は出ていない事から再びジンベエに知られないように悪事をしているというのは考えにくく投獄されたままなのではという考察も多いです。
アーロン一味のメンバー
アーロン一味のメンバー①ハチ
アーロン一味で唯一再登場を果たしているのがハチことはっちゃんです。タコの魚人でその特徴を生かした六刀流の剣士としてアーロンパーク編ではゾロと戦いを繰り広げています。アーロン一味のメンバーと共に捕縛されますが一人だけ逃げ出す事に成功し、その後は故郷である海賊を廃業しシャボンディ諸島にてたこ焼き屋を開業しています。シャボンディ諸島に辿り着いた麦わらの一味と再会しますが、協力的な姿勢を示してくれました。
アーロン一味のメンバー②クロオビ
エイの魚人でアーロン一味の中でも筋骨隆々なのがクロオビです。アーロンパーク編ではサンジと交戦し、得意の水中戦はもちろん地上でもサンジを苦しめています。しかし最後には地上戦でサンジに敗れてしまいました。
アーロン一味のメンバー③チュウ
キスの魚人であるチュウは尖った口が特徴の魚人です。ウソップを相手に余裕で勝利したように見えましたが勇敢な海の戦士を目指すウソップの頭を使った戦い方に敗れてしまいました。
アーロンの声優
小杉十郎太のプロフィール
アーロンの声優を務めた小杉十郎太さんは1985年から声優、ナレーターとして活躍する声優さんです。逞しく渋い声が特徴の声優さんで、色気のある筋肉質なキャラクターを演じる事が多いです。
小杉十郎太の主な出演作品
小杉十郎太さんがこれまでに出演した作品としてはデビュー作である「機動戦士Zガンダム」のヘンケン・ベッケナー役、「それいけアンパンマン」のやきそばパンマン役、「魔法騎士レイアース」のランティス役及びザガート役、「NARUTO」の猿飛アスマ役、「遊戯王ZEXAL」のMr.ハートランド役、「トリコ」のマンサム役、「ぬらりひょんの孫」の土蜘蛛役などを演じています。
アーロンに関する感想や評価
アーロンは実力と設定の割に懸賞金低すぎん?って思ったけど、海軍に隠蔽工作してたから過小評価されてたんだろうなぁ
— tomo (@tomo0401) May 21, 2020
ここからは既にワンピースを視聴している人のアーロンについての感想を紹介していきます。アーロンはそれまでに東の海編で登場していた敵キャラクターの中でも飛び抜けて強いインパクトを誇るキャラクターでありながら登場当時から懸賞金が低いのが気になるとされるキャラクターでした。さらに過去編などでタイヨウの海賊団時代のエピソードなども描かれると懸賞金が低いのがより際立つ事になりました。
懸賞金が低い理由として考えられるのがやはり海軍との裏取引です。特にネズミ大佐の進言によりルフィの懸賞金が設定された事からも悪事を広めない要因の1つとして懸賞金が上がらないように手を回していたのではないかと考察されています。
アーロン2000万、クリーク1700万は今にして思うと安すぎワロタな懸賞金だけど、バギー1500万は「ああ、バラバラとかいう最強クラスの能力持っててんのにアレなら1500だよなぁ……」って納得がある。
— かよいの禁酒0日85.5kg (@Gooow13) April 17, 2020
新世界編が展開されゴール・D・ロジャーや白ひげ、現役の四皇の懸賞金が明らかになったりなど懸賞金のインフレも進む中で物語の序盤だったとはいえ東の海で登場した敵キャラクターの懸賞金が低すぎたのではないかとする声はかなり多くなっています。元々東の海が最弱の海と呼ばれている事、世界政府の中枢から離れている事から危険度が正しく測定出来ていなかったのではないかとする考察が多くなっています。
特に東の海で登場した海軍は本部所属のスモーカーを除けばネズミ大佐やモーガン大佐のように腐敗していると言われても仕方ないキャラクターが多く、海軍側の問題も多かった事が結果として東の海を拠点とする海賊の懸賞金が低くなっている事に繋がっているのではないかとする考察もあります。
アーロンって言うかアーロン一味って監獄送りになってるっぽいけどインペルダウンじゃないのかな?
— モコモ (@nHWFAtLRLM4fvC1) May 14, 2020
新世界での再登場ってあるのかな?東の海で出てきた海賊やモーガン達も。
ワンピースでは過去に登場したキャラクターが再登場する事も多く東の海で大きなインパクトを残したアーロンの再登場を期待する声も多くなっています。過去編などでの再登場もあったので再登場の期待は益々高まっており、特にワノ国編にて麦わらの一味にジンベエが加わった事に大してのボルテージから襲撃してこないかとする考察も展開されています。
アーロンの強さと懸賞金が低い理由まとめ
アーロンは東の海編の中で一番ルフィを苦しめたといっても差し支えない程の強さを誇ったキャラクターです。その強さに対して懸賞金は低いのでその理由が様々な形で考察されています。海軍と裏取引していた事がその理由の筆頭に上げられていますが、東の海自体の懸賞金が低い事や海軍の汚職などアーロン自身の問題以外の部分による理由もあるのではないかと考察されています。
ワンピースでは過去のキャラクターが再登場して活躍する機会も多く、アーロン自身も過去編などでは再登場しており、今後のワンピースの中での再登場を期待されるキャラクターでもあります。ジンベエの麦わらの一味加入で再び再登場の可能性も浮上しているので今後のワンピースの展開に注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?