【ワンピース】アーロン編のあらすじをネタバレ!泣ける感動エピソードを紹介

国民的漫画『ワンピース』の初期の物語の中でも特に人気が高いエピソード、それが「アーロン編」です。アーロン編は、ナミが麦わらの一味に正式に加入することになるきっかけとなった話で、ファンの間では「泣ける」「感動する」エピソードとして知られています。ここでは『ワンピース』アーロン編のあらすじや、漫画では何巻に当たる物語なのか、またアニメでは何話に当たる物語なのかということを紹介していきます。

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目次

  1. ワンピースのアーロンとは?
  2. ワンピースのアーロン編あらすじは?泣ける感動エピソードを紹介
  3. ワンピースのアーロン編が泣ける!感動の名言は?
  4. ワンピースのアーロン編は何話?
  5. ワンピースのアーロン編に関する感想や評価
  6. ワンピースのアーロン編ネタバレまとめ

ワンピースのアーロンとは?

主人公のルフィが海賊として海に繰り出し、彼の元に最初の仲間たちが集まるエピソード群のことを「東の海(イーストブルー)編」と言います。アーロンはこの東の海編の中で、後に麦わらの一味に加わるナミにスポットを当てたエピソード「アーロン編」のボスキャラでした。

ここでは「アーロン編」または「アーロンパーク編」と呼ばれるエピソードのあらすじと、このエピソードが漫画では何巻から何巻に当たるか、アニメでは何話から何話に当たるか、などを紹介していきます。その前にまずは『ワンピース』とアーロンの基本情報から確認しておきましょう。

ワンピースの作品情報

ワンピースの概要

『ワンピース』は海賊の少年が仲間たちと共に冒険する海洋冒険ロマン漫画。作者は漫画家の尾田栄一郎です。『週刊少年ジャンプ』での連載が開始されたのは、1997年のこと。2020年4月時点で96巻までコミックスが刊行されており、連載は現在でも続いています。1999年にはテレビアニメの放送が開始され、2000年には初めての劇場版が公開されました。今や『ワンピース』は日本を代表する国民的漫画作品となっています。

ワンピースのあらすじ

食べた者に不思議な力を与える悪魔の実の1つ「ゴムゴムの実」を食べてゴム人間となった少年、モンキー・D・ルフィ。彼の夢は海に出て「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を手に入れ、海賊王になることです。ルフィは仲間を集めて数々の冒険を繰り広げ、様々な強敵を撃破。海賊王への道を突き進んでいきます。

アーロンのプロフィール

『ワンピース』に登場する敵キャラの1人で、魚人海賊団「アーロン一味」の船長。偉大なる航路にある魚人島で生まれた、ノコギリザメの魚人です。年齢は39歳から41歳。5月3日生まれで、血液型はF型。身長は263センチです。好物は牛の丸焼き。ノコギリのアーロンという異名を持っており、懸賞金は2000万ベリーです。「シャハハハ!」という独特な笑い方と、ノコギリのようにギザギザした鼻、サメらしい鋭利な歯が特徴的です。

過去の経験から人間に対して強い憎悪の念を抱いており、人間に対してはどこまでも冷酷な男。一方で同じ種族である魚人たちのことは大切に思っており、徹底した魚人至上主義者であることがわかります。全ての海を征服し魚人だけの世界を作るため、卓越した海図製作と測量技術を持つナミに目をつけ、彼女の故郷の村全員を人質に無理やりナミを仲間に引き入れていました。

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ワンピースのアーロン編あらすじは?泣ける感動エピソードを紹介

あらすじネタバレ①ナミとベルメールの関係

ナミを仲間にしようと考えていたルフィ。しかしナミはルフィたちの海賊船ゴーイングメリー号を奪い、姿を消してしまいました。彼女が向かったのは、故郷であるココヤシ村にあるアーロンパーク。ナミはアーロン一味の幹部だったのです。しかしナミが大嫌いな海賊の一員となっているのには、ある理由がありました。ココヤシ村に到着したルフィたちは、ナミの義姉妹であるというノジコから、ナミの辛い過去について聞かされます。

ナミは戦争孤児でした。1歳のとき、ナミは戦場に出ていた女海兵のベルメールと出逢い、ノジコ共々彼女に引き取られて、ココヤシ村で暮らすようになります。誰1人血の繋がりはありませんでしたが、3人は家族として裕福ではないながらも穏やかに生活していました。ナミにとってベルメールは、血の繋がりはなくても大切な母親だったのです。

あらすじネタバレ②ベルメールの死

ある日、ココヤシ村にアーロン一味が上陸。アーロンは村の人間たちに、大人1人10万ベリー、子供1人5万ベリーを献上するようにという要求をしてきました。金を払えない人間はその場で殺すというのです。そのときベルメールが持っていた金は10万ベリー。大人1人分、もしくは子供2人分の額です。村の名簿には、ベルメールは独り身で子供はいないと書いてありました。

アーロン一味がナミとノジコの存在に気づく前に2人を遠ざけ、大人1人分として10万ベリーを支払えば、ベルメールの命は助かります。しかしベルメールは自分には子供が2人いると自らアーロンに明かし、支払う10万ベリーは子供たちの分で、自分の分の金は足りないと告げました。

ベルメールは「家族はいない」という、ナミとノジコを否定するようなことは嘘でも言えなかったのです。口先だけでも2人の親になりたいという、強い愛情ゆえの選択でした。しかし結果として、その選択をしたことでベルメールはアーロンに殺されてしまうのです。

あらすじネタバレ③1億ベリー

ベルメールを殺したアーロンは、幼いナミが描いた海図を見つけて感心しました。ナミは貴重な人材としてアーロン一味に連れて行かれてしまいます。村人は刺し違えてでもナミを救おうと、アーロン一味に立ち向かう覚悟を固めていました。しかし、そんな彼らの前にナミが1人で戻ってきて、驚くべきことにアーロン一味に入るのだと口にします。

ナミは一味に入って海図を描くことを約束し、その替わりに1億ベリーあれば村を買い取れるという資格を手に入れたのです。ナミは村人にはその事実を黙っていました。ベルメールや村を裏切った悪人となることで村から一定の距離を取り、彼女なりの方法で村を守ろうとしていたのです。

母を殺した男の仲間になり、故郷の村からは孤立。ナミの選んだ道は過酷なものでした。ナミは1億ベリーを集めるために海賊専門の泥棒になり、それがきっかけでルフィたちと知り合うことになります。

あらすじネタバレ④アーロンの裏切り

ナミはココヤシ村を救うため、8年の歳月をかけて9千3百万ベリーを集めました。自由を手に入れるまであと少し。しかしナミの希望を打ち砕く事態が発生します。ナミの元に、海軍大佐のネズミという男が部下を引き連れて現れたのです。

ネズミはナミが泥棒であることを指摘し、盗んだ金は全て海軍に提出するよう求めました。実は、ネズミはアーロンと繋がっており、アーロンの指示でナミが集めた金を奪いに来たのでした。1億ベリーが集まらなければ、アーロンにナミを自由にする理由はありません。最初からアーロンは約束を守って村を解放する気などなかったのです。

あらすじネタバレ⑤助けて

8年間、自分が騙されていたことに気がついたナミ。ナミが1人で村のために頑張っていることに気づいていた村人たちは、最早これまでとアーロンに戦いを挑む覚悟をします。必死に集めた金を奪われ、村人たちも殺されようとしている事実に打ちひしがれたナミは、自らの肩に刻まれたアーロン一味のタトゥーに短剣を突き立てました。

アーロンへの恨みを込めて自分の肩を真っ赤に染め上げるナミ。そこに、ルフィが現れます。8年間、どんなに辛くても涙を見せず、誰にも頼らなかったナミでしたが、ようやくルフィに対して泣きながら「助けて」という言葉を口にしました。ナミにとって、いつの間にかルフィたちは信頼できる仲間になっていたのです。

あらすじネタバレ⑥ナミが仲間に

ナミに助けを求められたルフィは、仲間と共にアーロン一味の本拠地であるアーロンパークに乗り込みました。そこで熾烈な戦いの末、アーロン一味を撃破します。ルフィはアーロンとの戦いでボロボロになりながらも、ナミに大声で「お前はおれの仲間だ」と告げました。

ナミは泣きながらそれに頷きます。アーロンの脅威が去り、何も縛るものがなくなったおかげでようやく、ナミは仲間という言葉を受け入れられるようになったのでした。ココヤシ村に平和が戻り、ナミは正式に麦わらの一味の航海士として旅立つことになります。

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ワンピースのアーロン編が泣ける!感動の名言は?

『ワンピース』のアーロン編は、感動で泣けると評判のエピソード。感動で泣ける理由の1つが、読者の心を揺さぶった名言の数々です。ここからは『ワンピース』アーロン編で登場した、泣ける感動の名言を一部紹介していきます。

アーロン編の名言①「当たり前だ!…」

「当たり前だ!!!!!」

『ワンピース』アーロン編の泣ける感動の名言その1は、泣きながら助けを求めてきたナミに対してルフィが言ったセリフです。ルフィは自分の宝物である麦わら帽子をナミの頭に被せ、大声で迷いなくこの言葉を口にしました。懸賞金2000万ベリーの海賊に、海に出てまだ日が浅いルフィが挑もうというのです。その戦いが一筋縄ではいかない命懸けのものになることは、ルフィもわかっていたでしょう。

しかしルフィにとってナミはすでに仲間であり、助けを求めている仲間を救うのに命の危険など関係ありません。何を秤にかける必要もない、至極当然の決断だったのです。ルフィの中で、すでにナミが仲間であることを示すのが、彼がナミに被せた麦わら帽子です。尊敬する海賊・赤髪のシャンクスから渡された帽子を、ルフィは信頼できない人間には決して預けません。

ナミはゴーイングメリー号を奪い、一度は裏切りと取られるようなことをしていましたが、ルフィはナミを責めず、ただ助けることを決断して麦わら帽子を預けました。ルフィの行動からその意味を察したナミは、涙ながらにルフィの背中を見送ります。ルフィとナミの絆の強さが垣間見える、泣ける感動の名言・名シーンです。

アーロン編の名言②「誰にも負けるな!…」

「ノジコ!!ナミ!!誰にも負けるな!!女のコだって強くなくちゃいけない!!何があっても生まれて来たこの時代を憎まないで…!!人に褒められなくたって構わない!いつでも笑ってられる強さを忘れないで…生き抜けば必ず楽しいことが…たくさん起こるから…!!」

『ワンピース』アーロン編の泣ける感動の名言その2は、ベルメールの教えです。ベルメールはナミとノジコに、どんなに辛いことがあっても笑って生き抜ける強さを伝えました。絶望して諦めることは簡単ですが、どんなに辛くても歯を食いしばって生き抜けば、きっと楽しいことがたくさん起こると伝えました。

ベルメールの強く生きてほしいという願いが、「誰にも負けるな」という言葉には含まれています。ナミとノジコはしっかりとベルメールの考えや強さを受け継いでおり、今日も逞しく生きています。

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ワンピースのアーロン編は何話?

『ワンピース』のアーロン編は、漫画の何巻から何巻まで買えば読むことができるのでしょうか?また、アニメでは何話から何話を見ればいいのでしょうか?ここでは漫画の何巻・アニメの何話がアーロン編に当たるのかを紹介していきます。長い『ワンピース』の物語の中でアーロン編が何巻から何巻までか、アニメが何話から何話までを知っていれば、ピンポイントでお目当てのエピソードを楽しむことができます。

アーロン編は漫画では何巻?

『ワンピース』アーロン編はコミックスの何巻から何巻を買えば見ることができるのでしょうか?その答えは、8巻から11巻までです。アーロン編は『ワンピース』8巻に収録されている第69話「アーロンパーク」から始まり、11巻に収録されている第95話「まわれ風車」で終了します。つまり4冊購入すれば、アーロン編は読み終わることができるのです。

アーロン編はアニメでは何話?

続いて、アニメ『ワンピース』ではアーロン編は何話から何話になるのかを紹介していきます。アニメ『ワンピース』でアーロン編を全て視聴したい場合、31話から44話までの計14話を見ることになります。31話「東の海最悪の男!魚人海賊アーロン!」から始まり、44話「笑顔の旅立ち!さらば故郷ココヤシ村」で終了です。

漫画でも十分感動できますが、声優陣の名演技のおかげで名シーンがより泣けるものになっていますので、漫画『ワンピース』だけでなくアニメ『ワンピース』もチェックしてみてください。また別の感動を得ることができるはずです。

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ワンピースのアーロン編に関する感想や評価

子供のときに見ると、ナミやココヤシ村の人々を苦しめていたアーロンをルフィが倒す様子にひたすら興奮を覚えます。しかし大人になって改めてアーロン編を見てみると、敵を倒した爽快感以上に、子供の頃にはピンとこなかった家族愛の部分がより強く感じられて、また別の感動を覚えます。

ナミの助けを求める声にルフィが応じる名シーンが好きだという人のコメント。ナミの苦しみがたっぷりと描かれたあとのシーンなだけに、胸に迫ります。仲間を助けることを当たり前だと迷いなく言えるルフィに感動した人は多いでしょう。

アーロン編で描かれたナミの過去は壮絶なものでした。ベルメールという強い母親の教えがなければ、とても生きてはいられなかったでしょう。だからこそルフィたちと出逢い、心からいたいと思える場所がナミにできたことを、多くのファンが喜びました。

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ワンピースのアーロン編ネタバレまとめ

『ワンピース』屈指の人気エピソード・アーロン編のネタバレあらすじと、アーロン編は漫画の何巻を買えば見れるのか、アニメの何話がそのエピソードに当たるのか?また、泣ける感動の名言などを紹介してきました。

麦わらの一味の大切な航海士であるナミがどのような過去を持ち、いかにしてルフィに救われて仲間になるかが描かれた『ワンピース』の中でも重要なエピソード、それがアーロン編です。見たことがない人は是非、漫画やアニメをチェックしてみてください。見たことがある人も、改めてアーロン編を見直してみましょう。初めて見ても、改めて見ても、感動で泣けるはずです。

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