2020年06月10日公開
2020年06月10日更新
【ワンピース】宇宙海賊の正体は?登場した扉絵「エネルのスペース大作戦」も紹介
「ワンピース」の宇宙海賊は扉絵シリーズ「エネルのスペース大作戦」で登場しました。今回はそんな「ワンピース」の宇宙海賊の正体を考察し、なぜ宇宙海賊が月の遺跡を狙い、古代都市ビルカの存在を知っていたのかなどの謎に迫っていきます。さらに、宇宙海賊が登場した扉絵シリーズ「エネルのスペース大作戦」の概要やあらすじを紹介し、エネルが古代都市の兵士を動かした動力や月とミンク族との関係なども考察してきます。
目次
ワンピースとは?
ワンピースの概要
「ワンピース(ONE PIECE)」は1997年から週刊少年ジャンプで連載されている、尾田栄一郎先生による少年漫画です。漫画「ワンピース」は海賊が題材の冒険バトルファンタジーで、夢を追う主人公の冒険や仲間との友情を中心に感動あり、バトルあり、コメディありの国民的人気を誇る作品となっています。
2020年4月現在で漫画「ワンピース」は単行本が96巻まで発売されており、週刊少年ジャンプの中では歴代第2位の長期連載となっています。ちなみに、週刊少年ジャンプ史上、最も長い連載を誇るのは1976〜2016年に連載されていた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」となっています。また、漫画「ワンピース」は95巻の発売時点で国内での累計発行部数が3億9000万部以上で、これは日本の漫画史上最高の累計発行部数となっています。
そして、漫画「ワンピース」は2015年には単一作家が手掛けたコミックシリーズの中で、最も多く発行されたとしてギネス世界記録にも認定されました。また、漫画「ワンピース」は海外でも人気があり、42の国や地域でそれぞれ地元の言葉に翻訳されて刊行されています。そんな大人気漫画「ワンピース」は日本では1999年からアニメ化作品の放送が開始し、2000年からも劇場版も公開となりました。
ワンピースのあらすじ
海賊王ゴール・D・ロジャーが処刑され、彼が生前隠したとされる財宝「ワンピース」を巡り、大勢の海賊たちが凌ぎを削り合う大海賊時代が到来。そんな中、東の海のフーシャ村で赤髪のシャンクスに出会った少年ルフィは海賊に憧れを抱くようになります。ある日、シャンクスに命を救われたルフィは彼との別れ際に再会することを約束。10年後、ルフィは海賊王になる夢を抱き、シャンクスとの約束を果たすため、船出します。
ワンピースの宇宙海賊の正体は?謎を考察
ここまで、まず「ワンピース」の概要やあらすじをみてきました。次に「ワンピース」の扉絵「エネルのスペース大作戦」で登場した宇宙海賊の正体や謎について考察していきます。
考察①宇宙海賊は別の惑星から来た?
「ワンピース」の宇宙海賊は、表紙連載の第9弾「エネルのスペース大作戦」で登場しました。宇宙海賊はこのエピソードでしか登場しなかったため、その正体は不明のままで、今後「ワンピース」本編のストーリーと関わりがあるのかどうかも分かっていません。ただ、宇宙海賊が発掘にやって来た月やその地下に存在する古代遺跡については今後、確実に「ワンピース」のストーリーに関わってくるだろうと言われています。
また、宇宙海賊はその名前から宇宙で活躍する集団であることは明らかでしょう。そんな宇宙海賊はどこから来たのでしょうか?ネット上では主に3つの説が挙げられています。1つ目は青い星の出身説、2つ目は月の出身説、3つ目はそれらとは違う別の惑星の出身説です。宇宙海賊の使用している文字が他とは異なっており、それは青い星で使用されるものともポーネグリフで使用されている古代文字とも異なっています。
そのことから、宇宙海賊は青い星とは異なる文明を持つ集団だと考えられています。また、彼らの乗る宇宙船はロケットエンジンを載せた本格的なものとなっています。一方、月と青い星を行き来する一般的な船にはプロペラや風船が搭載されています。
そのため、ワンピースの世界の月は宇宙空間に存在するのではなく、青い星同様に空気のある空間に存在するのだろうと考えられていますが、宇宙海賊の船にはプロペラなどが搭載されていません。そのことから、宇宙海賊の正体は本当の宇宙空間に存在する別の惑星からやって来た者たちだろうという説が推されています。
考察②宇宙海賊はどのような生命体?
宇宙海賊の船長らしき人物は外見がミンク族と似ているものの、精巧な宇宙船や発掘機械をつくり、それを操っていることから、独自の高度な文明を持つ者たちで他の惑星から月にやって来たのだろうと考えられています。また、画像から宇宙海賊の船員たちは計測器のようなものを胸元につけている者が多くいることが分かります。
この計測器のようなものは単純にエンブレム的なものなのか、それとも船員たちがロボットでその人工物であるマークなのか、またはロボットだとしたらその機械部分の一部なのか、その詳細は分かっていません。
考察③月の遺跡を狙っているのはなぜ?
宇宙海賊が月の遺跡を発掘するのはなぜなのでしょうか?発掘の目的としてまず考えられるのが資源ですが、月の遺跡こと古代都市「ビルカ」にかつて住んでいた人々は大昔に資源不足の危機に陥ったことから、青い星へと移り住みました。そのため、月の遺跡を発掘したところで資源が残っていないと考えられています。それでは、なぜ宇宙海賊は月の遺跡を発掘するのでしょうか?
この古代都市「ビルカ」はエネルの電撃を受けて動き出すという描写がありました。このことから、月の遺跡には古代都市で使われていた技術が未だに残っていることが分かります。そのため、宇宙海賊の狙いはもしかしたら、月の遺跡に残る古代都市の技術だったのかもしれないと考えられています。
考察④月に遺跡がある事を知った理由
月の遺跡を発掘する宇宙海賊ですが、古代都市「ビルカ」は月の地下に存在しており、月の表面だけを見ていては確認できません。なぜ宇宙海賊はそんな地下にある古代都市ビルカの存在を知っていたのでしょうか?その理由として考えられているのは、月に住んでいた人々から直接聞いたという説です。かつて古代都市ビルカに住んでいた空島のエネルは故郷の月について「神はそこに存在するとされている」と語ったことがあります。
そのことから、月に関する伝承がそこそこ残っていると考えれられています。そのため、宇宙海賊もしくはその祖先が月にかつて住んでいた人々からビルカについて聞いたことがある、もしく太古の月の民は宇宙の他の惑星の人々との交流していたことがあり、宇宙海賊もしくはその祖先ともかつては接触していたため、最初から宇宙海賊は月の遺跡について知っていたかもしれないと考察されています。
ワンピースの宇宙海賊が登場した扉絵「エネルのスペース大作戦」とは?
ここまで「ワンピース」の概要やあらすじを紹介し、扉絵「エネルのスペース大作戦」で登場する宇宙海賊の正体や謎を考察してきました。そして、宇宙海賊は独自の文明を持ち、月で発掘作業を行う謎の生命体で、彼らは他の惑星からやって来た可能性が高いこと、外見がミンク族に似ているもののロボットかもしれないこと、彼らの狙いや月の遺跡を知った理由についても予想してきました。
次に、宇宙海賊が登場した「ワンピース」の扉絵「エネルのスペース大作戦」の概要やあらすじをみていきます。
扉絵「エネルのスペース大作戦」とは?
「エネルのスペース大作戦」とは「ワンピース」のコミック44巻に収録されている428話〜49巻に収録の474話で連載されていた、全38話にも及ぶ「扉絵」シリーズのことです。
扉絵「エネルのスペース大作戦」のあらすじ
次に「ワンピース」に宇宙海賊が登場した扉絵シリーズの「エネルのスペース大作戦」のあらすじをみていきます。
スペイシー中尉とロボット
空島編でエネルはルフィと戦い、敗北。その後、月行きを諦めていなかったエネルはマクシムという方舟に乗り、月へと辿り着きます。そして、そこでエネルは行き倒れの謎の生き物と出会います。その謎の生き物はスペンサー中尉といって、宇宙海賊の襲撃に遭い、仲間を亡くしていました。そんな事情など知らないエネルは、よくわからない生き物であるスペンサー中尉を「ゴロゴロの実」の能力によってとりあえず攻撃します。
しかし、不思議なこと彼にダメージを与えることはできず、その後、スペンサー中尉はエネルのあとをついて歩くようになりました。後に、スペンサー中尉はツキミ博士により制作されたロボットであることが判明します。
ツキミ博士はカラクリ島でスペンサー中尉を含め、数体のロボットたちと楽しく生活していました。しかし、月が爆発したことに驚き、ツキミ博士が亡くなります。残されたロボットたちは博士の仇討ちを誓い、風船を使って月へと向かうのでした。
エネルが宇宙海賊を倒す
月に到着したスペンサー中尉たちを待っていたのは宇宙海賊たちでした。スペンサー中尉たちは宇宙海賊たちに襲われ、圧倒的な力の差で敗北してしまいました。その後、スペンサー中尉は倒れているところを偶然エネルに発見され、彼と行動するようになります。そして、宇宙海賊に出会ったエネルは彼らを攻撃し、宇宙海賊をあっという間に壊滅させてしまいました。
古代都市ビルカを発見
宇宙海賊を倒したエネルは彼らが発掘していた、月の地下に存在する地下都市ビルカを発見します。そして、エネルは自身のゴロゴロの実の能力を使って、古代都市ビルカにエネルギーを与えます。それにより、古代都市に存在していたロボットたちが動き出し、そこでエネルは壁画を2つ発見しました。
壁画のうちの1つには空島で暮らす人々やシャンディア、そしてロボットたちや背中に羽を持つ人物たちが描かれていました。もう1つは3人の人間が涙を流しながら船を降り、月にはロボットたちだけが残される様子の描かれた絵でした。
ワンピースの宇宙海賊が登場した扉絵「エネルのスペース大作戦」の謎を考察
ここまで「ワンピース」の概要やあらすじを紹介し、扉絵「エネルのスペース大作戦」に登場する宇宙海賊の正体や謎について考察してきました。さらに、宇宙海賊が登場する扉絵「エネルのスペース大作戦」の概要やあらすじを紹介し、月に行ったエネルが偶然スペンサー中尉と出会い、それがきっかけで宇宙海賊を倒したことが分かりました。
そして、エネルは宇宙海賊が発掘していた古代都市ビルカを発見し、ゴロゴロの実の能力によって都市全体にエネルギーを供給したこと、さらに、古代都市ビルカで2つの謎の壁画を発見したことなどが分かりました。次に「ワンピース」の扉絵「エネルのスペース大作戦」の謎について、古代都市の兵士たちを動かした動力が何なのかやミンク族との関わりについて考察していきます。
考察①古代都市の兵士たちを動かしていた動力
「ワンピース」の扉絵「エネルのスペース大作戦」の謎の考察、1つ目は古代都市の兵士を動かした動力は何かについてです。古代都市ビルカは月の地下にある遺跡で、エネルの出身地でもあります。エネルが古代都市ビルカの兵士たちをどのように動かしていたのかをみていくと、兵士たちはロボットで彼らを動かした動力はエネルの悪魔の実「ゴロゴロの実」の能力による「電力」とみて間違いなさそうです。
考察②ミンク族について
「ワンピース」の扉絵「エネルのスペース大作戦」の謎の考察、2つ目はミンク族についてです。月と電力と聞いてイメージされるのがミンク族でしょう。ミンク族は月の力によってスーロン化します。それについて、ミンク族はかつて月で電力を供給するために作り出された元奴隷だったのではないかという説が浮上しています。
そして、時の経過とともに奴隷であるミンク族が減ったことによって、電力の供給が減り、ビルカの都市機能の維持が困難となったため、月の民が青色の星に移ったのではないかと予想されています。そして、そのように先祖が虐げられていたため、月を見ることでミンク族は本能的な怒りを感じ、スーロン化に至るのではないかという予想も立てられています。
ワンピースの宇宙海賊に関する感想や評価
エネルの扉絵連載、結局何がどうなったんだ…宇宙海賊ってなんなんだ
— ヌガー (@coyotenougat) April 3, 2020
こちらは「ワンピース」に登場する宇宙海賊に関するツイートで、エネルの扉絵シリーズの扉絵連載に登場する宇宙海賊の正体が気になるようです。
エネルが月に到達しただけならまだしも急に宇宙海賊とかぶちこんでくるの、ヤバ過ぎる
— クロダオサフネ (@kuroda_osafune) March 19, 2020
こちらも「ワンピース」に登場する宇宙海賊に関するツイートです。扉絵シリーズで、エネルが月に行っただけでなく宇宙海賊も登場したことに大興奮の様子です。
エネルの表紙連載に出てくる宇宙海賊とゾウ編に出てくるミンク族の見た目が同じ動物でお互い月が関係しててミンク族は光月家と関係があるけどここでも月が絡むし色んな伏線とかが月と絡んできそうなんだよな〜ワンピースマジで世界観ワクワクする
— GN自粛 (@GN_koseniest) August 19, 2019
こちらも「ワンピース」に登場する宇宙海賊に関するツイートで、エネルの扉絵シリーズに登場する宇宙海賊とミンク族の見た目が似ていることや、ともに月が関係していることなど、今後のワンピースの世界観に繋がりそうな伏線の予感がしてワクワクするという感想となっています。
ワンピースの宇宙海賊の正体まとめ
いかがでしたか?「ワンピース」の扉絵「エネルのスペース大作戦」に登場する宇宙海賊の正体や謎を考察し「エネルのスペース大作戦」の概要やあらすじについてみてきました。そして、宇宙海賊が他の惑星から来た可能性が高いことやミンク族と外見が似ているもののロボットかもしれないということが分かりました。そして、宇宙海賊の狙いや月の遺跡を知った理由、「エネルのスペース大作戦」の謎についても考察してきました。
そして、月の古代都市ビルカの兵士たちを動かしたのは、エネルのゴロゴロの実による電力で、月とミンク族には何らかの関わりがあるのかもしれないと言われていることが分かりました。今後、これらの謎が公式で明らかにされることはあるのでしょうか?「ワンピース」の今後の展開に注目していきましょう!