【ワンピース】イワンコフの墓がシモツキ村にある？出身地や伏線を考察

世界政府の非道さに絶望したドラゴンが結成した革命軍の幹部に所属しているのがエンポリオ・イワンコフです。彼は、革命軍ではグランドライン軍の軍隊長を任されておりリーダーであるドラゴンとは長い付き合いのようで気さくに話す間柄となっています。故郷であるカマバッカ王国の女王として多くの人々の命を救ってきた彼は奇跡の人と呼ばれ、革命軍の幹部として活躍している今は永久欠番となっていました。

知識や経験が豊富なイワンコフはある事件によってインペルダウンのレベル5に収容されています。しかし、グランドライン軍で副隊長を務めている部下のイナズマと一緒にレベル5.5にニューカマーランドを作り上げていました。そこで、奇跡の人と呼ばれ数々の命を救ってきたイワンコフの墓がシモツキ村にあると噂されている理由や彼の出身地、冷静沈着な彼についての伏線を考察していきます。

週刊少年ジャンプによって1997年34号（7月）から連載がスタートした「ワンピース（ONE PIECE）」は、熊本県出身の漫画家である尾田栄一郎さんによって描かれた漫画です。現在も連載中のワンピースは2020年5月の時点では第96巻まで単行本で刊行されました。ワンピースでは底抜けに明るいルフィは仲間たちと一緒にバトルをしながら喧嘩をしたり笑ったりしていくうちに友情を深め成長していく姿が描かれています。

大笑いしてしまうような面白いギャグシーンや感動的なエピソード、かっこいい名シーンなどが施されているため子供から大人まで人気となりました。数多くの記録を樹立しているワンピースは、初版発行部数405万部を第67巻で達成しており、2015年6月にはギネス世界記録にも認定されています。週刊少年ジャンプでは「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に次いで長期間連載された作品として注目を集めました。

この世の全てを手に入れたゴール・D・ロジャーは、生前たくさんの事件を起こしてきたために極悪な人間のように扱われていましたが、楽観的な性格の彼は数々の友情を築いてきた影響力のある海賊王でもあったのです。彼はワンピースという大秘宝を遺しています。自由奔放に生きることが好きなルフィは海賊王になってその願いを叶えようと考えていました。彼は仲間と一緒に波乱万丈の旅をすることになります。

「ニューカマー拳法」の達人であるイワンコフは、革命軍では最高幹部として活躍しておりグランドライン軍の軍隊長を務めていました。革命軍のリーダーであるドラゴンとは長い付き合いのようで一緒に姿を現すことが多く、最高幹部として常に補佐をしているようです。奇跡の人と呼ばれ尊敬されている彼は多くの人を救っています。肉弾戦に長けている彼はさまざまな必殺技を持っていました。

今までに数々の命を救ってきた彼はオネエ言葉を使用しているオカマでしたが、ホルホルの実の能力者でもあります。生体ホルモンを使用して体内を自由自在に操ることができる彼は、人の命はもちろん自分の命も救うことができたのです。相当な危険人物としてレベル5というインペルダウンに収監されていました。しかし、そこでも新人類たちと一緒にニューカマーランドを作り女王として楽しそうに過ごしていたのです。

大きな顔を持っているイワンコフは、いつも完璧にメイクを施していました。オカマとしてメイクはもちろん身だしなみにも十分注意を払っていたのです。奇抜なメイクはかなりの厚化粧になっていたようで、毒で攻撃してくるマゼランとの戦いの際には厚化粧のおかげで命が助かる一面もありました。義兄であり幼馴染みのエースを助けに来たルフィはその毒で死にそうになっています。

普通の人間であれば毒を全身に浴びることで身体が溶けだしてしまい死亡することになりますが、厚化粧を施していたイワンコフは、お面のようにさっと厚化粧を外すことで彼の攻撃をかわしていたのです。しかし、そのお面のようになっている厚化粧は毒によって溶けていたため彼もかなり危険な状態だったことがわかります。彼の厚化粧も防御や攻撃にも貢献していました。

「世界の甲板から」の扉絵シリーズでは、三刀流の使い手であるゾロの師匠であるコウシロウが墓の前で笑顔で立っている姿が描かれていました。さまざまな試練が押し寄せていた麦わらの一味が2年後に復活したことが新聞で報じられたために、麦わらの一味がかつて訪れたことがある場所の人たちが安心して喜んでいる姿が描かれていたのです。その扉絵には笑顔で佇んでいるコウシロウの後ろに墓が描かれていました。

享年11歳という若さで死亡した娘のくいなの墓の前で笑顔で立っているコウシロウは、死亡した娘の墓に幼馴染みだったゾロが立派になった姿を報告するために訪れていたようです。そのため、扉絵のタイトルも「くいなに報告」となっていました。しかし、愛弟子であるゾロの無事を娘の墓に報告している微笑ましい扉絵でしたが、その隣奥にある墓の名前が「イワンコフ」と読めることから違う意味で注目を集めるようになります。

幼くして死亡した娘の墓の隣奥には、イワンコフの墓があるのではと話題になりました。その墓の名前ははっきりと読むことはできませんが、イワンコフの墓と書いてあるようにも見えます。しかし、剣才の持ち主だったくいなの墓はシモツキ村にあるはずだったため、カマバッカ王国が故郷となっているイワンコフの墓がそこにあるのはおかしいため何の伏線だろうと考察されるようになりました。

シモツキ村にイワンコフの墓と書かれているように見える墓が存在していることが扉絵によって明らかになったことで、死亡説まで飛び出してしまいますが、彼の本当の故郷はシモツキ村なのかもしれません。しかし、まだ死亡してないイワンコフの墓があるというのはどういう理由からなのでしょうか？世界政府に歯向かおうとしている革命軍に所属するということでかつてのイワンコフを死亡したことにしたかったのかもしれません。

すでに死亡しているということにして墓を作っておくことで故郷に迷惑をかけないようにしたと考えることもできます。世界政府が世界を支配しようとしている現在、その組織に歯向かおうとしている革命軍の存在は故郷のシモツキ村に迷惑をかける可能性は十分にありました。本当の故郷であるシモツキ村に自分の墓を作ることでかつてのイワンコフは死亡させ、革命軍として生きることに徹したとも考えられます。

その後にカマバッカに新たな王国を作って女王となることで新たな故郷を作り出したのかもしれません。当時シモツキ村で道場の師範を務めていたコウシロウであればそれらの事情を知っている可能性もありそうです。世界貴族となっている天竜人がゴア王国へ視察に来た際も、物資をイワンコフが道場へ運んでいることからシモツキ村にある墓は深い関りがあることの伏線と考えられます。

「一心道場」というシモツキ村にある剣道道場の師範を務めていたのがコウシロウで、彼は麦わらの一味で副船長を務めているゾロの師匠でもありました。彼には剣術に優れた娘がおり、現在では剣豪と呼ばれているゾロでさえも勝つことができない剣術の使い手だったのです。師匠であるコウシロウをはじめ、そこで剣術を習っていたゾロも東の海に存在しているシモツキ村の出身となっています。

そのため、娘であるくいなの墓もシモツキ村に存在していました。その娘のくいなの墓へ弟子の無事を報告に訪れたコウシロウの扉絵には、イワンコフの墓と書かれているように見える墓が隣奥に存在していたため、実はシモツキ村が彼の故郷なのではと囁かれるようになります。また、墓があることから死亡説まで浮上しました。彼は革命軍のリーダーであるドラゴンに風に吹かれている時同じ方向をよく眺めていると指摘しています。

その方向とは東の海の方向でした。革命軍のリーダーであるドラゴンには東の海に存在しているフーシャ村に息子のルフィがいたためそちらを気にかけていても当然でしょう。しかし、それに気が付くということはイワンコフも東の海を眺めているということになります。もしかしたら、東の海にあるシモツキ村もイワンコフにとって深い関りがある伏線かもしれません。

扉絵の画像にオカマ王と呼ばれているイワンコフの墓と思われるような絵が描かれていたことで、彼の死亡説が浮上し、何かの伏線では？と考察されるようになりました。しかし、オネエ言葉で話すイワンコフは死亡していないことから、墓らしきものはあるもののロシア民語となっている「イワンのばか」をもじったダジャレなのでは説も噂されるようになります。

さらに、革命軍でグランライン軍の軍隊長を務めているイワンコフのモデルとなった人物であり、声優も務めていたいまむらのりお氏は、作者の友人でもありました。彼の存在があったからこそイワンコフが誕生したともいわれていましたが、ある事件によって降板することになってしまいます。そのため、モデルであり声優を務めていた彼の追悼の意味を込めての墓だったと考えることもできるのです。

また、扉絵に描かれている墓はイワンコフの墓ではなく、「イクサビトの墓」と読めるとも噂されるようになりました。扉絵に彼の名前らしきものが書かれた墓が登場したことで死亡説や墓説などが浮上しましたが、結局彼の墓ではない可能性も十分考えられるようです。真相は明かされていないため何ともいえませんが、彼は死亡しておらず彼の墓でないとしても何かの伏線かもしれません。

扉絵には笑顔で娘の墓の前に立つコウシロウの姿が描かれていました。最愛の娘の墓の隣奥にイワンコフの墓と思われるものが存在していたため何かの伏線ではないかと噂されるようになります。その伏線とは、革命軍と剣道道場の師範を務めていたコウシロウが何かしら繋がっているということかもしれません。東の海に存在しているゴア王国出身のサボはその国を抜け出そうとして船で出航しようとしていました。

その際ゴア王国へ訪れようとしていた世界貴族と呼ばれている天竜人によって船を爆破されて死にそうになります。ちょうどそこを通りがかった革命軍のリーダーであるドラゴンによって救出されていますが、彼がそこをちょうど通りかかったのは、東の海に存在しているシモツキ村にやってきていたからと考えることもできるのです。自分たちに都合の良い政治を行っている世界政府を一緒に何とかしようと考えていたのかもしれません。

その相談をするためにシモツキ村に革命軍が度々足を運んでおり、実際に接触することなく情報のやり取りをしていたのだとしたら扉絵に描かれていた墓はメッセージを交換し合う場所の伏線と考えることもできるでしょう。一般の人が幸せに暮らせる世の中を目指している者同士が繋がっているという伏線が扉絵に描かれた墓と関係している可能性は高いと考えることができます。

かつて革命軍の最高幹部に所属していたバーソロミュー・くまとホルモン焼きが好きなイワンコフはとても仲が良かったようです。そのため、無口でありながら心優しかったバーソロミュー・くまが完全に改造人間にされてしまった事実を凶悪な性格のドフラミンゴに聞かされたことで相当なショックを受けていました。

しかし、あらゆる情報を駆使して世界政府と戦おうとしているリーダーであるドラゴンがこの事実を知らないはずはありません。もしかしたら、最高幹部であるバーソロミュー・くまとリーダーであるドラゴンだけの間で交わされた作戦だったとも考えることができるでしょう。何も聞かされていなかったイワンコフの驚いた表情は何かの伏線に繋がっているとも考えられます。

意外と冷静沈着な性格を持っているイワンコフは、生体ホルモンを指先から注入することで、体中の成長や色素、体温、テンション、性別などを操ることができる超人系の悪魔の実であるホルホルの実の能力者だったのです。その力によって人間の身体を内部から改造していくことができます。男になったり女になったり性別を状況に応じて都合よく使い分けることもできました。

生体ホルモンを指先から注入することで瀕死の状態になったルフィも助けています。自分自身に注入することで疲れをとったり、元気を取り戻したりすることも可能だったのです。生体ホルモンを注入して女性になった時のイワンコフはかなり美人だと評判でした。

死亡説が出たり、扉絵に描かれている墓がイワンコフに関する何かの伏線だと考察されたりしていますが、知識や経験が豊富な彼が能力者として覚醒しているのかにも注目が集まっています。超人系の悪魔の実の能力者が覚醒するとその力は周囲に存在している建物やいつも足で踏みしめている地面にさえも波及するようになりました。そのため彼の能力が覚醒するとどのようになるのかと話題になったのです。

超人系のホルホルの実という悪魔の実の場合は、生体ホルモンを注入することで治療をしたり、性別を変えたりさまざまな影響を与える力となっています。生物に大きな影響を与える力となっているためこれ以上の覚醒は起こらないと考えることができるのです。すでに大きな影響を与える存在となっているため覚醒していない現在でさえも他の超人系の悪魔の実と比較したら覚醒している状態といえるのかもしれません。

インペルダウンのレベル5に収監されていた彼は、戦う時が来たと察し監獄署長を務めているマゼランとの戦いの際に夢打撃処裏拳（ムダゲショリケン）を披露していました。ムダ毛処理ができるような鋭くなった手刀を使用して高速で放つことで迫力のある戦いをしています。ホルホルの実の能力者である彼は指先から生体ホルモンを注入することができるため、ダブルで威力を発揮することができるかもしれません。

厚化粧を施しているイワンコフはまばたきをするだけでもかなりの威力のある攻撃をすることができました。デスウインク（DEATH WINK）という技は、ただまばたきをするという単純な攻撃ですが、遠くに存在している敵に対しても爆発させることができます。大きな爆発を起こすことができるこの技は遠距離攻撃にも向いている破壊力のある必殺技となっていました。

的確な判断を下すことができるイワンコフの最高の必殺技といわれているのが銀河WINK（ギャラクシーウィンク）です。自分自身の顔を素早く動かしていくことで多くの残像を作ることができます。その際に威力のあるウインクをすることで、デスウインクを連射していることになるのです。爆発的な破壊力のあるウインクが連続で繰り出されることで敵も圧倒されていました。

扉絵にオネエ言葉を使用するイワンコフの墓が描かれているということで死亡説や何かの伏線ではと考察されていましたが、インペルダウンのレベル5.5で新たな仲間を作っていたり、麦わらの一味であるルフィを助けたり革命軍の幹部として活躍していました。インペルダウンのレベル5に収監されていたイワンコフは、仲間のエースを助けるために監獄署長を務めているマゼランと戦い毒をかぶって瀕死になっているルフィと出会います。

仲間を思うルフィの勇気と行動力に感動した彼は、自分のホルホルの実の能力を最大限に活用して救い出そうとしていました。一刻を争う場面で冷静に的確な判断をすることができる彼だからこそできたことといえます。底抜けに陽気でめげないポジティブな思考のルフィが革命軍のリーダーであるドラゴンの息子と知り納得していました。その後も彼をフォローするため一緒に脱獄しています。

それほど登場回数が多いキャラクターではありませんが彼の名言は意外と多く、心に残っている人もたくさんいました。数々の命を救ってきた彼は毒によって瀕死の状態になっているルフィに治療ホルモンを施します。生と死を彷徨っている彼はその治療によってひどく苦しんでいました。

あまりの苦しさに悶え苦しんでいるルフィの姿を見た心優しいボン・クレーは、友達である彼を救ってほしいと訴え、必死にお願いしています。懸命に治療を施していたイワンコフでしたが彼は上記の名言を発しています。どんなに優れた医者であっても最終的には本人が強く生きたいと思わない限り、なすすべがないということなのかもしれません。

瀕死の状態になっているルフィや数多くの人の命を救ってきたイワンコフをかっこいいと高く評価している人はかなり多くいました。生きるか死ぬかという一刻を争う状況で瞬時に判断して行動することができる彼は、オカマ王と呼ばれている時の雰囲気とは全く異なっていたのです。誰もが尊敬する指導者となっていました。

オネエ言葉を使用している彼について、その喋り方に親近感を覚えたという感想が寄せられていました。トリッキーな見た目と思想を持っている彼ですがその雰囲気や言葉遣いに興味を持ったり、その独特なキャラを好きになったりする人もいます。奇抜な見た目の彼ですが、かっこいい名言も多く放っていたため尊敬されてもいました。

上記の画像の彼の名言が大好きでこの言葉を頼りに生きているという人もいるようです。数々の感動する心に響く名言を放っているイワンコフは、あまり他の名言などで感動したことがない人の心も掴み離さないようなインパクトのあるセリフが多かったのでしょう。

麦わらの一味が2年後無事であるという報告が新聞で報じられたことで彼らの関係者は大いに喜んでいました。麦わらの一味で副船長を務めているゾロの師匠であるコウシロウも扉絵に登場し墓の前で笑顔で立っている姿が描かれています。愛する娘のくいなの墓の隣奥にイワンコフの墓があるということで死亡説や何かの伏線ではと話題となりましたが、彼は健在であるため今後大きな活躍をする可能性はあるでしょう。