【ワンピース】宝樹アダムと陽樹イブとは？正体や悪魔の実との関係を考察

とにかく頑丈な宝樹アダムや海底深くまで根を張り光を届けることができる陽樹イブが登場するワンピースとは、1997年34号から週刊少年ジャンプによって連載がスタートして現在も連載中の人気漫画となっています。世界中で愛されているワンピースは、漫画はもちろん、映画やゲームとしても展開されました。そんなワンピースで麦わらの一味の第2の船としてサウザンドサニー号が船大工であるフランキーによって完成しています。

麦わらの一味にとって仲間同然だったゴーイングメリー号の意志を引き継いだ新しい仲間となったのです。そのサウザンドサニー号には戦争が起きても決して倒れることがない頑丈な樹として有名だった宝樹アダムが使用されていました。そこで、世界に数本しかないとされる宝樹アダムと神秘的な樹とされている陽樹イブとは？やその正体、生えている場所、悪魔の実との関係を考察していきます。

1997年34号（7月）から熊本県熊本市出身の漫画家である尾田栄一郎さんによって描かれた「ワンピース（ONE PIECE）」は、週刊少年ジャンプによって連載がスタートしており現在も連載中の漫画となっています。週刊少年ジャンプでは「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に次いで長い期間連載している作品となっており第96巻（2020年4月の時点）まで単行本で刊行されました。

海賊王になることを夢見ているルフィはワンピースでは仲間たちと一緒に激しいバトルをしながら時には怒ったり笑ったりして絆を深め成長していく姿が描かれています。ぐっとくるような感動的なエピソードや思わず大笑いしてしまうようなギャグシーンも散りばめられているため老若男女問わず世界中で人気となりました。数多くの記録を樹立しているワンピースは、単行本で10年以上も初版300万部以上を突破しています。

自由を愛し仲間思いのゴール・D・ロジャーは、海賊王として海賊の旅を楽しんでいました。かつて大きな事件を引き起こしてしまったために世間の評判は悪かったのですが実際の彼は楽観的で子供好きな人格者だったのです。彼はワンピースという大秘宝を遺したとされました。海賊王を夢見ている肉が大好きなルフィは命の恩人であるシャンクスと再び会うことを胸に仲間たちと旅に出かけました。

作中では個性豊かな海賊船がその海賊のシンボルであるかのように優雅に海を漂っています。海賊にとって海賊船はなくてはならない戦友のようなものです。そのため、海賊船に使用している材木に対して船大工はこだわりを見せています。麦わらの一味で船大工を担当しているフランキーは師匠であるトムの下で船大工としてさまざま船や武器を作ってきました。そんな彼にも大きな夢があったのです。

その夢とは戦争が起きてもびくともしないとされていた宝樹アダムを使用して海賊船を作ることでした。その夢を実現する機会が訪れ、サウザンドサニー号が誕生したのです。そこで、麦わらの一味の第2の船であるサウザンドサニー号の材料となった宝樹アダムと魚人島にまで長く根を伸ばして海底に地上の輝かしい光を放っている陽樹イブとは？やそれらの木の正体を考察していきます。

戦争によって爆撃を受けても立ち続けるほど頑丈とされている樹が「宝樹アダム」です。世界にたった数本しかないといわれている宝樹アダムとは戦争中でも立ち続けられるほど頑丈な樹となっていました。しかし、加工ができるため麦わらの一味で船大工をしているフランキーがかつて仲間のウソップから巻き上げた2億ベリーのお金で購入したこの樹を使用してサウザンドサニー号を作り上げています。

強度が非常に高いといわれている宝樹アダムですが、海賊船を作る材料として使用できるなど加工をすることができるため強度的にはポーネグリフには劣るようです。万物の声を聞くことができるルフィは、もしも、この樹が1000年以上も生きていたのだとしたらサウザンドサニー号に使用したこの樹を通して世界政府がひたすら隠そうとしている空白の100年についても聞き出すことができるかもしれません。

この樹は非常に頑丈とされており、船大工のフランキーが惚れ込んでいる材木でもありました。そのため、麦わらの一味のかつての仲間であったゴーイングメリー号の意志を継いだサウザンドサニー号として誕生し彼らを守っていくことになります。サウザンドサニー号以外にもオーロ・ジャクソン号という船の材料としても使用されていますが、この樹がどこに存在しているのかはいまだ明らかになっていません。

海底1万メートルまで根を張ることができる樹が「陽樹イブ」です。海底深くまで根を伸ばすことができる陽樹イブとは神秘の樹ともいわれており、自らの根を海底深くまで伸ばすことで海底に光を届けるという不思議な力を持っていました。地上で受け取った光を海底1万メートルまで届けることができる陽樹イブとは科学では解明することができない正体がいまだ明らかになっていない神秘の樹だったのです。

海底深くまで地上の光を届けてくれる陽樹イブは、光以外にも空気も届けることができる素晴らしい働きをしてくれていました。魚人島にまで届いているこの木はどこに立っているのかは不明となっています。自らの根を魚人島に伸ばすことができるということはその近くに樹の幹が生えていると考えることができるでしょう。しかし、グランドライン前半側に存在しているのか、新世界側に存在しているのかは明らかになっていません。

ただ、聖地マリージョア（レッドラインの上に存在している）の真下に位置している魚人島に陽樹イブの根を伸ばしてきているため、もしかしたらレッドラインの上に生えていると考えることもできます。もしそれが事実であれば、聖地マリージョアの地に陽樹イブが生えていてその真下に位置している魚人島まで根を伸ばしてきているのかもしれません。

造船の材料に適しているとされる頑丈な宝樹アダムと海底に光をもたらしてくれる陽樹イブの樹は、作中でも多くの謎が含まれている神秘的な樹として取り上げられています。自然界で起こる現象は人間の考えが及ばないことが多いですが、ここではこの2つの貴重な樹は悪魔の実と深い関係があるのではと噂されています。そこで、この2つの神秘的な樹が悪魔の実とどのように関係しているのかを考察していきましょう。

聖書ではアダムとイブという男女が登場しており、彼らが食べた禁断の果実の正体も明らかとなっています。エデンの園には善悪の知識の樹と生命の樹の2種類が生えていました。エデンの園で誕生したアダムは、リンゴの木である善悪の知識の樹の実だけは食べてはいけないときつく神様からいわれていたのです。その後エデンの園にはイブという女性が誕生しています。

蛇にそそのかされたイブは神様に食べてはいけないといわれていた善悪の知識の樹に実っていたリンゴを食べてしまいました。さらに、イブは男性であるアダムにもそのリンゴを食べるように勧めています。ついに2人は神様が食べてはいけないといっていた善悪の知識の樹に実っていたリンゴを食べてしまい、エデンの園を追放されることになりました。そのため、作中に登場している悪魔の実とはリンゴの実だと考えることができます。

非常に頑丈で戦争が起こっても倒れることがないとされている宝樹アダムと、暗闇が広がっていた海底深くにまで地上の光をもたらすことができる陽樹イブは、悪魔の実と深い関係にあると考察することができるのです。もしかしたら、この2つの樹によって悪魔の実が誕生するのかもしれません。

アダムとイブが食べた禁断の果実の正体がリンゴだとしたら、世界に数本しかないといわれている貴重な宝樹アダムと魚人島に地上の光や空気をもたらしてくれている陽樹イブが受粉することで悪魔の実が誕生すると考えることもできます。もしもそれが事実だとしたらどちらも果物の樹である可能性は高いです。しかし、悪魔の実にもさまざまな種類があるため、それがどのように誕生したのかなどの謎も深まってきます。

雌しべに花粉が受粉することで悪魔の実が誕生するのであれば、その2つの樹がどこにあるかによってどんな流れで受粉や交配をおこなって悪魔の実が誕生するのかの正体も今後明らかになっていくかもしれません。

魚人島には彼らの海底を光で明るくしてくれている陽樹イブの根が存在していることから、その正体は魚人島に隠されている可能性は高いでしょう。古代兵器であるプルトンについて政府が非常に警戒しているのと同じように世界政府にとって重要な謎が隠されていると考えられます。

ビッグマム編では、四皇の1人であるビッグマムの若い頃のシーンが回想で描かれています。作中でビッグマムの幼少期のことは会話の内容では度々登場していましたが、実際に巨人族が住んでいるエルバフとして登場したのは初めてとなりました。圧倒的な存在感を放っているエルバフには巨大な樹が立っていたために、この巨大な樹が宝樹アダムではないかと話題となったのです。

上記の画像に描かれている巨木がその噂の樹となっています。この宝樹アダムという幻の樹は、生命力がとても強く激しい戦争の中でも唯一立ち続けることができる樹ともされていました。そのため、圧倒的な存在感を見せつけていたこの樹がきっとそうであろうと噂されるようになったのです。巨人族が住んでいる広大な土地だけに巨木ものびのびと成長することができるのでしょう。

巨人族が住んでいるエルバフには北欧を思わせるような文化と植生、気候が存在しています。山の数百倍もあるような巨大な樹が生えていたり、周囲の海には巨大な魚が泳いでいたりしました。なにもかもが巨大だったのです。100年前にはエルバフに住んでいる巨人族によって巨兵海賊団を結成しており、偉大なる航路を荒らしまわったことでも知られています。しかし、人間のシスターによって正しく力を使用できるようになりました。

ちなみに、どんな嵐や戦争の中でもびくともしないとされている宝樹アダムという樹は、造船の材料としても最適であり、世界中を旅したという海賊王であるロジャーが乗っていたロジャー海賊団の船であるオーロ・ジャクソン号をはじめ、麦わらの一味で船長を務めているルフィたちが乗っているサウザンドサニー号の海賊船の材料となっていたのです。さらにその2つの海賊船は師弟によって作られています。

麦わらの一味で第2の船となったサウザンドサニー号を宝樹アダムで作り上げた船大工のフランキーは、その幻の樹のことを下記の言葉で説明していました。エルバフとは偉大なる航路の後半である新世界に存在している巨人族が住んでいる王国となっています。巨人族の国王となっているエルバフは、ウォーランドという島を拠点としていました。そこには北欧を思わせるような文化と植生、気候が存在していました。

かつては偉大なる航路を荒らしまわった巨人族でしたが、人間のシスターであるマザー・カルメルから進言を受けたことで故郷の豊かな自然を大切にしながら、自分たちの有り余る力を有効に活用するようになったのです。そのため、巨大な樹がよく育つエルバフからは良質は材木が輸出されるようになりました。それらの状況も踏まえるとどんなことがあっても立ち続けることができる樹がここにあってもおかしくないでしょう。

巨人族が住んでいるにエルバフにもしも宝樹アダムがあったのだとしたら、材木を輸出して貿易をするようになった彼らによって切り倒されて裏のルートで売りに出されたことがあると考えることができます。かつては有り余る力を人のものを奪い去るという略奪によって使用していた彼らでしたが、人間のシスターであるマザー・カルメルの教えによって考えを改めることができました。

圧倒的な存在感を見せつけていた巨大な大木がそびえたっているエルバフには、世界で数本しかないといわれている宝樹アダムがあると考えることができます。頑丈でどんな状況の中でも生き続けることができる強い生命力を持ったその樹を切り倒すには巨人族の力が必要でしょう。普通の人間では太刀打ちできない頑丈さを持っていると考察することができます。

また、そのような樹は滅多に手に入るものでないために、裏ルートでしか売り出されないという可能性は十分にあるでしょう。裏ルートでさえもごくまれに出るか出ないかという状況なのかもしれません。好戦的な種族とされた巨人族の力は材木の輸出に正しく使用されることで豊かな貿易ができるようになったとも考えられます。

どんな嵐でも戦いにおいてもびくともしない頑丈な宝樹アダムと暗闇となっていた海底を明るく照らしてくれる神秘的な陽樹イブには悪魔の実との関係や巨人族が住んでいるエルバフとの関係など多くの謎が存在していますが、作中で今後重要な伏線となっていくと考えることができます。そのためその他の謎についても考察していきます。

麦わらの一味で船大工を務めているフランキーの恩師であり育ての親であるトムは、世界に数本しか存在していないとされている宝樹アダムを使用して海賊王として大暴れしていたロジャーの海賊船であった「オーロ・ジャクソン号」を作り上げています。恩師であるトムから彼が惚れ込んでいたロジャー海賊団やその船の話を聞いていたフランキーはいつか自分も宝樹アダムを使用して海賊船を作りたいと考えていました。

戦争が起きても倒れることがない、水に浸かっても腐ることがない頑丈な材木とされている宝樹アダムに惚れ込み、どんな海の荒波であっても壊れることがない最強の海賊船を作ることを夢見ていたのです。船大工がこれほどまでに惚れ込んでいる宝樹アダムは造船の材料にかなり適しているということができるでしょう。しかし、世界に数本しかなく、高額だったためになかなか手に入るものではありませんでした。

当時まだ麦わらの一味でなかったフランキーは嘘つきで臆病者のウソップから巻き上げた2億ベリーを使用して宝樹アダムの材木を手に入れています。それによって麦わらの一味の第2の船となるサウザンドサニー号が誕生したのです。海賊王を夢見ているルフィにとってはぴったりの最強な船を手に入れたことになりました。どこに生えているのか正体がわかっていない宝樹アダムですが造船の材料にはピッタリなようです。

魚人島に存在しているリュウグウ王国の国王を務めているネプチューンは、海底深くまで根を伸ばし真っ暗な海底に光を放っている陽樹イブの存在について麦わらの一味たちに説明していました。光り輝く魚人島について世界で唯一光が存在している海底として紹介しています。海底1万メートルにまで深く根を張ることができるこの樹からは地上の明るいキラキラとした光が届けられていました。

その仕組みや正体は科学的に明らかにされていませんが、科学では証明できない神秘的なものがあったのです。この光を放つ根を持つ陽樹イブは、その正体やその樹が生えている場所などわかっていませんが、シャボンディ諸島周辺ではとの噂が立っていました。もし仮にそれが事実であれば世界政府の本拠地とされている聖地マリージョアの場所が関係している可能性は高いでしょう。

空白の100年をひた隠しにしようとする世界貴族とされている天竜人や最高権力者として活動している五老星らが住んでいる聖地マリージョアをそこに作った理由も関係してくると考えられます。世界政府の本拠地となっている場所は必ず何かしらの意味や理由があって決めるものです。もしかしたら、海底1万メートルにまで根を伸ばし地上の光を届けることができる陽樹イブのそばに建てたい理由があったのかもしれません。

生命力がとても強いとされる宝樹アダムと海底で地上の光を放つことができる根を持っている陽樹イブについて、ひとつなぎの大秘宝ではないかと考察している人もいました。その大秘宝はこの2つの樹から誕生するのではと考えた人もいるようです。

かつて海賊王としてひとつなぎの大秘宝を遺したロジャーたちだけがたどり着くことができた島がラフテルとなっています。もしも、大秘宝の正体が2つの樹によって誕生するのであれば、その2つの樹はラフテルにあるのかもしれません。

戦争でも立ち続けることができる宝樹アダムと海底1万メートルにまで根を伸ばすことができる陽樹イブに関して、エデンの園を追放されたアダムとイブの話に深い関係があるのではと考えている人もいました。そのため、2つの幻の樹と関係が深いと噂になっている悪魔の実の元ネタは禁断の果実だと考えている人もいます。いずれにしても多くの伏線や謎が詰まっているワンピースの考察をすることを楽しみにしている人は多くいました。

生命力がとても強い幻の樹とされている宝樹アダムや自らの根を通して海底に光を届けている陽樹イブにさまざまな能力が秘められている悪魔の実がなるのかもと考えている人もいました。花人間や樹木人間が悪魔の実によって存在していないためそのように考えた人もいたのです。果実と樹という関係から悪魔の実と2つの種類の樹は深い関係にあると考えている人は多くいました。

麦わらの一味で船大工を務めているフランキーやその師匠であったトムは、船大工として最高の材木として頑丈な宝樹アダムを高く評価していました。そのため、ロジャー海賊団を乗せていたオーロ・ジャクソン号や麦わらの一味を乗せているサウザンドサニー号を作り出したのでしょう。

また、魚人島の海底深くに根を伸ばしている陽樹イブは地上の光を暗闇だった海底に届けている神秘的な樹となっていました。不思議な要素がたっぷり詰まった2つの樹は、悪魔の実とも深く関係していることが噂されているため今後どのようにその謎が明らかになっていくのかに注目が集まっています。