【ワンピース】エース復活を作者が公式に否定?ワノ国で生き返るという噂の理由は?

「ワンピース」のエースの復活について考察していきます。エースは海軍によって処刑を言い渡され、海軍大将・赤犬(サカズキ)の攻撃で死亡しました。しかし、今なお人気を集めているエースに、復活を期待する声が上がっているそうです。作者の尾田栄一郎はエースは復活しないと公式に否定しているようですが、「ワンピース」ワノ国編で登場した「トキトキの実」で生き返るのではないか?という噂もあり、その理由を考察していきます。

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目次

  1. ワンピースのエースとは?
  2. ワンピースのエース復活を作者が公式に否定?
  3. ワンピースのエースがワノ国で生き返るという噂の理由
  4. ワンピースのエースが復活しないといわれる理由
  5. ワンピースのエースの正体はロジャーの息子?
  6. ワンピースのエースのかっこいい名言集
  7. ワンピースのエース復活に関する感想や評価
  8. ワンピースのエース復活まとめ

ワンピースのエースとは?

ワンピースの作品情報

原作者・尾田栄一郎による漫画「ワンピース」は、週刊少年ジャンプで連載中で、1997年から現在まで長期に渡って人気を集める少年漫画です。2020年4月にはコミック最新刊96巻が発売され、日本だけでなく世界中で翻訳され、発売されています。その累計発行部数は数々の世界記録となる大ヒット漫画です。テレビアニメはフジテレビ系列で1999年から開始され、現在までロングラン放送となっています。

ワンピースの概要

「ワンピース」は、主人公のモンキー・D・ルフィが憧れの海賊王を目指す海洋アドベンチャー漫画です。迫力のバトルシーンに個性豊かなキャラクターたちとの友情と、綿密に練り上げられたストーリーにギャグシーンも交えながら進んでいくストーリーは、正統派少年漫画とされています。日本のみならず世界中で読まれ、コミック発行記録を伸ばす大人気作品です。

ワンピースのあらすじ

「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求めてバトルを繰り広げる大海賊時代、主人公のモンキー・D・ルフィは東の海・フーシャ村に住む少年です。赤髪のシャンクスという海賊と出会ったルフィは、海に憧れを持つようになり、自分も海賊王になる夢を抱きます。その後、訓練を重ねたルフィは17歳になり、シャンクスから渡された麦わら帽子を被り、いよいよ大海原へと旅立ちます。

「麦わら海賊団」を結成したルフィが、様々な経験をする壮大な物語が描かれていくのですが、今回は、そのルフィの義兄弟とされるエースについて見ていきます。エースは、第574話「ポートガス・D・エース死す」(コミック59巻)、アニメ版では第483話「答えを探して 火拳のエース戦場に死す」で死亡します。しかし、エースが復活するのでは?という噂が囁かれています。ここではそのエースの復活説について見ていきます。

エースのプロフィール

「ワンピース」のアラバスタ編で初登場したエースは、本名ポートガス・D・エース、バテリラ(南の海)出身、1月1日生まれです。自ら率いていたスペード海賊団を経て白ひげ海賊団の2番隊・隊長となりました。懸賞金は5億5000万ベリー、白ひげ海賊団のマークと左上腕には「ASCE」(Sには×印が付いています)という文字の刺青をしています。悪魔の実「メラメラの実(自然系)」の能力者で通称「火拳(ひけん)のエース」。

「アラバスタ編」で初登場したエースは、白ひげ海賊団の掟を破ったマーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)を探しているところで、ルフィが海軍のスモーカー大尉に追われていたので助けてあげました。エースは「メラメラの実」の能力でスモーカー大尉をかわします。義兄弟であるエースとルフィは再会を喜びます。そして別れ際エースはルフィにビブルカードを渡し、再び会うために持っていて欲しいと言いました。

エースのメラメラの実の必殺技

エースは、悪魔の実「メラメラの実」の能力者です。身体から炎を発生させ、自由自在に操ることができる能力です。エース愛用の超小型船「ストライカー」は、足元に発生させた炎でエンジンを起こし、海上を縦横無尽に動くことができます。炎の届く範囲は能力者の力量次第でかなり広い範囲を炎で覆うことができます。威力も力量によって帆船や建物を一瞬で爆破することができます。

ここで、エースが操る「メラメラの実」の主な必殺技を紹介します。必殺技「火拳」は炎で作る拳です。これは炎の力を限界まで高めた巨大な火拳で辺りのものすべてを焼き尽くす技です。エースはこの火拳で帆船5隻を一気に沈没させました。「火銃(ひがん)」は、銃を構える様な形にした指から火球を繰り出します。連続で撃ち出すことができる火球は小規模爆弾と化し、爆破・炎上します。

「蛍火(ほたるび)」は、蛍に似た小さな火の弾を大量に放っておき、一気にまとめて敵に向かわせます。敵に命中した瞬間爆発を起こし、火達磨となります。他には「炎上網」は、敵の行く手を遮るために炎の壁を作る技です。また、「神火 不知火(しんか しらぬい)」は、左右両腕から炎の槍を出現させて敵に突き刺すことができます。

そして「メラメラの実」で最強の必殺技とされるのが、エースがバナロ島で黒ひげに対して放った大技です。それは「炎帝」という必殺技で、自身の周りの広い範囲に炎の幕を張る「大炎戒(だいえんかい)」から、その炎を太陽を思わせるような巨大な塊にして敵にぶつけるという技です。

エースの白ひげ海賊団に入る前の強さ

エースは白ひげ海賊団の2番隊・隊長です。ここで、白ひげ海賊団に入る前のエースについて見ていきます。17歳で東の海から一人旅立ったエースは、しばらくして「メラメラの実」の能力者になりました。「メラメラの実」は攻撃、防御共に優れており、悪魔の実の最強ランキングで上位に入るほどです。そんな能力を持つエースが「スペード海賊団」を結成し、船長として数々のバトルでその強さを印象付けました。

「メラメラの実」の能力者になったエースは、その能力を最大の威力で発揮できるような自身の戦闘能力もあり、実力を認めた世界政府から王下七武海にふさわしいとされ、メンバーに入らないかと誘われたほどです。しかし、海賊を極めていきたいエースは誘いを断りました。快進撃を続けるエースは3年という短期間に5億5千万ベリーまで懸賞金も上がっていったのでした。

エース率いるスペード海賊団は「グランドライン(偉大なる航路)」に到達、そしてカイドウが支配するワノ国に上陸しました。

エースは覇王色の覇気の使い手?

エースが「覇王式の覇気」かどうかについては、素質があると思われるエピソードが描かれています。そのエピソードは、ルフィと共に過ごしていた子ども時代、ルフィが危機に陥った際、エースは「覇王式の覇気」を瞬発的に出現させたことがありました。実際にエースが「覇王式の覇気」を習得したかについては、はっきりしませんが、エースが白ひげ海賊団に入る前、覇気の使い手であるジンベエと戦ったことがありました。

白ひげと戦うために勇んでやってきたエースの前に立ちはだかったのがジンベエでした。エースとジンベエは5日間戦いましたが、覇気使いのジンベエ相手にエースは互角の力を見せました。このように、エースはジンベエ以外にも覇気を使う者が多い中、王下七武海入りを勧められるほどの戦闘能力で相手を圧倒してきました。

エースは、高い身体能力と戦闘能力で「メラメラの実」の能力を最大レベルで扱うことができ、また、覇気の使い手としてのレベルも高かったのでないかと言われています。「ワンピ―ス」の小説版では、エースが「武装色の覇気」を習得したシーンがあるということです。

エースの死亡までの経緯

エースが死亡するまでの経緯を見ていきます。白ひげ海賊団に入り、2番隊・隊長になったエースは海賊団の掟を破り、仲間を殺して逃亡したマーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)の追跡を始めました。ティーチは黒ひげと名乗り、「黒ひげ海賊団」の船長となりました。追跡の結果、エースは黒ひげがバナロ島(偉大なる航路)にいることを突き止めました。

この黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)とエースによる「バナロ島の決闘」と呼ばれる戦いが始まりました。ロギア系最強と言われる「ヤミヤミの実」の能力者である黒ひげは、必殺技を連発し、エースを圧倒します。エースは「メラメラの実」の必殺技「火達磨」で応戦します。そして戦いの終盤、エースは「巨大な火球」、黒ひげは「深い漆黒の闇」を繰り出します。

エースと黒ひげによる壮絶な戦いの勝利者は、黒ひげとなりました。黒ひげはエースをあえて生かしておいたと言い、エースを海軍に引き渡しました。この手柄によって黒ひげは王下七武海のメンバーとなります。黒ひげのおかげでエースを拘束することができた海軍は、エースを公開処刑すると発表。エースの危機を知った白ひげは、白ひげ海賊団とそれに連なる傘下の海賊団をすべて結集し、エース奪還のため海軍との戦争を決意します。

また、義兄弟のエースの危機を知ったルフィもまたインペルダウンの囚人たちを連れて参戦します。「ワンピース」史上最大の戦争となったマリンフォード頂上戦争の勃発です。処刑場に引き出されたエースを一度はルフィが放った「覇王式の覇気」で救出することができましたが、海軍大将の赤犬(サカズキ)がルフィを攻撃したことで、エースはルフィをかばい、赤犬の「マグマグの実」の攻撃を受け、エースは死亡しました。

エースのタトゥーの意味

エースの左上腕部にあるタトゥーを見てみると、「ASCE」という文字があり、Sの文字の上には×印が付いています。この×印は、エースの単なるミスだと言われていましたが、ミスではないという可能性もあるそうです。エースとサボ、ルフィは義兄弟という絆で結ばれていました。3人の頭文字は、エースはA、サボはS、ルフィはL、となります。

エースを英語で書くとACEですが、CをサボのSに代えて描き、ルフィのLに2本の線(エースとサボの2人という意味)を加えればEになります。Sに×印を付けたのはサボの海賊旗をイメージしていると言われています。エースは自身の名前で義兄弟の深い絆を表したかったのではないかと言われています。

『ONE PIECE』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト

ワンピースのエース復活を作者が公式に否定?

ここまで、「ワンピース」のエースが死亡した経緯を見てきました。ここからは、エースの復活説に対する作者の尾田栄一郎が、復活するのか?しないのか?について公式に語った内容について見ていきます。

エース復活説とは?

エースの死亡が漫画で描かれたのは「ワンピース」574話で、コミックでは59巻、2010年8月に発売されました。エースが死亡した後、エースの幼少期から白ひげ海賊団に入るまでの過去や、ワノ国でエースが遺したエピソードが描かれました。エースは復活するのか?しないのか?という復活説が囁かれ始めたのは、このワノ国編になってからです。

エース復活説が囁かれる理由について見ていくと、エースとルフィの義兄弟だったサボが天竜人の攻撃で船と共に沈み、死亡したとされた事件がありましたが、実はモンキー・D・ドラゴンによって救出され、生きていたことが判明しました。また、「ヨミヨミの実」の能力によって生還したブルック、「カゲカゲの実」でゾンビになって生き返るなど、「ワンピース」では死亡したはずの人物が生きていることがよくあります。

以上の様なキャラクター、エピソードがあることからエースも、もしかすると生き返らせる方法、設定が出てくるのではないか?出てきて欲しいという願望が、ファンを復活説へと駆り立てるのではないかと言われています。また、エースは死亡から10年後の1000話で生き返る、という説もあるそうです。

エース復活を作者が公式に否定していた?

エース復活説について、作者の尾田栄一郎は公式にどのように語ったのでしょうか?ここで、尾田栄一郎が公式に語った、エースが復活するのか?しないのか?の復活説について見ていきます。明石家さんまがMCを務めるバラエティー番組で「ワンピース」の最終回が話題になった際、明石家さんまがエース復活について主張した内容に対して尾田栄一郎は、エースは復活しないと公式に明言しました。

作者が描いた40歳・60歳のエース

もしエースが40歳、60歳まで生きていたらこのような姿になっただろうという絵を、作者の尾田栄一郎が描いています。この絵は「ワンピース」のコミック89巻に掲載された尾田栄一郎への質問コーナー・SBSで、ファンの質問に答える形で描いたものです。かっこいいエースがそのまま年齢を重ねたパターンと、少しかっこ悪い、情けない感じに描いたパターンがあります。

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ワンピースのエースがワノ国で生き返るという噂の理由

「ワンピース」の作者・尾田栄一郎が、エースは復活しないと公式に明言しましたが、ワノ国編で描かれたエースとお玉のあるエピソードによって復活の噂が囁かれました。ワノ国編といえば、時空を超えられるという「トキトキの実」も登場します。「トキトキの実」はエース復活に関わってくるのでしょうか?ここでは、「トキトキの実」と、そしてお玉とエースのエピソードから、復活説の理由を考察していきます。

理由①トキトキの実で復活する?

作者・尾田栄一郎が公式に復活しないと語ったにも関わらず「ワンピース」のワノ国編で復活説が出た理由の一つ目は、悪魔の実「トキトキの実」です。「トキトキの実」の能力者は光月おでんの妻、光月トキでした。「トキトキの実」は、タイムスリップを可能にする能力です。この「トキトキの実」の能力を持ってすれば、エースは復活することができるのではないかと言われています。

しかし、「トキトキの実」は過去に行くことはできず、未来にしか行けません。20年前にワノ国で光月おでんがカイドウとオロチによって処刑された際、妻のトキが「トキトキの実」の能力で、未来(20年後)へと息子のモモの助や錦えもんたちを送りました。「トキトキの実」は過去に戻ることはできませんが、「トキトキの実」に、死亡した人間が復活できる新たな能力が加われば、エース復活も可能かもしれないと言われています。

理由②お玉とした約束

エースがワノ国に上陸したのは、まだ白ひげ海賊団に入る前でした。スペード海賊団を率いてワノ国に漂着したエースは、編笠村の村民に食料を奪われました。エースは貧困に苦しむ村の状況からワノ国の惨状に気づきます。ワノ国は四皇・カイドウに支配され、人々は苦しめられていました。エースは村民の窮状に心を痛め、食料を与えました。エースは村で出会ったお玉と親しくなります。

エースの人柄に触れたお玉は、エースを兄の様に慕うようになり、編笠を作る方法をエースに教えるなどすっかり懐いてしまいました。ある時、お玉はエースに、自分も海に行きたいとせがみました。エースは、お玉がまだ5歳の子どもだということもあり、もっと大きい海賊団になってまたワノ国に来ると答えました。

するとお玉が「その時は仲間に入れてくれる?」と尋ねるとエースは、「海賊は強くなければ無理、お前が妖艶なくノ一にでもなっていたら…」と言いました。お玉は、約束ですよ、と笑顔で言いました。これが、エースがワノ国でお玉と交わした約束です。

以上の様に、ワノ国編でお玉がエースと交わした約束をルフィに語ったのが第911話でした。エースの死亡が描かれた第574話から年月を経て描かれたエースのエピソードが、復活説の理由になったそうです。お玉との約束を守るためにエースが復活するのではないか?という期待と、「トキトキの実」に新たな能力が発見され、その「トキトキの実」の能力がもしエースに適用されるのであれば、エース復活もあり得ると言われています。

理由③間接的にワノ国を助ける?

四皇・カイドウと黒炭オロチ将軍による支配に苦しむワノ国の人々は、赤鞘九人男を中心に光月家の手に取り戻そうと準備をしていますが、まだまだカイドウと戦う力はありません。そのためネコマムシ(赤鞘九人男)は、白ひげ海賊団で1番隊隊長だった不死鳥マルコに協力を依頼しました。

マルコには断られましたが、いつの日かワノ国と関わったことのある元・白ひげ海賊団のメンバーがワノ国のために立ち上がってくれるかもしれず、エースがワノ国に関わったことが間接的に生きてくるのではないかと予想されています。

エースはひとつなぎの大秘宝で復活する可能性も?

エースがワノ国で復活するのではないか?という説について考察してきましたが、作者の尾田栄一郎と明石家さんまが対談した際、「ワンピース」の最終回について語り合いました。その中で、ラフテルにあるとされている伝説の海賊王ゴール・D・ロジャーが残した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」の何らかの効果によってエース復活が実現する、明石家さんまが主張しました。

この明石家さんまのエースが復活する、という主張に対して尾田栄一郎は、エースは復活しないと公式に否定しました。

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ワンピースのエースが復活しないといわれる理由

ここまで、エースがワノ国で復活するという噂の理由を見てきました。エースはワノ国でお玉と約束を交わしました。また、「トキトキの実」の能力で復活するかもしれないという説についても考察しました。お玉との約束と「トキトキの実」、この二つの理由からエースはワノ国で復活するという噂が出たのでした。しかし、復活説は作者の尾田栄一郎によって公式に否定されました。ここでは、復活しないと言われる理由を見ていきます。

理由①死亡したシーンが明確に描かれた

エースが復活しない理由の一つ目は、エースの死亡シーンがはっきりと描かれていることです。マリンフォード頂上戦争で海軍大将・赤犬(サカズキ)の攻撃によって死亡したエース。その死亡までの経緯が細かく描かれており、死亡する間際、エースはルフィたち仲間に感謝の言葉を遺しています。明らかにエースが死亡したと分かるシーンとなっています。

死亡したと思われたキャラクターが、実は生きていたという例が、エースの義兄弟だったサボです。サボは天竜人による攻撃で船を沈没させられました。その際サボは死亡したと思われましたが、サボが死亡したことがはっきりと分かるシーンはありませんでした。サボは後に生きていることが分かりました。

また、アラバスタ編に登場した戦士・ペルは、王国に仕掛けられた爆弾による大爆発で死亡したと思われていましたが、生きていました。サボもペルも死亡したと思われましたが、エースの死亡時の様に実際にはっきりと描かれた死亡シーンはありませんでした。エースの死亡だけがはっきりと描かれていることが、エースが復活しない理由の一つになっています。

理由②ワンピースマガジンでエースが主人公の物語があった?

ムック本として2017年7月に発売された「ワンピースマガジン」に、エースを主人公にした小説が発表されています。この小説が公式に存在していることが、エースが復活しない二つ目の理由となっています。「ワンピース」の本編でエースの復活を考えているのであれば、本編より先にムック本で登場させてしまっては盛り上がりに欠けるのではないか?と言われています。

理由③悪魔の実は2つ以上存在しない

エースが持っていた「メラメラの実」や、ワノ国編で登場した「トキトキの実」などの悪魔の実は1種類につき1個しか存在しない、と「ワンピース」公式では設定されています。この公式での特殊な設定が、エースが復活しない理由の三つ目となります。悪魔の実はその実の能力者が死亡するまで、その能力者の体内に残り、死亡することでしか体外に出ることはありません。

例えば、ティーチ(黒ひげ)は白ひげ海賊団に所属している時、4番隊・隊長サッチを殺して、サッチが持っていた「ヤミヤミの実」を奪っています。

理由④サボがメラメラの実を継承している

この悪魔の実の公式の特性が、エースが復活しない理由の四つ目となります。エースの死後、悪魔の実「メラメラの実」をサボが所有したことです。エースが復活しない理由の三つ目で述べたように、悪魔の実は1種類につき1個しか存在せず、所有していた者が死亡しなければ体外に出ることはありません。エースの死後、所有者のいなくなった「メラメラの実」がドレスローザのコロシアムで行われるバトル大会の賞品になりました。

コロシアムにやってきたのがルフィとサボでした。死亡したと思われていたサボは、救出され革命軍の参謀総長となっていました。仕事のためにやってきたサボでしたが、ルフィと再会し、「メラメラの実」を手に入れるためバトルを戦います。しかし、突如起こったコロシアムの混乱に乗じてサボは「メラメラの実」を食べることに成功しました。

理由⑤死んだ回から時間が経ちすぎている?

エースが復活しない理由の五つ目は、エースが死亡してから時間が経ちすぎていることです。「ワンピース」公式ではエースの死亡は漫画版・第574話「ポートガス・D・エース死す」で、コミック第59巻(2010年発売)に掲載されています。アニメで放送されたのが第483話「答えを探して 火拳のエース戦場に死す」で、2011年1月に放送されました。

漫画版・アニメ版ともに数年が経過しています。2010年4月に発売したコミック最新刊の第96巻は、第974話まで掲載されています。このように、エースの死亡からあまりにも年月が経ちすぎてしまいました。エースの復活があるとすれば、もっと早い時期に復活する姿が描かれているはずだと言われています。

理由⑥エースのビブルカードが完全に消滅

アラバスタ編でエースがルフィと再会した際、エースはルフィに自身のビブルカードを渡しました。エースは、このビブルカードを持っていれば、再び会えると言ったのですが、ルフィはビブルカードの意味を分かっていませんでした。「ワンピース」公式では、ビブルカードはグランドラインの後半(新世界)に到達すると、作成することができます。

ビブルカードは、その持ち主の「命のカード」という意味があり、持ち主が危険にさらされるとカードが消えかけていきます。エースが黒ひげに敗北し、海軍に囚われ、処刑が決まった際、カードの異変にルフィは気づきます。そしてエースが死亡した時、ビブルカードは完全に消えてしまいました。

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ワンピースのエースの正体はロジャーの息子?

正体考察①エースがポートガス性を名乗る理由

エースの正体は伝説の海賊王ゴール・D・ロジャーの息子です。母親はポートガス・D・ルージュで、エースはロジャーが処刑された後に産まれました。母親のルージュは、出産前ロジャーがあらかじめ考えていた「エース」という名前を産まれた息子に付けました。しかし、ロジャーの息子だということを知られると、エースも殺されてしまうと考え、母親のポートガス姓で出生届を提出したのでした。

そのため、エースの本名はポートガス・D・エースになりました。母親のルージュはロジャーが捕まり、処刑されたことで、お腹の子に危険が及ぶことを避けようと、20か月もの間、出産することなく守り抜きました。しかし、そのことで体に無理が生じ、ルージュは出産後まもなく死亡しました。

正体考察②エースとロジャーの共通点

ルージュの死後、海軍中将のモンキー・D・ガープがエースを引き取りました。ガープがエースとロジャーの共通点を語っています。父親のロジャーは、何よりも仲間を想う気持ちの強い人物だったと言い、その気質はエースも同じだと言っています。ロジャーは仲間の悪口を聞いただけで、その国を滅ぼしてしまうほどの仲間愛を持っていました。

エースもまた、大勢の敵と向き合ったとき、仲間を危険から遠ざけるため、敵の目を自分に向けさせようとします。愛する仲間を誰一人失いたくない、傷つけたくないという想いが強いのでした。ロジャーとの共通点を外見で見てみると、エースはロジャーと同じ黒髪です。

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ワンピースのエースのかっこいい名言集

エースの名言①「おれはあの男を海賊王にならせてやりてぇ…」

こちらの名言は、白ひげ海賊団に入ったエースが、再会したルフィに語った言葉です。あの男とは、エースが父親の様に慕い、尊敬する白ひげのことです。

おれはあの男を海賊王にならせてやりてぇ

エースは白ひげ海賊団に入る前、スペード海賊団を率いていました。海賊として高いレベルを目指すエースは四皇で白ひげ海賊団を率いる大海賊白ひげに挑みます。何度も挑むうちにエースは白ひげの度量の大きさに感動し、スペード海賊団船長という立場を捨て、白ひげの部下として生きていくことを決意します。

エースの名言②「力に屈したら男に生まれた意味が…」

こちらの名言は、エースと黒ひげが対決した「バナロ島の決闘」で、黒ひげの激しい攻撃に思わず膝をついてしまったエースが、黒ひげの言葉に対して返した言葉です。

”力”に屈したら男に生まれた意味がねェだろう おれは決して人生に”くい”は残さない…!!!…わかったかバカ」

「メラメラの実」の能力だけではないエースの強さを見抜いた黒ひげが、このまま倒すには惜しいと思い、エースに、仲間にならないかと掛けた言葉に対して、エースが答えた言葉でした。エースの男としての信念が感じられる名言だと言われています。

エースの名言③「今日までこんなどうしようもねェこのおれを…」

こちらの名言は、処刑の日、海軍大将・赤犬(サカズキ)からの攻撃で瀕死の重傷を負い、もう助からないと覚悟を決めたエースが、死の間際に仲間たちに遺した言葉です。

今日までこんなどうしようもねェこのおれを…
鬼の血を引くこのおれを…
愛してくれて ありがとう…

エースを助けるために、白ひげ海賊団やルフィたち多くの仲間が駆けつけました。一度は救出されたエースでしたが、赤犬(サカズキ)からの攻撃でエースは倒れました。死の間際、エースは最後の力を振り絞り、仲間たちに感謝を込めてこの言葉を遺したのでした。

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ワンピースのエース復活に関する感想や評価

「ワンピース」のワノ国編で、エースはお玉と約束を交わしました。一緒に連れて行って欲しいとせがむお玉に「妖艶なくノ一になっていたら…」と答えたエースは、ワノ国の現状を見て、今度来たときはお腹いっぱい食べられる国にしてやると言いました。そんなエースがかっこいいという感想と、エースが生き返って欲しいという声です。

「ワンピース」のワノ国編の再放送を見て、エースの復活を期待するというツイッターです。お玉との約束もあり、ワノ国編でエースが復活するのではないか?という噂について考察してきました。今なお人気を集めるエースの復活に期待する声がツイッターなどで多く寄せられていました。

「ワンピース」のワノ国編でのお玉とエースのエピソードに泣けるという感想と、エースはカイドウの悪政に苦しむワノ国の人々を救うために戻ってくると約束しました。そんなエースが凄いという感想です。

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ワンピースのエース復活まとめ

いかがでしたか?「ワンピース」のエースが復活するのか?しないのか?について考察してきました。エースの死後、ワノ国を訪れたルフィにお玉が語ったエースとの約束のシーンと、「トキトキの実」の能力への期待などによってエースが生き返って欲しいという声が高まっていました。「トキトキの実」に関しては、新たな能力が見つかれば、エース復活の力になるのでは?と言われていました。

しかし、エースの復活については、作者の尾田栄一郎は復活しないと公式に宣言しました。エースは、今なお人気のキャラクターで、エース復活への期待はツイッターなどでも多く寄せられているようです。果たしてエースは復活するのでしょうか?これからも「ワンピース」に注目していきましょう。

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