【ワンピース】エースと白ひげはどんな関係?二人の出会いと墓の場所も紹介

『ワンピース』には四皇の一人である白ひげが率いる白ひげ海賊団が登場します。白ひげ海賊団にはルフィの兄・エースも2番隊隊長として所属しています。しかし白ひげとエースはマリンフォード頂上戦争で死亡してしまいました。この記事では、エースと白ひげの出会いや墓の場所など、2人の関係性について紹介します。また、エースが殺されるきっかけとなった黒ひげの情報もまとめています。

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目次

  1. エースと白ひげとは?
  2. エースと白ひげはどんな関係?出会いは?
  3. エースと白ひげの墓の場所や能力の行方
  4. エースと白ひげの謎を考察
  5. エースと白ひげに関する感想や評価
  6. エースと白ひげの関係まとめ

エースと白ひげとは?

ワンピースの作品情報

白ひげとエースは白ひげ海賊団の仲間です。この2人はただの船長と船員という関係ではありませんでした。ここでは2人の出会いや関係性を紹介する前に、エースや白ひげが登場する漫画『ワンピース』についてまとめています。

ワンピースの作品情報

『ワンピース』は週刊少年ジャンプで連載されている日本の漫画で、数多くの出版記録を持つ人気作品です。仲間との友情や冒険、バトルなどを中心に描かれています。単純なバトル漫画とは違い、伏線などが巧妙に仕組まれているため、読者の間ではよく考察などもされています。1999年にはアニメ化が始まり、アニメでは主人公のルフィ役を声優の田中真弓が務めています。

ワンピースのあらすじ

『ワンピース』の世界では、かつて海賊王と呼ばれたロジャーという男が処刑寸前に、財宝をどこかへ隠したという言葉を残したことで大海賊時代が訪れました。大海賊時代では、海賊同士の戦いや海軍との戦いが頻繁に勃発していました。そんな時代に生まれたのが、主人公のルフィです。ルフィはロジャーのような海賊王になることを夢見て、危険な海へと冒険を始めます。

エースのプロフィール

ポートガス・D・エースは白ひげ海賊団2番隊隊長で、火拳のエースという名前で知られる海賊です。誕生日は1月1日で享年は20歳でした。白ひげ海賊団に所属する前はスペード海賊団の船長として名を馳せていました。主人公のルフィと革命軍参謀総長のサボとは盃を交わした兄弟です。

白ひげのプロフィール

白ひげは本名をエドワード・ニューゲートといいます。白ひげ海賊団の船長をしており、白ひげという名前で知られる海賊です。四皇の一人でもあり、白ひげ海賊団を結成する以前はビッグマムやカイドウが所属していたロックス海賊団の船員でした。誕生日は4月6日で享年72歳でした。海賊王ロジャーが処刑された後は、世界最強の海賊として恐れられていました。

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エースと白ひげはどんな関係?出会いは?

エースと白ひげは親子のような関係

白ひげは船員達のことを息子と呼び、白ひげ海賊団の船員達も尊敬の念を込めてオヤジと呼んでいますが、2人は本当の親子のような関係性でした。エースは元々実の父であるロジャーを嫌っていました。なぜそこまで嫌っていたのかというと、幼少期からずっと自分の父親の悪評を聞き続けていたからです。

エースは、そんな悪どいことをしてきた父親から生まれた自分の存在意義が分からなくなってしまいました。そのためルフィとの出会いが描かれた時は、今では考えられないほどひねくれた性格をしていました。しかし、ルフィとの生活でいくらか性格が和らぎます。それでもどこか生き急いでいるような性格をしていましたが、白ひげとの出会いで自分に欠けていた父という存在を得ます。

これによりエースの中にあった焦燥感が消え、ちょっとしたことでは怒ることもない優しい男になりました。だからこそエースは人一倍白ひげのことを父として慕っていたのです。白ひげ海賊団の傘下のスクアードはそんなエースと白ひげに思うことがあったのか、エースを贔屓しているという赤犬の言葉に騙されてしまい、頂上戦争で裏切ってしまいました。

ちなみにエースが一方的に父と慕っていたわけでなく、白ひげもまた他の息子達と同じようにエースのことを愛していました。エースが処刑台から解放された後、白ひげは皆が逃げるための足止めをするため残りました。その時、白ひげはエースに「おれが親父でよかったか…?」と聞いており、エースはそれに「もちろんだ…!!!」と応えています。2人は本当の親子のような絆を持っていました。

エースと白ひげの出会い

エースと白ひげの出会いは『ワンピース』の552話で描かれました。エースはルフィが海へ出る3年前の17歳の時に海賊を始めました。それからすぐに名を馳せ、出会いのシーンが描かれる前から白ひげはエースの存在に目をつけていました。そしてグランドラインに突入したエースはもっと名声を上げるために白ひげを倒しに行きます。

ここで後に友人同士になるジンベエと出会います。ジンベエは魚人島を守ってくれる白ひげに義理があったので、エースが白ひげ海賊団を襲うと知って代わりに相手をしたのです。こうして2人は戦うことになりますが、5日間戦っても決着はつきませんでした。互いに動けなくなった時、噂を聞きつけた白ひげが登場しました。

白ひげはスペード海賊団の船員達を襲います。それを見たエースは炎上網で自分と船員達の間に炎の壁を作って逃がそうとしました。白ひげは「今更腰が退けたか」と言いましたが、エースは仲間を逃してもらう代わりに自分が逃げないと言って白ひげに立ち向かいました。しかし、ただでさえ5日間連続で戦って消耗しているエースは白ひげに勝てるはずがありません。

何度潰されてもエースは立ち上がろうとしました。その姿を見た白ひげは今死ぬのは惜しいと思い、「息子になれ!!!」と言いました。これがエースと白ひげの出会いでした。ただしエースは誘われたからと言ってそう簡単に仲間になろうとは思っておらず、錠もつけられずに白ひげ海賊団の船に乗せられているのを良いことに白ひげを暗殺しようと目論んでいました。

それでも白ひげ海賊団の船員達はエースを拘束することなく、もはやエースが毎日白ひげを襲うことは日課のようになっていました。白ひげ暗殺が100回目を迎えたころ、エースはスープを持ってきたマルコになぜ白ひげのことをみんなはオヤジと呼んでいるのかと尋ねました。するとマルコは、世の中では嫌われ者の自分たちを息子と呼んでくれることが嬉しいからだと語ります。

そしてマルコは、いい加減船を降りるか白ひげのマークを背負うか選択しろと言いました。これがきっかけとなり、エースは白ひげ海賊団に正式に入ることになりました。そして白ひげ海賊団でも名を挙げていったエースは、ずっと空席だった2番隊隊長に任命されます。その際にエースは白ひげに、実は自分はロジャーの息子だということを打ち明けました。

エースはかつての敵の息子が白ひげ海賊団に入っているのは問題があると思っていました。白ひげからは追い出される覚悟もしていましたが、白ひげは誰から生まれようとも人間は海の子だと言ってエースを受け入れました。

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エースと白ひげの墓の場所や能力の行方

エースと白ひげの墓の場所

エースと白ひげの墓はシャンクスが建てました。ところが墓がどこに建てられたのか、詳しい場所は明らかになっていません。ただ、2年後にマルコが再登場した時に、シャンクスが白ひげの故郷の近くに墓を建ててくれたと言っています。現在マルコは白ひげの故郷を守っているので、頻繁に墓参りをしているようです。その他にも、サボやハンコックが墓参りに訪れているのではないかといわれています。

エースと白ひげの能力の行方

エースと白ひげが死亡してしまったことで、グラグラの実とメラメラの実はどこかでまた実ることになります。悪魔の実は所有者が死亡すると、また新たにどこかでその能力の実が実るのです。また、能力者が死亡する時に果実を持っていると、その果実が悪魔の実に変化することがあります。黒ひげはその特性を使って、白ひげが亡くなる時に果実を持っていたようです。

そして白ひげ死亡後、グラグラの実に変化した果実を黒ひげは食べたといわれています。黒ひげはすでにヤミヤミの実の能力を持っていましたが、特異体質のため複数の悪魔の実を持つことができました。こうして白ひげ死亡後はグラグラ実を黒ひげが持つことになりました。エースのメラメラの実は、ドフラミンゴが所有していました。どうやって手に入れたのかは不明です。

ドフラミンゴはルフィをおびき寄せるために、メラメラの実を闘技大会の賞品にします。ルフィは闘技大会に傘下しますが、そこで死んだと思われていたサボと再会します。ルフィはサボにメラメラの実を任せ、その後闘技大会に出場したサボが優勝してメラメラの実を食べました。エースのメラメラの実は兄弟のサボが受け継ぐことになりました。

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エースと白ひげの謎を考察

考察①白ひげ海賊団の崩壊と黒ひげの存在

白ひげ海賊団の崩壊のきっかけとなったのが黒ひげの存在です。ある時、白ひげ海賊団4番隊隊長のサッチがヤミヤミの実を入手しました。入手したサッチがヤミヤミの実を食べることになっていましたが、その夜、ヤミヤミの実を狙った黒ひげがサッチを殺してしまいます。なぜ親友のサッチを殺してまでヤミヤミの実を奪ったのかというと、自身の夢を実現させるためだといわれています。

黒ひげは自分の野望を満たすために昔から密かに準備をして、白ひげ海賊団で自分の本来の性格を隠し続けていました。黒ひげの本性はまさに海賊らしい外道だったのです。

考察②白ひげは黒ひげの不気味さを察知していた?

サッチを殺した黒ひげは2番隊に所属していました。仲間殺しをタブーとする白ひげ海賊団でそのようなことが起きてしまった落とし前をつけるために、2番隊隊長のエースは逃げた黒ひげを追いました。しかし後を追おうとするエースを白ひげは「いいんだ今回だけは…妙な胸騒ぎがしてなァ」と言って止めていたのです。しかし激昂していたエースはそのまま黒ひげを追いかけてしまいました。

考察③他の者たちも黒ひげの不気味さを察知していた?

黒ひげの不気味さについては、白ひげ以外にも気づいている人物がいました。それがシャンクスでした。シャンクスはわざわざ黒ひげを追うエースを止めるようにと白ひげに直談判しに行きました。実はシャンクスの顔にある三本の傷は黒ひげにつけられたものだったのです。

さらにシャンクスは、ロジャーの見習い時代から黒ひげが一睡もせずに生きられることを知っていました。このことからシャンクスもまた黒ひげの危険性や不気味さを察知していただといわれています。

考察④白ひげがエースを2番隊隊長にしたのは失敗だった?

黒ひげが2番隊に所属していたために、その上司であるエースは逃げる黒ひげを追いかけてしまいました。しかし、2番隊隊長がエースでなければ落とし前をつける必要はありませんでした。エースを隊長に任命しなければ白ひげ海賊団はまだ存在していたかもしれません。

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エースと白ひげに関する感想や評価

頂上戦争後、白ひげ海賊団は実質解散状態になっています。現在ではルフィ達がカイドウやビッグマムなどの四皇と戦っているので、ワノ国編を読んでいるとこの中に白ひげ海賊団が含まれないということを思い出してしまうという方もいました。何年経っても白ひげやエースの死への寂しさは消えないようです。

白ひげとエースが死亡した後、シャンクスによって2人の墓が建てられました。2人の墓には着用していた服や帽子がかけられていたのですが、69巻の扉絵ではそれらが石化していました。その事から、石化能力を持っているハンコックが墓を訪れたのではないかと考察している方がいました。

ハンコックは敵という立場でありながらも惚れたルフィに協力し、エースにルフィの情報を与えました。大好きなルフィの兄の墓なので、墓参りに訪れていてもおかしくはありません。

『ワンピース』のワノ国編では、おでんの過去が明かされました。おでんはワノ国に上陸した白ひげと出会い、自分も乗せてくれと言いました。それからおでんは白ひげ海賊団に入り、2番隊隊長に任命されます。エースの前に2番隊隊長をしていたのはおでんだったのです。エースの前はずっと2番隊隊長の席が空いていたのですが、過去編で前任者がおでんであることが判明しました。

そしておでんはロジャーに勧誘され、1年だけという約束でロジャー海賊団に入りました。そしてポーネグリフを読み解き、ロジャーをラフテルへと導きました。おでんもエースもロジャーに繋がりがあったので、これは偶然なのかと考察されている方もいました。

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エースと白ひげの関係まとめ

エースと白ひげは本当の親子のような関係性でした。特にエースは実の父がロジャーであるがために生まれてきた理由を見失っていたので、全てを受け入れてくれた白ひげはエースにとってとても大切な人でした。そんな2人は残念ながらマリンフォード頂上戦争で亡くなってしまいます。2人の活躍は頂上戦争編で見ることができるので、ぜひ『ワンピース』を読んでみてください。

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