【ワンピース】マッドなワンゼはラーメン拳法の使い手！技・名言やイケメン顔も紹介

「ワンピース」のワンゼは、海列車・パッフィング・トムでサンジ（アニメの声優・平田広明）が戦ったCP7の一人です。仲間から抜けるというロビン（アニメの声優・山口由里子、小林優子）は、CP9と共にエニエス・ロビー行きの海列車・パッフィング・トムに乗ります。こっそり後をつけて同じ列車に乗り込むことに成功したサンジでしたが、最後尾の第7車両で見つかってしまいます。

敵を倒し、一つ前の第6車両に捕らえられていたウソップとフランキーを解放しました。ロビンは、バスターコールから麦わらの一味を守るために、CP9について行ったのでした。そのことを、第6車にあった電伝虫を通じてナミから聞いたサンジは、ルフィたちと合流する前に救出に乗り出すことにします。話を聞いたフランキー、そげキングに変装したウソップも、彼に協力しました。事態に気づいた軍は、全車両警戒態勢をとります。

サンジたちは、最後尾の扉から現れ、注意を後方に向けさせました。人員が後方に集まったのを見計らい、第7車両と第6車両を切り離して兵力を削ぎます。第5車両を制覇した後、次の第4車両へと向かいます。ワンゼは、この海列車・パッフィング・トム第4車両の給仕室にいたCP7のエースです。給仕長でもあるため、敵であるサンジたちに食事を振る舞おうとしていました。

1997年から集英社の少年誌「週刊少年ジャンプ」で連載されている「ワンピース」は、海賊の少年を主人公に広大な海を旅する物語です。日本国内だけでなく、世界中で翻訳され幅広い層から支持を受けています。1999年には、人気声優が起用されたアニメが放送開始されました。

主人公のルフィ（アニメの声優・田中真弓）は、東の海にあるフーシャ村で育ち、17歳になったある日海賊王になるという夢を叶えるため、一人船を出して村から旅立ちます。幼少期、赤髪海賊団が所持していたゴムゴムの実という悪魔の実を食べたことで、彼には全身がゴムのように伸縮する能力が備わっていました。持ち前の正義感の強さと人を惹きつける魅力から、仲間を増やし、強敵へと挑みながら航路を進めて行きます。

ワンゼは、第4車両の給仕室にいたCP7のエースで、ラーメン憲法という料理を使った格闘を得意とします。登場時の肩書きは、お料理格闘家とありました。癖のあるボリューミーな白髪、飛び出た目玉、出っ歯、ナルトのように渦巻いた頬が特徴です。ゴーグル、ローラースケートを装着しており、服の前ボタンは開けっ放しでした。自分のことをマッド（狂った）と評しており、衣服の背にも「MAD」の文字が入っています。

給仕長も任されており、侵入者であるサンジたちに明るく挨拶し、ラーメンを振る舞おうとしていました。鼻毛が網目状になっているようで、口から小麦粉などの材料を取り入れ、鼻から麺にして出すことが可能です。人をおちょくったりバカにしたりすることがあり、作中でサンジたちを度々怒らせていました。常に笑顔を浮かべており、びっくりした時も全く表情が変わりません。特徴的な話口調をしています。

拉麺ビームは、最初に登場したワンゼの技です。ワンゼの鼻毛は網目状になっており、取り入れた小麦粉を細長い麺に製造して出すことができます。これは、合金と小麦を同時に取り入れ、硬い麺にして鼻から撃つ技でした。放たれた麺は、壁に刺さるほど鋭利なものとなっています。この技を出された後、サンジはワンゼを相手取り、フランキーとウソップを先に向かわせました。

口に取り入れた小麦粉で、大量の麺を作ります。打ち付けて鍛えあげたその麺を、スーツのように身体に纏う技です。ワンゼは、このスーツを意のままに操ることができる上、パワーもスピードも飛躍しました。麺でできているため、食すこともできます。豚骨スパンクは、このスーツを着て使うパンチ技です。サンジはそれを足で受け止めガードしますが、麺でできていることから足を絡め取られ叩きつけられました。

麺魂プレスは、スーツを着た状態で相手に飛び乗る技です。すでに片手と片足がスーツに絡まっていたサンジは、なすすべなく攻撃を受けました。ラーメンギョウザセットクラッピングは、対象者をめがけて長い麺の両腕を勢いつけて叩き合わせる攻撃です。すでにスーツから手足が抜けていたサンジは、この攻撃をかわします。その次に登場した複麺スパンクは、両腕を回転させて勢いをつけ、相手を攻撃する技でした。

両手に包丁を持ったサンジは、この攻撃を切りつけ、皿の上に盛っています。千麺ムチは、その名の通り麺ででいきたスーツの腕をムチのように相手に振り下ろす技でした。しかし、包丁を使ったサンジによって、スーツの腕は全て切られてなくなり、玉ねぎのようになります。

腕がなくなったワンゼは、次に足技の麺杭ノッカーを使いました。この技は、尖らせた足先で相手を攻撃する技でした。しかし、これもサンジに輪切りにされ、残った胴体部分の麺も切りおとされます。

自身が履いているローラースケートの摩擦で炎を起こし、相手に蹴りかかる技です。サンジはこのワンゼの攻撃を交わし、12回蹴りを入れていました。ワンゼ曰く、サンジの渦巻いた眉毛を見て、目を回していたのだといいます。

麺ズ正装スーツを解体され、包丁投げも避けられた後、ワンゼはサンジに顔のパーツそれぞれに蹴りを入れられ、イケメンへと変貌を遂げました。麺切り毒包丁は、毒を塗った巨大な包丁のことです。裏秘伝と付いていることから、滅多に使わない大技であることがうかがえます。

包丁投げは、身体に麺を纏って作る麺ズ正装スーツを、サンジに解体された後に出した技です。その名の通り、相手に包丁を投げつけるというシンプルなものでした。ワンゼは、いくつもの包丁を投げつけていました。

麺ズ正装スーツをサンジに解体されたワンゼは、包丁を投げつけて反撃しますが避けられてしまいます。サンジはワンゼの目を蹴りつけた後、そのほかの顔のパーツにも次々と蹴りを入れていきました。先程までのワンゼの顔からは想像できないほどのイケメンに変貌を遂げます。しかし、元の顔が気に入っていたワンゼは、このセリフを言いながら、サンジに怒りました。

サンジは、ロビンを助けるため、エニエス・ロビー行きの海列車・パッフィング・トムへと乗り込みます。第6車両に捕らえられていたウソップとフランキーを解放し、第4車両に向かいました。そこには、CP7のワンゼがいました。こちらは、登場時のワンゼの名言になります。敵であるにも関わらず、ワンゼはサンジたちに鼻から出したラーメンを作って振る舞おうとしていました。

ワンゼは、サンジたちに自分がラーメン拳法の使い手であると自己紹介します。口調を真似てウソップをおちょくる中、フランキーがワンゼめがけて砲弾を撃ち込みました。砲弾は、ワンゼの髪をかすりましたが、彼の表情は全く変化がありません。只者ではないと思った矢先、すぐに十分怖がっていたことがわかります。その後、サンジの蹴りをギリギリでかわしてこのセリフを口にしました。実は気が小さいことがわかる名言です。

ワンゼは、サンジ、フランキー、ウソップに、合金と小麦で作った拉麺ビームを浴びせます。フランキーとウソップを先に前車両へ向かわせたサンジは、ワンゼと戦うことになりました。ローラースケートの摩擦で火を起こしたワンゼは、サンジに蹴りかかります。しかし、避けられた上に12回も蹴りを食らってしまいました。ワンゼはこのセリフをいい、目元を抑えてうずくまります。

こちらは、ワンゼが麺ズ正装スーツを身にまとった時の名セリフです。麺ズ正装スーツを着用することで、凄まじいパワーとスピードを有することができます。麺部分は、攻撃したところで絡まってしまうため、蹴り技を得意とするサンジは苦戦を強いられました。

こちらが、サンジに各パーツを蹴られて出来上がったワンゼのイケメン顔です。大きめだった輪郭、飛び出た目玉、前歯も美しく整えられています。ボリューミーな髪や渦が巻いた頬などは健在です。本人は、元の顔が個性的であるとして気に入っていたようで、イケメン顔にした張本人のサンジに怒っていました。しかし、イケメン顔だったのはひと時だけで、その後サンジから腹に蹴りを入れられ気絶した時にはもう元の顔に戻っています。

人をバカにしたりおちょくることが好きなようで、度々サンジたちを怒らせていました。登場時にラーメン拳法の使い手であると発言した時は、名前に馴染みがなかったためか、ウソップはたじろぎます。ワンゼは、そんなウソップのモノマネをしてバカにしていました。

フランキーやサンジの攻撃を表情を変えずに避けていましたが、実際は身の危険を感じてかなり焦っていました。部下がサンジたちの侵入を報告に来た際は、全く聞く耳を持ちませんでした。このことから、あまり集団行動が得意なタイプではないことがわかります。サンジに蹴られてイケメン顔にされた時は、個性がなくなったとショックを受けており、元の容姿の自己評価もそれなりに高いようです。

鼻から製造した麺で作った麺ズ正装スーツをサンジに解体されたワンゼは、毒を塗り込んだ麺切り毒包丁取り出します。食べ物をおもちゃのように扱うサンジは、ワンゼの技を快く思っていませんでした。さらに、ロビンを冒涜したことで怒りを買い、腹に思いっきり蹴りを入れられ、倒されました。

アニメ「ワンピース」のワンゼの声優は、1987年に放送されたアニメ「ビックリマン」で注目を集め、たかとんの愛称でも知られる高戸靖広でした。声優やアナウンサーを養成する東京アナウンスアカデミーを卒業しており、現在は青二プロダクションに所属しています。可愛い動物キャラクターから癖の強い役まで、幅広くこなす声優です。

高戸靖広の主な出演作に、「美少女戦士セーラームーンシリーズ」アルテミス役、「HUNTER×HUNTER」シャルナーク役、「機動戦士Vガンダム」パトリック・ブーン役、「ドラゴンボール超」ボタモ役、「鋼の錬金術師」グラトニー役、「行け!稲中卓球部」田中役、「魔法つかいプリキュア！」ヤモー役、「ゾンビランドサガ」ロメロ役、「僕のヒーローアカデミア」根津校長役などがあります。

「ワンピース」のワンゼに関する評価や感想を紹介していきます。飛び出した目玉、出っ歯と特徴的な見た目のワンゼですが、サンジに顔面を攻撃されたことによって、一時イケメンになります。このシーンが面白かったといった意見もありました。

ラーメン拳法を使うお料理格闘家のワンゼは、ラーメンを使った個性的な技を使う敵キャラクターです。見た目のインパクトの強さや、人を小馬鹿にしたようなセリフを発しますが、意外にも人気があります。「ワンピース」の好きな敵キャラクターに挙げる人も多くいました。

「ワンピース」作中でサンジに顔面を攻撃されたワンゼは、以前の顔立ちからは想像もできないほどの美形になります。しかし、自分の個性的な顔を気に入っていたワンゼは、激怒しました。自分の個性に自信を持つ姿がよかったといった評価もあります。

「ワンピース」に登場するCP7のエース・ワンゼの強さや技、イケメン顔、アニメの声優、名言・迷セリフなどについて紹介してきました。ラーメン拳法を使いこなすCP7のエースで、サンジを追い込むほどの実力を持つキャラクターでした。