【東京喰種（東京グール）】芳村はあんていくのマスター！店長の過去や最後を考察

今回のまとめでは、テレビアニメ『東京喰種（東京グール）』に登場する”あんていく”の店長・芳村についてまとめていきます。店長の芳村の過去や最後は一体どんなものだったのでしょうか？また、芳村と梟との関係についても紹介していきます。では、芳村についてまとめていく前に、テレビアニメ『東京喰種（東京グール）』の概要やあらすじについて見ていきましょう。

テレビアニメ『東京喰種（東京グール）』は、石田スイさんによる漫画を原作としており、2014年よりテレビアニメ化がされました。テレビアニメは2018年までに4期が放送されストーリーは完結しています。原作漫画は『週刊ヤングジャンプ』にて1部が2011年から2014年、2部が2014年から2018年にかけて連載されました。『東京喰種（東京グール）』1部のコミックは全14巻、2部のコミックは全16巻が刊行されています。

『東京喰種（東京グール）』の世界には、人間の姿をしながら人間を喰らうことで息をしている「喰種（グール）」という謎の生物が生息していました。主人公の金木研は喰種と無縁の生活を送っていましたが、ある日、本を通じ神代利世という女性と出会います。利世は喰種ということを隠し、金木を襲う計画を立てていたのです。金木は間一髪命拾いしましたが、目が覚めると”半喰種”となっており葛藤の日々が始まったのです。

芳村は、芳村功善（よしむらくぜん）というフルネームの温和な雰囲気の男性です。喰種が集まる喫茶店「あんていく」の店長をしており、自身も喰種で20区に所属しています。一見優しいおじさんですが、喰種として様々な修羅場を乗り越えてきました。喰種ではない人間も来店しますが、店員は皆喰種であり、また、自殺した人の遺体の回収し食用として喰種として生きていく為の援助をする組織というのがあんていくの特徴です。

遺体提供の組織で芳村はリーダーとして動いています。20区の治安を守るためにあんていくは20区の管理もしているのです。主人公の金木も当初は人間としてあんていくに来店していましたが、半喰種となってからはあんていくで店員として働いています。芳村は「梟」という異名を持っている羽赫の赫子を持つ喰種です。では、そんなあんていくの店長・芳村は作中でどんな活躍を見せたのでしょうか？

では、テレビアニメ1期『東京喰種（東京グール）』にて見せた芳村の活躍や名シーンについて見ていきましょう。1期では、突然人間から半喰種になってしまい戸惑いを隠せない金木に、優しく喰種としての作法や生き方について教えていました。また、1期の後半ではあんていくの店員であるトーカの弟・霧嶋絢都らにあんていくを襲撃されてしまってからは、これまで戦う素振りを見せなかった「梟」としての一面を披露しました。

続いては、店長・芳村の謎な過去について見ていきましょう。芳村は、ファーストネームである功善（くぜん）という名前で喰種の組織で活動していたということが明かされています。その喰種組織とは「V（ヴィー）」というもので、活動目的は不明の組織です。所属している者は神代利世、芥子、有馬がいました。また、和修家が深く関わっていることが明かされています。

この「V」という組織に能力を見込まれ芳村は専属の掃除屋として雇われました。掃除屋というのは一般的な”清掃”ではなく、”始末”をする方の掃除屋です。功善は命令に従い多くの人間のほか同族も殺めてきました。

Vに所属し力を発揮してきた芳村でしたが、ある日喫茶店で働く憂那という女性と出会います。芳村と憂那はお互いに惹かれていきますが、ある時芳村が喰種であるということを知られてしまったのです。ですが、憂那は芳村が喰種であると知っても尚、芳村を受け入れてくれました。2人はやがて結ばれ、子どもを授かりますが、人間と喰種の間には子どもはできないということを知ります。憂那は自ら喰種になる事を選び子を出産しました。

そんなある日、芳村は憂那がVの組織について探るジャーナリストであることを知ってしまいます。お互いがお互いの立場を知らずに結ばれてしまったことで、芳村は苦しみました。そのことを組織の幹部が知ってしまい、芳村は憂那を始末するように命令されたのです。芳村の掃除屋としての仕事は憂那を始末することが最後となってしまいました。

その後、芳村は産まれたばかりの娘・エトを憂那が遺した手帳と共に24区に託しました。ですが、それから数年後、「隻眼の梟」という半喰種の人物がCCGを襲撃してきたのです。芳村は、それが娘のエトであることを悟りました。そして、芳村はエトを守るため「梟」としてCCGの前に立ちはだかり戦いました。

以降、芳村の大々的な登場はありません。エトは芳村と憂那が深い関係であったことを知らず、自分の出自を憎んでいました。因みに、芳村は「不殺の梟」であり、「隻眼の梟」はエトです。エトを救う為に芳村は「隻眼の梟」に偽装していたのです。

続いては芳村の最後について見ていきましょう。無印『東京喰種（東京グール）』での芳村は、梟討伐作戦が最後の登場となっています。隻眼の梟討伐作戦では、芳村は鈴屋什造の左足や黒磐巌の左手を攻撃し奪い、激しい戦闘状態へと持ち込んでいきました。ですが、法寺項介の攻撃により芳村はやられてしまったのです。そして、エトによって芳村は回収されていきました。

芳村は、『東京喰種（東京グール）:re』では表立った活躍や登場はしませんでした。ですが、『東京喰種（東京グール）:re』では、「赫包のドナー」として回収され研究施設へ行ったきりとなっています。芳村を利用した半喰種が登場しており、ヨシムラベースとして実験が施されているシーンが描かれました。

続いてはあんていく店長の芳村のかっこいい魅力について見ていきましょう。芳村は喰種でありながら、「ヒトが好き」だという発言を過去にしています。ヒトが好きなのはかつて愛した憂那と関係していると窺えます。

続いての店長芳村のかっこいい魅力は開かない瞳です。芳村は糸目キャラとして周知されており、その瞳は滅多に開くことはありません。ですが、目が開くと背筋が凍るほどの鋭い眼光が見えます。その姿はカネキに喰種として生きていく教訓を教えた時に見ることができます。

続いての店長芳村のかっこいい魅力は的確な助言をしてくれるところです。上記のセリフは、以前トーカが復讐に囚われていた時に芳村が彼女にかけた言葉です。自分の人生を生きていないトーカに「一度冷静になってほしい」という気持ちを込めたセリフです。

店長芳村のかっこいい魅力は信頼できる大人であることとその優しい性格です。芳村は、半喰種になってしまい2度と普通の人間として生きられなくなった金木の”頼れる保護者”としても描かれています。あんていくの店長であり、保護者でもある芳村は信頼できる大人の1人としてカネキも頼っていました。

店長芳村のかっこいい魅力は人生の先輩として生き方を指南してくれるところです。半喰種になってしまったカネキは日々悩みが多くなっており、喰種としての人生も捨ててしまおうとしていた時期もありました。ですが、そんなカネキに「カネキが捨てようとしているものは自分の半分でもある」という言葉をかけカネキの心を救いました。

続いての店長芳村のかっこいい魅力はVとの関係にあります。芳村はVからエトを渡すように言われていましたが、エトを守るためにVの命令に従うことはしませんでした。Vと切れることのできない芳村の苦悩と葛藤が窺えます。

続いての店長芳村のかっこいい魅力は仕事に私情を挟まない点です。梟討伐戦の前、篠原特等はあんていくへコーヒーを飲みに来ました。お互いが敵であることを知ってか知らずか、2人は客と店員という関係で余計な言葉を交わすことをせずコーヒーを提供し飲みました。最後にはお互いの目をじっと見つめ合うという意味深なシーンが描かれています。

続いての店長芳村のかっこいい魅力は自分の人生を俯瞰して見られるとこです。芳村は、自分があんていくには二度と戻らないことを悟っていたのか、あんていくにて最後の晩餐であるコーヒーを飲んでいました。これまでの出来事を思い出していたのか、これからの覚悟を決めていたのか、視聴者からは芳村の心境について様々な憶測が語られています。

続いての店長芳村のかっこいい魅力は憂那との出会いに関するものです。憂那との出会いが芳村の人生を大きく左右したといっても過言ではないほど、彼女との出会いや関係性は彼の人生にとって大きな影響を与えました。憂那を想う気持ちは誰よりも強く、一途な芳村が垣間見れます。

続いての店長芳村のかっこいい魅力は、「命は悪だ」という言葉を呟いたシーンにて見られました。芳村は梟討伐戦時、梟に扮し登場しますが、その時に「命は悪だ」というセリフを発しました。この言葉には、喰種としての苦悩が含まれており、名言として視聴者や読者から支持されています。

続いての店長芳村のかっこいい魅力は、赫者化し強い戦闘を見せたシーンです。芳村はその強さを買われVの組織に入りましたが、赫者化したことによってその”買われた強さ”が明かされました。CCGも恐怖を覚えるほどの強さを誇る芳村が力を発揮し、鈴屋什造や黒磐巌は足や手を失っています。

続いての店長芳村のかっこいい魅力は、上記の発言です。芳村は人を喰らい生きていく喰種について上のように語りました。喰種は、一部を覗いて人を好きで喰らっているのではなく生きていく為の術としてと語った上で、喰種にも感情があると言っていました。喰種としての辛く悲しい現実が垣間見えます。

続いては、テレビアニメ『東京喰種（東京グール）』にて芳村の声優を務めた菅生隆之さんについて見ていきましょう。菅生隆之さんは1952年8月1日生まれの千葉県出身、フクダ&Co.に所属する俳優、声優、ナレーターです。1970年代から洋画吹き替えや俳優を中心に活動していましたが。1994年よりテレビアニメの声優としても活動の幅を広げてきました。

そんな菅生隆之さんのこれまでの主な出演作は、テレビアニメ「幽☆遊☆白書」雷禅、「NARUTO -ナルト-」初代火影・千手柱間、「BLEACH」斬月、「地獄少女」輪入道、「フルメタル・パニック! The Second Raid 」メイヤー・アミット、「天元突破グレンラガン」ナレーション、「銀魂 シリーズ」泥水次郎長、「宇宙戦艦ヤマト2199」沖田十三、「機動戦士ガンダムUC RE:0096」カーディアス・ビストなどがあります。

あんていくの店長で梟の芳村が『東京喰種（東京グール）』の中で一番かっこいいという感想が多く見られました。芳村は喰種ではない人間の心にも突き刺さる言葉をいくつか残しており、そちらの名言もかっこいいと評価されています。

『東京喰種（東京グール）』の中で、「命を奪う行為は等しく悪だ」という芳村のセリフが一番好きだという感想です。芳村は密かな人気を集めており、その行動や発言にも注目が集まっていました。

『東京喰種（東京グール）』の中でも名言として挙げられるのは芳村が多く、喰種と人間の狭間で苦悩していたカネキに向けたアドバイスが響いたという方が多くいらっしゃいました。喰種の世界、人間の世界という2つの世界に居場所があるという言葉は様々な場面で当てはまるでしょう。『東京喰種（東京グール）』をまだ見ていない方はぜひご覧になってみてください。

以上、『東京喰種（東京グール）』に登場するあんていくの店長・芳村の過去まとめでした。サイト内には、『東京喰種（東京グール）』に関するまとめが他にも沢山ありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。