「この世の不利益はすべて当人の能力不足」東京喰種の名言!考え方や意味とは?

「この世の不利益はすべて当人の能力不足」を戒めの言葉、或いは座右の銘としている若者が多いことをご存知ですか?この言葉、元ネタは東京喰種という漫画の名言なのですが、主人公カネキが喰種ヤモリに拉致監禁され拷問を受けていたときに脳内のリゼが囁いたセリフです。喰種になること、強くなることを勧めるリゼがはいた「この世の不利益はすべて当人の能力不足」にはいったいどんな意味があるのかまとめてみます。

「この世の不利益はすべて当人の能力不足」東京喰種の名言!考え方や意味とは?のイメージ

目次

  1. この世の不利益はすべて当人の能力不足は東京喰種の名言
  2. この世の不利益はすべて当人の能力不足の考え方や意味
  3. この世の不利益はすべて当人の能力不足のヤモリの戦いと過去
  4. この世の不利益はすべて当人の能力不足・ヤモリに関する感想や評価
  5. この世の不利益はすべて当人の能力不足についてまとめ

この世の不利益はすべて当人の能力不足は東京喰種の名言

この世の不利益はすべて当人の能力不足の元ネタは東京喰種

「この世の不利益はすべて当人の能力不足」という名言があります。魅力的な名言として座右の銘にしている人のなんと多いことか。そんな「この世の不利益はすべて当人の能力不足」という言葉の元ネタは、大人気漫画でアニメや実写映画化がされている「東京喰種トーキョーグール」です。人を喰らう喰種という生き物と共存する東京で強さとは何かを考えさせられるバトルアクション、ダーク・ファンタジーです。

この世の不利益はすべて当人の能力不足は何話に登場?

「この世の不利益はすべて当人の能力不足」という名言の元ネタは、いったい「東京喰種トーキョーグール」原作漫画の何巻に登場する言葉でしょうか?調べてみました。

東京喰種第7巻

「この世の不利益はすべて当人の能力不足」という元ネタは、原作漫画「東京喰種トーキョーグール」第7巻に登場します。主人公のカネキが、喰種であるヤモリに拉致監禁され壮絶な拷問を受けた末、錯乱状態になります。そんな時、カネキの中のリゼが話し始めます。「貴方の母親は弱かったから貴方を置いて死んでしまったんだ。貴方よりバカな姉を選んだからだ。母親が強い人だったら貴方は一人にならずに済んだのだ」と。

因みにTVアニメ「東京喰種トーキョーグール」では、最終回12話の中盤に上記のくだりが登場して「この世の不利益はすべて当人の能力不足」「全部あなたのせいよ、あなたが選ばなかった結果」だとリゼは言います。そしてカネキの母親の愚かさを説明しカネキの心を強者へと導いていきます。余談ですが、カネキCV.花江夏樹さんのこの時の迫真の演技に驚かされたファン続出だったそうです。

東京喰種:re第6巻

更に、「東京喰種:re」になってからも、この名言は登場します。原作漫画第6巻でクインクス班・不知吟士と瓜江久生、米林才子、六月透がタタラと戦った末、不知が殉職してしまいます。遅れてきたカネキが瓜江に責められると、カネキが瓜江に言います。「この世の不利益はすべて当人の能力不足、呪うなら自分の弱さを呪いなよ。」TVアニメでは「東京喰種トーキョーグール:re」第12話の終盤です。

この世の不利益はすべて当人の能力不足の考え方や意味

単純なようでいて実は奥が深いという「この世の不利益はすべて当人の能力不足」という言葉ですが、「東京喰種トーキョーグール」にはまっている。という読者の方々が考察した「この世の不利益はすべて当人の能力不足」の意味についてまとめてみます。

考え方や意味①弱肉強食の世界

「東京喰種」の世界はまさに弱肉強食の世界です。喰種として生きるからには必然的に人を喰らわなければなりません。自ら命を絶ったものを喰う喰種もいますが、ほとんどの喰種は人を殺めて自分の命を繋いでいかなければいけません。自分の能力不足で食料にありつけないとするならば、それは当人の責任。「この世の不利益はすべて当人の能力不足」は、元ネタ「東京喰種」の世界では強いものが言い放てる言葉なのです。

考え方や意味②人間の世界

一方、この名言を人間の世界に当てはめてみると、「この世の不利益はすべて当人の能力不足」例えばモテない男の子がこの世を呪って、「自分が女の子にモテないのは女の子に見る目がないからだ。」とか、出世できないサラリーマンが「自分が昇給しないのは上司が悪いからだ」などのように、自分の能力不足をちゃっかり棚に上げた末、何の努力もしないというのは不利益を被っても当たり前だということです。

また、それをもっと深く掘り下げてみると、例えばどこかの貧しい国で子供たちが飢えているのもあなたの責任だ、となるそうです。流石にそこまで自分の責任ではないと思った時点で改善する努力がゼロになり、あなたはもう二度とその子供たちのことを考えることがなくなる。どんなに小さなアクションもそれを起こすか否かで自分が変わっていく。つまり自分のステージが上がっていくという考え方のようです。

上記での、若干強気な考え方については、否定的な意見もあります。いくら努力してもあるレベルまでしか行けない人もいます。そんな人達にとってこの世の中は住みづらいものです。「この世の不利益はすべて当人の能力不足」という言葉は厨二病的な考えで、そんなアニメが好きな方には「東京喰種トーキョーグール」をお勧めします。というものでした。

考え方や意味③経済思想

経済思想などというと、???と頭の中がクエスチョンで一杯になる方もいると思いますが、元ネタの「東京喰種トーキョーグール」から「この世の不利益はすべて当人の能力不足」という言葉をピックアップして経済思想的に考える方もいます。自分に起こり得る不利益はすべて自分の責任なので、自分で回避することが基本原則だとしながらも、では「社会福祉」とは一体何のためにあるのか。ということのようです。

生きることに困窮する事態がきたとき「社会福祉」に救われる方もいることでしょう。それを「社会主義」とするならば、「資本主義」という自由競争で経済を動かしていく、いわば個人主義があります。どちらも、長所と欠点を兼ね備えています。国や地域に合った経済思想が発展してきた現代ですが、今は資本主義が持つ問題を緩和、解消して福祉国家をめざす「修正資本主義」というものになってきたということです。

上記のことをかみ砕いて言うと、「この世の不利益はすべて当人の能力不足」といってしまうとあまりには世知辛いのではないか、そのために「社会福祉」というものがあるんだよ。ということのようです。

考え方や意味④自分しかいない

「この世の不利益はすべて当人の能力不足」の意味として、結局最後は自分しか頼れない。変えること自分を変えることしかできない。ということにたどり着くようです。いくら、変えたくても他人を変えることはできない。ならば、変えることができる自分の考え方捉え方を少し変えてみよう。それだけでもずいぶんと違った景色に辿り着くのではないか、というものです。

この世の不利益はすべて当人の能力不足のヤモリの戦いと過去

さて、この「この世の不利益はすべて当人の能力不足」が出てくる元ネタの「東京喰種トーキョーグール」で大事な役割のヤモリという喰種についてまとめてみます。ヤモリによって拉致監禁、拷問、覚醒とターニングポイントを迎えた主人公のカネキですが、以降このヤモリとのくだりがカネキの中で大きく影響していきます。

ヤモリのプロフィール

まずは、大守八雲(オオモリヤクモ)通称ヤモリのプロフィールを紹介します。誕生日は3月15日Bの血液型、B型。喰種集団「アオギリの樹」に所属しています。186㎝101㎏という巨漢です。別名・ジェイソンと呼ばれていてコクリアに収容されていた時期があります。

ヤモリの強さ・能力

体つきは大きくがっしりしているので赫子(鱗赫)を出さずとも力任せの攻撃で相手を倒せるようです。共食いもしているので、半赫者です。体力もさることながら、性格が超サディスティック且つ執拗です。相手を長く痛めつけることに喜びを感じるようで、カネキも意識を失わせない程度に痛めつけられ、回復を待ってまた繰り返される。という残虐なやり方で拷問されています。

ヤモリとカネキの戦い

喰種の中でも残虐非道で、ジェイソンの異名を持つヤモリは、カネキを監禁して執拗に拷問にかけます。指の爪をはいだり目の粘膜に注射したり、最後は耳からムカデを入れるという、読者も読んでるだけで震えがくる。耐えられないとうような場面が続きます。それによってカネキは正気を失うのですが、そのときに脳内のリゼが「この世の不利益はすべて当人の能力不足」とカネキに語り掛けます。

覚醒したあとのカネキは髪が真っ白になっていて、自分を喰種だと受け入れています。自分の中のリゼを受け入れ強さへ執着していきます。ヤモリとの闘いの末、喰種らしく共食いに至ります。その時のセリフが下の画像の「僕に喰われても仕方ないよね?」です。白カネキ降臨の瞬間です。

ヤモリの知られざる過去

ひそかに共食いを行っていた半赫者だというヤモリは過去に、母親の死と捜査官からの拷問によってサディスティックな性格になったと言われています。そもそもは気弱な性格だったという片鱗が、追い詰められた時の独り言に現れていると言います。そして、人差し指を親指で曲げる様子がよくカネキに見られますが、これはヤモリのクセ。更には、ヤモリを拷問したコクリアの捜査官の癖だということです。

この世の不利益はすべて当人の能力不足・ヤモリに関する感想や評価

ここからは、ヤモリについてや「この世の不利益はすべて当人の能力不足」という名言についての感想をまとめてみます。

「この世の不利益はすべて当人の能力不足」という言葉を好きな人は多いようですが、この世の全てをその言葉だけで片付けられないということのようです。

「この世の不利益はすべて当人の能力不足」という名言が軸になっているこの物語「東京喰種トーキョーグール」ですが、正論過ぎて反論したくなるという声もあります。

前向きに捉えると、この「この世の不利益はすべて当人の能力不足」という言葉は不利益とは何ぞやにぶち当たると言います。不利益を人生の糧ととらえるか、正に不利益ととらえるかによってその人の人生は180度変わってくるということのようです。できるなら前向きに捉えたいものです。

この世の不利益はすべて当人の能力不足についてまとめ

「この世の不利益はすべて当人の能力不足」の元ネタの「東京喰種トーキョーグール」について、また「この世の不利益はすべて当人の能力不足」という名言についての意味や考え方についてまとめてみました。この他にも名言が沢山ある「東京喰種トーキョーグール」、名言を探して再度読み返してみるのはいかがでしょうか。

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