【ワンピース】バラバラの実の強さとバギーの技一覧！武装色の覇気でも斬れない？

バラバラの実の考察について紹介する前にバラバラの実が登場するワンピースについて簡単に紹介していきます。

ワンピースは1997年から週刊少年ジャンプにて連載されている海賊を中心とした海洋ロマン漫画です。2020年4月現在も連載中の漫画で、ジャンプではこち亀についで2番目に長い連載期間を誇っています。その長い連載で高い人気と評価を受けている漫画で、精巧に考えられた壮大な世界観と物語の細かな部分に散りばめられた伏線の数々が少年漫画らしい王道なテーマを支え、盛んに考察が行われる漫画になっています。

その発行部数は日本の数多くの出版記録を保有・現在も更新し続けている他、42の国と地域で翻訳版が発売されており、2015年には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス記録に認定されています。メディアミックス展開も豊富でアニメ、劇場版映画、小説、ゲーム、舞台など様々な媒体で扱われそれぞれの媒体でも高い評価を受けています。

故郷の東の海フーシャ村に滞在した海賊、赤髪のシャンクスとその部下達との交流で海賊に強く憧れを抱いた少年ルフィは海賊王になる事を夢みて冒険にでます。コビーと出会い、訪れた最初の街で海軍に捕まったゾロを助け仲間にすると次に訪れた街でナミと出会います。お互いの目的の為に手を組む事になったナミから求められたのが街で暴れる海賊バギーとの戦いでした。

その戦いはルフィが勝利しますがその後、ローグタウンやインペルダウンなど節々にバギーは登場。特にインペルダウン編ではインペルダウンの虜囚達を味方につける事に成功し、そのまま傘下に加えるなどして海賊団を拡大、新世界編では七武海に名を連ねるなど描かれていない所で大躍進を遂げているのが今回紹介するバラバラの実をもつバギーです。

ルフィのゴムゴムと違いバギーは登場時には既にバラバラの実を食べてしまった後でしたが回想で食べた経緯が語られており、実の色や形も判明しています。バラバラの実の形は紫色のパイナップルといった形で悪魔の実の特徴の1つであるグルグル模様がその実1つ1つにはいっている形です。色合いからいってぶどうにも似た形をしています。

バギーが悪魔の実を食べたのがロジャー海賊団の見習い時代の事です。ロジャー海賊団がとある敵船と交戦した際、戦利品として得た中にあったのがバラバラの実でした。元々バギーはバラバラの実に興味を示していませんでしたが悪魔の実は売れば1億ベリーにもなると聞き、興味がわきます。つまり元々バギーはバラバラの実を食べるつもりはなく売り払ってお金に変えるつもりでした。

船長のロジャーが「誰か食いたきゃ食っていい」と言った事からバギーは偽物のバラバラの実を用意して船員達の前でその偽物を食べる事でまんまと本物のバラバラの実を手に入れます。しかし本物のバラバラの実を見てニヤニヤしている所に不意にシャンクスから声をかけられ口の中に悪魔の実を隠してしまいます。なんとかその場を凌いだバギーでしたが、安堵した所でもう1度シャンクスに声をかけられ誤って飲み込んでしまうのでした。

ちなみに同時にバギーはこちらも隠し持っていた海中の隠し財宝の地図を海に落としてしまいます。当然悪魔の実の能力者になってしまったので取り戻す事も出来ずバギーにとっては良いことなしでした。この経験からバギーは新世界編現在でもシャンクスの事を逆恨みして毛嫌いしており、ロジャー処刑後、シャンクスからバギーの下につく形でも良いと仲間になる勧誘を受けますが拒否して自ら海賊団を立ち上げています。

根本的なバラバラの実の能力ですが、ずばり自分の意志で肉体をバラバラにする事が出来る能力です。分類は超人系でバラバラにした身体は自在に操る事が可能ですが、一定範囲を超えると制御できなくなります。ちなみにこれはバラバラの実に限った話ではありませんが悪魔の実の能力は本人はもちろん本人が身につけている衣服にも影響を及ぼすのでバラバラになっても服が取り残される事はありません。

ちなみにバラバラの実のもう1つの特徴として、例え身体の一部が無くても他の部位を接続する事が可能である点にあります。この力によってバギーは身体を変形するような使い方もしています。

バラバラの実が強いと言われる大きな要因の1つになっているのが先に登場したゴムゴムの実が銃弾が無効であるのと対になる形でバラバラの実は斬撃によるダメージが無効になります。相手の攻撃で斬られてもその部分がバラバラになるだけで済む為で、斬撃なら例え相手が世界一の剣豪と言われるミホーク相手でも無効化出来るのは間違いないバラバラの実の強さの1つです。

またワンピースの世界には悪魔の実の能力者でなければ剣術を始めとした刃物を武器にするキャラクターも多く、悪魔の実の能力者でも補助的に武器を使う事が多いので斬撃無効は多くの相手にトリッキーに立ち回る事が出来るのも強みです。

分離したパーツは意のままに操る事ができ、宙に浮遊する事も可能です。自分の身体をそのまま武器にして体当たりする事や、遠距離からの攻撃、相手の死角からの攻撃など一定の範囲内であれば精密に操る事が出来るメリットはかなり大きくなっています。

また今後生きるかもしれないバラバラの実の大きな要素と言えるのが、身体の一部がなくとも、他の部位を接続する事が可能であるという点にあります。実際バギーは初登場でルフィに負けた時、ナミに身体を縛られ取り戻せないまま、吹き飛ばされてしまい、頭と手足だけで活動していた時期があります。その様子は扉絵連載で描かれており、隠れたバラバラの実の強さと言えるかも知れません。

バラバラの実の能力の欠点の1つが浮遊して身体は空中に浮かせる事ができても唯一足を浮かせる事は出来ないという事です。性格には足首より下は地面に付いている必要があります。その為、足首を切り離せば自在に空を飛ぶ事も出来るなどの強い部分もありますが、足首をどうするかは1つの課題になります。

バラバラの実の真髄である身体の分離ですが、際限なくバラバラに出来るわけでもなく、だいたいぶつ切りサイズが限界であり、それ以上細かくするとコントロールができなくなるという弱点も持っています。

地をはうバラバラ砲はバギーが手首から先を相手に向かって打ち出し手首が地面を這うようにして飛んでいき相手を掴みに行く技です。相手の死角に入る事が出来るので気づかれずに捕まえる事が出来ます。ルフィを相手に初使用しました。

バギーは能力と刃物を組み合わせて使用しますが、そんな技の1つがバラバラせんべいです。バラバラせんべいは靴の先に仕込んだ刃物を出した上体で下半身を切り離して回転させながら相手に向かっていくという技になっています。同じくルフィ相手に使用しています。

相手の攻撃に合わせて自身の身体を部分的に分離する技がバラバラ緊急脱出です。通常バラバラの実は斬撃は無効ですが打撃などの技は有効である為、食らえばダメージを受けてしまいますがバラバラ緊急脱出を使えばダメージを回避しつつすぐに他の部位を使っての反撃が可能になります。ルフィのゴムゴムの鎌を回避するのに使用しました。

本家バラバラ砲は相手に向かって手首を飛ばす点では地をはうバラバラ砲と同様ですが、指と指の間に短刀を挟む事で殺傷能力を持った技です。こちらもルフィ相手に使用しています。

バギーは基本的に身体の一部を切り離す事が多いですが、全身をバラバラにして相手を攻撃するのがバラバラフェスティバルです。身体の各部位を使用するので多彩な技を使用できます。初登場時、海図を盗み出そうとしたナミを相手に使用して追いかけ回しました。

バラバラの実の大きな特徴の1つである変形とも言えるような自由な身体の接続にモーターやタイヤなども織り交ぜる事で生まれたのがバラバラカーです。ローグタウンでルフィを追いかける際に使用しています。

上記のバラバラカーの派生技で、爆弾を使う事でバラバラカーを爆発的に加速させるのが爆弾エンジンです。

バギーがインペルダウン編にて再登場した際に使用したのが空中錐揉み大サーカスです。バラバラになった両手で相手を高く持ち上げてから頭から錐揉み状に地面に叩きつける技です。インペルダウン編での登場という事もありバギーの技の中でも特に威力が高く普通に強い技になっています。

バギーは元々、町ひとつを吹き飛ばす威力があると言われる「特製バギー玉」という爆弾を持っている事で知られていました。しかし初登場時点でこのバギー玉を改良、威力はそのままにバギーのバラバラの実の能力を活かし、身体に仕込める程に小さくしたのが特製マギー玉です。改良の結果かなり小さくなっており、バギーは靴に仕込んで使用していました。初登場時の1番強い技と言える技です。

武装色の覇気は主に新世界編から本格的に登場した「意志の力」である覇気の1つです。覇気は大きくわけて3つに分類されその中の武装色の覇気は見えない鎧を身にまとうようにする事でより強力な攻撃を繰り出す事が出来ます。また武装色の覇気の特徴として対悪魔の実の能力者に対して実体を捉えて攻撃が出来るようになります。

覇気の登場まではルフィがスナスナの実のクロコダイルに水を使ったように弱点を突かなければ対抗出来ないのが自然系悪魔の実の能力者でした。しかし覇気の登場により、自然系悪魔の実の能力者であっても攻撃を当てる事が出来るようになっています。ただし海軍大将など自然系＋覇気の使い手である場合には相手の覇気を上回っていなければ攻撃出来ません。

悪魔の実の能力者の実体を捕まえる事が出来る武装色の覇気の覇気ですが、あくまでも実体を捕まえる事が出来るだけで海楼石のように悪魔の実の力を無効化するような力はありません。その為にバラバラの実のように実体そのものが分裂するような能力には武装色の覇気も通用しないのではないかと考えられます。

実際にバギーはマリンフォード頂上戦争の際、立ちはだかったミホークの斬撃を躱そうとしたルフィに身代わりに斬られた事があります。この時斬撃無効のバギーにはダメージはなく、普通の斬撃を受けた時のように身体がバラバラになるだけでした。この事がバラバラの実のように実体を捉える事が出来ないタイプの能力であれば武装色の覇気は効かないのではないかと考える事が出来ます。

ただこの説は完全に立証されたわけではありません。ミホークが覇気使いである事はマリンフォード頂上戦争後にゾロに修行をつけている事からも明らかですが、ルフィを斬ろうした時に覇気を纏わせていたのかは不明である為です。武装色の覇気の纏った武器は身体の場合と同じく黒くなりますが、黒刀であるミホークの愛剣夜は元々が黒いので覇気をまとわせていたかどうか判別出来ないのです。

ルフィの場合は例え身体がゴムであっても斬れるのでミホークが当時まだ覇気をしっかり習得していなかったルフィ相手に覇気を使っていなかった可能性も十分に考えられます。

悪魔の実の側にも「上のステージ」として能力の覚醒はあるのかについても考察されています。バラバラの実は超人（パラミシア）系の悪魔の実である為、覚醒した場合にはドフラミンゴやカタクリが見せたような「環境に変化を及ぼし始める」事になります。ドフラミンゴやカタクリを見るにその範囲はかなり広範囲と言えるので覚醒すればどんな能力でも強そうです。

ただバギーの場合、個人の能力としては初登場時から進歩している面はあまり描かれていません。バギーが七武海に登りつめる事ができたのも個人の武力ではなく口八丁手八丁と強運による所が大きく、あくまでもインペルダウンに収容されるような凶悪な海賊達が所属する海賊派遣会社「バギーズデリバリー」の影響力による組織としての武力による所が大きいです。

実際七武海に入り千両道化のバギーと呼ばれるようになってもビビりな性格は相変わらずであり、世界会議編で七武海制度が廃止されバギーズデリバリーが拠点としたカライ・バリ島が海軍に包囲された際も部下達を戦わせて自分は逃げようとするなど相変わらずでした。新世界編に入ってもバギー個人の強さはそこまで大きく上がっていないと考えるのが妥当です。

仮にバギーが覚醒してしまうような事があるとすれば、持ち前の運による本人の望まない形での覚醒になると考えるのが自然です。ただ流石に超人系能力者の中でバギーがドフラミンゴ、カタクリについで3人目とは考えづらく、登場するにしてももっと超人系能力者の覚醒者が登場してからになるのではないかと考えられています。

仮にバラバラの実が覚醒した場合、周囲の建物などを自在にバラバラに出来る事になります。それらの建物などを相手に向けて飛ばすだけでもかなり強いのではないでしょうか？もちろん壁のように使う事も可能なので防御面にも強い能力になります。また宙に浮かせる事も出来るので極端な話、金獅子のシキのフワフワの実のように浮かせた物に乗って移動するなんて事も出来るかも知れません。

またバラバラの実の隠れた真髄である身体の一部が無くてもくっついて行動が可能である事が覚醒で周囲にも影響を及ぼすようになれた周囲の物を組み合わせる事で巨大な物を作り出したりする事も出来るかも知れません。もちろんこれらは考察というより妄想に近いものですが、バラバラの実には大きな可能性があり覚醒すれば間違いなく強い能力だとも言われています。

ここからは既にワンピースを視聴している人のバラバラの実に対しての感想を紹介していきます。バラバラの実はワンピースではゴムゴムの実についで登場した初期も初期に登場した悪魔の実ながらポテンシャルは高く単純な力比べでは劣る相手であってもバギーの頭脳と合わせた奇想天外な動きで相手を翻弄出来るので強いという声が多いです。

バギーがバラバラの実を食べたのは自業自得半分事故半分といったエピソードが描かれていますが、その後のバギーの活躍やバギーの才能を見る限りバギーに適した能力であるとするファンも多くバラバラの実という強い防御力を持っているからこそ現在の地位にまで上り詰めたと考えるファンも多くなっています。

特に悪魔の実に覚醒という概念が登場して以来バラバラの実が覚醒したらとんでもなく強いのではないかとする考察も目立っています。もちろんバラバラの実が覚醒するだけの個人としての力量も必要になりますが、ルフィと同じく序盤から登場し運の要素もあるとはいえ七武海にまで上り詰めたバギーだけになにかのきっかけで覚醒してしまうのではないかとも言われ多くの考察が行われています。

能力が単純故に覚醒した時の範囲次第では多くの悪魔の実と同じような事が出来るのではないかと考えられる為に覚醒したら強いだろう悪魔の実の候補の1つとして考えられます。

ただバラバラの実の能力者がバギーである限り覚醒しない可能性が高く、またこれまでの本人の強さに反比例した評価の受け方とカリスマ性などからバギー自身には覚醒などせず弱いままでいて欲しいという声も見られます。

同時に七武海にまで上り詰めたバギーですが世界会議編で七武海制度が廃止になっており、海軍に島を包囲されている所までえがかれているので今後が気になるとも言われています。バギーが追い込まれる状況次第ではさらなる幸運を掴む可能性もあり、覇気や覚醒に目覚めるのではないかとも考えられているのです。

バラバラの実はワンピースの中でゴムゴムの実の次に登場した悪魔の実で、能力自体は単純ながら覇気も通用しないのではないかと言われる程に強い防御力を持ち、さらに悪魔の実に覚醒が登場した事で、覚醒すればバラバラの実は強いのではないかとも考えられるなどワンピースの中でも高いポテンシャルを持った悪魔の実として考えられています。

バギーは初登場以降も度々登場しており、新世界編では七武海に名を連ねるなどルフィ達麦わらの一味とは別ベクトルで注目を集めている海賊です。これまでのバギーの歩みとを考えると今後も再登場して何かが起こる可能性は十分に考えられ、それが偶然にも覚醒なんて事も十分に考えられます。ひょっとしたら強いかもしれない今後のバラバラの実の行方に注目しながらワンピースを視聴してみてはいかがでしょうか？