【ワンピース】トラファルガー・ローがワノ国で単独行動している理由は？目的を考察

『ワンピース』は主人公のルフィが海賊として海を冒険するストーリーが描かれた漫画作品です。トラファルガー・ローは『ワンピース』のシャボンディ諸島編から登場しているキャラクターです。ここでは『ワンピース』のワノ国編でのトラファルガー・ローの行動や目的をまとめる前に、『ワンピース』の作品情報を紹介します。

『ワンピース』とは、集英社の週刊少年ジャンプにて連載されている少年漫画です。バトルシーンや友情・絆などが魅力的な海洋冒険ロマンです。1997年に連載開始され、1999年にアニメ化されています。20年以上連載されており、日本だけでなく世界中で人気のある漫画です。

モンキー・D・ルフィは、麦わら海賊団の船長で期待のルーキーと言われるほど名が知れられている海賊です。様々な困難を乗り越えてきましたが、頂上戦争では己の非力さに打ちひしがれ、2年間修行をします。2年の修行を経たルフィは仲間たちと合流し、四皇などさらなる強敵がいる新世界へと航海を進めます。その旅の中でルフィ達はワノ国の侍に出会います。

トラファルガー・ローはハートの海賊団の船長をしており、医者でもあります。。誕生日は10月6日で、年齢は初登場時が24歳、2年後は26歳です。頂上戦争編では瀕死状態のルフィを引き取って治療しました。2年後はルフィと海賊同盟を結んでいます。

ワノ国は鎖国状態で、海外からの侵入者を許していませんでした。そのため、外国人であるトラファルガー・ローはワノ国の着物を着て変装していました。トラファルガー・ローの着物は黒地の着物にオレンジの帯、花の模様が入った羽織を肩にかけていました。ファンからはトラファルガー・ローの着物姿がかっこいいと人気です。

トラファルガー・ローは最初は作戦通りにカイドウを打ち取るという目的で錦えもん達に協力していました。そのために、変装してワノ国に潜入します。

トラファルガー・ローに与えられた作戦は明らかになっていませんが、錦えもんは先に潜入していた麦わらの一味に情報収集や暗号の紙を渡して回るように指示していました。トラファルガー・ローもまた目的に応じて同じような任務を錦えもんから与えられていたと考えられています。

錦えもんの作戦は裏切り者によってオロチ側に筒抜けでした。麦わらの一味が配り歩いていた暗号の紙の存在が明らかとなり、足に月の入れ墨がある者達が牢へと入れられてしまったのです。その直前にハートの海賊団のベポ・シャチ・ペンギンが捕まっていたので、裏切り者はこの3人なのではないかといわれるようになりました。

これに激怒したトラファルガー・ローは自ら捕まりに行き、自分が捕まる代わりにベポ達を解放させました。これにより、トラファルガー・ローは単独行動をすることになります。トラファルガー・ローはベポ達が情報を漏らしたのではなく、別に裏切り者がいること思っているようです。現在単独行動をしているのは、裏切り者をあぶり出すためだと考察されています。

トラファルガー・ローはルフィと海賊同盟を結んだ時に、カイドウを落とすための成功率は30%ほどだと言いました。ただ、この30%という数字はあくまでパンクハザードで最初にトラファルガー・ローが立てた作戦を遂行できた時の数字です。

しかし、現在は元々カイドウの怒りを向けさせる予定だったドフラミンゴを直接ルフィが討伐してしまったために全体の作戦自体が狂い、怒りの矛先をルフィとトラファルガー・ローに向けられている状況です。そのため、この30%という数字は現在では意味をなさないものになっています。

トラファルガー・ローの本来の目的はSMILEとSADの工場を破壊し、カイドウとドフラミンゴを戦わせることでした。SMILE工場を破壊できれば、カイドウとの取引ができなくなり、カイドウは怒りをドフラミンゴに向けてくるはずだからです。つまり2人を戦わせて相討ちさせることが目的でした。しかしSADとSMILE工場は破壊できたものの、それを阻止しようとしたドフラミンゴと戦うことになります。

ドレスローザではルフィが勝利したことで、ドフラミンゴは海軍に捕まってしまいました。これによりSMILEの生産ラインが止まり、SMILEの取引ができなくなってしまいました。カイドウはドフラミンゴを倒したルフィとトラファルガー・ローへと怒りの矛先を向けることになります。

トラファルガー・ローの目的はカイドウにドフラミンゴを倒させることでしたが、それをルフィが達成してしまったので目的は果たされている状態となっています。しかしその後も同盟を続けており、現在では打倒カイドウを目的としてワノ国の侍とミンク族を加えて改めて同盟を組んでいます。

トラファルガー・ローとルフィが同盟を結んだ理由は、たまたまルフィがパンクハザードに来たので利用できると思ったからです。海賊同盟とは、2つ以上の海賊団が同じ目的を達成するために対等な立場で組むことで、裏切りが付き物だといわれています。トラファルガー・ローはたまたまパンクハザードにいた麦わらの一味を、自分の目的に使おうとして同盟を組みました。

トラファルガー・ローの誤算は、ルフィが海賊同盟の意味を友達のようなものだと思っていたことです。トラファルガー・ローの認識では、互いの共通の目的だけに協力するのが海賊同盟でした。ルフィの場合はトラファルガー・ローのことを友達だと認識しているため、しばしばルフィのわがままに振り回されることもあります。

ゾウ編ではワノ国の侍とミンク族と改めて同盟を組んだ時、ルフィはトラファルガー・ローの意見をほぼ聞かないまま同盟を結びました。トラファルガー・ローはルフィがドフラミンゴを倒したという恩があり、また自身もカイドウから狙われているため、侍やミンク族との同盟にも反対しなかったと考えられています。

『ワンピース』ではゾウ編終了後、ルフィ達はサンジを取り戻すために万国へと向かいました。一方でトラファルガー・ローはワノ国に潜入することになりました。ここではトラファルガー・ローがワノ国で、現在どんな任務を遂行しているのか予想をまとめました。

トラファルガー・ローはオペオペの実の能力を持ち、特に外科手術を得意とする医者です。その能力を使って町医者として勤務していたのではないかと予想されています。しかしトラファルガー・ローの場合、素顔を晒すとワノ国を取り締まっているカイドウの部下に気づかれる可能性が高くなります。そのため、町医者として勤務するのはリスクが高いといわれています。

トラファルガー・ローのオペオペの実の能力には、不老手術があります。しかし不老手術をしてしまうと能力者は死亡してしまいます。ドフラミンゴはこの手術をさせるためにトラファルガー・ローを、自分のために死ねるよう教育するつもりでいました。このようにオペオペの実の能力者というのは誰もが欲しがる存在なのです。

そしてその不老手術を受けた人間だといわれているのがカイドウです。カイドウは何度も処刑されたり自殺を試みているのですが、全て生還しています。白ひげが亡くなった時も、それを羨むような発言をしていました。そこまで不死に近い状態であれば、オペオペの実の不老手術を受けている可能性が高いといわれています。

そのため現在トラファルガー・ローは、ワノ国で前のオペオペの実の能力者がカイドウに不老手術を施したのではないかと思い、カイドウの不死の理由を探っていると考察されています。

トラファルガー・ローは、ワノ国で安全な食糧を花の都の農園から盗んでいました。これは『ワンピース』の919話で実際にトラファルガー・ローが盗んでいると言っています。おそらくトラファルガー・ローのオペオペの実の「ROOM」という技を使って盗んだのではないかといわれています。

単独行動となった後も、オロチ側の人間が食糧泥棒を探すシーンがありました。このシーンから、トラファルガー・ローは現在でも食糧集めを続けているのではないかと考察されています。

ワノ国編でルフィ達は花の都の食糧を運んでいる船のような乗り物を乗っ取って、カイドウからの追っ手から逃げていました。そこでトラファルガー・ローはルフィやゾロと再会します。トラファルガー・ローは潜入を目的としているのに騒ぎを起こしたルフィとゾロに怒りました。

ルフィとゾロに再会する前、トラファルガー・ローはホーキンスと戦っていました。ハートの海賊団や麦わらの一味の顔を知るホーキンスは潜入において邪魔な存在なので、先に消しておこうと思ったのです。しかしホーキンスはすでにおこぼれ町でルフィに会っていたので、ルフィが潜入していることを知っていました。

トラファルガー・ローはルフィをおでん城跡地へと案内しました。そこでルフィは錦えもんと再会し、作戦の内容と20年前にワノ国で何があったのかを聞くことになります。その間、巨大な龍の姿になったカイドウは、ルフィやトラファルガー・ローを探していました。

ルフィはカイドウを見ると一人でカイドウに殴り込みに行きます。ルフィと同じく顔がバレているトラファルガー・ローもルフィに加勢します。

ルフィはカイドウに負けてしまい、そのまま兎丼へと収容されてしまいました。トラファルガー・ローはすぐにルフィを連れて逃げ帰ろうとしましたが、ホーキンスが海楼石の銃でトラファルガー・ローを撃ってしまい、能力を使う事ができませんでした。

サンジは錦えもんの指示どおりに、美味いと評判のそば屋で人を集めて作戦の暗号が書かれた紙を配っていました。しかしドレーク達に目をつけられてしまいます。トラファルガー・ローはドレーク達が来ることを知らせにそば屋までやって来ました。

トラファルガー・ローは、サンジ達にドレークやページワンと戦わずに逃げるように言いました。それは、ケガの一つでもすれば「決戦」の時の戦力が落ちてしまうからです。しかし、町の人々を見捨てることができなかったサンジはページワンと戦うことになります。

トラファルガー・ローはジェルマ66の姿で現れたサンジを見て、突然「悪の軍団ジェルマ66」のステルス・ブラックだと語り始めました。トラファルガー・ローは北の海出身なので「海の戦士ソラ」を知っていたようです。

ワノ国では、月の入れ墨が入った侍達が一度に捕らえられてしまう事件が起こります。その直前にベポ・シャチ・ペンギンが敵に捕まってしまったので、情報を流したのではないかとしのぶに疑われました。

トラファルガー・ローは自分の部下は情報を漏らすくらいなら死ぬと言いました。しかししのぶは、捕まった時点で消せとまで言います。これに激怒したトラファルガー・ローは、裏切り者扱いするような奴には背中を預けられないと言って別行動を始めました。

トラファルガー・ローはホーキンスの元へ行き、自分が捕まる代わりにベポ・シャチ・ペンギンの3人を解放するように要求しました。ホーキンスは元々トラファルガー・ローを捕まえるために3人を拘束していたので、この要求を呑みます。

捕まってしまったトラファルガー・ローはドレークとホーキンスによって拷問にかけられます。ホーキンスは麦わらの一味がワノ国で何をしようとしているのか吐かせるつもりでした。

拷問を受けるはずだったトラファルガー・ローは、ある人物の手引によって逆にホーキンスの体を切断して情報を吐かせていました。これによってキッド海賊団とホーキンス海賊団がアプーに裏切られたことが判明します。

ホーキンスを拷問にかけた後、トラファルガー・ローは完全に単独行動へと移りました。それから決戦の日に再登場する時まで何をしていたのか明らかになっていません。ただ、現在ポーラータンク号に乗っているので、無事にハートの海賊団のメンバーと合流できていたようです。

現在ワノ国ではカイドウとビッグマムが同盟を結んでいる状態です。そもそもビッグマムは万国で、シーザーを逃された挙げ句、サンジを使った暗殺が失敗したことで敗者扱いされたことに怒っていました。そしてワノ国へと向かったルフィをすぐに追いかけてきたのです。しかしワノ国への入国直前にキングからの攻撃で船から海に投げ出され、ビッグマムは記憶を失ってしまいます。

記憶を失くしたビッグマムは、たまたま発見したチョッパー達におしるこがある場所へと案内させました。しかしおしるこを全てルフィが食べてしまい、ビッグマムは怒りのまま暴れだします。クイーンは騒動を収めるために、ビッグマムの頭上から落ちて頭突きをしました。するとビッグマムはその衝撃で記憶を取り戻します。

ビッグマムはその後すぐに寝てしまい、海楼石で拘束されてカイドウのところへと運ばれます。カイドウとは一触即発といった状況でしたが、一緒に酒を飲んでいくうちに意気投合して2人は海賊同盟を結ぶことになりました。

ワノ国にいる最悪の世代の中で同盟を組んでいたのは、麦わら海賊団とハートの海賊団だけではありません。キッド海賊団・ホーキンス海賊団・オンエア海賊団もまた海賊同盟を組んでいました。しかし、オンエア海賊団率いるアプーの裏切りによってホーキンス海賊団はカイドウの手下になり、反発したキッドは兎丼へと収容されました。

そしてどのような経緯で百獣海賊団の手下になったのかは不明ですが、ドレークもまたワノ国にいました。現在この中で海賊同盟を組む可能性があるのは、ドレークとキッドの2人です。トラファルガー・ローは捕まえられていたはずですが、牢の中でホーキンスを能力でバラバラにして情報を得ていました。この時、トラファルガー・ローに手を貸したのがドレークなのではないかと考察されています。

ドレークの正体は海軍本部の機密特殊部隊「SWORD」の隊長であることが判明しています。過去に海軍は、共通の目的のために海賊と同盟を組んだこともあるので、ドレークとトラファルガー・ローの2人が秘密裏に同盟を組んでいてもおかしくはありません。また、キッドに関しては兎丼でしばらくルフィと行動を共にしていました。

ライバル関係のような2人でしたが、キッドがキラーを取り戻すとすぐに兎丼を去っていってしまいました。兎丼で海賊同盟を組むのではないかと期待されていましたが、その後しばらくキッドの動向は分からなくなります。そのため、海賊同盟を組まないままワノ国から離れたと考えられていました。しかし、ワノ国の討ち入り作戦にキッド海賊団も参加していたのです。

そのため、今後キッド海賊団・ハートの海賊団・麦わら海賊団で海賊同盟を組む可能性は高いと考えられます。現在ではすでにトラファルガー・ローがキッドとルフィの行動を予測した作戦を新たに立てて侍達に伝えていました。

今後の考察では、四皇同士の戦争が勃発するといわれています。カイドウとビッグマムは一応海賊同盟を結んでいますが、海賊同盟は裏切りが付き物です。ホーキンスもスクラッチメン・アプーに裏切られ、トラファルガー・ローに対して「お前と"麦わら"の同盟はうまくやってるな…」と皮肉を言っていました。

カイドウとビッグマムは、なおさら気が変わったという理由だけで海賊同盟を解消する恐れがあります。その場合、カイドウとビッグマムと忍者海賊ミンク侍同盟の三つ巴になる可能性もあります。

トラファルガー・ローやハートの海賊団の現在の動向が分からなくなると、多くの方が裏切ったのではないかと考察していました。しかしドレスローザでの恩があるので、ルフィに対して裏切り行為をすることはないという意見もあります。ただ、単純に侍側との相性が悪いので現在は一旦別行動をしている可能性があると考察されていました。

ワノ国編に突入してからは、これまで描かれていなかった裏切りがテーマとなっています。ワノ国編で裏切り行為をしている怪しい人物としてよく名前が上がっていたのが、しのぶ、トラファルガー・ロー、菊、カン十郎でした。

パンクハザードで同盟を組んだ時には、海賊の同盟は裏切りが付き物だと麦わらの一味が同盟に反対するシーンがあります。これがトラファルガー・ローの裏切りの伏線になっているのではないかといわれていました。

トラファルガー・ローの裏切りに関して完全に否定している方もいました。これまでのトラファルガー・ローの行動から、簡単に裏切るような人格ではないといわれています。ワノ国の侍達に関してはいまいち心を許していないようですが、ルフィとは信頼関係を築いています。裏切っているわけではなく、現在はあえて別行動をして内部調査をしているのではないかと考察されていました。

トラファルガー・ローはしのぶと揉めたことで単独行動をするようになりました。現在トラファルガー・ローは、カイドウ討ち入りの決戦日に駆けつけているので裏切ったわけではありませんでした。今後のストーリーでトラファルガー・ローが単独行動をしていた期間の出来事が明らかになるのではないかといわれているので、ワノ国編第3幕に注目です。