【食戟のソーマ】幸平創真の母親・幸平珠子とはどんな女性？登場回や死因は？

「食戟のソーマ」の主人公・幸平創真の母親・幸平珠子は、人柄ら死因などの詳細が長らく不明でしたが、終盤に差し掛かった311話でようやく登場を果たしました。息子の幸平創真によく似ていることから、ファンの間でも話題となります。登場回数はほんの少しでしたが、存在感のある頼もしい人柄などから、人気がありました。

「食戟のソーマ」は、「週刊少年ジャンプ」連載されていた人気料理漫画です。原作は「少年疾駆」などで知られる附田祐斗、作画は高い画力で知られる佐伯俊が担当しました。料理のエリート校に入学した主人公が、料理対決を繰り広げながら頂点を目指していく物語です。主人公の少年は定食屋の息子ということもあり、彼が作る料理は全て親しみやすいもので、実際に作ることもできます。

幸平創真は、中学卒業後に実家の食事処ゆきひらを継ぐつもりでいました。しかし、父親の幸平城一郎は、遠月茶寮料理學園に入学するよう指示し、店を閉めて外国へと旅立ちます。遠月茶寮料理學園は、世界的に活躍する料理人を次々と生み出した料理の超名門校でした。学園へと赴いた幸平創真は、神の舌を持つ薙切えりなが審査員を務める入学試験を受けることになります。

「食戟のソーマ」の主人公・幸平創真は、赤い色の髪に黄色い瞳を持つキャラクターです。実家は商店街にある食事処ゆきひらで、料理をする時は、白いハチマキ実家の食事処ゆきひらのロゴが背中に入ったトップスを着用し、前掛けをつけています。誕生日は11月6日で蠍座、洗濯を好きなものにあげています。父親は幸平城一郎、母親は幸平珠子です。

「食戟のソーマ」幸平創真の母親・幸平珠子は、性格や容姿、死因などの詳細が長らく不明でした。写真などで顔がよくわからない描写での登場回はありましたが、きちんと出てくる登場回は長らくありませんでした。しかし、終盤に差し掛かってようやく登場を果たします。

最初の登場回は、「食戟のソーマ」311話の回想シーンでした。食事処ゆきひらで働いており、常連客におまかせとの注文を受けて料理を作ります。周囲の客は、まずいか美味しいかの賭け事をはじめており、作る料理に波があることがわかります。

朝陽の料理の後に、幸平創真は作ったチャーハンを審査員に出します。当初は低く見ていた審査員たちでしたが、一口食べるとかきこむように出されたチャーハンを口にしました。幸平創真の料理は、食べる時に最大限に匂いを発する工夫がなされたチャーハンでした。料理の開発には、母親の幸平珠子が関係していました。

登場回で母親の幸平珠子は、食事処で働いているにも関わらず、美味しい料理を作れる時の方が少ないという料理が苦手な女性でした。しかし、そんな中でもチャーハンは美味しい確率が高いと評判でした。失敗しても常に楽しそうな笑顔で調理をする彼女を、幸平創真も尊敬したといいます。

「食戟のソーマ」登場回で母親・幸平珠子は、誰にでも気さくに話しかけたり、失敗しても落ち込むことなく常に楽しそうに料理をしています。幸平創真とよく似ていることから、彼の性格は母親譲りであったことがわかります。

飾らない人柄から常連客も多く、慕われていたようです。学生時代は女番長として有名で、舎弟も従えており頼り甲斐があってかっこよかったといいます。登場回数は多くありませんが、インパクトが強かったといった感想が多くありました。

登場回で幸平城一郎は、遠月学園をやめた後、海外をあてもなく旅します。学園の知り合いと鉢合わせたくなかったため、偶然通りかかった食事処ゆきひらに入りました。客で賑わう店内で幸平城一郎は、メニューにあったおまかせを頼みます。周囲が驚く中、幸平珠子が作ったまずい料理を口にしました。しかし、ひたすら明るく砕けた店の雰囲気を気に入った幸平城一郎は、それから度々食事処ゆきひらに足を運ぶようになります。

厨房に入って料理を作るようになった幸平城一郎は、客から評判となりました。幸平珠子は料理上手ではありませんでしたが、店に来てくれる客の顔を見るだけで幸せだといいます。一緒に過ごすうちに惹かれ合い、結婚まで至りました。

「食戟のソーマ」主人公・幸平創真の父親・幸平城一郎は当初からいましたが、母親は登場していません。「食戟のソーマ」原作者の附田祐斗先生は、以前から幸平創真の母親が亡くなっているとSNSで公言していました。長い間人柄や容姿などヴェールに包まれてきましたが、最終回間近になってようやく登場します。

長らく母親・幸平珠子の死因は不明でしたが、最終巻の36巻にも収録されている「食戟のソーマLe Dessert」3話にて、母親・幸平珠子の死因が病死だったことが判明しました。死因に至ったはっきりとした病名は明かさていませんが、心臓の病気とされています。

ランドセルを背負った幸平創真が帰宅した時、心臓を押さえて苦しむ母親の異変に気づきました。自覚症状もなく早期発見に至らなかったため、発覚して1ヶ月後に亡くなります。

「食戟のソーマ」の主人公・幸平創真は、非常にマイペースであっけらかんとした性格です。どう考えても窮地としか思えない状況でも、慌てずに状況を冷静に判断して行動しています。失敗してしまった時は、悲観的にならずあっさり悪かったところを認め、次に生かそうと心がけているようです。遠月学園に編入したての頃には、1位を目指すという堂々とした発言をしており、一躍有名になります。

実家の食事処ゆきひらを幼い頃から手伝っていた幸平創真は、プロ意識が高く、自身が作る料理にも自信を持っています。遠月学園は、料亭や三つ星レストランなどで働く一流シェフの卒業生が多くいますが、彼の実家は庶民向けの定食屋です。そのため、作る料理も決して高級なものではなく、初見で審査員に低く見られることも多くあります。

しかし、どんな目を向けられても、自分の料理に自身と誇りを持っておりひるむことはありません。転入したての頃、薙切えりなの命令で潰されそうになる丼物研究会を存続させるため、主将に変わって食戟を挑みます。食戟の相手は、薙切えりなが配下に置く高級肉を使用した料理を得意とする水戸郁魅でした。対戦は3日後、メニューは肉料理の丼物で決まります。突然決まった食戟に、田所恵は何か勝つ手立てがあるのか問います。

しかし、何も考えていないとして時間もない中、丼物研究会の主将・小西寛一、田所恵も入れてレシピを考えることにします。食戟で水戸郁魅は、肉の中でも特に得意とする高級牛肉料理を出してくるだろうと予想します。高価な肉を手に入れるのは難しいことから、小西寛一は牛肉以外の肉を使おうと提案します。しかし、安いB級食品を蔑んだ水戸郁魅に対抗すべく、幸平創真も手頃な料金で作れる牛肉料理を作ることにしました。

その後、丼物研究会にあったレシピを試しますが、納得いく料理はできませんでした。そんな中、田所恵のアドバイスから、レシピを思いつき水戸郁魅が出したA5ランクの牛肉料理に勝利することができました。幼い頃から培ってきた技術と経験から、極度に焦ることなく難題をクリアしていっています。

遠月学園1年生の学園行事・宿泊研修が行われることになります。講師が満足する基準に至らなかった場合、すぐに退学が言い渡されるという厳しい状況の中、幸平創真たちは１日目の乾日向子講師の課題をこなして、2日目の四宮小次郎の課題に移ります。四宮小次郎の課題は、配布されたレシピにある9種の野菜のテリーヌを1人で作るというものでした。食材は、あらかじめ用意されているものの中から自分で選びます。

四宮小次郎の合図とともに、生徒は食材の争奪戦をはじめました。おっとりした性格の田所恵は、出遅れてしまい、傷んだカリフラワーしか入手することができませんでした。傷んだカリフラワーでテリーヌを調理すると、見た目の美しさが失われてしまいます。周囲にアドバイスを求めることは禁じられていたため、田所恵は自分でその状況を打破するしかありませんでした。

田所恵は、カリフラワーの色を改善し、さらに下味としてもレシピにはないワインビネガーを使いました。しかし、レシピ通りの料理ではないとして、四宮小次郎は彼女に失格を言い渡します。話を聞いていた幸平創真は、傷んだ食材を置いていた四宮小次郎に問題があるとして田所恵を庇いました。しかし、傷んだ食材は故意に入れたもので、食材選びを迅速に行えるかも評価の対象だったといいます。

田所恵の処遇を帰る気はないという彼に、幸平創真はさらに食い下がりますが、これ以上続けるなら退学にすると脅されました。田所恵は、自分を庇う彼を止め、自身は退学で構わないと涙を浮かべ笑顔で発言します。彼女のその表情を見た幸平創真は、四宮小次郎に食戟を申し出、買ったら田所恵の退学を取り下げるよう求めます。

取り合おうとしない四宮小次郎でしたが、後輩の乾日向子と総料理長の堂島銀の説得の末、食戟を受けることにしました。四宮小次郎に負けた場合、田所恵だけでなく幸平創真も退学になるという条件が提示されます。田所恵は、申し訳なさから涙ながらに幸平創真に謝罪します。しかし、彼はあっけらかんとしており、状況を深刻に捉えていませんでした。そして、自分が決めたことだからとフォローします。

しかし、堂島銀の取り決めから、レシピを考えてメインで料理を作るのは田所恵がすることになりました。幸平創真は、突然のことでパニックになる田所恵に合掌するよう指示します。緊張をとく手段であるとして、彼女の手を両サイドから叩き、励ましの言葉をかけました。彼の言葉に背中を押された田所恵は、レシピを思いつき、作業に取り掛かることができました。

宿泊研修最後の課題は、朝食のビュッフェを作るというものでした。テーマは卵料理で、制限時間内に200食を客に食してもらえれば合格となります。生徒は、前日の夜から仕込みに取り掛かります。色々料理を考える中で幸平創真は、スフレオムレツを作ることにしました。しかし、時間が経つと萎み、見た目も美味しさも損なわれるスフレオムレツは、ビュッフェのレシピには向いていませんでした。

終了まで30分と時間がない中、一皿も達成していないことに焦り始めた幸平創真は、過去に父親から焦った時のアドバイスを思い出します。薙切えりなのテーブルを見ていた女の子に声をかけ、目の前でスフレオムレツを宙で返してさらに乗っけました。料理を絶賛する少女を筆頭に、次々と客が集まり、幸平創真は制限時間内に200皿達成を成功させます。

同級生でライバルのタクミ・アルディーニとの出会いは、宿泊研修1日目でした。彼は、出会い頭に幸平創真の靴を踏みつけ、挑発しつつ勝利宣言をしました。その後も何かとライバル意識を燃やしては、幸平創真と競おうとします。よき学友として関係を築く中、１年生の行事である秋の選抜戦が行われます。Ａブロックには幸平創真、Bブロックにはタクミ・アルディーニが入ります。しかし、そこで問題が起きました。

美作昴は、ターゲットを挑発して食戟の場に引き出し、負かした相手から料理人の象徴でもある包丁を奪うという悪名高い生徒でした。調査や分析を得意とし、毎回対戦者と同じ料理を出します。しかし、自身はそれに少しアレンジを加えて勝利するという手法をとっていました。タクミ・アルディーニに目をつけた美作昴は、弟のイサミを侮辱して包丁にガムを吐きかけ、挑発して食戟の場に引き出します。

食戟はデザートで行われることになります。しかし、事前にタクミ・アルディーニをストーキングして情報収集していた美作昴は、彼と全く同じデザートを出してきます。調理の途中でタクミ・アルディーニはアレンジを加えて差をつけようとしますが、それすら読まれており、結果負けてしまいました。彼が愛用していた包丁・メッザルーナは、美作昴の手に渡ります。

タクミ・アルディーニに話しかけることなく寮に戻った幸平創真の部屋には、合鍵を作って忍び込んだ美作昴の姿がありました。幸平創真は、彼を追い返すどころかお茶とビーフシチューを出してもてなします。秋の選抜では、幸平創真と美作昴が対戦することになっていました。美作昴は、幸平創真の所持する出刃包丁と、先ほどタクミ・アルディーニから奪ったメッザルーナをかけて食戟をしようと持ちかけます。

幸平創真は、メッザルーナの他に、美作昴が今まで負かして料理人から勝ち取ってきた包丁を要求しました。そして、自身が負けた暁には料理人を引退すると宣言します。さらに、食戟ではビーフシチューを作るとメニューまで明かしました。食戟は成立し、幸平創真はメニュー開発に勤しみます。そんな中、新聞部に所属する後輩・早津田みつるが取材したいと押しかけてきました。

当初は断ったものの、押しの強さに負けて取材を許可します。幸平創真は、試作品を早津田みつるに食べてもらい、味の感想を聞いてきました。色々な食材で試作品を作りますが、納得いくものは出来上がりません。そこで、神の舌を持つ薙切えりなの元へ、試食を頼みに向かいました。家のインターホンが鳴り、置き手紙を残して行方を眩ませた新戸緋沙子かと思った薙切えりなは、勢いよく扉を開いてしまいます。

当初は追い返そうとしますが、ちょうど読んでいた漫画を寮の誰かが持っているという話を聞き、幸平創真と早津田みつるを家に招き入れました。幸平創真は、彼女に持ってきた料理を味見してもらいますが、一般市民の料理なら問題ないが、食戟の審査員にだす料理としては不向きであると返されます。彼女からの助言と水戸郁魅から差し入れされた高級肉によって幸平創真は、作ったビーフシチューの問題点に気がつきました。

食戟当日、幸平創真は今までの経験を生かして美作昴に勝利します。美作昴がコレクションしてきた包丁は、全て持ち主に返されました。タクミ・アルディーニは、いつか勝負して勝つその時まで預かってほしいと、自身のメッザルーナを幸平創真に手渡してその場を去ります。

アニメ「食戟のソーマ」で幸平創真役を演じた声優は、アイムエンタープライズに所属する松岡禎丞でした。「神様のメモ帳」で第6回声優アワード新人男優賞を獲得し、注目を集めます。その後、「ソードアート・オンライン」や「鬼滅の刃」など、数々の人気作品のレギュラーに抜擢された実力派声優です。

松岡禎丞の主な出演作に、「神様のメモ帳」藤島鳴海役、「マイの魔法と家庭の日」立海光役、「さくら荘のペットな彼女」神田空太役、「超速変形ジャイロゼッター」速水俊介役、「輪廻のラグランジェ」ダノン・シ・アレイ役、「弱虫ペダル」青八木一役、「アカメが斬る!」ラバック役、「オオカミ少女と黒王子」神谷望役、「マンガ家さんとアシスタントさんと」愛徒勇気役、「枕男子」舞木ユウ役、「DAYS」風間陣役などあります。

「食戟のソーマ」の幸平創真の母親・幸平珠子の性格や容姿、死因などは、長らく不明のままでした。物語終盤の登場回で、幸平創真の回想シーンにて、彼と非常によく似た人物であることがわかります。幸平城一郎や幸平創真と穏やかでおっとりした性格の女性と思っていたという人も多くいました。

「食戟のソーマ」終盤の幸平創真の回想シーンにおいて、性格や容姿、死因の他に母親・幸平珠子と過ごした思い出が登場しました。両親に愛されて育っていたことなどがわかり、感動したなどといった感想もありました。

長らく登場回がなかった「食戟のソーマ」の幸平珠子は、死因が不明でした。長らく死因が伏せられていたこともあり、物語と深い関係があるのではないかといった予想も多くありました。しかし、彼女の死因は、病死ということが発覚します。死因があっさりしていたといった感想なども多くありました。

「食戟のソーマ」母親・幸平珠子は、息子の幸平創真と容姿の性格もよく似ていました。登場回数は決して多くありませんが人気で、元女番長でかっこいいといった感想や、母親・幸平珠子の性格や容姿が好きといった感想も多くありました。

ここまで、「食戟のソーマ」の主人公・幸平創真の魅力や、彼の母親・幸平珠子の初登場回、性格、死因などを紹介してきました。息子の幸平創真と非常によく似た人物で、料理はあまり得意ではないという意外なキャラクターでした。