【ワンピース】カイドウが強すぎる！ルフィをワンパンKO？強さや倒し方を考察

ここでは、カイドウの強さに迫る前にカイドウが活躍する『ワンピース』の詳細を簡単に見ていきましょう。

ワンピースは1997年から2020年4月現在も連載中の海賊を題材とした少年漫画です。週刊少年ジャンプ史上こち亀に次ぐ2番目に長い連載期間を誇り、高い評価と人気を集めている漫画です。2020年4月現在96巻までが発売されており、95巻までに日本では最高記録となる累計発行部数3億9000万部を発行しているのを筆頭に日本の出版記録を多数所有しています。

海外での人気も高く、翻訳版が42の国と地域で販売、海外も合わせると4億7000万部もの発行部数を誇り、2015年には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス記録にも認定されています。メディアミックス展開も豊富でアニメや映画、小説、スーパー歌舞伎など多岐に渡り、それぞれの媒体で一定以上の評価を集めるなど確かな実績を残しています。まさに日本を代表するコミックシリーズの1つです。

海賊王を目指す少年、ルフィは仲間達と共に各地を冒険、新世界へと足を踏み入れます。パンクハザードで同じ最悪の世代と呼ばれる海賊、トラファルガー・ローと海賊同盟を結成した麦わらの一味、その海賊同盟は四皇カイドウを倒す為の同盟です。麦わらの一味とローはパンクハザード、ドレスローザでカイドウの戦力を少しでも削る為の作戦を実行しこれを成功、そしてカイドウが拠点を構えるワノ国に乗り込む事になります。

カイドウは百獣のカイドウと呼ばれる、常人の数倍はある体躯と鬼のような筋骨隆々の風貌が特徴の大男です。新世界に皇帝のように君臨する4人の海賊、通称四皇の1人に数えられ、四皇の中でも特に厄介者としてそのエピソードが段階的に語られる形で登場しています。気性が荒く、大の酒飲みであり気分で対応がコロっと変わる為、ビッグ・マムとは別の意味で話が通じる相手ではないと言われています。

能力なしでも規格外の肉体を持つカイドウですが、それに加えて2020年4月時点では名称は不明ですが、動物系幻獣種の悪魔の実の能力者であり巨大な青い龍に変身する事が出来ます。その懸賞金は現役の海賊の中では最高金額の46億1110万ベリーで、判明している中でこの金額を超えるのは既に故人であるロジャーと白ひげのみになっています。

カイドウは初登場時から四皇の中でも単純な個人の戦闘能力であれば最強であると考えられています。「この世における最強生物」とも呼ばれ、一騎打ちでカイドウに敵う者はいないと言われる程で百獣海賊団はカイドウのこの個人の強さで持ってまとめ上げられた海賊団です。そもそも種族についても明かされておらず、人間なのか巨人族なのか、また別の種族なのかという点も注目を集めています。

趣味は「自殺」と言われる程に死に場所を求めており、白ひげの死も「うまくやった」と評価するなど独特の死生観を持ち合わせています。死ぬ為に様々な行動を起しますが自身の規格外の生命力と耐久力でどの方法でも果たせない為に思い通りにならない世界は壊れればいいという破滅願望の持ち主です。

またカイドウの過去として明らかになっているのがロックス海賊団に参加していたという事です。同海賊団では遅れて参加した為か見習い扱いでしたが、白ひげ、ビッグ・マムらと同じ船に乗っており、特にビッグ・マムには「デカい借り」があると言われています。詳細は不明ながらカイドウがこのロックス海賊団で大きく名を上げたのは間違いない事実です。

元々カイドウの設定が色々と判明していく段階で強すぎると言われどんどん無敵のイメージが強くなっていったカイドウですが、そのイメージをさらに強くしたのがワノ国編でのルフィとの戦いです。ルフィはこの戦い、ギア3で放つ「ゴムゴムの象銃乱打（エレファント・ガトリング）」やギア4で放つ「ゴムゴムの猿王群鴉砲（コングオルガン）」を使用して応戦しました。

ルフィの大技の連続にさしもの百獣海賊団のカイドウの部下達もビビりますがカイドウには全くのノーダメージ。カイドウのタフさをマザマザと見せつけられる結果となりました。この事が改めてカイドウの強すぎるイメージをより強く読者に印象づける結果になっています。

加えてカイドウの強さを印象付けたのがルフィの攻撃を受けきった後です。なんとカイドウはギア4を使用した状態のルフィを「雷鳴八卦」という技でワンパンで倒してしまったのです。しかもワンパンされた事でルフィはカイドウに捕まり、兎丼の囚人採掘場に収容される事になってしまいました。元々生物最強と呼ばれるカイドウにはさしものルフィも単独では勝てない事が早々に示される結果となりました。

カイドウの強さで最初にピックアップされたのがその圧倒的な耐久力です。上記のルフィの攻撃を受けきってのワンパンはもちろん、初登場時には上空1万メートルにある空島から飛び降り自殺を測り地面にカイドウ型の大穴を開けながらも「頭痛ェ」と唸るくらいで済んでしまう事や、単独で海軍や他の四皇に挑み18回捕まり1000度を超える拷問を受けても耐えきるなど多岐に渡るエピソードを残しています。

ビッグ・マムですら並大抵の攻撃ではダメージを負わないと言われていますがカイドウの耐久力はそれ以上であり、本人すら死にたいのに死ねずに結果、世界を破壊する願望を抱いてしまうというほどの耐久力を誇っています。

カイドウの荒々しさはそのまま百獣海賊団にも反映されています。ワンピースに出てくる海賊団は基本的に例え敵として登場したキャラクターであっても仲間内は大切にする姿勢を見せるキャラクターが多いですが、百獣海賊団には仲間を大切にするような描写はありません。カイドウに次ぐ百獣海賊団のTOP３である「災害」の3人ですらその方の事を罵り合うような場面が描かれるほどです。

そのような状態ですら百獣海賊団がまかり通っているのはひとえにカイドウの強さとその強さからくる圧倒的な統率力によるものです。ビッグ・マムも畏怖と恐怖でビッグ・マム海賊団をまとめている一面がありますがカイドウはそれ以上に部下からも恐れられています。

海軍相手にすら余裕を崩さないドフラミンゴ。そんなドフラミンゴですら恐れる存在なのがカイドウです。ドフラミンゴは闇取引のブローカーとしてカイドウと取引、人工悪魔の実「SMILE」をカイドウに売っていました。ローによってこの取引を邪魔されローにシーザーが捕まるとこの取引ができなくなってしまう為にドフラミンゴですら青ざめた表情を見せていました。

この事から少なくともドフラミンゴはカイドウと戦う事ができるとは考えていない事が明らかでありカイドウは七武海に加盟するような海賊であっても恐れる存在である事がわかります。

カイドウの怖い所はまだワンピース作中で全力で戦った姿が描かれておらず、特に名称も不明な悪魔の実の能力はどのような力を持っているのか分からないと言われています。唯一使用した技としては口から強力な熱風を吐き出す「熱息（ボロブレス）」だけでその他判明している能力は雲を作り出し雲の上を歩く事で空を飛ぶ事ができるという事くらいです。

元々動物系の能力者は身体能力の向上や実の動物の特徴を取り入れるのが特徴ですが、カイドウの場合はドラゴンになる事ができるのでまだその特徴は分からないと言われています。

まだワンピース作中では断片的にしか描かれていませんが、カイドウはカイドウ個人の強さでもって百獣海賊団を率いているのでその戦闘能力も圧倒的であると考えられています。ルフィはもちろん、ルフィと同じ最悪の世代に数えられるキッドやホーキンスらも圧倒し、服従させています。

カイドウと直接やりとりがあったのが確認できて、生存しかつ服従もしていないのは、ワノ国編にて同盟を組む事になったビッグ・マムと、頂上戦争の前日、白ひげの元に向かおうとしたのを止めたとされるシャンクスだけです。いずれも四皇に数えられる2人なのである意味納得ですが、少なくとも四皇になれるほどの実力がなければカイドウを倒す事は出来ないと考えられます。

強すぎる設定と作中での動きから倒し方が分からないと言われるカイドウですが、一部ネット上の考察では既にワンピース作中にカイドウを倒す為のヒントがあるのではないかと考えられており様々な考察がされています。しかしそれらの考察はあくまでも予想であり、ワンピースの作者尾田栄一郎先生すらカイドウが登場してからしばらくしても倒し方を模索しているようなコメントを出しています。

また考察の中にはSMILEこそが鍵になるのではないかとする考察もあります。ワンピース作中で悪魔の実の設定として明かされながら例外的な黒ひげ以外が行っていない、「悪魔の実を2つ食べた事による自壊」説を考えるファンもいるようです。またカイドウ自身の悪魔の実も2020年4月現在は不明である事からカイドウもSMILEで能力者になったのであり、何か副作用が出るのではないかとする考察もあります。

ドフラミンゴとの取引が無くなった事でSMILEを新たに入手できなくなったカイドウですが、ワノ国にある程度の備蓄がある可能性は十分に考えられます。そのようなSMILEがカイドウの倒し方に利用されるのではないかとする考察も見られます。

ワノ国編では麦わらの一味はかつて無いほどの大きな同盟を組んで戦いを繰り広げています。麦わらの一味・ハートの海賊団、侍達、ミンク族とドレスローザ編とはまた違った意味で豊富な戦力がいる状態です。加えてワノ国に直接着ているわけではない協力者になりえる勢力もある事からその中からカイドウの倒し方を知るキャラクターが出るのではないかとする考察も見られます。

ワノ国編に関わっている勢力の中で特に注目を集めているのがズニーシャです。モナコ公国を背負い海をあるき続けているズニーシャですが、モモの助の命令を受けてカイドウの部下ジャックを撃退した事があります。或いはズニーシャがカイドウを倒す為のキーマンになるのではないかとする声も多いです。

これまでのワンピースでは基本的にボスを倒すのはルフィというのが1つのお決まりになっています。上記ルフィがカイドウに敗れた後、ルフィはワノ国の覇気である流桜（りゅうおう）を体得した事でこの力を使ってカイドウを倒すのではないかとする説もある一方でそれ以上に期待されているのがゾロがカイドウを倒すのではないかとする説です。

カイドウのお腹には大きな切り傷が残っており、それをつけたのがおでんである事がワノ国の過去編で明らかになっています。そして二刀流だったおでんが使用した内の一振り、閻魔を譲り受けておりこの刀を使ってカイドウを倒すのではないかと考えられるようになったのです。余談ですがもう一振りの「天羽々斬」はモモの助に託されているので両方をゾロが使って倒すという可能性も否定出来ません。

あくまでも倒す事に注力するのであればという前提でカイドウの唯一弱点らしい弱点といえるお酒を利用するという手も倒し方として考案されています。カイドウはかなりに酒乱なのでお酒の力を上手く使えれば倒せるのではないかというものです。しかし作者の尾田栄一郎先生は「読者が納得できる倒し方にする」と明言しており、運の要素も絡む上に卑怯とも言える倒し方をしないのではないかとする声も見られます。

ゾロはおでんの閻魔を手に入れた経緯は、ゾロが持っていたリューマの剣、秋水をワノ国に返還する代償です。このエピソードが描かれる前には、リューマは龍を切った伝説を持つリューマの剣「秋水」を受け継いだゾロがカイドウを斬るのではないかという考察もありました。

2020年4月現在は秋水はゾロの手元にはありませんが、或いはワノ国編の物語の中で再び手にする事になればそれはゾロがカイドウを斬るという倒し方になる可能性が高まるのではないかと考えられます。

おでんがカイドウに大きな傷を与える経緯も過去編で明らかになっています。おでんはロジャー海賊団での航海後、ワノ国に帰郷するとワノ国がオロチとカイドウによって支配されている事を知ります。そこでおでんは単身オロチに殴り込みをかけますが、そこでオロチに取引を持ちかけられこれに応じ、5年間定刻に裸踊りをする事になります。

この取引には5年後に船を作ってカイドウとオロチはワノ国から出ていくという内容が含まれていましたが5年のに2人はこの約束を反故にします。カイドウはおでんとヒョウ五郎を始めとした各郷の大名が力を合わせると分が悪いとふんでおでんが他の者と協力しないために取引をもちかけていたに過ぎなかったのです。これをしったおでんはついに怒りを爆発させカイドウに決戦を挑む事になります。

この戦いは明らかに不自然な待ち伏せを食らい、さらには味方になるはずだった光月の忍者軍団と福ロクジュがオロチに寝返った事でおでんと赤鞘九人男、しのぶの11人だけでカイドウに挑む戦いになります。11人は下っ端を次々倒しますが、キングやクイーンには敵わず一人ずつ捕縛されていきます。そんな中、おでんが龍の姿のカイドウに放った二刀流の奥義「桃源十拳」が現在のカイドウにも残る傷をつける事に成功します。

その勢いはあわやカイドウをワンパンしてしまう程の強さを発揮したおでんですが奮戦もそこまでで最終的におでんを含めて全員が捕縛される事になり釜茹での刑に処される事になってしまうのでした。

ここからは既にワンピースを視聴している人のカイドウに関しての感想を紹介していきます。カイドウは初登場時から数々のエピソードが紹介され、どんどん強いイメージが増幅されたキャラクターだけにワノ国編が始まって以降も倒し方のイメージが全然沸かないという声が圧倒的に多いキャラクターになっています。

特にワノ国編にてルフィをワンパンしてしまった事は読者も驚いたという声が非常に多くなっています。これまでもクロコダイル戦など初戦は敗れる事のあったルフィですが、ルフィがギア4まで使った上でノーダメージな上に、カイドウのワンパンでノックアウトしてしまったという衝撃はこれまでのルフィの戦いにない衝撃だったとしてルフィがカイドウを倒すイメージが沸かないと言われる大きな要因となっています。

ただカイドウのイメージも強すぎる、無敵というイメージが大きく下がったとされるのがワノ国編中に展開された過去編、おでん編です。おでん編の中でカイドウがあわやワンパンされるのでは？と読者に思わせるほどに追い込んだおでんのイメージが強くなり相対的にカイドウの無敵感が薄まる結果となりました。これによってようやくカイドウの倒し方をイメージできるようになったとするファンも多くなっています。

とはいえルフィのイメージが上がったわけではなく、ルフィはカイドウにワンパンされた後に流桜（りゅうおう）を習得していますが、それでワンパンされるほどの実力差が埋まるとは考えづらく、おでんの刀を引き継ぎ同じ剣士でもあるゾロが倒す、或いはゾロのアシストを受ける形でルフィが決めるなどの共闘が描かれるのではないかとするファンが多いです。

元々ゾロはNo2といえるような敵と対峙する機会が多く、ちょうどワノ国にはビッグ・マムも来ているという事もあり、ルフィがビッグ・マムのゾロがカイドウの相手をするなどといった考察をするファンもいます。ゾロの目指す「世界一の剣豪になる」という夢の為にも世界最強の生物と言われるカイドウを斬る事は夢の実現の為に必要なのではと考えるファンも多いです。

初登場から数々の最強エピソードが紹介されワノ国編でもルフィをワンパンで倒してしまう程の強さを誇るのがカイドウです。まだその戦闘能力の最大値は見せておらず、名称不明の悪魔の実の力など未知数な部分も多い事で倒し方が想像しづらいと言われるキャラクターになっています。

過去編でおでんと対峙しあわやカイドウがワンパンされそうになるほど追い込まれた事で無敵感こそ薄れましたが、それでも現状の麦わらの一味側の勢力で誰がカイドウを倒せるのかという声は多くなっています。カイドウを倒す事はワンピースの物語においても大きな意味を持つのでルフィをワンパンしてしまうようなカイドウがどのような展開で倒される事になるのか注目しながらワンピースを追いかけてみてはいかがでしょうか？