【ワンピース】ゾロが手にした閻魔を考察！カイドウも斬れる最上大業物の刀？

今回は「ワンピース」ワノ国編でゾロが日和から託された名刀「閻魔」について、どのような特性を持つ刀なのか、妖刀や黒刀なのか、そして最上大業物という噂などを考察し、閻魔のあった場所や閻魔の作者・霜月コウ三郎についてみていきます。まず、ここでは「ワンピース」の作品情報をみていきます。

「ONE PIECE（ワンピース）」は尾田栄一郎先生による海賊を題材にしたファンタジーバトル漫画で、1997年から2019年現在に至るまで集英社の週刊少年ジャンプで連載が続いています。さらに、海外でも40以上の国や地域で現地の言葉に訳されて刊行されており、全世界累計発行部数が2019年現在で4億6000万部を突破しているそうです。

そして、漫画「ワンピース」は世界で最も刊行されたコミックシリーズとしてギネス記録を2015年に樹立しました。また「ワンピース」のアニメ化作品も1999年から2019年現在に至るまで放送中で、東映アニメーションがつくるアニメの中で歴代最高の放送期間の長さとなっているそうです。

昔、ゴール・D・ロジャーという海賊がこの世界の財産や名誉、力のすべてを手に入れ、海賊王と呼ばれていました。そして、ロジャーの死後、大勢の海賊達が彼の遺した財宝「ワンピース（ひとつなぎの大秘宝）」を争う「大海賊時代」に突入しました。

そんな時代において、東の海のフーシャ村で暮らす少年のモンキー・D・ルフィは、フーシャ村に滞在中の赤髪のシャンクスという海賊にすっかり懐き、海賊に対する憧れを大きくしていました。ある日、ルフィはシャンクスの目を盗み、彼の率いる海賊団が所持していた悪魔の実「ゴムゴムの実」を食べてしまいます。そのことで、ルフィは一生泳げない身体となる代償にゴム人間となり、伸び縮み自在な身体を手に入れました。

しかし、シャンクスがいないとき、ルフィは彼の悪口を言った山賊と喧嘩になり、海に投げ入れられてしまいます。そして、悪魔の実により溺れるルフィめがけて大きな魚が口を開けて突進してきます。食べられてしまうとルフィが覚悟したそのとき、シャンクスが自分の片腕と引き換えにルフィを助けてくれました。

その後、シャンクスがフーシャ村を去る日がやって来て、シャンクスはルフィに自分の大切にしていた麦わら帽子を託します。別れに涙するルフィでしたが、いつかシャンクスを超えるくらい立派な海賊となり、海でシャンクスとまた再会することを約束するのでした。

シャンクスとの別れから10年の時が過ぎ、ルフィは17歳となっていました。シャンクスとの約束を果たすため、鍛錬を積んできたルフィは「海賊王になる！」と宣言してフーシャ村を後にします。

そして、海軍基地で出会ったロロノア・ゾロや航海士探しで出会ったナミ、船を求めて訪れた場所で出会ったウソップ、コックを仲間にしたくて寄った場所で出会ったサンジなどを仲間にして、ルフィは海賊王になるという夢に向かって突き進んでいきます。

「閻魔」はもともと、光月おでんが持っていた刀でした。「閻魔」は名工と名高い霜月コウ三郎の作品で、地獄の底深くまで切り込むことができ、勝手に使用者の武装覇気「流桜」を放出し、過剰な力で斬りかかることができます。

その威力はごく普通の剣士では、一太刀振っただけで干からびてしまうほどと言われており、ゾロが木の枝で試し斬りをしようとしたときも、木の生えていた場所の海岸ごと斬ってしまったほど、手懐けるのが難しい剣です。これまでにこの刀を使いこなせた人物は唯一光月おでんだけです。

また、光月おでんは20年前、カイドウと戦った際にこの「閻魔」で頑丈なことで知られるカイドウの体に傷を負わせ、カイドウは強大なダメージを受けました。しかし、カイドウを倒すことが出来なかった光月おでんは負けてしまい、オロチに捕縛されて処刑されてしまいました。ただ、この時の傷はまだカイドウの体に残っており、傷跡から光月おでんは奥義を放ったのではないかと考えられています。

次に、ゾロがワノ国編で日和からもらった「閻魔」について、もらった経緯や「閻魔」という名前の意味を考察し、海楼石入りという噂や妖刀や黒刀なのかについてもみていきます。

大刀の二刀流だった光月おでんは処刑される直前、自分の子どもたちに形見として愛用の刀を1本ずつ託しました。兄のモモの助には天をも斬り落とすことができるという名刀「天羽々斬」、日和には地獄の底深くまで切り込めるという名刀「閻魔」。いずれもワノ国の名工として知られる人物が作ったもので「閻魔」を受け取ったとき日和はまだ6歳でした。

光月おでんが幼い娘にいかつい刀を送った理由として、単純に形見として心の支えになるようにという意味もあったかも知れませんが、トキトキの実の能力でタイムトリップしたモモの助と違い、日和はずっとそのままの時代で行きていかなければなりませんでした。

そのため、幼い娘を守る「お守り」のような意味で光月おでんは「閻魔」を日和に託したのかもしれないと言われています。また、他にもこの刀を日和に所有させることに何か理由があったのではないかとも言われています。

そんな大事な刀である「閻魔」をゾロは日和から「秋水」を返す代わりにもらえることになりました。日和のそばにいた河松は反対しましたが、英雄の愛刀としてワノ国では国宝として扱われる秋水をワノ国に返還するのなら、その代わりに自分の持っている「閻魔」をゾロに与えても構わないと日和の決心は固いのでした。

ゾロは代わりをもらえるならと了承します。そして、ゾロの3本の刀はワノ国を訪れてから「和道一文字」の他に「閻魔」「二代鬼徹」となりました。

「閻魔」とは、仏教やヒンドゥー教などの教えの中での地獄や冥界の王のことであり、死んだ人間が生きていた頃の罪に対して裁きを下す神様でもあると考えられています。そして、また地獄と聞き、真っ先にイメージが湧くのが「地獄の業火」ではないでしょうか？光月おでんが「閻魔」によってつけた、唯一のカイドウの傷というのは、おそらくカイドウの腹部の右側にある十文字の傷がそうだろうと推測されています。

この傷をよくみると、ルフィが赤犬の業火により負わされた傷跡とよく似ています。そのことから「閻魔」という刀は地獄の業火のように炎を纏って斬りつけることのできる刀なのではないかと考えられています。

「閻魔」には海楼石が混ぜられているのでは無いかと言われています。海楼石はダイヤモンド級の硬さを誇り、破壊することが不可能な鉱石です。海楼石はそんな頑丈な鉱石ですが、ワノ国は世界で最も優秀な海楼石の加工技術を持ち、加工技術を確立したのもワノ国です。

そのため、ワノ国で作られた閻魔に海楼石が混ぜられていてもおかしくな意図言われており、頑丈な体で知られるカイドウに傷を負わせることができたのもそのおかげという可能性もあるそうです。

光月おでんから娘の日和に託された「閻魔」は、勝手に使用者の覇気「流桜」を放出させ、過剰なまでに切り込むことができる妖刀とされています、そのため、実力者がたくさんいるワノ国の中でもこれを使いこなせたのは光月おでん1人だけです。また、光月おでんが持っていた頃、頑丈なカイドウの体に傷をつけることができた唯一の刀でもあります。

「閻魔」は妖刀ですが、まだ黒刀ではありません。刀鍛冶の天狗山飛徹も日和から「閻魔」を譲り受けたゾロに対し、下のセリフを言っています。カイドウの頑丈な体に傷をつけられるほど「閻魔」を使いこなせていた光月おでんでさえ「閻魔」を黒刀にできなかったのに、ゾロ次第では「閻魔」が黒刀になるかもしれないと言うのです。何か「黒刀」にするためのコツや条件があるのでしょうか？

また、黒刀にすることができれば位列も上がると言っていますが、「閻魔」を黒刀にすれば最上大業物にすることも可能なのでしょうか？ファンの間で注目が集まっています。また、少し木の枝を斬ろうとしただけで海岸まで斬れてしまうような、これまで登場した刀の中でトップクラスの切れ味を誇る「閻魔」が黒刀になれば、切れ味がさらにアップするとして期待が高まっています。

ここまで、ゾロが入手した「閻魔」の特性や名前の意味、妖刀か黒刀なのかなどについて考察してきました。そして「閻魔」は妖刀ではありますが、黒刀ではなく海楼石が混じっている可能性があることが分かりました。次に、カイドウに傷を負わせた唯一の刀「閻魔」は最上大業物なのか？その噂の真相に迫っていきます。

「ワンピース」作中に登場する刀にはランクがあり、下から「位列なし」「業物」「良業物50工」「大業物21工」「最上大業物12工」に分類されます。特に名工と言われる刀鍛冶たちがつくった武器は「良業物50工」「大業物21工」「最上大業物12工」とされています。

龍になったカイドウの鱗は鬼の体よりも硬いと言われていますが、閻魔に武装色の覚醒が加わればゾロがカイドウの頑丈な体を斬ることも可能だと考えられます。そんな唯一カイドウの頑丈な体に傷をつけることのできた「閻魔」ですが、この刀には最上大業物ではないかとの疑いがあります。これまで「ワンピース」の作中に登場した最上大生物は次の3つとなっています。

作中に登場した最上大業物1つ目は「夜」です。所有者は世界一の剣豪と言われる王下七武海のメンバー、鷹の目のミホークです。画像の通り、十文字型の不思議な形をしており、たとえ恐竜に踏まれたとしても決して曲がらない硬度を持つとされる世界最強の黒刀です。また、刀の長さがかなりあり、ミホークの身長198cmほどあります。ミホークが2019年現在までにこの刀を抜いたのは2度です。

1度目はゾロとの戦い、2度目は頂上戦争のときでした。ミホークとの戦いで、そのときにゾロが持っていた3本の剣のうち、和道一文字以外の2本が砕け散ってしまいました。ミホークの場合、世界最強と言われる黒刀「夜」に彼の覇気も加わるので、当時のゾロの実力では手も足も出なかったのです。

作中に登場した最上大業物2つ目は「むら雲切」です。所有者はかつて世界最強と謳われた男・白ひげです。この刀は「ワンピース」93巻で黒ひげに斬りかかっているシーンで登場しました。身長5〜6mほどの白ひげの身長を優に超える大きさの大刀です。2019年現在は白ひげの遺体と共に埋葬されています。

作中に登場した最上大業物3つ目は「初代鬼徹」です。所有者はまだ明らかになっていませんが、五老星の1人が所有しているの刀が初代鬼徹ではないかと有力視されています。また「鬼徹」シリーズで最高ランクの妖刀です。ただ、妖刀であるがためこれを所有した剣豪たちは皆、無残に最期を迎えたと言われています。

最上大業物ではないか？と噂されていた「閻魔」でしたが、そのランクが漫画「ワンピース」955話で明らかになりました。「閻魔」は和道一文字や二代鬼徹、秋水、天羽々斬と共に「最上大業物」より1つ下のランクの「大業物」に分類されます。

次に、ゾロが手に入れた閻魔の保管場所について、その場所が明らかにされるまで「ワンピース」ファンの間で様々な意見が出されました。ここでは、閻魔の保管場所として推測されていた場所と、実際の保管場所を紹介していきます。

父・光月おでんから「閻魔」を託された日和ですが、ゾロと初対面したときも、花魁・小紫をとなっていた頃も大きな刀を持っているような素振りは全くありませんでした。どこか別の場所に隠しているのでしょうか？「閻魔」がどこか別の場所に隠されているとするなら、その場所として考えられるのは次の3つの場所だと言われています。刀と同じ名前の「閻魔堂」、日和のいた「遊郭」、そして「誰か別の誰かに預けている」の3つです。

その中でも「閻魔堂」は、日和がゾロと共に康イエの処刑が行われている場から逃走したときに飛び込んだ場所であるため、閻魔の隠し場所として有力視されています。そして、日和がゾロと共に逃げ込んだことから、日和は閻魔堂の内部を熟知している可能性があり、名前から考えても最も疑わしいと考えられています。

「閻魔」の隠し場所は「閻魔堂」であるという説が有力視されていましたが、実は天狗山飛徹が日和の託された「閻魔」とモモの助が託された「天羽々斬」の2本を預かっていたことが漫画「ワンピース」955話で判明しました。天狗山飛徹は次のように話しています。

実は預かっていた2本のうち「天羽々斬」は天狗山飛徹が作った刀でした。父である光月おでんを亡くした当時、日和もモモの助もまだ幼く小さい子どもだったため、大きな刀はまだ早いとして他人に預けることになり、「閻魔」を打ったコウ三郎はワノ国にはいなかったため、「天羽々斬」を打った天狗山飛徹が2本とも預かることになったのでした。

次に「ワンピース」ワノ国編でゾロが新たに手に入れた「閻魔」を作った人物や、その人物とゾロの師匠であるコウシロウとの関係を考察していきます。

ゾロが日和から貰い受けた「閻魔」を作った霜月コウ三郎は、50年以上昔に法を破ってワノ国を旅立ったとされる名工です。「閻魔」の他にゾロの愛刀「和道一文字」も霜月コウ三郎の作品とされています。

10年以上前、ゾロは同じ村に住む少女くいなと「世界最強の剣豪」になると約束をしました。しかし、約束した翌日にくいなが不慮の事故により亡くなってしまいます。ゾロはくいなとの約束を果たすため、くいなの父親に頼み込んで彼女が持っていた「和道一文字」を譲ってもらいました。

それ以来、ゾロはこの刀をとても大事にしており、ミホークとの戦いでたった1本折れなかった刀も「和道一文字」です。今回「閻魔」を手に入れたことでゾロは「和道一文字」に続いて、名工・霜月コウ三郎がつくった名刀を2本手に入れたことになります。

また「霜月」「コウ三郎」というキーワードから、ゾロの出身地シモツキ村に住むコウシロウを思い出すと言われています。コウシロウとはゾロの師匠であり、ゾロの亡くなった親友くいなの父親でもあります。彼は大物感を漂わせているとして、実はワノ国出身の世界トップレベルの剣士なのではないかと予想されている人物です。そして、コウシロウはコウ三郎の息子だと言われています。

これは、50年前に法を破ってワノ国を出た霜月コウ三郎は、東の海（イーストブルー）の地でシモツキ村を作り、コウシロウが誕生したと考えられており、つまりくいなはコウ三郎の孫なのだろうという説です。コウシロウはゾロに「人をむやみにやたらと傷つける刀は剣ではない」と話しています。

もし、本当にコウシロウがコウ三郎の息子または関係者なら。コウシロウはゾロがいずれ閻魔などの名刀を手にれることを見越し、「刀とはどんなものか」についての大事な話をしたのではないかと考えられているそうです。

こちらは「ワンピース」に登場する閻魔に関するツイートです。ワノ国の「霜月」とゾロの出身地である「シモツキ」、ゾロが日和からもらった「閻魔」と師匠から譲られた「和道一文字」、その2本の作り手のコウ三郎とゾロの師匠であるコウシロウ、ゾロの周囲でそれぞれが関連し、運命のように仕組まれたものなら面白いという感想です。

こちらも「ワンピース」に登場する閻魔に関するツイートです。カイドウの光月おでんにつけられたと見られる傷跡が刀傷に見えないことから、閻魔は火をまとう炎分ソードではないかと思うそうです。

こちらも「ワンピース」に登場する閻魔に関するツイートです。ゾロが閻魔を手に入れたことで、ゾロ対カイドウとの対決になるのではないかという感想です。

こちらも「ワンピース」に登場する閻魔に関するツイートです。名刀「閻魔」でカイドウに傷を負わせた光月おでんが強すぎると評価しており、ゾロが単独もしくはルフィと共にカイドウを倒す展開が予想できて熱いという感想です。

こちらも「ワンピース」に登場する閻魔に関するツイートです。カイドウに傷を負わせた唯一の名刀「閻魔」を手に入れたゾロのワノ国編でのさらなる活躍に期待しているという感想です。

こちらも「ワンピース」に登場する閻魔に関するツイートです。ゾロが「秋水」と引き換えに新たに「閻魔」を手に入れた回が熱く、閻魔とゾロの愛刀である和道一文字の作り手が同じということやゾロの覚醒を予感させる展開にワクワクするという感想となっています。

いかがでしたか？「ワンピース」ワノ国編でゾロが新たに手に入れた名刀「閻魔」について考察してきました。閻魔はそもそも光月おでんが日和に託したもので、ゾロはそれを秋水の返還と引き換えにもらったこと、閻魔は最上大業物ではなく大業物であること、閻魔の名前から炎を纏う刀なのではないか？と言われていることを紹介してきました。

そして、閻魔が海楼石入りである可能性や黒刀になる可能性などもみてきました。また、閻魔の保管場所や作者の霜月コウ三郎とコウシロウの関係についても考察してきました。今後、閻魔を手に入れたことでさらなる活躍が期待されるゾロからますます目が離せません！