2020年04月18日公開
2020年04月18日更新
【ワンピース】ウソップと父親ヤソップは再会する?二人の関係と出会いを考察
ワンピースでは、麦わらの一味として活躍している臆病でお調子者の憎めないウソップの姿を見ることができます。彼は好奇心旺盛で無邪気なルフィが憧れている赤髪海賊団の一流の狙撃手として活躍しているヤソップを父に持っていました。いざという時に逃げ出してしまう性格のウソップは、父親ヤソップのような勇敢な戦士になりたいと思っていたのです。そこで、父親であるヤソップに憧れている息子ウソップとの再会や二人の関係や出会いを考察していきます。
目次
ウソップと父親ヤソップとは?
臆病な性格ゆえに何か危険が迫ってきた時にはすぐに逃げ出してしまうウソップは、勇敢で優しい一流の狙撃手である父親のヤソップに憧れていました。それゆえにいつか父親であるヤソップに再会できることを夢見て海賊として旅を続けていたのです。かつて海賊として旅をしていたルフィは、シロップ村に訪れる前に彼の父親であるヤソップには息子や妻の話を嫌というほど聞かされていました。
陽気で愛情深いヤソップは、息子と同じ年のルフィを気に入り彼を見ては息子を思い出し、何度も何度も同じ話を繰り返していたのです。好奇心旺盛で前向きなルフィにも飽きられてしまうほど彼の息子や妻への愛情は深かかったことがわかります。そこで、父親であるヤソップと息子との再会についてや二人の関係と出会いを考察しながら、母親のバンキーナについてもご紹介しましょう。
ワンピースの作品情報
ワンピースの概要
1997年7月(34号)から週刊少年ジャンプより連載がスタートしたのが熊本県熊本市出身の漫画家である尾田栄一郎さんによって誕生した「ワンピース(ONE PIECE)」です。ワンピースというひとつなぎの大秘宝を巡って個性豊かな海賊達がそれぞれの技を駆使して激しく戦ったり、仲間同士助け合ったりしているこの物語は、2020年4月の時点では96巻まで刊行されている大人気漫画となっています。
週刊少年ジャンプの中では、1976年~2016年に渡って連載された「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に次いで長い連載となっている作品となりました。第95巻が刊行された時点の単行本における累計発行部数は3億9000万部となっており、日本漫画としては最高の記録を突破しています。大人気となったワンピースでは、漫画をはじめテレビアニメやゲーム、映画などさまざまな分野でも大きく展開されていきました。
ワンピースのあらすじ
かつて海賊王として活躍したゴール・D・ロジャーは、この世の全てを手に入れワンピースというひとつなぎの大秘宝を遺したとされていました。そこで、多くの海賊達はその秘宝を手にするべく航海へと繰り出していきます。村に訪れた海賊のシャンクスと仲良くなったルフィは、自分のために片腕を犠牲にして戦ってくれた彼に憧れ海賊への道を志しました。いつか立派な海賊になって再会することを2人は誓ったのです。
ウソップのプロフィール
ワンピースでは、仲間のルフィや医者のチョッパーといつもふざけて楽しそうなウソップの姿を確認することができます。しかし、彼はかなりネガティブな思考を持っており臆病な性格だったために、いざ危険が迫ってくると仲間を見捨てて一目散に逃げだしてしまうところがありました。また、嘘をついたり、死んだふりをしたりして何とか危機を脱出しようとする姿が滑稽で可愛らしいとも言われています。
- 名前:ウソップ
- 異名:狙撃の王様(そげキング)、ゴッド
- 血液型:S型
- 年齢:17歳→19歳
- 誕生日:4月1日
- 所属:ウソップ海賊団船長→麦わらの一味・狙撃手
- 出身地:東の海ゲッコー諸島シロップ村
- 覇気:見聞色
- CV(声優) :山口勝平
かつてシロップ村で母親と一緒に暮らしていた彼は、「海賊がきたぞ~。」と毎日のように叫んでは嘘を繰り返していたため周囲からは嘘つき少年と言われていました。しかし、その嘘には彼の母親に対する温かい愛情が込められていたのです。憧れている父との再会を夢見ている彼は、冷酷な百計のクロとの戦いにおいてルフィと一緒に共闘したことで仲間となり一緒に海賊として歩むことになります。
父親ヤソップのプロフィール
手先が器用なウソップがそのまま歳を取ったような雰囲気の顔立ちや風貌をしたヤソップは、麦わらの一味として活躍しているウソップの父親でした。彼は高度な狙撃の腕を持っておりその腕をシャンクスに高く評価され、誘われたことで赤髪海賊団の一員として海賊の仲間となります。狙撃手としての腕を買われて赤髪海賊団に入ったヤソップは、その後も主要人物として活躍していくことになりました。
- 名前:ヤソップ
- 異名:追撃者(チェイサー)
- 血液型:S型
- 誕生日:8月2日
- 年齢:45歳→47歳
- 出身地:東の海ゲッコー諸島シロップ村
- 所属:赤髪海賊団・狙撃手
- 身長:183cm
- CV(声優) :小林通孝
髪型に一貫性がないヤソップは、かつては黒色の髪をしていましたが茶髪だったり金髪だったりしています。また息子と同じカーリーヘアになったり、バンドを巻いてみたり、ドレッドヘアになっていたりもしていました。海賊として海へ出たヤソップでしたが、最愛の妻や息子を残してきたことはいつも気にかけています。息子と同年のルフィには何度も家族の話をしていたため、その息子のウソップとは後にすぐに打ち解けていました。
ウソップと父親ヤソップは再会する?出会いを考察
嘘つきで臆病な性格のウソップも麦わらの一味として活躍していく中で仲間と一緒に大きく成長していくようになります。かつて、幼かったルフィが故郷の村で彼の父親と出会った話をした際には、「立派な海賊だった」と褒めたことで、「そうだろう」と納得しているようでした。彼は病弱な母親と幼い自分を置いて海賊となって海に繰り出していった父親を恨むどころか尊敬していたのです。
海賊となったウソップは優秀な狙撃手として活躍している父親のことを誇りに思っており、いつか再会できることを目標に立派な海賊になりたいとも決意していました。手先が器用な彼がつく嘘は、次第に嘘ではなくなり現実になっていきます。かつて彼がついた嘘は、母親を何とか元気にさせたいという思いからついていたことだったゆえに、彼なりの愛情表現だったのです。
そんなお互いに思い合っている関係の2人の親子の再会を望む声は多くあがっています。もしも、この2人の親子が再会できるとしたらどのような出会いになるかを考察しながらご紹介していきましょう。麦わらの一味と赤髪海賊団の大頭同士は、将来再会を誓い合っている仲であるためさまざまな出会いを考察することができます。
再会シーン予想①ルフィとシャンクスの再会の時になる?
かつて海で溺れかけた時に命を助けてくれたシャンクスに深い恩を感じているルフィは、いつか立派な海賊になって再会することを約束しているため麦わらの一味と赤髪海賊団が出会う機会はきっと訪れると考えることができます。また、仲間であるルフィを通して父親の雰囲気や今現在の状況を知ることができたウソップは、自分自身も仲間を通して出会えると確信しているようです。
麦わらの一味と赤髪海賊団が出会い、父親と再会する機会が訪れた時には立派に成長した自分の姿を見せに行くと考えられます。お互いに深い愛情を寄せ合っている関係の親子のため、長い間出会うことができなかったとはいえ、すぐに打ち解けてこれまで会えなかった分をすぐに埋めることもできるでしょう。それゆえに好奇心が旺盛なルフィと大らかな性格のシャンクスが再会する際に2人の親子も出会えると考察できます。
再会シーン予想②ウソップとヤソップの共闘はある?
手先が器用なウソップは、父親譲りの射撃の腕を持っています。あらゆる武器を上手に使いこなすこともできました。麦わらの一味として活躍するようになった彼は、敵を殺すことなく無力化できる方法を編み出します。彼のとっておきの武器はパチンコだったのです。さらに、パチンコに使用する弾に工夫を凝らすことで最強の武器とすることができました。
お互いに尊敬し合い愛情を寄せ合っている父と息子の関係を持つ2人が再び出会った際には、ぜひ、共闘を繰り広げて欲しいと望む声が多く寄せられています。麦わらの一味と赤髪海賊団が協力して黒ひげ海賊団と戦うというのも見応えがありそうです。
父親の狙撃手としての腕はなかなか披露されていないため、成長した息子と一緒に戦う姿も描かれるとより盛り上がるでしょう。長年出会えなかった親子が関係をすぐに取り戻すためにも一緒に戦うことであっという間に意気投合して親子の絆を感じやすくなるかもしれません。
ウソップと父親ヤソップの関係は?
タラコ唇にピノキオのような長い鼻を持つウソップと陽気な性格の父親ヤソップの関係はどのようになっているのでしょうか?幼い頃に別れなけれならなかった事情や、その後大人になった彼の父への思い、2人のその後の関係をご紹介していきます。
優秀な狙撃手として評判だったヤソップを仲間にしようと考えたシャンクスは、わざわざ彼が住んでいるシロップ村に訪れました。海賊であるシャンクスがわざわざ自分の仲間にしたいと考えるような狙撃手の腕前は、蟻の眉間にさえも弾をぶち込むことができるという技術だったのです。
四皇として周囲から恐れられているシャンクスがわざわざ彼を探しに来るくらい素晴らしい腕の持ち主であったことは間違いありません。赤髪海賊団の大頭であるシャンクスの誘いによって海賊になった彼は、妻と息子を心から愛してしました。しかし、海賊旗が自分を呼んでいたゆえに海賊なったようです。
関係①ウソップはヤソップを知っている?
あらゆる射的武器を使用することができるウソップは、父親譲りの射撃のセンスを持っていました。彼の母親は幼い頃に病気で亡くなっています。それゆえに、父親のヤソップについての記憶はほとんどないと考察することができます。麦わらの一味としてルフィと共に海賊として航海をしている彼は、かつてルフィが幼かった頃に父親のヤソップに出会っていたことを聞いて非常に驚いていました。
現在では麦わらの一味として航海をしているルフィがまだ幼くフーシャ村にいた時に彼の父親のヤソップに出会い、彼と同年代の息子がいる話を聞いていることからも、狙撃手としての優秀な腕を買われて海賊となったヤソップは、息子が誕生して数年しか経っていないくらいの時に海賊として海へ出たのだと考察できます。その場合、息子のウソップの中に父親の記憶がほとんどなくてもおかしくはないでしょう。
母親は父親であるヤソップと結婚したことを後悔しておらず、それどころか良かったと息子に伝えていることから、彼の父親への思いは自分たちを捨てた悪い父親というよりも狙撃手として立派な海賊になったかっこいい父親という思いになっているようです。いずれにしても父親ヤソップの存在は知っていながらもその記憶はほとんどないと考察することができます。
関係②ヤソップはウソップが麦わらの一味だと知っている?
幼い息子を残して海賊となったヤソップでしたが、彼は妻と息子を非常に愛していたためいつも2人のことを思っていました。その様子は赤髪海賊団がフーシャ村に訪れた際に明らかとなっています。まだ幼かったルフィは酒場で食事をしていた際にお酒が大好きなシャンクスと出会い仲良くなりました。
もちろん、赤髪海賊団の仲間達も一緒だったために、自分の息子と同じ年代のルフィを見たヤソップは自分の息子のことをよく話すようになります。酔っぱらった彼は何度も何度も同じ話をするため、まっすぐで純粋な心を持つ幼いルフィは、「もう何度も聞いて飽きた」というような返しをしていました。
また、素晴らしい情報網を持っているシャンクスは、自らの麦わら帽子を与え将来再会しようと約束したルフィの行動をしっかりと把握していました。そのため、同じ赤髪海賊団の一員であるヤソップは自分の息子が麦わらの一味になったという情報も知っていると考察することができます。
ウソップが麦わらの一味だと父親ヤソップが知った方法
まだ幼い頃に父親と離れ離れになってしまったウソップは、狙撃手として名を馳せている父親のことを誇りに思っており、自分も将来は立派な狙撃手になって再会したいという思いを抱いていました。父親に関しては恨みつらみなどはほとんどなく、ただ一心に憧れ、尊敬しているようです。これも母親が父親の行動に対して好意的に捉え、肯定的な思いしか口にしなかったからと考察することができます。
母親の幼子に与える影響の大きさは絶大だということがよくわかるエピソードとなっていました。海賊となり遠く離れた地でも常に妻や息子のことを案じていた彼は、息子が麦わらの一味になって自分と同じ海賊の道を歩んでいることについては、知っていると考察することができます。では、麦わらの一味となった息子の存在をどのように知ったのでしょうか?最愛の息子が麦わらの一味となったことを知った理由をご紹介します。
知った方法①手配書を見た
息子との再会を願っている父親のヤソップは、四皇として恐れられているシャンクスが率いる赤髪海賊団の一員であり幹部でもあったために、あらゆる情報を把握できる立場にいました。また、麦わらの一味となり大活躍するようになったウソップもついに手配書が出されるようになります。一番初めに手配書を出された際は、お面をつけた写真に名前もそげキングとなっていたため気付きにくかったかもしれません。
しかし、その次に出された手配書にはゴッドウソップと本名が書かれるようになり、さらに白目をむいてしまっている少し残念な写真ですが、一応彼の素顔が載っていました。あまりかっこいい写真ではありませんが、ピノキオのような長い鼻が特徴の彼の写真は一目見て親であればピンとくる可能性は高いと考察することができます。
親子としてはなかなか会えない関係が続いていますが、海賊の情報であればさまざまな情報が入ってくる立場にいるため手配書などは全て把握しているはずです。陽気な性格で前向きなルフィとの再会を楽しみにしているシャンクスも手配書の金額が上がるたびに喜んでいたため、特に麦わらの一味の情報は嫌でも目に飛び込んでいるでしょう。そこで息子の活躍を知った可能性は大きいと考察することができます。
知った方法②シャンクスが話した
かつて赤髪海賊団の一員として勧誘したヤソップの家族のことは、大頭であり大きな器のシャンクスは一応気にしていると考察することができます。当時、幼い子供や妻を置いて海賊としての道を歩むことになったヤソップ。彼の息子や心から応援して送り出してくれた妻に対しては少なからず後ろめたい気持ちもあったはずです。また、自らが気にしているルフィに関する仲間についての情報もしっかりと入手していました。
それゆえに、自分の船の優秀な狙撃手の息子が麦わらの一味として加わったことを知ったシャンクスが、直に船員である彼に話している可能性も高いと考察することができます。お互いに海賊となった今、なかなか出会えない関係となっていますが、今後どのような再会を果たすのかが気になるところです。
大きく成長した息子の顔は幼少期とはかなり変わっているため、名前によって見分けることができるかが決め手となるでしょう。しかし、赤髪海賊団と海賊王を目指すルフィなど、思いもしないところで出会いがあり繋がっているため彼ら親子の再会も今後期待できそうです。
ウソップの母親
ウソップの母親はバンキーナ
射撃に関しては素晴らしい才能を持っているウソップには、黒髪の美しいバンキーナという母親がいました。しかし、病弱だった彼女は彼が幼い頃に亡くなってしまいます。お調子者で周囲を和やかにしてくれる彼の長い鼻は母親譲りだったのです。彼が幼い頃から病床に臥せっていた母親は心優しく、海賊として海へ繰り出していった父親との出会いを決して後悔していませんでした。
また、病弱な自分の傍からいなくなった父親のことを悪く言うどころか彼との出会いや結婚したことを誇りに思っていることを息子のウソップにしっかりと伝えていたのです。また、素晴らしい狙撃手であったことも教えており、将来は父親のように立派になるように話していました。父親との出会いや結婚したことを誇りに思っている母親の言葉は彼の奥底までしっかりと突き刺さり、自然と父親を尊敬するようになります。
ウソップの母親の死
心優しく幼いウソップをいつも温かい愛情で包んでいた母親のバンキーナは、彼が幼い頃に病気で亡くなってしまいます。彼が町中の嘘つきになったのは、病弱な母親が少しでも長生きでいるように必死に考えた結果なのです。父親との出会いや結婚を誇りに思っている母親の姿を見た彼は、父親が帰ってきたらきっと病気が治ると考え海賊がきたと叫ぶようになります。
臆病で嘘つきだと呼ばれているウソップが幼い頃からどんなに心優しく温かい愛情を持っていたかがわかるでしょう。また、母親との関係も愛情に満ちたものだったゆえに、彼女が愛する父親との関係も自然と愛情深いものへとなりました。
彼の母親は身体は弱かったですが、芯が強く愛情豊かな女性だったゆえに彼の父親の存在を素晴らしいものとして残していきます。そのため、彼は父親との出会いや結婚を大切にしている母親の考えを尊重し、母親が話していたように立派な狙撃手となったのです。
ウソップに関する感想や評価
ワンピースの感想︰ウソップかっこいい
— 佐々木 祐輔(Yusuke Sasaki) (@Drum_330) August 15, 2019
ワンピースでは、底抜けに明るく好奇心が旺盛なルフィとの出会いによって仲間となることを決意したウソップをかっこいいと評価している人はかなりいました。登場した当初は、泣き虫で弱虫だった彼は、仲間達と切磋琢磨していくうちに立派な狙撃手へと成長していきます。
今更ワンピース読んでる感想は、ウソップとルフィの喧嘩はかなりいい
— ニンニクを封じられた敗北者 (@kikkawa_nozomi) April 5, 2020
お調子者のウソップと仲間を大切にするルフィは、ワンピース作中ではよく喧嘩をしたり、言い争ったりしています。しかし、お互いに愛情豊かな2人は素直な気持ちをぶつけあっているゆえに、その率直さを高く評価している人は多くいました。それゆえに、2人のやり取りや喧嘩がかなりいいというコメントも多く寄せられています。
スタンピード感想、ウソップのカッコよさにひたすら男泣きする映画、あとロビンが可愛い
— ナギ (@evelend620) August 9, 2019
嘘つきと呼ばれていたウソップですが、彼の愛情深い嘘は次第に現実となっていきました。それゆえに、彼のかっこよさにひたすら男泣きしてしまった人もいたようです。また、彼の言葉には力があると高く評価している人もいました。
ウソップと父親ヤソップまとめ
出典: https://ciatr.jp
幼い頃から相手を幸せにするためにたくさんの嘘をついてきたウソップは、仲間を誰よりも大切にするルフィと出会い、麦わらの一味となって海賊として活躍していくうちに心も身体も大きく成長させていきました。そんな彼には狙撃手としての優秀な腕を持つ父親ヤソップの存在があります。父親を尊敬し慕っている彼は、今は一緒に過ごすことができていませんが、家族思いの父親とはいつか感動的な再会ができるかもしれません。