【ワンピース】チョッパーとDr.ヒルルクの出会いと関係は？過去や名シーンまとめ

チョッパーは『ワンピース』という漫画に登場するメインキャラクターの一人です。可愛らしい容姿から、『ワンピース』ファンからも人気の高いキャラクターでもあります。そんなチョッパーの過去を紹介する前に、ここでは『ワンピース』の作品概要やあらすじを紹介します。

『ワンピース』とは、週刊少年ジャンプで20年以上連載されている海洋冒険ロマン漫画です。出版に関しては数々の最高記録を保持するほど人気があり、ファンからは「ワンピ」という愛称でも親しまれています。1999年にはアニメ放送が始まり、主人公のルフィ役を声優の田中真弓が演じています。全国のデパート・百貨店などには『ワンピース』のグッズを扱う「麦わらストア」もオープンしています。

『ワンピース』の主人公・ルフィは麦わら帽子がトレードマークの少年で、海賊王になるという夢を叶えるために海を冒険します。ルフィは仲間を集めながら東の海を超え、より危険だというグランドラインに突入しました。グランドラインでは、敵の海軍だけでなく世界政府や四皇といったさらに強大な敵と戦うことになります。

トニー・トニー・チョッパーとは、『ワンピース』に登場するキャラクターです。麦わらの一味の仲間で、船医として船に乗っています。悪魔の実の能力者で、ヒトヒトの実を食べたトナカイ人間です。麦わらの一味がグランドラインに突入した後にたどり着いたドラム島でルフィと出会い、5人目の仲間になりました。麦わらの一味になる前は、ドラム島唯一の腕の良い医者のDr.くれはの助手でした。

人間の年齢で15歳、2年後編で17歳になっています。誕生日は12月24日、身長は90cmと小柄です。ただ人型になるとさらに身長が伸びます。好きな食べ物はわたあめで、よくわたあめを食べている姿が描かれることもあります。懸賞金はエニエスロビー編後で初めて50ベリーがかけられ、ドレスローザ編後は100ベリーに上がっています。

チョッパーとヒルルクの出会いは、『ワンピース』の141話のチョッパーの過去回想で描かれました。チョッパーは人間達から忌み嫌われており、銃で負傷していました。ヒルルクは元大泥棒をしていたのですが、奇跡の桜と出会ったことで改心し、無償で人々を治療する医者となりました。しかし医師免許などは持っていないヤブ医者で、訪問先ではトラブルばかりを起こしていました。

出会いが描かれた141話でも、問題を起こして守備隊から追われていました。雪山まで逃げてきたヒルルクは倒れている大男を発見します。それが人化したチョッパーだったのです。これが2人の初めての出会いでした。

ヒルルクは負傷して倒れているチョッパーと出会い、その傷を手当してあげようとしました。しかし人間不信に陥っていたチョッパーは、ヒルルクが持っていた銃を見てまた攻撃されると思い、襲いかかります。しかしヒルルクは真っ裸になってチョッパーに何も攻撃しないことを伝えました。チョッパーは雪が降る中裸になったヒルルクを信じ、治療をしてもらいました。

出会ってすぐのヒルルクとチョッパーの関係は医者と患者でした。チョッパーは初めて人間に親切にされ、フランスパンを食べながら涙を流しました。チョッパーは傷が癒えるまで、しばらくヒルルクの家で療養することになります。

チョッパーはヒルルクに身の上の話をしました。それを聞いたヒルルクは、この国は病気で心が病んでいるから人間を恨むなと言いました。そして自分の過去の話を聞かせてやりました。不死の病にかかったヒルルクが桜と出会い、病が治ったという話です。それを聞いたチョッパーはヒルルクの診察についてまわるようになりました。

しかし、ヒルルクは国中から嫌われているヤブ医者で、守備隊からも追われていました。何度追われながらもチョッパーはヒルルクについていき、さらには実験の研究も一緒にするようになりました。当初はただの医者と患者という関係性でしたが、チョッパーはヒルルクの弟子のような関係性になります。

チョッパーとヒルルクは次第に師弟関係をも超えた家族のような存在になっていました。しかしチョッパーとヒルルクの出会いから1年、チョッパーが完治すると家から追い出されてしまいました。チョッパーは泣きながらヒルルクに家に入れてくれと頼みます。それでもヒルルクはチョッパーを無視しました。

なぜヒルルクがチョッパーを無視したのかというと、自分の寿命が長くないことを悟っていたからです。チョッパーにとってヒルルクは初めて出来た気の合う仲間です。だからこそ自分が死ぬところを見られたくなかったのです。チョッパーはこれまでたくさんの人間にいじめられてきました。ヒルルクはそれ以上の絶望をチョッパーに経験させたくはありませんでした。

ヒルルクの夢はドラム王国に桜を咲かせることです。チョッパーにも以前自分の過去を語った時に、桜で命を救われたと言っていました。ヒルルクはこの国の人々も桜で心を豊かにしてほしいと思っていました。また、追い出したチョッパーに対しても、桜を咲かせることで何でも出来るということを最期に教えてやりたいと考えていました。

一方で追い出されたチョッパーはDr.くれはとヒルルクの会話を聞いて、ヒルルクがもう長くはないことを知ります。チョッパーはひどい追い出され方をされたにも関わらず、ヒルルクのために万能薬といわれるキノコを探すことにしました。チョッパーは図鑑でそのキノコを見つけ、雪が降る危険な山へと向かいます。道中では自分を仲間外れにしたトナカイの群れに遭遇します。

チョッパーは怯えながらもトナカイの群れの中を進みますが、ボスがチョッパーを攻撃しました。チョッパーはトナカイとの戦いを乗り越えて目的のキノコを見つけます。しかし帰りもまた追いかけてきたトナカイに襲われてしまいます。チョッパーはボロボロになりながらもキノコを守り、ヒルルクに届けに行きました。そしてチョッパーはヒルルクにキノコを渡しながら、医者になりたいという夢を語りました。

チョッパーは採ってきたアミウダケというキノコでスープを作り、ヒルルクに食べさせました。ヒルルクはすっかり元気になったと笑いました。それと同時にヒルルクの桜を作る研究もやっと成功します。ヒルルクはその後、重症のチョッパーを家で休ませて出かけました。チョッパーはヒルルクから「お前はいい医者になれるぜ!!!」と言われ、喜びます。

しかしそれが2人の最期の別れとなってしまいました。ヒルルクは病人がいるとワポルに騙されて城までやってきました。それがウソだと知ると、病人がいなかったことにヒルルクは安堵します。しかしワポルは邪魔なヒルルクを処刑しようとしました。するとヒルルクは誰にも自分を殺させず、最期に「いい人生だった!!!!」と言って自爆しました。このシーンは、チョッパーの過去で泣けるといわれているシーンです。

ヒルルクは城に向かう前、Dr.くれはと会っていました。そして医者になりたいというチョッパーの願いを叶えてやるために、Dr.くれはに面倒を見てくれと頼みます。Dr.くれはは断ってヒルルクを追い出しましたが、何を考えているのか察知してヒルルクの家に向かいました。するとそこにはチョッパーがいました。

チョッパーはアミウダケを食べたら元気になったから、ヒルルクは外出したと言いました。しかしDr.くれははチョッパーを殴り、食べせたアミウダケが猛毒だということ告げます。そしてDr.くれはは優しさだけでは人は救えないと怒りました。チョッパーは毒を飲んだヒルルクを追いかけましたが、ヒルルクはすでに自爆していました。

そしてその後、チョッパーは正しい医療知識を身につけるためにDr.くれはに弟子入りしました。このように、チョッパーは家族のような存在だったヒルルクを亡くしてしまうという悲しい過去を抱えていました。この過去は、『ワンピース』の数あるストーリーの中でも泣けるエピソードだといわれています。

チョッパーはヒルルクと出会う前、悲しい過去がありました。チョッパーは元々青い鼻を持つトナカイとして生まれたことから、親から見捨てられてしまいました。さらにはトナカイの群れからものけものにされてきました。そのせいで、いつもトナカイの群れの一番最後を離れて歩いていました。そしてある時、悪魔の実をたまたま食べてしまいます。

獣人化したチョッパーを見た他のトナカイ達はいよいよチョッパーを群れから追放しました。悪魔の実によって、チョッパーはトナカイとして生きることすらできなくなりました。

トナカイの群れから追い出されたチョッパーは人間の住む麓に下りてきました。しかし、チョッパーは完全な人にはなることができませんでした。その姿は雪男と蔑まれ、人間からは銃で撃ち殺されそうになります。こうして生まれてからずっとチョッパーは孤独でした。この過去はDr.くれはによって語られるだけでしたが、どんなに辛かったのかと思うと泣けるという読者もいました。

チョッパーとヒルルクの出会いは名シーンの一つです。その頃のチョッパーは雪男として島中の人々から恐れられていました。人間に攻撃されたチョッパーは血だらけになって雪の上に倒れていました。しかし、ヒルルクとの出会いでチョッパーは助けられます。人間不信のチョッパーはヒルルクに攻撃をしてしまいますが、ヒルルクが体を張ってチョッパーの信頼を得ました。

ヒルルクと出会い、チョッパーは診察に着いていくようになりました。しかしヒルルクは腕の悪い医者なので島民から嫌われており、恨みを持つ人々もいました。そんな人々から逃げるために、ヒルルクはチョッパーを囮にしたのです。それに怒ったチョッパーとヒルルクは喧嘩をしました。

チョッパーにとっては喧嘩をすること自体初めての経験でした。ヒルルクはそれを聞いて、プレゼントとしてバツ印のついた帽子をプレゼントしました。この帽子はチョッパーのトレードマークにもなっている帽子です。

ヒルルクとの出会いから1年が経過した頃、チョッパーはようやく怪我がすべて治りました。チョッパーはこれからもヒルルクと共に過ごしていけると思っていましたが、追い出されてしまいます。チョッパーは「もう絶対迷惑かけねェから!!」と泣きながらヒルルクに言いました。追い出されたチョッパーが健気で泣けるシーンです。

チョッパーの名言には「みてドクター!ケガした」というセリフがあります。この名言はチョッパーがヒルルクに追い出されたシーンでのセリフです。チョッパーはヒルルクに家の中に入れてもらおうとして、自分で額を怪我して血だらけになってヒルルクの元に行きました。ヒルルクを慕うチョッパーの必死な気持ちが伝わる名言です。

ヒルルクの名言には「許せチョッパー…!」というセリフがあります。この名言はヒルルクが自分でわざと怪我をしてやってきたチョッパーを、銃で脅して追い出した時のセリフです。銃弾はチョッパーの頬をかすり、チョッパーは号泣して逃げていきました。その姿を見ながらヒルルクもまた号泣しながらこの名言を言いました。

チョッパーの名言には「ギノゴ」というセリフがあります。この名言はヒルルクの病気を治すためにキノコを採りに行った時の名言です。チョッパーはヒルルクから脅されてもこっそりとヒルルクの側について回っていました。ある日Dr.くれはとの会話を聞いて、ヒルルクがもう長くないことを知ったチョッパーは、危険な雪山を乗り越えてどんな病気にも効くというキノコを採ってきました。

ヒルルクはキノコを持って現れたボロボロのチョッパーを抱きしめて迎え入れました。チョッパーの健気な姿に泣けると評判の名言でした。

ヒルルクの名言には「力がみなぎってくるぜ。ありがとうよ!チョッパー!」というセリフがあります。この名言はヒルルクがチョッパーが採ってきたアミウダケというキノコのスープを飲んだ時のセリフです。実はアミウダケは万病に効く薬ではなく毒キノコだったのですが、ヒルルクはチョッパーの想いを踏みにじらないように毒キノコと知りながらも笑顔でアミウダケのスープを飲みました。

ヒルルクの名言には「やれるさチョッパー。お前は…」というセリフがあります。この名言はチョッパーがキノコを持ってヒルルクを訪れた時のセリフです。チョッパーは医者のやり方を教えてほしいと頼み、「トナカイでも…やれるかな」という問いかけに対してこの名言を言いました。

チョッパーの泣ける名言には「生ぎててドクター」というセリフがあります。この名言は、チョッパーがボロボロになりながらもキノコを採ってきた時のセリフです。ヒルルクがアミウダケを採ってきたチョッパーに驚いていると、チョッパーはまだヒルルクには生きてほしいと伝えました。追い出されてもヒルルクを慕い続けるチョッパーに涙した読者も多い名シーンでもあります。

チョッパーの名言には「このキノコの絵の横にちゃんと…」というセリフがあります。この名言はDr.くれはからアミウダケが猛毒だと伝えられた時のセリフです。チョッパーは図鑑の字が読めなかったので、ヒルルクが信念の象徴として掲げるドクロマークが描かれたキノコが病気に効くのだと思っていました。

チョッパーの名言には「死ぬわけないさ!お前はウソツキだ!」というセリフがあります。この名言はDr.くれはが、チョッパーが食べさせたキノコが猛毒だと伝えた時のセリフです。チョッパーが猛毒だと信じたくないという気持ちが表れている泣ける名言でもあります。

チョッパーの名言には「俺が万能薬になるんだ!何でも治せる…」というセリフがあります。この名言はヒルルクが自爆してしまった後、Dr.くれはの元に弟子入りしようとした時のセリフです。チョッパーはヒルルクのドクロの旗を振りながらDr.くれはに自分の信念を伝えました。

チョッパーの名言には「だって、ごの世に治ぜない病気はないんだから!」というセリフがあります。この名言はDr.くれはに弟子入りを願った時のセリフです。このセリフを聞いたDr.くれはは、チョッパーを助手として面倒を見るようになりました。

チョッパーはルフィと出会い、すぐに仲間にならないかと誘われていました。人間不信だったチョッパーはルフィの誘いを断ります。しかしワポルとの戦いの中、ヒルルクの海賊旗が撃たれてしまいます。それを拾って立て直したのがルフィでした。信念の象徴である海賊旗を守る姿に、チョッパーも突き動かされます。

しかし敵はチョッパー一人でこの国が救えるものかとあざ笑いました。ルフィはそれを否定し、「おれが仲間だ!!!」と勝手に仲間だと認定して戦いました。ただ、戦いの後に駆けつけた人間達に「化け物」と言われたことにショックを受け、仲間にはならないとルフィに言いました。しかしルフィはそんなチョッパーの不安を一蹴し、強引に仲間に誘いました。

チョッパーはルフィから仲間に誘われ、Dr.くれはにそのことを伝えに行きました。しかしDr.くれはは激怒して刃物を投げて追いかけ回します。チョッパーはDr.くれはから逃げながら麦わらの一味と合流し、皆をソリに乗せて山を下りました。Dr.くれははわざとチョッパーを追い出したのです。きちんとした別れはできなかったものの、ヒルルクが完成させたピンク色の雪を振らせてチョッパーの門出を見送りました。

桜の咲く季節に雪が降った時は、ついヒルルクとチョッパーの過去を思い出したという方がいました。ヒルルクとチョッパーの過去は『ワンピース』の泣けるストーリーの中でも心に残っているという方が多いようです。中には、雪と桜の写真にヒルルクの名言を添えてSNSにアップロードしている方もいました。

『ワンピース』は面白くて一気観している人もたくさんいました。数あるストーリーの中でもヒルルクとチョッパーの過去は泣けるストーリーだといわれています。『ワンピース』で初めて号泣したのがチョッパーの過去編だったという方もいるようです。心に響く名言も多く、それだけ泣けるストーリーでした。

チョッパーがきのこを取って来るシーンは健気で泣けるといわれているシーンです。可愛らしい顔立ちのチョッパーがボロボロになってキノコを持つ姿は、ヒルルクをなんとしても救おうとする気持ちが伝わってきます。この泣ける名シーンはフィギュア化もされているほど人気です。

チョッパーとヒルルクの過去はとても悲しいストーリーでした。そのため、読者からは何回読んでも泣けると評判でした。特にチョッパーがキノコを採ってくるシーンやヒルルクが死亡してしまうシーンは泣けるといわれています。チョッパーとヒルルクの過去は、『ワンピース』の141話から145話で描かれているので、ぜひ読んでみてください。