チョッパーの声優が変わった？大谷育江の交代理由と他に演じたキャラ一覧

『ワンピース』の人気キャラクター・チョッパーはデザインや性格、声優まで人気の高いキャラクターとなっています。しかし、以前チョッパーの声が一時期変わったと大きな話題になりました。それどころか大谷育江の演じた役がすべて変わったため、その理由を求める声や体調を心配する声も多く挙がりました。ここではまず声優・大谷育江や人気キャラクター・チョッパーについて見ていきましょう。

『トニートニー・チョッパー』は漫画家・尾田栄一郎が描く大ヒット漫画『ONE PIECE』に登場する架空のキャラクターです。トナカイでありながら、悪魔の実『ヒトヒトの実』を食べて人間の言語が話せるようになった麦わらの一味の船医です。ドラム王国でルフィたちと会い、ビビを除けば麦わらの一味六番目のメンバーとして仲間となりました。チョッパーは麦わらの一味のペットとみなされてしまう事もある可愛いキャラです。

• 名前：トニートニー・チョッパー
• 性別：男
• 年齢：17
• 能力：ヒトヒトの実
• 異名：わたあめ大好きチョッパー
• 肩書き：麦わらの一味船医
• 登場回：原作：第15巻134話、テレビアニメ：第81話
• 担当声優：大谷育江、伊倉一恵(代役)

チョッパーの声優は多くの作品でメインキャラクターを務めている人気女性声優の大谷育江です。チョッパーは女性や子供の人気も高く、可愛い声も人気のキャラクターです。そのためチョッパー役は大谷育江の代表的な役となっています。カッコいい声も可愛い声も、男の子の声も女の子の声も出せるオールマイティな声優として人気の女性声優・大谷育江のプロフィールや経歴について紹介していきます。

チョッパー役を演じている大谷育江は女性声優であり、150センチと小柄な声優として知られています。声優だけでなく女優としても活躍しており、ナレーターなどの活動もしています。30年以上のキャリアを持っており、声優としてはベテランの域に入っています。数多くのメインキャラクターを演じており、名実ともにトップ声優となっています。彼女のプロフィールは下記にまとめておきます。

• 名前：大谷育江
• 性別：女性
• 身長：150センチ
• 生年月日：1965年8月18日
• 出身地：東京都
• 年齢：53歳
• 血液型：B型
• 職業：声優、女優、ナレーター
• 所属事務所：マウスプロモーション
• 声優活動期間：1986年 -

大谷育江は1986年に東京アナウンスアカデミー（現:東京アナウンス・声優アカデミー）の声優科を卒業後、しばらく江崎プロダクション付属養成所に入っていました。その後、現在の所属事務所であるマウスプロモーション所属となり本格的な声優活動を始めます。デビュー間もない1980年代にはモブキャラなどを多くこなしていました。

1990年代には『名探偵コナン』の円谷光彦や『ポケットモンスター』のピカチュウ役など彼女の代表作となるキャラクターを演じるようになりました。2000年代に入ると、『金色のガッシュベル!!』のガッシュ・ベル役や『ONE PIECE』のチョッパー役を担当するようになります。その後は体調不良で活動を休止した時期もありますが、一つの役を長く演じることが多くなっています。

大谷育江は可愛い声でも知られていますが、性格も可愛いとファンには好評です。普段から幼い声を多く演じているため、迷惑電話を幼い声でやり過ごしたというエピソードは有名です。さらに『機動戦艦ナデシコ』のドラマCDでのキメ台詞対決では『ピカチュウ』という別アニメのセリフを発してファンを喜ばせました。大谷育江はこうしたおちゃめなエピソードが多く、ラジオなどではこうした可愛い一面を見ることができます。

一時期大きな話題になったチョッパー役の声優の変更について見ていきましょう。話題になったのは『チョッパーの声が突然変わった』という事でした。人気の高いキャラクターであり、その可愛い声も人気の大きな要因となっていたためにワンピースファンの間には動揺が広がりました。ここでは突然の声優交代劇となったチョッパーの声がなぜ変わったのかということについて詳しく紹介していきましょう。

チョッパーの声優が変わったのは2006年1月22日～4月30日の間の事です。その頃アニメでは『エニエスロビー』編が描かれており、映画『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』のアフレコ収録も重なってしまったために『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』のチョッパーの声は代役であり、大谷育江の声ではありません。声が変わったことに驚いたファンも多いので、この突然の交代劇の原因を見ていきます。

大谷育江の交代理由は『体調不良』であったことが公表されています。詳しい病名などは明らかにされていませんが、休養期間は最短で4か月で作品によっては復帰まで八か月ほどかかっている作品もあり、復帰当初は体調を見ながら徐々に復帰していきました。休養が長期に渡ったため主演を務めていた『金色のガッシュベル』は休養中に最終回が放送され、声が変わったまま降板という形になっています。現在は問題なく復帰しています。

チョッパー役を務めている大谷育江は数多くの人気キャラクターを演じていることでも知られています。特に世界的な人気を誇るアニメ『ポケットモンスター』のピカチュウ役は有名であり、全世界で大谷育江の声で放送されています。その他『名探偵コナン』や『ナルト』など多くのメジャー作品で声優を務めており、彼女の代わりはいないと言われるほどの実力を誇っています。ここでは彼女の演じたキャラクターを紹介します。

大谷育江の演じるキャラクターで最も有名なのは『ポケットモンスター』のピカチュウ役です。ピカチュウは世界的に人気のキャラクターで、世界中の『ポケットモンスター』でピカチュウの声は大谷育江の声が使用されています。ピカチュウ単体で映画が製作されることもあるほどの代表的なキャラクターであり、休養中も声優が交代することはありませんでした。代役についての詳しい情報は後述します。

大ヒットアニメ『名探偵コナン』の円谷光彦役も大谷育江の代表作として挙げられます。コナンの同級生であり、コナンと共に少年探偵団を結成する三人組の一人です。円谷光彦はコナンには及ばないものの、かなり頭がいい小学生であり、灰原哀に恋する男の子としてコナンをライバル視する一面があるなど大谷育江の可愛い声が存分に生かされています。大谷育江が休養時に交代した代役は女性声優の折笠愛が演じました。

『週刊少年サンデー』で人気を博しアニメ化された『金色のガッシュベル！！』の主人公ガッシュ・ベルを演じていたことを記憶している人も多くいます。時に可愛く、時にカッコ良く、純粋な魔物の少年として大谷育江ファンの中でも人気の高いキャラクターです。休養時に交代した声優は女性声優の吉田小南美であり、最終回を迎えるまでに復帰できなかったために事実上の降板という扱いとなっています。

大ヒット漫画『 NARUTO』の重要キャラクターである猿飛木ノ葉丸の声も担当しています。ナルトの弟分として物語の初期から登場しており、『ペイン編』ではかなり重要な役割をしています。レギュラー出演はしていませんが、三代目火影の孫として重要な局面で登場する男の子を好演しました。徐々に大人になっていきましたが、少年期までは大谷育江が声優を務めています。休養時に交代した代役は女性声優の小池亜希子です。

多くの女子を熱狂させたアニメ『おジャ魔女どれみ』のハナちゃん役も演じています。赤ちゃんの時からずっとハナちゃん役を担当しており、時の流れに合わせて演技を変えています。ハナちゃんとしてキャラクターソングも発売しており、当時少女だった女の子たちには『ハナちゃん』のイメージが強いという人も存在します。少年役が多いイメージの大谷育江ですが、純粋な女の子の役も得意としています。

ハナちゃん役は長年大谷育江がやりたかった赤ちゃん役であり、念願がかなった形となりました。しかし赤ちゃん役は想像以上に難しく、かなり研究して赤ちゃん役に臨みました。プロデューサーからは『本当にスタジオに赤ちゃんがいるかと思ってビックリした』と言われたと明かしており、本人は大喜びしたというエピソードを語っています。

『おジャ魔女どれみ』の後継番組の役目を果たし、今なお多くの少女を夢中にさせているアニメ『プリキュア』シリーズの『スマイルプリキュア』にも出演しています。『スマイルプリキュア』ではキャンディ役を演じており、マスコットキャラクターのような存在のキャンディは大谷育江にピッタリの役だと好評を博しました。今の少女の中にはキャンディーの声として大谷育江を認識している女の子も多くいます。

プリキュアは幅広い世代に人気のアニメであり、キャンディーは特に人気の高いキャラクターのため近年の大谷育江の代表作に挙げられることもあります。『ワンピース』のチョッパーと同様にマスコットキャラクターとして人気であり、可愛いキャラクターとしてグッズとなっているキャラクターとなっています。

大谷育江が体調不良によって休養したので彼女が担当していたキャラクターには代役が立てられました。大谷育江は多くのキャラクターを担当していたので、多くの女性声優が代役として起用されました。大谷育江は数々の役をこなしていたため、キャラクターによって異なった声優が代役となりました。大きな話題になったチョッパー役の代役として大谷育江と交代した女性声優の伊倉一恵について見ていきます。

女性声優・伊倉一恵は大ヒットアニメ『シティーハンター』の槇村香役などで知られるベテラン声優です。彼女は約4か月間チョッパー役を務めました。伊倉一恵は『ワンピース』にはトニートニー・チョッパー役以外にもアニメオリジナルキャラクター『ジェシカ』や新世界編でも重要なキャラクターとなると見られている『戦桃丸』などの声で参加しています。ここからは詳しいプロフィールを見ていきましょう。
 

伊倉一恵は1979年に『まんが猿飛佐助』の女忍者役で声優デビューした声優歴40年を超える大ベテラン声優です。女優としても活動し、アーティスト活動もするなど活動の幅は多岐に渡っています。2010年代には長らく休んでいたアーティスト活動も再開しており、『朗読』などの仕事も精力的にこなしています。彼女の詳しいプロフィールは下記にまとめておきます。

• 名前：伊倉一恵
• 年齢：60歳
• 生年月日：1959年3月23日
• 出身地：長野県
• 血液型：O型
• 身長：155センチ
• 職業：声優・女優・ナレーター
• 所属事務所：青二プロダクション
• 活動期間：1979年
• デビュー作：『まんが猿飛佐助』女忍者役

伊倉一恵の主な出演作を見ていきましょう。デビュー作は1979年の『まんが猿飛佐助』であり、1987年に『シティーハンター』の槇村香役に起用されたことによって知名度を大幅に上げました。1990年に放送されたテレビアニメ初主演作である『ロビンフッドの大冒険』でロビンフッド役を好演しました。現在でも『槇村香』を演じることが度々あるなど、伊倉一恵にとって最も重要なキャラクターとなっています。

2019年にはファン待望の続編である劇場版『シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉』で槇村香役を続投しており、続投のアナウンスがされたときは大きな話題となりました。全盛期と声の質が変わったかと心配されましたが、全く色褪せない演技で絶賛されました。

チョッパーの声優を務めた大谷育江には凄いエピソードが多くあることでも知られています。長年第一線で活躍したベテラン声優でもあり、誰にも出せない高音の演技は声優業界内でも高い評価を得ています。言語ではなく鳴き声だけの演技やマスコットキャラクターのようなキャラクターの声など彼女にしかできない役を多くこなしている大谷育江。ここでは大谷育江に関するエピソードをいくつか紹介していきましょう。

大谷育江の休養中に唯一代役が立てられなかったキャラクターがいます。それが世界的に人気の高いアニメ『ポケットモンスター』のピカチュウです。ピカチュウだけは代役を立てることができずに、過去に収録していた声を使用していたという伝説的なエピソードを持っています。鳴き声だけで感情を表すピカチュウの声は世界中で放送されている『ポケットモンスター』でも大谷育江の声が使用されています。

『ポケットモンスター』の最も有名なポケモンと言えば『ピカチュウ』ですが、ピカチュウは『ピカチュウ』としか話さないことは有名です。実は当初ピカチュウは人間の言葉を話す予定だったことが明かされています。しかし大谷育江の演技を見た脚本家が急遽五文字しか話さない設定に変更しました。あまりにも可愛い演技であったために、設定が変わったというエピソードはポケモンファンには有名なエピソードとなっています。

近年、社会現象を巻き起こすほどの人気を誇る『名探偵コナン』に登場する『少年探偵団』の一員としてお馴染みのコナンの友人・円谷光彦の声も担当しています。この光彦のキャラクターも大谷育江の演技で設定が変わったことが知られています。『名探偵コナン』の光彦は当初はもっと嫌な奴にする設定でした。実際、初期の光彦はインテリを鼻にかけたスネ夫のような少年として描かれていました。

しかし光彦の声を演じている大谷育江の声が可愛すぎたために光彦のキャラクターが変わったエピソードがあります。声優の演技が脚本を変えることは声優として圧倒的な実力を誇っていることが分かるエピソードとなっています。設定を変えたおかげで『名探偵コナン』でも長年登場するキャラとなっています。

休養が話題となった大谷育江はネット上でも人気の高い女性声優です。長年人気声優として第一線で活躍してきたため、ネット上でも多くの感想や評価が挙がっています。男性や女性に年齢問わずに人気の高い大谷育江なので、彼女は話題に挙げられることも多くあります。ここではネット上にある大谷育江についての心配の声や評価する声など様々な意見を紹介します。

『ワンピース』や『名探偵コナン』など今でも再放送されたり、DVD化されたりすることも多い名作アニメに出演しているために、今でも大谷育江の休養や交代劇は話題になることがあります。メインキャラクターの声を演じており、『そういえばチョッパーの声って変わったことあった』という声も挙がることも少なくありません。彼女の休養を思い出す人は今でも多くいるなど影響力の大きさが分かります。

大谷育江の休養が話題になる理由は『代役の違和感』というのが大きくあります。大谷育江の休養時には多くの代役が交代し、ベテラン声優も起用されていました。しかし大谷育江の声は代わりがいないこともあり、この交代で多くの視聴者が違和感を覚えたことでも知られています。特に『名探偵コナン』の光彦や『ワンピース』のチョッパーなどは『違和感がスゴイ』という声や『もはや別のキャラクター』という声がありました。

体調不良によって休業を余儀なくされた大谷育江ですが、彼女の代表作である『ポケットモンスター』のピカチュウだけは代役ではなく、過去の録音だけで乗り切ったことは今でも語り継がれています。ピカチュウはセリフではなく鳴き声だけなので録音だけでも乗り切れるという判断もありますが、ピカチュウの声は代役では無理ということも理由の一つとなっています。今でも大谷育江伝説の一つとなっています。

大谷育江は女優として活動していたこともあり、可愛い女性声優としても人気の高い声優です。大谷育江はテレビに出ることはめったにないですが、過去には何度かバラエティー番組にも出演したことがあり可愛い声と共に外見の可愛さも好評となっています。『大谷育江さん、可愛すぎる』という声や『声だけじゃなく顔も可愛いなぁ』という声もあるなど男性にも女性にも人気の声優であることが分かります。

体調不良で休養したことや病名が明かされていないことなどで大谷育江ファンは彼女の体調を心配する声も多く挙がっています。人気声優のため多忙な日々を送っており、幅広い音域の声を出すため体への負担を心配する声があります。『大谷育江さんの酷使が心配』という声や『体調に気を付けて』という声もあり、声優界で急死や休養が相次いでいることもあり、彼女の体調を心配するファンも多くいます。

今回は人気アニメ『ワンピース』のチョッパー役で知られる女性声優の大谷育江について見てきました。体調不良による声優交代が話題になったり、圧倒的な実力から伝説的なエピソードが多くあったりするなど多くの注目を集める実力派声優であることが分かりました。今後も『ワンピース』や『名探偵コナン』、『ポケットモンスター』などで声優を演じている大谷育江に注目して見てください。