2018年10月11日公開
2018年10月11日更新
ピカチュウの声優・大谷育江はどんな人?チョッパー役など他の出演作も紹介
老若男女、性別問わずだれもが知っている“ポケットモンスター”。その中でも全世界で愛されているキャラクターが“ピカチュウ”です。そして忘れてはいけないのが“大谷育江”さん!あの可愛いピカチュウの声を担当している声優です。みなさんは声優大谷育江と聞いてどのキャラクターを思い浮かべますか?今回は、大谷育江さんの出演作や可愛らしいエピソードを沢山知って頂こうと徹底調査していきます。ぜひ最後までご覧ください。
目次
ピカチュウの声優・大谷育江について徹底調査!
知らない人はいないと言っていい程、全世界で大人気となっている“ポケットモンスター”。みなさんはどのキャラクターが好きですか?沢山の可愛い、カッコいいキャラクターが登場する中で主人公サトシの相棒として大活躍するピカチュウ!ピカチュウのあの可愛い声を聴いて癒されている人も多いのではないでしょうか。
そんな可愛い声を担当している声優の大谷育江さんについ徹底調査します。多くの出演作の中でも”ピカチュウ”と”チョッパー”を担当していることは有名です。その他にどんな出演作があるのかも併せてご紹介していきます。
ピカチュウとは?
ポケットモンスターとは?
“ポケットモンスター”とは、1996年2月27日にゲームボーイ用ソフトとして発売された“ポケットモンスター赤”・“ポケットモンスター緑”が原点となっています。その後“ポケットモンスター青”“ポケットモンスターピカチュウ”と数多くのシリーズが誕生。その人気はゲームのみならず、アニメや漫画、映画にさまざまな企業や商品とのコラボレーションに起用されています。
ポケットモンスターのストーリー
“ポケットモンスター縮めてポケモン”。ポケモンの愛称で親しまれている不思議な生き物と人間が共存する世界が舞台です。この世界では、仲間にしたポケモンを育て戦わせる“ポケモンバトル”が大人気で、最強のポケモントレーナーを目指して旅をする人々が多くいました。
マサラタウンに住む主人公のサトシ。彼が住む街では10歳になるとポケモン取り扱い免許を許され、ポケモン研究家のオーキド博士から初心者用ポケモン1匹を受け取り、ポケモントレーナーを目指して旅立てるのです。出発当日の朝、なんとサトシは大寝坊!大慌てで研究所に向かいますが、ヒトカゲ・ゼニガメ・フシギダネは全て他の子に持って行かれて、「オレはポケモンなしで出かけるんですか?」と困り果てるサトシ。
そんなサトシにオーキド博士が差し出したポケモンがピカチュウです。ピカチュウとは、別名を電気ネズミといい、恥ずかしがり屋で人に慣れにくく、ヘタに触ると体が痺れる程の電気を放ちます。サトシはピカチュウの愛らしい姿に一目惚れして自身のポケモンにする事を決め、究極のポケモンマスターを目指して旅立ちます。
ピカチュウはサトシの相棒!
人に飼われているポケモンは、本来モンスターボールに入っていますが、サトシのピカチュウは拒否。そして、仲良くなろうとするサトシにも一向に懐きません。そんな道中で初めて遭遇したポケモンがポッポです。ポケモン同士を戦わせ弱ったところを捕まえるのがセオリーですが、ピカチュウが協力してくれないため、サトシは一人で捕まえようと奮闘します。
石を投げて攻撃しますが、なかなか当たらず何匹も逃がしてしまいます。草陰にいる1匹に狙いを定めて再度石を投げると命中しました。しかし、命中したポケモンはポッポではなく、なんと“オニスズメ”でした。気が優しく初心者向けのポッポとは違い、オニスズメは気性が荒く人や他のポケモンを攻撃してきます。
そして、野生のポケモンは人に飼われているポケモンを敵視する事が多くある事から、オニスズメの標的がサトシではなくピカチュウになりますが、得意の電気攻撃で撃退します。
怒ったオニスズメは近くの仲間を呼び、大勢で再び襲い掛かって来ました。サトシはオニスズメの攻撃でケガを負ったピカチュウを抱えて必死に逃げていると、たまたま釣りをしていた少女カスミと出会い近くのトキワシティにポケモンの病院がある事を知り向かうことにしますが、オニスズメの大群に追い付かれてしまいます。
モンスターボールに入れば助かる可能性が高いと気が付いたサトシは、「嫌いなのは知っているがボールに入るんだ」とピカチュウを説得します。ボロボロになったピカチュウを助けるため、オニスズメの大群に立ち向かうサトシ。そんなサトシの背中を登り、肩からオニスズメの中に飛び込んでいくピカチュウ。最後の力を振り絞って出した電気攻撃でオニスズメをやっつけます。
このオニスズメとの事件がきっかけで、ピカチュウはサトシに心を開きます。そして一緒に旅を進めることでサトシに対する信頼も深まりお互いにかけがえのない存在となり、いなくてはいけないパートナー・相棒となっていくのです。
ピカチュウの声優は大谷育江!
全世界で大人気の”ポケットモンスター”。その中でも絶大な人気を誇るのが”ピカチュウ”です。今やポケットモンスター本作のみならず、ピカチュウを主人公としたゲームや物語まで出来ている程の代表的キャラクターです。
黄色くてまん丸いフォルムが可愛らしさを増幅させているピカチュウ。そんなピカチュウの声を担当した声優が大谷育江さんです。どんな人物なのか簡単にご紹介します。
大谷育江さんのプロフィール
1965年8月18日に東京都出身。身長が150㎝と小柄で、性格は明るくお茶目。声のみならず容姿も可愛いと定評があります。1980年代に声優活動をスタートし、少年少女の他に赤ちゃんや動物まで数多くの声を担当してきました。2012年に第6回声優アワードのキッズ・ファミリー賞を受賞。声優の他に、ナレーターや女優も行っています。趣味・特技は、英語の発音・ジャズボーカル・日舞・モダンバレエと多彩です。
ピカチュウの声優・大谷育江はチョッパー役も演じている?他の出演作を紹介!
こちらでは、大谷育江さんが息を吹き込んできた数々のキャラクター・出演作をまとめてみました。みなさんはどれくらい知っていますか?「このキャラクターの声も!」と驚くものもあるかもしれません。また、演じたキャラクターのエピソードも併せてご紹介していきます。
出演作①ワンピースのトニートニー・チョッパー!
出典: https://festy.jp
ポケットモンスターと同じく、全世界で大人気となっている“ワンピース”。ワンピースも魅力的なキャラクターが多く登場しています。主人公のルフィ率いる“麦わらの一味”5人目の仲間となるトニートニー・チョッパーは“ヒトヒトの実”を食べたトナカイで、“万能薬=なんでも治せる医者”になる事を目標としている船医です。
可愛らしい見た目や、純粋無垢な性格、人見知りで警戒心が強いが褒められると嬉しさを隠せずにデレデレになってしまうところもチョッパーの魅力です。そんな可愛らしいチョッパーに可愛らしい大谷育江さんの声が合わさり、可愛くないわけがありません。
チョッパーが麦わらの一味と出会う”冬島編”は、チョッパーの悲しい過去や医者を目指すきっかけとなった人との出会いが描かれ、感動シーンもあり涙する人も多かったのではないでしょうか。また、”ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー+(プラス) 冬に咲く、奇跡の桜”と映画になるほど、人気のストーリーでもあります。
原作者である尾田栄一郎氏が「反則もの」の声と称するほど、チョッパーのイメージを変えたというエピソードもあり、ピカチュウに続き大谷育江さんの代表作でもあるキャラクターです。ワンピースでは他にも”サンジの少年時代”も大谷育江さんが担当しています。
出演作②名探偵コナンの円谷光彦!
今や大長寿アニメとなった“名探偵コナン”。小学生となったコナンが通う学校の同級生で、少年探偵団のメンバーの一人。光彦は小学1年生とは思えない知識量でコナンの手助けをしていきます。また、憎めない可愛らしさは大谷育江さんならではの表現力があってこそではないでしょうか。
原作者の青山剛昌氏は、当初光彦のキャラクター設定を“ちょっと嫌な奴”として進めていましたが、あまりにも愛くるしい大谷育江さんの声を聞き、「光彦をそんな性格にはできない」と思い、今現在の光彦が誕生した程、キャラ設定にまで影響を与えていました。
出演作③NARUTOの木ノ葉丸!
出典: https://game8.jp
“NARUTO”に登場する猿飛木ノ葉丸も大谷育江さんが演じています。木ノ葉の里3代目火影の孫で、火影を目指すナルトを“兄”のように慕っています。ナルトと共におちゃらけて見せる可愛らしい場面もあれば、男の子らしくかっこよく戦う戦闘場面もあり、同キャラクターでありながら違う一面が楽しめるのも大谷育江さんの演技力によるものでしょう。
出演作④HUNTER×HUNTERのチードル=ヨークシャー!
”HUNTER×HUNTER”とは、死んだと思われていた父親が生きており、優秀なハンターである事を知った主人公のゴンが、自身もハンターとなり父親を探し出すという目標をもって旅をする物語です。こちらで大谷育江さんが担当するキャラクターは”チードル=ヨークシャー”となります。
チードルとは、ハンター協会幹部である“十二支ん”のメンバーで犬のような顔立ちに眼鏡がよく似合う女性。ネテロ会長の跡を継ぎ、第14台目ハンター協会会長を務める三ツ星ハンターの称号を持つ難病ハンターです。
頭脳明晰で会議の進行役を務めることが多く、話した内容について手を挙げながら要約を付け加える話し方をします。可愛らしいおちゃめな役とは違った、頭脳戦を繰り広げるシリアスな演技をする大谷育江さんを楽しめます。
出演作⑤海外ドラマフルハウスのステファニー・タナー!
“フルハウス”は、妻を亡くしたダニーが親友のジョーイと義弟のジェシーと共に、男手のみで幼い3姉妹を育てていくコメディドラマです。大谷育江さんは二女であるステファニーの声優として出演しています。ステファニーは姉DJに憧れてファッション等を真似することもあります。また、明るくておませな5歳児で少し生意気な面もありますが、憎めず可愛い女の子です。
出演作⑥映画スチュアートリトルのジョージ!
ニューヨーク郊外に住むリトル家の一人息子ジョージは兼ねてから一緒に遊べる弟が欲しいと願っていました。そこでリトル夫妻は児童養護施設を訪れます。そこで各子供たちを紹介していく白いネズミ=スチュアートに出会います。夫妻はスチュアートに運命を感じて家族として迎え入れることを決心しました。
ジョージは人間の弟が来ると楽しみにしていた為、予想と違ったスチュアートにガッカリし、スチュアートを拒絶します。ジョージの部屋にある模型で一緒に遊んだことをきっかけに、ジョージはスチュアートの事をまだ弟としては受け入れられないが、“友達”として心を開きます。そして、一緒に出場したボートレースでの優勝をきっかけにスチュアートの事を“家族”として受け入れるのです。
そんな複雑な心境を表現しなければいけないジョージの声優を担当したのが、大谷育江さんです。拗ねたり、怒ったり、悲しんだり、笑ったりと様々な表情をするジョージを見事演じ切っています。
ピカチュウの声優・大谷育江さんの可愛いエピソードを紹介!
セールスの電話を断るのが得意!
大谷育江さんといえば、ピカチュウやチョッパーといった可愛いキャラクター・声を思い出すでしょう。少年少女の声が得意な大谷育江さんは、なんと実生活でも子供になっていました。それは、セールス等の勧誘電話が来た際に、子供の振りをして断るというものです。本人自身でも“特技”としている程、効果的のようです。
アフレコ現場にて!
“金色のガッシュベル!”のアフレコ現場にて、共演者のこおろぎさとみさんとお弁当のたくあんの数を競っていたというエピソードがあります。また、“機動戦艦ナデシコ”のドラマCDで“キメ台詞対決”という企画がありました。その際に、「ピカチュウ」と発言してしまうなど、おちゃめな一面もあります。
ピカチュウの声優に対する海外の反応は?
ポケットモンスターのピカチュウは、当初ニャースのように言葉を話す予定でしたが、大谷育江さんが「ピカチュウ」という5文字のみで、喜怒哀楽すべての感情を表現できた事から現在のキャラ設定になったことは有名です。
また大谷育江さんは2006年1月22日~4月30日まで体調不良で休業しており、チョッパーや光彦等のキャラクターは別の声優さんが代役を務めていましたが、ピカチュウだけは代役をたてずに過去音声のサンプリングで対応される程、大谷育江さんの声が定着しています。
そして、海外アニメ版でも同様に大谷育江さんの声が起用されていますが、海外では日本人声優をイメージすることはめったにないことから、大谷育江さんが演じていることが意外だったようで、海外掲示板には次のようなコメントがありました。
「彼女はすごい!本当にピカチュウみたいな声を出す。」「ピカチュウの声なんて誰でもできると思っていたが彼女は本当にすごい」「ピカチュウは日本語なんて喋れない!だから彼女はピカチュウの声はできない。」「彼女は“ピカチュウ”の1語にすごい感情をこめている。」というような、“信じられない”といった反応や、大谷育江さんの表現力の高さを絶賛しているコメントも多くありました。
ピカチュウの声優・大谷育江は可愛い人だった!
ピカチュウの声優である大谷育江さんは、子供の振りをしてセールスの電話を断ったり、共演者の声優さんとお弁当に入ってるたくあんの数で競ったりと可愛いエピソードがたくさんありました。また、アニメだけでなく出演声優陣で行うラジオ番組にて、飛び入り参加しアドリブで楽しむ姿もあり、演じているキャラクターだけではなく、彼女自身も明るく可愛らしい性格である事がわかりました。今後も大谷育江さんの活躍に大注目です。