2019年06月18日公開
2019年06月18日更新
【ワンピース】ランブルボールの副作用とは?チョッパーの技や覚醒の可能性を考察
謎や伏線の多いワンピースの中でも今でも不思議な存在として扱われているのがチョッパーの使う劇薬ランブルボールです。初登場時からチョッパーのアイデンティティになっており必要に応じて使用しています。今回はチョッパーの使うランブルボールとは何かからランブルボールを使用した際の技や副作用、さらにはランブルボール以降に登場した覚醒との関係性などについて紹介していきます。
目次
ランブルボールとは?
ワンピースの作品情報
ランブルボールについて紹介する前にランブルボールが登場するワンピースについても簡単に紹介していきます。
ワンピースの概要
ワンピースは1997年より集英社から発行されている漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」で連載されている海洋冒険漫画です。2019年6月現在国内外で高い人気を誇り、累計発行部数では日本では最高の3億8000万部を達成、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス記録にも認定されています。アニメも長く継続しており1999年から2019年6月現在まで継続して放送が続いています。
ワンピースのあらすじ
海賊王に憧れるモンキー・D・ルフィが仲間と共に偉大なる航路(グランドライン)に入り最終到達点であるラフテルにある海賊王ゴールド・ロジャーの残した財宝「ひとつなぎの大秘宝」を目指して冒険する物語です。4人の仲間とゴーイングメリー号と共にグランドラインに入ったルフィはアラバスタの王女ビビを護衛する事になります。その航路の途中航海士のナミが熱で倒れてしまい立ち寄ったのがチョッパーのいるドラム王国でした。
チョッパーのプロフィール
チョッパーはドラム王国でルフィに海に連れ出された麦わらの一味の船医です。Dr.ヒルルクとDr.くれはの元で医療を学び「自身が万能薬になる(なんでも治せる医者になる)」という目標を持っています。世界政府側からは麦わらの一味のペットと思われており懸賞金は100ベリーと一味では最低額で通り名も「わたあめ大好きチョッパー」とかなり可愛らしい通り名になっています。
普段は温厚な性格で命の尊さを誰よりも理解している為、傷ついた存在であれば例え敵となる海兵であっても治療する一方で医療行為で莫大なお金を貪っていたドクトル・ホグバックや子供に覚せい剤の一種を投与していたシーザーなど同じ医学に通ずる悪役には強い嫌悪感を示し怒りを顕にしています。
ヒトヒトの実について
チョッパーは動物系の悪魔の実ヒトヒトの実を食べたトナカイです。元々青っ鼻で群れでも邪険にされていた所でヒトヒトの実を食べてしまった為、群れから追い出されてしまいます。元がトナカイである為、完全なヒトになる事も出来ず人間からも冬島であるドラム王国の気候もあって雪男と勘違いされる程でした。ヒトヒトの実の力で脳が発達しているので人語を操ったりも当たり前に出来るようになります。
ちなみにヒトヒトの実は亜種として「モデル大仏」が登場している事からチョッパーのヒトヒトの実も実は何かのモデルなのではないかと考える考察もあります。理由としてはチョッパーが完全な人になれていない為です。またミンク族の登場で、チョッパーが食べたのはミンク族になるものでは?という考察もあります。しかし2019年6月現在までチョッパーの食べた悪魔の実に関してはヒトヒトの実以上の分類はない状態です。
ランブルボールとは?
今回紹介するランブルボールとはそんなチョッパーが開発した動物系悪魔の実の波長を狂わせる丸薬です。本来動物系の悪魔の実の能力者は人型、人獣型、獣型と3つの形態変化が可能ですが、チョッパーはランブルボールを使うと4種増やして7形態に変化が可能になります。効果時間は3分だけなのでチョッパーは戦闘時常用するわけではなくここぞという時に使用しており普段は人型の姿なので戦っている事が多いです。
適量は6時間に1個でその適量さえ守れば一切の副作用はありませんが逆に適量を守らなければ副作用が発生してしまいます。このランブルボールはチョッパーが独自に研究開発したもので2019年6月現在までのワンピースではランブルボールと同種のものは登場しておらず動物系悪魔の実の研究者としてはチョッパーはワンピースの世界で最先端をいっている可能性もあります。
ランブルボールの副作用や寿命
ランブルボールの副作用の有無
作中で明確に示されているランブルボールの副作用は6時間という間を置かずに2個飲むと思うように形態変化が行えなくなり、3個飲むと能力が暴走して怪物化してしまうというものでした。新世界編に入るまでの2年間の間にこの暴走状態を制御下に収めランブルボール1個で意識を保ったまま変身出来るようになりまたそれ以外の形態にはランブルボールなしでも変身出来るようになります。
チョッパーはもちろん麦わらの一味のメンバーそれぞれがどのような修行を行ったかの修行の過程は描かれていない為、チョッパーがどのような経緯でこの状態になったかについては不明であるものの、ランブルボールを常用していたからこそ既に身体に何か本来の動物系悪魔の実の能力者とは違う変化が起こっていたのではないかという考察もあります。
また全く別の考察として新世界編のチョッパーがランブルボールを6時間以上間を開けずに使用した場合はどうなるのかという考察もあります。元々は3つで理性が保てずに暴走状態になるというのが副作用でしたがその暴走状態が理性を保った怪物強化となった事で過剰摂取による副作用がどうなったのかは2019年6月現在不明の状態です。
ランブルボールを使うチョッパーの寿命
もう1つ心配されているのがチョッパーの寿命です。本来トナカイは平均で10年、最長でも15年という寿命になっています。仮にヒトヒトの実の能力の1つでヒトと同じくらい寿命があるとしてもランブルボールによる身体の変化はチョッパーも知らず知らずのうちに身を削っているのではないかと考察されています。特に怪物強化(モンスターポイント)は他に比較しても身体の変化が大きい事から負担が大きいのではと言われています。
同じく身体を大きく変化させるルフィは皮膚や臓器も全てゴムでできているから耐えられるという設定になっています。同じように考えるとチョッパーの身体にもそのような変化があるのかも知れませんが或いは描かれていないだけで自分で薬を作って飲んでいる可能性もあります。
ランブルボールを使うチョッパーの技
チョッパーの技①重量コング
チョッパーは変化自体が1つの技なので技の種類はあまり多くありません。重量強化(ヘビーポイント)で使われる技の1つが重量(ヘビー)コングです。重量コングとは単なるパンチなのですが、その威力は初使用のエニエス・ロビー編においても岩を砕く程高い威力を持っていました。新世界編で再び使用した際には鉄のハンマーも受け止められるようになっています。
チョッパーの技②診断
チョッパーの普段の姿である頭脳強化状態で使えるのが診断(スコープ)です。診断とは相手の弱点を診つける技で両手の蹄をあわせてその中から相手を覗く事で発動できます。
チョッパーの技③刻蹄『桜(ロゼオ)』
技としてチョッパーの最高の技と言われて登場したのが刻蹄、桜(こくてい ロゼオ)です。使用するにはランブルボールを使ってなれた形態、腕力強化(アームポイント)になる必要がありました。当たると相手に桜のような蹄の跡が残ります。連続で放つ刻蹄、桜吹雪(こくていロゼオミチエーリ)ではエニエス・ロビーで戦ったクマドリの最強の鉄塊「剛」も打ち破る威力を誇っていました。
またチョッパーはこの技を派生させ、両手を外側にあわせた状態での刻蹄 桜(ロゼオ)を放つ刻蹄・十字架(クロス)、蹄を合わせた(内側に向けた)状態で放つ刻蹄・菱形「ダイヤモンド」という技も開発してエニエス・ロビー編のクマドリ戦やシャボンディ諸島でのトビウオライダーズ戦使用しています。
ランブルボールの覚醒の可能性
悪魔の実の能力の覚醒について
覚醒とは悪魔の実の強化段階として登場したものです。初登場はインペルダウンで、インペルダウンにいる脱卒獣は異常なタフさと回復力を持ち合わせていました。また新世界編ではドフラミンゴとカタクリが能力を覚醒させており、自分自身だけでなく周囲にも能力を派生させて使用していました。覚醒は系統によって違いがあると見られチョッパーの場合は動物系なので異常なタフさと回復力を持つ事になると思われます。
ただしこの覚醒についてはワンピースの作中で覚醒者だと明言されている使用者自体がまだまだ少なく覚醒に至るまでの経緯等情報も少ない事から様々な考察が行われています。特に動物系に関しては新世界編ではまだ覚醒者と確定して登場しているキャラクターがいない事からその登場が期待されています。
ランブルボールの覚醒はモンスターポイント?
新世界編のチョッパーがランブルボールを使うとなれるようになった怪物強化(モンスターポイント)、元々暴走状態だった事もあってこれが人為的に起こした覚醒なのではないかと考察されていました。常人の3倍程の体躯を持つ点、身体能力を大幅に向上させる点など共通点も多い為です。
しかし2019年6月現段階では怪物強化は覚醒とは似て非なるものだと思われます。ランブルボールという外的要因が必要な事に加え、チョッパーは怪物強化使用後にはダウンしていて回復には相応の時間が必要な為、動物系悪魔の実の能力者の特徴の1つである回復力が高さを持っているとも言えない為です。
ただ今後チョッパーが覚醒するとすればこの怪物強化(モンスターポイント)が前段階になるのではないかと考える事は出来ます。上記のように共通点も多く、本来覚醒した状態で得る事が出来る力をランブルボールによって一時的に引き出している状態が怪物強化なのかも知れません。まだまだ弱点や使用条件が多い怪物強化をランブルボールもなしでチョッパーが自在に使え、デメリットもなくなればそれは覚醒なのではないでしょうか。
ランブルボールを使うチョッパーの変形・強化
脚力強化(ウォークポイント)
通常の動物系悪魔の実でいう獣型に該当するのが脚力強化(ウォークポイント)です。元々トナカイであるチョッパーからすれば本来のトナカイとしてのチョッパーの姿と言えます。早く走る必要がある時などに使用されています。新世界編ではより大型化するようになり角も大きく成長しました。
重量強化(ヘビーポイント)
通常の動物系悪魔の実でいう人型に相当するのが重量強化(ヘビーポイント)です。新世界編以前はランブルボールを使わない際にはこの姿で戦う事が多くなっている他、船でも舵を切る際のような力仕事の時にはこの姿になっていました。角も無くなりまさに雪男と言えるような上背にもなっています。新世界編では身体がより筋肉質になりゾロに「唯一ヒトっぽい形態だったのが化け物じみた」と言われています。
元々純粋な身体能力の強化と言われる動物系の能力の中でも身体能力の強化が色濃く反映された変形で、パワー任せな戦闘が得意な理由にもなっています。新世界編以前はその見た目からよくゴリラと間違われていました。
頭脳強化(ブレーンポイント)
動物系悪魔の実の人獣型に該当するのが頭脳強化(ブレーンポイント)です。普段チョッパーがいる姿でもあります。新世界編に入っても唯一外見的な変化がない形態でもあります。この形態はよくたぬきに間違えられる他、海に落ちて能力が弱まった場合にもこの変形を維持している、或いは暴走状態の怪物強化が解けた際にもこの変形になっている事からまさにチョッパーの基準というべき変形です。
他の形態が身体能力を向上させるのに対し、頭脳強化は分析力や判断力を上げる脳に特化した変形である為、ある意味で一番ヒトヒトの実の個性を体現した変形と言えます。
ランブルボールでの変形
以下は元々ランブルボールを使用してなれる変形した姿です。新世界編で一新され統廃合された物もある他、ランブルボールなしでも変形出来る形態が増えています。
飛力強化(ジャンピングポイント)
跳躍力を飛躍的に高める形態が飛力強化(ジャンピングポイント)です。この形態での専用技は持っておらずチョッパーは主に相手の攻撃を避ける回避用に使用します。人型と人獣の型の間の姿で、二足歩行で下半身は獣型、両手は人型、顔は獣型だけど角がないという姿になりました。新世界編では角強化に統合され使用されなくなりました。
角強化(ホーンポイント)
新世界編の前後で一番その外見を変えたのが角強化(ホーンポイント)です。チョッパー曰く「とっておきの変形点」で四足歩行で手足は人型に近いながらも巨大な角を持っています。新世界編ではランブルボールなしで使用が可能になり、地中を高速で掘り進む事が出来るようになりました。形態としては獣型と人獣型の間という点は変わっていませんがどちらかといえば獣型に近かった外見が人獣型に近い外見に変化しています。
人獣のチョッパーの両腕が肥大化し、角が巨大化した形態というような形になりルフィにクワガタと言われるようになりました。ちなみに新世界編以前は角は左右に大きくなっていましたが、新世界編以降は前方に伸びるようになっています。また新世界編前後共に背中の毛がふさふさになるという特徴も変わっていません。
毛皮強化(ガードポイント)
人獣型と獣型の間の形態として登場したのが毛皮強化(ガードポイント)です。全身の顔と足の先以外を除いて長い毛で身体を覆う事で球状になる防御形態です。新世界編では統廃合されずより毛が長くなり耐久力も上昇した形態になっています。防御形態ではありますがあくまでも毛皮である為、火には弱いです。
腕力強化(アームポイント)
出典: https://festy.jp
新世界編前のチョッパーがランブルボールを使用した戦闘する際に一番利用していた攻撃形態と言えるのが腕力強化(アームポイント)です。腕力強化とは人型と人獣型の間の形態で上半身がかなり強化されており二足歩行で筋骨隆々な両腕に獣型の顔をしています。チョッパーが専用の一撃必殺系の技を一番多く持っていた形態ですが新世界編では重量強化に統合されています。
柔力強化(カンフーポイント)
本当の意味で新世界編で初登場となった変形が柔力強化(カンフーポイント)です。二足歩行で人獣型の顔に平ぺったい体型で腕が筋骨隆々となった外見になります。ランブルボールが必要ない形態でもありフットワークが軽快な為、新世界編以降戦闘時はこの変形で戦う事が多いです。理由は不明ですが柔力強化の際には口調がいつもと少し変化します。
怪物強化(モンスターポイント)
元々はランブルボール過剰摂取による暴走状態だったものを新世界編で制御出来るようになったのが怪物強化(モンスターポイント)です。理性を維持したまま戦う事が出来ますがランブルボール1つを使用する為3分間という制限時間付きで使用後には数時間身動きが取れなくなる程のダメージを負ってしまいます。外形は他の変形とは似つかない巨大なもので、同時に手も蹄ではなく人間の手のように5本指になっています。
あくまでも理性を失った暴走状態での初登場時から新世界編で意識してなれるようになった状態に至るまで他の変形とは一線を画した変形となっており、チョッパーの覚醒を考察する際の大きな要因にもなっています。
ランブルボールに関する感想や評価
ここからは既にワンピースを読んでいる人のランブルボールやチョッパーに関する感想を紹介していきます。
何気にチョッパーのランブルボールなしで変化できるのってすごくない!?あれがゾオン系の覚醒なのかな?
— ワンピース大好き (@warabidamogi) June 5, 2019
チョッパーのランブルボールは新世界編では怪物強化専用薬になっておりチョッパーはその他の形態には自在になれるという特異性を持っています。他の動物系悪魔の実の能力者には出来ない事なのでこれはチョッパーが覚醒に至っている、或いは覚醒する予兆なのでは?と考える人が多いです。覚醒について未だに至るまでの経緯が不明である事も後押しして関連付けて考える人が多くなっています。
モナはランブルボール食わして7変化させよう
— みっつ (@mittu928) April 25, 2019
同時にランブルボールを他の悪魔の実の能力者、特に動物系の能力者が食べた場合どうなるのか見てみたいという声も多いです。麦わらの一味には動物系能力者がチョッパー以外にいないので誰が食べるのかは問題ですが、食べた場合の変形、或いはそもそも変形出来るのかと様々な考察が行われています。
元々ランブルボールは医学の知識を持つチョッパーだからこそ作れた薬で製造方法を知っているのもチョッパーだけです。敵に悪用されるパターンは少なそうですが味方になった動物系能力者に渡して使ってもらうなどは可能なのかという考察も多いです。
ただチョッパーの場合、ランブルボールとかいう変身の波長を狂わせる薬物を過剰摂取してる重度の薬物中毒なので、普通の動物系能力者とは違う体質に変わってしまっているのかもしれない。
— ねおす (@neosOPk) March 23, 2019
またランブルボールの副作用やそれに伴う身体の変化についてチョッパーを心配する声も多いです。元々トナカイであるチョッパーの寿命を心配する声なども多く、今後ランブルボールの摂取が何か問題になる事が起こり得るのではないかと展開を予想している人もいます。
ランブルボールの副作用まとめ
ランブルボールとはワンピースに登場するチョッパーが使用する悪魔の実の変形の波長を乱す薬です。チョッパーはこれによって戦闘力を大きく高め変形ごとの特性を活かし技を開発して麦わらの一味の戦闘に貢献しています。対して副作用が全く無いわけでもなくチョッパー自身がボロボロになってしまうなど副作用らしい描写も見られます。
薬という外的要因でチョッパーが開発したものである事から今後新しい副作用が登場する事、或いは覚醒に至るのではないかなど様々な要因による考察が展開されています。新世界編では2019年6月現在怪物強化の専用薬になっているランブルボールですが今後使用されないとも限らないのでランブルボールにも注目しながらワンピースを視聴してみてはいかがでしょうか?