【鬼滅の刃】累の家族一覧まとめ！蜘蛛鬼一家（母・父・兄・姉）の名前は？

累は『鬼滅の刃』の主人公が初めて戦った十二鬼月です。『鬼滅の刃』の那田蜘蛛山編にて蜘蛛鬼一家(母・父・兄・姉)と共に登場しており、多くの鬼殺隊が殺されてしまう大惨事を引き起こしていました。それでは、累の蜘蛛鬼家族の特徴とはどのようなものなのか？ここでは、その疑問に迫る前に累のプロフィールと『鬼滅の刃』の作品情報からご覧ください。

『鬼滅の刃(きめつのやいば)』は吾峠呼世晴による少年漫画作品です。2016年から「週刊少年ジャンプ」にて連載中の作品で、大正時代の日本を舞台に主人公・竈門炭治郎が家族を惨殺した鬼を追い、鬼と化した妹・竈門竈門禰󠄀豆子を人間に戻すべく奔走していくストーリーが展開されています。

シリーズ累計発行部数は2020年3月時点で4000万部を突破し、さらに同年2月に発売された第19巻は初版150万部を突破するなど人気を博した作品となっています。

ここからは『鬼滅の刃』のあらすじを簡単に紹介します。舞台は大正時代の日本。主人公の竈門炭治郎は亡き父に代わり、炭焼きを生業として家計を支え、炭治郎を日々母と妹、弟がサポートしていました。そんなある日、そんな炭治郎は炭を売りに町に出かけ、家を空けることになります。炭売りを終え、ようやく家へと帰り着いた炭治郎でしたが、彼の目に飛び込んできたのは鬼によって惨殺された家族の姿でした。

悲惨な光景を目の当たりにし、取り乱す炭治郎でしたが、家族の中で唯一妹・竈門禰󠄀豆子だけ息をしているのに気づきます。早速、妹だけは助けべく町へと向かう炭治郎。ところが、突如妹が鬼へと化してしまいました。そんな状況から救ってくれたのが冨岡義勇と名乗る剣士でした。彼の導きによって「育手」鱗滝左近次の元を訪れた炭治郎は禰󠄀豆子を人間へと戻すべく鬼殺隊へと入隊することに…。

『鬼滅の刃』の累は無惨により組織された、十二人からなる十二鬼月の1人です。位は下弦の伍。那田蜘蛛山で初登場し、そこでは「母蜘蛛、父蜘蛛、姉蜘蛛、兄蜘蛛」という蜘蛛鬼が存在していました。

そして累はその家族の末子として登場しています。しかし、実際は累が欲求を満たすための寄せ集めの家族であり、ただの家族ごっこに過ぎませんでした。累の恐怖による支配が蜘蛛鬼たちを山へと留まらせており、家族の中には恐怖から逃れようと脱走する者もいました。

それでは早速、『鬼滅の刃』に登場する累の家族(母・父・兄・姉)を紹介していきます。まず先にお伝えしておきますが、累の家族の名前は『鬼滅の刃』の原作とアニメ共に公開されていないため、いずれも名前が「母蜘蛛、父蜘蛛、兄蜘蛛、姉蜘蛛」となっています。ここでは、その名前と共に一覧形式でまとめています。

『鬼滅の刃』で累の家族を演じていた鬼の名前は母蜘蛛です。家族の中で初めて炭治郎の前に現れた蜘蛛鬼で、対象物(人間)を糸で操り自在に動かすことができます。戦闘時には身を潜めつつ、操作している人間同士を戦わせていました。立ち位置としては母親となっているのですが、実際は累の気に食わないことがあれば拷問されたり、父蜘蛛に暴力を振るわれるなどひどい仕打ちを受け続けていました。

累が炭治郎たちを始末するよう命令したため彼らの前に現れたのですが、なかなか期待に応えることが出来なかったことで自暴自棄になっていた描写があります。そして最後には伊之助の感知系の技「獣の呼吸 空間識覚」によって居場所を突き止められ、抗えないと悟った時には炭治郎に自ら頸を捧げ、炭治郎が使う慈悲の技「水の呼吸 千天の慈雨」によって安らかな死を迎えました。

『鬼滅の刃』で累の家族を演じていた鬼の名前は父蜘蛛です。この蜘蛛鬼は家族の中で唯一顔が「蜘蛛」であり、なおかつ筋肉質であるため、累の正体が明らかになるまでは父蜘蛛が家族を組織していると考えられていました。作中ではまともに喋ることができなかったため知能が低いとみられるのですが、これについては累に逆らったために知能を奪われてしまったという一説があります。

ただ、父蜘蛛は脱皮をすることによって力とスピード、防御力を大幅に向上させることができるため、炭治郎と伊之助の2人を相手にしながらも圧倒するなどかなりの強さを誇っていたと言えるでしょう。しかし、最後は水柱・冨岡義勇によってあっさりと斬り捨てられていました。

『鬼滅の刃』で累の家族を演じていた鬼の名前は兄蜘蛛です。この蜘蛛鬼は累の家族の中で唯一体が蜘蛛の姿をしており、普段は那田蜘蛛山にある小さな小屋で暮らしているようです。その場で善逸と交戦し血鬼術を披露していました。

対象を毒針で指すことによって蜘蛛鬼へと変形させていき、完全な蜘蛛鬼となった暁には自分の支配下にするという能力となっていました。作中では善逸を窮地へと追い込んだものの、突如善逸が覚醒したため彼の「雷の呼吸 霹靂一閃 六連」を受け死を迎えています。

『鬼滅の刃』で累の家族を演じていた鬼の名前は姉蜘蛛です。見た目が少女の姿で一見かわいい蜘蛛鬼ですが、心の中では「自分さえ良ければいい」と自分本位の考え方をしています。実際に家族を裏切って逃亡を企てているのですが、結局蟲柱・胡蝶しのぶに捕まってしまいました。その際に「累に指示されて仕方なくやった」と言っており、鬼殺隊を殺した責任を累になすりつけようとする一面もあります。

そんな姉蜘蛛の血鬼術は大量の柔らかい蜘蛛の糸で繭を作り、対象物を繭の中に閉じ込めて溶かす能力です。胡蝶しのぶによれば姉蜘蛛だけで鬼殺隊が80人も殺されているとのこと。最終的にはしのぶの「藤の花の毒」によって最後を迎えています。

『鬼滅の刃』の累は悲しい過去を持っており、さらに悲しい最後までも迎えることとなりました。『鬼滅の刃』の21話を観た視聴者からは累の過去が泣けると言われており、かなり同情を引くものとなっています。ここでは『鬼滅の刃』の21話で明らかになった累の過去、そして感動的な最後までを紹介していきます。

『鬼滅の刃』の累が家族ごっこをしていた理由、それは累の悲しい過去が関係していました。人間だった頃の累の名前は綾木累(きめつるい)です。父親と母親と共に生活を送っていた累でしたが、累は幼少期の頃から病弱だったために歩くことさえ苦しい状態でした。ところがある日、累の前に鬼舞辻無惨が姿を現します。無惨は累に丈夫な体が欲しいかと問い、血を与えたことで累は蜘蛛鬼となりました。

そして蜘蛛鬼となった累は人間を手にかけてしまいます。累は人間を殺したことで罪悪感を感じておらず、むしろ丈夫な体を手に入れたことで喜んでいました。一方、父親は累が犯した罪を一緒に背負い、心中しようとします。しかし、累はそれを愛情だと捉えず、受け入れてくれなかったことに憤りを感じ、父親だけでなく母親までもを殺してしまいました。

それ以来、家族の絆を断ち切ってしまった累は後悔の念にさいなまされつつ、無惨が言った「全てを受けれ入れことができなかった親が悪いのだ」という言葉を心の拠り所とし、蜘蛛鬼として生きていきます。

累は悲しい過去を持っていたために那田蜘蛛山で家族ごっこをすることになりますが、現実には寄せ集めた鬼のほとんどが累よりも力の弱い者が多かったため、累の期待に応えることが出来ない者や家族ごっこに耐え切れずに逃げ出す者、裏切ろうとする者が続出してしまいました。しかし、それでも累は新しい絆を求めて家族を作ろうとしています。そんな時に現れたのが炭治郎をはじめとした鬼殺隊です。

結局、炭治郎たちに家族が殺されてしまったことで、とうとう累だけが残されることになります。そして炭治郎と禰豆子の2人を相手に戦い、圧倒的な強さで2人を窮地に追い込みますが、突如水柱・冨岡義勇が現れました。その結果、累は義勇に頸を斬られ最後を迎えました。ただ、頸を斬られた累から悲しみのにおいを感じ取った炭治郎が累にそっと触れていますが、累はその時に人間だったころの記憶を思い出しています。

その記憶には父親と母親の姿がありました。そして母親が「丈夫な体に産んであげなくてごめんね」と言い、父親が「一緒に死んでやるからな」と言ったことで、累は両親の想いに触れ、父親と母親に謝りたかったという本当の気持ちに気付きます。その後、累は優しく微笑む両親に涙し、謝りながら消えていきました。

『鬼滅の刃』に登場する累の声優を務めたのが内山昂輝です。陰のある落ち着いた声質が特徴的な声優であるため、『鬼滅の刃』のダークなキャラクター・累を見事に演じきっていました。それでは、ここで内山昂輝のプロフィールをはじめ、『鬼滅の刃』の累を含めた主な出演作品までをご覧ください。

• 本名：内山昂輝(うちやまこうき)
• 出生地：埼玉県
• 生年月日：1990年8月16日
• 職業：声優、俳優
• 所属事務所：劇団ひまわり

『鬼滅の刃』の累の声優を務めた内山昂輝は、2005年に発売されたゲームソフト『キングダムハーツⅡ』のロクサス役を担当したことで注目を集めた人物です。それ以降、声優としての活動が増え、『機動戦士ガンダムUC』のバーナージ・リンクス役や『HUNTER×HUNTER』のメルエム役、『ピンポン The ANIMATION』のスマイル役など多くの代表作を担当する声優となっています。

内山本人も自身について「明朗快活なタイプではない」と言っており、また代表作からもうかがえる通り、どこか影のある少年役を演じることが多いようです。なお、2011年には第5回声優アワード新人男優賞の受賞、2015年には東京アニメアワード2015にてアニメ オブ ザ イヤー声優賞を受賞しています。

• 2008年～：ソウルイーター（ソウル＝イーター 役）
• 2010年～：屍鬼（結城夏野 役）
• 2011年～：君と僕。（浅羽悠太 役）
• 2012年～：メタルファイト ベイブレード ZEROG（火竜院忍 役）
• 2013年～：HUNTER×HUNTER（メルエム 役）
• 2014年～：ピンポン THE ANIMATION（スマイル / 月本誠 役）
• 2015年～：SHOW BY ROCK!!（アイオーン 役）
• 2017年～：Fate/Apocrypha（シロウ・コトミネ 役）
• 2018年～：Free!-Dive to the Future-（桐嶋郁弥 役）
• 2019年～：鬼滅の刃（累 役）

こちらの感想では『鬼滅の刃』の累と炭治郎との戦いが楽しみだと言われています。累は位が下弦の伍。つまり『鬼滅の刃』の物語で初となる十二鬼月との戦いでした。累との戦いになるまでは母親や父親、兄、姉とそれぞれがかなりの強さを持っていたため、炭治郎や伊之助たちを大いに苦戦させており、そんな家族たちよりもさらに強い累がどれほどの強さを誇るのか？とかなり期待させるシーンとなっています。

こちらでは『鬼滅の刃』に登場する累の姉のコスプレ画像がアップされています。姉のほかにも母親のコスプレ画像が多くアップされているため、累の姉と母が人気であることがうかがえます。累の姉と母は見た目が美形であることから、『鬼滅の刃』の視聴者から「かわいい」といった声も上がっていました。

こちらは『鬼滅の刃』21話を観ての感想があげられています。やはり累の過去が泣けると言われており、累の最後のシーン画像も同時にアップされています。画像を見ると両親に抱かれている累の姿があり、かなり感動的なシーンとなっていました。

『鬼滅の刃』の那田蜘蛛山編にて初登場した累の家族を父親、母親、兄、姉とそれぞれ名前と共に紹介してきましたが、いかがでしたか？累の欲求を満たすためだけの偽りの家族に過ぎませでしたが、その一家全てが異能の鬼でした。よっぽど人間を食い続けてきたのでしょう。そして姉と母以外の父と兄だけがなぜか蜘蛛の姿をしており、なぜそのような姿となったのかは未だ分かっていません。

長きにわたって累の恐怖支配から解放された家族でしたが、鬼殺隊と人間を殺し続けてきたため同情しようにもできない複雑な気持ちにさせる蜘蛛鬼たちでした。家族の末路については、累と父が冨岡義勇に、母は炭治郎、兄は善逸、姉は胡蝶しのぶとそれぞれの鬼殺隊によって倒され、全滅しています。ただ、累の過去と最後は『鬼滅の刃』の中でも特に引き込まれる内容となっているので、ぜひもう一度ご覧になってみてはいかがでしょうか？