【SAO】サトライザーはガブリエル・ミラーの正体?強さ・能力や最後は?

SAOアリシゼーション編で登場したラスボス的な存在であるガブリエル・ミラー。彼はGGOではサトライザーという名前で活動していた事がありあのシノンを圧倒する程の実力を誇るプレイヤーでした。今回はサトライザーことガブリエル・ミラーについて、GGO、UWで見せた強さや能力、原作で描かれている最終的に死亡する事になる流れ、アニメで登場した際の声優など情報をまとめて紹介します。

【SAO】サトライザーはガブリエル・ミラーの正体?強さ・能力や最後は?のイメージ

目次

  1. サトライザーはガブリエル・ミラーの正体?
  2. サトライザーの強さ・能力
  3. サトライザーの最後や死亡
  4. サトライザーの過去
  5. サトライザーの声優
  6. サトライザーに関する感想や評価
  7. サトライザーの正体まとめ

サトライザーはガブリエル・ミラーの正体?

SAOの作品情報

サトライザーについて紹介する前にサトライザーが活躍するSAOについて簡単に紹介していきます。

SAOの概要

SAO(ソードアート・オンライン)は2009年から電撃文庫レーベルで刊行されているライトノベルです。元々はオンライン小説として展開されていた同作は作者の川原礫先生が別作品で商業デビューした事をきっかけに商業化される事になりました。VRMMORPGを題材とした作品で、ライトノベルの読者層とマッチし高い人気と評価を獲得しています。

原作のライトノベルは「このライトノベルがすごい」にて殿堂入りを果たす程の高い評価を受け、本作を起点としたスピンオフ作品の展開や題材を生かした作中ゲームをそのままゲーム化する展開などのメディアミックス展開も行われています。アニメ化は2012年の1期を皮切りにこれまで3度に渡って行われている他、オリジナルエピソードを用いた劇場版なども展開されています。

SAOのあらすじ

2022年、世界で初めてのVRMMORPG、ソードアート・オンライン(SAO)が発売されると主人公キリトを始めとしたプレイヤー達は完全なる仮想空間の中に入り込みます。しかしその世界はゲームマスターであり開発者の茅場晶彦によって自発的ログアウトの不可、ログアウトするにはゲームをクリアするしかない事、そしてゲーム内での死は現実世界での死を意味する事が宣言されます。

楽しかったはずのVRMMORPGの世界はこうしてデスゲームへと代わり、主人公キリトを始めとしたプレイヤー達は生き残る為にSAOのクリアを目指す事になるのです。後に作中ではSAO事件として扱われるSAO編以降は舞台となるゲームを変えながらVRMMORPGにまつわる様々な出来事やSAO事件の影響を反映したあらすじが展開されていきます。

サトライザーのプロフィール

サトライザーはSAOで登場する作中ゲームガンゲイル・オンライン(通称GGO)で行われる個人戦大会、バレット・オブ・バレッツ(BoB)に出場していたプレイヤーです。BoBでは第1回大会で優勝する程の実力を誇り、第4回でも第3回優勝者であるシノンを圧倒する実力で優勝したプレイヤーです。日本限定開催となった第2回、第3回大会には出場してこなかった事からシノンからはアメリカのプレイヤーだと考えられています。

アニメ版では上記のエピソードに加えてオリジナルエピソードが追加され、GGOでフィールドで孤立したスコードロンを対象にPKを行うスコードロンを運営、勝率100%を誇るようなスコードロンでしたが、シノンから要請を受けたキリトやアスナらと交戦し撤退するというエピソードが追加されています。これにより、個人での実力が抜きんでているだけでなく指揮官としても優秀である事が強調されていました。

サトライザーのアバターとしての容姿は第1回大会時点は不明ですが第4回大会以降は、髪を短く切り揃えた金髪碧眼の青年風アバターで、実用性重視で飾り気のない現代の戦闘服を着用しています。

正体であるガブリエル・ミラーとは?

サトライザーの名前はGGO編初期から登場するような名前でしたが、その正体は長く不明のままでした。そしてアリシゼーション編でその正体がガブリエル・ミラーである事が明らかになります。

アメリカの軍事会社の最高責任者

ガブリエル・ミラーはアメリカの民間軍事会社「グロージェン・ディフェンス・システムズ」の役員にして作戦責任者の立場にあるいわばプロの傭兵です。会社としてはNSA、アメリカ国家安全保障局ともつながりがある程の会社であり、NSAの依頼を受けてオーシャン・タートルを襲撃する際には、実際に現場で指揮を取っているなど自身もその道のプロです。

VRプレイヤーとしても圧倒的な強さを持っているガブリエル・ミラーですがその戦闘技術や経験などの強さはは現実世界で培ったものであると言えます。個人としても優秀な兵士であり冷静沈着である故に感情の起伏が乏しく、また作戦の為とはいえ日本語での会話を短期間に習得するなど単純な戦闘の強さ以外にも優秀な一面を見せています。

ガブリエル・ミラーの作中での行動

SAO作中ではガブリエル・ミラーはオーシャン・タートルの襲撃を指揮、アリスのフラクトライトを狙いますがラースによって外部からのアクセスをロックされてしまった事から、ラースが用意していたスーパーアカウント「闇神ベクタ」を使用してアンダーワールドの世界にダイブします。ダークテリトリー軍を率いて人界に進軍すると、アリスの奪取を第一の目的として行動します。

アリスの拉致に成功すると、現実世界へと帰還する為、内部から唯一アリスを現実世界に持ち出す事ができるシステムコンソールを目指しますが、ベルクーリの追撃で倒されてしまいます。闇神ベクタのアカウントを使用できなくなった事からサトライザーのアカウントをアンダーワールドにコンバートしサイドアンダーワールドに侵攻、執拗にアリスを追いかける事になります。

TVアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」オフィシャルサイト

サトライザーの強さ・能力

能力①サトライザーとしての強さ

サトライザーとしての強さはGGOのBoBにて2度優勝をしている事でも明らかですが、その優勝の仕方はいずれも圧倒的な方法です。BoB第1回大会では、ナイフとハンドガンだけで優勝しており、BoB第4回大会では、ナイフやハンドガンさえ持たず徒手格闘だけで相手を制圧した上で相手の武器を奪って(現地調達して)勝利するという勝ち方をしています。

ちなみにサトライザーとしての強さはサトライザーのアバタースペックはもちろんですが、それ以上にその正体であるガブリエル・ミラーの現実で傭兵として本物の命のやり取りをしてきた経験に裏打ちされたものであり、ゲーム的ステータスがどのようなものであったかは明かされていません。

武器こそ奪われる事はなかったものの、第3回大会優勝者であるシノンでさえ、まるで歯が立たずに敗れている事からその強さを感じさせていました。アンダーワールドでは闇神ベクタと違い一般アカウントでしかない為、本来は特殊な能力こそ持っていませんが、負の心意の力で全身黒尽くめの異形の姿になってキリトと戦っています。この姿のサトライザーは全属性攻撃吸収というとんでもないチート能力を発揮しています。

ちなみにこの全属性攻撃吸収能力も、アンダーワールド顕現当初は攻撃されてすぐに痛みを感じてしまう事から銃での攻撃を弱点としていました。この弱点を突かれて対峙したシノンに片腕を吹き飛ばされてしまいますが逆にこの経験が銃の攻撃も効かない完全な全属性攻撃吸収を持つきっかけを与える事になってしまいました。

能力②闇神ベクタとしての強さ

闇神ベクタはガブリエル・ミラー自身の持つ個人的な戦闘能力はもちろん、ラースが用意していたスーパーアカウントである故に専用の能力も持ち合わせています。その能力は「フラクトライトの動的データへの干渉」という能力で、端的にいえば、軍隊や手下を簡単に増やす事ができる能力です。この能力自体は戦闘では地味な能力ですが、ガブリエル・ミラーはこの能力を自身の心意と合わせてさらに強力な能力へと変化させます。

その能力とは「剣を向けただけで心意に触れた相手の意識を吸い取る」というチート能力です。元々が戦闘向けの能力ではないにも関わらず、そもそも戦闘にならない能力へと変化する事になるのです。加えて闇神ベクタは他のスーパーアカウントよりも天命(HP)が高めに設定されていたり、基本的なパラメータも高く、術の対象にならないといった優位性を取れる能力を持っています。

ただ闇神ベクタとして実際に自分が戦ったシーンはベルクーリ戦しかありません。それ以前の戦いは闇神ベクタの地位を利用し指揮官として部下に戦わせていた為です。その為、作中で判明した以上の能力を秘めていた可能性もあります。

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サトライザーの最後や死亡

最後や死亡①キリトとの戦い

闇神ベクタとしてはベルクーリと相打ちという形になり死亡する事なく現実世界に帰還したガブリエル・ミラーはすぐにサトライザーのアカウントをアンダーワールドにコンバートさせます。上記でも紹介したように全属性攻撃吸収というチート能力を手にしたサトライザーでしたが、待ち伏せをしていたシノンと交戦後、心神喪失状態から復活したキリトと交戦する事になります。

この戦いは圧倒的にサトライザー有利です。全ての攻撃が効かないサトライザーにキリトは追い詰められ、上半身と下半身を真っ二つにされてしまいまう程でした。それでもキリトの心意は折れず最後にはキリトの剣、夜空の剣の記憶開放術で集めたアンダーワールド中の希望の心意を込めた、キリトのスターバーストストリームによってサトライザーは消滅する事になります。

ただしこの時点ではガブリエル・ミラーは死亡していません。サトライザーのアカウントこそ使用できなくなりますが闇神ベクタの時がそうであったようにアンダーワールドは現実世界の人間にとっては基本的にデスゲームではない為、現実世界に戻る事ができます。しかしサトライザーの場合、受けた攻撃がアンダーワールド中の希望の心意だったのが問題でした。

アリシゼーション編前半のエピソードでユージオを失ったショックを受けている状態でコンソールを操作した事でフラクトライトにダメージを受けキリトが心神喪失状態になってしまったように、フラクトライトそのものに大きな影響を受けると現実世界にも影響を受ける事があるのです。この攻撃を受けてしまった事でガブリエル・ミラーは死亡する事になるのです。

最後や死亡②幽体離脱しアリシアの幻覚を見る

キリトの、アンダーワールド中の希望の心意が籠もった攻撃を受けてしまったサトライザーは意識を失う中でフラクトライトに変調をきたしていました。一般アカウントを使ってでもアンダーワールドの世界に戻ろうと考えていたガブリエル・ミラーでしたが現実世界に戻った時幽体離脱をしている状態でした。

その状況でガブリエル・ミラーはアリシアを始めとしたこれまで自身が殺してきた亡霊に掴まれて地の底に引きずり込まれる幻覚を見ます。絶叫を上げるガブリエル・ミラーの姿も演出なのか現実に絶叫を上げているのかも不明瞭な描き方がされます。

この幻覚は実際に起こった出来事なのかはSAO原作では明かされていませんが、結果としてガブリエル・ミラーはフラクトライトが崩壊し恐怖を覚えた表情で死亡している姿を彼の部下であるクリッターに発見されています。死亡と幽体離脱の関係性は不明ながら作中での描写から死亡する前に幻覚を見て、その幻覚の結果死亡したという流れだとファンの間では理解されています。

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サトライザーの過去

過去①生い立ち

ガブリエル・ミラーが上記のような死亡の仕方をしたのには彼の生い立ちが関係しています。ガブリエル・ミラーはアメリカ、カルフォルニア州ロサンゼルスの郊外にある街、パシフィック・パリセーズという街で生まれます。少年ガブリエルは昆虫標本を趣味とした父の影響から「生物の魂はどこにあるのか」に興味を持つようになります。

その興味の矛先は最初は父と同じ昆虫に向いていまいた。昆虫を殺しては魂の秘密を探求するような趣味を持つようになったのです。

過去②アリシアを殺害

そんな少年ガブリエルには幼馴染と呼べる少女アリシアがいました。しかしガブリエルが10歳の頃、アリシアは父の経営破綻をきっかけに引っ越す事になってしまいます。アリシアを失いたくなかったガブリエルはアリシアを殺害してしまいました。その時、アリシアの身体の中から出てきた魂のような物をみたガブリエルはこれまで以上に魂に執着するようになります。

成人後も実験と称して人を殺し、やがてはサトライザーとしてPvPが基本的に許されているフルダイブゲームであるGGOにのめり込む事になります。アリス襲撃の際に闇神ベクタとしてログインした際、アリシア殺害以来人を殺しても感じ取れなかった魂を感じ取ってしまいます。この事実により、ガブリエル・ミラーはフラクトライトにより強い執着を覚える事になります。

元々オーシャン・タートルへの襲撃はアメリカNSAからの依頼を受けての事でしたが、ガブリエル・ミラーはこれを失敗した事にしてアリスを含むアンダーワールドの魂を自身の物にしようと目論む程でした。そんな魂への強い執着が結果としてガブリエル・ミラーの死亡へとつながったのです。

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サトライザーの声優

石田彰のプロフィール

アニメSAOにてサトライザーの声優を務めた石田彰さんは1988年より声優として活躍しています。独特な声質が特徴の声優として、少年から青年まで演じる事が多く、ミステリアスなキャラクターやクセのあるキャラクターを演じる機会が多くなっています。同時に女性キャラも演じ、業界内の人からも本当に女性が演じていると思われる程の幅の広い声質を持ち、業界内外にファンであると公言する人が多い声優としても知られています。

また声優業界ではもはやセットとなっているキャラソンを歌う事を極力避けている、可能な限り人付き合いを避けている事でも有名で、事務所の命令で余儀なくされて歌った時にも「ファンなら聞いてくれるな」と発言したり、例え自身が主役を務めた作品でも打ち上げに参加しないなど数々のエピソードを残しています。

石田彰の主な出演作品

石田彰さんがこれまで出演した作品と演じたキャラクターとしては「新世紀エヴァンゲリオン」の渚カヲル役、「最遊記」シリーズの猪八戒役、「機動戦士ガンダムSEED」のアスラン・ザラ役、「NARUTO」の我愛羅役、「遊戯王GX」のエド・フェニックス役、「銀魂」の桂小太郎役、「エリアの騎士」の荒木竜一役、「血界戦線」の堕落王フェムト役、「昭和元禄落語心中」の有楽亭八雲役などがあります。

石田彰さんが近年出演した作品と演じたキャラクターとしては「Dr.STONE」の氷月役、「七つの大罪」のリュドシエル役、「賭けグルイ」の尾喰凜役、「深夜!天才バカボン」のレレレのおじさん役、「ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王」の十文字駿河役、「学園BASARA」の竹中半兵衛役、「魔法使いの嫁」のウィル・オー・ウィスプ役、「中間管理録トネガワ」の荻野圭一役などがあります。

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サトライザーに関する感想や評価

ここからは既にSAOを視聴した人のサトライザーについての感想を紹介します。伏線こそ多かったものの、サトライザーのそばにはヴァルゴがいた事もあって、その正体がガブリエル・ミラー=サトライザーと繋がらなかったという声も見られます。断片的に描かれていただけに登場した時は驚いたという声や登場直後のシノンとの戦いがかっこよかったという声も多くなっています。

サトライザーはSAOにこれまで登場したラスボスの中でも純粋悪として認識される事が多いです。特に幼少期から狂人であった事が描かれた事も相まって、VR世界が出来たが故に歪んでしまった茅場や須郷と違って現実世界でも様々な事を実行しているだけに受け入れがたいという声が多いです。

元々SAOでは完全に私利私欲であった須郷がそれぞれのエピソードの中でのラスボスとしてはダントツで受け入れがたいとされるキャラクターでしたが、サトライザーが登場した事、作中で見せた強さや能力なども相まって、悪役としても受け入れがたいキャラクターとして認識される事が多くなっています。それだけに明確に死亡までが描かれてホッとしたという声も見られます。

サトライザーの声優を務めた石田彰さんに関しては、当初は本性を表に見せないサトライザーだけに登場しただけで強さを持ったキャラクターである事が分かる程の演技力に驚いたという声が多いです。キャラクターとしては拒否反応を示される事もあるサトライザーですが、石田彰さんが声優を務めた事でさらにその悪役感が増したという声も多くなっています。

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サトライザーの正体まとめ

GGO編から名前だけは登場していたサトライザー。その正体はアメリカで民間軍事会社を運営するガブリエル・ミラーでした。幼少期から人の魂に興味を持って殺人を繰り返す狂人性と、それらを犯しても現在の地位にいる利発さを兼ね備えたキャラクターである事もあって、SAOでは受け入れがたいキャラクターの代表と言われる須郷に並んだ屈指の悪役とされています。

これまでのSAOのボスキャラの中でも高い戦闘能力を持っているキャラクターだけにその強さは圧倒的であっただけに最後明確に死亡する事まで描かれた事に安堵する声と驚きの声があがる程の徹底した悪役となっています。アリシゼーション編において重要なキャラクターであるのは間違いないのでまだSAOを見ていないという人はサトライザーことガブリエル・ミラーの動きにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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