2020年04月01日公開
2020年04月01日更新
【盾の勇者の成り上がり】元康はクズでうざい槍の勇者?尚文との関係とですぞとは?
盾の勇者の成り上がりの作中に登場する槍の勇者こと北村元康。盾の勇者の成り上がりに登場する北村元康は「ですぞ」口調が特徴のイケメンキャラクターであり、作中で槍の勇者でありながら盾の勇者である岩谷尚文を陥れた1人です。「ですぞ」が特徴の北村元康は作中で行なった数々の愚かな行為により、ファンからはクズでうざいキャラだと評されてしまっています。本記事ではそんな槍の勇者北村元康についてクズでうざいといわれる理由や岩谷尚文との関係、「ですぞ」という口調などについてまとめてご紹介します。
元康とは?
盾の勇者の成り上がりの作品情報
大人気ライトノベル盾の勇者の成り上がりの作中で迫り来る「波」から世界を守るため戦う槍の勇者北村元康。しかし北村元康は槍の勇者でありながら、盾の勇者の成り上がりファンからクズでうざいキャラクターという烙印を押されています。ではなぜ槍の勇者北村元康はクズでうざいといわれているのでしょうか。本記事では北村元康についてクズでうざいといわれる理由や岩谷尚文との関係、「ですぞ」という口調などをご紹介していきます。
盾の勇者の成り上がりの概要
ではまず北村元康がクズでうざい理由や「ですぞ」口調についてご紹介する前に、北村元康が登場する盾の勇者の成り上がりの作品情報や簡単なあらすじをご紹介します。北村元康が登場する盾の勇者の成り上がりとは2012年から「小説家になろう」で連載されているアネコユサギのライトノベル作品です。2012年に連載が開始された盾の勇者の成り上がりは「小説家になろう」の作品に修正を加え、2013年に書籍化されています。
盾の勇者の成り上がりの物語はその名の通り盾の勇者として異世界に転生した主人公岩谷尚文の成り上がる姿を描いた作品となっており、2020年3月現在まで合計22巻もの書籍が発売されてます。そんな盾の勇者の成り上がりはこれまで漫画やアニメ、外伝小説など多数のメディア展開が行なわれており、2020年3月現在までで累計発行部数が合計で780万部を超えるほどの高い人気を博しています。
盾の勇者の成り上がりのあらすじ
ある日、大学生の主人公岩谷尚文は突然異世界に召喚されてしまいます。異世界には槍・剣・弓の勇者として召喚された3人の若者がおり、岩谷尚文は盾の勇者という名が与えられていました。しかし、盾の勇者は異世界で忌み嫌われている存在であり、岩谷尚文は無実の罪で財産から信用まで全てを失ってしまいます。全てを失った岩谷尚文は自分を陥れた者へ復讐することを決意し、奴隷である亜人の少女と共に冒険へと旅立つのでした。
元康のプロフィール
本記事でクズでうざい理由や「ですぞ」という口調などをご紹介する北村元康とは盾の勇者の成り上がりに登場するメインキャラクターの1人です。盾の勇者の成り上がりに登場する北村元康は非常に整った顔をした21歳の大学生であり、槍の勇者として岩谷尚文と共に、異世界のメルロマルクに転生しました。異世界に転生したきっかけが2股がバレて殺されてしまったからであり、北村元康は一途な女の子を毛嫌いしてしまっています。
しかしそのイケメンな容姿を利用して北村元康は異世界の女の子をナンパしまくる女好きな性格をしており、作中で度々岩谷尚文の仲間に手を出そうとします。異世界に槍の勇者として転生した当初、北村元康はマイン達の妄言を信じて岩谷尚文を陥れ、クズでうざい最低な行為を度々行なってしまいます。岩谷尚文が王女に許されてからもこの性格が変わることは無く、岩谷尚文は心の中で北村元康をずっと嫌ってしまっています。
元康はクズでうざい槍の勇者?理由を紹介
クズでうざい理由①マインを盲信する
ではここからは本記事の本題である槍の勇者北村元康がクズでうざいといわれる理由についてまとめてご紹介していきます。まず最初に挙げられるクズでうざい理由はマインを妄信してしまっていることです。盾の勇者の成り上がりの主人公である岩谷尚文は盾の勇者というだけでメルロマルク王国の第一王女であるマインに嵌められ、強姦の罪で捕らえられてしまいます。もちろんですが、岩谷尚文は自身の無実を必死に訴えようとます。
この時北村元康は剣と弓の勇者と同じく、嘘をついたマインを信じてしまいます。そして北村元康は岩谷尚文を最低の男と捉え、岩谷尚文は財産から信用までの全てを失ってしまいます。その後北村元康は妄信するマインの言うことを全て信じ、岩谷尚文のパートナーであるラフタリアを自分のものとしようとします。岩谷尚文は作中で剣と弓の勇者よりも自分の行いが正義だと考えている槍の勇者北村元康を問題視していました。
クズでうざい理由②ラフタリアを無理やり引き離そうとする
盾の勇者の成り上がりの主人公である岩谷尚文は盾の勇者であることから敵と戦うことが出来ませんでした。そこで岩谷尚文は奴隷商人のもとへ行き、ラフタリアという亜人の少女を奴隷として購入します。しかし岩谷尚文はラフタリアを奴隷として扱わず、2人は物語が進む度に篤い信頼を寄せ合うようになります。そんな中、「波」の報酬を貰いに王国へ行った岩谷尚文とラフタリアは問題の槍の勇者北村元康と遭遇してしまいます。
上述でご紹介した通り、女好きである北村元康は美人なラフタリアに注目します。そして奴隷であることを知った北村元康は無理矢理隷属させているのではないかと岩谷尚文に詰め寄ります。岩谷尚文は無視するものの、腹の虫が治まらない北村元康はラフタリアを賭けて決闘を申し込みます。当初岩谷尚文は北村元康を圧倒するものの、マインの邪魔が入り敗北し、王国全体への怒りでカースシリーズを解放させることになりました。
クズでうざい理由③村を滅ぼす
槍の勇者である北村元康はある時、飢饉で苦しむとある村へ足を運びました。そして北村元康は飢饉の村を救うため、「奇跡の種」と呼ばれるとある種子を渡します。これは凄まじい繁殖能力がある種であり、飢饉が救われるかと思われました。しかし奇跡の種の成長は止まることを知らず、人間に寄生してしまう魔物の実へと変わり果ててしまいます。そしてこの魔物へと成長した奇跡の種によって村は滅ぼされてしまいました。
しかし北村元康は良い事をしたと考えており、奇跡の種がそれほど危険な代物であると全く理解していませんでした。滅び行く村を訪れた岩谷尚文はそれを知り、「バカ」と大声で言って北村元康への怒りを露わにします。結局岩谷尚文は北村元康の尻拭いをすることになってしまい、伝説の盾の能力で奇跡の種の力を除去し、無事村を救い出すことに成功しました。
クズでうざい理由④ラフタリアの洗脳を信じる
メルロマルク王国の第一王女であるマインは盾の勇者の成り上がりの作中で岩谷尚文が盾の能力でラフタリアを洗脳していると説きます。普通はありえないのですが、他の勇者と同じく北村元康はこのマインが言う洗脳を信じてしまいます。さらにその後北村元康はメルティも洗脳しているというマインの嘘も信じてしまいます。結局どれもただの嘘であり、剣や弓の勇者は怪しむものの、北村元康は最後までマインを妄信していました。
クズでうざい理由⑤「俺の信じる仲間を信じる」
盾の勇者の成り上がりの作中で北村元康は剣の勇者である天木練と弓の勇者である川澄樹が岩谷尚文に殺されたという知らせを受け、急ぎ仇討ちのために岩谷尚文の前へ立ち塞がります。もちろんこれは真っ赤な嘘であり、岩谷尚文は死体をちゃんと確認したのかと問います。すると突然北村元康は「俺の信じる仲間を信じる」というトンデモ発言を大声で叫び、天木練と川澄樹の殺害に何の疑いも持たずに岩谷尚文と戦おうとしてしまいます。
岩谷尚文は北村元康を破ってもう一度説得を試みます。しかし北村元康は岩谷尚文を信じようとしませんでした。その後三勇教が決起し、無能な勇者達を皆殺しにしようとします。すると北村元康は今までの事を忘れたかのように平気な顔をして岩谷尚文へ協力を仰ぎます。岩谷尚文はこのセリフに驚愕し、唖然としてしまいました。この愚かしい行動は北村元康がクズでうざいといわれてしまっている大きな理由となっています。
元康が行った善行はある?
北村元康は四聖勇者の1角である槍の勇者でありながら、盾の勇者の成り上がりの作中で一切まともなことをしていません。唯一善意で行なったことは、北村元康が飢饉に陥った村に奇跡の種を恵んだことだけです。奇跡の種には封印指定されるほど危険なものだという説明があったのですが、バカの北村元康は説明を読まずに種を渡してしまいました。結局村は奇跡の種で滅び、北村元康が行なった唯一の善行にはなりませんでした。
元康と尚文や他の勇者との関係
元康と尚文の関係
盾の勇者の成り上がりの主人公である岩谷尚文と槍の勇者である北村元康は共に四聖勇者として異世界に召喚されたいわば被害者同士の関係にあります。しかし、北村元康はマインを妄信してしまったことで岩谷尚文を最低な男だと認識して眼の敵としています。一方岩谷尚文は自身を陥れた者の1人として北村元康を毛嫌いしています。まるで犬猿の仲のような関係にある岩谷尚文と北村元康は結局最後まで争うことになってしまいます。
元康と他の勇者との関係
基本的に槍の勇者北村元康と剣の勇者天木錬、弓の勇者川澄樹はいつも同じ勇者でありながら別行動をしており、まったく協調性がありません。しかし北村元康はどうやら天木錬と川澄樹を大事な仲間と捉えているらしく、2人が岩谷尚文に殺されたという嘘を言われた北村元康は急いで仇を討ちに行きました。また北村元康・天木錬・川澄樹の3人は岩谷尚文を嫌っており、協調性が無いものの、性格や行動は似た者同士となっています。
元康の「ですぞ」とは?
元康の「ですぞ」口調はいつから登場した?
当初槍の勇者であるクズでうざい北村元康は盾の勇者の成り上がりの作中で普通に喋っていました。しかし、web小説版で北村元康は異世界を襲う霊亀と戦った後、突然「ですぞ」といった変わった口調になってしまいます。またアニメ版の最終回でも同じく北村元康は「ですぞ」口調で喋っていました。ではなぜ普段普通の喋り方をしていた槍の勇者北村元康は盾の勇者の成り上がりの作中でいきなり「ですぞ」口調になったのでしょうか。
元康の「ですぞ」口調の理由
#なりきりさんがRTしてくださってまだ見ぬなりきりさんと繋がりたい #なりきりさんとつながりたい
— 愛の狩人/槍の勇者 (@Love_hunter_4) March 15, 2019
タグを流しますぞ!
槍の勇者のやり直しから愛の狩人、北村元康ですぞ!
反応していただければ迎えに行きますぞ、人選はなしですな
ですが赤豚共は勘弁して欲しいですぞ… pic.twitter.com/K5UZlKmA6N
北村元康は盾の勇者の成り上がりの作中で霊亀と戦った際、妄信していたマインに裏切られたことで岩谷尚文と全く同じように信頼や名声などの全てを失ってしまうことになります。すると岩谷尚文の仲間であるフィーロが手を差し伸べ、彼女に救われた北村元康は岩谷尚文に忠誠を誓うようになりました。「ですぞ」という変わった口調は傲慢で愚かだった過去の北村元康との決別と変化を表すために作者が設定したのです。
元康のアニメ最終回での「ですぞ」口調の理由
原作小説では霊亀戦で全てを失い、フィーロに救われたことで北村元康は「ですぞ」口調に変わりました。一方アニメ盾の勇者の成り上がりで北村元康は「ですぞ」口調を最終回の中で言うのですが、その理由が原作と違っています。アニメ版で北村元康は「ですぞ」をマイン達に囲まれた状態で言っており、霊亀戦が理由ではなさそうなのです。おそらくこれはアニメ2期への期待として設定され、新たに独自の物語が作られたと考えられます。
元康の最後は?主人公に?
元康の最後は裏切られる?
上述でご紹介したのですが、北村元康は盾の勇者の成り上がりに描かれた霊亀との戦いで妄信していたマインに裏切られてしまいます。マインに裏切られて全てを失った北村元康は女性不振になってしまい、荒んだ生活を送るようになります。そんな中、北村元康はフィーロに助けられ、飼い主である岩谷尚文に忠誠を誓うことになります。そして北村元康はフィーロと仲良くする岩谷尚文に嫉妬し、カースシリーズを解放しました。
元康は別作品で主人公に?
盾の勇者の成り上がりシリーズには、「槍の勇者のやり直し」という北村元康を主人公においたスピンオフ作品があります。この作品は北村元康が時間遡行というスキルで異世界に召喚されたばかりの時に戻り、クズでうざいといわれた人生をやり直していくといった物語が描かれています。本編で活躍出来なかった北村元康ですが、このスピンオフ作品で未来を知っていることから大活躍し、見事クズでうざいという汚名を晴らしました。
元康に関する感想や評価
盾の勇者の成り上がりみてるんだけど元康さんめちゃくちゃドクズで笑う
— rabbit (@rabbitblueberry) July 19, 2019
盾の勇者の成り上がりに登場する北村元康に関する感想では北村元康がクズでうざいといった感想が非常に多く寄せられていました。本記事でご紹介した通り、北村元康は盾の勇者の成り上がりの作中でマインを妄信し、岩谷尚文に最低な行為を多数行なってしまいます。この愚かな行動から北村元康はクズでうざいというレッテルが貼られ、読者にも嫌われてしまっています。
盾の勇者一応見てるんだけど、尚文君の不遇より元康君の無能っぷりの方がイライラポイントになりつつある
— にのさn (@ninosa_n) February 14, 2019
盾の勇者の成り上がりに登場する北村元康に関する感想では北村元康が無能といった感想も多く寄せられていました。北村元康は四聖勇者の1つである槍の勇者として異世界に召喚されるものの、本人が無能であることから全く役に立ちません。このあまりにも無能すぎる姿は上記の感想にもある通り、読者から笑いを通り過ぎてイライラするといわれてしまっています。
「槍の勇者のやり直し」って漫画が凄く面白い。個人的には「盾の勇者の成り上がり」より好き。
— いちじく。 (@Fate_pero) February 28, 2020
外伝作品で、盾成(漫画、アニメ)でクズ一直線の槍の勇者、北村元康が主人公。
元康大嫌いだったのに、この作品で大好きになりました😦#漫画 #槍の勇者のやり直し #槍直#盾の勇者の成り上がり #盾成
盾の勇者の成り上がりに登場する北村元康に関する感想では「槍の勇者のやり直し」を見て北村元康を好きになったという感想も見受けられました。本編で無能な北村元康は「槍の勇者のやり直し」で大活躍し、異世界を救うために勇者達と協力して「波」に立ち向かいます。この作品で汚名を晴らした北村元康は一気に株が上昇し、一躍人気キャラクターの1人に数えられることとなりました。
元康についてまとめ
本記事では盾の勇者の成り上がりに登場する槍の勇者北村元康についてクズでうざいといわれる理由や「ですぞ」口調などをまとめてご紹介しました。北村元康は確かに作中でクズでうざいといわれても仕方の無い行動を度々とっています。しかし北村元康はただ頭が良く無いだけであり、決して悪い事をしているとは考えていません。もし北村元康の周りがマインなどの悪党でなければ、もっと勇者らしい生き方をしていたことでしょう。