あの花のあらすじをネタバレ!アニメ版・劇場版のストーリーと登場人物は?

アニメから始まり劇場版・実写化といずれも高い人気を誇るのがあの花こと、あの日みた花のあの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。です。泣けるアニメの1つとして様々なメディアで展開されています。今回はあの花のアニメ・劇場版それぞれのストーリーのあらすじを最終回までネタバレありで紹介しつつ、あの花の主要な登場人物や名言、メディアミックス展開などについてネタバレありで紹介していきます。

あの花のあらすじをネタバレ!アニメ版・劇場版のストーリーと登場人物は?のイメージ

目次

  1. あの花とは?
  2. あの花のあらすじネタバレ~アニメ版ストーリー~
  3. あの花のあらすじネタバレ~劇場版ストーリー~
  4. あの花の主な登場人物一覧
  5. あの花の名言集
  6. あの花のその他のメディアミックス
  7. あの花に関する感想や評価
  8. あの花のあらすじネタバレまとめ

あの花とは?

あの花の概要

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。通称「あの花」は2011年4月から6月にかけてフジテレビ系の深夜アニメ枠、ノイタミナにて放送された原作を持たないオリジナルアニメです。アニメをベースに、2012年には漫画化、2013年には劇場版、2015年には実写ドラマ化が行われるなど様々なメディアミックス展開が行われています。

あの花の聖地

あの花は放送前にはその舞台設定が明かされていませんでしたが、あの花作中様々な場面の様子から埼玉県秩父市が舞台のモデルになっている事が明らかになりました。監督の長井龍雪さんは東京とは微妙な距離感があり山に囲まれた土地の閉塞感の雰囲気を持った場所を望んだため、脚本を担当した岡田麿里さんの地元である秩父市が選ばれる事になりました。

あの花の舞台の発表自体はアニメ放送後に行われましたがあの花のアニメ化の計画が発表された2010年頃から、秩父市など関係各所とは協議を続けており、アニメ放送開始後に一斉にイベントが行われる、あの花の中に実際に秩父市に存在する建物が登場するなど協力的な姿勢を取っていました。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。| アニメ公式サイト

あの花のあらすじネタバレ~アニメ版ストーリー~

アニメ版ストーリー①第一話 超平和バスターズ

様々な出来事が重なり高校を不登校になってしまい引きこもり同然の生活を送っていた少年、宿海仁太(じんたん)の前に、かつて事故によって死んでしまい、大きなトラウマを与える事になった幼馴染、本間芽衣子(めんま)が姿を現します。何の脈絡もなく姿を見せためんまにじんたんは最初、様々な要因から幻覚を見ているものと思いますが、めんまはじんたんの生活に溶け込み、「お願いを叶えて欲しい」と伝えてきます。

混乱するじんたんの前に、追い打ちをかけるように同じ高校に通う幼馴染、安城鳴子(あなる)が夏休みの宿題を届けにやってきます。じんたんを気にかけ叱咤するあなるでしたがじんたんはそれを追い返すようにしてしまいます。じんたん、めんま、あなる、さらにゆきあつ、つるこ、ぽっぽの幼馴染6人組はかつて「超平和バスターズ」を結成していましたが、めんまの死後、疎遠になってなってしまっていたのでした。

あなるを追い返してしまったじんたんにめんまが怒ります。めんまに追い出されるようにしてあなるを追いかけるじんたんですがあなるに合う前に、偶然ゆきあつとつること遭遇。逃げるように家に戻ってしまいます。

じんたんには以前にも逃げてしまった事がありました。まだ超平和バスターズが仲良し6人組だった頃の事、秘密基地の中であなるがじんたんに「じんたんってめんまの事が好きなんでしょう?」と聞かれ、「誰がこんなブス!」と照れ隠しをして答えてしまいそのまま逃げ出してしまったのです。じんたんは明日謝ろうと帰り道に考えましたが、明日が来る事はありませんでした。

自身の過去を思い返したじんたんは自ら行動を起こします。とある場所に向かったのです。そこはかつて超平和バスターズが使っていた秘密基地でした。しかしじんたんが秘密基地にたどり着くと何故か秘密基地には灯りが着いていました。じんたんがそこで再会したのが超平和バスターズの1人、ぽっぽでした。

アニメ版ストーリー②第二話 ゆうしゃめんま

ぽっぽは昔とは違って体格に優れた青年に成長していました。じんたんのめんまの幽霊が見えるという話も信じ、めんまの願いを叶えるというじんたんにも協力してくれる事になります。早速めんまの願いが何かを考える2人。そこでぽっぽが思い出したのが超平和バスターズ当時、みんなで遊んだゲーム、ノケモンでした。めんまがレアモンスターを欲しがっていた事を思い出したのです。

じんたんはさっそくノケモンを手に入れる為にゲームショップを訪れます。そのゲームショップではなんとあなるがアルバイトをしていました。めんまが欲しがっていたレアモンスターが通信交換をする必要があった事からあなるも協力して数時間後、目当てのレアモンスターをゲットします。しかしめんまの願いはノケモンではなく、めんまが消える事はありませんでした。

しかしめんま自身は、かつてのように遊ぶじんたんとあなる、ぽっぽを見てどこか満足気な表情を浮かべ「3人が仲良しになってよかった」とつぶやくのでした。

アニメ版ストーリー③第三話 めんまを探そうの会

あなるとめんまの説得を受けて久しぶりに学校に行く事にしたじんたんでしたが道中再会した同級生から茶化されてしまい結局秘密基地に逃げ込みます。そんな秘密基地に姿を見せたのがぽっぽでした。ぽっぽは挙動不審気味に「めんまを見た」と言うのでした。しかしぽっぽの見ためんまの特徴を聞き、じんたんは違和感を覚え自宅に帰宅します。先にネタバレしておくとぽっぽの見ためんまはめんまではありません。

家に帰ったじんたんを待っていたのはキッチンをぐちゃぐちゃにしてしまっためんまでした。めんまは超平和バスターズ時代、じんたんの母親がみんなによく振る舞ってくれた蒸しパンを再現しようと奮闘したのですがあまり上手くいかなかったのです。そんなめんまの行動にじんたんは亡くなってしまったお母さんの事を思い出すのでした。

一方ぽっぽは自身もめんまを見た事からぽっぽなりに真剣に考えて超平和バスターズのみんなでバーベキューをしようと計画します。じんたんは当初、行く気を見せませんでしたがめんまに引っ張られる形で参加する事になります。誰も来ないのでは?と考えていたじんたんの考えに反しみんなそれぞれの考えを持って参加してくるのでした。さらに最後にやってきたゆきあつもまためんまを見たと言い出すのでした。

アニメ版ストーリー④第四話 白の、リボンのワンピース

あの花4話は3話の最後から続く形であらすじが展開されます。めんまを見たというゆきあつはめんまが「これ以上騒ぎ立てないでくれ」と言っていたというのです。めんまは精一杯それを否定しますが、当然その声はじんたんにしか届きません。じんたんもそんなめんまの言葉を受けて「集まってくれたら嬉しい」「忘れないでくれたら嬉しい」というめんまの言葉を代弁しますが誰もその言葉を信じる事が出来ませんでした。

トドメとばかりにゆきあつは「いつまでもめんまに囚われていてはいけない」と言って帰ってしまいます。じんたんもゆきあつの言葉を受けて帰路についてしまうのでした。残されたぽっぽ、つるこ、あなるの3人、残された食材を食べながらつるこはぽっぽに「どんなめんまを見たのか」と問いかけます。ぽっぽは上手く説明できませんでしたがつるこはそんなぽっぽの様子から何か感じ取る部分があるような素振りを見せます。

翌日、相変わらず家にいるじんたんの元につるこが訪ねてきます。つるこはじんたんにあるお願いがあったじんたんの元を訪れたのでした。夕方、じんたんはつるこのお願いを受けてゆきあつを待ち伏せします。じんたんは敢えて「俺のめんま」と強調してゆきあつに話をします。ゆきあつは怒鳴り散らすような怒り方はしませんでしたが静かに怒り、じんたんの事を貶して去っていくのでした。

その後ゆきあつを除いた5人が秘密基地に集まります。コーヒーを飲みながら話す中、小便に出たぽっぽとついていっていためんまが「めんまを見た」と言いながら戻ってきます。ぽっぽとめんまに連れられる形で森に入る5人はそこでめんまが良く着ていた白いワンポースの誰かを見かけ追いかけます。

1度はその姿を見失いますがぽっぽ達が見ためんまの正体になんとなく気づいていたつるこによってその正体がなんとゆきあつがめんまの服装を真似た格好だった事が明らかになるのでした。3話冒頭のあらすじにてぽっぽが見ためんまもゆきあつが女装したか姿だったのです。またネタバレするとつるこはゆきあつが怪しまれずに女性もののアイテムを購入するのに付き合わされていた為、その事に気付く事が出来たのでした。

アニメ版ストーリー⑤第五話 トンネル

めんまの服装をしていた事がバレてしまったゆきあつは、本当は誰よりも自分がめんまの事を引きずっているのは自分であると、告白します。ゆきあつはめんまは自分の事を恨んでいるはずで化けて出るなら自分の前のはずだ、自分に見えないのならめんまはいないんだと自分に言い聞かせるように叫ぶのでした。

めんまが死んだ日、秘密基地を飛び出したじんたんを追いかけるめんまを呼び止めたのがゆきあつでした。ゆきあつはめんまの事が好きでありぱっちん(髪留め)をプレゼントに渡そうとします。その時、めんまは結局受け取らずにじんたんを追いかけてしまうのですが、ゆきあつの中ではあの時自分が呼び止めなければめんまは死ななかったかも知れないとずっと後悔していたのでした。

それぞれが日常に戻ります。ゆきあつも平穏を取り戻し、じんたんを焚き付けるなど動いてくれたつるこに感謝を伝えるのでした。そんな中、あなるは友達からの誘いを断りきれずに合コンに参加する事になります。その合コンからの成り行きでホテルに連れ込まれそうになった所を助けたのがゆきあつでした。帰りの電車の中、基本的に頭が良いゆきあつは自身もじんたんも過去に囚われていると話すのでした。

アニメ版ストーリー⑥第六話 わすれてわすれないで

じんたんはめんまの願いが自分が学校に行く事かも知れないと今度こそ学校に出席します。しかし珍しいじんたんの登校よりも話題になったのはあなるでした。なんとあなるがラブホに行ったという疑いをかけられていたのです。教室での様々な噂に耐えるあなるを見かねたじんたんは自分に注目を集める事であなるをかばい、様々な事を言うのですが、そんなじんたんをあなるは無理矢理学校から連れ出すのでした。

あなるは恥ずかしさのあまりじんたんを連れ出しますが怒っているのではなくむしろ晴れやかな気分になっているでじんたんに「ありがとう」というのでした。学校を抜け出したじんたんとあなるは秘密基地に出向きます。家に帰りたくないというあなるが秘密基地に泊まると言い出し掃除をする中、ぽっぽがめんまの家に行ってみないかと提案するのでした。

3人でめんまの家に行くと出迎えてくれたのはめんまのお母さんでした。表向きは優しく出迎えてくれるお母さんでしたがじんたんだけはどこか影のある様子を感じ取ります。それでもお母さんはめんまの日記を3人に渡してくれるのでした。帰り道日記を見て願いを探そうというぽっぽに対し、めんまの母親の様子を見たあなるが帰ると言い、じんたんもめんまの事が気になってぽっぽを置いて帰るのでした。

じんたんがめんまにめんまの家に言った事を話すとめんまはじんたんに怒りました。めんまはめんまの死後、お母さんがめんまに囚われているのを見ており、もう寂しい思いはさせたくないと言い泣いて怒るのです。めんまと喧嘩のようになったじんたんは家を出ると頭を冷やそうと秘密基地に足を向けますがそこには何故か帰ったはずのあなるもいるのでした。

アニメ版ストーリー⑦第七話 ほんとのお願い

帰ってきたぽっぽも合わせて3人でめんまの日記を読む事にします。その内容は小学生並みの内容ばかりでしたが、その日記がヒントになって、過去に超平和バスターズで病気のじんたんの母親の為に大きな花火を作ろうとしていた事、当時挫折した事を思い出したのです。日記にも書いてあるこの花火こそがめんまの願いなのではないかと考えます。

後日、ゆきあつとつるこも加わって花火の話をしますが、当時考えていたものはやはり子供の発想であり実現は難しく、じんたんの父親の紹介で祭りの花火師に話を聞きに行く事はできましたが資金面に問題がありました。それでもじんたんは花火をあげる為、ぽっぽの紹介で工事現場、あなるの紹介でゲームショップでアルバイトを開始します。

じんたんはめんまにアルバイトの事は隠していましたが帰りが遅くなるのでめんまも不審に思います。じんたんの後をつけためんまはそこでじんたんが自分の願いを叶える為にアルバイトをしている事を知る事になり満足気な笑みを見せるのでした。

なんとか頭金となる資金を貯めて花火師に改めて相談に行くじんたん達でしたが、花火師から断られてしまいます。花火師いわく、祭りの役員に止められたからだと言うのですが、その役員というのがめんまの家だという事が明らかになります。祭りの役員がめんまの父親なのか母親なのか両方なのかは分かりませんが少なくとも母親が妨害しようとしているのはストーリーの中でネタバレされています。

アニメ版ストーリー⑧第八話 I wonder

じんたん達5人はめんまの家を訪ね、めんまの母親に花火の件を直談判します。しかしめんまの母親は決して首を縦には振らず、その感情を表に出します。めんまの母親は未だにめんまの死に囚われており、仲の良かったじんたん達がめんまを置いて成長する事が受け入れられずにいたのです。結局めんまの母親を納得させる事はできず、ゆきあつからは花火計画の中止も提案されます。

実現するかも分からないままじんたんはそれでもアルバイトを続けて資金を稼ごうとしますが、掛け持ちした上に無理した事もあってゲームショップでのアルバイト中に倒れてしまいます。看病をしてくれたあなるの話も半分の状態で仕事に戻ろうとするじんたん。そんなじんたんの様子を見ていられずあなるは背中に抱きついてじんたんを止め、過去の思いを吐露するのででした。

あなるは幼い頃、じんたんの事が好きでした。そんなじんたんの気持ちを確かめる為に、「めんまが好きなんでしょ?」という質問をしたのです。そしてじんたんの言葉を聞いて嬉しくなってしまった自分がいた事、今のそのじんたんへの思いが消えていない事を打ち明けます。そんなあなるの言葉にじんたんは自分の気持ちもよく分からないままそれでも動き続けるのでした。

なんとかアルバイトを終えて家に帰ったじんたんでしたがあなるが感情的になっていった言葉を思い出します。めんまの願いを叶えるという事はめんまが消えてしまう事をあなるが口にしていたのです。自身の行動に矛盾を感じるじんたんは自然と涙を流すのでした。

母親の墓参りにきていたじんたん。その裏でつることゆきあつの家にじんたんの家から無言電話がかかってきていました。じんたんがバイト終わりに看病の時に借りていたあなるのハンカチを返そうと秘密基地を訪れるとそこにゆきあつとつるこもいました。ゆきあつはじんたんに無言電話の事を尋ねますが当然じんたんは電話の事を知りません。そんなじんたんの態度にゆきあつは胸ぐらを掴んで責め立てます。

あわやゆきあつがじんたんに殴りかかる所を止めたのが床に落ちた日記でした。ぽっぽがその日記を拾い上げるとそこに新しい日記が書かれていました。

アニメ版ストーリー⑨第九話 みんなのめんま

あの花9話はじんたんの家から始まります。あの花8話でめんまの存在を認識し始めたゆきあつ達はじんたんの家でめんまの作った蒸しパンをごちそうになる事になります。当然めんまの姿が見えるのはじんたんだけなのでその様子は4人にとってはホラーですが、確かにそこにいるのを確認できるのでした。こうして再び花火をあげるべくそれぞれに行動を開始します。

じんたんがさらに精力的にバイトをして資金を稼ぐ一方でゆきあつとつるこはめんまの父親の元を尋ねて花火をあげさせて欲しいとお願いにいきます。めんまの父親はめんまの母親に思い出させたくないからと言いますがゆきあつは土下座までして許しを得ようとします。そのかいあってかなんとか花火づくりをしてもらえる事になります。

花火の製作を全員で手伝う中、じんたんのめんまに対する様子を見て、あなるが感極まって逃げ出してしまいます。それはゆきあつも同様でゆきあつはあなるにシンパシーを感じていました。そんなゆきあつとあなるの様子をつるこはそっと影で見ているのでした。そんな中、ついに花火を上げる日取りも決まります。

アニメ版ストーリー⑩第十話 花火

あの花10話ではぽっぽが企画した花火打ち上げ前夜の決起集会が行われます。決起集会の最中、ゆきあつの提案で、あの時の再現をしようと言い出します。反対するじんたんでしたが、あなるから始まり、ゆきあつ、ぽっぽと続きじんたんの答えを迫ります。じんたんはあの時とは違い「好きだ」と答えますが逃げ出そうとし、ぽっぽに「そこで逃げたら同じことになるぞ」と呼び止められるのでした。

ぽっぽの言葉に振り返ったじんたんが見たのはあの時の困った顔のめんまではなく涙を流すめんまでした。それぞれが抱いた思いが描かれる中、ついに花火が打ち上げられる事になります。じんたんは最後の最後まで本当に打ち上げていいのか迷いますが、用意した花火はきれいに打ち上げられます。その花火は、めんまの弟、さらにはめんまの両親も見守っていました。しかしめんまが消える事はありませんでした。

アニメ版ストーリー⑪第十一話(最終回) あの夏に咲く花

あの花最終回は花火打ち上げの直後から描かれます。結局消える事のなかっためんま。そんなめんまの様子にじんたんはある事を感じていました。そしてそれは超平和バスターズの他のメンバーも同様でした。ゆきあつに神社に呼び出されたじんたん。じんたんが神社に出向くと神社には超平和バスターズが集合していました。

あなるはめんまが消えなかったのは自分達がちゃんとめんまの事を考えていなかったからではないかと言います。あなる自身はめんまがいなくなればじんたんが自分の方を向いてくれるかもしれない、ゆきあつはじんたんにだけめんまが見えている現状が耐えられず、つるこはゆきあつの隣にいる為だったとそれぞれの思いを吐露します。

さらにぽっぽは過去の事まで吐露します。実はめんまが死んだあの日、ぽっぽはめんまが川に流されていくのを目撃していたというのです。ぽっぽは事実に耐えきれず、だからこそ海外を旅していた事、それでも最後には結局戻ってきてしまう事を打ち明けました。ぽっぽが最終回に至るまで色々と企画をしていたのもそんなめんまが流れていく姿が脳裏に焼き付いてしまっているからでした。

超平和バスターズはそれぞれの思いを吐露した事で今後こそめんまを成仏させようと全員で一致団結します。じんたんはめんまを家に迎えにいきますが、そこには全員が思いを吐露したのをきっかけに消えかかり自力では立てなくなっているめんまがいました。じんたんはめんまを背負い、急ぎ秘密基地に向かいます。しかし秘密基地についた時、じんたんにもめんまが見えなくなってしまうのでした。

じんたんにも見えなくなってしまっためんまは最後の力を振り絞り「かくれんぼだよ!」と言いみんなが探しに出ます。全員が秘密基地から出ていったのを見送りながらめんまはそれぞれに手紙を書きます。一晩中めんまを探し夜が明けそうになった頃、あなるがめんまの日記の切れ端を発見します。日記にはめんまのそれぞれに対する思いが描かれていました。

5人は「もういいかい!」と叫びながらめんまを探し、めんまは「もういいよ!」と答えます。その答えはじんたん以外にも聞こえました。そして木にもたれかかるめんまの姿も見えるようになります。みんながめんまへの思いを伝える中、最後にめんまを見送るべく、「めんま、みーつけた!」と言いめんまは「見つかっちゃった」という言葉を最後に成仏していきました。

あの花最終回の最後は超平和バスターズのその後が描かれる形で幕を閉じます。じんたんはあなると共に高校に通うようになり、ゆきあつとつるこは以前より少し距離が縮まったのが伺え、ぽっぽも高卒認定を取るべく勉強を開始していました。そして秘密基地にいるじんたんが、元々書かれていた「超平和バスターズ」の後ろに「ずっとなかよし」と描かれているのを見て最終回は締めくくられます。

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あの花のあらすじネタバレ~劇場版ストーリー~

劇場版ストーリー①超平和バスターズ

あの花劇場版のあらすじはめんまの成仏から1年後、めんまが残した最後の手紙をお焚き上げする為に超平和バスターズが集まるという形で展開されます。そして集まったメンバーがそれぞれ思い返す形であらすじが展開されていくのです。その為、冒頭にアニメのあらすじよりも詳細に超平和バスターズ時代の様子が描かれる形で始まります。

ロシア人と日本人のハーフの母を持つクォーターで銀髪が特徴的なめんまは他の子供達から浮いた存在でした。そんなめんまに手を差し伸べたのがじんたんです。じんたんを中心に、ゆきあつ、ぽっぽ、あなる、つるこ、そしてめんまという仲良しグループ超平和バスターズで毎日楽しい日々を送っていました。

劇場版ストーリー②めんまの死から5年後

そしてめんまの事故が起こり超平和バスターズは解散してしまいアニメあの花のあらすじへと繋がっていきます。しかしアニメあの花のあらすじとあの花劇場版のあらすじでは展開が異なりじんたんは自ら疎遠となっていた超平和バスターズのメンバーに会いにいきます。しかしぽっぽ以外は信じようとしませんでした。

劇場版ストーリー③めんまの願いを叶えるために

あの花劇場版のあらすじの中でぽっぽ以外のメンバーがめんまの存在を確信するのは、めんまとゆきあつだけの秘密をじんたんがめんまに聞いて話した事がきっかけになっています。その後めんまの日記を確認し花火を作るもめんまが消えなかったというあらすじはアニメあの花のあらすじと基本的に一緒の展開です。

劇場版ストーリー④めんまの本当の願い

花火でも消える事がなかっためんまは自身の願いが既にかなっていた事を思い出します。めんまの願いはかつてじんたんの母親と約束した「じんたんがもっと泣いたり笑ったりできるように」というもので、超平和バスターズの再集結によって叶えられていたのです。その後秘密基地でかくれんぼをし全員に見つかるのもアニメあの花最終回の展開と同様になっています。

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あの花の主な登場人物一覧

主な登場人物①宿海仁太(じんたん)

あの花の主人公にあたるのが宿海仁太、通称じんたんです。超平和バスターズのリーダー的存在でしたが、めんまの死、さらには元々病気だった母親も死んでしまい、どん底の状態で挑んだ高校受験にも失敗した結果、地元でも底辺と言われる高校に通う事になり引きこもりような状態になってしまいました。アニメあの花でもあの花劇場版でも自分の発言がめんまの事故を引き起こしてしまったと考えています。

主な登場人物②本間芽衣子(めんま)

あの花のメインヒロインが本間芽衣子通称がめんまです。事故で亡くなってしまいましたが突然じんたんの元に現れる事になりました。容姿こそじんたん達と変わらない形で成長していますが、精神面は事故当時のままです。願いを叶えて欲しいとじんたんに言いますがめんま自身も最終回に至るまでその願いが何かを思い出せずにいましたが最終回の中で思い出しています。

主な登場人物③安城鳴子(あなる)

超平和バスターズ時代からじんたんの事が好きなのが安城鳴子通称あなるです。超平和バスターズ時代は引っ込み思案な性格をしていましたが高校デビューし派手な服装や友達を選ぶようになりました。しかし今もじんたんの事を思っているのは変わらず、当時からめんまに対して好きという気持ちと嫉妬を同時に抱えるという複雑な感情を持ち続けています。あの花劇場版では特にめんまの死を自分のせいだと責めるシーンが増えています。

主な登場人物④松雪集(ゆきあつ)

超平和バスターズ時代からじんたんをライバル視していたのが松雪集通称ゆきあつです。じんたんが受験に失敗した高校に通っているおり頭が良くまたルックスも良いので女子からも人気があります。超平和バスターズ時代めんまが好きでありあなるとは近いものを感じていました。アニメあの花でもあの花劇場版でもめんまの死を自分のせいだと思っている1人です。

主な登場人物⑤鶴見知利子(つるこ)

あの花の主要な登場人物の中でも大人びた雰囲気を持っているのが鶴見知利子通称つるこです。普段はゆきあつと同じ高校に通っています。他人の感情に敏感である一方、自身の本心を出すのが非常に苦手です。超平和バスターズはめんまには憧れを、ゆきあつの隣にいる事が多いあなるには嫉妬心を抱いていました。めんまの影響を受けて、幼少期には短かった髪を高校生になる頃には伸ばしています。

主な登場人物⑥久川鉄道(ぽっぽ)

アニメあの花でもあの花劇場版でも最初にじんたんの言うめんまの存在を信じ協力してくれたのが久川鉄道通称ぽっぽです。めんまが事故をして流されていく現場を目撃した事で心に深い傷を負い、高校に進学せずにアルバイトしながら海外を回る生活を送っています。最終回に吐露した思いで多くのシーンが伏線だった事が明らかになるキャラクターになっています。

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あの花の名言集

あの花の名言①「あなるはあなるだよ…」

あの花の中でも衝撃的だったと言われるのが安城鳴子の通称あなるでした。超平和バスターズ時代にはその意味を知らずに使っていましたが、高校生になって意味が分かるようになってからはあなる自身も呼ばれるのを嫌がっています。しかしそんな事を気にかけないのがめんまです。なにせめんまは精神的には当時のままなのでよそよそしく呼ぶじんたんに対して

あなるはあなるだよ

と連呼するのでした。最終的には他の超平和バスターズもそれぞれあだ名で呼び合う関係に戻りますが、相対的にめんまがダントツで言っている回数が多いです。

あの花の名言②「めんま、出てこいよ…」

めんまの過去に囚われめんまを演じるまでになっていたゆきあつ。そんなゆきあつの女装癖を薄々感づいていたつるこはじんたんを使って敢えてじんたんにだけめんまが見える事を強調させるような事を言わせます。そんなつるこの策略に見事にハマったゆきあつ。じんたんの挑発を静かに流したかのように見えて冷静ではなく自宅に戻るとクローゼットを開けて、

めんま、出てこいよ。あいつにお前のことみせてやろうぜ。

というのでした。既にネタバレしたようにゆきあつは自らめんまを演じているので、このクローゼットに入っているのはめんまの衣装です。

あの花の名言③「ここで逃げたら同じことに…」

ここで逃げたら同じことになるぞ、じんたん!

花火打ち上げの前日、超平和バスターズは秘密基地で決起集会を行います。その中で登場したのがこの名言です。余興であの日の再現をしようというゆきあつの提案にぽっぽも乗っかります。しかし逃げ出そうとするじんたんにぽっぽはこの名言を言って止めるのでした。

あの花の名言④「見つかっちゃった…」

見つかっちゃった

あの花最終回の名言と言えばやはりめんまの最後のセリフであるこの名言です。最後の最後で超平和バスターズ全員にめんまの言葉が届くようになり姿が見えるようになりました。めんまはみんなに思いを告げ、大量の涙を流しながらも笑顔を浮かべていました。あの花の泣ける最終回の中でも特に泣けると言われる名言です。

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あの花のその他のメディアミックス

メディアミックス①小説

あの花のメディアミックス作品の中でも人気が高いのが小説版です。小説あの花はアニメあの花の脚本を手掛けた岡田麿里さんが手掛けているのですが、アニメの時点では監督らの意見を取り入れた事で変わる前の岡田麿里さんが当初想定した作風に近いかたちで描かれているのです。その他アニメあの花では具体的に明言されなかったキャラクターの心情なども細かく描かれている点が人気の秘密になっています。

メディアミックス②漫画

独自要素も強い小説あの花に対してアニメあの花を忠実に再現したのが漫画あの花です。アニメあの花を原作としてジャンプスクエアにて泉光さんが連載を手掛けました。単行本は全3巻で、再現度の高さから漫画あの花が原作と勘違いしてしまう人もいる程になっています。

メディアミックス③ゲーム

媒体の特性を生かしたメディアミックス展開が行われたのがゲームのあの花です。基本的なあらすじはアニメをベースにしていますが、選択肢を選ぶ事でオリジナルストーリーにも分岐できる、アニメあの花の最終回とは違うエンディングが見られる等ゲームである事を生かしたものになっています。

メディアミックス④実写ドラマ

あの花は単発のスペシャルドラマとして実写ドラマになった事もあります。あらすじは実写の描写に合わせて年齢設定や時間経過等の変更はありながらもアニメを原作にしたものとして展開されました。

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あの花に関する感想や評価

ここからは既にあの花を最終回まで視聴した人の感想を紹介していきます。シリーズの原作にあたるアニメあの花は泣けるアニメとして人気が高いです。アニメの中でも登場人物の心情を細かく描いている作品であり、過去と現在を上手く織り交ぜる事で誰かに共感してしまうという声が多くなっています。

特に最終回は涙なしには見れないという人が多くなっています。超平和バスターズメンバーのそれぞれの思いを吐露するシーンやめんまとのやりとりなど最終回は最終回まで積み重なったものが一気に放出される形でズルいという声も多いです。

またアニメあの花でもあの花劇場版でもエンディングテーマや挿入歌として使われた楽曲「secret base 〜君がくれたもの〜」についての感想も非常に多いです。あの花と「secret base 〜君がくれたもの〜」の歌詞の整合性が非常に高い点はもちろん、特に劇場版では挿入歌として使用されている分流れるシーンが良かったという声も多いです。

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あの花のあらすじネタバレまとめ

あの花はアニメを原作に劇場版や小説、漫画など幅広いメディアミックスがされた作品です。泣けるアニメランキングなどでは必ずと言っていい程ランクインする程に泣けるアニメで、特にアニメあの花最終回は涙なしには見れないという声が多く、またあの花劇場版では挿入歌の使い方も合わさって涙なしには見れないアニメです。

あの花は最終回だけを見ても泣けると言われる程の作品ですがやはりそのあらすじを知っていてこそ最終回での登場人物の思いが重なるのが泣けるというあの花ファンも多くなっています。まだあの花を視聴していない人はぜひ1度あの花を視聴してみてはいかがでしょうか?

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