2018年06月16日公開
2018年06月16日更新
あの花(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)とは?感動作品のあらすじは?
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は「あの花」と呼ばれ名作として名高いアニメ作品です。2011年4月~6月にフジテレビのノイタミナ枠で完全オリジナルアニメとして全11話放送され、2013年にはアニメ劇場版、2015年には実写ドラマ化された作品です。アニメ作品のあらすじをネタバレ紹介、楽曲なども紹介します。まだ見たことがないという方は是非「あの花」をご覧ください。感動すること間違いなしです。
目次
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は色褪せない名作!
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」はA-1Picturres制作による完全オリジナルアニメーション作品です。埼玉県秩父市を舞台としており、2011年4月から6月までフジテレビ・ノイタミナ枠で全11話放送されました。「あの花」と略称で親しまれており、色褪せないアニメ作品となっています。
2011年第15回文化庁メディア芸術審査委員会推薦作品アニメーション部門に選出され、その後2012年に「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」の監督である長井監督が芸術選奨新人メディア芸術部門を受賞しました。またBlu-ray第1巻の初動売り上げは3万枚を越えました。
アニメ放送の2011年7月には小説上下巻を発売、2012年5月号から2013年5月号にジャンプスクエアで漫画化され全3巻発売、同年8月にPSPでゲーム化、2015年にはフジテレビで実写ドラマ化され大きな話題となりました。名作アニメと名高い「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。(あの花)」の各話あらすじをネタバレ紹介していきます。
ちなみに略称は「あの花」ではなく平仮名で「あのはな」が正しいそうです。斜め読みして「あのはな」にするために最後の「知らない。」は一段わざと下げて書いています。ですが「あの花」がファンの間で主流となってしまった今では、監督、キャストや制作側も呼び方にこだわりはないそうです。ロゴにも深いこだわりがある作品です。
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」とは?
6人の少年少女が繰り広げる青春群像劇
各話のあらすじをネタバレする前に大まかなストーリーを紹介いたします。埼玉県秩父市を舞台として、主人公の宿海仁太(やどみ じんた)、本作ヒロインの本間芽衣子(ほんま めいこ)、安城鳴子(あんじょう なるこ)、松雪集(まつゆき あつむ)、鶴見知利子(つるみ ちりこ)、久川鉄道(ひさかわ てつどう)の少年少女6人は仁太を中心とする幼馴染6人組「超平和バスターズ」を結成していました。
夏のある日、川の転落事故で本間芽衣子が亡くなったことがきっかけで彼らは「超平和バスターズ」を自然解散し、死というトラウマを抱えそれぞれの日々を過ごしていました。そんな時、仁太の目の前に死んだはずの芽衣子が現れたことで彼らは再び集まり始め以前のような絆を取り戻しつつ成長していくという物語です。
舞台は埼玉県秩父市
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」の舞台が埼玉県秩父市ということで多くの聖地巡礼者が訪問しました。キービジュアルやオープニング映像でも使用されていた旧秩父橋、超平和バスターズが相談場所で使用していた定林寺(じょうりんじ)、オープニング映像で久川鉄道(ぽっぽ)が柵に座っていた羊山公園などがあります。
西武鉄道や秩父鉄道では放送開始後に中吊り広告やポスターなどが掲示され、2011年9月に開催されたイベントなどで秩父市が一丸となって協力的になったことで聖地としても成功を収めました。他にもあの花ラッピングバスが走っていたり、聖地巡礼マップが配布されていたりと観光客にも親切な街となっています。
あの花の各話あらすじをネタバレ紹介!
第1話「超平和バスターズ」
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」第1話「超平和バスターズ」のあらすじをネタバレ紹介します。幼い頃に母を亡くした主人公の宿海仁太(じんたん)は高校受験に失敗して以来、引きこもりの生活を送っていました。ある日突然、目の前に小学生の頃死んでしまったはずの本間芽衣子(めんま)が成長した姿で目の前に現れます。
めんまは見た目は成長していながらも性格はそのままで、ガラス戸にもその姿は映りません。仁太はめんまが現れたことに自分のストレスが具現化したんだと思い込みますが、いつまで経ってもめんまは消えることはなく「お願いを叶えてほしい」と主張しますが、そのお願いが何なのか彼女自身も分かりません。
そんな時に、仁太と同じ高校の同級生の安城鳴子(あなる)が夏休みの宿題を渡すために現れ、仁太を「みっともない!」叱ります。めんまは鳴子が来たことに喜び抱きつきますが、鳴子は肩の重みを感じるだけでめんまが見えていませんでした。あだ名で呼び合わなくなったことに違和感を覚えるめんまですが、お願いを叶えるために鳴子に頼もうと言い出します。
仁太はめんまに以前の関係が変わったと知らせるために、嫌々ながらも外出し線路沿いを歩きます。その時、柵の上を歩いていためんまが足を滑らせ、仁太はめんまが亡くなった時のことを思い出し受け止めようとしますが勢いよく転び眼鏡が投げ出されてしまいます。その眼鏡を拾い上げたのは松雪集(ゆきあつ)と隣にいる鶴見知利子(つるこ)でした。
2人は仁太の第一志望の高校に通っており、2人を見た仁太は苦い顔をしますが、仁太がひょんなことから「めんま」の名前を出すと集は激怒し、仁太をなじります。その様子を見ていためんまは「ゆきあつのアホー!」と叫び、駆け出した仁太の後を追いますが、めんまの声は集に届くことはありませんでした。
めんまと離れた仁太は昔のことを思い出します。鳴子の「めんまが好きなんでしょ?」の答えに「誰がこんなブス」と言ってしまい複雑な笑みを浮かべるめんまはこの後すぐに川に転落して亡くなってしまいます。一方めんまは自分の家へ向かいます。弟も両親もあの時から時が止まったように動いていませんでした。「知ってるよ、めんま、自分が死んじゃったことくらい、知ってるよ」と一人涙します。
明日謝ればいいと思っていたのにそれが叶うことがなかった後悔、帰宅していた仁太は溜らず家を飛び出します。めんまが行きそうな場所を探し、かつての幼馴染6人が集まっていた超平和バスターズの秘密基地に辿り着きます。なぜか灯りがついておりそこには久川鉄道(ぽっぽ)がいました。困惑する仁太でしたがめんまのことを話すと鉄道はその言葉を信じてくれるのでした。
第2話「ゆうしゃめんま」
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」第2話「ゆうしゃめんま」のあらすじをネタバレ紹介します。鉄道は仁太の言葉を信じ、めんまのお願い探しがスタートします。鉄道はめんまのお願いがノケモンのレアモンスターをゲットすることなのではないかと推測します。
一方、ファーストフード店で友人達と過ごす鳴子の近くで苛立ちを隠せない知利子はノートを忘れたまま店を後にします。それに気付いた鳴子は知利子の後を追いかけ思わず昔のあだ名で呼ぼうとしますが思いとどまります。2人は口喧嘩をはじめ、めんまの名前が出た途端さらに喧嘩がヒートアップし鳴子は泣き出してしまいます。未だに彼らはあの時から時が止まったまま動けずにいます。
仁太はめんまの願いを叶えるために、ゲームショップに行くとそこでは鳴子がアルバイトをしていました。ゲームを購入した仁太はレアモンスターをゲットすべくプレイしますが、目的のモンスターは他のプレイヤーとの交換でしか手に入らないことが判明します。鉄道は鳴子が同じゲームを持っているかもしれないとのことで、鳴子の家に向かいます。
鳴子は仁太を無下にはできず、昔のゲーム機を探し出します。ゲーム機に貼ってあったシールを見ためんまは嬉しそうに笑います。鳴子は久々に鉄道と仁太と集まりうれしく思いつつも、めんまに今も敵わないことに劣等感を覚えつつもめんまのお願いに協力します。無事にレアモンスターをゲットしハイタッチを交わす仁太と鳴子は一瞬ではありましたが昔に戻ったようでした。
結局めんまのお願いはレアモンスターゲットではありませんでしたが、「最近は楽しいことばっかですよ!」と楽しそうな姿を見せます。少しづつ動き出す物語、集が隠し持っていた白い布、徐々にみんなの本音も見え始めます。
第3話「めんまを探そうの会」
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」第3話「めんまを探そうの会」のあらすじをネタバレ紹介します。鳴子に言われ渋々学校へと足を運ぶ仁太ですが、鳴子の友人に茶化されすぐにUターンしてしまいます。めんまにも学校に行くように言われた手前すぐに帰る気にもなれず秘密基地に足を運びます。
そこで鉄道から「めんまを見た」と驚きの発言があり、急いで帰宅した仁太はめんまに昨夜のことを聞きますが家にずっといたという答えでした。その後、鉄道が「めんまを探そうの会」と称して超平和バスターズのメンバーを集めてバーベキューを決行します。久しぶりの集合にめんまも涙します。
最期に集が姿を現し、全員集合かと思った矢先「めんまならいたぞ」という一言と共に沢を指差し、仁太と集以外はみなその方向にめんまを探しに行ってしまいます。もちろんそんなことなはく、集が一方的に仁太に敵意をむき出しにしています。「お前だけじゃなかったみたいだな。めんま見えるの」集ことゆきあつが動き出します。
第4話「白の、リボンワンピース」
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」第4話「白の、リボンワンピース」のあらすじをネタバレ紹介します。集(ゆきあつ)の「めんまが見える」の発言に驚きつつも、鉄道に呼ばれ沢の方へ向かいます。沢に向かった鳴子は以前めんまが亡くなった場所と同じところで滑って落ちそうになったところを仁太に助けられます。
仁太の言うめんまをどう捉えていいのか分からない鳴子ですが、めんまに優しくしてとお願いします。その後しばらくめんまを探しますが、見つかるわけもなく秘密基地に戻ると集が「めんまがこれ以上騒ぎ立てないでくれ」と言い放ちます。その言葉に反論し、仁太はめんまが作った蒸しパンを見せますが皆が信じてくれるわけもなくその場を去ってしまいます。
後日、知利子が仁太の元の訪れて集の言っていためんまに心当たりがあるようである作戦を持ちかけます。夕方の作戦決行時に、2人を見かけた鳴子も合流し「偽りの平和をバスターするの」といよいよ知利子の作戦が決行になります。仁太はランニング中だった集に「めんま」を誇張してはっぱをかけます。
そして、秘密基地に鉄道も帰ってきて早々、めんま発見の一報が入ります。しばらく探索を続けていると知利子が「そんなデカイガタイじゃ、すね毛を剃っても相当無理があるわよ…ゆきあつ!」彼女は偽めんまが誰なのか知っているのでした。彼らが見たのは、めんまの姿に化けた集だったのです。
第5話「トンネル」
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」第5話「トンネル」のあらすじをネタバレ紹介します。衝撃的な姿をみんなの前に晒してしまった集の過去のトラウマが明かされます。あの事故があった日、めんまに言った言葉が原因で死んでしまったのではないかと仁太に打ち明けます。
そのトラウマが原因で偽めんまになって自分自身を偽っていました。号泣する集にめんまが仁太を通して「パッチンありがとう、ごめんね」と伝えます。それはめんまと集しか知らない過去でした。「ブス」と言ってしまった仁太は秘密基地を飛び出します。それを追うめんまを集は呼び止めパッチンを渡して告白をしますが、めんまはそれを後回しにし仁太を追ってしまいます。
その時に渡しそびれたパッチンを集は川へ投げ捨てますが、知利子はこっそりそれを拾っていたようで未だに彼女が大切に保管しているようです。集への呪縛を解いた知利子でしたが、彼女自身も何かしら隠している過去がありあの日で時が止まっているようです。
一方、鳴子は最近付き合いが悪いと友人との関係が悪化していたようで誘われたカラオケに断りづらく私服の入った紙袋を持って街へ繰り出すところを集と知利子が目撃します。カラオケでは鳴子が男と抜け出し無理矢理ホテルに連れ込まれそうになったところを集が機転を利かせて助け出します。
第6話「わすれてわすれないで」
「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。(あの花)」第6話「わすれてわすれないで」のあらすじをネタバレ紹介します。めんまを成仏させるため仁太は再び学校へ行く決意をします。ですが、教室に入ると鳴子とクラスの様子がおかしいことに気付きます。先日ホテルへ連れて行かれそうになったのをPTAに見られていたようで孤立気味になっていました。
鳴子のノートに「助けて」の文字を見た仁太はクラスの視線を集めるため大声で話し出します。「こいつに限って援交なんて絶対やらねぇ。」と言うと鳴子は恥ずかしくなり、仁太を連れ出し公園へとやってきます。そして、ほとぼりが冷めるまで秘密基地に住むと言い出します。その後、鉄道がめんまの家に行こう提案し仏壇へ挨拶を済ませた後、めんまの部屋に足を踏み入れますが、何もなく空っぽな空間が広がっているだけでした。
場面は変わり知利子と集のいる学校へ移ります。電車で離れた席に座る2人はめんまの家に行った仁太達が気になるようで話題になります。あの時、秘密基地に集まろうと言い出したのは仁太だと集は思っていたようですが、知利子は思い出したように「あの日はめんまが言い出したんじゃなかった?」とここに来て少しづつ真実が見えてきました。
部屋に何もなかったのは父親がダンボールに詰めて片付けたとのことでした。帰宅した仁太はめんまの家に行ったことをめんま自身に伝えます。すると母親が自分のことを思い出して余計に苦しんでしまうと仁太を非難します。そんなめんまに仁太は「人のことばっか」と怒りがこみ上げてきます。互いを思いやる気持ちが空回りしているようでそのまま大喧嘩になるかと思いきや仁太が鼻血を出して色々と台無しになってしまうのでした。
第7話「ほんとのお願い」
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」第7話「ほんとのお願い」のあらすじをネタバレ紹介します。めんまのお願いが何なのか探るために、日記を読み進めて行くとあるページに目が止まります。
仁太の母親の病気がよくなるようにロケット花火に手紙を入れて神様に届けようと計画したものでした。その計画は実行されることなくめんまがいなくなってしまい、やり残したことはこれではないかという推測を立てます。
計画を実行に移すため、集と知利子にも協力を求めます。ですが、ロケット花火には膨大な費用がかかるため、仁太は鳴子のいるゲームショップでアルバイトを始めます。みんなとの距離をどんどん縮めていく仁太を徐々に周りが認め始めます。もちろん計画のことはめんまには内緒なので疑いの眼差しを向けられてしまいます。
ある日、こっそり仁太の後をつけるめんまは自分のお願いのために深夜工事現場で働く仁太の姿を見つけます。めんまのために頑張る仁太に鉄道も「かっけーんすよ」と言います。めんまもそんな仁太に工事用のライトを当てて「ピカピカひかるじんたん、かっけーんすよ」と目を潤ませ遠くから見つめます。
ようやく費用も貯まり花火師の元を訪れると花火を作ることができないと言われてしまいます。めんまの父親が計画を阻止したようで、お願いを叶えるに前に立ちはだかるのはめんまの両親でした。母親は一言「ふざけてるわね」そう言って仏壇に手を合わせる姿がありました。
第8話「I wonder」
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」第8話「I wonder」のあらすじをネタバレ紹介します。自分たちの味方をしてくれると思っていたのに、仁太達は説得するために再びめんまの家を訪れます。最初は話を聞いていましたが、徐々に仁太達を責める口調になります。「そうして芽衣子だけが…」仁太ではどうすることもできずにめんまの家を後にします。
協力してもらえないことで、集からも願いを叶えることをやめろと説得しますがそれでも仁太は譲りません。一人で叶えようと前を進み続けますが、無理をしすぎたせいでバイト先で倒れてしまいます。鳴子は介抱し、お願いをやめるよう必死になり、自分の気持ちを爆発させます。「じんたんを好きだっていう自分を許せなくて」と伝えても鳴子に返事をすることはなく部屋を出ていく仁太を見ながら泣き出してしまいます。
仁太の母の命日に父と墓参りに行き、色々と謝ろうとしますが上手く言えずに濁しますがそれでも父親は優しく仁太を見守ります。一方のめんまは街を歩き、鉄道達が自分の存在を信じようとしている姿を目の当たりにし行動を起こします。知利子、集に無言電話がかかってくるようになります。
その後、めんまの弟が仁太を訪ねてバイト先にきます。家のことを話す弟は暗く家全体の雰囲気はかなり険悪なようでしたが、姉を語る彼は楽しそうに話し、とある相談を持ちかけてきたのでした。仁太は気まずさがあるものの秘密基地へ向かうとそこには皆の姿がありました。
めんまの名前を出したことで怒り出す集と、冷たい眼差しを送る鳴子と知利子の姿がありました。一度戻りかけていた絆が再び途切れようとした時でした。机に置いてあった日記帳が地面に落ちて拾い上げるとそこにはめんまの文字で「今日は大きくなったみんなと秘密基地で遊びました。ケンカはしちゃだめです。超平和バスターズはいっつも仲良しです。」と書かれていました。
第9話「みんなとめんま」
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」第9話「みんなとめんま」のあらすじをネタバレ紹介します。めんまが自分の存在をみんなに知らせたことで、それを信じることになります。めんまがみんなに蒸しパンを振る舞う場面から始まります。
集としてもなんとしても願いを叶えたいとめんまの父親に土下座をします。それを隣で見ていた知利子は変わっていく様子に少し驚いているようにも見えます。そしていよいよ花火に向けての準備が始まります。そんな中、昔に戻っていく仁太を見ていて鳴子は耐えきれなくなり逃走してしまいますが、そこには集おり鳴子の涙を拭いて「付き合わないか」と言い放ち、その様子を物陰から知利子が見ていました。
めんまと2人きりになった鉄道は、例の日記帳で筆談を始めます。その中で鉄道はあの日の出来事を語ろうとしますが言いかけで終わってしまいます。仁太が自宅に戻るとめんまの姿はなく一瞬焦ってしまいます。橋へ行くとめんまがおり後ろから強く抱き締めます。「ずっとここにいろよ」と仁太本心の願いでありながらもそれは叶うことのない願いなのです。
第10話「花火」
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」第10話「花火」のあらすじをネタバレ紹介します。ついに花火が打ち上がる時がきます。めんまの右手が透け始めており、仁太との母親と何かしらあった様子です。打ち解け始めた超平和バスターズもまだまだ衝突気味です。
めんまの母親も閉鎖気味でしたが、弟と夫の声に耳を傾けるようになり少しづつではありますが家族の止まっていた時間も動き出し始めます。その頃、集は何かを企んでいるようで鳴子に相談を持ち掛けます。花火打ち上げ前の決起集会では「あの日」が再現されることになり、集は鳴子に合図を送ります。「じんたんってさ、めんまのこと好きなんでしょ?」仁太に言うように迫ります。
「好きだ…俺は、めんまが」と言ってその場を逃げ出そうとしますが、それでは「あの日」と一緒ではないかと鉄道に言われ思いとどまります。めんまは静かに涙を流していました。鳴子はそのセリフを聞いて号泣します。好きな人に振り向いてもらえない、それは集を思う知利子も同じ気持ちです。
後日、知利子は想いを経つためかショートヘアーにします。そして仁太が前向きな気持ちになれないまま、花火の準備は着々と進んでいきます。そしてついに花火が打ち上がり、めんまともお別れと思った直後そこにはめんまが喜ぶ姿がありました。果たしてめんまの本当の願いとはー。
最終話「あの夏に咲く花」
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」最終話「あの夏に咲く花」のあらすじをネタバレ紹介します。めんまの成仏作戦が失敗に終わったものの、めんまの母は花火をみて前に進むことができたようです。バツが悪いまま超平和バスターズの本音がぶつかり合います。
集はめんまを仁太から離したかった、集が好きという気持ちを隠して過ごしていた知利子は鳴子にその気持ちを暴露され、鳴子もめんまを思う仁太を見ていたくなかったし、鉄道は溺れて亡くなる寸前のめんまを見ていたが何もできなかったとそれぞれ想いを爆発させ号泣する展開になります。
本音をさらけ出すことで心を通わせた彼らは、いつの間にかあだ名で呼び合い昔の頃の超平和バスターズへ戻りつつあります。みんなはもう一度話し合い、今度は自分自身のためではなくめんまのために成仏させようとします。仁太はみんなの元へめんまを連れて行こうと迎えにいきますが、そこには消えそうなぐらいに体が透け始めてきていました。そんな時、めんまは本当のお願いを思い出します。
それは「じんたんを泣かすこと」でした。仁太の母親との生前の約束を果たそうと姿を現したのでした。自分だけじゃダメなんだと、みんなに合わせようと消えそうなめんまをおんぶして秘密基地まで猛ダッシュしますが、着いた途端に仁太にも見えなくなってします。聞こえるのは声だけで、超平和バスターズの最後のかくれんぼがスタートします。
めんまは「まあだだよ」と言い自分の存在を残すため一人一人に手紙を書き始めます。めんまを探すかくれんぼが始まりますが、見つからぬまま朝が来てしまい集まった木の下には手紙が置いてありました。1人ずつ手に取り開くと同時に「Secret base」が流れ、物語はクライッマックスに向けて進んでいきます。ですが、めんまの姿は見えません。
仁太が「かくれんぼなら、お前見つけなきゃ終わんねーだろ」と言い「もういいかい」とみんなで連呼すると「もういいよ」の声と共にめんまがみんなの前に現れ、仁太以外にも全員見えるようになります。最後にみんなで「めんま、み~つけた!」でかくれんぼは終わりを告げて、めんまが「みつかちゃった…」といって思い残すことなく成仏しました。
めんまが去ったあと、日常に戻っていく超平和バスターズたちの姿が少し描かれています。仁太は学校へ行くようになり、集は知利子の気持ちを知って優しくなっている様子です。鉄道は独学で高校勉強を始めます。最後に秘密基地が映り「超平和バスターズはずっとなかよし」とめんまによって追記されていました。
あの花のOPとEDを紹介!
オープニングテーマ「青い栞」
「青い栞」は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」のオープニングテーマです。Galileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)が2011年6月15日に発売した4thシングルでPVは秩父市で撮影されました。初のオリコントップ10以内を記録しましたが、Galileo Galileiは2016年10月11日に日本武道館公演後にバンド活動を終了しました。
エンディングテーマ「secret base 〜君がくれたもの〜(10 years after Ver.)」
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」のエンディングテーマは「secret base~君がくれたもの~(10 years after Ver.)」で、作品の登場人物である本間芽衣子(CV.茅野愛衣)、安城鳴子(CV.戸祭遥)、鶴見知利子(CV.早見沙織)がZONEの曲をアレンジ・カバーしています。オリコンチャートではキャラクターソングとしては異例の10位を獲得しました。
劇場版主題歌「サークルゲーム」
Galileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)が歌う「サークルゲーム」は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」の劇場版主題歌として2013年8月21日に発売されました。スペシャルオンエア版のオープニング曲としても起用され、限定版には新旧オープニングのノンクレジット映像が収録されました。
あの花のアニメを楽しんだ人は映画も注目!
再び集まった5人の回想
あの花劇場版は2013年8月13日に公開されました。芽衣子(めんま)が成仏してから1年後の超平和バスターズの姿が描かれています。アニメの総集編+過去のエピソードと後日談が加わり、興行収入10億円を突破しました。総集編ですので内容はあらすじ・ネタバレは上記「あの花の各話あらすじをネタバレ紹介!」をご覧ください。
アニメでは見られなかったあの頃
オルジナルストーリー部分のネタバレを少し紹介します。アニメ劇場版はめんま視点で描かれています。めんまが成仏してから1年後、超平和バスターズはめんまへの手紙を書いてお焚き上げをするところから始まります。基本はアニメの総集編ですので、所々オリジナルシーンも入りつつ展開していきます。めんまがクオーターのため学校に馴染めずにいたところ仁太達に誘われ遊ぶようになった幼少期のエピソードが盛り込まれています。
あの花は実写ドラマ化もされていた!
フジテレビで放送された単発ドラマ
2015年9月に単発のスペシャルドラマがフジテレビで放送されました。あの花制作委員会は原作という形で独立した作品になっています。あらすじはアニメ版とほぼ同じですが、単発ドラマということで話の展開は早く、アニメとの違いも多少あったものの綺麗にまとまっていました。
ドラマ版あの花のキャストを紹介
あの花のドラマ版のキャストを簡単に紹介します。宿海仁太役は村上虹郎さん、本間芽衣子役は浜辺美波さん、松雪集役は志尊淳さん、安城鳴子役は松井愛莉さん、鶴見知利子役は飯豊まりえさん、久川鉄道役は高畑裕太さんが務めました。その他のキャスト陣も豪華な方々を起用しており、実写化に制作陣の本気度が感じられます。
あの花の感動物語をチェックしよう!
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」のあらすじをネタバレ紹介しましたがいかがでしたでしょうか?まだ見たことない、ネタバレで満足したと思わずに是非一度ご視聴ください。未だに色褪せない名作アニメで、聖地巡礼もまだまだ人気があります。きっと涙すること間違いなしです!