【あの花】ぽっぽ(久川鉄道)のトラウマとは?声優や実写化版キャストも紹介

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」通称「あの花」のぽっぽのトラウマについてまとめる。漫画やライトノベルからのアニメが多い中、完全オリジナルで作られた「あの花」は静かに人気を高め、映画版アニメ・実写版のドラマも作られた。このまとめではぽっぽの声優・実写ドラマのキャストについて確認していく。この作品はグループの1人めんまの死によってそれぞれが抱えるトラウマが物語の核になっている。ここではぽっぽのトラウマについて確認する。

【あの花】ぽっぽ(久川鉄道)のトラウマとは?声優や実写化版キャストも紹介のイメージ

目次

  1. あの花のぽっぽとは?
  2. あの花のぽっぽのトラウマとネックレス
  3. あの花のぽっぽの声優
  4. あの花のぽっぽの実写版キャスト
  5. あの花のぽっぽのかっこいい魅力
  6. あの花のぽっぽが住んでいるアジト
  7. あの花のぽっぽに関する感想や評価
  8. あの花のぽっぽのトラウマまとめ

あの花のぽっぽとは?

あの花の作品情報

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は2011年4月から6月までフジテレビのアニメ枠のノイタミナ枠で放送された。地方では地方局や東京でも東京MXなどでも枠を広げて放送された。人気の広がりを受けて、2013年には劇場版アニメ、フジテレビで2015年に実写版も作られた通称「あの花」と呼ばれる作品である。

あの花の概要

「あの花」は、既成の漫画やライトノベルなどを利用しない「アニプレックス、フジテレビ、A-1 Pictures」によって制作された完全オリジナルアニメである。岡田麿里さんによる脚本を「ダ・ヴィンチ」に小説として連載もした。主なスタッフは下記引用の通りである。

  • 監督は長井龍雪
  • 脚本を岡田麿里
  • キャラクターデザインを田中将賀

あの花のあらすじ

「あの花」は子供の頃一緒に「超平和バスターズ」というグループを組んで集まっていた男女6人の物語である。ガキ大将のじんたん、冷静で頭のいいゆきあつ、じんたんが大好きなあなる、ゆきあつを好きなおとなしいつるこの4人。小さくて無邪気すぎることでみそっかすになっていたぽっぽ、ロシア人の血が入っている事で遠巻きにされていためんまを、じんたんが仲間に入れた6人で「超平和バスターズ」を結成した。

6人は山の中にある空家を秘密基地(アジト)として集まっていた。小学校高学年になると初恋を感じ始める年齢である。じんたんが連れてきためんまに恋するゆきあつ、じんたんと仲のいいめんまに嫉妬するあなるの二人が示し合わせて、みんなの前でじんたんの気持ちを聞き出したという他愛ないことで、事故が起きてしまった。怒って飛び出したジンタンを追いかけためんまが、崖から落ちて川に落ち溺死したのである。

この事故はだれのせいでもない。けれど残された5人はそれぞれに心に傷を負ってしまった。そして物語はぽっぽ以外の4人が高校入学後を描く。今回のまとめで取り上げるぽっぽは、川に落ちためんまを見たのに小さなぽっぽにはそれを助けることが出来ない。恐怖感からぽっぽはその場から逃げてしまったのである。数年後ジンタンの前に死んだはずのめんまが現れたことで、物語は進んでいく。

あの花の登場人物

子供の頃、幼なじみで結成した「超平和バスターズ」は平和を目的に6人で結成された。しかしある事故でめんまが死んでしまった事がメンバーのトラウマになり、秘密基地に集まらなくなった。リーダーはじんたん、今は高校受験に失敗し引きこもり状態。めんまはロシア人の血をひくクウォーター、メンバーのアイドル的な存在だったが、あの夏の日帰らぬ人になってしまった。

あなるはじんたんと同じ高校に通っている、派手な見た目だが子供の頃からじんたんが好きで、引きこもっているじんたんを心配している。ゆきあつの現在は有名進学校で学年2位と成績優秀、女の子にももてる。つるこは、ゆきあつと同じ高校に通い学年4位でゆきあつを必死に追いかけて勉強している。ぽっぽは子供の頃仲間外れだったがじんたんに仲間に入れてもらった。中学卒業後進学せずにお金を貯めて旅をしている。

  • 宿海 仁太(やどみ じんた)/ じんたん
  • 本間 芽衣子(ほんま めいこ)/ めんま
  • 安城 鳴子(あんじょう なるこ)/ あなる
  • 松雪 集(まつゆき あつむ)/ ゆきあつ
  • 鶴見 知利子(つるみ ちりこ)/ つるこ
  • 久川 鉄道(ひさかわ てつどう)/ ぽっぽ

あの花の映画の特典が話題に?

劇場版「あの日見た花の名前を僕らはまだ知らない」(あの花)の劇場版映画公開の際には劇場に来場した人たちには数量限定であったが、記念特典が配られた。まずは「泣いてもいいんだよボックスティッシュ」こちらは5万人限定で各劇場で配られたのだが、あっという間に無くなり人気に答えるためにアンコールで同じ形・印刷の「泣いてもいいんだよボックスティッシュ」が再度配られた。

「あの花」の人気が長く続くようにという意図もあったのか、週替わりで「超平和バスターズウェルカムポートレート」が配られた。これは超平和バスターズの各メンバーの書きおろしイラストが描かれたカードにそれぞれのキャラクターの声を担当した声優キャストがコメントを書いて印刷されたものが配られた。配られた順番はめんま・ぽっぽ・つるこ・ゆきあつ・あなる・じんたんの順である。

それぞれのキャストのファンももちろん、目当てのキャラクターの「超平和バスターズウェルカムポートレート」が欲しい人はその日に映画館に足を向けた。全キャスト分欲しいとコンプリート目的の者もいた。そのおかげもあって大ヒットとなり、大ヒットお礼の「超平和バスターズ色紙風ポートレート」が配られるなど「あの花」ファンを何度も劇場へ足を運ばせるように営業努力を重ねた。

ぽっぽ(久川鉄道)のプロフィール

「あの花」のぽっぽは、超平和バスターズの仲間が高校に進学した頃は、185㎝でがっしりとした体形、いつもアロハシャツを着ている。子供の頃は小さくて貧弱な子供だった。子供同士の中でも一人前に見てもらえなくて、みそっかす扱いだったのを仲間にしてくれたのはじんたんだった。そういう事もあって小さい頃から「じんたん、すげぇ」「じんたん、つえぇ」と言ってじんたんを慕っている。

中学卒業後は「あの花」の他の仲間たちは高校に進学したのだが、ぽっぽだけは進学せずにバイトして稼ぎ、ふらりと世界中の旅をする生活をしている。日本にいる時には小学校の時にみんなで集まっていた秘密基地で暮らしている。アニメ3話ではぽっぽが新聞配達をしている様子が見られる。フジテレビ系列で放送された為、産経新聞となっていた。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。| アニメ公式サイト

あの花のぽっぽのトラウマとネックレス

ぽっぽのトラウマはめんまを見殺しにしたこと?

「あの花」の中でめんまが事故に会うまでの流れを簡単に説明する。めんまが叶えたかった願いはじんたんの入院中の母親が「じんたんはいろいろ我慢して泣き顔をみせたこともない」とめんまに語った事から始まる。めんまはじんたんに自分の気持ちを素直に出して安心してもらいたいと、超平和バスターズの仲間を集めたのだった。ゆきあつとあなるはじんたんにめんまへの気持ちを聞き出すためにわざとじんたんを呼び出した。

あなるはじんたんが好きで、ゆきあつはめんまが好きだから、めんまとじんたんがカップルになるような状況を作りたくないそんな幼い嫉妬からだった。6人が集まったその場で、あなるはじんたんに「じんたんはめんまが好きなの?」と聞いた。二人を無邪気にはやし立てるぽっぽ、ゆきあつも「男らしく本当の事をいえ」とじんたんを冷やかした。

みんなから冷やかされて怒って秘密基地から飛び出すじんたん、それを追ってめんまも飛び出して行く。残された4人も2人を探しに山の中に飛び出した。そしてめんまは崖から落ちて川に流され、めんまは死んでしまった。ゆきあつとあなるは、自分の嫉妬から出た言葉でじんたんを怒らせた事がこの悲劇の元になったと考え、じんたんは自分が怒って飛びなさなければと心にトラウマを抱え始める。

つるこは、ゆきあつの気持ちもあなるの気持ちも気が付いていた。だからあの日、二人がじんたんの気持ちを確かめるために呼びだしたことをめんまに告げ口をしていた。つるこの嫉妬心はゆきあつの心を理解するあなるに向いていた。そして…ぽっぽは川に流されて行くめんまを見ていても何もできなかった。恐怖心だけが先に立ち、そのまま何もしなかったのだ。何もできない自分こそがぽっぽのトラウマだった。

ぽっぽのネックレスの意味

「あの花」のぽっぽは、自分がめんまを見殺しにしたと罪の意識とトラウマを抱えて成長した。ネックレスといってもぽっぽが首からかけているのは、小袋である。その小袋の中身はめんまが亡くなった川沿いに咲く花である。それを自分の首からかけていることで、ぽっぽ自身がぽっぽの罪を忘れないようにと身に着けているのである。

世界中を旅するぽっぽなので、何かあった時の薬がはいっているとか、自分の身分や血液型などが書いた紙が入っているという説もあった。「超平和バスターズ」の仲間としての何かが入っているという推察もあった。ぽっぽのネックレスの理由が分かった時、「あの花」のタイトルはぽっぽがネックレスに入れている花の事だったんだという発見をしたというコメントもあった。

小学生の頃の事故の現場を見て、助けを呼ぶ事もなく、その場からぽっぽは逃げてしまった。このことは、ドラマや映画を見た人からも賛否両論である。ぽっぽを批判するのも、幼い子供の気持ちを理解する意見もそれぞれの生きてきた経験が、自分の考えを決める。どの意見も間違っているわけではないが、贖罪の気持ちを持つぽっぽの気持ちをわかってあげて欲しいという意見もあった。

実写版「あの花」ではぽっぽが一人で背負ったシーンは「みんなでめんまが流されて行く姿を見ている描写に修正されていた」という意見があった。実写版のDVDは発売されているので、実写版がレンタルにあれば、みられる可能性はある。配信では実写版のあの花は高畑裕太の事件のせいなのか、見ることが出来ない。作品に罪はない、実写版も配信してほしいという声も多くある。

「いつまで、ぽっぽはこの贖罪を自分に課していかなくてはならないのか」という意見もある。実は映画版ではめんまとの別れのあと、ぽっぽの胸にあのペンダントが無くなっているシーンがある。映画の中の描写でぽっぽがペンダントとの別れのシーンはないが、「ぽっぽが罪の意識から解き放たれた」という感想もあった。

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あの花のぽっぽの声優

ぽっぽの声優

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」はめんまが死んでしまう事件により、それぞれが心にトラウマを抱えてしまった。小学生が抱えるには重すぎるトラウマである。その為子供時代を演じるキャストにも十分な演技力が求められた。実写版では当時の人気子役だった谷花音が選ばれるなど、話題になっていた。声優も男子キャストは大人時代と子供時代では違うキャストが選ばれている。

近藤孝行のプロフィール

「あの花」でぽっぽ(久川鉄道)のキャストである近藤孝行さんは1978年6月5日鳥取県で生まれた。現在の声優の仕事につく前は今回のぽっぽの名前にふさわしく関西の鉄道会社に勤務をしていたとインタビューで答えている。旅と列車が好きで、鉄道会社勤務の特権で乗り放題の電車であちこちに行っていたという。飛行機が怖くて乗れない分、列車を楽しんでいたようだ。

その後代々木アニメーション学院の大阪校に通い声優を目指し始めた。1998年に「るろうに剣心」の脇役などの経歴があることから、高校卒業後鉄道会社に勤務して2年くらいで声優への道を歩み始めたのではという推察もされていた。近藤孝行さんはぽっぽとは違うトラウマが小学生の頃にあると言う。子供の頃飼っていたカブトムシをうっかり踏みつぶすという近藤孝行さんにとっての事件があった。

これだけならトラウマにはならなかったのだが、3匹飼っていたもう1匹は服についたまま洗濯機に入れられたのか、洗濯機で洗われてしまったのもトラウマになったようだ。さらにもう1匹は行方不明になった事で、それ以降このトラウマによってカブトムシは苦手になったという。また蟻も自宅の冷蔵庫に侵入されたことがあり、蟻にも苦手意識を持っている。

近藤孝行さんはゲーム逆転裁判の声優としても長く担当してきて、逆転裁判がレイトン教授のゲームとのコラボで実写映画化される時には逆転裁判の主人公成歩堂龍一の実写映画のキャストも自分が選ばれると信じていたらしい。実写映画の製作発表で現れたのは俳優の成宮寛貴さんだったことで、ショックを受けたとも語っていた。声優の仕事だけでなく「映像作品にも出ていた事もあっての自信だったのでは」という推測もある。

その他、声優のユニットとしての歌手活動(DAT)や、小野大輔と月間少年シリウスで漫画「ナヴァグラハ -DefenD 9 Triggers-」の原作を手掛けるなど、多彩な才能に恵まれている。

近藤孝行の主な出演作品

逆転裁判の実写版映画に出る気満々だったこともあり、趣味を兼ねた「小野大輔・近藤孝行の夢冒険」という映像作品も販売している。関西で勤務していただけあって京都・奈良・高知などを紹介する楽しい作品である。その他「テニスの王子様」の声優で集まった武道館ライブなど、本人が実写で出ている映像作品も多い声優である。

ラジオ・イベント・映像作品でのキャラが立っているせいもあり、ツイッター等の感想はアニメ作品などよりも映像作品の方が人気が高いようである。テレビアニメでは、「テニスの王子様」の大石秀一郎、「ホイッスル!」の藤代誠二、「遊戯王 デュエルモンスターズ」のシリーズの本田ヒロト、「灼眼のシャナ」の田中栄太など、「あの花」のぽっぽの声優以外にもたくさんの役を演じている。

ぽっぽ(幼少期)の声優

実写映画などとは違い、声優の場合は高い声が出せれば男性声優でも子供の頃の声を担当する人もいる。「あの花」のアニメのぽっぽの場合は、女性声優である豊崎愛生さんがぽっぽの声を担当した。大人になったぽっぽとは違って、無邪気でかわいいぽっぽなので女性声優なのもあっているという意見も多い。

豊崎愛生のプロフィール

「あの花」のぽっぽの小学生時代を演じたのは、声優の豊崎愛生(とよさきあき)さんである。豊崎愛生さんは1986年10月28日徳島県生まれで、声優の他に女優・歌手としても活動している。高校生の頃から地元テレビ局のローカル番組に出演していた。その後大阪の短期大学に進学した。短大在学中の2005年から2006年にかけて「ミュージックレイン スーパー声優オーディション」に応募し合格したことで、声優への道を歩み始めた。

豊崎愛生が声優になろうと思ったきっかけは徳島のテレビ番組に出ていた時に、テレビを見ていた視聴者からの手紙に励まされたからと言っている。内容は「今まで好きではなかった自分の声を応援してくれたから」と語っている。短大を卒業後の2007年「ケンコー全裸系水泳部 ウミショー」の蜷川あむろ役で、豊崎愛生として初めてのレギュラー声優としての仕事を獲得した。

多くの人に豊崎愛生の名前が知られるようになった作品としては、京都アニメも一躍有名にした「けいおん!」である。「けいおん!」は女子高生のバンドを取り上げたアニメで、その中でキャラクター達が歌うシーンもある。それに伴って豊崎愛生も歌手としてのデビューを果たす。「けいおん!」の出演をきっかけに声優としての賞、けいおんのユニットとしての音楽賞の受賞など順調にキャリアを重ねた。

2011年からはタレントとしても活動を始めた。テレビ東京系列の「絆体感TV 機動戦士ガンダム 第07板倉小隊」とアニメの様なタイトルであるが、ガンダムを製作しているバンダイナムコが手掛けるバラエティ番組である。ガンダムカフェに集まる人にゲストを知らせずに突然現れて話をしたりとファンにはうれしいコーナーも多い番組だった。

またテレビ東京系列の朝の情報番組でお天気のコーナーを担当したこともあった。ラジオのパーソナリティとしても活躍し、2017年10月26日に担当している「豊崎愛生のおかえりらじお」の放送中に一般男性と入籍したことをリスナーたちに伝えた。仕事は結婚後も続けている。

豊崎愛生の主な出演作品

「けいおん!」のアニメの人気が高いことから、豊崎愛生の声優としての代表作にあげられている。豊崎愛生は子供の頃、アコースティックギターを弾いていたことから「けいおん!」の役にもすんなりと入れたと言っていた。「けいおん!」の企画でバンドを組む時にはエレキギターを購入して頑張った。豊崎愛生さんのファンが選ぶ人気キャラは下記引用の通りである。

1位 平沢唯 『けいおん!』
2位 合田美桜 『いつだって僕らの恋は10センチだった。』
3位 初春飾利 『とある科学の超電磁砲』
4位 モモ・ベリア・デビルーク 『To LOVEる -とらぶる-』
5位 犬山あおい 『ゆるキャン△』

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あの花のぽっぽの実写版キャスト

高畑裕太のプロフィール

実写版「あの花」のぽっぽ役を演じた高畑裕太(たかはたゆうた)は1993年9月13日に女優高畑淳子の息子として生まれた。デビュー前から高畑淳子のやんちゃな息子としてバラエティ番組に出て注目されていた。その後俳優を目指して進学し「あっこと僕らが生きた夏」でデビューした。高畑淳子と揃ってあちこちのバラエティに出て多くの人に認知されるようになった。

その後、朝ドラ「まれ」で同世代の俳優たちと共演し、高視聴率番組なのでバラエティを見ない人たちにも知名度を上げた。そんな中で女性芸人たちから「人に対する距離が近すぎる」と注意を受けていた。女優の中には本気で共演を嫌がる者もいた。演技の面では評価されることも多く、「実写版あの花」のぽっぽ役のキャストはもちろん、他の脇役キャストでも光る演技もあったという意見もある。

いろいろな役に挑戦していた事が、後の事件の際に多くの番組に迷惑をかけることになった。映画のキャスト・ドラマのキャスト・舞台のキャストはもちろん、並行してたくさんのバラエティにも精力的に出ていた。事件後収録済みのバラエティ番組では高畑裕太をぼかしにしたりした。この影響は母親である高畑淳子にも及び、高畑淳子も発言がすべて削られ、映っているだけという状態の番組もあった。

高畑裕太の主な出演作品

高畑裕太は、素人時代にやんちゃで母の高畑淳子が手を焼く息子としてバラエティに出てきた。その際に社会勉強をする企画があった。事件を起こし芸能界からいったん退いた後の遺品整理業などはこの「素人時代の経験が役に立ったのでは」と言われている。ドラマとしてはやはり朝ドラ「まれ」で主人公の幼なじみのキャストが一番印象に残る役だった。

映画撮影中のホテルでの不祥事により降板するまで出ていた「仰げば尊し」での不良キャストの演技も評価する意見もあった。ただバラエティなどの自由奔放すぎる行動からは「母親が甘すぎる」という高畑淳子への批判も多く出ていた。バラエティタレントから俳優への転換点での事件だった。この事件によって高畑裕太の父親(大谷亮介)の名前も明らかになった。

高畑裕太の不祥事

2016年8月23日映画「青の帰り道」の群馬県での撮影中、泊まったホテルの中で、女性従業員への性的な暴行により警察に逮捕された。この事件で現場は大慌てであった。24時間テレビは27日に放送するドラマのキャストだったことから、キャストを変えて何とか間に合わせた。映画の撮影は人を変更・公開時期を変更と大変だった。特に事件を起こした時に撮影していた「青の帰り道」は共演者たちの心にも大きな負担をかけた。

群馬県の商店街の協力も得ての撮影だったため、群馬県の人達・横浜流星はじめ共演者たちは、お蔵入りするかもと言われ落ち込んでいたという。特にこの映画の初主演だった真野恵里菜は、人を変えて映画が完成した時に映画公開出来た喜びに、舞台あいさつで大粒の涙を流して喜んだという。映画は他に2本、舞台は出演予定が3本降板となった。

高畑裕太が8月に事件を起こした際迷惑をかけたドラマは次の通りである。日本テレビの「24時間テレビ」の司会キャラクターの1人として選ばれていた。更に24時間テレビ内のドラマ「盲目のヨシノリ先生〜光を失って心が見えた〜」大河ドラマ「真田丸」は俳優を変えて撮り直しした。TBS「仰げば尊し」は前半の出演部分は放送済みだったため、後半の出番は全て削られたが、DVD発売・配信は行われなかった。

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あの花のぽっぽのかっこいい魅力

かっこいい魅力①みんなのまとめ役

「あの花」のぽっぽには、小さなみそっかす扱いだった少年時代があった。そして大きくなってみんなを巻き込んでめんまのために動き始める大きな原動力になった、たくましい青年になった様が描かれている。めんまの死・母の死・高校入試の失敗で引きこもるようになったかつてのガキ大将じんたんの代わりになるかのようだったという意見もあった。

ぽっぽの家庭環境については説明がないので、なぜ旅をした後ぽっぽが秘密基地で暮らしているのかはわからない。しかしみんなが集まっていた秘密基地に住んでいたからこそ、じんたんの目の前に現れためんまの願いを一緒に考えることが出来た。そしてゆきあつのトラウマから現れためんまの格好をして歩く姿をみることも出来た。純粋なままのぽっぽだからつるこもあなるも呼び出すこともできた。

ロシア人の血をひき他の子供達と違う容姿をもつめんまは、みんなから遠巻きに見られている存在だった。そんなめんまを超平和バスターズの仲間に引き入れたじんたんは、同じように小学校高学年にしては無邪気すぎるぽっぽも仲間にしてくれた。学校という枠組みの中で、ひとりで居る事はとても辛いことである。無邪気そうなぽっぽや、平気なふりをしていためんまも本当は辛かったのだろうと推察されている。

だから今、部屋に引きこもっているじんたんを助けたいとぽっぽだからこそ思ったのだろうと言われている。じんたんが「めんまが大人の姿になってやってきた」と普通なら信じられないような事も素直に受け止めて「俺もめんまに会いたい」と無邪気にめんまを探して見せる。ぽっぽだから「この行動は計算ではないはずだ」という意見もある。でも根底にはぽっぽがじんたんの力になりたいという思いもあったとも言われている。

ぽっぽが高校に進学せずに日本にいる間は肉体労働をして、世界を回っていることもみんなが素直にぽっぽを受け入れられた理由だという推察があった。最近では中学受験、早い人では付属幼稚園からのお受験を頑張る人たちもいるが、多くの子供達が最初に道が分かれるのが高校受験である。高校にはランクがある。学力・スポーツの能力・親の財力が影響するものもある。

ある意味、高校というランク分けの枠の中に入れられる。ぽっぽは何故かその道を選ばなかった。選べなかったという説もある。じんたんが久しぶりにゆきあつ・つるこにあった時にその制服を見て「自分が入れなかった高校」と劣等感を持つシーンがある。あなるは同じ高校ではあるが、行きたくて決めた訳ではない高校である。ぽっぽだけはその枠にいないこともじんたんがぽっぽに心を開きやすい要因だったという説もある。

子供の頃のようにフラットな関係で向き合えたぽっぽとじんたんだからこそ、めんまのために最初に手をつなぐことができた。またあなるやゆきあつ、つるこにも、フラットな立場のぽっぽは違う世界にいる人のように思えたのではという議論もあった。

かっこいい魅力②旅していた理由

「あの花」のぽっぽが進学しないでバイトをして、世界中を旅している理由。その一番大きなものは過去のトラウマから逃げたいというぽっぽの想いであると説明されている。美味しくて評判の店でも、告白してふられた店はトラウマがあっていけないなどと言う気持ちに近いのではと言われている。日本にいて働いているのも新聞配達や道路工事など体を使うものばかりをしている。

肉体労働はそこに集中しなければ、事故に直結する仕事である。ぽっぽの過去のトラウマを思い出している暇をぽっぽは感じない仕事を選んでいるという意見もあった。ぽっぽの心の中に辛い思いを与えているあのぽっぽがかつていた秘密基地。それなのに足を向けてしまうのも、正直なぽっぽの気持ちなのだという意見もある。世界の国に逃げているぽっぽ自身をぽっぽが戒めるために秘密基地に戻っているという意見もあった。

かっこいい魅力③コスプレも人気?

「あの花」のコスプレはツイッター等ではたくさんのコスプレが見られる。高校生になってからのコスプレが多いのであなるとつることゆきあつは制服。めんまは長い髪に真っ白なワンピース。じんたんはTシャツにじんたんらしい文字が書かれている。ぽっぽはアロハの中にTシャツ、膝丈サイズのズボンと「あの花」のメンバーはラフな感じで揃えられる。

聖地巡礼という言葉もあるが、「あの花」のモデルになった土地は埼玉県秩父にあるため、秩父に出向いてコスプレをするコスプレイヤーも多い。

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あの花のぽっぽが住んでいるアジト

ぽっぽが住んでいるのはアジト

エンディングテーマは「secret base ~君がくれたもの~ 」というZONEが歌ってヒットしたタイトルに英語で秘密基地とある曲を、女の子のキャラの声優たちがカバーしている。秘密基地(アジト)が実はどんな由来でぽっぽたち「超平和バスターズ」が使えるようになったのかは、説明されていないので分からない。しかし誰かが残した空家らしく、立派なソファーや敷物などが残されている。

アジトにあるみんなのマグカップ

「あの花」のメンバーたちがそれぞれに自分の家から持ち寄ったマグカップはそれぞれの個性が表現されたマグカップが並んでいる。めんまが亡くなってめんまのマグカップは片付けられている。

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あの花のぽっぽに関する感想や評価

アニメや人気漫画の実写化は、放送や映画の上映予定が決まると必ず反対意見があふれる。アニメ作品や漫画の世界観を大切にしたい人たちには、仕方ない思いと言われている。「るろうに剣心」「銀魂」などもかなり実写化には反対意見が多かった作品であるが、上映後にはパート2を求める声も出るほど絶賛された作品もある。

「あの花」の実写化については、見終わった感想にはあの花を知らない人には好評だった。視聴率は出演者がこれからの俳優が多かったこともあり、10%行かなかった。実写化でキャラクターの心情がしっかり描かれていたシーンも褒められていた。もちろん批判的な感想も多かったが、作品として良い出来だと言われていた。

「あの花」の賛否が分かれるシーンである。なぜぽっぽは誰かに助けを呼びに走らなかったのか。自分の心のトラウマになるくらいまで抱え込んでしまったのか。あの花の舞台は埼玉県にある秩父の山だと言われている。たとえば街中の川に落ちたのなら、すぐに誰かが通りかかって助けを叫ぶことが出来る。仲間たちも近くにいない状況である。

でもこの当時の子供のぽっぽには自然という恐ろしいものに目の前で飲みこまれて行くめんまの姿はトラウマになる程の恐怖でしかなかったのだ。街中で起こった通り魔事件に足がすくんで逃げた人と変わらないというぽっぽを擁護する声もあった。

あのめんまが死んだ日を、再現しようとゆきあつとあなるは、2人で打ち合わせた。この行動によって皆は自分たちの本音を吐露しあう。そしてぽっぽの「流れていくめんまに何もできなかった」という告白が飛び出す。でもここに居る5人はそれぞれに罪の意識とあの日のトラウマに打ちのめされていた。だからみんなは、お互いの罪を認め合っていたという推察も見られた。

あの花のぽっぽのトラウマまとめ

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」通称「あの花」はフジテレビ系列で製作されその後東京MXや地方局の再放送なども含めて徐々に人気が広がった作品である。その中でぽっぽのトラウマになった【流れていくめんまを見殺しにした】。という状況になってしまったぽっぽの行動に、多くの賛否が分かれた作品である。何もできない子供が目の当りにした事故は、子供の力ではどうにもならないものだった。

それに対するぽっぽの贖罪の気持ちを表すペンダントに思いをはせる意見もあった。「ぽっぽが世界を旅するのは、めんまが見ることのできなかった世界をペンダントの中の花をめんまの代わりにして、見せたかったのではないか」とあるサイトで話し合われていた。「あの花」への受け止め方はそれぞれである。このまとめを読んで「あの花」が気になった人は実写は難しいが、それ以外の作品をチェックしてみてはいかがだろうか。

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