【Fate】イリヤはかわいいヒロイン！バーサーカーとの関係や声優も紹介

2004年1月30日にゲームブラントである有限会社ノーツのTYPE-MOON(タイプムーン)から誕生したのが、「Fate/stay night(フェイト・ステイナイト)」というコンピューターゲームです。Fateでは、中国の唐から宋の時代に書かれた短編小説を基にしたビジュアルノベル(アドベンチャーゲームの一種)が展開されています。当初は、成人向けのゲームでしたが、12歳以上推奨にしたことで幅広い世代に大人気のゲームとなりました。

Fate/stay nightでは、第五次聖杯戦争で大活躍するマスターにするために、両親と引き離されて、洗脳され、鍛え上げられたイリヤの存在を確認することができます。人工生命体(ホムンクルス)として手を加えられたイリヤは、老化しないと共に成長しない身体になってしまいました。そこで、マスターとして鍛え上げられたイリヤとバーサーカーの関係や、義弟であるシロウとの関係、声優を務めている門脇舞以さんをご紹介します。

Fateでは、ゲームブランドであるTYPE-MOONから展開されている「空の境界」や「月姫」などの作品と同一の世界でのストーリーを扱っている作品としても有名です。それぞれの作品は独立しているものの、背景には共通の設定が施されているため、クロスオーバーする場面もあります。これらの構想は、奈須きのこさんが中学時代にコツコツと書き溜めたもので、魔界転生という作品から大きな影響を受けているようです。

コンピューターゲームとして誕生したFateでは、アニメ作品も放送されていきました。魔術師の儀式に巻き込まれてしまった衛宮士郎(えみや しろう・主人公)は、次第に聖杯戦争に関わっていくようになります。Fateでは、そこで出会った3人のヒロインによる「Fate」ルートや「Unlimited Blade Works」ルート、「Heaven's feel」ルートなど3ルートによって構成されていきました。

2006年に放送された「Fate/stay night」は、Fateルートを映像化したものであり、2010年「Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」や2014年～2015年の「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」は、「Unlimited Blade Works」ルートを劇場版のアニメとして公開した作品です。2017年の「劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]」は、「Heaven's feel」ルートのアニメとして公開されました。

Fateでは、第五次聖杯戦争で妹のようにかわいい雰囲気のイリヤが姿を現しています。彼女は、強力な力を持つバーサーカーも自由自在に操ることができるマスターでもありました。心優しい感性を持った衛宮切嗣(えみやきりつぐ)を父に持ち、世間知らずで箱入り娘であったアイリスフィール・フォン・アインツベルンを母に持った彼女は、アインツベルンによって他の者を平然と殺せるような人物に育てられます。

• 名前：イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
• 愛称：イリヤ
• 年齢：8歳(Zero)⇒18歳
• 誕生日：11月20日
• イメージカラー：銀色
• 身長：133cm
• 体重：34kg
• 好きなもの：シロウ(士郎)のエプロン姿、雪
• 嫌いなもの：猫、寒い所
• CV(声優)：門脇舞以

聖杯戦争の際最後まで勝ち残った衛宮切嗣は、聖杯が何でも願いを叶えてくれる万能なものではないどころか、人の命を奪う恐ろしいものであると知り、壊してしまいました。それによってアインツベルンの怒りを買ってしまった彼は、娘のイリヤとは会わせてもらえなくなり、父の帰りを待つイリヤは、父に捨てられ、父は他で養子と幸せに暮らしていると吹き込ます。彼女は捨てられたと悲しみ、その養子を憎むようになりました。

おまけのミニゲームとして発売されたのが「Fate/hollow ataraxia」というvita版の商品です。こちらでは、本編で規格外の魔術師として登場しているイリヤは、「セレブルマ」として「カプセルさーばんと」で姿を現しています。セレブという設定なのにブルマ姿で登場しているイリヤが魅力的と大人気となっていました。

タイガー道場で弟子1号として大暴れしているイリヤですが、かわいいと評判のイリヤシリーズの中でも一番の人気を誇っているのが、プリズマイリヤで姿を現しているイリヤです。プリズマリヤで姿を現しているイリヤは、残酷さや目的のためであれば手段を選ばないというような邪悪な心は持っていません。

プリズマリヤで姿を現しているイリヤは、小学生という設定となっており、Fateで訓練されたイリヤとは、誕生日も年齢も異なります。プリズマイリヤで登場しているイリヤは、小悪魔的な要素を持つイリヤとは全く異なり、魔術師として育てられていないため純粋で天真爛漫なイリヤとなっています。ダークサイトの要素が全くない、可愛らしい魅力満載のイリヤとなっていました。

FGOの2部の2章からは、疑似サーヴァントとしてイリヤが姿を現しています。上記の姿で現れているイリヤは、「シトナイ」という名前で登場していました。こちらは、可愛らしい雰囲気のイリヤを中心としてシトナイ(北方の女神アイヌ)をはじめ、フレイヤ(北欧)、ロウヒ(フィンランド)の3つが融合しているアルターエゴのサーヴァントとなっています。

綺麗な銀髪のサラサラの髪を持つイリヤは、アインツベルンによって凶悪なマスターに育てられています。彼の父親である衛宮切嗣は、セイバーのマスターとして第四次聖杯戦争では大活躍していますが、彼は表の冷酷な顔とは裏腹に内面に持っている心優しい性格と常に戦っていました。それゆえに、最後まで勝ち抜きあと少しで聖杯を手にできるとなった時に聖杯の本当の正体に気がついてしまいます。

聖杯が全ての願いを叶えてくれるものではなく、逆に多く人の命を奪う恐ろしいものだと知った彼は、それをセイバーに壊させるのでした。このことで怒りを買ってしまった彼は、娘であるイリヤと会わせてもらえなくなります。父親が失敗した際の次なる戦い用に鍛え上げられたイリヤは、父親は自分を捨てて養子であるシロウを可愛がって育てているという嘘の情報を聞かされながら育ちました。

それによって、父親が養子としたシロウに対しては強烈な憎しみを持ちます。自分の父親を奪ったシロウのことを敵視するように育てられたイリヤは、夜になると魔術師としての冷酷な顔を覗かせました。目的のためであれば手段を選ばない戦い方を仕込まれたイリヤは、義弟であるシロウへのアプローチもかなり激しいものとなります。父親の愛情を全て受けて育ったと思い込んでいるシロウを自分の思い通りにしようとしたのです。

義弟であるシロウを敵対視していたイリヤですが、彼と一緒に過ごす時間が多くなるにつれて、父親のことで表面的には恨んでいながらも、心のどこかでは心が許せる相手であることに徐々に気がついていきました。それゆえに、自然と魔術師としての側面を出さなくてよい日常では特に、実の兄であるかのようにシロウに甘える姿を確認することができます。

実際は、強力な力を持つイリヤの方が姉なのですが、強力な魔術師になるために人工生命体として作り変えられてしまったために、いつまでも老化しない代わりに幼い妹のような姿で成長が止まってしまったのです。そのため、正義感が強く冷静なシロウと無邪気に甘えるイリヤの姿を見ると誰もが兄妹だと思うくらい、妹の姿が板についていまいた。

驚きながらもイリヤのありのままを受け入れてくれるシロウの存在に彼女も癒されていたのかもしれません。幼少期より、両親から引き離され、両親に甘えることができなかったイリヤは、妹役を演じることでそれを取り戻そうとしているようです。わがままなイリヤに振り回されながらも、なんだかんだ面倒を見てあげるシロウの姿も兄のようであり、二人の仲の良い姿は、本当の兄妹のようでした。

普段は妹のように無邪気に甘えるイリヤでしたが、真面目で時に震災の時に自分だけ生き残ってしまったことに悩み苦しむシロウを優しく包み込むようなお姉ちゃん的な姿を見せることもありました。彼女は、普段は自分が妹であるかのように天真爛漫に振舞いますが、実際は義弟のシロウよりも年上なのです。それゆえに、車の免許も持っており、上手に車を運転することもできました。

自分を震災から助け育ててくれた衛宮切嗣の最後の言葉である、正義の味方になるために日々奮闘している彼は、精神的に常に緊張した状態でもあったため、落ち込んだり、弱気になったりすることもよくあったのです。そんな時は、いつものわがままなイリヤは姿を消し、母親のような大きな愛情を思わせるお姉ちゃんの姿で彼を励まし、大きく包み込むこともできました。

天真爛漫な性格のイリヤは、子供のように無邪気に義弟のシロウに甘えている姿をよく見かけますが、時に計算して振舞っているところもありました。本当の妹であるかのように心優しい性格のシロウにおねだりしていると見せかけて、彼に自分の思い通りになるように暗示をかけたり、誘導したりもしていたのです。さすが、強力な魔術師だけあり、相手の気持ちを隙あらば自由自在に操ることを忘れないイリヤなのでした。

時に善悪の判断がつかない残酷さを持ってるイリヤは、日常の生活の中でもその小悪魔的な要素が浮き彫りになっています。妹のように可愛らしく小さなイリヤですが、隙あらば相手を思うままに扱おうという鍛え上げられた魔術師としての姿が現れるのでした。

戦うために誕生したといっても過言でないイリヤは、かなり短命な人工生命体(ホムンクルス)だったのです。妹のように可愛い魅力のあるイリヤは、その規格外の魔術を授かるために母親の胎盤にいる頃から様々な過酷な処置を受けてきました。願いを叶えることができる小聖杯などのハイスペックな能力を持つ代わりに、幼い容姿のイリヤは短命な運命を背負うことになります。

小聖杯の役割を担っているイリヤは、敗れてしまったサーヴァントを回収するという役目もありました。しかし、この仕事は幼い容姿のイリヤにとってはかなり過酷なものだったのです。小さな体のイリヤが正常に回収できるサーヴァントは4体までとなっているため、それ以上の場合はサーヴァントを回収するごとにイリヤの身体が蝕まれていくことになります。そのため、ハイスペックなイリヤは非常に短命なのです。

第五次聖杯戦争のためだけに作られたといっても過言ではないイリヤは、最強レベルのマスターとして誕生しました。幼少期から両親と引き離され、さらに父親は自分を捨てて他に養子をとって幸せに暮らしているという嘘の情報を吹き込まれながら洗脳されて育ったイリヤは、その恨みと憎しみを力に変えて、名門のアインツベルンの中でもトップクラスの最高傑作のマスターとなったのです。

妹キャラのイリヤは、善悪の判断がつかない幼少期より、目的のためであれば、相手が敵であれば手段を選ばずに戦う方法を叩き込まれて育ってきました。そのため、自分に冷酷な一面があるとは気がついていないところもあります。自覚がないため、平然と他のマスターを殺したり、バーサーカーを操ったりすることができたのです。最強のマスターとして恐れられているイリヤは、願いを叶える小聖杯の機能も持っていました。

「タイガー道場」というバッドエンド救済コーナーでは、英語教師でありお姉さん的な存在のタイガー(藤村大河)と妹のように無邪気なイリヤは、漫才のような掛け合いをしていることで大注目を集めています。バッドエンドとは、最悪だったり、不幸だったりする物語の結末を意味しており、キャラクターに不幸が起きる結末だったり、不幸のまま登場人物が終わったりすることについてイリヤ達はブラックな発言をしていました。

兄のように慕っているシロウが登場していないため、小悪魔的な要素があるイリヤの暴走が止まりません。しっかりしているようでいてボケているタイガーを毒舌のイリヤがバッサリと切っていきます。ブルマ姿がかわいいと評判のイリヤは、ブラックな雰囲気が増したキャラクターとして道場で大暴れしていました。

身長が低く人工生命体(ホムンクルス)として規格外の魔術を与えられたイリヤは、かつての大英雄である「ヘラクレス」をバーサーカーとして召喚しています。彼は、白兵戦では敵なしの驚異の強さを持っていました。「十二の試練」という宝具を持つバーサーカーのヘラクレスは、強力な英霊でありながら、とても紳士的で優しい性格を持ったバーサーカーだったのです。

かつての失敗を教訓にバーサーカーに理性を与えられなかったはずのヘラクレスでしたが、天真爛漫なイリヤがピンチの時には即座に駆け付け、まるで父親のようにイリヤを守るのでした。幼い姿で成長が止まってしまったイリヤは、心も幼いままのところがあります。その幼いイリヤの心に寄り添いまるで父親のように振舞うバーサーカーは父親のようでもありました。

第五次聖杯戦争で最強のマスターとして拷問のような訓練を強いられてきたイリヤは、彼女にふさわしい「ヘラクレス」というサーヴァントであるバーサーカーを召喚しています。かつて、サーヴァントであるバーサーカーに理性を与えたことで自らの意志を持ち思い通りに操ることができなくなったという教訓を持っているアインツベルンは、妹のように可愛らしいイリヤが扱うバーサーカーには理性を与えませんでした。

しかし、訓練のため森に放り出されてしまったイリヤを気遣い、オオカミに襲われそうになったイリヤを助けるために彼女のバーサーカーであるヘラクレスは駆けつけ、彼女を無事に助け出します。それ以来ただの使い魔のバーサーカーだと思ってイリヤは、自分を助けてくれたバーサーカーであるヘラクレスを仲間として認め、信頼するようになりました。

• 名前：門脇舞以(かどわきまい)
• 愛称：舞太(まいた)、マイタ
• 血液型：O型
• 生年月日：1980年9月8日
• 出身地：東京都
• 所属事務所：フリー(スチール・ウッド・ガーデンと業務提携)
• 職業：歌手、声優
• 声優デビュー：2001年
• 身長：157.5cm

目的のためであれば平然とマスターを殺すことができるイリヤの声を担当したのは、声優の門脇舞以さんです。彼女は声優以外にも歌手として大活躍されています。声優の門脇舞以さんは、1999年3月に受けたオーディオテクニカ「kirakira☆メロディ学園」に合格し、第1期生として2000年3月まで活動していました。その後「プリズムパレット」(ブロッコリーが開催)の声優を決定するオーディションで準グランプリを獲得します。

声優の門脇舞以さんが出演した作品には、ぽぽたんのメアー役や、それゆけ！外道乙女隊の北華妹香役、LEMON ANGEL PROJECTの渚砂みる役、ペンギン娘♥はぁとのマリー・チュパカブラ・W・ホワイトベア役、アマガミSSの上崎裡沙役、恋と選挙とチョコレートの青海衣更役、ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ！のサーニャ・V・リトヴャク役などがあります。

Fateでは、妹のようにかわいいと評判のイリヤのフィギュアもたくさんの種類が登場しています。特に人気なのが上記のイリヤスフィール・フォン・アインツベルン Prisma☆Klangfest Ver.です。ステージの上でスポットライトを浴びながら歌うイリヤの姿が魅力的に再現されています。羽根の装飾などイリヤが身に纏っている衣装の細かな部分まで見事に表現されているフィギュアとなっており、大人気となりました。

天真爛漫なイリヤのかわいいグッズには、キーホルダーもたくさんの種類が発売されています。大人っぽい制服姿のイリヤから、無邪気でかわいい妹の要素が魅力のイリヤ、上記のフィギュアでも登場しているイリヤスフィール・フォン・アインツベルン Prisma☆Klangfest Ver.のキーホルダーまで用意されています。キーホルダーとなっているイリヤはお値段もお手頃なのでたくさんの種類を揃えやすいと評判です。

Fateでは、1番好きなキャラクターと言われ大人気となっているのが、小悪魔的な要素のあるイリヤです。親子のようなバーサーカーとの関係を尊いと表現している人もいました。理性を与えられなかったバーサーカーでしたが、子供のように純粋なイリヤと過ごすことで彼女をいたわる優しい本来の心を取り戻したようです。

この物語の中で一番かわいいと大人気のイリヤは、誕生日おめでとうのメッセージもたくさん届いていました。聖杯戦争のために作られたといっても過言ではないイリヤでしたが、彼女を気遣い父親のように守ってくれるサーバーカーや兄のように慕うシロウの存在によって彼女の憎しみに満ちた心も次第に緩んでいくようでした。

妹になって欲しいという声も多くあったイリヤは、天使のようだとも言われています。普段は甘え上手で天真爛漫なまるで妹のようなイリヤですが、時には小悪魔的な要素が飛び出したり、優しいお姉さんになったり、さまざまな魅力を持っているキャラクターでもありました。

身長が低く幼い雰囲気がある妹のようなイリヤは、第五次聖杯戦争のために作られた存在でした。幼くして両親と離され、父親の嘘の情報を吹き込まれ、洗脳と拷問のような訓練によって優秀なマスターになります。しかし、無邪気で天真爛漫なイリヤには、計算高い小悪魔的な魅力や実は包容力のある優しいお姉さんの雰囲気もあったのです。彼女にはたくさんのかわいい魅力が詰まっていました。