【ワンピース】おトコの正体を考察!悪魔の実の能力者でトの康の娘?

『ワンピース』のワノ国編では、おトコちゃんというかわいい女の子が登場します。おトコちゃんはいつでも笑顔を絶やさない子です。悲しい時でもなぜニコニコ笑っているのか、『ワンピース』のファンの間では正体に関する考察がたくさんされています。また日和やトの康との関係性についても謎が深いキャラクターです。この記事では、おトコちゃんの人物像や正体に関する考察をまとめました。

【ワンピース】おトコの正体を考察!悪魔の実の能力者でトの康の娘?のイメージ

目次

  1. おトコちゃんとは?
  2. おトコちゃんの正体を考察
  3. おトコちゃんは悪魔の実の能力者?
  4. おトコちゃんはトの康の娘?
  5. おトコちゃんが小紫に仕えた理由
  6. おトコちゃんに関する感想や評価
  7. おトコの正体を考察まとめ

おトコちゃんとは?

ワンピースの作品情報

この記事で紹介するおトコちゃんは、『ワンピース』のワノ国に登場するキャラクターです。『ワンピース』とは、尾田栄一郎によって連載されている海賊冒険漫画です。ここではおトコちゃんの正体に関する考察を紹介する前に、『ワンピース』について詳しくまとめました。

ワンピースの概要

『ワンピース』とは、1997年から連載されている週刊少年ジャンプの看板漫画です。『ワンピース』は海賊を題材としたファンタジーで、バトルアクション要素が多い漫画です。1999年からはアニメ化され、20年以上放送されている人気シリーズでもあります。

ワンピースのあらすじ

海賊王といわれたゴールド・ロジャーは、処刑される前に「ひとつなぎの大秘宝」はどこかにあると言いました。それをきっかけに大海賊時代が始まります。主人公のルフィもまた、ラフテルにある「ひとつなぎの大秘宝」を目指して海賊・麦わらの一味を率いていました。ルフィは強敵と戦ううちに強くなり、やがて5皇とまで言われるようになります。そしてラフテルを目指すためにも、ルフィ達はワノ国へとやってきます。

おトコちゃんの人物像

おトコちゃんは『ワンピース』のワノ国編で登場するキャラクターです。おトコちゃんは身長や年齢などの詳細プロフィールが分かっていない謎の人物です。そのため、その正体について『ワンピース』のファンから考察されています。年齢に関してはまだ幼く、6歳くらいであるといわれています。いつも笑っていることが特徴的で、その笑顔は周りの人たちもつられて笑顔にさせてしまうほどです。

出会ったばかりのロビンから「かわいい子」と言われるほど愛嬌があります。自己紹介する時は「おトコだけど男じゃないよ」とギャグを言って皆を和ませることがありました。ユニークで皆を笑わせることが好きな女の子です。

ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)

おトコちゃんの正体を考察

芸者達から守られる存在

おトコちゃんが初登場した時は、仕事をサボってでも頑張って貯めた小遣いで蕎麦を買って食べていました。おトコちゃんは蕎麦を食べた後、花魁道中の時にまたここの道を通ると言っていました。その話を聞いて、ロビンはおトコちゃんが禿なのだと察します。禿とは、遊郭に住んでいる遊女見習いの女の子のことをいいます。実際の歴史でも、江戸時代に禿が花魁などの女郎の元で身の回りの世話をしていました。

おトコは遊女見習いで、小紫のお世話をしていたと思われます。小紫は遅れてやってきたおトコを叱りつけることはなく「心配したわ」と優しく話しかけました。このシーンから見ても、遊郭で一番の人気を誇る小紫からおトコは可愛がられていることが分かります。花魁から可愛がられているので、問題を起こしても遊郭の女郎から守られていたのだと思われます。

小紫が命がけで守ったおトコちゃん

『ワンピース』の92巻では、オロチが遊郭の女郎達を呼んで宴会を開いていました。オロチは遊郭の一番人気である小紫や美女に囲まれてとてもご機嫌でした。しかし『ワンピース』の93巻では事件が起こります。オロチは、今年はおでんが亡くなってちょうど20年目であり、妻のトキが復讐を言い残した年でもあると皆の前で演説を始めます。

しかし、その宴会に参加していた部下のほとんどがオロチの話にうんざりしていました。オロチは赤鞘九人男が今も反逆を起こすために着々と準備をしていると言います。それを聞いた部下は、20年も前に死んだと言われる侍たちが生きているとは思っておらず、まだおでんのことが怖いのかと呆れていました。そして多くの部下達はそんなオロチを影で笑っていました。

オロチはカイドウの力を使って権力を振るっていましたが、部下や町民達からは馬鹿にされることが多々ありました。するとどこからか笑い声が聞こえてきます。おトコちゃんが殿様でありながら皆から笑われている状況に、笑ってしまったのです。周りの女郎達は咄嗟におトコちゃんの口を抑えて笑うのを止めようとしました。しかし、おトコちゃんは笑うのをやめるどころか、泣いて大笑いをしてしまいます。

オロチは、自分がおでんを恐れていることを笑っているのかと怒り、刀を抜こうとしました。そんなオロチからおトコちゃんを守ったのが小紫でした。小紫はまだ幼い子供相手にやめろと言いましたが、オロチは止まらずおトコちゃんに斬りかかりました。他の女郎や部下もまだ相手は子供なのにと止めようとしますが、オロチはおトコを捕まえて刀を突きつけます。

小紫はそんなオロチを思いっきり殴りました。いくらオロチのお気に入りでも将軍を殴ることは許されることではありません。しかし、小紫はおトコちゃんを守るためにオロチを殴ったことを謝りませんでした。その事でオロチの怒りの矛先は完全に小紫に向かいました。その隙に宴会に参加していたロビンがおトコちゃんを連れて逃げます。

悪魔の実の能力でヘビの姿になったオロチは心から謝れば許すと脅します。小紫はそんな脅しにも屈することはありませんでした。しかし、隙をついた狂死郎から小紫は斬られてしまいます。忠誠心を示すために狂死郎は躊躇することなく、絶世の美女の小紫を斬ったのです。こうして小紫は命がけでおトコちゃんを守りました。

おトコちゃんは日和の子?

おトコちゃんが小紫に守られた後、再登場したのは『ワンピース』93巻の937話でした。実は小紫の正体はモモの助の妹の日和でした。日和は時をさかのぼっていなかったので20年分の年を取り、モモの助が不在の間はカッパの河松と共にしばらくは一緒に行動していました。しかしカッパの河松の負担を考え、自立しようと遊郭に入ったのです。

日和は宴会で命がけでおトコちゃんを守りました。そのことから、おトコちゃんは日和の子なのではないかという考察があります。実際に遊郭で禿になる女の子は身売りされてきたか、女郎の子供であることが多いからです。また、日和の年齢は26歳なので子供がいてもおかしくはない年齢です。日和が26歳でおトコちゃんがおそらく6歳程度であることから、もし子供であるなら20歳くらいで産んでいることになります。

日和の子であるなら、小紫の側で禿をしていたのも不自然ではありません。また、日和の子だからこそオロチの事を笑った時は、総出で守られたのだと考察されています。しかし、その後の『ワンピース』のストーリーで、おトコちゃんが遊郭出身ではないことが分かります。そのことから、おトコちゃんは日和の子である可能性は薄いと思われます。

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おトコちゃんは悪魔の実の能力者?

おトコちゃんはいつでも笑っている

おトコちゃんの特徴はいつでも笑っているところです。おトコちゃんが初登場した『ワンピース』の92巻では、お小遣いを一生懸命ためてサンジの蕎麦を買いましたが、落としてしまいました。そんな時も泣きながら笑っていたので、サンジも「変わった子」と言っていました。そしてオロチのことを笑った時も、おトコちゃんを庇った女郎が「あの子は笑い上戸なのよ」と言ってオロチを止めようとしていました。

このようにいつでも笑っているところがおトコちゃんの特徴でもあります。ただ愛嬌の良さはありますが、どんな場面でも笑ってしまうというデメリットがあります。そのせいでオロチにも命を狙われてしまいました。おトコちゃんは一旦逃げる事ができますが、その後もしつこく命を狙われ続けます。

悲しくても笑うおトコちゃん

おトコちゃんは悲しい時でも感情をコントロールできず、笑ってしまいます。ある日花の都の羅刹町ではトの康が処刑されることになり、多くの町民が集まっていました。処刑台に括られたトの康の正体が白舞の元大名であることが明らかになり、花の都の町民達は処刑されることを悲しんでいました。

おトコちゃんもトの康の処刑にかけつけました。しかしおトコちゃんは涙を流しながらも笑っていたのです。まるでトの康の死を喜んでいるような異様な光景でした。また、笑っていたのはおトコちゃんだけではありません。花の都の外から来たえびす町の皆も泣きながら笑っていました。

住民の笑いはおトコちゃんの能力?

おトコちゃんは悲しい時でさえ笑っていました。トの康が死んだ時は、笑うおトコちゃんとえびす町の住人にゾロが怒ったほどです。しかしそのシーンを見返すと、おトコちゃんを筆頭にえびす町の皆が笑い始めているようにも見えます。サンジと初めて出会った時も、麦わらの一味を一気に笑顔にさせていました。このことから、おトコちゃんの能力によって周りの人々を笑顔にさせているのではないかという考察があります。

また、おトコちゃんの出身地であるえびす町の人々は、おトコちゃんのようにずっと笑っている人々ばかりでした。しかし、トの康の処刑後すぐにおトコちゃんの笑顔の正体が人口悪魔の実「SMILE」の影響であることが判明します。実は人口悪魔の実「SMILE」では必ず能力者になれるというわけではありません。そのほとんどは能力者になれず、笑うこと以外の感情が失われてしまうのです。

おトコちゃんやえびす町の皆は「SMILE」の失敗作を食べさせられていました。オロチは、貧しくていつも人々がむせび泣く声が聞こえてくるおこぼれ町のことを疎ましく思っていました。そこで、花の都からのおこぼれの食材の中に「SMILE」の失敗作を紛れ込ませたのです。町民は美味しいりんごだと言って食べ始めました。食べていくうちにそのりんごがどういう物か分かりつつも、空腹に勝てずに食べ続けてしまったのです。

そうやって「SMILE」を食べてしまった人々が集まったのがえびす町でした。だから、どんなに悲しいことがあっても笑うことしかできなかったのです。その他にも、キッドの部下であるキラーもまた「SMILE」を食べさせられて笑うことしかできなくなり、さらにはカイドウの手下として人斬り鎌ぞうとなっていました。そして人斬り鎌ぞうとなったキラーはオロチの命によりおトコちゃんを殺害を企みます。

キラーは元海賊で強いので、「SMILE」の実験に利用された後もカイドウの手下として働いていました。対しておトコちゃんやえびす町の皆は戦う力がないので、オロチからそれ以上の利用はされていないようです。日和はおトコちゃんやえびす町の皆が笑う理由を知っており、トの康の死を笑う人々に怒るゾロに、「SMILE」の本当の恐ろしさを語りました。

日和は泣きながらこれがオロチの最大の罪なのだと言いました。つまり町民の笑いはおトコちゃんの能力のせいではなくオロチがもたらした「SMILE」のせいだったのです。日和がなぜ「SMILE」について知っているのかは謎ですが、おトコちゃんも小紫の正体が日和であることを知っていた数少ない人物の一人だったので、日和には何でも打ち明けていたのかもしれません。

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おトコちゃんはトの康の娘?

おトコちゃんとトの康は似ている?

2人はとてもよく似ています。特に『ワンピース』92巻でせっかく買った蕎麦を落とされた時に、おトコちゃんが蕎麦を食べられず泣きながら笑っていた時の表情と、トの康が笑っている顔は似ています。また、トの康の短い眉とおトコちゃんの麻呂眉もそっくりです。そんな2人は実は親子だったのです。母親が誰なのかは判明していませんが、『ワンピース』93巻の941話でトの康との親子関係が明らかになります。

おトコちゃんは日和と共に追手から逃げていたところを、ゾロに助けられます。そこでブルックと合流し、丑三つ小僧が捕まったことで花の都が大騒ぎになっていることを聞きました。大騒ぎになっている理由は、丑三つ小僧の正体がトの康だったからです。これを聞いたおトコちゃんは「あたいのお父ちゃんだよ!!?」と驚き、飛び出していきました。

おトコちゃんは追われる身でありながらトの康の処刑場へ向かったので、日和とゾロは急いでその後を追いました。トの康の処刑場には、大名時代のトの康を慕う人々で溢れかえっていました。トの康はそれだけ町民から人気のある人物でした。花の都の町民達でさえも処刑をやめるように求めましたが、無惨にもトの康の処刑はちょうどおトコちゃんが処刑場に到着したときに決行されました。

おトコちゃんは涙を流しながら「アハハハハ!!」と笑いました。おトコちゃんは父親が死んだ時でさえも「SMILE」の影響で笑うことしかできませんでした。しかしおトコちゃんは、処刑場の柵を超えて死んでしまった父親の元に向かいます。そしてウソップがはったりで売っていた「ガマの油」を傷に塗ってなんとか生き返らせようとしました。

「SMILE」の影響で悲しむことができなくても、おトコちゃんにとって父のトの康は大切な存在だったのです。おトコちゃんはその命をオロチに狙われているのにも構わず、トの康の側に居続けました。おトコちゃんとトの康の親子の絆が感じられるストーリーでした。

2人の出身はえびす町

2人の出身地は明らかになっていませんが、トの康はえびす町で生まれたのではありません。トの康は元々ワノ国の「白舞」の大名をしていたので、おそらく「白舞」出身である可能性が高いです。しかしその後オロチの手により、ワノ国の花の都以外はほぼ貧しい町になってしまいました。おトコちゃんはまだ幼いことから、トの康が大名の座から降りてから生まれたのだと思われます。

日和は「SMILE」がおこぼれ町に配られてから、えびす町ができたように語っていました。もしえびす町ができた後におトコちゃんが生まれたのであれば、えびす町出身である可能性はあります。なぜなら、「SMILE」を食べてしまい、笑う以外の感情を失ったトの康がその正体を隠してえびす町で暮らしていたからです。

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おトコちゃんが小紫に仕えた理由

理由①お金のため

おトコちゃんの正体は元大名のトの康の娘でした。しかしオロチがワノ国を治めはじめてからは大名の座を追われてしまいます。そのため、大名時代のように裕福な生活はしていませんでした。おトコちゃんはトの康の代わりに遊郭で働き、お金を仕送りしていました。つまりおトコちゃんは親のために働いていたのです。

理由②友達だから

おトコちゃんは働くために遊郭で禿をしていましたが、その他にも理由があるのではないかと言われています。おトコちゃんと日和はただの女郎と禿の関係ではないようでした。おトコちゃんは小紫の頃もその正体が日和であることを知っていました。日和も、おトコちゃんと離れ離れになってからずっと安否を心配していました。

そこまでおトコちゃんのことが大切だったのは、それほど親しい友人同士だったからです。そもそもおトコちゃんの父親であるトの康は日和の父・おでんと交流があったので、オロチがワノ国を支配した後にトの康が日和を支援していた可能性はあります。そうであれば、幼いおトコちゃんが日和の正体を知っていたのにもうなずけます。

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おトコちゃんに関する感想や評価

おトコちゃんはアニメ『ワンピース』でも登場しました。ちょうどおトコちゃんはサンジの作る蕎麦を買いに来たシーンです。その時もずっとおトコちゃんは笑っていましたが、サンジは気にすることなく一緒に笑っていました。そんなサンジとおトコちゃんのやり取りに癒やされたという方も多いようです。

小紫は美しい容姿から多くの人を魅了していましたが、その性格は悪女そのものでした。特に『ワンピース』92巻で描かれた、びん豪と小紫とのやり取りには引いたという方も多いようです。小紫はお金持ちでも廃人にしてしまうほど、徹底して金銭を摂取します。そんな小紫ですがおトコちゃんを庇うシーンが描かれた時は、本当は良い人なのではないかとその本質について話題となりました。

トの康が処刑されたシーンは涙を流したという方がたくさんいました。ウソップがどんな傷でもたちどころに治ると嘘をついて売っていた「ガマの油」を、笑いながら死んでしまったトの康に塗るシーンは切ないといわれています。

ちなみにおトコはウソップから「ガマの油」を盗んだシーンがありました。そのことから、正体は丑三つ小僧なのではないかという考察もありました。しかしそれはミスリードで、まさかここで「ガマの油」が出てくるとは思わなかったと驚いている方もいました。

人口悪魔の実「SMILE」は、『ワンピース』の2年後が始まってすぐに出てきました。それから長く「SMILE」の名前の意味は明らかになっていませんでした。しかし日和が、おトコちゃん達が悲しくても笑い続ける理由を明かしたことで、その「SMILE」の意味が判明しました。実の父親が処刑されても笑い続けるおトコちゃんの様子もあり、このシーンでは「SMILE」の恐ろしさを感じている方がたくさんいました。

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おトコの正体を考察まとめ

おトコちゃんの正体は、元「白舞」の大名であるトの康の娘でした。そしてオロチが気に食わないという理由で、「SMILE」を食べさせられて笑う以外の感情を失くしてしまいます。さらに父のトの康は殺されてしまい、まだ幼い少女でありながらも悲劇的な人生を送っています。それでも素の愛嬌の良さから皆に愛されるキャラクターでした。

おトコちゃんは現在安全な場所に身を隠していますが、「SMILE」の被害者として今後も登場する可能性はあります。これからも『ワンピース』に登場するおトコちゃんには注目です。

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