たしぎとくいなは同一人物？姉妹説やくいながワノ国で生きている可能性を考察

週刊少年ジャンプで大人気の連載作品「ワンピース」。あまりに長編な内容になるので全部は読んでいないと言った方もいるそうです。そんな方のために、ワンピースの簡単なあらすじと気になる概要をご紹介させて頂きます。

1997年から連載されている、週刊少年ジャンプで連載している大人気の少年漫画になります。1999年にはテレビアニメ化され、人気に拍車がかかりました。2018年には900話を突破し、人気のロングシリーズとなっています。劇場版作品も多数公開され、ゲーム化もされています。関連商品や関連イベントも途切れることなく、「ワンピースブーム」を巻き起こしています。

主人公のモンキー・D・ルフィは悪魔の実のゴムゴムの実を食べたことによって、体がゴムのようにのびるゴム人間になってしまいます。そんなルフィは、偉大なる海賊シャンクスと出会い、自らも海賊になることを誓います。そんなルフィに自分の麦わら帽子を託し、シャンクスは海に出航しました。

シャンクスと出会ってから10年後、ルフィは「海賊王に、おれはなる！！」と宣言して1人大海原へ漕ぎ出します。様々な敵と戦いながら、信頼できる仲間たちを集め「麦わらの一味」を結成させたルフィ。ついに念願の「偉大なる航路」への突入を果たします。

七武海の1人クロコダイルを倒し、エニエス・ロビーも粉砕し世界政府にまでケンカを売るルフィ。麦わらの一味はどんどん名を上げていき賞金首の金額も跳ね上がっていきます。そんな中、義兄エースの死と直面するルフィ。

自分の弱さを痛感したルフィは、もう仲間を死なせないようにするために修業を始めます。そして２年後、ルフィを筆頭に成長した麦わらの一味は、後半の海「新世界」を目指しシャボンディ諸島から出航します。そして、魚人島を経てついに「新世界」へと到達するのです。

くいなとは、麦わらの一味の剣士ゾロの幼馴染の女の子になります。当時、ゾロが通っていた剣道道場の師範の娘で、ゾロが世界一の剣豪になるきっかけとなった重要な人物になります。いつもゾロを打ち負かすくいなは、大人にも勝る実力の持ち主。そんなくいなでしたが、自宅の階段から転倒しあっけなく亡くなってしまいます。ゾロの持つ「和道一文字」は、師範がゾロに託したくいなの形見になります。

たしぎとは、「海軍本部」に所属する女性の軍人になり、海軍本部所属のスモーカーの有能な部下になります。性格は天然でお人よしな一面もあり、他の海兵からも「大佐ちゃん」の愛称で人気のたしぎですが、可愛い容姿からは想像もつかないほどの腕のたつ剣士になります。
 

こよなく刀を愛する愛刀家であり、名刀を一目で言い当てることが出来るほどの刀剣マニアなたしぎ。そんな名刀を悪用する海賊や賞金首を絶対に許さないという正義感の強さと負けず嫌いな一面があり、「世界中に散らばり悪党に渡ってしまった名刀を自分の手で全て回収する」という夢を持っています。

くいなとたしぎの顔はゾロが見間違えるほどそっくりです。ゾロからは「パクリ女」とまで言われたこともあるほどです。容姿も似ていて、女性剣士という共通点を考えても「実はたしぎはくいななのか？」という声もあるほどです。また、自身が女性であるというコンプレックスを抱えている考え方までもが共通しています。

顔も似ていて、身体的特徴や女剣士という見た目だけではなく中身もそっくりなたしぎとくいな。あまりに似すぎた2人に「実はくいなは死んでおらず、記憶を無くしただけで2人は同一人物なのでは？」といった声も挙がっています。

「ヨミヨミの実」を食べて死んだブルックが生き返ったことも前例にあるように、くいなも何かしら悪魔の実を食べて生き返ったという説もあります。ワンピースの世界では、原作者の尾田栄一郎さんが言うには、「死んだ人間を基本的に再登場させない」という考え方だそうです。この考えから、もしもくいなが悪魔の実を食べて生きていても名前を変えたり素性を隠したりして、そのまま登場はしないといった予想がされています。

たしぎ、くいな共に女であることにコンプレックスを感じており、女であることを引け目に感じています。外見ならず、考え方までも同じなたしぎとくいなに、思わず「パクリ女」とたしぎに言ってしまうほどゾロも混乱していました。（更に「パクリ女」と言われたたしぎは、くいなの方がパクリだと言って更にゾロを怒らせました）

たしぎとくいな2人を知っているゾロが混乱するほど容姿が似ている2人。顔の形や髪型を考えてみても、くいなが成長した姿がたしぎのように見えます。たしぎは、若干の近視のためメガネをかけている点が唯一違う点だと言えます。が、くいなの父親もメガネをかけていたので、やはりたしぎとの親子説が疑問視されています。
 

あまりに容姿や考え方まで似ているたしぎとくいな。そんな2人なので「たしぎとくいなは実は同一人物なのでは？」と言った声が多々あります。が、たしぎとくいなは同一人物ではありません。その理由をご紹介させて頂きます。

くいなとたしぎが同一人物でない一番の理由は、2人の誕生日が違う点になります。くいなの誕生日は9月17日に対して、たしぎの誕生日は10月6日となり、まったく違います。こちらは公式で発表されたものになるので2人は同一人物ではなく、双子でもないと言えます。

さらに、たしぎの年齢は23歳だと公式に発表されていますが、くいなは生きていれば22歳だと言われています。くいなの年齢は「（現在21歳の）ゾロよりも少し年上」とくいなの父親が言っていたので22～23歳の可能性があります。

更に、ワンピース第0話の「STRONG WORLD」では、くいながエース(生きていれば22歳)より後に生まれています。このことから、おそらくくいなは生きていれば22歳であると考えられるので、たしぎの年齢と異なってきます。

同一人物ではないたしぎとくいなですが「姉妹説」も浮上しています。「双子説」もありますが、たしぎが23歳で、生きていればくいなは21歳となるので双子にはなりません。しかし、容姿が似ていることを考えても姉妹の関係だと思えばつじつまが合います。

ワンピース第0話にはくいなの母親が登場していますが、その容姿はとてもくいなに似てます。このことから、たしぎとくいなの母親は同一人物でたしぎもくいなも母親似であることが伺えます。そして、たしぎとくいなは何らかの理由で生き別れになった姉妹ではないかといわれています。

0話で登場したくいなの母親は、ゾロの回想シーンでは登場しません。更に、扉絵シリーズ「世界の看板から」では、くいなのお墓参りをする父親の姿がありますが、母親の姿はありません。娘のお墓参りに母親の姿が無いのは少し不自然では…？と言った考察がされています。
 

このことから、くいなの母親は既に死んでしまっている、あるいは父親とは一緒に暮らしていないと考えられます。その際にたしぎを連れて出て行った可能性も考えられます。父親の背中を見て育ったたしぎが剣の道に進むのは自然なながれかと思われます。

くいなは「水鶏」、たしぎは「田鴫」、と2人とも飛べない水鳥の名前が付けられています。この共通点から「たしぎとくいなは何かある！」と考えている読者が多いようです。飛べない水鳥の名前が付けられていることから、母親が同一人物だという考えも濃厚です。

「容姿が母親に似ている」「父親に似て2人とも女剣士」「姉妹なので考え方が似ている」「2人とも名前が水鳥の名前に共通している」等たしぎとくいなの姉妹説はたくさんの可能性が出てきます。新世界変に突入し、たしぎの登場が増えることも考えて、今後の展開がどうなっていくのかが見どころです。

「実はくいなは生きていて、ワノ国で生きている」という説もあります。ワノ国での、光月おでんの妻である、光月トキが実はくいなとたしぎの母親の可能性があると言われています。トキと言う名前が鳥の名前にもあることと、時間を跳ぶことができるトキなので時間のずれの関係で「生きているくいなと光月トキが一緒にワノ国にいるのでは？」と考察されています。

「階段から転落して死亡した」とされているくいな。そもそも、階段から落ちれば、けがはするかもしれませんが、亡くなる人は数少ないはずです。加えてくいなが道場一の剣豪で、身体能力も当時のゾロよりも上であることを考えても階段から落ちて死亡するのはあまりに不自然たという考えもあります。

「女の子が世界一強くなんてなれない」と言う父親の言葉を聞いて育ったくいな。このことから、性別に対するコンプレックスを持っていたようです。このことから、くいなは「性転換手術を行って、男性になることを決意した」ことで自分が死んだことにしたとも言われています。

くいなの父親であるコウシロウですが、その風貌や剣術に長けていることから「ワノ国の出身者では？」と考えられています。光月一族の身分であることを隠すためにワノ国では死んだことにしている可能性も考えられます。ワノ国とコウシロウの関係が明らかになることでくいなとたしぎの出生の秘密も明らかになるかもしれません。

「性別を変える」と言えば、「ホルホルの実」の能力者イワンコフをイメージされるかと思います。実はワンピース589話で、イワンコフらしき人物がくいなの父親の道場を訪れたというシーンがあるのです。道場にいた子供が「昼間見たか？でっけー顔の人間」と言っていることから、イワンコフとコウシロウの関係性が注目されています。
 

くいなの父親とイワンコフが知り合いであったことから、イワンコフに性転換手術をお願いし、くいなを死亡したことにして偽装したのでは？と考察されています。現に、ワンピース0話にて、くいなの父親が跡継ぎ問題についてを嘆いている姿が描かれています。

たしぎともくいなとも面識のあるゾロ。一度はあまりにくいなに似ているたしぎに向かって「パクリ」発言をするほど…。そんな発言を思わずしてしまうゾロとくいな、そしてくいなとそっくりなたしぎの3人の気になる関係を説明させて頂きます。

麦わらの海賊団の仲間。ゾロが一番最初に仲間になります。「世界一の剣豪になる」という野望をもつ三刀流の剣士。クールでストイックな武士道精神の持ち主だが、方向音痴なのがたまに傷。胸に鷹の目のミホークから受けた傷と左目の傷が特徴的。

幼いころゾロが通っていたシモツキ村の剣道場の師範が、幼馴染のくいなの父コウシロウになります。くいなが女の子だったため、跡継ぎ問題として「この子には道場を継がせたかったが…」「女の子ではねェ…」とつぶやく芯シーンがあります。父親の気持ちから、くいなに性別のコンプレックスがあったのでは？と考察されています。

くいなとゾロは毎日道場で剣の稽古をしていました。くいなもゾロと同じく「世界一の剣豪になる」という夢がありましたが、師範でもある父親からは「女の子では世界一強くなんてなれない」と言われてしまい、女の子である自分にずっとコンプレックスをいだいていました。

ゾロは道場の中でも一番強い腕前の持ち主でしたが、そんなゾロの上を行く腕前だったのがくいなでした。ゾロとくいなの戦績は0勝2000敗でいつもゾロが負けていました。が、女である自分をコンプレックスに思うくいなは男であるゾロをうらやましく思っていました。

ゾロとたしぎが初めて出会ったのは「ローグタウン」になります。鷹の目のミホークに刀を2本折られたゾロは新しい刀を購入しようとしていたところ、たしぎと出会います。スモーカーに因縁をつけたチンピラを見事に倒すたしぎでしたが、さいごにつまづいて転倒し、メガネを落としてしまいます。このメガネを拾ったのがゾロでした。

武器屋で刀を２本購入しようとするゾロ。お金を持っていなさそうなゾロが、腰にある名刀を持っていることに刀屋の主人は気づきます。なんとか名刀をだまし取ろうとする主人ですが、偶然居合わせたたしぎが、「和道一文字」の名刀であることを伝えてしまいます。名刀マニアのたしぎはその後三大鬼徹の妖刀を見事に言い当てゾロにすすめます。

刀屋ではお互いの素性を知らなかったゾロとたしぎ。そのあとすぐに2人はお互いの素性を知り、戦うことになります。和道一文字を回収しようとするたしぎでしたが、ゾロの方が強くあっさりと決着がついてしまいます。自分にとどめをささないゾロにたしぎは不満をもらします。

ゾロが自分にとどめをささないのは、自分が女だからなのかと詰め寄ります。「いっそ男に生まれたかった」とくいなと同じセリフを言うたしぎ。ソロは思わず「パクリ女」だと言ってたしぎに文句を言いますが「そっちがパクリ」だと言い返されます。これがきっかけでたしぎはゾロを目の敵にすることになります。

パンクハザード編では、ゾロとたしぎが初めて協力してモネを倒すシーンがあります。敵がモネという女性のため、ゾロは斬ることがことが出来ないと思ったたしぎはモネに肩を噛まれながらも戦いますが、そんなたしぎを見たゾロは、覇気を使わずにモネを真っ二つに斬ります。覇気を使っていないため、実際は斬られてはいませんがモネの負けは確定します。そして、最期のとどめはたしぎが下しました。

女性でありながら海軍曹長から大佐と言う肩書をもつたしぎ。性格も天然で抜けていますが、ひとたび剣を持てば性格がガラッと変わってしまいます。息がぴったり合っているゾロとたしぎですが、海賊と海軍という最も相容れない関係の2人の今後の展開が楽しみです。

くいなとたしぎは姉妹関係という説を裏付ける一番の理由は、容姿もそうですが名前に飛べない鳥がつけられているという点になります。姿も似ていて共通した名前を持ち考え方まで同じで最後は2人とも女剣士。ここまで同じでまったくの赤の他人なら驚きです。

ゾロがたしぎとくいなにこだわる理由は、やはり幼少期にくいなにに対してほのかな恋心があったためではないかと思われます。本人さえも自覚していないことなのでその辺りは深く掘り下げられていませんが、くいなに似ているたしぎに突っかかるのはそのためではないかと思われています。

たしぎとくいなの関係性についての考察はいかがでしたか？同一人物説や姉妹説までは予想していましたが、ワノ国説まで出てくるとは意外でしたね。今後くいなは登場するのか、たしぎがどう出てくるのか、ゾロとの関係はどうなるのか？気になる所です。今後のワンピースもますます目が離せない展開になっていますので、是非ご一読下さい。