【ダンガンロンパ】腐川冬子は二重人格？殺人鬼・ジェノサイダー翔とは？

腐川冬子は『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』と『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』に登場するキャラクターです。主人公・苗木こまると共に行動するメインキャラでもあるのですが、彼女は精神構造に深刻な問題を抱えていました。ここでは、そんな腐川冬子のプロフィールを紹介してきます。それではまず『ダンガンロンパ』の作品情報からご覧ください。

『ダンガンロンパ』はスパイク・チュンソフトにより発売された携帯ゲームをプラットフォームとしたシリーズ作品です。シリーズの主軸となっているのがミステリー・推理要素、アクション要素を含んだアドベンチャーで、2013年7月から9月までにアニメイズムにてアニメ『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』が放送されました。

なお、2016年7月11日から9月26日に「未来編」が、同年7月14日から9月22日に「希望編」、同年9月29日からは「希望編」がそれぞれ放送されています。

腐川冬子は『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』に登場するキャラクターです。超高校級の「文学少女」として超人気を誇る若手女流作家であり、作家デビューを果たしたのがなんと10歳の頃でした。

腐川冬子の代表作が恋愛小説『磯の香りの消えぬ間に』ですが、この小説を読んだ女性の間で漁師の人気が爆発するという社会現象を生むほどの影響力があります。それからは高校生ながらも、数々の文学賞を受賞しベストセラーに幾度ともなく選ばれるなどまさにのりに乗っている作家。そんな中、腐川冬子の過程環境は複雑で、父親が1人に対して母親が2人といった環境で育ってきました。

腐川冬子は長いおさげ髪に眼鏡をかけ、脚が隠れるほど長いロングスカートといった地味な恰好が特徴的です。被害妄想が激しく自虐的、さらに陰気で根暗、卑屈という性格をしており、初対面の人を相手にしても自分のことを嫌っていると思い込むほど。そして、それに対して攻撃的・威嚇的なのでなお始末の悪い性格しています。

しかし、それでも人に話しかけられると嬉しそうな顔をしたり、誤解を与えたと思った相手には訂正し、その後自分のことを語り始めたりする様子が描かれているので、本心では人との交流を求めているのがうかがえます。漫画やライトノベルについての評価は「不潔な使い捨て文化」や「読む価値なんてない」と言って嫌っているようで、アブノーマル趣向でオタクの山田一二三とは相いれない様子が描かれていました。

被害妄想が激しく自虐的、なおかつ卑屈な性格をした腐川冬子。それだけでも厄介な性格をしているといえるのですが、実はジェノサイダー翔としての顔も持ち合わせているのです。それには、彼女が育った環境が影響していました。ここでは、腐川冬子が二重人格者？という疑念に迫りつつ、殺人鬼・ジェノサイダー翔について紹介していきます。

腐川冬子は父親が1人に対して母親が2人という複雑な家庭環境で育ち、さらに過去の学生生活では悲惨な経験をしていました。そのような経験によって不安定な性格を形成しているようなのですが、なおかつ精神構造にも深刻な問題を抱えているのです。それが二重人格者だということです。作中では腐川冬子が「ジェノサイダー翔」として暴れまわっている様子が描かれています。

腐川冬子の別人格であるジェノサイダー翔とは、超高校級の「殺人鬼」です。これまでに数十人の命を奪ったキャラクターなのですが、被害者が男性という共通した犯行材料以外は証拠を残さずに現場を立ち去るためいまだ逮捕されていません。腐川冬子の性格とは一変し常にゲラゲラと笑い、猟奇的かつ残忍な手口で殺人を繰り返すなど大胆な特徴があります。

実は、その存在自体も都市伝説化しているため、その実体自体が怪しまれており、「ジェノサイダー翔」という名前はネット上に与えられたあだ名です。犯行現場には必ず「チミドロフィーバー」といった血文字を残すということも都市伝説化した理由なのかもしれません。

かなり厄介な性格といい別人格・ジェノサイダー翔としての顔も持ち合わせている腐川冬子ですが、ネット上ではそんな彼女が良いと言われていました。その高い人気のためか、腐川冬子がメインキャラとして描かれているようです。ここでは、腐川冬子がメインキャラとして活躍する作品と主人公・苗木こまるとの関係性を紹介していきます。

腐川冬子およびジェノサイダー翔は、番外編『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』でメインキャラとして登場します。別人格であるジェノサイダー翔も操作キャラとして登場しており、窮地に陥った状況も覆せるだけの性能を兼ねそろえたキャラクターだといえるでしょう。そして腐川冬子は物語の中核を担うキャラクターであり、主人公・苗木こまると共に行動しています。

たびたび苗木のサポートを引き受けたり、助言を与えたりなど重要なポジションを担っていました。本作における腐川冬子の人格はスタンガンで電流を頭に流し込むことによってジェノサイダー翔に入れ替わり、この人格の交代にはスタンガンの電圧に応じた時限式です。ただ、腐川冬子とジェノサイダー翔との記憶を共有しないため、急に人格交代を解除されると混乱することがよくありました。

『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』では腐川冬子と苗木こまるが共に行動しているのですが、2人の関係が始まったのはストーリーが始まってすぐの頃でした。本作は苗木こまるが「人類史上最大最悪の絶望的事件」を経験し、マンション「塔和シティ」で一年半にかけて監禁生活を送ったところから展開されています。そして、苗木がモノクマにおびえて動けなくなっている際にジェノサイダー翔が助けたことで2人は出会いました。

ただ、その時は腐川冬子の二重人格・ジェノサイダー翔が表に出ていたため、こまるはただただおびえていました。しかし、その後腐川冬子の人格へと戻ってからは徐々に打ち解け合い、お互いに協力し合いながら試練に立ち向かっていくことになります。2人の関係性においては腐川冬子の二重人格性が少なからず関係しており、腐川冬子がこまるを呼ぶ時は「おまる」で、ジェノサイダー翔が呼ぶ時は「でこまる」と呼んでいます。

表向きは根暗で卑屈、裏では別人格としての殺人鬼・ジェノサイダー翔といった腐川冬子なのですが、彼女の声優を担当したのが「沢城みゆき」です。助演女優賞や主演女優賞、海外ファン賞などを2009年から2011年の2年間で受賞するなど、まさに実力派の女性声優。ここでは、沢城みゆきのプロフィールをはじめ、アニメ声優として出演した主な作品を紹介していきますので、ぜひご覧ください。

• 名前：沢城 みゆき(さわしろ みゆき)
• 愛称：みゆきち
• 出生地：長野県
• 生年月日：1985年6月2日
• 職業：声優、女優、ナレーター
• 所属事務所：青二プロダクション

腐川冬子の声優を担当した沢城みゆきは、1999年5月2日に開催された新人声優オーディションに参加し審査員特別賞を受賞、それから『プチ・キャラット』のぷちこ役に起用されたため、演技経験がないまま声優デビューを果たしました。2年後の2001年にはテレビアニメ『しあわせソウのオコジョさん』のコジョピー役で初主演を務めています。

2017年1月9日にテレビ朝日系列にて放送された『人気声優200人が本気で選んだ！声優総選挙！3時間SP』では4位に選出され、2018年4月1日から放送された『ゲゲゲの鬼太郎』では主人公である鬼太郎に抜擢されるなど大人気の声優です。そして2019年9月、異例の出演となったNHK連続テレビ小説『なつぞら』にて劇中アニメの声優を務めています。

沢城みゆきが出演した主な作品は以下のとおりです。

• 1999年～：デ・ジ・キャラット（プチ・キャラット 役）
• 2001年～：ギャラクシーエンジェル（ミント・ブラマンシュ 役）
• 2001年～：しあわせソウのオコジョさん（コジョピー 役）
• 2004年～：ローゼンメイデン（真紅 役）
• 2005年～：おねがいマイメロディ（小暮駆 役）
• 2006年～：おとぎ銃士 赤ずきん（いばら姫 役）
• 2009年～：物語シリーズ（神原駿河 役）
• 2011年～：HUNTER×HUNTER（クラピカ 役）
• 2011年～：ルパン三世（峰不二子 役）
• 2016年～：ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- （腐川冬子 役）

ここでは腐川冬子に関する感想や評価を紹介してきます。腐川冬子は番外編『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』にてメインキャラとして活躍していることからもうかがえる通り、人気の高いキャラクターです。腐川冬子が二重人格者となった理由や彼女の魅力などに関する感想などが挙げられていますので、ぜひ最後までご覧ください。

こちらは『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』に登場する腐川冬子が二重人格者になってしまった理由について述べられており、その理由として腐川冬子を守るためだったと言われています。

腐川冬子に限らず、二重人格を取り扱った作品では大抵自分の身を守るためだったり、欲求を満たすためだったりするので妥当な考えだといえるでしょう。また、腐川冬子は被害妄想が激しいため、被害を受けていると感じていたのであればなおさらのことです。

こちらは好きなキャラとして腐川冬子が挙げられています。表向きは根暗で卑屈な性格をしている腐川ですが、別人格としての裏の顔も持ち合わせていることが好評を得ているようです。普段は丈の長いスカートを履いている腐川ですが、別人格としてのジェノサイダー翔に成り代わった時の大胆さとのギャップが好感を寄せる理由なのでしょうか？

こちら感想では、腐川冬子が『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』の主人公として描かれることに対して喜んでいるのがうかがえます。3年前から腐川冬子を推しているようで、根暗で三つ編みのロングスカートでありながらも、やはり二重人格の殺人鬼というギャップが評価の高い理由として挙がっています。

『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』と『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』に登場する二重人格者の腐川冬子とジェノサイダー翔について紹介してきましたが、いかがでしたか？腐川冬子の性格が卑屈で自虐的、さらに被害妄想が激しいなど始末の悪い性格をしているのですが、さらに二重人格という厄介な存在。

そして二重人格として登場したジェノサイダー翔も巧妙かつ残虐な手口で犯行を繰り返す殺人鬼といったキャラクターであるため、敵に回すと危険極まりない存在だといえるでしょう。そんな厄介な性格と二重人格性を抱えた腐川冬子ですが、もう1人の主人公として登場した『絶対絶望少女 ダンガンロンパ』では、ストーリーが展開していくにつれて少しずつ成長していく様子が見受けられています。

ジェノサイダー翔も味方として活躍してくれているので、頼もしい人物だといえるでしょう。これを期に『ダンガンロンパ』をご覧になった際は、二重人格者・腐川冬子ことジェノサイダー翔に注目してみてはいかがでしょうか？