2020年02月04日公開
2020年02月04日更新
【正解するカド】徭沙羅花の正体と右手の指輪を考察!くりTシャツとは?
宇宙の先から来た生命体と人類のストーリーを描いた『正解するカド』には、徭沙羅花というキャラクターが登場します。徭沙羅花は、外務省のエースでヤハクィザシュニナとの交渉人として会談しました。優秀で容姿もかわいいのですが、妙なセンスを持っており、くりが描かれた変なTシャツを着ることもあります。この記事では、『正解するカド』の徭沙羅花の正体や右手の指輪の意味について紹介します。
徭沙羅花とは?
正解するカドの作品情報
徭沙羅花は『正解するカド』というアニメに登場するキャラクターです。徭沙羅花は『正解するカド』のストーリーにとって重要な存在でもあります。ここではまず『正解するカド』について紹介します。
正解するカドの概要
『正解するカド』とは、オリジナルアニメ作品です。東映アニメーションが制作しています。総監督を務めるのは、『翠星のガルガンティア』の監督でも知られる村田和也、キャラクター原案は『マグダラで眠れ』の作画でも知られる有坂あこです。日本に地球外知的生命体が接触するSFを題材とした作品となっています。
正解するカドのあらすじ
『正解するカド』の主人公、真道幸路朗は政府の交渉官として優秀な人材でした。早速潰れかけの工場を視察し、工場と政府の間に立って交渉しました。その工場は高度な技術を持っているにも関わらず、資金が無いため新しい製品の開発ができませんでした。対して政府は工場の跡地に新しい建物を建てる代わりに、工場長にそれなりのお金を用意していました。
工場長がまだ事業を続けたいという意思を汲み取った真道幸路朗は、学者とかけあい、資金の工面をして1ヶ月で結果を残すように言いました。そして1ヶ月後、スーパーメタルを製造し再び工場と政府の取引を再開させて、工場を立て直しました。このように、真道幸路朗は両方に得がいくような交渉をし、成功させる交渉官のエリートでした。
ある日真道幸路朗は部下と共に海外に行くため、飛行機に乗っていました。飛行機で離陸を待っていると、突如巨大な立方体が現れます。真道幸路朗は飛行機もろとも立方体にのまれてしまいます。日本政府はこの事態に、まずは立方体から飛行機の乗客251名を助け出すことにします。しかし立方体には傷一つつける事ができません。
そんな時、ヤハクィザシュニナという名前の異方存在が、日本政府への交渉の場を作ることを求めました。そうしてヤハクィザシュニナは、何故か真道幸路朗と共に立方体から現れました。実は真道幸路朗は、立方体の中でヤハクィザシュニナと交渉していたのです。こうして真道幸路朗は、ヤハクィザシュニナと政府をつなぐ交渉人として活躍します。
徭沙羅花のプロフィール
徭沙羅花は、『正解するカド』のヒロインです。青みがかったロングヘアにかわいい容姿をしています。外務省の国際交渉官をしており、初登場時はちょうど海外から日本に帰国したところでした。その時、日本には「カド」という異方の存在が姿を現していました。異方の存在だというヤハクィザシュニナは、日本政府との交渉を望みます。日本政府は早急に優秀な交渉官を見つける必要がありました。
日本の交渉官として優秀な真道幸路朗は、ヤハクィザシュニナ側の交渉人を務めていたので、新しい人材を見つけなければなりません。そこで、海外から帰ってきていた徭沙羅花が日本政府の交渉官として任命されます。徭沙羅花は早速交渉の場を設けて異方存在と交渉しました。交渉時には、ヤハクィザシュニナと真道幸路朗のやり取りに笑ってしまうなど肝の座った性格をしています。
徭沙羅花の正体
正体①人類が生まれた世界の管理者
徭沙羅花の正体は世界の管理者でした。つまりその正体はヤハクィザシュニナと同様の異方存在だったのです。徭沙羅花は宇宙から地球が誕生する様子を、複数の異方存在と共にずっと見てきました。その世界の元となる繭の情報は多くはありませんでした。しかし、情報を読み取った後も何かが残る不思議な繭でもありました。
ある時、特異点が現れます。徭沙羅花は、特異点に触れたいと思うようになります。しかし他の異方存在からは、そんな事をすれば異方存在としての情報のほとんどが失われてしまい、自殺行為に等しいと止められます。その繭は異方とは違い低次元のため、元の異方の力を維持することができませんでした。
それでも徭沙羅花は地球に降り立つことを選びました。異方存在は何度も転生を繰り返して今の徭沙羅花の姿になります。徭沙羅花は地球の管理者ではありますが、存在するきっかけを与えただけでその後の人類の成長は異方存在を使わず自然に任せていました。ちなみに、徭沙羅花の正体が明らかになったのは『正解するカド』の10話です。
ヤハクィザシュニナは徭沙羅花とは違い、人類に積極的に異方存在を与えてきました。そのため自然派の徭沙羅花は、最初からヤハクィザシュニナに対して否定的な意見を持っていました。実際に、ヤハクィザシュニナがもたらす異方存在を受け入れていた真道幸路朗に交渉を持ちかけた時も、自然に事がなりゆく素晴らしさを訴えていました。
正体②異方存在であるのに感情的な理由
徭沙羅花は異方存在ですが、ヤハクィザシュニナとは違い人間らしい感情を持っていました。これは人間として生命を受けたからです。徭沙羅花は、ときには人間に狩られる獣として生きることもありました。おそらく一人間として生きたのは徭沙羅花が初めてだと思われます。
人間として生を受けた徭沙羅花は、父親という存在に初めて叱られ、人間が尊い存在だということを学びました。こうして徭沙羅花は異方存在でありながら人類を好きになり、人間のように生きてきたのです。だからこそ、本を読んで人間の事を知ったヤハクィザシュニナとは違い、実際に人間として育ってきた徭沙羅花は感情的だったのです。
徭沙羅花の右手の指輪やくりTシャツ
徭沙羅花の右手の指輪
徭沙羅花は右手の薬指に指輪をつけていました。右手の薬指に指輪をつける意味は、一般的には彼氏がいるというアピールでもあります。しかし徭沙羅花が指輪をつけていた理由は「操のようなもの」と説明しています。この指輪は『正解するカド』の9話で粉々に砕け散ってしまいました。
なぜ砕けたのか、指輪がどのような作用をしていたのか詳しくは描かれていません。ただ、徭沙羅花が異方存在としての力を制御して、あくまで人間として生きるための暗示のようなものだったのではないかと考察されています。
徭沙羅花のくりTシャツがかわいい
徭沙羅花はかわいい容姿をしており、外務省のエリートなので、きっちりとしたスーツを着こなしていました。スーツ姿でもピアスをしておしゃれな印象でしたが、『正解するカド』の8話では「くり」という文字と落書きのようなくりの絵が描かれたTシャツを着ていました。くりTシャツを見た真道幸路朗はそのセンスに驚き、何度もくりTシャツを見てしまいます。
その後徭沙羅花は真道幸路朗を連れて実家に向かいましたが、家族は全くくりTシャツに反応していませんでした。そのため、元からくりTシャツを着るようなセンスを持っているのだと思われます。ちなみにくりTシャツ以外は、タイトスカートに黒のヒールとおかしい組み合わせではありませんでした。
徭沙羅花に娘がいる?
徭沙羅花には娘がいます。徭沙羅花は未婚で彼氏はいませんでした。しかし、正体を明らかにした徭沙羅花と真道幸路朗は一気に距離をつめ、恋人として結ばれます。そして2人は子を成しました。なぜ短期間で子供ができたのかというと、ヤハクィザシュニナが持ってきた異方存在の一つ、「ナノミスハイン」を使い、相対時間をずらした空間で育て上げたからです。
つまりどういうことかというと、今現在いる場所での時間とは全く時間の流れが違う場所で育てた娘だということです。しかし、誰かが徭沙羅花と真道幸路朗の娘を育てなければなりません。そこで白羽の矢が立ったのが、真道幸路朗の忠実な部下である花森瞬でした。花森瞬はヤハクィザシュニナへ対抗する計画を全て聞きました。
それは、人間である真道幸路朗と異方存在である徭沙羅花の娘を育て上げることでした。それだけではありません。人類と異方存在の特異点である娘は、ヤハクィザシュニナの完全なる上位互換となります。相対時間をずらし、16歳となった娘にヤハクィザシュニナを倒させることが目的でした。そのためには完全にヤハクィザシュニナに隙を与えなければなりません。
隙を作るには、ヤハクィザシュニナがこちらの動きを予想している通りに動く必要があります。つまり、真道幸路朗がヤハクィザシュニナによって死亡しなければならないのです。この計画を知った花森瞬は激怒しますが、見事別空間で一人で娘を育て上げました。そして真道幸路朗が死亡し、完全に勝利を核心したヤハクィザシュニナの前に1台の車が止まります。
車の中からは、娘の真道幸花が現れます。ヤハクィザシュニナは勝手に自分の空間に干渉してきた人物に驚きます。そしてこれが本当の真道幸路朗の計画なのだと知ると、ヤハクィザシュニナは激怒して真道幸花に攻撃をします。しかし、完全な上位互換の真道幸花には通用しません。異方存在よりも多くの情報量を持つ真道幸花によって、ヤハクィザシュニナは存在を消されてしまったのです。
こうして世界は真道幸花によって救われ、真道幸路朗は死亡してしまいます。もちろん世界はこの事実を知らないので、「カド」とヤハクィザシュニナが突如消えてしまったと思いました。そしてヤハクィザシュニナよりも高次元である存在の真道幸花の力により、人類にもたらされた全ての異方存在は消滅してしまいます。
高次元の存在である真道幸花は、死んだ後の真道幸路朗と会話しているような描写があります。複製体を作ることしかできなかったヤハクィザシュニナよりも、圧倒的上の存在であることが分かります。その後、真道幸花の行方は分かっていません。高次元の存在なので、人類とはかけ離れたところで過ごしているのかもしれません。ちなみに真道幸花は徭沙羅花に似ており、かわいい容姿をしています。
徭沙羅花の声優
M・A・Oのプロフィール
『正解するカド』で徭沙羅花役を演じている声優は、M・A・Oです。M・A・Oは、1992年2月1日生まれの女優・声優です。イエローキャブNEXTに所属しています。女優として活動する時は市道真央という名前を使っています。なぜ声優として活動する時にはM・A・Oなのかというと、最初に声優として参加した作品での名義が何故かM・A・Oになっていたためです。
M・A・Oの主な出演作品
M・A・Oの主な出演作品には、『まじっく快斗1412』の中森青子役、『がっこうぐらし!』の若狭悠里役、『デュラララ!!×2』のヴァローナ役、『緋弾のアリアAA』の火野ライカ役、『青の祓魔師』の宝生蝮役、『斉木楠雄のΨ難』の梨歩田依舞役、『はたらく細胞』の好酸球役、『女子高生の無駄づかい』の九条翡翠役、『バビロン』の瀬黒陽麻役などがあります。
徭沙羅花に関する感想や評価
「正解するカド」第8話。夏目律が出てくれて嬉しいけれど、やっぱ徭沙羅花の扱いが大きいので、そうなんやなぁと思う。まあ、確かに徭沙羅花はかわいい✨。Tシャツ👕のセンスはアレだけど…。育った環境や人間関係も良い。そりゃ魅力的✨な人間になるわけだ。でも、もう少し夏目律にスポットを…🙋。
— よこしん (@yokoshin3738) June 7, 2017
徭沙羅花はかわいいと人気のキャラクターです。ただ、くりTシャツのセンスに驚いた方も多いようです。こんなにかわいいのに、ダサいくりTシャツを着てしまうギャップが好きだという方もいました。
#正解するカド
— おいでよ☆ケダモノの森 (@kedamononomori) June 30, 2017
残り3話をいっき見しようと我慢してたので視聴開始したのだが、徭沙羅花の正体判明で驚愕ですわ。直前の夏目さんの言う真道の相手は大きな人発言の通りだわ。
かわいいと人気の徭沙羅花ですが、そのの正体には驚いたという方がたくさんいました。徭沙羅花の正体やその後の展開については賛否両論ありますが、正体が明らかになる前までのストーリーにはその伏線がありました。特に夏目律の発言には納得が言ったという方もいました。ちなみに、異方存在としての姿の徭沙羅花もかわいいと評判です。
沙羅花さんが人類ごっこしてただけの異方存在なのか、指輪が砕けるまでは異方存在としての意識は皆無でただの人間・徭沙羅花として生きていたのかがちょっと気になる。人間としての輝きを評価してたから後者であってほしいけど、それだと人間としての意識は塗りつぶされたってことだしなー。難しい。
— 宮町=スーパーラリアッ上=三郎太 (@miyamatisuperR3) June 10, 2017
徭沙羅花の正体に関しては様々な考察がされています。こちらの方は指輪が壊れるまでは、異方存在としての自覚はなかったのではないかと考察されています。ただ徭沙羅花の回想を見る限り、おそらく人間として生まれた時から異方存在としての自覚はあったのではないかと思われます。
実際に人間として過ごしていく内に人類が好きになったということを、真道幸路朗に話しています。ただ、『正解するカド』の9話では指輪が壊れた瞬間に異方存在としての姿を現しました。指輪が異方存在の制御装置であったのではないかともいわれています。
徭沙羅花の正体と右手の指輪まとめ
徭沙羅花の正体はヤハクィザシュニナと同じ異方存在でした。しかし、繭の中に入ったことで異方存在としての力はほとんど失っており、ヤハクィザシュニナには対抗できませんでした。事態を収束したのは人類と異方存在の特異点となった娘でした。このように、徭沙羅花は『正解するカド』のストーリーのキーパーソンでもありました。
また、徭沙羅花は『正解するカド』のファンからかわいいと人気のキャラクターです。硬派なアニメですが、かわいい徭沙羅花がいるので男性からも人気が高いようです。『正解するカド』はVODでも配信されているので、ぜひ観てみてください。