2019年12月27日公開
2019年12月29日更新
【キン肉マン】ウォーズマンスマイルとは?鉄仮面の口が開く?強さや効果を検証
2019年5月に40周年を迎えたプロレス漫画の金字塔『キン肉マン』。アニメにもなった『キン肉マン』に登場するアイドル正義超人のなかでも一風変わった"癖"があるキャラクターとして「ウォーズマン」が登場します。ウォーズマンの代名詞でもある「ウォーズマンスマイル」とはなんなのか?「ウォーズマンスマイル」には効果があるのか?「ウォーズマンスマイル」にまつわる笑顔の秘密を紹介します!
ウォーズマンスマイルとは?鉄仮面の口が開く?
40年も連載を続けているプロレス漫画『キン肉マン』の登場キャラクター「ザ・ウォーズマン(以降ウォーズマン)」をみなさんご存知ですか?そのウォーズマンが持っている特徴のひとつ「ウォーズマンスマイル」とはなんなのか?「ウォーズマンスマイル」にはどんな効果があるのか?「ウォーズマンスマイル」について今回は探っていきましょう!
キン肉マンの作品情報
キン肉マンの概要
大人気プロレスアクション漫画『キン肉マン』とは1979年5月28日に集英社の『週刊少年ジャンプ』で連載され、今だに国内外で莫大な人気を誇る「ゆでたまご」先生の超大作です。主人公の「キン肉マン」とその仲間たちの友情と熾烈な闘いが描かれ、続編の『キン肉マンⅡ世』と併せて600話以上の話を世に送り出しています。
連載当時はギャグ漫画として笑顔の絶えない微笑ましいタッチで描かれていましたが、「超人オリンピック編」で今の路線である「友情・努力・勝利」を象徴するようなプロレス漫画へと昇華されていきました。アニメ版も『キン肉マン』(1983)『キン肉マン キン肉星王位争奪編』(1991)『キン肉マンⅡ世』(2002)をはじめ多くのアニメとアニメ映画が存在します。
キン肉マンのあらすじ
落ちこぼれの超人「キン肉マン(筋肉アタル)」。怪獣退治や人助けをしつつもドジを踏むキン肉マンは、人々に笑顔を与えつつも、「第20回超人オリンピック」に出場することによって「テリーマン」や「ロビンマスク」「ラーメンマン」などと出会い、徐々に火事場の馬鹿力とともにファイティングテクニックとアツい友情を磨いていきます。
そうして「第20回超人オリンピック」を辛くも制したキン肉マンを待っていたのは、「第21回超人オリンピック編」の「ファイティング・マシーン」こと不気味な笑顔を浮かべる残虐超人「ウォーズマン」と彼の師匠の「バラクーダ」でした。
ウォーズマンのプロフィール
ウォーズマンとは、本名を「ニコライ」というソ連下の街の片隅に生まれた機械超人の「ミハイルマン」と人間の母親の間に生まれたロボ超人で、その異様な出で立ちから爪弾きにあい不遇な半生を送ることになります。その辛い経験は彼の成長に暗い影を落とし両親の死後、超人専用のリングで他者を捩じ伏せることに生き甲斐を見出してしまうようになります。
そんなニコライ青年の暗い闘志のなかに才能を見出したのが謎の男「バラクーダ」(正体はロビンマスク)であり、彼のもとで冷酷無比なファイターに育て上げられたウォーズマンは「第21回超人オリンピック」で打倒キン肉マンを目指すことになります。超人オリンピックでの激闘を経て、友情と正義に目覚め、ロビンマスクとともに強くて優しい戦士へと育っていくことになります。
身長は210cm、体重は150kgとロビンマスクよりは少しだけ体格が小柄ですが十分に逞しい体つきをしています。超人強度は100万パワーと師匠であるロビンマスクを超える強さを誇りますが、ロボ超人ゆえの欠落も多く存在し死の淵を彷徨うことが多々あります。
ウォーズマンの必殺技:スクリュー・ドライバー
ウォーズマンの代表的な空中殺法となっているのがこの「スクリュードライバー」です。文字通り回転をくわえながらベアクローで相手を捻じ斬ることで致命的なダメージを負わせることができます。ラーメンマンを植物状態にするなど残虐性の高い技としても有名です。
ウォーズマンの必殺技:パロ・スペシャル
ウォーズマンの代名詞の二つ目でもあり難攻不落の必殺技が「パロ・スペシャル」と呼ばれる関節技です。「アリ地獄ホールド」「ツンドラの墓石」の異名をもっており、見栄えのいい技としてもファンの間で知られています。キン肉マン戦では「ウォーズマンスマイル」を浮かべながら「パロ・スペシャル」に移行する姿の威圧感が人気のシーンになっています。
実在するジャッキーパロの「パロ・スペシャル」を前後逆に仕掛けたウォーズマン流のバージョンで、ロボ超人ならではの関節への圧の入れ方が万力のように相手を引き絞りダメージを嵩ませます。
ウォーズマンスマイルとは?
「ウォーズマンスマイル」とは主に「第20回超人オリンピック編」で登場したウォーズマンの不気味な笑顔のことです。主に「ウォーズマンスマイル」は「強者と出会った際に見られる笑顔」とされており心理戦の効果があるとの噂も劇中でほのめかされていました。
この「ウォーズマンスマイル」はバラクーダによって伝授された戦法でもあり、それまで無表情のままだったウォーズマンを残虐超人の象徴へと変えていきます。
ウォーズマンスマイルの画像
こちらが漫画で試合中に見せた実際のウォーズマンスマイルのカットです。「ウォーズマンスマイル」の効果のほどはさておきほとんど無口だったキャラクターが見せる笑顔には実況も食いつくほどの意外性とその不気味さがありました。
ウォーズマンスマイルの強さや効果
ウォーズマンスマイルに効果はある?
ウォーズマンスマイル自体は攻撃ではなく一種のポーズであるため物理的な効果は期待できないでしょう。しかし、「無表情」「得体の知れなさ」「ベアクローという特殊な武器」に「ウォーズマンスマイル」の笑顔が加わる時、相手へのプレッシャーはかなりのものになるのではないかと考察されています。
ウォーズマン自身の強さ
ウォーズマンは戦闘コンピューターという側面の強さと超人強度、そしてその丈夫なボディから第21回超人オリンピックでも有力候補として他を圧倒出来るだけの才能を持っています。その実力はのちの「悪魔超人編」でも発揮されており、少々乱暴ではありますが自身の超人パワーを空中殺法と両手のベアクローで底上げして格上のバッファローマンの角を一本へし折るなどの活躍もみせています。
とはいえ立ち位置上、生身の超人たちに比べて頑丈であるがゆえに相手の残虐性を引き立てる演出役として抜擢されてしまうことも多く、前述のバッファローマンやアシュラマン、ネプチューンマン、マンモスマンなどのボス級キャラクターを前に無残にやられてしまう姿が多いのも特徴です。
そんなウォーズマンですが、『キン肉マンⅡ世』ではロビンマスクの息子である「ケビンマスク」のセコンド「クロエ」として登場してケビンマスクを鍛え上げロビンマスクに報いるなどロビンマスク同様義理堅い性格とアツい友情で人気を博しています。余談ながらクロエも「ウォーズマンスマイル」を浮かべるシーンが存在し外見ではわからなかったファンも「ウォーズマンスマイル」を見て正体を知り膝を叩くことになりました。
ウォーズマンスマイルのアニメ版や肉まん
ウォーズマンスマイルのアニメ版の笑顔
アニメ版でウォーズマンがはじめて登場した「第21回超人オリンピック編」では、その黒と黄色を基調としたシックでシンプルなデザインをしています。「ウォーズマンスマイル」によって赤い口の部分がカッと開いた時に劇中のキン肉マンをはじめとする観客たちのみならず多くの視聴者の心を掴む不気味なものだったと言われています。
「ウォーズマンスマイル」の「真の強者に出会った際に見せる笑顔」という文句もまた狡猾さや闘争心の高さを象徴しており、不気味な笑顔として相手を威圧しているのです。
ウォーズまん(肉まん)も話題に?
「ウォーズまん」とは、2013年の冬に『キン肉マン』と「ファミリーマート」のタイアップで発売された商品です。のちに大好評につきシリーズは「キン肉マン」「ラーメンマン」などが相次いで発売されました。ファンの中には買った「ウォーズまん」にハムなどで口をつけてウォーズマンスマイルを再現して楽しむ人も出るなど人気の商品となりました。
ウォーズマンスマイルに関する感想や評価
キン肉マン 個人的には7人の悪魔超人編が好きだな アニメ見て原作見返してしてる 口先だけの友情じゃないってキレるテリーマンカッコいい 右肩をくれてやれってなって根性みせるブロッケンjrも みんな地獄で会おうぜってウォーズマンも 涙しながらポップコーン食べるキン肉マンも 皆最高😊 pic.twitter.com/nhM07W2KUu
— よっちゃん (@yoshi_atsu0) December 23, 2019
ウォーズマンの活躍については「悪魔超人編」が好きだという感想も多く存在します。編を繰るごとに熾烈によりドラマティックになる『キン肉マン』には超人同士のアツい友情や名シーンが欠かせません。
ウォーズマン、口を開いて笑うし(ウォーズマンスマイル※こども相手にも普通に笑ってる)
— 笹凪なぎさ (@sasanaginagisa) December 21, 2019
噛み付くし(アニメ)
好きなものお腹いっぱい食べられることに喜んでいるし(ビギンズ)
好きなものはロビンマスクの作ったボルシチだし(公式設定)
味覚があるし奥行きのある口腔もあるんですよね
見た目や挙動がおっかないことでも有名なウォーズマンですが、意外とかわいらしい設定がたくさんあるのがファンの心にも刺さってるようです。ウォーズマンスマイルが実は心理戦のための威嚇やマウントだけでなく彼自身の精一杯の笑顔なのだという点もまた微笑ましいところでしょうか。
何だかんだ言って、ザ・マンリキ戦の口調が独特のなウォーズマンが好きだったりする。誕生日おめでとうござーい‼︎#キン肉マン#ウォーズマン pic.twitter.com/JD5tFu9l6M
— フビンマスク(フビチューンマン) (@reietsugo) October 1, 2018
40年の連載ゆえに口調や人称が変わってしまいがちな『キン肉マン』はウォーズマンも例外ではなく、逆にその独特で不思議な言い回しが好きという声もあがっています。アニメ版でもこの点は顕著で各キャラクターが時を経るごとにちょっとづつ被らない方向で言い回しの個性を伸ばしていくのも見どころです。
ウォーズマンがファン感謝デーイベントで、ウォーズマンスマイルで子供を追いかけ回すコマがあって(笑)
— 千導 霧弥 (@sendou714kiriya) October 21, 2019
これやなこのコマ私も好き pic.twitter.com/cljUMsBVxx
ウォーズマンの微笑ましいエピソードとしてファンの心を掴んで離さないのはファン感謝デーでみせたウォーズマンスマイルでしょう。「実はウォーズマンスマイルは素の笑顔でもあったのだ」というオチが、残虐超人として育ってしまったウォーズマンの元々の心根の優しさ誠実さを物語っています。
ウォーズマンスマイルまとめ
まだまだ活躍が期待されているウォーズマンの特徴「ウォーズマンスマイル」についての効果やプロフィール紹介はいかがでしたか?毎週月曜日に更新される『週プレNEWS』で『キン肉マン』は連載されていますので、これを機にキン肉マンワールドにスクリュードライバーしてみても面白いかもしれません。