2020年01月13日公開
2020年01月13日更新
【うしおととら】秋葉流のバイクの車種はなに?声優・名言や裏切りの理由も考察
うしおととらでは、常にバイクを乗り回している、心の奥底に深い闇を抱えた天才肌の秋葉流の姿がありました。彼は特に努力をしなくても何でもできてしまうがゆえに、深い苦しみと絶望を抱えていたのです。しかし、彼の深い心の闇を理解できる人間はいませんでした。そんな孤独に生きる秋葉流が乗っていたバイクの車種や、彼の声を担当した声優の細谷佳正さん、深い闇を抱えるがゆえの心を震わす名言、興味を持ちながらも最終的に潮などに裏切りをしてしまう理由も紹介します。
秋葉流とは?
常に愛用のバイクを乗り回している秋葉流には、生まれながらにして天才的な能力が備わっていました。それゆえに、特に努力をしなくても何でも自分の思い通りに進めていくことができたため、努力というものとは無縁だったのです。また、あらゆる妖怪を滅ぼすことができるとされている獣の槍の伝承者としても選ばれていました。しかし、そのようなことには一切関心がなかった秋葉流は、ある人物に興味を持ちます。
天才的な能力を持つゆえに、何をしても達成感を得られない秋葉流は、バイクを乗り回しては気を紛らわしていました。ある時妖怪との戦いで自分の人生を精一杯生きている潮に出会います。彼の生き方に興味を持った秋葉流は、彼の兄貴分となって何かと世話を焼くようになりました。そんな光のような存在の潮との関係や、愛用のバイクの車種、彼が裏切りを働いた理由、心からの名言、声優の細谷佳正さんについてご紹介します。
うしおととらの作品情報
うしおととらは昔の漫画
この漫画は、漫画家の藤田和日郎さんによって1990年~1996年にかけて描かれた作品であることから、かなり昔から親しまれている漫画となっています。連載中も終了後も大人気だったことから、テレビアニメ化もされました。2015年7月~12月には、第1シーズンとしてテレビアニメが放送されます。それらが好評だったため、2016年4月~6月には第2シーズンも放送されることになりました。
「うしおととら」のテレビアニメは、MAPPA & VOLNによって制作、全39話放送され、多くの人から高い支持を集めます。この作品は連載中もあまりの人気にテレビアニメ化されていました。しかし、物語が連載中だったため全10話で終了してしまったのです。物語が完結してかなり日数が経ってからのテレビアニメ放送でしたが、多くの人から喜ばれていました。
サンデーの名作
1990年~1996年にかけて藤田和日郎によって連載されたのがこの作品です。単行本としては全33巻が発売され、続いて外伝1巻が少年サンデーコミックスより発売されています。それ以降は、ワイド版として全18巻が登場したり、全19巻が小学館文庫より発売されたりしてますます人気を増していったのです。
サンデーの名作となったこの作品は、東日本大震災の復興支援プロジェクト(ヒーローズ・カムバック)として、週刊少年サンデー(2013年4月~6月)より復活しました。この作品は、2640万部以上の発行部数を記録しており、現在も記録を更新中です。
うしおととらのあらすじ
寺の息子として誕生した蒼月潮(主人公)は、ある日、地下に封印されていた「とら」という最強でいて最悪の妖怪と出会います。その時たまたま遊びに来ていた同級生が妖怪に襲われてしまったため、仕方なくとらの封印を解くことになったのです。
封印を解かれたとらは、寺の息子である潮を裏切り、殺そうとしました。しかし、寺の息子だった潮は獣の槍を持っていたため返り討ちに合い、それ以降は次々と現れる悪さをする妖怪たちを協力して倒していくことになります。しかし、とらを解き放った潮は、妖怪退治をしている集団から狙われることになりました。
秋葉流の人物像
幼い頃から何でもできてしまうため、周囲からは天才と呼ばれていた秋葉流。それゆえに、彼は常に達成感を味わうことができないでいました。努力をせずともスマートに何でもやり遂げてしまうため、周囲からはかなり期待されていましたが、彼はどんなことにも執着することがなく、ひょうひょうと生きていたのです。彼は、本気になれるものに出会えないという不幸を背負うことになります。
頭脳明晰で、相手の弱点を瞬時に見抜く力もあった秋葉流は、どんな戦いにおいても策略を綿密に立てて戦うため、負けることがなかったのです。しかし、2人の人物との出会いによって彼に光が差したかに見えました。上手くいかないことがあっても必死に努力をする潮と、一度返り討ちにあったとらには、とても興味を持つようになったのです。天才ゆえに周囲から理解されない苦しみを秋葉流は持っていました。
秋葉流の性格
バイクをこよなく愛している秋葉流は、何があっても対応する自信があったため、すべてに関して本気になれないところがありました。それゆえに、いつもひょうひょうと振舞っていたため、周囲から反感を持たれることもあったのです。自分に与えられた武器を使いこなし、あらゆる敵も見事に倒してきた彼は困難な状況に陥ったことがありませんでした。それゆえに、周囲からは理解されない深い闇を背負うことになります。
バイクを乗り回してちゃらんぽらんに生きているように見える秋葉流でしたが、周囲に自分の苦しみや深い闇を見せないように振舞うことも計算してできていたのです。深い闇を背負う秋葉流は、バイクを乗り回している時が唯一気晴らしができる時間でした。また、非常に真面目な性格でもあったため、努力もしない、目標もない自分が、高みを目指して頑張っている人の上に立っていいのかと常に悩んでいたのです。
獣の槍の伝承者の1人
バイクを常に乗り回している秋葉流は、天才的な能力を秘めていたため妖怪を打ち滅ぼすとされている獣の槍を受け継ぐ者として選ばれていました。伝承者候補の一人であった秋葉流は、そんなことには全く興味がなく、いつもバイクを乗り回してはチャラチャラと過ごしていたのです。しかし、妖怪と戦う時の秋葉流は常に真剣で、結界を自由に操ることができました。
それゆえに、妖怪の逃げ道をふさいでしまう戦術を得意としていたのです。また、頭脳派の秋葉流は、相手の弱味を瞬時に見抜く能力も持っていました。普段はバイクを乗り回したり、ひょうひょうと振舞ったりしていますが、妖怪を退治することができる獣の槍を伝承するにはふさわしい素質を持っていたのです。
秋葉流のバイクの車種はなに?
秋葉流のバイクはアメリカン
何をやっても達成感を得ることができない秋葉流は、いつもバイクと一緒でした。何かあればすぐにバイクにまたがり、乗り回していたのです。また、単行本のおまけコーナーでは、バイク好きな秋葉流が、バイクをスタイリッシュに乗りこなしている姿が描かれています。そこで、多くの人が満たされない気持ちを抱えている秋葉流が乗っているバイクの車種を知りたがりました。
しかし、いつもバイクを乗り回している秋葉流でしたが、愛用しているバイクの車種を割り出すことは簡単ではありませんでした。何かあるとすぐにバイクでさまよう秋葉流が愛用しているバイクの形はアメリカンだということが徐々にわかっていきましたが、車種を特定するのは至難の業です。
車種は不明?
暗い闇を抱えていた秋葉流が、唯一気晴らしをすることができたのは、バイクに乗っている時でした。それゆえに、この物語では孤独にバイクに乗っている秋葉流の姿を目にすることが多くなります。いつもひょうひょうとした態度で振舞う秋葉流が愛用していたバイクの車種は、発表されていないため断定することができませんでしたが、彼を支え、とても重要な役割を担っていたのが愛用のバイクだったのです。
秋葉流の声優は細谷佳正
細谷佳正のプロフィール
- 本名:細谷佳正(ほそやよしまさ)
- 愛称:ほそやん
- 血液型:B型
- 生年月日:1982年2月10日
- 出身地:広島県尾道市
- 所属事務所:フリー
- 職業:声優
- 声優デビュー:2004年
いつもバイクを乗り回している秋葉流の声を担当したのは、声優の細谷佳正さんです。声優の細谷佳正さんは、高校の時剣道部と演劇部に入っていましたが、次第に芝居をすることに夢中になっていきます。卒業後は舞台俳優を目指しましたが、途中知り合いに声優の仕事を進められたことがきっかけで声優への道を進みました。その後は声優の学校へ通い、2004年には吹き替えの声優としてデビューを果たします。
細谷佳正の主な出演作
声優としてデビューを果たした細谷佳正さんは、2007年に「テニスの王子様 Original Video Animation 全国大会篇Semifinal」の白石蔵ノ介役を演じたことで、大ブレイクを果たします。その後は、テレビアニメはもちろん、映画やゲームなどで幅広く活躍するようになりました。彼は、ちはやふるの綿谷新役や、黒子のバスケの日向順平役、オオカミ少女と黒王子の日比谷健役などを演じ活躍の場を広げていったのです。
秋葉流の名言
名言①「へっへっへっ、でもマジにてめーが…」
「へっへっへっ、でもマジにてめーが危険になったら、オレはすぐに逃げるぜ。一つしかねぇ命だ。大事にしねーとな」
いつもバイクを乗り回している秋葉流は、本気で生きるということが、どういうことかわからずに、いつも悶々としていました。そんな彼はすべてにおいていい加減で、上記の名言からもそれが伺えます。しかし、彼は自分の気持ちに正直なため多くの人の共感を得ていました。
名言②「いい天気だなぁ、よォ…」
「いい天気だなぁ、よォ…」「気をつけてないと、石だっておまえさんの足元すくうぞ…ケガなんてしたくねぇよなァ…こんな天気のいい日によ」
天気のいい日にはバイクを楽しそうに乗り回している秋葉流は、上記のような名言を残しています。一見いい加減な言葉のように聞こえますが、いつも相手を思いやる優しい秋葉流の気持ちがにじみ出ている言葉でもありました。
名言③「こいつの頭に字が見えるだろ、エメスってよ…」
「こいつの頭に字が見えるだろ、エメスってよ…ラテン語で「真理」ってイミらしいけどよ…だけど最初の「E」をとると「メス」「死んだ」ってイミになってこいつはくずれ去る」
頭脳明晰な秋葉流は、様々な言葉の意味を知っています。それゆえに、誰が聞いてもよく理解できる言葉で、深い内容の言葉を発することができたのです。上記の名言もかなり深い意味合いが込められている彼らしい言葉となっています。
名言④「ああ……なんだ……風が…」
「ああ…なんだ…風が…やんだじゃねえか…」
バイクが大好きな秋葉流は、バイクに乗っていつも気持ちいい風を感じていました。彼が乗っているバイクの車種が話題になるくらいバイクでの登場が多かったのです。そんな彼は、風に敏感でした。それゆえに、どんな時も冷静に風を感じることができたのでしょう。
名言⑤「へへ……やられちまったよ。もう独鈷も…」
「へへ…やられちまったよ。もう独鈷も錫杖も…一本も残ってねえや…こてんぱんさ…」
いつも本気で生きることができなかった秋葉流でしたが、最後は武器も力も使い果たすくらい壮絶な戦いをすることができました。そんな彼は上記のような名言を残していますが、その言葉からは、満足感と充実感がにじみ出ていたのです。
秋葉流の裏切りの理由を考察
全力で戦いたかった秋葉流
いつもバイクを乗り回している秋葉流は、生まれながらにして天才だったために達成感や充実感を味わったことがありませんでした。それゆえに常に冷めた態度で振舞い、バイクを乗り回す日々を悶々と過ごしていたのです。一つのことに夢中になって取り組むことができる潮の姿を見ていくうちに、常にバイクと一緒だった秋葉流は、自分も本気で生きてみたいと感じるようになります。
バイクが大好きな秋葉流でしたが、バイクに乗っていてもどこか虚しい、満たされない心を抱えていたのです。そんな時、虚しさでいっぱいの空っぽの秋葉流を見透かすように、最高の力を持った妖怪である白面の使いが姿を現します。その使いは、仲間の潮らを裏切り、こちらにつかないかと誘ってきたのです。すぐに断った秋葉流ですが、心の内を指摘された秋葉流は、次第に迷い悩むようになります。
潮の敵になることを選んだ
いつもバイクと一緒だった秋葉流は、ある時全力で戦いたいと思うようになります。しかし、天才的な秋葉流が本気になれる相手はなかなかいません。そんな時、仲間の潮らを裏切り、白面の側につかないかと誘われることになります。それをきっかけに、大切な弟分である潮であれば、自分を本気にさせてくれるかもしれないと感じるようになったのです。彼は秋葉流にとって常にまぶしい存在でした。
天才の秋葉流がいくら頑張っても手にできない何かを持っていると確信していたのです。バイクが大好きな秋葉流は、彼との真剣勝負を望みました。その結果、仲間内では裏切り者となってしまいますが、彼にとっては本望だったのです。いつも虚しさを抱えていた秋葉流は、弟分である潮と戦うことで本気で生きることができました。その結果、命を落とすことになりますが、彼は最期とても満足そうな表情をしています。
秋葉流に関する感想や評価
かまいたちで思い出したけどうしおととらで一番共感できるのは秋葉流です pic.twitter.com/PnRfixP70A
— 昼寝 (@hiruobichanko) December 23, 2019
この物語で一番共感できる人物は、いつもバイクを乗り回している秋葉流だという人は意外と多かったです。天才ゆえに苦しむ人は多いですが、天才でなくても同じことでしょう。満たされない何かを求めて生きている人間であれば彼の苦しみはとてもよくわかるようです。バイクが大好きな秋葉流は、自分の生き方を通して多くの人を勇気づけていました。
好きなキャラ、うしおととら、秋葉流。
— 猫夜叉🐾次回1月インテ委託 (@nekoyamaneo) September 28, 2018
主人公の兄貴分で、とても頼りになる人物なので、連載当初はなんでどうして?となった。大人になってから読みかえすと感想が変わった、その後何回読んでも思い出してもその時の精神状態で考えが変わる。
秋葉流、バイクで検索してはいけない。夢にでる。
とても頼りになる兄貴分の秋葉流は、大好きなキャラとして大人気となりました。彼の素直で不器用な生き方は多くの人の心を感動させたようです。いつもバイクを乗り回している秋葉流は、とても真面目な性格ゆえに、悩み苦しんでいました。精神的な葛藤は人生を生きる上でつきものですが、彼の生き方を見て色々と考えさせられる人は多かったようです。
アニメ「うしおととら」秋葉流の回見たー。やっぱり流兄ちゃんは良いなー。しかし、漫画で見た時より印象が違った。アニメはちょっとうしおの方に正義を振り過ぎな気がする。そこらへんも天才秋葉流の心は誰も理解出来なかった。ってことに繋がるんだけどねー。やっぱりヒーローものはダメねー。
— 内海まりお/コミケ12/28土西4B-55b (@mariouji) May 4, 2016
最終的に仲間を裏切り、死んでしまう秋葉流ですが、彼が本気で生きたかったゆえの裏切りということを理解している人は多かったです。それゆえに、仲間を裏切り、力尽きていく彼に心を動かされ、感動する人が多かったのでしょう。彼の正直な生き方は、どんな結果になっても明るい光をともしていました。
秋葉流のバイクの車種はなに?まとめ
いつもバイクを乗り回していた秋葉流のバイクの車種が話題となります。しかし、形はアメリカンだと分かりましたが、車種は公表されていないため特定することはできませんでした。バイクが大好きな秋葉流は、何でもできるゆえに努力をすることや本気になることを経験せずに生きてきたのです。そこには、いつも虚しさが漂っており生きている意味を見出せないでいました。
しかし、弟分である潮やとらとの出会いによって、彼は自分の生き方を見直していくようになります。本気でがむしゃらに生きてみたいと思うようになったのです。しかし、それは大切な仲間の潮を裏切り、彼と戦うことでしか見出すことができませんでした。最終的に彼はその戦いで命を落としますが、最後はとても幸せそうな満たされた表情をしていたのです。