キン肉マンに登場する必殺技を一覧で紹介！最強技ランキングで1位は？

漫画キン肉マンは1979年に週刊少年ジャンプで連載を開始したプロレス漫画です。当初はギャグの強い作風だったものの、超人オリンピックや7人の悪魔超人編にて本格的な格闘路線に入っていき、雑誌や媒体を変更しながら2019年12月現在も連載が継続している漫画でもあります。伏線や物語の整合性に囚われずその場を盛り上げる演出を取り入れる作風もあり人気を集めています。

地球を征服しようと目論む、怪獣や宇宙人を相手に戦うヒーローである超人、キン肉マンはダメ超人と言われて日本の片隅でひっそりと暮らしていました。そこにキン肉星から使者としてミート君が現れキン肉マンが実はキン肉星の王子であった事が発覚します。ミート君をお供としながらキン肉マンは徐々に超人として成長していくのです。

漫画キン肉マン、そして主人公であるキン肉マンを代表する必殺技の1つがキン肉バスターです。元々はカメハメ48の殺人技の1つでカメハメに師事したキン肉マンとテリーマン、及びⅡ世ではキン肉万太郎が使用しています。首折り、背骨折り、股裂きと特に敵の弱点になりやすい箇所を痛めつける技になっています。完璧な必殺技であると言われる一方弱点もあり、様々な超人が派生技・改良版を生み出しています。

キン肉マンの必殺技の中には現実世界でも行う事が出来る技もあり、そんな技の代表格と言われるのがウォーズマンの必殺技パロ・スペシャルです。相手の背後から両足を相手にひっっかけ、両手をチキンウィングで絞り上げる関節技で火事場のクソ力を発動させたキン肉マンでも破る事が出来ない技でした。ウォーズマンはさらにここから相手を地面に叩きつける「パロ・スペシャル　ジ・エンド」へと繋げる使い方もしています。

ウォーズマンのパロ・スペシャルがトドメの一撃であるとするなら相手の体力を削る目的で序盤から多用されるのがスクリュードライバーです。片手のベアークローを突き出しながら身体を開店させ相手に突っ込んでいく技で両手で放つ事でさらにその威力を増す事が出来ます。

キン肉バスターと並んでキン肉マンを代表する技の1つがキン肉ドライバーです。元々は変形のツームストンパイルドライバーとして偶然放った技で、そこからキン肉マンオリジナル技として昇華させていきました。相手の両脇を足で踏みつけながら落とすパイルドライバーで、落下スピードがなければフックを外されてしまいます。キン肉マンⅡ世では疾風迅雷落としという別名が着けられています。

キン肉マンに登場するタッグ技の中でもとびきりのかっこいい必殺技と言われるのがマッスル・ドッキングです。キン肉バスターとキン肉ドライバーの合体技で、キン肉マン＆プリンス・カメハメ（キン肉マングレート）のマッスル・ブラザーズ、及びキン肉マン＆テリーマンのザ・マシンガンズが使用する技です。キン肉マンがキン肉バスターを担当する方が威力が高くなると言われています。

キン肉マンではタッグ技も数多く登場していますがそんなタッグ技の中でも特に難易度が高いとされ、それまでのキン肉マンの2大必殺技であったキン肉バスターとキン肉ドライバーのあわせ技というシンプルながらもテンションの上がる組み合わせも相まって威力、人気共に高いかっこいい技です。

ロビンマスクを代表する必殺技がタワーブリッジです。アルゼンチンバックブリーカーの要領で敵の背骨を破壊する技でロビンマスクの出身地であるイギリスのタワーブリッジになぞらえてこの名称が着けられています。キン肉バスターと並んで派生技が多い技の1つであり、またキン肉マンやアトランティスが使用する場面もあります。

バッファローマンを代表する技であるハリケーンミキサーはバッファローマンのロングホーンを前に突き出して突進し、猛烈な体当たりをしながら角を振り上げる事で相手を空中に放り投げる技です。その勢いで相手の身体は開店してしまう為、相手は満足に受け身を取る事が出来ません。落下してきた相手にさらにハリケーンミキサーで追撃する事も可能な技です。

これまで紹介しているように基本的に必殺技はそれ1つで完成する技を指しますがその概念を覆し2段階で1つの技として構成されているのがマッスル・スパークです。キン肉王族に伝わる三代奥義の1つで、キン肉マンが完成版をなんとか完成させる事が出来た技だと言われています。歴代キン肉族の中でも習得できたものほぼおらずそれぞれが独自の解釈をした技になっています。

キン肉マンの実兄、キン肉アタルのオリジナルホールドがナパーム・ストレッチです。相手を釣鐘固めの体制で捉えてから飛び上がり、急降下して相手の胸部をキャンパスに叩きつける技で、キン肉アタルはこの技で神の恩恵を受けている本物のキン肉マンソルジャーとその仲間を倒しています。

ネプチューンマンの強靭な腕力と脚力を持ってかける変形の卍固めが喧嘩（クォーラル）スペシャルです。味方を制裁するのに使用したこの技でロビンマスクがネプチューンマンの正体がケンカマンであると気づくきっかけになった技でもあります。

正体を隠す為に封印したキャメルクラッチと同格でラーメンマン、及びモンゴルマンが多用する必殺技がレッグラリアートです。ロープから跳ね返ってきた相手の顎に放つ強烈な回し蹴りです。基本的に実際にある技を使用して戦うラーメンマンらしい技になっています。

完璧超人始祖編にてバッファローマンが繰り出した新技で、ガンマンを倒す事が出来た実績を持っているのがハリケーン・ギガブラスターです。バッファローマンのロングホーンをコーナーポストに引っ掛けながらリング四隅を回転して勢いを着けて放つハリケーンミキサーです。心理戦の影響もありましたがこの技でバッファローマンはガンマンを破っているので相当な威力を持つ技と言えます。

名前からも分かるようにアシュラマンが使用するキン肉バスターの最終最強の形態がアルティメット・阿修羅バスターです。キン肉マンⅡ世で登場した技で、改良阿修羅バスターの首に意識が集中してしまう弱点を補うべく、6本の腕で相手の両腕と両足をがっちり固めた上でバスター系の弱点と言われる首を足でロックする事で放つ技になっています。

スカーフェイスのアルティメット・スカー・バスターの阿修羅バスター版とも言える技ですが、元々キン肉バスターよりも威力は高い阿修羅バスターであるという事もあってその名が着けられました。この技が生まれる経緯がまたアシュラマンを悪魔超人へと誘うエピソードにもなっています。

ランキング2つ目のキン肉バスター派生技といえるのがペルフェクシオン・バスターです。使用したのはネメシスで、基本的な形はキン肉バスターながら両腕を自身の両脚でロックしてお尻で着地する形に変わっています。キン肉バスター系の技の中でも特に名前がかっこいいと言われる技の1つです。

キン肉マンの必殺技で特に最強と言われる技の多く、落下してキャンパスに叩きつけるような技が多いですが、全く別路線ながらも強いと言われるのがマンモスマンが使用したアイス・ロック・ジャイロです。相手を空中に放り投げ、捻りや回転を加える事で気化した熱を利用して相手を氷漬けにするという技です。見た目は落下系よりもインパクトにかけますが非常に強力な技であると言えます。

キン肉族に伝わる三大奥義の1つとして壁画に描かれていた技の1つでキン肉マンゼブラ、ゼブラになりきったステカセキングが使用するのがマッスル・インフェルノです。空中に投げ飛ばした相手の背中に乗り、相手を壁やコーナーに衝突させる技で、強力な技ですが他の三大奥義のインパクトに負けてしまい威力が見えづらい技になっています。

比較的初期から登場しながらもその強さを発揮しているのがパロ・スペシャルです。作中ではバッファローマンやネプチューンマンに力技で外されてしまうようなシーンも目立ちますがやはりキン肉マンが外せなかったという印象やキン肉マンⅡ世で描かれたエピソードもあって最強ランキングでは必ず名前が上がる技になっています。

キン肉マンの世界では関節技を必殺技とする超人はあまり多くなく、そういった意味でも目立つ技になっている他、現実でも使用するプロレスラーがいるなど技のかっこいい要素と実現可能という親しみやすさも相まって人気の高い技の1つです。

キン肉族三大奥義の1つで、キン肉マンスーパーフェニックスが使用したのがマッスル・リベンジャーです。相手を図付きで空中高く放り上げた後、変形のドライバー系の固め技で相手をコーナーポストに叩きつける技でキン肉バスターの持つ返し技のような技もない事もあり、「両脚でキン肉バスターをかけるドライバー技」とも言われる技になっています。

ちなみにこのマッスル・リベンジャーはマリポーサが解釈違いをしてしまった偽マッスル・リベンジャーという技も存在しています。こちらは空中から相手の頭上めがけて垂直に落下する事で相手をマットに沈めていく技で、こちらも強力な技ですがロビンマスクに破られたという実績もあってか最強ランキングには名前が挙がらない技になっています。

キン肉マンⅡ世にてケビンマスクが使用したOLAPも最強の必殺技の1つとして最強ランキングで名前が上がる技です。パロ・スペシャルのリバース版ですが、こちらの方が難易度が高く、威力も高いと言われ、ロビン王朝に伝わる技ながらロビンマスクもウォーズマンも習得出来なかったと言われています。ちなみに名称がかっこいい技の1つでも名前が上がる技ですが、パロのリバース（逆から読んだ）技というシンプルな名前です。

ちなみにパロ・スペシャル、及びOLAPは実在のプロレスラー、ジャッキー・パロが使用した技であり、本来のジャッキー・パロが使用したパロ・スペシャルはキン肉マンにおけるOLAPの形、リバースとしてパロ・スペシャルの形を使用していたという話があります。これはこの技のアイデアを持ってきた当時の編集担当者との電話での話の流れで逆に伝わってしまった為に生まれた現象だそうです。

キン肉マンⅡ世にてキン肉万太郎の最終的な必殺技となるのがマッスル・グラビティです。キン肉バスターを火事場のクソ力を発動させる事で強烈な重力をかけて相手の背中を仰け反らせた状態で放つ変則のキン肉バスターで、多くの存在するキン肉バスター破りの技が通用せず、その重力も相まって精度も威力もキン肉バスターより上の21世紀版キン肉バスターと言われるかっこいい技です。

キン肉アタルを代表する技であるナパーム・ストレッチも最強の必殺技ランキングで必ず名前を見る技の1つです。キン肉アタルが使用したという事もその人気の理由ですが、やはり仮にも神の力を得て超人強度1億を誇る真・残虐チームをこの技を使って1人で倒したというインパクトの強さがランキング入りする理由になっています。

キン肉王位争奪編時点までであれば最強ランキングで1位を争う程の技として扱われていたのがキン肉マンが完成させる事ができた完璧マッスル・スパークです。キン肉マンⅡ世ではそのリスクについても触れられていますが、やはりキン肉族に伝わる三大奥義の1つという格の高さ、キン肉マン最後の必殺技という事が高い人気と最強たる理由付けになっています。

2019年12月現在、主人公であるキン肉マンの最高の必殺技でもある事、やはりキン肉族三代奥義の中でも特別視され王位争奪編や2世でも描かれる、シルバーマンがこの技に込めた思いなどの特別な技である事から以降様々な超人の様々な技が登場しながらも最強ランキングでも上位に位置づけられ続けています。

完璧マッスル・スパークを超える程の技として真っ先に名前が上がるのが完璧・弐式奥義アロガント・スパークです。シルバーマンが使用するいわば完璧マッスル・スパークの原形とも言える技で、シルバーマンの流儀である相手を活かしたままにする慈悲の心を持たない殺人技としてシルバーマンはいつか誰かが真の意味で完成させる事を願って石版にこの技を残したと言われています。

その威力は完璧マッスル・スパーク以上の威力を誇り、ネメシスが使用したバージョンこそその威力はお取りますが本家であるシルバーマンが使用した際の威力は絶大的な威力を誇ります。技の形こそマッスル・スパークに近いですが名前がかっこいいという声も多いです。

キン肉マンの技の中でも最強と言われる技の1つが完璧・陸式奥義 ジャッジメント・ペナルティーです。ジャスティスマンが相手に裁きの一撃として加える技でジャスティスマンの正統派で圧倒的なパワーを持ってして初めて成立する技になっています。ただしジャスティスマンの信条で、この技で倒れない者はすなわち罪を許された者である為、以降の試合を放棄するというまさにトドメの一撃にのみ使われる技になっています。

キン肉マンの必殺技最強ランキング2位はストロング・ザ・武道/超人閻魔/ザ・マンが使用する完璧・零式奥義 千兵殲滅落としです。キン肉マンでは必殺技であっても外されたり返されたりする事が多々ありますが、完璧・零式奥義 千兵殲滅落としはまさに必中の一撃、作中では1度も外される事のなかった技です。この技を耐えた悪魔将軍も硬度を高める事で耐える事しか出来ませんでした。

悪魔将軍もかろうじて耐える事には成功していますが大ダメージを受ける程の絶大な威力を誇っており、まさに最強の名に相応しい技となっています。特別な技ではありますが、最終的にザ・マンが破れてしまった事もあって今回の最強ランキングでは2位となっています。

最強ランキング1位は悪魔将軍の必殺技、神威の断頭台です。元々悪魔将軍が使用していた必殺技、地獄の断頭台をさらに昇華させた技で地獄の断頭台の時点でもマッスル・スパークらに並ぶ最強の技の1つでしたが進化した事で紛れもない最強の必殺技として名前が上がるようになりました。元々かっこいい必殺技の代表格でもあった地獄の断頭台のかっこいい部分も見事に引き継いだ技になっています。

昇華の形としては非常にシンプルで地獄の断頭台を仕掛ける際バランスを取るのに使用していたもう一方の足を地獄の断頭台を仕掛ける足の上に重ねる事でよりパワーを増すといった技ですが、この技で師匠であるザ・マンを倒した事、完璧超人始祖編を締めくくる技になった事もあって最強のかっこいい必殺技になっています。

ここからは既にキン肉マンを視聴した人のキン肉マンの必殺技についての感想を紹介していきます。キン肉マンの必殺技は単独で行う物もかっこいい技が多いですが、タッグ技もそれぞれのタッグの特性が活かされているものが多く人気が高くなっています。同時にタッグ戦で敢えてシングル技を決める時の味方のサポートなど細かな描写がしっかりされているのが良いという声が非常に多くなっています。

最強ランキング1位で紹介した神威の断頭台のエピソードが好きなど、それぞれの必殺技のかっこいい部分はもちろんそのバックボーンとなる生まれる経緯が良いという声も多いです。また必殺技が生まれる為に時間を稼いだエピソードなど必殺技の誕生自体が1つの物語になっているのが良いという声も非常に多くなっています。

今回は最強ランキングには含めていませんが、タッグ技にも強力な技は多く、マッスル・ドッキングなどが好きという声も非常に多いです。その他にもネプチューンマンとネプチューンキングによるマスク・ジ・エンドやキン肉万太郎とケビンマスクによるマッスル・キングダムなどタッグ技は4人の超人が入り乱れる事で大技になりやすくそれ故にかっこいい技になり印象に残っているという声も見られます。

漫画キン肉マンに登場する必殺技はそれぞれの超人の特性を活かした技から、受け継がれた技、弱点を改良して自らのオリジナル技に仕上げた技など様々なバリエーションを持っており、またそれぞれの技に誕生エピソードがあったりするなど非常にかっこいい技、ファンにとっても思い入れの深い技が非常に多くなっています。

主人公であるキン肉マンはもちろん、それ以外の超人の技も習得する過程や習得時の回想が描かれる事も多く、その技に特別な思いを抱いているキャラクターも非常に多くなっています。まだキン肉マンを視聴した事がないという人は登場する技にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？