2020年01月06日公開
2020年01月06日更新
【ベルセルク】グリフィスのキャスカへの気持ちは?ガッツとの関係や転生後の現在は?
大人気漫画『ベルセルク』をご存知でしょうか?日本漫画界を代表するダークファンタジー作品として有名な『ベルセルク』ですが、『ベルセルク』にはグリフィスというキャラクターが登場します。グリフィスはファンの間でも人気の高いキャラクターですが、今回はそんなグリフィスについてご紹介していきます。グリフィスとキャスカやガッツとの関係や、グリフィスが蝕によって覚醒した経緯、キャスカとのある出来事や、現在の姿に至るまで詳細に解説していきます。
目次
グリフィスとは?
ベルセルクの作品情報
『ベルセルク』の作品情報です。『ベルセルク』は三浦建太郎先生原作の漫画作品です。『ヤングアニマル』で月に1度の連載作品として1989年から2019年12月現在まで連載が続いている長寿作品です。2019年12月現在で40巻の単行本が白泉社の「ヤングアニマルコミックス」として刊行され、大人気となっています。
『ベルセルク』は1997年にテレビアニメ化され、「日本テレビ」で全25話が放送されました。タイトルは『剣風伝奇 ベルセルク』とされ、『タッチ』や『めぞん一刻』などで作画監督を務めている高橋ナオヒトさんが監督を務めています。その後、アニメ2作目として「WOWOW」でアニメ『ベルセルク』が制作され、2016年から2017年にかけて全24話が2クールに渡って放送されました。
ベルセルクの概要
『ベルセルク』の概要です。『ベルセルク』は”竜殺し”と呼ばれている大剣を携えた超人戦士のガッツが主人公のダークファンタジー作品です。「剣と魔法の世界」を舞台としており、身の丈以上の巨大な剣”竜殺し”を使いこなす剣士のガッツが復讐の為に旅をしていく物語となっています。タイトルでもある『ベルセルク』とは北欧神話における”狂戦士伝説”を指しており、漫画『ベルセルク』も北欧神話から由来していると言われています。
『ベルセルク』は複雑で壮大な物語に加え、緻密に描き込まれている力強い作画も人気を呼んでおり、長期に渡る連載で不定期連載にも関わらず変わらぬ人気を保ち続けている作品となっています。2018年時点では単行本の累計発行部数が4000万部を突破し、2002年には第6回手塚治虫文化賞でマンガ優秀賞を受賞しています。アニメやゲームなども展開され、精巧に作られたフィギュアも人気のグッズとなっています。
舞台は中世のヨーロッパ
『ベルセルク』の舞台は1人の支配者による統治が行われている封建君主制度が生きている時代背景で、中世ヨーロッパ風の世界となっています。「剣と魔法の世界」ではあるものの、いわゆるファンタジーものによく見られる雰囲気はなく、作品を通して全体的に重く暗い雰囲気となっています。『ベルセルク』に登場する国々は、ある程度国名などの名称が明かされていますが、具体的に世界全体の配置や名称などは明かされていません。
さらに『ベルセルク』はファンタジーものらしく「魔法」や「妖精」などの定番のツールも登場しますが、作中では人知を越えている存在として扱われ、世界の住人と言うよりも、逆に人間から恐れられている描写がされています。しかし「エルフ」に関しては「幸運の精霊」として扱われる事もある様で、一部の人間からは親しまれている描写もされています。
グリフィスは鷹の団団長
『ベルセルク』の主要キャラクターの中にグリフィスと言うキャラクターが登場します。グリフィスは白銀の髪を持つ美青年で、誰もが恐れる傭兵団の「鷹の団」の団長を務める人物です。グリフィスは「自分の国を持つ」と言う壮大な夢を持つ野心家で、鷹の頭を模した兜を被って、白い装備を身に付けている事から”白い鷹”と呼ばれています。
そんなグリフィスですが、出生は平民です。しかし平民出身でありながらも本物の貴族を上回る程の立ち振る舞いや教養を身に付けています。グリフィスは武術にも長けており、武器である細身のサーベルを使用し、白馬に乗りこなして流れる様に敵を斬り捨てていきます。「鷹の団」の団長として冷酷に犠牲を払う様な素振りも見せる反面、子供の様に無邪気な言動をする一面も見せています。
グリフィスはその類い希なる才能と天性のカリスマ性から、ミッドランド国において数々の名声を手に入れていきます。しかしその反面で支配欲も人一倍強いグリフィスは、一度自身が手にした物を失いそうになると激しい執着心を見せ、主人公のガッツに関してはその執着は異常な程に強いものとなっています。
グリフィスのキャスカへの気持ちは?
キャスカとは?
グリフィスのキャスカに対する気持ちについて考察していきます。まず始めに『ベルセルク』のヒロイン・キャスカについてご紹介していきます。キャスカは褐色の肌を持ち、黒髪・黒眼の女性です。キャスカは貧しい農村に生まれ、12歳の時に通りがかりの貴族に身売りされました。その後道中で乱暴されそうになっていたところをグリフィスに助けられ、「鷹の団」に入団する事になりました。
この出来事からキャスカはグリフィスに対して崇拝の様な信頼を寄せており、グリフィスの右腕になる程の実力者となっていきました。実力もさる事ながら、人望も厚く「鷹の団」の副官的な立場であったキャスカは、部下達からも慕われている存在でした。キャスカは長剣を武器に、類い希なるスピードと身体能力で、あっという間に敵の急所を斬り裂いていきます。
そんな折に、ガッツが「鷹の団」へ入団してきました。突然現れた実力者のガッツとキャスカは当初反発しあっていました。しかし2人はやがて恋人同士となります。その後グリフィスが捕虜となってしまった事で、キャスカが「鷹の団」のリーダーとなり、逃亡生活を送りながらも懸命に「鷹の団」をキャスカは支えていました。
グリフィスを何とか取り戻したキャスカ率いる「鷹の団」でしたが、グリフィスは変わり果てた姿となっており、キャスカは「鷹の団」を解散し、ガッツとも決別してグリフィスの介抱に専念する事を決めました。
キャスカと関係を持ったグリフィス
グリフィスは蝕を起こし、「ゴッドハンド〈フェムト〉」として転生しました。フェムトとなったグリフィスはキャスカと関係を持ちました。ガッツという恋人の前でキャスカを奪い、見せつける様にグリフィスは乱暴をしました。この出来事が余程ショックだったのか、キャスカは精神が破綻してしまいます。
キャスカはグリフィスに乱暴された後、記憶を失くした上でさらに幼児退行をしてしまいました。恋人であるガッツに対しても拒否反応を示す様になり、ガッツとの間に身籠っていた胎児も、グリフィスの行為によって魔物に成り果ててしまいました。
キャスカへの気持ちは支配欲?
グリフィスはキャスカと関係を持ったものの、それは愛情によるものではありませんでした。グリフィスはキャスカに対し、支配欲に似た感情を抱いていました。キャスカは「鷹の団」の団長である自分のことを慕ってくれていると思い込んでいたグリフィスは、かつてキャスカに手を出そうとした事がありました。グリフィスが捕虜となりひどい傷を負った事でキャスカが介抱をしている時に、キャスカにグリフィスは覆い被さりました。
当然受け入れられるものだと考えていたグリフィスでしたが、キャスカは意外にも拒否反応を示します。そのキャスカの反応にグリフィスはひどくショックを受けました。グリフィスは自分の事を慕ってくれているキャスカなら、ガッツから奪う事も可能であろうと高を括っていました。グリフィスにとって対等な存在はガッツだけで、キャスカも含めガッツ以外の人間は”自分より下”であると考えていました。
この出来事からグリフィスはキャスカに対して支配欲の様な感情を抱いていたと言われています。「鷹の団」の副官として団長の自分を崇拝し、従ってくれていたキャスカを支配していると勘違いしていたグリフィスは、横暴な態度に出てしまいました。しかしキャスカの強い拒絶にあい、グリフィスにとってキャスカの拒絶は裏切り行為そのものであったと言われています。
グリフィスとガッツとの関係
ガッツを気に入っていたグリフィス
グリフィスはガッツの事をとても気に入っていました。それはガッツが「鷹の団」へ入団する時から始まっていました。グリフィスはガッツに対し特別な予感の様な思いを抱いており、「鷹の団」への入団を決める決闘時にガッツに対して「お前が欲しい」と宣言しています。そんなグリフィスの姿を見て、今までグリフィスを側で支えていたキャスカが「今までそんな事はなかった」と驚いた程でした。
グリフィスがガッツに対し特別な感情を抱いていた描写は他にもありました。晴れて「鷹の団」に入団したガッツに対し、重要な戦いで殿を任せていたり、ピンチに陥っていたガッツを自ら戦地に赴いて助けに向かったりと他の団員達に比べてガッツを特別扱いしているのは明らかでした。当初グリフィスはそんな自分の感情を、ガッツが「有益な駒である」からだと解釈していましたが、徐々にそれだけではない事を自覚していきます。
グリフィスにとって唯一の友
グリフィスはガッツに対して特別な感情を抱いています。キャスカはいち早くその事に気付いていましたが、グリフィスは徐々に自覚していきました。そしてグリフィスにとってガッツは唯一の”対等の存在”であり唯一の”友”となっていきました。グリフィスにとって友人というものは”自分と対等の者”でした。人の夢に身を委ねるではなく、自らの夢に向かって生きている人物がそれに値すると話をしています。そんな存在がガッツでした。
グリフィスがガッツを懲りる事なく自分の身を呈して守った時に、ガッツは「何故そこまで助けるのか」とグリフィスに問いました。その問いにグリフィスは「助けるのに理由がいるのか」と答えます。この言葉から、グリフィスがガッツに対し”身を投じるのに値する者”であると感じており、それはまさに”対等の者”であると言えます。この事から、グリフィスがガッツを唯一の”友”として見ていたと言われています。
2人の絆とは?
グリフィスにとってガッツは唯一の”友”でした。そんな2人には強い絆があったと言われています。しかし、ガッツはグリフィスの夢を知ってしまった事で、自ら「鷹の団」を抜ける事を決意します。それはグリフィスを想っての行動でしたが、ガッツに対して異常なまでの執着心を抱いていたグリフィスは当然ガッツの脱退に反対します。脱退を止める為に決闘を行いますが、実力を上げていたガッツに負けてしまいました。
これによってガッツは「鷹の団」を後にする事になりました。ガッツを失ってしまったグリフィスは冷静さを失い大きな過ちを犯してしまいます。これによってグリフィスの輝かしい名声は絶たれ、人生のどん底まで突き落とされてしまいました。辛い日々の中でグリフィスは常にガッツの事を考えており、それは時に愛情であったり、憎悪であったりと様々な感情に苛まれていきます。
そして皮肉にもガッツの本当の想いに気付くのはグリフィスが蝕を起こし、フェムトとして転生した時でした。ガッツがグリフィスの唯一の”友”になる為にグリフィスの元を去った事を知ったグリフィスは「どうして失くしてから気付くんだ」と絶望する事になりました。お互いがお互いを強く想い合っていたからこそ、すれ違ってしまったと言われています。
グリフィスの転生後の現在は?
蝕でフェムトに転生
『ベルセルク』には蝕によって転生した人間をゴットハンドと呼びます。グリフィスは度重なる拷問により不自由な身となった後に、自ら夢を実現する為に蝕を起こしました。それによってグリフィスはフェムトというゴットハンドへ転生する事に成功しました。このフェムトというゴットハンドは、グリフィスの真っ白なイメージからは一変して、真っ黒な姿をしており、グリフィスの面影はほとんど残していません。
人間だった頃のグリフィスの名残が残る部分は、頭を覆っている鳥のくちばしの様な兜と、背中に纏っているマントです。蝕を起こしゴットハンドへ生まれ変わると、人間だった頃の心や体に至るまで全てを捨てる事になっています。グリフィスは蝕によって再び現世へと転生する事に成功していますが、グリフィスは元々とても頭がキレる人物である為、現世に戻る事を目的として蝕を起こし、転生したのではないかと言われています。
現世に現れたグリフィス
身動きが取れない程の傷を負っていたグリフィスは蝕を起こす事で転生し、現在はゴットハンドの1人として転生しています。このグリフィスが蝕によって転生したフェムトは、ゴットハンドの中の最後の1人でした。
そして『ベルセルク』22巻でグリフィスとガッツは再会を果たしました。しかしこの時ガッツの前に現れたグリフィスは蝕以前の姿をしていました。これは聖地アルビオンで発生した”模擬蝕”という出来事がきっかけとなり生まれたものでした。ベヘリットに姿を模している使徒の「完璧な世界の卵」によって姿を変化させる事で、グリフィスはかつての姿でガッツの前に現れました。
出典: https://festy.jp
この時のグリフィスは使徒によって人間の姿を模しているものの、姿を真似しただけの存在です。実際には使徒のゾッドを引き連れている事からも、人間ではなくゴットハンドのままであると言われています。しかしグリフィスは人間でありながらもゴットハンドの能力を持つことができる「絶対者」とも言われている事から、この時ガッツの前に現れたグリフィスは人間でもあり、ゴットハンドでもあったのではないかと推測されています。
新生鷹の団の結成
蝕によって転生し、ゴットハンドの力を得たグリフィスは、使徒達を集めて現在では「新生鷹の団」を結成しています。この「新生鷹の団」はミッドランドを制圧する事に成功し、さらにはミッドランド王国の王女であるシャルロットとの婚約も果たしました。これによって次期国王の座も手に入れたグリフィスはミッドランド王国を手に入れる事に成功しました。
現在ではグリフィスが国を治め、ミッドランド王国は平和でとても栄えた国へ成長しています。この穏やかな平和こそが、グリフィスがずっと夢見てきた事でもあり、グリフィス自身の一番の望みだったのではないかと言われています。現在では平和を手に入れたグリフィスですが、『ベルセルク』作中ではグリフィスの未来の展望は明かされていない為、国の行く末などこれからも目が離せない展開となっています。
グリフィスの人生
カリスマ性があったグリフィス
『ベルセルク』に登場するグリフィスはカリスマ性があるキャラクターとして登場します。平民の出身でありながらも類稀なる才能と、大きな野望を掲げていたグリフィスは自らの意志で夢を実現する為に邁進します。やがて厚い人望と他に類を見ない戦闘センスによって「鷹の団」の団長まで登りつめていきます。美しい容姿と、カリスマ性によってグリフィスは誰からも愛される存在でした。
”竜殺し”を振り回す様な超人のガッツに勝ってしまう程の戦闘能力を持ち、多くの人達を団結させる事に長けていたグリフィスは「鷹の団」を最強の軍隊へと成長させていきました。しかしそんなカリスマ性を持っていたグリフィスですが、それ故に支配欲も高く自分が気に入っている人間に対しての執着心は異常なまでに強くなっています。
夢に向かって進むグリフィス
グリフィスはある大きな夢を持っていました。グリフィスの夢とは「自分の国を持つ」事でした。平民出身のグリフィスが一国の主人となるには計り知れない茨の道である事は誰しもが分かっていました。しかしグリフィスは自身の生まれ持った能力と、血の滲むような努力によって着実に夢へと近付いていきます。ミッドランド王国の最強部隊「鷹の団」をまとめ上げるまでに成長し、数々の名声を手に入れていきます。
ガッツとの別れ
夢へと続く階段を駆け上がっていくグリフィスでしたが、思いもよらぬ事態がグリフィスを襲います。自身の唯一の友人として認めていた「鷹の団」のガッツが団を離れると言い始めました。ガッツに対して異常なまでに執着を見せていたグリフィスは当然この申し出を断ります。そして団を去るのならば自分の剣で示す様に決闘を申し入れます。円満に団を去りたいと思っていたガッツは渋々グリフィスの申し出を受け入れました。
自分の物にならないのならば殺してしまおうと、グリフィスはガッツに本気で襲いかかっていきます。「鷹の団」入団時はグリフィスに負けてしまったガッツでしたが、3年の月日を経てグリフィスと対等に戦うまでにガッツは成長していました。
一進一退の攻防が続き、真剣勝負が繰り広げられますが、幾多の死線を乗り越えてきたガッツにグリフィスは敵う事なく負けてしまいました。殺してでも手元に置いておこうとしていたグリフィスにとってガッツとの別れは堪え難い衝撃を与える事になりました。
王女に手を出したグリフィス
ガッツとの決闘に負け、誰よりも大切な存在であったガッツを失ってしまったグリフィスは失意の底に落とされてしまいました。そしてその夜、グリフィスは思いも寄らない行動に出る事になります。ミッドランド王国の姫君であるシャルロットの寝室へ忍び込みました。一国の主人となる夢を掲げ、ミッドランド王国の国王から厚い信頼を得ていたグリフィスはガッツを失ったショックのあまりとんでもない愚行に出てしまいました。
自身を信頼し、愛してくれていたシャルロットの純潔を奪ったグリフィスはそれでも満たされない心に絶望します。ガッツを失った穴をシャルロット姫で埋めようとしたものの、全く叶う訳もなくグリフィスはただ自身の愚行を後悔します。そんなグリフィスの元へ、シャルロットの侍女が通報し呼んでいた守衛達の手によって失意の底にいるグリフィスは捕縛されてしまいました。
運が尽きたグリフィス
グリフィスのとんでもない愚行によってミッドランド王国の国王は激怒し、グリフィスを約1年間にわたって執拗に拷問し続けました。ミッドランド王国の名声を手にし、未来の栄光を約束されていたグリフィスは、白鳳将軍というとても名誉な勲章や貴族になる身分まで用意されていましたが、全て剥奪されます。「自分の国を手に入れる」という夢まであと少しだったグリフィスは、夢を叶える事はできなくなってしまいました。
現在でこそ蝕によってフェムトとして転生し、新しい人生を踏み出したグリフィスでしたが、この時の出来事はグリフィスの人生の中で最も運が尽きた瞬間でした。ミッドランド王国の国王によって行われた拷問でグリフィスは舌を抜かれ手足の腱を切られてしまい、自身で身動きを取る事も、話す事もできなくなってしまいました。蝕の前のグリフィスの姿は現在の姿からは想像もできない程悲惨なものとなっていました。
グリフィスの声優を紹介
声優①櫻井孝宏
2012年公開の劇場版と2016年から放送されたアニメ『ベルセルク』でグリフィスを演じたのは櫻井孝宏さんです。櫻井孝宏さんは1974年6月13日生まれの2019年12月現在で45歳の声優で、声優の他にもナレーターやラジオパーソナリティとしても活躍されています。
1999年に『デジモンアドベンチャー』と『快感フレーズ』でレギュラー出演を果たし、その後同年には『ゲートキーパーズ』主演に抜擢され一躍有名声優の仲間入りを果たしました。その後数々の人気作品へ出演されています。
櫻井孝宏さんの現在に至るまでの主な出演作品をご紹介します。櫻井孝宏さんは『ジーンシャフト』の「ヒロト・アマギワ」役や、『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』の「ビット・クラウド」役、『プリンセスチュチュ』の「ふぁきあ」役、『カレイドスター』の「レオン・オズワルド」役、『魔探偵ロキRAGNAROK』の「ロキ(覚醒)」役、『tactics』の「春華」役、『月詠-MOON PHASE-』の「御堂成児」役などを演じています。
声優②森川智之
アニメ1作目の『剣風伝奇ベルセルク』やゲーム版でグリフィスを演じたのは森川智之さんです。森川智之さんは1967年1月26日生まれの2019年12月現在で52歳の声優です。森川智之さんは声優の他にもナレーターや歌手、タレントとしても活躍されている日本を代表する声優の1人です。
声優としてのデビューは1989年の『ダッシュ!四駆郎』で演じた「加藤隼、次郎」役でした。その後多くの作品に出演し、1992年の『宇宙騎士テッカマンブレード』で「Dボゥイ/テッカマンブレード(相羽タカヤ)」役でレギュラー出演を果たしています。
森川智之さんの現在に至るまでの主な出演作品をご紹介します。森川智之さんは『蒼き伝説シュート!』の「神谷篤司」役や、『勇者警察ジェイデッカー』の「デュークファイヤー」役、『怪盗セイントテール』の「佐渡真人」役、『ご近所物語』の「田代勇介」役、『クレヨンしんちゃん』の「野原ひろし」役、『金田一少年の事件簿』の「明智健悟」役、『フォーチュン・スエストL』の「クレイ・S・アンダーソン」役を演じています。
森川智之さんはその他にも、『遊☆戯☆王』の「城之内克也」役『サイボーグクロちゃん』の「鈴木一郎」役や、『神八検伝』の「ジンライ・ハズキ」役、『幻想魔伝 最遊記』の「焔」役、『絶滅の島』の「真一」役、『闇の末裔』の「巽征一郎」役、『犬夜叉』の「奈落」役、『RAVE』の「ゲイル・グローリー」役、『キン肉マンⅡ世』の「テリー・ザ・キッド」役なども演じています。
グリフィスに関する感想や評価
久しぶりにベルセルク見だしたら止まらん
— 空柴 良 (@wowz333) December 11, 2019
森川グリフィスいいわ〜
こちらは久しぶりに『ベルセルク』を見たら、止まらなくなったという方の投稿です。『ベルセルク』は長寿作品の為、現在に至るまで長年に渡って連載を継続されています。それに伴い現在までアニメやゲームなどで様々な作品が発表されてきました。
この方は森川智之さんがグリフィスを務められていた1作目のアニメ『剣風伝奇ベルセルク』をご覧になったそうで、現在見返して改めて森川智之さんの演じるグリフィスに魅力を感じられたそうです。
ベルセルクはガッツとグリフィス好きになるからキャスカ好きになりにくいんよな。好きだけど。
— ぽくて (@3aNmjd8Jg3WN7QL) December 9, 2019
あとジュドー好きになる人は多い
こちらは『ベルセルク』のガッツとグリフィスを好きになるファンが多く、キャスカはあまり好きにならない人が多いと考察されている方の投稿です。この方はキャスカも好きなようですが、ガッツとグリフィスの邪魔を許さない固い絆に魅力されるファンも多く、ガッツとグリフィスの間に割って入っているキャスカを邪魔に感じる方も多いようです。
現在はキャスカも正気を取り戻しかつての気高さが蘇っていますが、キャスカは一時期幼児退行によってガッツのお荷物的存在となっていました。戦闘に加わる事もなくガッツに守られているキャスカを疎ましく思う声も多く寄せられており、現在のキャスカの復活という展開はファンの間では待望の展開となっているようです。
グリフィスってクズとかとか最悪なヤツとか例えようとしても一言で表せないようなヤツなのがこいつ嫌いになれない…それもまたこいつの色なのかもしれない
— さまよい続けた狩人・隼、今此処に眠る (@hayabusa92111) October 19, 2019
こちらはグリフィスに対し、軽蔑するものの嫌いになれないという方の投稿です。グリフィスは当初気高く美しい戦士でとても人気の高いキャラクターでした。しかしガッツとの決別を皮切りに転落の一途を辿り、思いもよらぬ愚行を犯すなど目も当てられない展開となりました。そして現在グリフィスは蝕によって転生しゴッドハンドの1人として「新生鷹の団」を率いています。
蝕によって転生した事で人間であった頃の体も心も失ってしまったグリフィスはかつての人望の厚いキャラクターからは一変してしまいました。しかしそんな蝕によって転生してしまったグリフィスもファンは何故か嫌いになりきる事はできず、どこかで応援してしまっている方も多いようです。この方はそんなファンを惹きつけている魅力こそがグリフィスの持っている色そのものだと考察されていました。
グリフィスのキャスカへの気持ちまとめ
グリフィスのキャスカへの気持ちに関するまとめいかがだったでしょうか?『ベルセルク』に置けるグリフィスは、ガッツの良きライバルであった人生から転落し闇に落ちてしまったかつての英雄です。しかし蝕によって闇に落ちたグリフィスもかつてと変わらず美しく、人を惹きつけている事に変わりはありません。ガッツとは道を違えてしまいましたが、グリフィスは現在も自身の夢に向かって進んでいます。
ガッツやキャスカに対して支配欲を強く抱いていたグリフィスは自身の思い通りになってくれない2人に対して徐々に苛立ちを感じ始めていきます。そしてガッツとキャスカは心を通わせ、グリフィスはガッツを奪われてしまったという気持ちを抱くようになります。蝕によってゴットハンドへ転生したグリフィスはキャスカへ見事復讐を果たし、キャスカはそれによって幼児退行してしまう程の大きな傷を負ってしまいました。
『ベルセルク』はガッツとグリフィス、キャスカの絆や変わりゆく関係が長年に渡って描かれてきた作品です。連載当初は道を同じくしていた3人ですが、現在では3人はそれぞれの道を歩んでいました。『ベルセルク』をご覧になった事のない方は、ぜひこの機会にグリフィスと、ガッツ、キャスカの人生の物語が描かれている『ベルセルク』をご覧になってみてはいかがでしょうか?