ベルセルクのグリフィスの画像集!その目的とゴッドハンドになった理由は?

「ベルセルク」に登場するグリフィスの画像を集めました。グリフィスが「鷹の団」を結成した理由から、ゴッドハンドの一人になった理由まで調べ、紹介します。ベルセルクのグリフィスは少女漫画に登場するような美形です。それでいてとても頭がよく、一方で繊細な所を持ったキャラクターでした。鷹の団の団員には愛されていましたが、唯一友人と認めたガッツに破れてしまいます。そのことで傷ついたグリフィスはゴッドハンドの一人、フェムトになってしまうのです。ベルセルクならではの重厚なイラスト画像とご一緒にお楽しみください。

ベルセルクのグリフィスの画像集!その目的とゴッドハンドになった理由は?のイメージ

目次

  1. ベルセルクについて
  2. ベルセルクのメディアミックスについて
  3. ベルセルクのグリフィスの少年時代
  4. ベルセルクのグリフィスの青年時代
  5. ベルセルクのグリフィスと鷹の団
  6. ベルセルクのグリフィスとキャスカとの出会い
  7. ベルセルクのグリフィスとガッツとの出会い
  8. グリフィスはガッツを友として認めていた
  9. ベルセルクのグリフィスとガッツとの別れ
  10. ベルセルクのグリフィスがフェムトになるまで
  11. ベルセルクのグリフィスがフェムトになった後
  12. グリフィスは手段が目的化している
  13. ベルセルクのゴッドハンドの目的
  14. グリフィスはベルセルクにおける王道である

ベルセルクについて

「ベルセルク」は三浦健太郎先生による漫画作品になります。1989年から2018年の現在まで、長期連載をしていて、現在も連載中です。単行本は39巻まで発売されています。メディアミックスも展開されており、TV、映画、ゲームと幅広く提供されています。物語は黒い騎士編、黄金時代編、断罪編、千年帝国の鷹編、幻造世界編と分かれています。

ベルセルクの章立ては其々、黒い剣士編は1巻から3巻まで。黄金時代編は3巻から14巻まで。断罪編は14巻から21巻まで。千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)編は22巻から35巻まで。幻造世界(ファンタジア)編は35巻から現在発売されている39巻までとなっています。

ベルセルクのメディアミックスについて

TVアニメ「ベルセルク」は1997年10月7日から1998年3月31日まで放映されました。主人公のガッツの声は神奈延年さん。グリフィスの声は森川智之さんが担当しています。劇場版「ベルセルク」は2012年2月4日から2013年2月1日まで三部作で上映されました。作品の内容上レイティングが上がっているので、お子さんがご覧になる場合は注意が必要になっています。

「劇場版ベルセルク」は三部作で作られました。下記の画像はその劇場版のポスターです。「Ⅰ覇王の卵」「Ⅱドルドレイ攻略」「Ⅲ降臨」の三部作になります。またアクションゲーム「ドラゴンズドグマ」ともコラボをしたり、新たに女性キャラクター「クララ・ド・ボラス」を描き下ろしています。

プレイステーション4用のソフトとして「ベルセルク無双」が無双シリーズの一つとして販売されています。無双シリーズの爽快なプレイが楽しめるよう設計されています。無双シリーズには戦国無双や三国無双などの時代劇をテーマにしたものとトロイ無双など西洋ファンタジーをテーマにしたものがあります。まさにベルセルク(狂戦士)の戦いが楽しめる一本になっています。

ベルセルクのグリフィスの少年時代

ベルセルクのグリフィスの子供時代は、城下町に住む普通の少年でした。ある日道に迷ったグリフィスは城の姿を知ってしまいます。城に憧れたグリフィスは、どうしても城を手に入れたくて仕方がなくなりました。目的が出来たグリフィスは王国を手に入れるために「鷹の団」を結成します。

上記の画像はベルセルクの名言の一つ「オレはオレの国を手に入れる」とガッツの前で宣言するシーンです。裸のままで強い光を浴びる姿が神々しいと評判です。そしてグリフィスの姿は強い信念によって成り立っていることが分かります。ちなみにガッツはこの言葉にキョトンとした顔をしています。

ベルセルクのグリフィスは平民出身である事が明かされています。鷹の団はミッドランドを拠点に活動をしていた傭兵団でしたが、グリフィスがミッドランド人であることは明確には表現されていません。このことからグリフィスはベルセルクにおいて最重要人物でありながらも、出生からして不明な部分が多い人物です。

グリフィスは眉目秀麗な天才だった

ベルセルクの「蝕」のシーンに描かれたグリフィスの少年時代を見るに、彼は幼い時から美しい容姿を持ち、頭の回転も良く、明るい性格のように見受けられるとの声が多いです。ただ、グリフィスは幼い頃から城に憧れていました。初めは遠くから見ているだけが、次第に住んでみたい願望に変化していきます。

そしてついに「自分の国を手に入れる」という夢に行き着きました。剣術や兵法、巧みな世渡り術などは独自の研究と努力の末に手に入れて者なのでしょうが、それらは全て常人の領域を超えたものでした。ベルセルクのグリフィスはいわゆる「天才」だったのだと言われています。

ベルセルクのグリフィスの青年時代

ベルセルクの中で、鷹の団を結成したグリフィスは、剣の実力と、戦略の強さによって頭角を現してきました。鷹の団の特徴は、若者だけで構成されている所です。グリフィスのスター性に導かれた若者たちが自分の夢をグリフィスの託すのです。その結果、鷹の団は若者たちだけながらも軍隊として優れた部隊になり、王国からの信頼も厚くなってきたのです。

上記の画像はカラーが施された美麗なベルセルクのグリフィスのイラストです。重厚な雰囲気からグリフィスの意志の強さを物語っています。目つきの鋭さも魅力的で、笑顔のシーンよりも、こちらのグリフィスのほうが本質ではないか、と言われています。

ベルセルクの世界において、平民出身のグリフィスが夢である「城」に近づく最短の方法は戦場に身を置くことでした。戦場は戦乱が続く世の中では平民出身のグリフィスが這い上がるには持って来いの世界にグリフィスには見えたのでしょう。グリフィスは一度入ると抜けにくい正規軍には入らず、どこかの傭兵団の一員になったようです。

人当たりの良いグリフィスなら、仲間を作るのも得意だったでしょう。しかしガッツが鷹の団に入隊した時には、コルカスは一番の古株だったと言われているので、初めのころの仲間たちはグリフィスの夢の残骸になって消えてしまったのだと推測されています。コルカスの人間味あふれるキャラクターはベルセルクの魅力の一つになっています。

ベルセルクは西洋の架空の国を舞台にしています。ミッドランド国では鷹の団はガッツがフリーの傭兵の時から「戦場の死神」との異名をとっていたほどの存在だったので、年齢は若く、数年で高い評価を得られる傭兵団を作り上げることが出来たグリフィスの才能は本物だったと評価せざるを得ないと言われています。正しく「天才」です。

ベルセルクのグリフィスと鷹の団

グリフィスが率いる鷹の団は女性が千年隊長をするなど、実力主義によって成り立っています。盗賊の親玉もいれば、武器屋の息子もいます。ガッツ曰く、鷹の団は他の軍隊の傭兵たちとは違って、明るいと言っています。傭兵ならではの殺伐としたものが感じられなかったようです。内側にいる人には分からないほどでした。グリフィスは団員のメンタルケアも行っていたようです。

上記の画像は、ベルセルクの鷹の団の隊長がそろい踏みのシーンです。左からリッケルト、グリフィス、ガッツ、キャスカ、ピピン、コルカス、ジュドーになります。鷹の団は団員だけではなくて隊長も若い人が起用されているのが特徴です。実力を重んじた結果だからこそ、お互いに強い信頼があるようだと言われています。

ベルセルクのグリフィスとキャスカとの出会い

グリフィスと鷹の団の女千人長のキャスカはレイプされそうになった所をグリフィスに助けられたのが出会いです。剣を渡されたキャスカは自分の力で相手を倒します。戦う武器を与えてくれたグリフィスに強く憧れたキャスカは、女だてらと言われながらもグリフィスのための剣になろうと決意します。しかしグリフィスの目的である国を手に入れるためには王女と結婚しなければならないことも知っているのです。

シャルロット王女とグリフィスの二人が楽しく談笑している姿を見て、キャスカは初めて自分がグリフィスのことを好きであるという感情に気付くのです。退団をするとき、ガッツはキャスカに一緒に行こうと伝えるが、キャスカはグリフィスを見捨ていることは出来ないことをガッツに伝えて、断わってしまいます。三角関係のようですが、グリフィスとガッツの男同士の繋がりの強さが感じられるエピソードです。

ベルセルクのグリフィスとガッツとの出会い

ベルセルクのベースを流れるのはグリフィスとガッツの友情を超えた関係性ですが、二人の出会いは、戦場の手柄のボーナスを貰ったガッツの懐を狙ったコルカス達がガッツに返り討ちにあったことから始まります。グリフィスは当時ナンバー2だったキャスカに場を収めるように指示しますが、キャスカでさえ返り討ちに会ってしまいます。

そこでグリフィスはガッツと戦うことになります。この戦いではグリフィスがガッツに圧勝しますが、ガッツの強い闘志に魅力を覚えて、ガッツを仲間に引き入れます。もしかしたらグリフィスはこの時点でガッツに心を奪われていたのではないかと言われています。何故なら、ガッツが殿(しんがり)を守るときに囲まれた際に、自らが出向いて救出をしているからです。

グリフィスはガッツを友として認めていた

もしかしたらグリフィスはこの時点で一目惚れ的な感情を持っていたのかもしれない、と言われています。ゴッドハンドのボイドなら因果律の流れの一つと言うでしょう。グリフィスはガッツに「自分が何者であるか、何者になり得るのかを知りたい」と語りました。このセリフはベルセルクの問いかけの一つとなっています。

この言葉はグリフィスがガッツにだけ語った言葉ですが、このセリフこそグリフィスの夢や目的の正体なのかも知れません。人の無限の可能性は人種や性別、貧富の差等のあらゆる偏見を乗り越えて未来へと続いています。行き着く先は誰も知りません。グリフィスは自分の国を手に入れることを目標として鷹の団を結成しました。ベルセルクが多くの人の心を揺さぶる物語である由縁です。

ガッツはグリフィスに「お前が欲しい」と言われて、決闘をすることになります。決闘の結果、ガッツは鷹の団に入団することになります。切り込み隊長として活躍をして頭角を現すガッツ。鷹の団の団員からも信頼が厚くなっていきます。しかしキャスカを助けるためにおとりになり、百人切りを達成しますが瀕死の重傷を負ってしまいます。命からがら助けられたガッツでしたが、その時に鷹の団からの退団を決意します。

百人切りの時に、ガッツとキャスカの間に特別な感情が生まれることになります。そして妖精の粉というファンタジーの世界にも足を踏み入れるようになるのです。ベルセルクの世界の深くなる一方、グリフィスの目的である国と世界の裏側、怪異の世界が少しづつ鷹の団にも歩みよってくるのが魅力になります。

ベルセルクのグリフィスとガッツとの別れ

ガッツのお陰で鷹の団が強くなったのは確かですが、その一方でガッツの存在が鷹の団の中で大きくなってきてもいました。ガッツが鷹の団を退団することを認めないのは、団員の手前ということもありますが、グリフィスにとって、ガッツが自分を乗り越えようとする姿が耐えられなかったのです。

鷹の団から退団することを認めようとしないグリフィスはガッツを本気で殺そうとします。しかし、その剣を弾き返されたグリフィスはガッツに初めて敗北を喫します。強い敗北感を受けたグリフィスは茫然自失な状態になってしまいます。ガッツはグリフィスがまた立ち上がることに強い信頼を持っていましたが、そのことさえ因果律の一部だったのです。ベルセルクも物語はここから「蝕」のまで雪崩れ込みます。

ベルセルクのグリフィスがフェムトになるまで

上記の画像はベルセルクのグリフィスとフェムトをイメージに書かれたイラストです。グリフィスは白いイメージがあり一方ゴッドハンドに転生した直前のフェムトは漆黒です。この後、ガッツとキャスカを逃がしたため受肉まで時間がかかることになります。

ガッツが鷹の団から退団した一年後、グリフィスはシャルロット王女と姦通をして、王国を追われていました。幽閉されていたグリフィスを救出しましたが、グリフィスは長い間の拷問によって、戦闘不能になっていました。自分のことを殺すことさえできない自分に絶望したグリフィスに真紅のベヘリットが反応して、ゴッドハンドを召還してしまいます。そして目的のために鷹の団を捧げることになるのです。

ベルセルクのグリフィスがフェムトになった後

グリフィスはフェムトになった後、キャスカを強姦します。その姿は凄惨の一言であり、ガッツはキャスカを救出するため、左腕を犠牲にします。フェムトになったグリフィスは、断罪の塔で受肉を行った後、不死のゾッドら使途とともに「新生鷹の団」を結成します。夢と現が混在する幻造世界が誕生した後、目的であるファルコニアを創造するのです。読者にもベルセルクの世界が更なるステージに入り込んだのが分かります。

ベルセルクのコミックス第39巻でゲドフリンとガッツの間で「鷹とはどんな人間か?」についての会話がありましたが、その時ガッツは「目的の為の手段ではなく、グリフィスにとっては手段の為の目的」と答えています。グリフィスは手段が先にあり、目的を後付けで捉える人間であるとガッツは捉えているようです。

妙な理屈ですが、グリフィスの渇望から考えると自然な感情です。グリフィスが自分の国を手に入れれば、王になるでしょう。しかし目的を達成してもグリフィスは満足しないでしょう。グリフィスの目的のために手段があるので、目的を追いかけているときが至福の時になるのです。このことからベルセルクのモチーフの一つ、王国との関係性からくるようです。

グリフィスは手段が目的化している

夢の途中であったガッツによって、グリフィスは自分が取るに足りない人間に過ぎないことを知りたかったのです。グリフィスの自分自身を知る瞬間はガッツとの出会いから蝕の転生に至る一連の出来事によって昇華されたようです。グリフィスが笑顔と共に「捧げる」と唱えた後の笑みは、人間であることを捨てることに関しての満足感があったのです。ベルセルクの物語には倫理を超えた意志や運命を感じられる部分があります。

上記の画像はガッツに出会うことで自由であることを知ったグリフィスです。”人間”グリフィスを捧げることで自分を知ることが出来たグリフィスは、その後も自分の夢を追い続けます。ゴッドハンドに転生した後、絶対者になったグリフィスの持ち得る夢や渇望とは一体どのようなものなのでしょうか。いつかグリフィスは自分自身を知ることが出来るのでしょうか。つまりグリフィスも狂戦士(ベルセルク)のひとりなのです。

ベルセルクのゴッドハンドの目的

上記の画像はベルセルクの4人のゴッドハンドです。ゴッドハンドの目的はグリフィスを転生させて第五のゴッドハンドにすることでした。「蝕」の中で四人のゴッドハンドに精神的肉体的に追い詰められたグリフィスは、自分の目的を思い出します。しかしそれこそがゴッドハンドの目的であったのです。人間が人間を超えようとするときの感情こそ、ゴッドハンドの目的だったのです。

上記の画像はベルセルクのグリフィスが転生した「五人目のゴッドハンド」のフェムトです。フェムトに転生したグリフィスの目的は本当に達成されたのでしょうか。ガッツに出会うことで、城を手に入れる目的には近づきましたが、その結果、グリフィスは人間ではなく絶対者になってしまいます。人間以上の存在になったグリフィスの目的は本当に国を手に入れることなのでしょうか。

上記の画像はベルセルクの物語中で絶対者として鷹都に君臨するグリフィスと巫女ソーニャです。「ファルコニア」を想造して超越者として誰も近寄れない存在になったグリフィスには自分の王国の姿しか見えていません。一方ガッツはキャスカの記憶が戻ることを求めて旅に出ます。ゴッドハンドの目的は因果律の中で絶対者たるグリフィスの作り出すことでした。

グリフィスはベルセルクにおける王道である

ベルセルクは狂戦士の物語ですが、ガッツのみならずグリフィスも狂戦士の一人でした。「新生鷹の団」も狂戦士達だけで結成された軍団になっています。かつての人間味あふれる姿は感じられません。唯一人間でありながら本物の怪物たちと渡り合うガッツがベルセルクと呼ばれるのには、そのような意味があります。コミックスのタイトルが「ベルセルク」と名付けられていますが、ベルセルクのタイトルに喰われているようです。

ベルセルクにおけるグリフィスは目的のためなら手段を択ばないダークヒーローでありながらもファンタジーにおける王道を歩んでいます。それはもう一人の主人公であるガッツがあくまでキャスカの記憶の回復を望んでいるのに対比されるのです。自分がゴッドハンドになっても目的のためなら構わない姿は夢を見続ける少年グリフィスの姿そのままなのです。「ベルセルク」作中にてぜひチェックしてください。

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