2019年11月14日公開
2019年11月14日更新
【ベルセルク】新生鷹の団のメンバー一覧!ゴッドハンドもまとめて紹介
「ベルセルク」に登場する「新生鷹の団」と、ゴッドハンドについて紹介します。傭兵団「鷹の団」の団長だったグリフィスは、ある出来事によって転生し、新たに騎士団を結成しました。それが「新生鷹の団」です。この騎士団は数々の戦績を誇り、ミッドランド王国の正規軍となりましたが、ここでは、この「新生鷹の団」のメンバーを一覧で紹介します。また、ゴッドハンドのメンバーも一覧で紹介していきます。
目次
新生鷹の団が登場!ベルセルクとは?
「ベルセルク」は、中世のヨーロッパが舞台で、剣と魔法がテーマの物語です。タイトルのベルセルクは、北欧に伝わるスカンディナヴィア神話の「狂戦士(ベルセルク)」が由来です。主人公は、自分の背丈よりも大きな剣を持った剣士・ガッツで、ゴッドハンドへの復讐を誓い、旅に出ます。繊細で緻密な作画は重厚感があり、主要な登場人物たちの心情が深く描かれるなど、壮大なスケールで描かれた物語です。
ベルセルクの作品情報
「ベルセルク」は、1989年から「ヤングアニマル」(白泉社)で月に1回連載されている漫画で、作者は三浦建太郎です。コミックは、2018年の9月時点で第40巻まで発売されており、総発行部数は4000万部となっています。アニメ化されたのは1997年で、タイトル「剣風伝奇ベルセルク」として同年の10月から1998年の3月まで、日本テレビで全25話が放送されました。
2016年には、アニメ「ベルセルク」というタイトルで、WOWOW、MBSなどで放送が開始されました。期間は、第1期が2016年の7月から9月まで、第2期が2017年の4月から6月までで、全24話でした。2002年に「手塚治虫文化賞」のマンガ優秀賞に輝きました。
ベルセルクのあらすじ
「ベルセルク」のあらすじを簡単に紹介します。主人公の「黒い剣士」こと、ガッツは身長を超えるほどの特大の剣を持ち、大砲が仕込まれている義手を武器にゴッドハンドという敵を追い求め、旅をしています。旅の途中で出会った妖精のパックを連れて、世界各地で人々に恐怖を与えている使徒を倒すため、戦いに明け暮れる日々です。ここまでが「ベルセルク」の序章で、コミックでは第3巻までの内容となります。
第3巻からガッツの過去のストーリーが描かれています。ガッツは死亡した母親から産まれた子どもで、偶然その場に行き合わせた傭兵団によって助けられました。傭兵団・団長のガンビーノが養父となり、ガッツは戦士として鍛えられました。ある日、育ててくれた養父ガンビーノを殺してしまったガッツは、傭兵団を飛び出し、一人で各地の戦場を渡り歩く日々を送ることになりました。
ある戦場でガッツは、傭兵団「鷹の団」の団長だというグリフィスと出会います。強敵を倒したガッツの戦いぶりを見たグリフィスに目を付けられ、グリフィスと決闘をしたガッツは敗れました。そして「鷹の団」に入ることになったガッツは、グリフィスと篤い友情で結ばれることになります。ガッツの存在によってグリフィスは自身が抱いていた夢さえも忘れてしまうほどでしたが、いつしか二人は別々の道を歩むことになります。
「鷹の団」の団長だったグリフィスが様々なエピソードの後、「新生鷹の団」を作ることになったのですが、ここでは、その「新生鷹の団」のメンバーの強さや特徴を一覧で紹介し、さらに、世界で5人しかいないというゴッドハンドのメンバーの強さや特徴を一覧で紹介していきます。
新生鷹の団の概要
「新生鷹の団」とは、かつて「鷹の団」の団長だったグリフィスが転生した際、再び結成した騎士団で、ミッドランド王国の正規軍として活動します。伝説の勇者が多数集まっており、軍人ばかりでなく一般の人間や、敵国クシャ―ン帝国からやって来た者もいます。幹部たちは使徒で、世界中にいるほとんどの使徒が「戦魔兵」となっています。
新生鷹の団のメンバー一覧
武人としてすべてにおいて天才と称されるグリフィスに忠誠を誓った強者たちが集まった「新生鷹の団」。そのメンバーの強さや特徴などを一覧で紹介していきます。
メンバー一覧①グリフィス
「新生鷹の団」団長のグリフィスは、銀色の長髪にマントをなびかせ、宝石が埋め込まれたサーベルを持っています。まるで貴公子の様な容姿、知性、剣術、人心掌握術、どれをとっても比類なき天才と言われています。子どものように純心な一面もありますが、支配欲が強く、手に入れたものが失われようとすると強い執着心を見せます。ガッツから「プライドの塊」と言われています。
グリフィスは平民出身ですが、生まれてきた意味や意義を深く考えた結果、いつしか「自分の国を持つ」という夢を描くようになり、「鷹の団」という傭兵団を作りました。グリフィスとガッツとの出会いは、ある城での戦いでした。傭兵として様々な戦いに明け暮れていたガッツが、凄腕と恐れられる騎士に勝利したことにグリフィスは目を付けたのでした。グリフィスとガッツは対決し、ガッツは敗北します。
グリフィスとの出会いがきっかけで、ガッツは「鷹の団」に入ることになりました。「鷹の団」は戦術に長け、連戦連勝の戦績を残しました。その結果、団長のグリフィスはミッドランド貴族の階級にのし上がりました。百年戦争後には数々の功績により「白鳳将軍」という地位に就く予定でした。しかし、唯一無二の友情で結ばれていると思っていたガッツが「鷹の団」から脱退したことで精神的に不安定になりました。
ガッツが去ったことにショックを受けたグリフィスは、シャルロット王女と関係を持ってしまいます。侍女からの報告でそのことを知った国王は、グリフィスを大逆罪を犯したものとして牢獄に収監。グリフィスは長期間に渡って拷問を受けることになりました。1年後、「鷹の団」の残党によって救出されたグリフィスは、「降魔の儀」でガッツと「鷹の団」のメンバーを生贄にしてゴッドハンド・フェムトに転生しました。
その際、ガッツとキャスカの間に生まれた子どもを受肉の器としました。髑髏の騎士のおかげでガッツ、キャスカらは生贄から逃れることができました。数年後、フェムトはグリフィスの姿となって現世に降り立ちました。「絶対者」となったグリフィスは、「不死者」と呼ばれるゾッドを中心に、強力な使徒を従えて「新生鷹の団」を結成することになりました。
そしてミッドランド王国の正規軍・総司令官になったグリフィスは、クシャーン帝国の侵略により蹂躙された首都ウィンダムを奪還するために、クシャーンの大帝ガニシュカと戦います。ガニシュカによって軟禁されていたシャルロット王女を救出したグリフィスは、王女と結婚を誓い合います。
メンバー一覧②ロクス
グリフィスが結成した「新生鷹の団」の幹部で、「月光の騎士」と呼ばれています。ロクスは主を決めず各地の戦場を渡り歩き、連戦連勝で多くの武功を立てた伝説の騎士と称されていましたが、転生して使徒となり、グリフィスの配下になりました。三日月のデザインの鎧・兜を装着し、両刃で何人もの敵の頭を一度に貫通させられるほどの長いランスを武器としています。
この鎧・兜に長いランスを持つ半人半馬の姿が使徒としての形態となります。また、ロクスはランスを持つ使徒が入る戦魔槍騎兵隊の隊長で、新兵の訓練役を担当しています。グリフィスに「人の世界」で生きる場所を与えてもらったことで、グリフィスに忠誠を誓いました。ロクスのグリフィスへの忠誠心は篤く、グリフィスに害を為すもの、侮辱するものを決して許しません。
メンバー一覧③ゾッド
グリフィスが結成した「新生鷹の団」の幹部で、グリフィスに絶対的な忠誠を誓っています。強者との戦いを何よりも熱望する本物の武人で、300年もの間強者を求めて放浪し、戦闘と殺戮に明け暮れていました。ゾッドは、死んだと思われてもまた別の戦場に現れることから「不死(ノスフェラトゥ)のゾッド」と呼ばれています。傭兵からは「軍神」と称されています。
人間での姿は頑強な巨体で、刀身が太い太刀や斧を武器としてよく使っています。使徒としての姿は、頭部と前脚は獅子で、後ろ脚とツノは牡牛、長くて大きい尾を持ち、全身が黒い獣の毛で覆われています。こうもりのような形の翼で飛ぶこともできます。300人の傭兵を一人で倒してしまうなど、使徒の中で抜群のパワーとタフさを併せ持っています。
ある城での攻防戦の際に、ガッツとグリフィスによって深い傷を負わされてしまいますが、ゾッドは力で圧倒。グリフィスが持つ「覇王の卵」を見て、ガッツの死を予言しますが、ガッツがそこから逃れ、剣をとって戦う姿を見て喜ぶなど、ガッツに対して強い思い入れがあるようです。ゾッドは左右一対のツノを持っていますが、白昼夢の中、左のツノを「光の鷹」に切り落とされてからは右のツノが一つの大きなツノに変化しました。
自分と同じ強さの使徒と戦っても満足できなかったゾッドは、ガッツや髑髏の騎士と戦うことに喜びを感じています。特に髑髏の騎士を生涯のライバルとしています。ゾッドは、絶望を乗り越え、「死の宣告」さえも覆し、人でありながら使徒を倒すガッツに対して憧れの念を抱いているのではないかと言われています。
メンバー一覧④アーヴァイン
「新生鷹の団」の幹部で、ずば抜けた弓の名手です。単眼が付いている怪しげな長大な弓は一度に数本の矢を射ることができ、飛距離も長く、この矢に射られた所は切断されてしまいます。使徒としての姿は、上半身は人の形で腰から下は猛獣の形態をしています。
山羊と狼が合わさった様な頭部には左右一対のツノがあり、ここに弓弦を張り、矢を射ることができます。尻尾の毛が矢として使われます。この矢が刺さると何本かに分かれて体を内部から破壊していきます。
メンバー一覧⑤グルンベルド
グリフィスに対して固く忠誠を誓う「新生鷹の団」の幹部で「炎の巨竜」と呼ばれています。ゾッドと同じ様に強者と戦うことを最上の喜びとする筋金入りの武人です。北方民族の特徴である真っ赤な髪の毛です。2m超の大柄な体で、巨人兵部隊の主導者です。チューダー帝国の侵攻を受ける北の小国を、たった3000の兵士だけで10年間守ったことがあります。死亡したとされていましたが転生し、使徒となりました。
人間の時でさえも使徒を超える筋力を持ち、強大な戦闘用のハンマーと左腕の盾には大砲と剣が仕込まれ、竜をデザインした鎧・兜を装着しています。使徒としての姿は、鋼の玉の結晶を鎧にした特大の「火竜」で、高温の炎を口から放出します。非常に真面目な性格で、武人としての誇りを大事にしており、ゾッドに対して謙譲語を使います。
メンバー一覧⑥ソーニャ
「新生鷹の団」の幹部で、千里眼・預言能力があり、グリフィスをサポートする「鷹の巫女」です。クシャーン帝国によって占拠されていたミッドランドのシェトという町で奴隷にされそうになっていたところをグリフィスら「鷹の団」に助け出されました。グリフィスに対して普通の少女の様に接し、恋い慕う様子を見せるので、シャルロットにとって煩わしい存在です。グリフィスのことを「鷹」、自身のことは「トンビ」と呼びます。
少女の様なあどけなさを残す外見をしていますが、暴力的な戦魔兵に対して対等に接したり、人の死に対しても動じません。社会常識にとらわれず、倫理感も無いソーニャは、ときどき非常識な言動をすることがあります。
メンバー一覧⑦ラクシャス
「新生鷹の団」のメンバーで、「夜魔」、「殺しの申し子」とも言われます。東方のシラット率いるバーキラカ一族の出身ですが、一族から追放されています。3つの目が付いている仮面をかぶり、体は黒いマントで覆っている謎の人物です。気配を消すことができ、シラットの側近ターパサの激しい攻撃をかわすことができます。グリフィスの護衛をしていますが、実は「グリフィスの首を自分の物にする」という野望を秘めています。
使徒の姿になっても同じ形態で、戦闘においては敵をかく乱したり、敵の残党を掃討するのが主な任務です。ヴリタニスに攻め込んできたクシャ―ン帝国の巨大な像を吹き矢で攻撃し、部隊をかく乱しました。
メンバー一覧⑧ジャリフ
「新生鷹の団」のメンバーで、クシャ―ン帝国から恭順の意を示し、グリフィスの元にやってきた一人です。ミッドランド王国のアークロ―騎士団の団長・ラバンがクシャ―ン帝国に捕らわれたウィンダムの市民たちを救い出す作戦に協力しました。
メンバー一覧⑨ミュール
ミュールはミッドランドの南部、ルミアスの若き領主です。クシャ―ン帝国との戦いで父のバラガーと兄たちは戦死しました。剣の達人で正義感溢れる男です。ルミアスの領民を救うためにクシャ―ン軍と戦う際、「新生鷹の団」に助けられました。その後、グリフィスに従うことになりました。
ミュールは、ソーニャを監視する役を与えられますが、ソーニャの常識にとらわれない言動に翻弄されます。生い立ちの違い過ぎるイシドロとは性格的にも相性が合わず、仲が非常に悪いです。
新生鷹の団のゴッドハンド一覧
ここまで、グリフィスが結成した「新生鷹の団」のメンバーの、強さや特徴などを一覧で紹介してきました。ここからは、世界にたった5人しかいないゴッドハンドのメンバーの、強さや特徴などを一覧で紹介していきます。
ゴッドハンド一覧①スラン
髑髏(どくろ)の騎士に「胎海の娼姫(はらわだのしょうき)」と呼ばれるスランの特徴は、髪の毛が触手の様になっており、こうもりの様な黒い翼を持っていますが、人間に近い体型をしています。外皮を胴体の部分に巻き付けてあるだけの半裸身で、妖しげな魅力を持つ美女です。ゴッドハンドの間でガッツは高く評価されているのですが、特にスランはガッツに執着しており、仲間に入れたいと思っています。
「闇の領域(クリフォト)」でガッツと対戦した際、跳躍して高く振りかざした剣で斬りつけてくるガッツを墜落させたり、ガッツの鎧を砕いたりと強さを見せますが、ガッツが持つ仕込み砲を胴体に受けたことで大きな穴が開き、その直後「ドラゴンころし」が貫通。スランは「また会いましょう」と一言残し、去って行きました。
ゴッドハンド一覧②ボイド
ボイドは「降魔の儀」を執り行うなど、ゴッドハンドの中のリーダー的な存在で、「天使長」と呼ばれることもあります。ボイドの容姿や体の特徴は、巨大化した脳髄が表面に出ている頭部、皮膚が剥がれ落ちて鼻や歯ぐきがむき出しになっている異様な容姿と、普通の人間よりも長い腕に指が6本あります。
ゴッドハンドと敵対する髑髏の騎士は、特にボイドを宿敵として目の敵にしています。ボイドの能力を見てみると、髑髏の騎士と戦った際、空間を捻じ曲げる力で髑髏の騎士の攻撃を撥ね返しました。
ゴッドハンド一覧③コンラッド
コンラッドの特徴は、小柄な体格にまるで胎児の様な容姿、亀の甲羅のような背中をしています。お喋りなユービックとは違って寡黙なゴッドハンドですが、「降魔の儀」ではグリフィスがゴッドハンドに転生するための祭壇を作るなど、意欲的に動きます。また、ガッツを仲間に加えたいと言うスランに、「ガッツは因果律によって選ばれていない、一族にはなれない」と、厳しさを見せました。
コンラッドは謎の多いゴッドハンドですが、ペストなどの疫病を運搬するネズミの集合体を形成し、現世に出現しました。このことから、その姿を自在に変えられる能力があるかもしれないと言われています。
ゴッドハンド一覧④ユービック
小柄な体格のゴッドハンドで、空中を飛び跳ねます。顔は人間に似ていますが、目にはメガネの様なものが埋め込まれています。非常にお喋りで、常に相手を見下すような態度をとります。時を操る能力によって過去の出来事を映像化することができたり、心の奥深くにある心象を現出させることができたりします。「闇を切り裂く光の鷹」という夢を人々に見せています。
ゴッドハンド一覧⑤フェムト
フェムトは、グリフィスが「鷹の団」を生贄にして転生した第5番目で最後のゴッドハンドで、「渇望の福王」や「闇の鷹」などと呼ばれています。人間の時から鷹の頭部の形をした兜を装着し、外皮は漆黒、マントの様な翼も漆黒です。武器はありませんが、襲ってきた相手を見るだけで吹き飛ばすことができます。また、空間を歪めることで相手の攻撃を避け、狙う相手に攻撃の矛先を持っていくことができます。
さらにフェムトは、手を握るだけで遠くにいる相手を、周りの者と共に握り潰すことができます。「蝕」から数年経った後、ガッツとキャスカから産まれた「妖魔」を取り込むことでグリフィスの身体となり、現世に現れました。
新生鷹の団のフェムトとグリフィスの違い
ここまで、グリフィスが率いる「新生鷹の団」のメンバーを一覧で紹介し、ゴッドハンドのメンバーも一覧で紹介してきました。ここで、グリフィスが転生し、ゴッドハンドになった姿・フェムトと、転生前のグリフィスとの違いを見ていきます。
フェムトは心理描写が少ない
フェムトに転生したグリフィスの心情を描いたシーンはあまりありません。グリフィスだった時、唯一無二の親友だったガッツに対して「まだ、そんなところを這いずり回っていたのか、貴様はただの生贄だ」と蔑むような言葉を掛けました。しかし、この時のグリフィスが何を考えてこのような発言をしたのか、分かっていません。
また、新しい自分(フェムト)になってガッツの前に立った時、心が動くのかどうかを確かめに来たと、ガッツに言ったこともありますが、グリフィスは、自分は自由だと言っています。このことから、転生前のグリフィスの想いは消えてしまっているようだと言われています。ただし、ガッツとゾッドが戦っているのを見ていたフェムトは、わずかな鼓動の高鳴りを覚えます。
それは、ガッツとキャスカの間に生まれた子どもが、自身の受肉の際の器だったからなのか?とフェムトは考えたようです。このように、転生を果たしたものたちは、転生前の辛い記憶、体験、想いなどが完全に消えてしまうわけではなく、むしろその想いが彼らの言動の基となっているだと言われています。
グリフィスには夢がある
グリフィスは平民出身です。何度もそびえ立つ城を見上げるシーンが登場しますが、そんな下町で幼い頃を過ごしていたグリフィスの、両親や兄弟などは明らかになっていません。グリフィスの人格に影響を与えたと思われる家族や幼い頃の出来事など、全く不明です。ただ、たった一切れのパンでも食べることができない日があったと、シャルロットに語ったことがあり、貧しさの中で育ったことが分かります。
グリフィスは自分の国を手に入れたいと思っています。それがグリフィスの夢だとされていますが、なぜ手に入れたいと思っているのかを、グリフィス本人が語るシーンやグリフィスの視点になって述べるシーンはありません。しかし、グリフィスは「蝕」で、ガッツと「鷹の団」を生贄として差し出すかを迷っていた時、自身の生い立ちを改めて認識させられました。
その時、ある老婆が「なぜ下町の路地裏から城を見上げているだけで満足しなかった?」と問われると、幼い頃の姿に戻ったグリフィスは、わからないと答えています。グリフィス自身もなぜだか分からないけれども、彼の育った環境によって、「国を手に入れてみせる」という夢を持つに至ったのではないかと言われています。
新生鷹の団のグリフィスの最後考察
ここまで、ゴッドハンドに転生し、フェムトとなった時の心情と、転生前のグリフィスの心情の違いを見てきました。ここからは、グリフィスの最後を考察していきます。
最後考察①ガッツとグリフィスの共闘
「ベルセルク」の主人公・ガッツがグリフィスと出会ったのは、ガッツが傭兵だったころでした。このことはグリフィスのところで紹介しました。ガッツは「鷹の団」で勇猛果敢な戦いぶりを見せ、最強と言われる戦士と称されました。そしてグリフィスとは唯一無二の親友として深い絆で結ばれていました。
ガッツと共にいることでグリフィスは、自身が想い描いていた夢を忘れてしまうと言っています。それほどガッツはグリフィスにとって至福の存在だったということです。
最後考察②ガッツがグリフィスを倒す
唯一無二の親友だったグリフィスとガッツですが、このままグリフィスの夢の実現のために戦いに明け暮れる日々に疑問を持つようになります。友とは「対等の者」だと思う、というグリフィスの言葉を聞いたガッツは、グリフィスと真に対等になるためには、自分自身の手で掴んだものでグリフィスの隣に並びたいと思うようになりました。そこで、ガッツは「鷹の団」を脱退し、己の道を究めようと思ったのでした。
「鷹の団」脱退の意思を告げたガッツにグリフィスは、ガッツに自分との決闘を提案します。グリフィスは、決闘でガッツに勝つことによってガッツに脱退を思い留まらせようとしますが、グリフィスはガッツに倒されたのでした。そしてガッツは「鷹の団」から去って行きました。
新生鷹の団の強さ
「新生鷹の団」は、天才と呼ばれるグリフィスが結成しました。グリフィスに忠誠を誓うメンバーが集まった「新生鷹の団」の中で最強なのはどのメンバーなのでしょうか?ここからは「新生鷹の団」のメンバーの中で、特に強い者を紹介します。
メンバーの強さ
「新生鷹の団」のメンバーの強さを見ていきます。メンバーの中で最強とされているのは、グリフィスです。グリフィスは、貴公子の様な容姿に、知性、剣術、人心掌握術など、どれをとっても天才と称され、完璧な戦士です。次に強いとされているのは、「炎の巨竜」ことグルンベルドです。
グルンベルドは桁外れに強い腕力、特大の戦闘用ハンマー、大砲が仕込まれた盾などの武器に加えて、使徒の姿になれば口から高温の炎を吹き出すなど相手を圧倒する実力を持っています。次に強いとされているのはゾッドです。「不死((ノスフェラトゥ)のゾッド」と呼ばれる彼は、強者との戦いを最上の喜びとする武人で、300年もの長い間強者を求めて戦いに明け暮れていました。
人間の姿でも人とは思えないほどの体力と頑丈さを兼ね備えていますが、使徒の姿になると更にパワーアップ。300人の傭兵をあっという間に殺害してしまうほどの戦闘能力を持っています。
ゴッドハンドの強さ
ゴッドハンドのメンバーの強さを見ていきます。ゴッドハンドで最強とされているのは、ボイドです。ボイドはゴッドハンドの中で指導者の様な存在で、「天使長」と呼ばれています。「降魔の儀」を執り行うのは主にボイドです。ボイドは空間を捻じ曲げる能力を持っており、敵の攻撃を撥ね返すことができます。次に強いとされるのはスランです。
スランの実力を見てみると、ガッツと戦った時、高い位置から剣を振り下ろしてくるガッツを撃墜し、彼の鎧を打ち砕きました。次に強いとされているのはユービックです。彼は時空を操る能力で、過去を再現して映像化してみせたり、イメージを映像化する能力を持っています。次に強いとされているのはコンラッドです。謎の多い存在ですが、重要な場面での的確な発言と、姿を自在に変化させる脳力があるのではないかと言われています。
新生鷹の団に関する感想や評価
私の憧れの1人は、ある漫画のキャラクターです。漫画『ベルセルク』に登場する「グリフィス」というリーダーです。自分が自分であるために、夢に向かって突き進んでいく姿に憧れました。自分がどうしていいか分からないときは、手本を思い出すのです。そうすることで、自分が壊れずにすみます。
— 副業で夢実現★失敗しない副業術!! (@hgctydsvziy) November 5, 2019
グリフィスは、自分の国を手に入れるという夢を抱いています。貧しく辛かった幼少の頃のグリフィス。幼かったグリフィスはいつもそびえ立つ城を見上げていました。そんなグリフィスが抱いた夢が「自分の国を手に入れる」ことでした。その夢に向かって突き進んでいくグリフィスの姿に憧れるという感想です。人生に迷った時、グリフィスの生き様をお手本にしているそうです。
小4のとき父親の本棚でベルセルク読んだときの衝撃は未だに覚えてるなぁ。あの自分の中の性とか色々なものを全部ぶっ壊して色々歪められた感じ。ガッツ、グリフィス、キャスカ、あんなに生々しく描かれたキャラは子供の自分からしたら衝撃的だったと同時に凄く惹き込まれた。
— 与子耶麻 (@teitoku397) November 6, 2019
こちらの感想は、漫画「ベルセルク」を初めて読んだ時に受けた感動を覚えているという方です。主人公のガッツやキャスカ、グリフィスなどのキャラクターが、生き生きと描かれている作品で、その魅力に惹きこまれたそうです。
ベルセルクってそこらへんの漫画家だったら間違いなくガッツが一人ずつゴッドハンド倒して最後にグリフィス で全クリみたいなどこにでもある漫画になってたよな。
— 【AG】仏さん【Fennel】✋😇👌 (@MaximusHotoke) June 24, 2019
ガッツでもゴットハンドに手も足も出ないっていう描き方はさすが
漫画「ベルセルク」のストーリーについての感想です。主人公のガッツは、世界にたった5人しかいないゴッドハンドに勝つことができません。手も足も出ない状態です。このように、主人公が決して倒すことができない敵が存在しているという描き方は、なかなか他の作品では無い設定で、そこがさすがだという感想です。
新生鷹の団のメンバー一覧まとめ
いかがでしたか?「ベルセルク」に登場する「新生鷹の団」について、メンバーを一覧で紹介し、それぞれの武器や強さなどを見てきました。「新生鷹の団」はグリフィスが結成した騎士団で、王国の正規軍として活躍していました。グリフィスは唯一無二の親友だった主人公のガッツと別れ、自身が転生したことで改めて「新生鷹の団」を作ったのですが、そんなグリフィスとガッツの出会いと別れた経緯なども見てきました。
また、ゴッドハンドのメンバーの強さや特徴を一覧で紹介してきました。ゴッドハンドの第5番目で最後のゴッドハンドが、グリフィスが転生したフェムトでした。最新刊の発売が待たれる「ベルセルク」ですが、「新生鷹の団」の活躍にこれからも注目していきましょう。