ベルセルク356話のネタバレあらすじ・感想も紹介!グリフィスと巨人の戦闘!

三浦健太郎が『ヤングアニマル』で連載している漫画作品『ベルセルク』の356話のあらすじをネタバレし、読者による感想も紹介します。『ゴッド・ハンド』の1人であり、主人公であるガッツと因縁の深いグリフィスが率いる『新生鷹の団』が巨人との戦闘を繰り広げているという356話ですが、いったいどのような展開となっているのでしょうか?『ベルセルク』のそれまでのあらすじもネタバレした上で解説していきます。

ベルセルク356話のネタバレあらすじ・感想も紹介!グリフィスと巨人の戦闘!のイメージ

目次

  1. ベルセルクとは?
  2. ベルセルク356話のあらすじネタバレ
  3. ベルセルク356話の今後を考察
  4. ベルセルク356話登場の新生鷹の団メンバー
  5. ベルセルク356話に関する感想や評価は?
  6. ベルセルク356話のネタバレまとめ

ベルセルクとは?

ベルセルクの作品情報

『ベルセルク』とは、三浦健太郎が1989年から漫画雑誌『ヤングアニマル』で連載を開始した漫画作品で、中世ヨーロッパをイメージした舞台で剣と魔法の世界を描いているダークファンタジーです。主人公であるガッツが巨大な剣を携えて、人外の化け物と戦っていきます。一コマ一コマが芸術とも言うべき美麗な描写が魅力で、登場人物達の細かな関係性、人の欲望などといった感情などが非常に細かく描かれている事が特徴です。

単行本は世界中で発売されており、累計発行部数は4000万部を超えているという日本が誇る漫画作品で、『手塚治虫文化賞 マンガ優秀賞』を受賞しています。2019年現在は連載が30年目に突入していますが、作者が度々身体の不調を訴えており、さらに物語は解決するどころか謎が深まっていくばかりとなっているためファンからは完結を危惧する意見が多く寄せられました。ファンは作者の体調を心配すると同時に完結を願っています。

また、そんな『ベルセルク』は原作漫画が人気となってきた事から様々なジャンルにメディアミックスされるようになっていき、1997年からは『剣風伝奇ベルセルク』のタイトルでテレビアニメ放送が開始されました。原作ではかなり残虐な描写が特徴でしたが、あまりに過激な部分は修正されています。さらに、2012年からは全3部作で構成されている劇場版も制作され、原作での『黄金時代篇』を描いています。

ゲーム作品もいくつか制作されており、1999年にドリームキャスト用ゲーム『ベルセルク 千年帝国の鷹篇 喪失花の章』、2004年にPS2用ゲーム『ベルセルク 千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章』、2016年にはPS3・PS4用ゲーム『ベルセルク無双』が発売されました。

ベルセルクのこれまでのあらすじ

巨大な剣と数々の武器を身体に仕込んで旅をしている黒い剣士・ガッツは、ひょんな事から妖精のパックと旅をするようになります。なんとなくガッツの事が気になったパックはついて行く事に決めますが、パックはガッツが使徒という人外の化け物と戦い続けている事を知り、その戦いを目撃していく事になるのでした。ガッツは巨大な剣を自在に使いこなし、狂戦士の如く凄まじい戦い方で使徒を次々と倒していきます。

ガッツの目的は使徒達を束ねる『ゴッド・ハンド』を倒す事で、特にその中の1人・フェムトに強い怒りを抱いていました。そして、時は遡り物語はガッツの過去へと移行します。赤ん坊の頃に傭兵団に拾われたガッツは少年になり、フリーの傭兵として身を立てていました。危険な戦い方を繰り返すガッツでしたが、ある日、傭兵団『鷹の団』の団長・グリフィスに気に入られ、勝負に負けた事で無理やり入団させられてしまいます。

群れる事を嫌うガッツは『鷹の団』の中で一匹狼を通そうとしますが、気の良い仲間達に囲まれて少しずつ人間らしさが芽生え始め、居心地の良さを感じていきます。そして、戦場で実力を発揮し続けたガッツはいつのまにか何人もの部下を束ねる千人隊長にまで上り詰めていました。同じく千人隊長の1人であり、『鷹の団』の紅一点であるキャスカとも初めは犬猿の仲でしたが、お互い少しずつ惹かれ始めていきます。

グリフィスのカリスマ性やガッツの活躍もあり、『ミッドランド王国』の正規騎士団にまでなった『鷹の団』でしたが、ガッツは退団して旅に出る事に決めます。それを許そうとしないグリフィスは入団の時と同じようにガッツに決闘を申し込みますが、叩き上げられたガッツには敵わず敗北し、ガッツは団を抜けて去っていってしまいました。ショックを受けたグリフィスは乱心し、『ミッドランド王国』の姫に夜這いを仕掛けてしまいます。

その様子を侍女に目撃されたグリフィスは捕えられて拷問の日々を過ごす事になり、『鷹の団』は追放となりました。『鷹の団』の団員達はグリフィスを救出するため、ガッツと共に行動を開始します。ガッツ達はグリフィスの救出に成功しますが、グリフィスはもはや喋る事も動く事も出来ない状態にまでなっていました。そしてグリフィスは自分が何も出来ない事に絶望した事で、持っていたベヘリットによって『降魔の儀』が行われます。

グリフィスは『鷹の団』全員を生贄に捧げる事に決めた事で使徒達による宴である『蝕』が行われ、ガッツとキャスカを除いた団員全員が使徒によって殺されてしまいました。ガッツは突如現れた髑髏の騎士によって救われ、以降は『ゴッド・ハンド』へと転生したグリフィスへの復讐を誓って旅をするようになります。そしてガッツは新たな仲間と共に、グリフィスは『新生鷹の団』を結成し、それぞれの道を進むのでした。

ベルセルク公式ポータルサイト | BERSERK OFFICIAL PORTAL SITE

ベルセルク356話のあらすじネタバレ

あらすじネタバレ①新生鷹の団と巨人の戦い

自我を取り戻したキャスカはガッツに近付き声をかけようとしますが、近くで大きな叫び声が聞こえます。そしてグリフィス率いる『新生鷹の団』が大勢の武装した巨人達と戦うシーンに切り替わりました。凄まじく大きな身体をしている巨人達は10メートルはあろうかと思われ、人間を食い荒らし、建物などを踏みつぶしながらグリフィス率いる『新生鷹の団』のところまでやって来ます。

人間ではない存在・使徒によって構成されている『新生鷹の団』の戦魔兵は、巨人達との真っ向勝負に挑みます。『新生鷹の団』には使徒だけでなく人間も所属しており、グリフィスを新たな主人と認めた『ミッドランド王国』の騎士団長・ラハンや、ルミナス領主の息子・ミュールも含まれていました。『新生鷹の団』は使徒と人間の力によって巨人達を相手に優勢に立つ事に成功します。

あらすじネタバレ②ソーニャの活躍

巨人達の攻撃方法は人間ではとても持てないような巨大で重たいものを投げつけてくるというシンプルかつ強力なものでした。巨人の1人が投げた巨大な岩はミュールに直撃しそうになりますが、『新生鷹の団』に所属している不思議な力を持った少女・ソーニャが念話でミュールに注意を促した事で、ミュールは命拾いします。ソーニャはその後、グリフィスに念話で敵の意志の中心が戦場の東にある丘の上である事を伝えました。

不思議な力によってグリフィス率いる『新生鷹の団』をどんどん優勢に導いていくソーニャは、『丘の後ろの茂みに最もまがまがしく大きな影が潜んでいる』という事もグリフィスに伝えます。

あらすじネタバレ③戦うグリフィス

ソーニャの助言を聞いたグリフィスは丘に向かいますが、そこには他の巨人よりも大きな巨体を持った首領と思われる巨人の姿がありました。そしてグリフィスと巨人の一騎打ちが始まろうとしたところで、『現れた強大な敵に鷹は!?』という文字で締めくくられ356話は終了となります。以上が『ベルセルク』の356話のあらすじネタバレです。

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ベルセルク356話の今後を考察

考察①ベヘリットは誰のもの?

『ベヘリット』とは人間から使途に転生するためのアイテムで、『ベルセルク』の世界で重要な役割を担っています。グリフィスも『ベヘリット』によって転生しましたが、これは特別な『真紅のベヘリット』というもので、『ゴッド・ハンド』へと転生して使徒を束ねる絶対者となりました。ガッツ一行も灰色の『ベヘリット』を持っており、物語の序盤に使徒から奪ってから長い間所持しています。

灰色の『ベヘリット』は通常の使徒へと転生する事が出来るものですが、これはいったい誰のものなのかという事について、読者の間では様々な考察がされています。『ベヘリット』を手に入れたガッツはすでに生贄となっているので考えにくく、ガッツ一行の中で言うとセルピコが一番有力なのではないかと考えられています。セルピコが妹であるファルネーゼを生贄に捧げ、使徒へと転生してガッツの脅威となるのではないでしょうか?

考察②ベルセルクの今後の流れ

『ベルセルク』の大まかな流れとして、ガッツの目的であるキャスカの意識を元に戻す事とグリフィスへの復讐というものがあります。今回あらすじをネタバレした356話の前話、355話にてキャスカは元の意識を取り戻し、ガッツは1つの目的を達成しました。すると残りはグリフィスへの復讐となってきますが、グリフィスの夢である『自分の国を手に入れる』という伏線も回収されていません。

そのためこれからはグリフィスが『新生鷹の団』を率いて国を手に入れる様子を多く描いていくと考えられ、今回の356話のように戦闘シーンも多く描かれるものと考察出来ます。そして国を手に入れて夢を達成したのちに、ガッツの目的である復讐が実行されるという流れが有力となってきます。今回あらすじをネタバレした356話を見て分かるように、強力な部隊である『新生鷹の団』をガッツがどのように破るのかが見ものです。

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ベルセルク356話登場の新生鷹の団メンバー

新生鷹の団メンバー①グリフィス

『ベルセルク』の356話に登場した『新生鷹の団』メンバー①はグリフィスです。『新生鷹の団』の団長にして、『ゴッド・ハンド』の1人でもあります。『真紅のベヘリット』によって『鷹の団』の団員全員を生贄に捧げた事でガッツの復讐の旅のきっかけを作りました。現在は受肉して現世に転生しており、人間だった頃と同じく自分の国を手に入れるために部下を率いて強力な敵と戦い続けています。

356話ではあらすじでネタバレしてきたように『新生鷹の団』を率いて巨人の軍と戦い、ソーニャの念話で敵の大将の位置を確認した事で、一気に勝利を掴もうと自ら戦いに向かいました。

新生鷹の団メンバー②ソーニャ

『ベルセルク』の356話に登場した『新生鷹の団』メンバー②はソーニャです。千里眼や念話などといった数々の不思議な力を持っており、グリフィスの補佐を担っています。善悪という概念に縛られておらず、人の死を目撃しても平然としており、人外の化け物である使徒とも対等に会話をしていました。あらすじでネタバレしてきたように356話ではミュールを危機から救ったりグリフィスを優勢に持って行ったり大活躍していました。

新生鷹の団メンバー③ゾッド

『ベルセルク』の356話に登場した『新生鷹の団』メンバー③はゾッドです。『新生鷹の団』の幹部で、ガッツとの因縁の深い使徒でもあります。使徒形態だと巨大な牛のような姿になり、他の使徒と比べても圧倒的な力を持っています。356話では巨人が引き連れてきた複数の巨大な多頭蛇に真っ先に飛び掛かり、凄まじい戦いぶりでいっきに殲滅するという活躍を見せていました。

強者と戦う事を至高の喜びとしており、人間でありながら自分と戦っても死なないガッツの実力を誰よりも認めています。また、自分の死の予言を覆し、ゾッドが超えられなかった絶望からも這い上がってきたガッツに実は憧れているとも指摘されていました。

新生鷹の団メンバー④アーヴァイン

『ベルセルク』の356話に登場した『新生鷹の団』メンバー④はアーヴァインです。人間形態では無口な狩人ですが、使徒形態になると一つ目の獣から身体が生えているという奇怪な姿となり、自分の体毛を矢にして敵に放つ事が出来ます。その矢は対象に刺さると枝分かれし、敵を内部から破壊するという強力なものとなっています。356話ではゾッドと共に多頭蛇と戦い、かすり傷一つ負う事無く矢で何体も倒していました。

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ベルセルク356話に関する感想や評価は?

『ベルセルク』は基本的に主人公であるガッツの視点から描かれる事が多くあり、355話もガッツとキャスカの重要な話となっていました。しかし、あらすじでネタバレしてきたように、356話に突入すると冒頭から唐突にグリフィス視点での物語になったため、驚きを隠せないファンの感想が多くあります。356話ではガッツは登場せず、完全に『新生鷹の団』サイドの話となっていたので、今後どのような展開を迎えるのか期待です。

『ベルセルク』の356話は、あらすじでネタバレしてきたように前回の流れを汲まずに突然『新生鷹の団』と巨人との戦いが始まるので、何が起こっているのか分からずに『1話読み飛ばしたのか』という錯覚に陥る読者の意見も当然となってきます。さらにページ数も少ないため356話を酷評する読者もいる事態となっていますが、逆に次回への期待が増すという感想も少なくありませんでした。

356話での戦いは、『ゴッド・ハンド』の1人でもあるグリフィスの力が圧倒的に強いため、『グリフィス無双』になっているという読者の感想があります。また、356話で初登場した敵である多頭蛇の表情が愛嬌がありそうだという、思わず共感して笑ってしまうようなユニークな感想もありました。

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ベルセルク356話のネタバレまとめ

『ベルセルク』の356話のあらすじをネタバレしてきましたが、いかがだったでしょうか?前話の気になる流れから突然シーンが移り変わり、巨人との戦いとなる356話に戸惑いを隠せないファンの意見が多くありました。今回の356話の内容を踏まえたうえで、次回357話に期待しましょう。

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