2019年12月25日公開
2019年12月25日更新
【まどマギ】暁美ほむらはかわいいメガネっ娘だった?声優や名言・名セリフも紹介
まどマギでは、クールでかっこいい雰囲気を漂わせている暁美ほむらですが、彼女には病弱だった時期があり、明るくて元気なまどかに守ってもらっていた過去があったのです。その頃の彼女は、引っ込み思案のかわいいメガネっ娘でした。そこで、現在は大切な友達としてまどかを守っている暁美ほむらの病弱で引っ込み思案だったメガネ姿の過去や、悪魔や魔女になってしまった経緯、彼女から発せられたかっこいい名言やセリフ、声優を務めている斎藤千和さんをご紹介します。
目次
暁美ほむらとは?
まどマギでは、人を思いやる優しい性格を持っている鹿目まどかの夢の中に、魔女と勇ましく戦っている一人の少女が出てきました。その少女は次の日驚くことに、転校生として姿を現したのです。彼女は黒くて長い髪の毛の美しい少女で暁美ほむらという名前でした。彼女は、クールでかっこいい性格の上に、スポーツ万能、成績も優秀な生徒だったのです。
中学2年生のまどかの夢に登場し、翌日、目の前に現れた暁美ほむらは、すでに魔女少女でした。しかし、謎の白い生物であるキュゥべえが温かい心を持った優しい性格のまどかやその親友のさやかを魔女少女になるように誘うたびに、魔女少女の結末や魔女の存在について語り、魔女少女になってはいけないとアドバイスしていきます。
そんなクールでかっこいい暁美ほむらが背負っている病弱でメガネっ娘だった過去や、かっこいい名言やセリフ、恐ろしい悪魔や魔女、魔女少女になってしまった理由、声優の斎藤千和さんについてもご紹介しましょう。
まどマギの作品情報
シャフト制作によって2011年1月~4月に日本のテレビアニメ作品として登場したのが、「まどマギ(魔法少女まどか☆マギカ)」です。このテレビアニメ作品は、深夜アニメとして毎日放送(MBS)にて放送されました。全12話で製作されたまどマギは、たちまち大人気のテレビアニメとなります。大人気となったまどマギは、アニメワンやニコニコ動画、Showtimeなどでも配信され、あっという間に話題の作品となりました。
かわいいキャラクターのデザインは、ひだまりスケッチを担当した蒼樹うめ氏、印象的な演出が話題を呼んだ新房昭之監督、幻想的な映像で注目を浴びた劇団イヌカレー、かわいい少女が登場しているのに、ダークファンタジーの要素を盛り込んだストーリー展開をした虚淵玄氏らによって、まどマギは今までにない、先を読むことができない魅力的な作品となっていきました。
まどマギの概要
まどマギの作品は、かわいいキャラクターに定評のある蒼樹うめ氏と重くて暗いストーリー展開が得意な虚淵玄によって描かれるということで、発表前から大きな話題を呼んでいました。放送が始まったばかりの頃は、かわいい魔女少女の物語のように見えましたが、次第にダークファンタジーの要素が加わっていくことで、今までにない展開や新しい発想に次第に夢中になっていく人が多くなっていきます。
時間軸も複雑に操られているまどマギでは、自分の切なる願いと引き替えに魔女少女となった少女の壮絶な人生が描かれていきました。魔女少女になってしまった少女は、魔女などの人類の敵と戦わなければいけない運命を背負うことになります。その戦いによって自分の魂が穢れていくと次第に魔女や悪魔に近づいていくのです。それゆえに、魔女少女になった少女は魔女を倒していかないと自分の魂が穢れ、やがて魔女や悪魔になります。
魔女や悪魔にならなかったとしても、相手の魔女に倒されてしまえば、自分は死ぬことになるのでした。魔女少女になるということは、願いを叶えると同時に死へのリスクも背負うことになるのです。まどマギでは、壮絶な戦いを繰り広げていく魔女少女たちのかっこいい名言やセリフが多く登場していきます。これは、彼女たちが必死に生きているからこそ誕生する名言やセリフなのでした。
まどマギのあらすじ
仲の良い親友と楽しく学校に通う鹿目まどか(主人公)は、ある日不思議な夢を見ます。その夢では、破壊された街で化け物のような魔女と戦っている少女がいました。その少女を見つめていると謎の白い生物であるキュゥべえが近寄ってきて、なんでも願いを叶える代わりに魔女少女にならないかと誘われます。そこで目が覚めた彼女は、次の日転校生として現れた少女を見て驚きました。
新に転校生としてクラスに入ってきたのは、夢で見た傷つきながら魔女と戦っていた少女(暁美ほむら)だったからです。しかも彼女は、驚いているまどかに近寄ってきて、「決して魔女少女になってはいけない」と告げるのでした。しかし、優しい性格のまどかは、親友のさやかと一緒に魔女が張り巡らせていた結界に迷い込んでしまいます。そこでは、巴マミという魔法少女に出会いました。
魔女が張り巡らせていた結界に迷い込んだ2人を助けてくれたマミから転校生の暁美ほむらと同様に、魔女の恐ろしさと魔女少女になることでのリスクを聞かされます。その後、魔女との戦いで敗れてしまったマミは、とても悲惨な最期を迎えてしまうのです。それによって、人を思いやることができるまどかは、魔女少女になることを躊躇しますが、親友のさやかはいつの間にか魔女少女になってしまいます。
暁美ほむらのプロフィール
ある日、小柄でかわいい鹿目まどかが通う見滝原中学校の2年生に転校してきた暁美ほむらは、クールで美人な少女でした。明るくてかわいいまどかは、彼女を見て驚きます。転校生の暁美ほむらは、自分の夢の中で魔女少女として戦っていた少女にそっくりだったからです。彼女は、常に一人で行動しており、人を寄せ付けない雰囲気がありました。しかし、心優しい性格のまどかに関しては何かとアドバイスをします。
- 名前:暁美ほむら
- 学年:中学2年生
- 特徴:美人で成績優秀、クールな性格でスポーツ万能
- 身長:155~158cm
- 衣装のデザイン:砂時計の意匠をモチーフにしている
- シンボルマーク:ダイヤ
- ソウルジェムの色:紫
- 変身後の位置:左手の甲
- CV(声優):斎藤千和
黒くて長い髪の毛の暁美ほむらは、謎の白い生物であるキュゥべえが優しい性格のまどかに近寄っては、魔女少女になるように誘いますが、それをいつも阻止していました。それには、かなり深い理由があったのです。彼女は謎の白い生物であるキュゥべえとは、敵対しているようにいつも睨み合ってしました。クールで頭脳明晰な暁美ほむらは、すでに魔女少女ですが、優しいまどかを魔女少女にしないために常に動いていたのです。
暁美ほむらの戦闘力
出典: https://festy.jp
身体が弱かった暁美ほむらは、魔女少女になることを決意しますが、戦闘力はそれほど高くはありませんでした。彼女の武器は、円形の盾と、左手に着けている砂時計しかなかったのです。戦闘力はそれほど高くない彼女ですが、彼女が得意としていたのは、時間操作でした。彼女の左手にある砂時計を巻き戻したり、時間を止めたりすることで、自由に様々な時間に潜り込むことができたのです。
その能力によって、彼女は死別してしまったまどかとの再会を果たすために懸命に頑張ります。時間を自由に操作すると同時に、武器として持っている銃で相手を殺すこともできました。この銃は、元々持っていたものではなく、暴力団や自衛隊基地、米軍基地などから調達しており、時には自作の手榴弾も作り出しています。彼女の戦闘能力はそれほど高くはありませんが、時間を上手に操作することで勝つことができたのです。
魔法少女になったきっかけ
元々の暁美ほむらは、非常に体が弱く、自分の意見を積極的に言えない内向的な性格をしていました。その時代の鹿目まどかは、魔女少女になって魔女や悪魔と戦っていたのです。当時の彼女は優しくて明るく元気いっぱいの少女でした。さらに魔女や悪魔からいつも身体の弱い暁美ほむらを守ってくれていたのです。いつも守ってもらってばかりいた彼女は、強くて元気いっぱいのまどかを尊敬しており、大好きな友達の一人でした。
「まどかとの出会いをやり直し、彼女に守られる私じゃなく彼女を守る私になりたい」
しかし、突然悲劇は起こります。ワルプルギスの夜と言われている最強の魔女が現れ、ついに優しくて強かったまどかも倒れ、死んでしまったのです。心の底から尊敬して慕っていたまどかの死を目の当たりにした彼女は、自ら魔法少女になることを決意します。彼女の願いは上記のように、強くなることでした。そして、今度はいつも守ってくれていたまどかをなんとしても探し出し、自分が助けていくことを心に誓ったのです。
暁美ほむらはかわいいメガネっ娘?
いつも守ってもらっていた暁美ほむらは、まどかが魔女によって殺されてしまってからは、自分も戦う道を選びます。そのため、死んでしまった彼女との再会を願い魔女少女になりました。彼女と再会した時には、今度は自分が元気いっぱいで優しかったまどかを守ろうと心に誓ったのです。魔女少女になった彼女は、砂時計を自由に操ることができるようになったために、時間ループの旅が可能となります。
しかし、魔女少女になる前の強くて優しいまどかに守ってもらっていた時の暁美ほむらは、身体が弱く、心臓病を患っていました。入退院を繰り返していた彼女は、気が弱く内向的だったのです。当時の彼女はメガネをかけており、長い黒髪は三つ編みをしていました。かわいいメガネっ娘だったのです。やっと回復して病院を退院することができた彼女は、学校へも通えるようになりました。
かわいいメガネっ娘だった頃
心臓を長い期間患っていた暁美ほむらは、次第に元気になりやっと退院をすることができました。そんな彼女は、久ぶりに学校へ通うことができるようになります。しかし、病み上がりの彼女は内向的な性格となっており、長い髪も三つ編みをしていたため、いかにも病弱な雰囲気が漂っていました。しかし、転校した先の学校では運命的な出会いが待っていたのです。
病院を退院した彼女は、転校先で元気いっぱいで明るい鹿目まどかと出会います。明るく元気でいつもポジティブに考え行動できる彼女を羨ましく思い、慕うようになりました。それから2人は次第に親友となっていきます。内向的な性格ゆえに、何かと足手まといになってしまうところもある彼女でしたが、強くて優しいまどかがいつも助けてくれました。それによって彼女も次第に元気になっていきます。
しかし、彼女たちの前にワルプルギスの夜が現れ、彼女たちの絆を引き裂いてしまいました。強くて元気いっぱいだったまどかもついに倒されてしまったのです。彼女は死ぬ直前に、親友のほむらにお願いをします。それは、「過去に戻って謎の白い生物であるキュゥべえに騙されそうになっている自分を助けてほしい」というものでした。その願いを叶えるために、彼女は時間のループをさまよい続けることになります。
メガネを外してかっこいい少女に
時間軸を遡っていくことでまどかを救おうと考えた暁美ほむらは、時間ループをさまよううちに誰にも頼らずに自分自身の力でやり遂げることを決意します。その決意の現れかのように、三つ編みをやめて、メガネを外し、クールな雰囲気を漂わせるようになりました。かつての病弱な彼女の姿はどこにもありません。その姿や冷たいまなざしから一見敵なのかと思うほど独特なオーラを放つようになります。
本編で登場している暁美ほむらは、黒く長い髪を下し、メガネを外しているためクールでかっこいい雰囲気が漂っています。魔女によって命を落としたまどかに助けてもらっていた病弱で内向的な性格の彼女の姿はどこにもありません。過去のメガネをかけた彼女は、弱々しく頼りない存在でしたが、メガネをかけたとてもかわいい少女でもあったのです。それゆえに、元気で優しいまどかも彼女を守りたいと思ったのでしょう。
暁美ほむらの担当声優
クールでかっこいい雰囲気の暁美ほむらの声を担当したのは、声優の斎藤千和さんです。現在はクールでかっこいい雰囲気を漂わせているほむらですが、以前の彼女は病弱でメガネをかけた内向的な性格の女の子でした。この魅力的なキャラクーをイキイキと演じている斎藤千和さんのプロフィールや出演作品をご紹介します。
斎藤千和のプロフィール
クールでスポーツ万能のほむらや、病弱で内向的な性格のほむらを見事に演じているのは、声優の斎藤千和さんです。斎藤千和さんは、日本ナレーション演技研究所に高校生3年生の7月に入っています。翌年の1月には、研究所内のオーディションで優秀だと認められた彼女は、アイムエンタープライズ傘下の劇団ヴォアレーヴ(養成機関)に所属することになりました。
- 本名:斎藤千和(さいとうちわ)
- 愛称:ちわ
- 身長:155cm
- 血液型:A型
- 出身地:埼玉県
- 生年月日:1981年3月12日
- 所属事務所:アイムエンタープライズ
- 職業:声優
- 声優デビュー:1999年
高校を卒業した彼女は、大学を通いながら研究所に通い続け、その後アイムエンタープライズの所属となり、声優として大活躍していきます。彼女は同じ事務所に所属する声優メンバーと一緒にライブ公演やCDリリース、テレビやラジオ番組などの出演もされていました。それらの活躍が認められた声優の斎藤千和さんは、2011年10月に「Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2011」で声優助演女優賞を見事受賞しています。
斎藤千和の主な出演作品
2011年10月に暁美ほむら(魔法少女まどか☆マギカ)でキャラクター部門女性賞を受賞している声優の斎藤千和さんは、高校生の頃から声優の道を志し様々なレッスンを受けてきました。一時は仕事のストレスによって血反吐を吐いたこともあります。様々な挫折もありながら、声優の仕事を深く見つめ直す機会もあり、現在声優としてますます勢いに乗って活動されているようです。
斎藤千和さんは、新房昭之監督が制作されている作品に多く出演されています。メインヒロイン役を務めた魔法少女まどか☆マギカの暁美ほむら役以外にも、月詠 -MOON PHASE-の葉月役、ぱにぽにだっしゅ!のレベッカ宮本役などたくさんの作品で活躍されています。また、ココロ図書館のこころ役では主役を演じ、それ以降、舛成孝二監督が制作しているテレビアニメ作品にも数多く出演するようになりました。
それ以外の作品としては、機動戦士ガンダム00のルイス・ハレヴィ役や、魔法少女リリカルなのはStrikerSのスバル・ナカジマ役、西の善き魔女 Astraea Testamentのアデイル・ロウランド役、ダンス イン ザ ヴァンパイアバンドの三枝由紀役、ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animationの朝日奈葵役、魔法少女リリカルなのはViVidのノーヴェ・ナカジマ役などがあります。
暁美ほむらの名言・名セリフ集
今まで病弱で内向的な性格の自分を守ってくれていたまどかはほむらにとって、かけがえのない友達でした。しかし、明るくて強かった彼女は魔女によって死んでしまいます。死んでしまった彼女を時間のループを遡って助けるために、新たな決意をしたほむらは、雰囲気もガラリと変わり、かわいいからかっこいいキャラクターへと大変身していきました。
大好きだったまどかの死は、彼女にとってはとても大きく、それが何とかできるのであれば、魔女少女になっても構わないという強さを持てるようになったのです。強い思いを抱くようになった彼女は、かっこいいセリフや名言もたくさん残しています。彼女の名言やセリフには、大切な友達のまどかを思う強い気持ちから出ている言葉が多いのが特徴です。
名言・名セリフ①あなたを救う。それが私の最初の気持ち…
時間をループすることで死んでしまったまどかを救いたいほむらは、11話で下記のような名言を発しています。時間のループをさまよううちに彼女は、自分の無力さを思い知らされるのでした。上手くいかなくても戦い続ける理由は、死んでしまったまどかをただ救いたいからですが、現実は上手くいきません。どんなに努力しても何度もまどかの死を目の当たりにすることになります。
「あなたを救う。それが私の最初の気持ち。今となっては…たった一つだけ最後に残った、道しるべ」
しかし、上記の名言は途中くじけそうになりながらも、目の前にまどかがいる限り戦い続けようと気持ちを新たにしたセリフとなりました。クールでかっこいい雰囲気のほむらが、気持ちを新たにして発した名言は多くの人の心を揺さぶり感動させたようです。この物語の放送前に、東日本大震災が起こりました。それによって、震災を思い出させる雰囲気のあるまどマギの放送は一旦延期されましたが、その後無事放送されます。
名言・名セリフ②これこそが人間の感情の極み…
下記の名言は、劇場版として公開された「叛逆の物語」でクールでかっこいいほむらが悪魔になってしまった時のセリフです。この物語の中で、彼女は謎の白い生物であるキュゥべえの実験によって魔女になってしまいます。しかし、その魔女は仕組まれたことによって誕生した半人前の魔女だったのです。それゆえに、彼女は円環の理によって、大好きだったまどかに救われそうになります。
「これこそが人間の感情の極み。希望よりも熱く、絶望よりも深いもの…愛よ!」
しかし、その時恐ろしいことが起きました。大好きだったまどかが死んでからずっと寂しかったほむらは、ずっとまどかを自分のものにしたくて仕方がありませんでした。それゆえに、自分の世界に彼女を閉じ込めてしまったのです。それによって悪魔になってしまったほむらに衝撃を受けた人は多くいました。かけがえのない友達であるかわいいまどかと一緒にいられるのであれば悪魔になっても後悔はなかったのでしょう。
名言・名セリフ③度を越した優しさは甘さに繋がるし…
幾度となく時間のループをさまよい続けているほむらは、繰り返される世界を生き続けているため、下記のような深い名言を発することができるのでしょう。この言葉は、第5話で幼馴染みの上条恭介を助けるために魔女少女になってしまった美樹さやかに向けたセリフです。一見、厳しく聞こえますが、自己犠牲によっての愛は、最終的には自分自身を破壊しかねない要素を持っています。
「度を越した優しさは甘さに繋がるし、蛮勇は油断になる。そして、どんな献身にも見返りなんてない。」
幼馴染みの上条恭介を助けたい一心で魔女少女になってしまったさやかでしたが、最終的にはすべてに絶望して人魚の魔女になってしまったのです。時間のループをさまよい続けているほむらは、幾度となく同じ過ちを繰り返す彼女を止めたいのですが、それができず無力感を味わっているようでした。
名言・名セリフ④まどか...…たった一人の、私の友達…
魔女との戦いで死んでしまったまどかを救うため、時間のループをさまよい続けているほむらは、自分の力のなさに絶望してしまうこともありました。下記の名言は、様々な時間のループをさまよい続けたほむらが第10話で発した言葉です。元は心臓を患って病院の入退院を繰り返していた病弱な少女が、作品の中ではここまで強くなれるのかという姿が描かれてします。その根底には、このような気持ちがあったのでしょう。
「まどか…たった一人の、私の友達…あなたの…あなたの為なら、私は永遠の迷路に閉じ込められても、構わない…」
今までたくさんの愛をもらって守られてきた彼女は、今度は自分が戦って彼女を救い出すという決意を固めました。その戦いは思いの外長く、何回もかわいいまどかを救えずに打ちひしがれていたのです。しかし、彼女との約束を忘れていないほむらは、自分にとってかけがえのないたった一人の友達のために自分の人生の全てをかけてもいいという決意を改めて固めのでした。
名言・名セリフ⑤目に焼き付けておきなさい…
メガネのかわいい姿からクールでかっこいい雰囲気になったほむらは、下記のような厳しい名言やセリフも躊躇することなく言うことができるようになりました。彼女には死ぬ間際にまどかとかわした約束があったのです。それゆえに、どうしてもかわいいまどかを魔女少女にするわけにはいかなかったのでしょう。その願いは、悪魔のような魔女と戦って死んでしまったまどかの心からの希望だったのです。
「目に焼き付けておきなさい。魔法少女になるって、そういうことよ」
上記の名言は、厳しい言葉に聞こえますが魔女少女になってしまった行く末を語っている重要なセリフとなっています。悪魔のような魔女と戦って勝っている時はかっこよく見えますが、常に自分の死が隣り合わせにあるということを自覚させるためのセリフでもありました。この名言は、魔女と戦うことの本質を語っている素晴らしいセリフだったため、有頂天になっていたまどかの気持ちを静めることになります。
暁美ほむらが魔女化?悪魔の姿になる?
暁美ほむらは2度魔女化している
大好きなまどかを守りたいというほむらは、魔女少女となり時間のループの旅をしていましたが、2回ほど魔女になってしまいました。魔女となってしまったほむらは、PSPゲームで登場しています。魔法少女まどか☆マギカ ポータブルというゲームの中の「此岸の魔女」で、ほむらは魔女の姿となって現れていました。最強の魔女であるワルプルギスの夜との戦いで負けてしまうと、彼女はすべてに絶望して魔女になってしまうのです。
彼女が魔女になってしまった時点でゲームは、game overとなり終了します。このゲームのデザインは劇団イヌカレーが手掛けてしますが、外見や名称、設定などすべてにこだわりが施されており、独特な雰囲気を漂わせています。2回目に魔女として姿を現したのは、魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語という映画でした。この映画にくるみ割りの魔女として姿を現しているのがほむらなのです。
劇場版「叛逆の物語」では悪魔に?
魔女と戦って死んでしまったまどかを救おうと時間のループをさまよっていたほむらは、劇場版「叛逆の物語」にも姿を現しています。しかし、ここでは魔女少女としてではなく、魔女として登場してるのです。その姿はまるで悪魔のようでもあります。彼女がなってしまった魔女は、くるみ割りの魔女と呼ばれている魔女で、彼女の長い黒髪はの面影はありつつ、悪魔の要素が漂う素敵なドレスを身にまとっていました。
彼女が魔女になってしまったのは、謎の白い生物であるキュゥべえの仕業だったのです。彼は、円環の理によって魔女が全く出現しないことに疑問を感じ、彼女を使用して実験をしました。彼女のソウルジェムをはるか彼方の空間に封印することで円環の理の作用を受けないようにしたのです。そこで、彼女のソウルジェムが限界まで汚れたことによって誕生したのが、くるみ割りの魔女だったのです。
この悪魔の雰囲気が漂う魔女は、謎の白い生物であるキュゥべえによっての実験だったため、出来損ないの半人前の魔女となりました。そんな魔女になってしまった彼女を助けようとしたのがまどかです。彼女は円環の理によって救おうとしました。しかし、ずっと一人ぼっちだったほむらは、今なら大好きなまどかを独り占めできると思い、自分の世界に彼女を閉じ込めてしまいます。これによって、彼女は悪魔になってしまったのです。
暁美ほむらはマギアレコードに登場する?
マギレコは暁美ほむらがループした世界
スマホゲームとして登場したのは、マギレコ(マギアレコード)です。こちらは、まどマギの外伝として配信されました。この物語では、黒髪のほむらや茶髪のまどかが主人公にはなっていません。魔法少女となった環いろはを中心に展開されています。舞台となる場所も異なっており、神浜市となっていました。ここでもほむらは姿を現していますが、元のメガネに三つ編み姿といういでたちとなっています。
スマホゲームとして配信されたマギレコ(マギアレコード)の世界は、かわいいまどかを何とか助けたいと思い、彼女が過去に遡った時間のループの一つの世界として描かれているのです。この物語には、かつて大好きなまどかを殺した魔女であるワルプルギスの夜も登場しています。
アニメ版マギレコに暁美ほむらは出てくる?
大人気となっているまどマギは、2020年1月~「マギアレコード」というテレビアニメ版が放送されることになっています。こちらの物語は、TOKYO MX、MBS、BS11、とちぎテレビ、群馬テレビほかにて放送予定です。マギアレコードでは、大好きなまどかを救うために、時間のループをさまよっているほむらがたどり着いた1つの世界という設定で描かれています。
彼女は、かわいいまどかを助けるために気が狂うほどの時間のループをさまよっていました。その一部分を確認できるという設定となっているのです。この物語の世界は、原作となっている魔法少女まどか☆マギカよりも前の世界を描いている作品となっています。ここでも、時間のループをさまよう暁美ほむらの活躍が期待できるでしょう。
暁美ほむらに対する感想や評価
気分がいいからほむほむ描いター
— YOSHIKI (@t2nMcu2Bb0VFp95) December 10, 2019
めがほむもいいけど、クーほむもいいよネ#まどマギ #暁美ほむら pic.twitter.com/FAjILDS8ou
かっこよくて運動神経抜群のほむらは、過去はメガネをかけたかわいい病弱な少女でした。それだけでも奥が深い内容の作品であることがわかりますが、両極端なキャラクターとなっているほむらは、両方のキャラクターが魅力的だという人が多いです。クールでかっこいい姿も、メガネをかけたかわいい姿も魅力的なほむらの今後の活躍を期待しましょう。
新編魔法少女まどか☆マギカ叛逆の物語の感想→暁美ほむらさんが嬉しそうでよかった
— 哺乳類 (@Kawaiihumanlove) December 10, 2019
劇場版となって公開された「叛逆の物語」では、クールでかっこいいほむらが、大好きなまどかを自分の世界に取り込んで悪魔になってしまうというまさかの展開に驚かれている人は多いです。しかし、悪魔になった彼女を見て嬉しそうで良かったという感想を寄せている人も意外と多くいます。彼女のこれまでの苦しみを知っている人は、悪魔になった彼女でさえも温かく見守っているようです。
まどマギ新編における暁美ほむらの「愛ゆえに自己中心的とも思える行動」は、古い人間にとっては悪いことに見えるけれど、新しい人間にとっては尊いことに見えるだろうな、と思ったりはする。俺は昔気質なのでどうしたって前者に近い感想を抱くけれど、今の主流に乗るなら後者なのだろう。
— 葉月銃久郎a.k.a.はづきち (@wolfhearts_t23s) April 16, 2017
悪魔になってしまったほむらに対しては、様々な意見や感想が飛び交っています。愛ゆえに自分勝手な行動をとって最終的には悪魔になってしまった彼女ですが、それに対して悪いことと思っている人もいれば、尊いことだという考えもあるようでした。見る方向や今までの経緯を知っているかいないかによっても意見は分かれるところなのでしょう。
暁美ほむらのまどマギまとめ
本編で姿を現している暁美ほむらは、クールでかっこいいスポーツ万能のキャラクターとなっています。ここでは、かわいいまどかはまだ魔女少女にはなっていません。しかし、それ以前の世界、元のほむらは、心臓を患って病院の入退院を繰り返していた病弱でメガネをかけた内向的な女の子だったのです。その世界では、明るくて元気なまどかが魔女少女になって彼女を守っていました。
しかし、彼女の死によってほむらは魔女少女になって彼女を救うために時間のループをさまうことになります。それは、死ぬ間際に彼女とかわした約束を果たすためだったのです。死んでしまったまどかを取り戻すため、彼女を二度と魔女少女にさせないために、ほむらはいつまでも時間のループをさまようことになりました。