【まどマギ】人魚の魔女・オクタヴィアの正体とは?美樹さやかが魔女化した理由は?

まどマギでは、人魚の魔女となってしまったオクタヴィアの姿がありました。魔女になってしまった彼女は音楽を奏でていましたが、その音色はクラシックを思わせる美しさの中に孤独と絶望を感じるような不協和音が含まれているのが特徴的です。そこで、まどマギでは深い悲しみが感じられる人魚の魔女となってしまったオクタヴィアの正体や、暗い雰囲気を漂わせる魔女になってしまったさやかの過去、幼馴染みの上条恭介との関係や親友でいつも一緒だった志筑仁美との複雑な関係もご紹介します。

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目次

  1. まどマギとは?
  2. まどマギの人魚の魔女・オクタヴィアの正体
  3. まどマギの人魚の魔女の誕生・美樹さやかが魔女化した理由
  4. まどマギの人魚の魔女・オクタヴィアの苦しみ
  5. まどマギの人魚の魔女・オクタヴィアのテーマ曲
  6. まどマギの人魚の魔女・オクタヴィアを考察
  7. まどマギの人魚の魔女・オクタヴィアに関する感想や評価
  8. まどマギの人魚の魔女・オクタヴィアの正体まとめ

まどマギとは?

2011年1月~4月にかけて、深夜アニメとして放送され大人気となったのが、「まどマギ(魔法少女まどか☆マギカ)」です。この作品は、毎日放送(MBS)によって全12話放送されたテレビアニメ作品となっています。この作品は、放送後大人気となりますが、東日本大震災が放送期間中に起こったことで一旦放送が延期となりました。この作品の最終回は、東日本大震災が発生した約1ヶ月後に放送されることになったのです。

まどマギでは、想像もつかないようなオリジナルのストーリーが描かれており、今までにない先が読めない素晴らしい作品として大人気となりました。2011年には、今までにない斬新で素晴らしい作品ということが認められ、第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞を受賞します。その後も人気が衰えないまどマギは、続く2012年にも第11回東京アニメアワードテレビ部門優秀作品賞を受賞することになるのです。

次々と多くの人からの支持を集めたまどマギは、深夜アニメの劇場版作品としては異例の興行収入20億円を記録しています。そんな大人気となったまどマギの物語の中でも感動したという感想が多い人魚の魔女の姿になってしまったオクタヴィアの悲しい正体や、美樹さやかが魔女化してしまった辛くて悲しい理由、想いを寄せていた上条恭介との関係や親友の志筑仁美による衝撃の事実などをご紹介します。

まどマギの概要

まどマギでは、今までによくある魔女少女というジャンルを越えた物語が展開されています。この物語では、切なる自分の願いを叶えるためには、魔法少女になって様々な人類の敵と戦っていくことが必要でした。まどマギでは、魔女少女としての素質がある鹿目まどか(主人公)は、その可能性がありながらも、傍観者的な立場で物語は展開していきます。

まどマギでは、今までにない斬新な魔女少女の物語としての展開に話題を呼びました。この物語では、魔女少女をモチーフにしているものの、新たなオリジナル性が加わった、悲劇的な展開や残酷な人生の物語も登場しているダークファンタジーでもあります。

しかし、キャラクターをかわいい少女にすることで、その重い雰囲気を軽くする要素にもなっているのです。まどマギでは、魔女少女の敵となっていく魔女や魔女との戦いの場、その空間も緻密に繊細に描かれています。それゆえに、独特なメルヘンホラーとして誕生し注目を集めました。

まどマギのあらすじ

まどマギでは、何者かに破壊された街で、少女が傷つきながら戦っていました。そこでは、キュゥべえという謎の白い生き物が存在しており、そこに通りすがった鹿目まどか(主人公)に向かって、自分と契約をして魔女少女になるように言われます。しかし、それは夢だったのですが、その翌日夢で戦っていた少女(ほむら)が転校生として現れたのです。ほむらは、彼女に決して魔女少女にならないようにと伝えます。

ある日、魔女少女になるように誘われているまどかとその友人である美樹さやかは、魔女が張り巡らせている結界に迷い込んでしまいました。そこでは、新たな魔女少女である巴マミと出会うのです。彼女によって助けてもらったさやかとまどかは、再度、謎の生物であるキュゥべえから魔女少女になるように誘われますが、助けてくれたマミからは、魔女の恐ろしさや魔女少女の辛くて過酷な状況を聞きます。

自分達を助けてくれたマミの存在によって、魔女少女に関して憧れを抱き始めたさやかとまどかでしたが、魔女との戦いに敗れたマミは、悲惨な惨い死に方をしたのです。それによってまどかが動揺する中、その友達であったさやかは、謎の白い生物のキュゥべえと魔女少女になるために契約してしまいます。その後、想いを寄せる上条恭介の事故や親友であった志筑仁美との複雑な関係によって人魚の魔女になってしまったのです。

TVアニメ「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」公式サイト

まどマギの人魚の魔女・オクタヴィアの正体

まどマギでは、想いを寄せていた上条恭介や親友である志筑仁美との複雑に絡んでしまった関係によって、明るくて元気だったさやかは、人魚の魔女であるオクタヴィアになってしまいました。人魚の魔女に隠された正体は、彼女を暗闇へいざなってしまったある出来事が関係しています。まどマギでは、魔女化してしまった少女たちにはその正体となる性質があったのです。

人魚の魔女(オクタヴィア)の正体はさやかでしたが、彼女が持っている性質は、「恋慕(異性を恋い慕うこと)」となっています。ヴァイオリンを上手に奏でていた上条恭介に恋い焦がれていたさやかは、あることがきっかけで、絶望への道を歩むことになりました。

それに追い打ちをかけるように親友であった志筑仁美との関係も関係していたようです。明るくて元気だったさやかが、上記の人魚の魔女(オクタヴィア)になってしまった原因や、その正体、それに関係する登場人物も見ていきましょう。

オクタヴィアの正体は美樹さやか?

とても悲しい音色を放つ人魚の魔女(オクタヴィア)になってしまったのは、明るくて元気だった美樹さやかだったのです。その正体を知って驚かれた人は多いでしょう。彼女は、小さ目でかわいい鹿目まどか(主人公)やお金持ちでお嬢様育ちの志筑仁美らと特に仲が良く、同じ中学校の友達でした。彼女たちは、いつも一緒に見滝原中学校へ通い、仲良く過ごしてしました。

また、彼女はヴァイオリンが非常に上手な幼馴染みの上条恭介に思いを募らせていたのです。しかし、自分が恋い焦がれる上条恭介は、とても悲しい事故に遭ってしまいます。それによって絶望した彼と関わっていくうちに彼女の人生がドンドンと変化していきました。幼馴染みの上条恭介に思いを寄せているさやかは、彼を助けるために魔女少女になることを決意してしまったのです。それによって悲劇が起きます。

オクタヴィアに関係する登場人物

ヴァイオリンが上手な上条恭介に恋をしていたさやかは、自分よりも彼を大切に思っていたため、その思いによって魔女少女になる決意をしてしまいます。しかし、彼女の決意や犠牲を知らない上条恭介は、悲しい事故の後遺症が回復してしまうと今までそばで支えてくれていた美樹さやかをないがしろにしてしまうのです。さらに、親友であった志筑仁美が2人の間に入ってきて複雑な関係になっていきます。

悲しい音色を放つ人魚の魔女(オクタヴィア)になってしまった理由には、想いを寄せていた上条恭介と、親友として仲良く過ごしていた志筑仁美との関係が複雑に絡んでいました。そこで、明るくて元気だったさやかが、人魚の魔女(オクタヴィア)になる原因となった幼馴染みの上条恭介や親友であった志筑仁美との関係を見ていきましょう。

登場人物①上条恭介

まどマギでは、ヴァイオリンが上手な上条恭介が姿を現しています。彼は、人魚の魔女になってしまったさやかとは昔から一緒に過ごしていた幼馴染みでした。さらに、同じクラスメイトでもあったのです。爽やかな笑顔が素敵な上条恭介は、優しそうなイケメンでしたので、幼馴染みのさやか以外にも思いを寄せている女子はたくさんいました。その中の一人に、彼女の親友であった志筑仁美の存在があったのです。

幼馴染みの上条恭介と、明るくて元気だったさやかの関係は良好でした。一つのイヤホンで一緒に音楽を聴いたり、楽しく会話をしたりとてもいい雰囲気だったのです。しかし、その関係はヴァイオリンが上手な上条恭介が事故に遭ってしまったことで大きく変化してしまいます。事故に遭ったことで今までのように手を自由に動かせなくなった彼は絶望して、彼女に当たり散らすようになったのです。

その姿を見てとても悲しんだ彼女は、なんとか幼馴染みの上条恭介の力になりたいと考えます。そんな時、魔女少女になれば、何か願い事を一つ叶えられるということを思い出し、彼の怪我を治すために、自分の願い事ではなく、彼の願いを叶えようと決意しました。しかし、その思いは彼に伝わることはなく、彼女は人魚の魔女になってしまうのです。人魚の魔女の正体は、深い悲しみを背負った彼女でした。

登場人物②志筑仁美

家が裕福でお嬢様である志筑仁美は、明るくて元気だったさやかとは親友の関係でした。同じ中学に通う2人は、小さくてかわいい鹿目まどかと3人でいつも一緒に中学校に登校してしたのです。お嬢様の志筑仁美は、毎日お茶や日本舞踏、ピアノなど多くの習い事をしている忙しい中学生でもありました。お嬢様に加えて見た目も綺麗だったため、学校では男子生徒から非常にモテており、よくラブレターなどももらっていたのです。

やや天然な性格を持つ志筑仁美は、穏やかな性格のお嬢様で親友のさやかや小さくてかわいいまどかにも敬語を使用しています。身長も高くスタイルもよいため、モデルのようです。しかし、毎日の習い事が多く、親友の彼女たちと放課後はほとんど一緒に過ごすことができず、朝3人で一緒に登校することをとても楽しみにしていました。

魔女少女に近い立場にあるさやかやまどかとは異なり、あくまでも彼女たちの友達という関係になっています。謎の白い生物のキュゥべえからも魔女少女になるようにとの誘いもないため、お嬢様の志筑仁美には、その素質自体がなかったのかもしれません。それゆえに、魔女に狙われて集団自殺させられそうになりますが、親友のさやかの活躍によって助かるのでした。

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まどマギの人魚の魔女の誕生・美樹さやかが魔女化した理由

まどマギでは、悲しい音色を放つ人魚の魔女が姿を現しています。悲しい音色を放つ人魚の魔女の正体は、明るくて元気だった美樹さやかだったのです。深い悲しみに打ちひしがれて人魚の魔女になってしまった美樹さやかには、いったい何があったのでしょうか?彼女が人魚の魔女にならなければならなかった理由や誕生した経緯をご紹介します。

魔女化した理由①上条恭介の後遺症

ヴァイオリンが上手な上条恭介は、ある日事故に遭ってしまいます。その事故によって将来が期待されていたヴァイオリンを元のように弾くことができなくなってしまったのです。手術をしても元のように自由に指を動かすことができないと分かった彼は、自暴自棄になってしまいます。将来が真っ暗になってしまった彼は、毎日のように病院へ通って世話をしてくれる幼馴染みのさやかにつらく当たるようになるのです。

交通事故の後遺症に苦しむ彼を放っておけない彼女は、自暴自棄になって暴れる彼に何とか立ち直ってもらえるように、毎日通っては励ますのでした。しかし、彼は完治が無理だと知った途端、激しく絶望して大暴れしてしまいます。そんな彼の姿を毎日のように見ていた彼女は、なんとか彼が元に戻る方法はないか考えるようになりました。そんな時、謎の白い生物のキュゥべえが話していたことを思い出すことになります。

交通事故によって彼の苦しむ姿を目の当たりにした彼女は、自分の願いではなく、彼の願いを叶えることで彼も自分も救おうとしました。その時の彼女は、目の前に苦しんでいる彼を救うことしか考えられなかったため、魔女少女になってしまった自分がその後、深い絶望を味わい、人魚の魔女になってしまうとは思いもよらなかったのでしょう。彼女が魔女少女になったのは純粋に彼を助けたいという気持ちからだったのです。

魔女化した理由②願い

想いを寄せている幼馴染みの上条恭介が交通事故に遭い、完治が不可能となって絶望する姿を見ていくうちに、彼女はどうにか治してあげたいと思うようになります。その時に思い出したのが、自分が魔女少女になるのと引き換えに彼の願いを叶えてもらうという方法でした。魔女少女になるということは、今後様々な魔女などと戦っていくことになるため、本来は自分のための願いを叶えることが多いです。

しかし、魔女少女になるのであれば、彼の願いでも自分の願いのように叶えることができました。彼の苦しむ姿を見ていられなかった彼女は、自分を犠牲にして魔女少女になることを決意します。彼女は、彼の手を元通りにしてもらえるようにとの願いを口にしました。それによって、彼女のソウルジェムという石が誕生します。この宝石のような石は、魔女少女になった証拠で、彼女の魂のような大切なものなのです。

想いを寄せている彼の願いを叶えるために魔女少女になってしまった彼女は、それ以降、人の心を蝕んでいく邪悪な心を持った魔女と戦っていくという試練を背負うことになりました。魔女と戦っていくと彼女たちの魂とされているソウルジェムは、ドンドンと穢れていきます。しかし、見事魔女を倒すことができれば、その穢れを取り除いてくれるグリーンシードを手に入れることができるのでした。

魔女化した理由③完治した上条恭介

魔法少女になることを条件に、想いを寄せている上条恭介の指を治してもらうことを願った彼女は、次の日彼の病院へ向かいます。その日は、病院の屋上で彼の素晴らしいヴァイオリンを久しぶりに聴くことができた彼女はとても幸せでした。心から、自分を犠牲にしても彼の指を治して良かったと思えたのです。彼も元通りになった指に感動してとても喜んでいました。

しかし、彼女が自分のために自らをを犠牲にして指を治してくれたと知らない彼は、彼女に感謝することはなかったのです。また、その後、彼女が人魚の魔女になってしまうくらいの絶望を味わうとは、願いを叶えるために魔女少女になってしまった彼女自身も思いもよらなかったでしょう。人魚の魔女の正体は心優しいさやかでしたが、彼女が人魚の魔女になってしまう恐ろしいことがこの後に起こってしまうのです。

彼女の優しい気持ちに触れた誰もが、2人のハッピーエンドを願いました。しかし、そのような結末にはならず、悲しい音色を話す人魚の魔女になってしまうのです。指が元通りになった彼は、奇跡が起こったと勘違いしたまま、元通り学校に通うことになります。しかし、彼が一番辛い時に一緒にいてくれた彼女には何の連絡もせず、松葉杖で登校して、クラスの皆と楽しそうに笑顔で話すのでした。

魔女化した理由④親友が恋のライバルに

元通りにヴァイオリンが弾けるようになった上条恭介が学校へ登校した夜、魔女少女になってしまった彼女は姿を消すことになります。悲しいことに、その後大好きだった彼に彼女が会うことはなかったのです。失踪しなければならなかった彼女は、ある日、親友の志筑仁美と思いを寄せていた上条恭介が一緒に下校している姿をばったり見てしまいます。

自分が魔女少女になったことで、今後命の危険も背負いながら魔女と戦わなければいけなくなった彼女には辛い現実でした。自分が想いを寄せている人は、元通り指が自由に動かせるようになった途端、退院したことを伝えず、学校へ元気に登校してしまったのです。彼女へのお礼や感謝の気持ちは一切ありませんでした。さらに親友でお嬢様の志筑仁美と一緒に仲良く歩いて何やらいい雰囲気なことにショックを受けてしまいます。

それは、まるで人魚姫のような物語となっていきました。自分の美しい声と引き替えに王子の命を救う人魚姫でしたが、声を出すことができなくなった彼女は、自分が救ったことを話すことができません。王子は他の少女が自分を救ってくれたと勘違いしてその少女と結ばれてしまったという人魚姫の物語と似ていることから、彼女は、人魚の魔女(オクタヴィア)という魔女になったのかもしれません。

魔女化した理由⑤自暴自棄になり魔女化

まどマギでは、親友だった志筑仁美と幼馴染みの上条恭介が何やらいい雰囲気で一緒に下校している姿を見た彼女は、自暴自棄になって、次々と魔女を倒していきました。その姿はまるで、親友だった志筑仁美への嫉妬や、想いを寄せていた上条恭介の裏切りに対して憂さ晴らしをしているかのようだったのです。自分の命を顧みずにめちゃくちゃに戦いまくる姿は、狂気に満ちていました。

「あたしって、ほんとバカ。」

かつての明るくて元気だった彼女の姿は、どこにもありません。魔女少女になったことで、想いを寄せていた彼に会うことができなくなるばかりか、親友だった志筑仁美に彼をとられてしまったことで、彼女の絶望は最大となります。そのことを他の魔女少女たちに話すことで、あらためて自分の願いの間違いに気が付いた彼女は、上記の言葉を発して、人魚の魔女(オクタヴィア)になってしまったのです。

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まどマギの人魚の魔女・オクタヴィアの苦しみ

人魚の魔女の正体は、悲しみのどん底に落ちてしまった美樹さやかでした。彼女は自分を犠牲にして想いを寄せている少年の願いを叶えることに成功します。しかし、それは思いもよらぬ展開へと発展してしまったのです。

魔女少女になってしまった彼女は彼に会うことができなくなり、また、最愛の彼は親友だった志筑仁美といい雰囲気になってしまいました。何もすることができず、苦しみ抜いた彼女は、ついに絶望して人魚の魔女になってしまったのです。それゆえに、絶望と深い悲しみが本当の正体かもしれません。

オクタヴィアの苦しみ①攻撃の表現

まどマギでは、人魚の魔女になってしまった彼女は、かつて魔女少女として戦っていた姿や攻撃の方法が、そのまま引き継がれています。魔女少女だった彼女は、白いマントに鎧を付け、剣の武器を持って魔女たちと戦っていました。恋慕という性質を持っている人魚の魔女になってしまった「オクタヴィア」という名前もヴァイオリンを弾いていた大好きだった彼にちなんで音楽に関連する「オクターヴ」から付けられています。

さらに、人魚の魔女になることによって、車輪を投げつけるような攻撃も加わりました。これは、彼女が人魚の魔女になってしまった場所に関係しています。彼女は、電車の近くで魔女化してしまったのです。さらにこの車輪は回る運命を暗示しているようで、同じところを永遠とグルグルとさまよい続けなければならない彼女を表現しているのかもしれません。

車輪を使用しての攻撃では、ドロドロとした黒い物体が崩れ落ちていきます。これの正体は、魔女になってしまった彼女自身の姿が溶けている様子であり、彼女の心の闇を表現しているのかもしれません。オクタヴィアの正体は、明るくて元気だったさやかでしたが、魔女になってしまった彼女には、かつての面影はなく、ただ嫉妬や絶望、悲しみなどのドロドロとしたものが渦巻いてそこから抜け出せないようです。

オクタヴィアの苦しみ②使い魔

魔女になってしまった彼女は、使い魔を使用して攻撃することもできました。その使い魔には、想いを寄せていた上条恭介のような少年の姿が描かれています。しかし、悲しいことに彼は彼女と向かい合うことはなく、背を向けた状態で立っているのでした。この姿も、どんなに想いを寄せても振り向いてもらえないことを意味しているようで多くの悲しみが表現されているようです。

さらに、彼の手には指揮棒が持たされていました。ヴァイオリンを奏でる彼の手にどうして指揮棒が握らされていたのでしょうか?これには、彼女の後悔が描かれているとも言われています。彼の願い通りに手を治さずにいたら、彼と別れることもなく、ずっと一緒に過ごせたかもしれません。さらに、彼はヴァイオリンではなく、指揮者としての次の夢に向かっていくことになったかもしれないのです。

彼女は、自分がよかれと思ってしたことを深く後悔しています。そのため、もしも、魔女少女にならず、彼の願いを叶えることができなかった未来をイメージした姿が描かれているとも言われています。それゆえに、彼女が攻撃として使用していた使い魔には、彼女の起こした行動への深い後悔が表現されていると考えることができるかもしれません。

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まどマギの人魚の魔女・オクタヴィアのテーマ曲

悲しい音色を奏でているオクタヴィアが姿を現してるシーンは、多くの人を感動させました。深い悲しみと絶望の末、魔女になってしまった彼女には、テーマ曲が作られています。彼女は、最終的に魔女になってしまいましたが、その姿でさえ彼女の思いがぎっしりと詰まっていました。魔女になってしまった彼女の姿には、想いを寄せていた上条恭介にまつわる名前や、彼に関連する音楽などの攻撃が織り交ぜられています。

その姿は魔女になってしまった今でも彼を思い、そこから抜け出せないでいるようです。そんな悲しい人生を歩んでしまった彼女にふさわしいテーマ曲が「Symposium magarum」です。そのテーマ曲の意味や曲調について探っていきましょう。

テーマ曲「Symposium magarum」の意味

悲しい音色が響き渡る「Symposium magarum」という曲は、オクタヴィアのテーマ曲として誕生しました。このテーマ曲の名前は、ラテン語から由来しており、「魔女たちの宴(ラテン語)」という意味となっています。このテーマ曲は、まどマギでは第9話で登場していました。「オクタヴィア戦」で奏でられていたこの曲を好む人は多く、彼女の壮絶な思いを感じることができるテーマ曲となっています。

テーマ曲「Symposium magarum」の曲調

魔女になってしまったオクタヴィアに関することは、全て想いを寄せていた上条恭介に関係することだと言ってもいいでしょう。彼がヴァイオリンを弾いてクラシックを好むことからもクラシックの雰囲気が漂うテーマ曲となっています。クラシックをこよなく愛していた彼が好きなクラシック調でありながら、あえて調和を崩した曲調にすることで、彼女の悲しく残酷な人生を後悔している思いが込められているようです。

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まどマギの人魚の魔女・オクタヴィアを考察

人魚の魔女となってしまった美樹さやか。その姿は、まるで彼への思いが募りすぎているように表現されています。2人の関係はまるで人魚姫の物語のように悲しく、魔女になってしまった際も人魚姫のような姿になっていました。さらに魔女の性質も恋慕となっており、彼に深く関係していました。

考察①名前の由来

絶望してしまったさやかは、人魚姫のようなオクタヴィアという魔女になってしまいます。彼女の名前は、自分が好きだった彼がヴァイオリンをやっていたことから音楽に関連した名前となっていました。人魚の魔女となってしまったオクタヴィアとは、音楽のオクターヴという言葉が由来となっているのです。彼がクラシックが好きでいつも聞いていたことから音符を攻撃の際は繰り出してきます。

考察②場所までの通路

恋慕という性質を持っているオクタヴィアと戦う会場までの通路には、彼女の想いがぎっしりと詰められています。入口の通路には、早速彼女の思いが書かれていました。「Love me do」という文字は、私を愛してという意味を持っています。彼女の彼に向けての気持ちがにじみ出ているようです。さらに奥へ進むと壁にはびっしりとコンサートのポスターが貼られています。

そのポスターには魔法の文字で書かれているため一見何を書いてあるのかわかりませんが、意味としては「KYOSUKE」と書かれていました。彼女が想いを寄せていた少年の名前です。さらにその裏にも彼女の想いが書かれています。「Look at me」という私を見てという文字が魔法文字でポスターの裏に書かれているあたり、それは決して届かない想いであることを表現しているようです。

考察③戦う場所

いよいよ魔女になってしまったオクタヴィアとの戦いの場所に到着しました。そこは、まるでクラシックを聴くことができるようなコンサートホールのようです。このコンサートホールには、悲しい音色を奏でるオクタヴィアの姿が見えます。彼女は、彼への気持ちを表現している演奏を邪魔する相手を許さないと言っているかのように全力で戦っていくのでした。

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まどマギの人魚の魔女・オクタヴィアに関する感想や評価

この作品を観ている人の中には、魔女になってしまったさやかが戦うオクタヴィア戦について感想を寄せている人が多いです。多くの人が、「かなり壮絶で悲しいしんどい内容だけれど、最高だ」という感想やコメントを寄せており、印象深い場面であったことが伺えます。人間の愛情表現には色々ありますが、自分を犠牲にすることでの幸せは訪れないことを悟らせるかのような内容となっていました。

深い悲しみを背負っているオクタヴィアが姿を現しているシーンでは、多くの人の心を感動させたようです。彼女が爆発するシーンを見て鳥肌が立ったり、感動して泣いてしまったりした人も多くいました。相手を思い行動した彼女でしたが、結果的には人魚姫のように悲しい運命をたどることになってしまいます。その悲しさに多くの人の涙を誘ったのです。

まどマギでは、曲が素晴らしいというコメントを寄せている人も多いです。その中でも、魔女になってしまったオクタヴィア戦で使用されていたテーマ曲が好きだという人は多くいました。想いを寄せていた彼のために自分を犠牲にしたさやか。最終的にはすべてに絶望し、魔女になりますがその後悔と深い悲しみが不協和音を取り入れることで強烈に表現されています。

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まどマギの人魚の魔女・オクタヴィアの正体まとめ

悲しい音色を奏でる人魚の魔女(オクタヴィア)の正体は、明るくて元気だった美樹さやかでした。彼女は、幼馴染みの上条恭介に想いを寄せていましたが、彼の交通事故によって彼女の人生は大きく変化していきます。ヴァイオリンを弾くことができなくなった彼は、自暴自棄になって暴れてしまいました。それを見た彼女は、彼の指を治すために自らを犠牲にして魔女少女になるのです。

しかし、それによって彼女は彼に二度と会うことができなくなってしまいます。さらに、親友だった志筑仁美と彼がいい雰囲気になってしまったことで、自分の間違いに気付き、絶望して魔女になってしまったのです。彼女の深い悲しみと絶望は、魔女になってしまった姿や攻撃の仕方にも全て表現されていました。

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