2019年12月15日公開
2019年12月15日更新
【新世紀エヴァンゲリオン】時田シロウとはどんな人物?性格や名言・声優は?
新世紀エヴァンゲリオンでは、JA(ジェットアローン)を開発した時田シロウの姿を見ることができます。彼は、テレビアニメの第7話「人の造りしもの」で、負けず嫌いで皮肉屋な性格を披露していました。新世紀エヴァンゲリオンではそれほど姿を現していませんが意外と人気のあるキャラクターでもあります。そこで、JA(ジェットアローン)の開発に貢献した時田シロウの男気のある性格や話題となった名言、彼の声を担当した声優の大塚芳忠さんをご紹介します。
目次
時田シロウとはどんな人物?
ロボット製作においては、非常にこだわりが強い時田シロウは、NERVに対して必要以上に対抗心を燃やしてしました。それゆえに、自分自身もエヴァンゲリオンを凌ぐようなロボットを開発しようと躍起になっていたのです。そこで、完成したのがJA(ジェットアローン)です。彼はそのロボットの開発責任者を務めると同時に、日本重化学工業共同体の代表も務めていました。
そこで、男気のある行動をとることもある時田シロウの性格や、彼の鋭いところをついてくる名言、時田シロウの声優を担当した大塚芳忠さんについてご紹介します。第三次アニメブームを築いたと言われている新世紀エヴァンゲリオンで活躍した時田シロウの魅力を探っていきましょう。
新世紀エヴァンゲリオンの作品情報
1995年10月~1996年3月にかけてテレビ東京系列で放送された新世紀エヴァンゲリオンは、たちまち大人気となります。全26話に渡って放送された新世紀エヴァンゲリオンは、放送中の視聴率はそれほど高くなかったものの放送が終了してから、今までのロボットアニメとは異なる魅力に虜になっていく人が多かったようです。謎だらけの物語に、様々な意見が飛び交い社会現象にまでなりました。
放送終了後から圧倒的な支持を集めた新世紀エヴァンゲリオンは、今までで大ヒットした代表的なアニメである宇宙戦艦ヤマト(1970年代)や、機動戦士ガンダム(1980年)に続く、素晴らしいアニメとして語られていくようになります。それによって、1997年には、テレビアニメ版の結末として、「第弐拾伍話の最終話」と共に、「Air/まごころを、君に」が、劇場版として公開され大きな話題を呼びました。
新世紀エヴァンゲリオンの概要
SFロボットアニメとして制作された新世紀エヴァンゲリオンは、GAINAXが原作を担当しました。この新世紀エヴァンゲリオンでは、14歳の少年少女たちが、パイロットになってエヴァンゲリオンを操縦しています。2000年に世界中でセカンドインパクトという大災害が起こりました。それによって、使徒という謎の敵が、第3新東京市を襲ってきたのです。
14歳の少年少女が操縦しているエヴァンゲリオンは、巨大な汎用人型決戦兵器だったため、唯一使徒と戦うことができました。第3新東京市で繰り広げられる使徒とエヴァンゲリオンの戦いを描いている新世紀エヴァンゲリオンでは、14歳の少年少女の成長も描かれています。巨大なエヴァンゲリオンに乗り、使徒と戦うことで心身ともに大きな葛藤や苦悩がありまた。それを乗り越えていくことで大きな成長に繋がっていきます。
全26話の新世紀エヴァンゲリオンのテレビアニメが1995年10月~1996年3月に放送された時は、それほど視聴率はよくありませんでした。しかし、多くの謎を残して終了した新世紀エヴァンゲリオンは、その後大きな反響を呼ぶことになります。漫画はテレビアニメよりも早い1994年12月~貞本義行によって連載がスタートしており、2013年6月で終了しました。単行本は2014年11月に第14巻まで発売され、この物語は完結します。
新世紀エヴァンゲリオンのあらすじ
世界の人口の約半数が死亡した大災害が2000年の9月に起きました。この大災害は、セカンドインパクトと呼ばれその後も語り継がれることになります。セカンドインパクトが起きてから十数年が経ち、2015年には、使徒が第3東京市を襲ってきました。14歳になった碇シンジ(主人公)は、ある日、別居していた父親に突然呼び出されます。そして、エヴァンゲリオン(巨大な汎用人型決戦兵器)に乗るように言われたのです。
当時の彼の父親(碇ゲンドウ)は、国連直属の非公開組織・特務機関NERV(ネルフ)の総司令を務めていました。まだ14歳のシンジの父親は、自分の息子をエヴァンゲリオン(EVA)の初号機のパイロットにしようとしたのです。そして、第3東京市を襲ってきている謎の使徒との戦いを命令するのでした。初めは仕方なくエヴァンゲリオンに乗って戦っていた彼も、次第に使命感を持って戦うようになります。
それは、相田ケンスケや鈴原トウジらの同級生の友達や、ある時は保護者のように接してくれたり、自分の戦闘指揮官として導いてくれたりする葛城ミサトたちと一緒に過ごしていくうちに、心身ともに成長することができたからです。エヴァンゲリオン零号機に乗っている綾波レイと共に、ピンチになりながらも使徒を倒していきました。そんな時、新たな仲間のアスカ・ラングレーが加わって一緒に戦うことになります。
時田シロウのプロフィール
NERVへの対抗意識が非常に強い時田シロウは、エヴァンゲリオンに対抗して、JA(ジェットアローン)を作り出しました。彼は、日本重化学工業共同体の代表を務めており、JA(ジェットアローン)開発においては開発責任者として関わっています。非常に負けず嫌いで、嫌味を言ったり皮肉屋だったりしますが、男気のある行動をとる時もあり、悪い人ではありませんでした。
- 名前:時田シロウ(ときたしろう)
- 登場回:テレビアニメ第7話「人の造りしもの」
- 所属:日本重化学工業共同体(代表)
- 性格:男気があるが、負けず嫌い、皮肉屋、嫌味っぽい
- CV(声優):大塚芳忠(おおつかほうちゅう)
- 開発したもの:JA(ジェットアローン)(開発責任者)
- 誕生日:5月19日
ただ承認欲求が強いため、エヴァンゲリオンに対しても対抗意識を燃やして、自らもそれを凌ぐ、JA(ジェットアローン)というロボットを開発します。社長としてやり手ではありますが、開発者としての燃える闘志を持っているため、より良いロボットを作りたいという気持ちにもなるのでしょう。そんな人間味のある時田シロウは、様々な名言を残し話題となりました。
時田シロウはやり手の社長
新世紀エヴァンゲリオンでは、JA(ジェットアローン)を開発した時田シロウがテレビアニメの第7話で姿を現しています。彼は、日本重化学工業共同体の代表を務めており、やり手の社長と言われていました。さらに、JA(ジェットアローン)の開発をするジェットアローン計画(JA)が立ち上がると、そこの開発責任者も務めることになります。
負けず嫌いの時田シロウが開発責任者を務めるJA(ジェットアローン)は、エヴァンゲリオンに対抗して作られたロボットでした。それゆえに、JA(ジェットアローン)の完成披露宴では、様々な質問に答えながらも敵視しているNERVを酷く言ったり、エヴァンゲリオンの批判をしたりして、その関係者の葛城ミサトや赤木リツコを怒らせていたのです。しかし、その後、完成したJA(ジェットアローン)が暴走してしまいます。
暴走を止めようと自分の命も顧みず必死になって動いている葛城ミサトの行動に感動した時田シロウは、上の許可も得ずに自分の判断で、パスワードを教えたのです。NERVを敵対視していた彼ですが、状況に応じて的確な判断が下せるため、男気がある人間として人気となります。この事件によって、JA(ジェットアローン)の信用はなくなりましたが、ATフィールドなど極秘情報を知っていたことからもかなりやり手と言えるでしょう。
時田シロウの由来
新世紀エヴァンゲリオンでは、JA(ジェットアローン)の開発責任者を務めている時田シロウがやりての社長として姿を現しています。彼の名前は、村上龍さんの小説が由来となっているようです。その小説は、「愛と幻想のファシズム」でした。彼の名前は、この作品で姿を見せている時田史郎という名前に由来していたのです。新世紀エヴァンゲリオンで彼は、「ウィッツ氏」や「万田さん」という名前を口にしていました。
実は、これらの名前も同じ小説が由来となっていたのです。「ウィッツ氏」や「万田さん」という名前は、「愛と幻想のファシズム」という小説の中では、「ジェローム・ウィッツ」や「万田正臣」として姿を現しています。
時田シロウの性格
テレビアニメの第7話で登場している時田社長は、JA(ジェットアローン)のお披露目会で、自分の性格を大いに披露していました。日本重化学工業共同体の社長を務めている彼は、JA(ジェットアローン)の計画開発責任者でもありました。彼は、NERVに必要以上に対抗意識を燃やしていたため、彼の一部の性格が極端に出た形となっています。そこで分かった彼の性格を順に見ていきましょう。
時田シロウの性格①皮肉屋
NERVが開発して作り上げたエヴァンゲリオンに対して、強いライバル心を燃やしている時田社長は、それらを凌ぐと自負するJA(ジェットアローン)が完成したことを報告し、質問などをドンドンと受けていきました。NERVに所属している赤木リツコの質問にも丁寧に答えていますが、皮肉たっぷりに返しているところもありました。
彼は、冷静に話ながらも説得力が増すように、ATフィールドの情報を入手したことなどの裏付けも取っていたため、彼女を黙らせることに成功します。それによって、彼女を酷く怒らせていました。彼女への皮肉の言葉は、彼の名言として話題を呼ぶことになります。これらのやり取りで極秘情報なども簡単に手に入れていることから、時田はかなり仕事ができる優秀な社長であり、開発責任者と言うことができるでしょう。
時田シロウの性格②負けず嫌い
日本重化学工業共同体の社長を務め、JA(ジェットアローン)の開発責任者にもなっている彼は、非常に負けず嫌いの性格を持っています。特に、NERVに対しては特別な感情を持っているようでした。彼らが作り上げたエヴァンゲリオンがたちまち注目を集めると、強く嫉妬したのです。彼は、必ずエヴァンゲリオンを凌ぐ素晴らしいロボットを作ろうと心に決めました。
非常に負けず嫌いな性格のため、たくさんの努力を惜しまずに作り上げたので、立派なJA(ジェットアローン)が完成しました。かなり苦労して作り上げたJA(ジェットアローン)の完成を発表し、起動実験を行った際に事件が起きます。その時にあろうことが暴走してしまったのです。危険を感じた彼は、必死に暴走中のロボット止めようとしている葛城ミサトの行動に感動してプログラムを消すためのパスワードを独断で教えてしまいます。
それによって、暴走したロボットを止めることができましたが、彼とそのロボットの信用はなくなり、それ以降物語の中でも登場しなくなってしまうのです。しかし、この暴走は仕組まれたものだと分かりました。時田社長らが開発したロボットを疎ましく思うNERVによって仕組まれた暴走だったのです。それゆえに、プログラムを消さずとも自然と暴走は止まるようになっていました。NERVも同様に対抗心を持っていたことがわかります。
時田シロウの性格③嫌味
日本重化学工業共同体の社長を務めている時田は、非常に仕事ができるため、時に嫌味な発言が飛び出します。特に、ライバル視している相手に対しては、必要以上に攻撃をするのです。しかし、彼は社長や開発責任者を務めるだけあり、頭が非常に良く、しっかりとした裏付けを元に相手に嫌味を言うため、相手も反論することができません。悔しい思いをしながらも真実を付いた名言を発しては攻撃をしてくるのでたちが悪いのです。
彼から標的にされると最悪で、言葉で対抗するのは至難の業でしょう。散々嫌味を言われたあげく、取り乱したところをグサッと名言などを発しては、何も言えなくしてしまうのです。この物語の中でも時田社長の嫌味な性格は炸裂していました。
それは、彼が自信を持って開発したロボットの完成披露宴で起きます。敵対視しているNERVで働いている赤木リツコを黙らせ、カンカンに怒らせていました。さらに同じNERVで働いている葛城ミサトも怒り、反発していますが、言葉巧みな彼には敵わなかったのです。
時田シロウの名言
名言①「ヒステリーを起こした女性と…」
社長や開発責任者として大活躍していた時田は、この物語ではあまり姿を現していませんが、魅力的なキャラクターとして多くの人の心に生きているようです。そんな彼は、テレビアニメでも登場回数が1回にも関わらず、名言を残しています。彼の名言は痛いところを鋭くついてくるため、かなり強烈に突き刺さります。下記の名言も同様です。彼は、自分に対して反発してくる女性に対して名言で黙らせていました。
ヒステリーを起こした女性と同じですよ。
彼らが開発したロボットの完成披露宴では、NERVで働いている赤木リツコとかなりのバトルを繰り広げています。彼は、時に暴走してしまうエヴァンゲリオンに対して上記の名言で例えたのです。この名言は多くの人が面白いと感動したようで、Twitterなどの感想や評価でも多く持ち上がっていました。この名言は多くの人が簡単に想像して納得できてしまうゆえに、それに当てはまる人は多いに悔しい思いをすることになります。
名言②「希望…プログラム消去の…」
ライバル心を燃やしている人に対してはたちまち負けず嫌いのスイッチが入ってしまう時田は、下記のような名言を残して、多くの人から男気があると評価されています。彼はロボットの製作に関しては子供のように負けず嫌いの性格が飛び出して、相手に対して皮肉めいたことを言ったり、嫌味を言ったりして激しく攻撃をしなくてはいられない性格のようです。しかし、状況に応じた判断ができるため、大人の魅力を漂わせていました。
希望…プログラム消去のパスワードだ。
自分達が自信を持って開発したロボットが暴走した時、危険を感じた彼は、ライバル視している相手と協力してそれを止めることができたのです。これは大人の判断ということができるでしょう。上記の名言は、暴走したロボットのJA(ジェットアローン)を止めるためのパスワードだったのです。上の許可も取らず自分の判断で行動ができる彼に対して立派だという評価が多くありました。それゆえに上記は名言として大人気となります。
時田シロウの声優は大塚芳忠
この物語ではテレビアニメの第7話でのみ姿を現している時田シロウですが、感動的な名言を残し、多くの人の心に今も生きているようです。そんな魅力的なキャラクターの声を担当したのは、声優の大塚芳忠さんです。大塚芳忠さんは、大人気漫画であるナルトでも声優として活躍しています。なんとエロ仙人として話題となっている自来也役を演じているのです。
大塚芳忠のプロフィール
この作品で社長であり開発責任者の時田シロウの声を担当したのは、声優としても有名な大塚芳忠さんです。彼は同じ声優の仕事をしていた弥永和子さんと結婚されていましたが、2014年に亡くなられています。妻の弥永和子さんとは、声優の仕事でも共演したことがありました。夫婦共演で出演した作品が意外と多いのも特徴です。彼は、妻のことをかなり尊敬しており、大先輩として業界の神に例えていました。
- 本名:大塚芳忠(おおつかよしただ)
- 芸名:大塚芳忠(おおつかほうちゅう)
- 愛称:ほっちゅん
- 血液型:A型
- 出身地:岡山県津山市
- 生年月日:1954年5月19日
- 所属事務所:クレイジーボックス
- 職業:声優、ナレーター
- 声優としてのデビュー時期:1976年
大塚芳忠さんには弟がいます。漫画好きだった彼は、弟や近所の子供達を集めては読み聞かせをしてあげていました。岡山県立津山高等学校を卒業してから上京し、当時はアルバイトをしていたようです。そこで知り合いになったお客さんがテレビ局の吹き替えのプロデューサーの仕事をしていたことが縁となり、声優の道へ進むことになります。2017年第11回声優アワードでは、助演男優賞を受賞し今までの努力が認められました。
大塚芳忠の主な出演作
男気がある時田シロウの声を担当した声優の大塚芳忠さんは、同じ声優であり妻の弥永和子さんとの共演作品がたくさんあります。夫婦で共演した作品の中には、フルハウスや特捜刑事マイアミヴァイスを挙げることができるでしょう。また、洋画吹き替えでも共演を果たしており、作品としてはトータル・リコールやジュラシック・パークなどがあります。
大塚芳忠さんは、低い声から高い声まで出すことができるため、多くの役を演じることができる声優です。洋風の吹き替えにも定評があり、代表的な持ち役としては、ドニー・イェンや、ジェフ・ゴールドブラム、レイ・リオッタ、ジャン=クロード・ヴァン・ダムなどがあります。また、すでに亡くなられている声優の中村秀利さんや仁内建之さん、大木民夫さん、小林勝彦さんらの持ち役の一部も引き継ぎ、幅広く活躍しています。
代表的な作品としては、重戦機エルガイムのミラウー・キャオ役、機動戦士Ζガンダムのヤザン・ゲーブル役、機甲戦記ドラグナーのタップ・オセアノ役、SLAM DUNKの堀田徳男役、仙道彰役、機動武闘伝Gガンダムのチボデー・クロケット役、BRIGADOON まりんとメランのメラン・ブルー役、NARUTO -ナルト-の自来也役、宇宙戦艦ヤマト2199の真田志郎役、ささみさん@がんばらないの月読神臣役なども演じています。
時田シロウがJA(ジェットアローン)を開発
日本重化学工業共同体の社長を務める時田は、ライバル視しているNERVに対抗して、エヴァンゲリオンよりも優れたロボットを作り上げようと闘志を燃やしていました。彼の厚い情熱が注がれたJA(ジェットアローン)は見事に完成し、テレビアニメの第7話では完成披露宴で発表されます。やり手だった彼は、完成したロボットに関しての質問に答えながら、敵視しているNERVやエヴァンゲリオンについて皮肉めいたことを話します。
彼が情熱を傾けてチームの仲間たちと作り上げたJA(ジェットアローン)は、完成披露宴の途中で暴走してしまいますが、どのようなロボットだったのか興味がある人も多かったようです。結局は、ロボットの暴走によって時田社長の夢は儚く散ってしまいます。しかし、その暴走には、時田社長が作り上げたロボットの完成を快く思わないNERV側の企みがありました。
開発者として対抗意識を燃やしていた時田社長と同様に、エヴァンゲリオンを作り上げていたNERV側もライバル視していたことがわかります。それゆえに、時田社長が作り上げたロボットの完成披露宴を台無しにして、自分たちが開発したロボットであるエヴァンゲリオンを優位な立場に立たせようとしたのでした。その企みにまんまと乗せられてしまったのが時田社長と作り上げたロボットだったのです。
JA(ジェットアローン)とは?
国連の直属の組織であるNERVでは、14歳の少年少女が乗っている汎用人型決戦兵器として、エヴァンゲリオンを作り上げました。これは、第3新東京市を襲ってくる使徒との戦いを行うために用意されたロボットです。しかし、日本重化学工業共同体の社長であり、開発者の時田は、そのロボットに対してライバル心を燃やし、それよりも優れた使徒殲滅兵器を作り出そうとしました。そのロボットが、JA(ジェットアローン)です。
時田社長らによって作り出されたJA(ジェットアローン)は、テレビアニメの第7話で姿を現します。このロボットは、防衛庁や通産省、さらに日本重化学工業共同体が協力して作り上げたものです。このロボットの動力源は、原子炉となっています。時田社長らが開発したロボットは、どこかシュールで、エヴァンゲリオンとは異なり、人間のパイロットを必要としません。それゆえに、操縦者の心の動揺によるトラブルは回避できるのです。
さらに、手を振ってしなやかに歩く姿が特徴的で、今までのロボットの動きを遥に凌いでいます。また、NERV側が開発した初号機のエヴァンゲリオンと同様の突進力やパワーを備えてるため、性能の高さも抜群でした。ロボットながらスムーズな歩き方ができるため、ロボット好きな人のハートをしっかりと掴んだようです。ライバル視しているエヴァンゲリオンと比較しても劣らない性能を備えているロボットでした。
暴走したJA(ジェットアローン)
国連の直属の組織であるNERVから誕生したエヴァンゲリオンに対抗意識を燃やして、作り上げたJA(ジェットアローン)は、見事完成してテレビアニメの第7話では完成披露宴が開催されました。そこで、このロボットの凄さを時田社長は、自ら語り多くの質問に答えていきます。そして、いよいよそのロボットの試運転を公開することになりました。そこで、そのロボットと時田社長の今後の運命が決まる事件が起こったのです。
今までの研究の成果を注いで完成したJA(ジェットアローン)を試運転してみると、次第に暴走し始めます。その暴走に対してライバル視していた側の葛城ミサトらが、なんとかこの事態を収めようと自分の命も顧みずに必死に止めようとしました。その姿に感動した時田社長は、独断でそのロボットの暴走を止める唯一の方法であるプログラムを消去するために、パスワードを伝えます。
それによって、そのロボットの暴走を止めることができましたが、このロボットは危険だという印象を与えてしまうことになりました。時田社長らが作り上げたロボットの暴走は実は仕組まれたものであり、葛城ミサトらが必死になって止めなくても止まるようになっていたのです。その暴走を企んだのはNERV側とされており、それくらいこのロボットの性能を認め、その登場に恐れていたのかもしれません。
時田シロウはゲーム版で活躍?
男気のある性格で、開発者としての責任も全うすることができる彼は、魅力的なキャラクターとして大人気となりました。この物語では、テレビアニメの第7話でしか姿を見せていませんが、存在感が大きく、彼の行動や名言に感動して虜になった人もいたのです。その影響からか、時田社長をゲーム版で確認することができるようになります。
PS2のゲームに登場
この物語では、テレビアニメの第7話でしか姿を見せていない時田社長をもっと見たいという声はたくさんありました。その期待に応えるかのように、新世紀エヴァンゲリオンのゲーム(PS2・PSPソフト)に登場しています。彼の登場に喜んだ人は多く、時田社長に会いたくてこのゲームを購入しているという人もいました。
チルドレンの援護をする時田シロウ
このゲームの中では、原作のストーリーを追体験しながら楽しむことができます。また、選択肢も設けられているため、オリジナルのストーリーを楽しみたい場合は、そちらのゲームを選ぶこともできるのです。ゲームをしながらある条件をクリアしていくと、男気のある時田シロウとジェットアローン改(JAの改修機)が現れ、エヴァンゲリオンの量産機との最終決戦で、チルドレン達の援護に加わてくれます。
ゲーム内での時田シロウの強さは?
このゲーム内で男気のある時田社長は、かなりの強さを発揮しています。N2リアクターを持っているジェットアローン改ですが、ATフィールドは持っていません。しかし、エヴァンゲリオンの量産機を次々に撃破する破壊力を持っています。
しかも、自動的にも動いて戦ってくれるため、チルドレンたちが操っているエヴァンゲリオンよりも多くの数を稼ぐことも可能となっているのです。さすが使徒殲滅兵器として作られたロボットなだけあると言えるでしょう。
時田シロウに関する感想や評価
新世紀エヴァンゲリオン7話で、時田シロウが「心などという曖昧なものに頼るから、ネルフは、さきのような暴走を許すのです」という台詞を吐いているが2010年代から見ると、作中で一番まっとうな見識のひとつに見える。
— p_shirokuma(熊代亨) (@twit_shirokuma) March 9, 2013
日本重化学工業共同体の社長を務め、NERVへの対抗意識を燃やして自らも開発責任者として新たなロボットのJA(ジェットアローン)を作り上げた時田社長。彼は、この物語の中では、テレビアニメの第7話でしか姿を現していませんが、その存在感は大きく、多くの名言を残しています。上記の彼の言葉も、多くの人の心にじわじわと沁みる名言となったようです。彼の考えは意外と面白いという人は多くいました。
#エヴァ 観てて1番ワクワクしたのが #JA02 JA-02って日本重化学工業共同体が開発したあのジェットアローンの弐号機??なんでパリにあんの? 時田シロウも出ちゃったりして! #evangelion pic.twitter.com/q05EywqPvy
— KJH☂️香港加油! (@hidekaji) July 6, 2019
防衛庁や通産省、日本重化学工業共同体らが協力して開発に成功したJA(ジェットアローン)は、テレビアニメの第7話で姿を現しますが、完成披露宴で暴走してしまったために悲しい結末となりました。しかし、パリではその弐号機とされるロボットが時田社長と共に姿を現しています。それにワクワクして興奮した人は多かったようです。彼の開発者としての闘志は、一度や二度の失敗にめげるものではなかったのでしょう。
最近、TV版エヴァの話が頻繁にTLに上がるけど、誰も時田さんの話をしていない……。なにげに大塚芳忠ボイスなんだぞ時田シロウ pic.twitter.com/H7ZkjSfoGe
— dragoner@4日目西て02a (@dragoner_JP) September 9, 2019
テレビアニメの第7話でしか姿を見せていない時田社長ですが、意外と多くの人から支持されている魅力的なキャラクターとなっています。しかし、登場したのが1回だけだったため、あまりロボットに興味のない人は忘れてしまう人もいるようで、なかなか話題に上らないこともあるようです。しかし、彼の声を担当した声優は、大塚芳忠さんであることから、そこをアピールしている人も多くいました。
時田シロウとはどんな人物?まとめ
日本重化学工業共同体の社長を務めながら、JA(ジェットアローン)の開発責任者としても大活躍していたのが時田シロウです。彼は、様々な極秘情報も難なく入手できるやり手でしたが、それと同時にロボットを作り上げるという熱い情熱を持った開発者でもありました。それゆえに、ライバル視しているNERVが開発したロボットを凌ぐものを作り上げたいという思いがあったのです。
彼は、ライバル視している相手に対しては負けず嫌いの性格が現れて、嫌味を言ったり、皮肉屋になったりしますが、問題が発生した時は、開発者としての責任を全うできる男気のある人間でもありました。それゆえに、冷静に状況を見極めて上の許可がなくても自分の判断で行動することができるのです。彼の行動や名言に感動した人は多く、テレビアニメの第7話でしか姿を見せていませんが大人気となりました。