2019年12月02日公開
2019年12月02日更新
【銀魂】鳳仙の強さは作中最強?登場した吉原炎上篇やモデル・声優も紹介
「銀魂」に登場するキャラクター、鳳仙は吉原桃源郷の楼主ですが、ただの楼主ではなく、実は銀魂のキャラクターの中で最強と言われています。ここでは、主人公の銀時と闘う銀魂の吉原炎上篇のあらすじと共に、鳳仙の強さにまつわるエピソードを紹介します。また、弟子である神威との本当の関係や、鳳仙のモデルと言われるキャラクターについても紹介します。さらに銀魂で鳳仙を担当している声優・銀河万丈について紹介します。
銀魂の鳳仙とは?
銀魂の作品情報
アニメ「銀魂」は、空知英秋の漫画「銀魂」をテレビアニメ化した作品です。2006年から第1期「銀魂」がテレビ東京系で放送が開始され、2018年までの間に第4期まで放送されました。原作漫画の雰囲気をほとんど壊すことなく再現され、さらにアニメ化に際して、当時の世相を反映させたギャグ、パロディなどオリジナルの要素も盛り込まれています。
銀魂の概要
アニメ「銀魂」は、週刊少年ジャンプで2004年から2018年まで連載されていました。原作者の空知英秋によると、「銀魂」は、SF時代劇漫画ですが、人情を描いたコメディ漫画だということです。「銀魂」は主人公の坂田銀時が営む「万事屋」を中心に、天人(あまんと)と呼ばれる宇宙人との戦いや、様々なキャラクターと銀時が関わり合いながら仲間と共に活躍する物語です。
銀魂のあらすじ
「銀魂」の舞台は江戸時代の末期、地球が「天人(あまんと)」という宇宙人に襲撃され、地球人は天人と戦うことになりました。この戦いは攘夷戦争と呼ばれ、十数年という長きに渡って行われました。多くの侍たちが攘夷の志士として戦いに駆り出されますが、天人の驚異的な力にとうとう江戸幕府は開国、天人を受け入れてしまいます。幕府は天人に操られ、江戸の街は天人たちの思うがままになりました。
攘夷の志士として戦った侍たちは刀を取られ、その力を失いました。20年後、剣術道場の後継者・志村新八は坂田銀時という青年と出会います。銀時は、一見頼りなさげに見えますが、心に侍魂を宿しています。新八はそんな銀時に惹かれていきます。侍が廃れてしまい、剣術道場では生活できない新八は銀時が営む「万事屋(よろずや)」で働くことになりました。
やがて夜兎族の神楽という少女と定春という巨大な犬が転がり込むなど、万事屋は賑やかになっていきました。銀時は万事屋の主人として江戸で起きる様々な事件に顔を出し、仲間たちと解決していきます。かつて銀時と共に攘夷戦争を戦った親友の桂小太郎、高杉晋助、坂本辰馬や、江戸を守る警察「真撰組」、神楽の父・星海坊主など、様々なキャラクターが登場します。
銀魂は、妖刀・紅桜と人斬り似蔵と言われた岡田似蔵が登場する「紅桜篇」、真撰組の内乱を描いた「真撰組動乱篇」、今回注目のキャラクター・鳳仙が登場する「吉原炎上篇」などがあります。ここからは、銀魂の最強キャラクターと言われる鳳仙について紹介します。また、鳳仙のモデルとなったキャラクターについてと、さらにアニメで鳳仙を担当している声優を紹介します。
鳳仙のプロフィール
銀魂・吉原炎上篇に登場する鳳仙は「春雨第七師団」の前師団長で、「吉原桃源郷」の楼主をしています。8月の10日が誕生日で、身長が183㎝、体重が76㎏です。白髪に和服姿の鳳仙は、一見穏やかそうなお年寄りという雰囲気ですが、夜王(やおう)と呼ばれ、吉原で恐れられる存在です。この夜王という呼び名は、吉原の王(楼主)という意味だと思われていますが実は鳳仙は、かつて夜兎(やと)族で最強の勢力を率いていました。
「夜王」というのは、夜兎族の王という意味です。鳳仙は夜兎族を率いていた当時、まさに王と呼ぶにふさわしい強さを誇っていました。そのため銀魂で最強なのは、鳳仙ではないかと言われています。また、鳳仙は、元宇宙海賊「春雨」の幹部で、夜兎族の神威(かむい)は彼の弟子です。その神威が現在師団長を務めている「春雨第七師団」は、鳳仙が創設しました。
銀魂の鳳仙の強さは作中最強?
強さ①柱を粉砕
鳳仙が楼主を務める吉原桃源郷に銀時が乗り込んできました。鳳仙が仕向けた敵からの攻撃をかいくぐり、鳳仙の元へ辿り着いた銀時に、鳳仙の弟子の神威が「地球にも面白いやつがいるんだね」と気軽に声を掛けました。すると、鳳仙は、神威に向けて腕を振りました。咄嗟に神威は避けましたが、彼の近くにあった柱が粉々になりました。鳳仙は柱を一撃で砕く力を持っているということで、腕力だけでも相当な強さだということです。
強さ②一撃が重い
鳳仙は、宇宙で最強と言われる戦闘種族である夜兎族の王と呼ばれる人物です。元々夜兎族は力の強い種族ですが、鳳仙が繰り出す一撃の強さは最強レベルです。鳳仙の一撃で窮地に陥った銀時は、「たた一撃だけで気力も体力もすべて無くしてしまった気分」と言っています。銀時がここまで言うのは珍しいことです。
弟子の神威は「鳳仙を相手にして10秒もっただけすごい」と言っているのですが、逆に10秒すらもたないのが当たり前なのだということで、鳳仙の一撃の強さが如何にすごいかが分かります。
強さ③クナイを浴びても立てる
鳳仙の圧倒的な強さの前に銀時は追い詰められていきます。そこへ鳳仙の部下「百華」の隊員たちが鳳仙に反旗を翻し、銀時に加勢します。この間に態勢を立て直した銀時は反撃を開始。形勢は徐々に逆転し、ついに鳳仙は壁際に追い立てられました。そこへ百華が鳳仙に向けてクナイを大量に投げつけました。
その場にいた誰もが鳳仙の敗北を確信しましたが、鳳仙は何事もなかったかのように立ち上がりました。そして「ぬるい」と一言放った鳳仙は反撃に転じ、その攻撃力は強さを増していました。
強さ④日光が弱点?
百華の武器であるクナイが大量に投げつけられても、鳳仙はびくともしませんでした。それどころか鳳仙の力はさらに強さを増していました。まさに最強・最大の敵と言わざるを得ません。しかし、そんな強さを誇る鳳仙ですが、たった一つ弱点があります。それは太陽(日光)です。夜兎族はそもそも日光に弱く、日傘が手放せません。そのため鳳仙は日光を避け、常に地下に籠っているのです。
銀魂の鳳仙が登場した吉原炎上篇
吉原炎上篇のあらすじ
銀魂の吉原炎上篇のあらすじを紹介します。坂田銀時が晴太という少年にサイフをすられました。銀時は晴太に、母親を泣かせるなと説教しますが、晴太の母親・日輪は吉原桃源郷一番の売れっ子で、彼女に異常な執着心を見せる鳳仙によって監禁状態にされていました。鳳仙は太陽を天敵としていますが、実は「太陽の光を浴びてみたい」という想いも持っています。
日輪は誰にも屈することのない強い意志を持っており、鳳仙はそんな日輪を太陽と重ね合わせて見ているのでした。日輪と晴太を会わせるために銀時は吉原に晴太を連れてきました。吉原に乗り込んできた銀時を迎え撃つため、鳳仙は自警団「百華」の月詠(つくよ)に銀時を襲わせます。敵の攻撃を何とか凌いだ銀時ですが、晴太が神威に捕まってしまいました。銀時は晴太と日輪を救出するため鳳仙と戦うことになりました。
夜兎族で最強と言われ「夜王」と称される鳳仙は、一時銀時を完全に圧倒します。追い詰められ窮地に陥る銀時に加勢したのは、鳳仙を裏切った百華の隊員たちでした。この間に立ち直った銀時は反撃を始め、鳳仙を次第に追い詰めます。そこに百華の隊員たちが鳳仙に向けて武器であるクナイを一斉に放ちました。大量のクナイを投げつけられた鳳仙ですが、ものともせず立ち上がります。
鳳仙は「ぬるい」と一言放ち、反撃に転じます。クナイを浴びる前よりも強さが増大している鳳仙。ところが、突如吉原の天井が開かれました。晴太と神楽たちが天井を開閉する装置を見つけ、開けたのでした。いきなり日光にさらされた鳳仙は力を失っていきます。そこへ銀時が一撃を浴びせると、鳳仙はついに倒れました。
吉原炎上篇は短編の予定だった?
銀魂の吉原炎上篇は、初めはささやかな人情を題材にした物語になる予定だったそうです。晴太と母親の日輪を中心にして、そこに鳳仙が絡んで、ということだったのではないかと考えられています。鳳仙もこれほどの悪役として描かれるはずではなかったようです。
しかし、うまく物語としてまとめることができなかったそうで、神威を投入。すると物語が変わっていったということで、結果、銀時たち万事屋のメンバーと鳳仙が吉原を舞台に戦う物語になったそうです。
銀魂の鳳仙のモデルや登場人物との関係
鳳仙のモデル
銀魂は、歴史上の実在の人物がモデルだというキャラクターが多数登場しますが、夜兎族の場合、実在の種族、人物ではなく、モデルになったのは「ドラゴンボール」のサイヤ人で、鳳仙のモデルはサイヤ人の王・ベジータ王だそうです。鳳仙は夜兎族の王という設定で、ベジータ王の設定と似ています。しかし、ベジータ王の力はそれほど強くないことから、鳳仙の強さのモデルはフリーザだと考えられています。
フリーザは圧倒的な強さがあり、鳳仙のモデルとして納得できると言われています。しかし、作者の空知英秋によると鳳仙は「ただのスケベなじじいくらいに考えていた」と、コメントしているそうです。鳳仙が最強の夜兎族の王、という設定は作者自身も予想していなかったのでは?と言われています。
鳳仙と登場人物との関係
銀魂の鳳仙のモデルとなったキャラクターを見てきましたが、ここでは鳳仙と銀魂の登場人物との関係を見ていきます。
登場人物との関係①神威
出典: https://game8.jp
鳳仙と神威の関係を見ていきます。鳳仙は春雨第七師団を創った人物で、師団長でした。現在の師団長を務めているのは神威で、鳳仙の弟子です。二人は師弟関係だということです。しかし、その関係は必ずしも友好的なものではないようです。吉原炎上篇では、神威が鳳仙にケンカを売り、二人は壮絶な戦いを繰り広げました。
鳳仙と神威は師弟関係ですが、ほとんど互角の戦いとなりました。結局、神威は阿伏兎(あぶと)と云業(うんぎょう)に止められ、勝敗をつけることはできませんでした。この戦いで阿伏兎は鳳仙の攻撃で片腕を落とされ、云業は神威の攻撃で死亡。神威はそう簡単に下克上はできないと言っており、この時はまだ鳳仙の力が上でした。しかし、洛陽決戦篇では、神威の力は鳳仙よりも上だと言われています。
登場人物との関係②日輪
鳳仙は吉原桃源郷の楼主で、日輪はそこの花魁です。鳳仙の日輪に対する執着は尋常ではなく、日輪が逃げられないように地下に監禁しています。そんな境遇に置かれても決して挫けることのない日輪に、鳳仙は太陽の強さを重ねるのでした。夜兎族の鳳仙にとって太陽は天敵です。しかし、鳳仙は太陽の光を浴びたいという願いも持っているのでした。
日輪は鳳仙が銀時に倒されたとき、これまでの仕打ちに対する憎しみなどまるでないように、鳳仙に膝枕をしてあげます。そしてその最期を見届け、太陽に憧れる鳳仙のために日の差す場所に葬ってあげたのでした。
銀魂の鳳仙の声優
ここまで、銀魂の吉原炎上篇に登場する鳳仙について紹介してきました。ここからは、アニメ「銀魂」で鳳仙を担当している声優を紹介します。鳳仙の声は、声優の銀河万丈(ぎんがばんじょう)です。
銀河万丈のプロフィール
「銀魂」の鳳仙を担当している声優・銀河万丈は1948年の11月12日生まれ、声優で俳優、そしてナレーターです。大学時代に劇団テアトル・エコーに入り、演技を学びました。「音の仕事がしたい」という想いを持つようになり、声優事務所の青二プロダクションに入ったことで声優になるきっかけになりました。声優としてのデビューは28歳で、声優の井上和彦や水島裕、三ツ矢雄二は青二プロダクションの同期です。
銀河万丈の主な出演作品
銀河万丈の主な出演作を紹介します。1979年「機動戦士ガンダム」ギレン・ザビ役、「サイボーグ009(1979年版)」ジェロニモ・ジュニア役、1980年「鉄腕アトム (アニメ第2作)」ガロン役、1981年劇場版「機動戦士ガンダム」ギレン・ザビ、1982年「戦闘メカ ザブングル」ティンプ・シャローン、1983年「装甲騎兵ボトムズ」ナレーター、ジャン・ポール・ロッチナ、1984年「北斗の拳」トーダ、サウザー 他。
1985年「タッチ」原田正平、「キン肉マン」ラーメンマン2代目、1989年「おぼっちゃまくん」御坊亀光、1991年「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」獣王クロコダイン、2001年「星のカービィ」ナイトメア、カスタマーサービス、2005年「交響詩篇エウレカセブン」グレッグ・ベア・イーガン、2007年「獣神演武 -HERO TALES-」慶狼、2014年「HUNTER×HUNTER(第2作)」アイザック=ネテロ・2代目。
2015年「血界戦線」ギルベルト・F・アルトシュタイン、「食戟のソーマ」薙切仙左衛門、「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」ダニエル・ダービー、「北斗の拳 イチゴ味」サウザー、2016年「ジョーカー・ゲーム」ヘルマン・ヴォルフ大佐、2017年「ONE PIECE エピソードオブ東の海 〜ルフィと4人の仲間の大冒険!!〜」モーガン、2018年「バキ」ドリアン、などです。
銀魂の鳳仙に関する感想や評価
2. 夜王鳳仙(銀魂)
— らん兎💯 (@usagi_saltduke) December 20, 2017
推しっていうよりはただめちゃくちゃ好きなキャラなだけ。
銀魂長編ものでは尾美一や次郎長も好きだけど、夜王鳳仙が一番好き。
筋肉隆々のおじさんってかっこいいよね、戦闘スタイルも好き。
銀魂・吉原炎上篇に登場する鳳仙は、銀魂の中で最強と言われています。そんな鳳仙がかっこ良くて好きだという感想です。
鳳仙の誕生日でしたw
— のら (@Norazabeth) August 10, 2015
好きだよ鳳仙
悪役が悪役で終わらない銀魂だからこそ好きだ鳳仙
鳳仙撮るためだけに銀魂Best出してやったよ鳳仙
ただのおじいちゃんな鳳仙好きだ
仲間EDの鳳仙の笑み!
メイン鳳仙だ私の中では#鳳仙誕生祭2015 pic.twitter.com/QwnsMqraRr
銀魂・吉原炎上篇に登場する鳳仙は悪役キャラクターです。吉原炎上篇のあらすじでも紹介しましたが、夜兎族の鳳仙は太陽が天敵ですが、実は鳳仙は太陽に憧れているということでした。そんな想いを汲んだ日輪の姿もあり、銀魂は悪役が悪役で終わらないところが良いという感想です。
今週の銀魂アツいなぁ
— にんちう (@buritukuri) May 25, 2015
虚さん鳳仙より強そうだな ひょっとして銀魂史上最強だったりしてな どの作品でもそうだけど、今まである程度作中でも屈指の強キャラやってたレギュラーキャラが手も足も出ないくらいの敵が出てくるって展開大好き ベタだけど盛り上がるんだよなあ
銀魂・吉原炎上篇に登場する鳳仙は、銀魂作品中で最強と言われており、主人公の銀時でさえもその圧倒的な強さの前に屈するという展開がとても好きだという感想です。
銀魂の鳳仙についてまとめ
いかがでしたか?銀魂・吉原炎上篇に登場する鳳仙について紹介してきました。鳳仙は銀魂作品中、最強と言われるキャラクターでした。ここでは、そんな鳳仙の強さを、吉原炎上篇のあらすじ・エピソードと共に紹介しました。また、鳳仙にはモデルとなったキャラクターも紹介しました。鳳仙は悪役キャラクターでしたが、満たされない想いを抱えた人物でした。そんな鳳仙が登場する吉原炎上篇に注目して、銀魂をお楽しみください。