【ワンピース】スナッチの意味は?ゾロがモモの助に教えた?禁じられた理由も考察

大人気漫画『ワンピース』のワノ国編でゾロが口にした「スナッチ」ですが、そんな「スナッチ」の意味をご存知でしょうか?ゾロがモモの助に勇気を授ける為に教えたまじないとして『ワンピース』に登場する「スナッチ」ですが、その「スナッチ」の意味が『ワンピース』の作中で明かされました。今回はそんな『ワンピース』に登場する「スナッチ」がどんな意味を持ち、なぜ九里出身のお菊が禁じたのか、ゾロに「スナッチ」を教えたのはコウシロウなのかなど様々な推察や考察をご紹介していきます。

【ワンピース】スナッチの意味は?ゾロがモモの助に教えた?禁じられた理由も考察のイメージ

目次

  1. スナッチの意味は?
  2. スナッチはゾロがモモの助に教えた?
  3. スナッチが禁じられた理由も考察
  4. スナッチをゾロに教えたのはコウシロウ?
  5. スナッチは九里の言葉?
  6. スナッチは捨名ッ知
  7. スナッチに関する感想や評価
  8. スナッチの意味まとめ

スナッチの意味は?

ワンピースの作品情報

大人気漫画『ワンピース』の作品情報です。『ワンピース』は尾田栄一郎(おだえいいちろう)先生による海賊冒険活劇です。「週刊少年ジャンプ」で1997年から連載され2019年11月現在に至るまで連載が継続している「週刊少年ジャンプ」の看板作品となっています。『ワンピース』は2019年10月に単行本の最新巻である94巻を発売しており、『ワンピース』の累計発行部数は3億9000万部を突破する大人気作品となっています。

『ワンピース』は日本のみならず世界的にも人気が高く、同じく「週刊少年ジャンプ」の看板作品だった『NARUTO-ナルト-』と並んで海外にも多くのファンを得ています。世界での『ワンピース』の展開は翻訳版として42カ国以上の国や地域で販売され、全世界での『ワンピース』の累計発行部数は2019年11月現在で4億6000万部を突破していると言われています。

ワンピースの概要

国民的漫画『ワンピース』の概要です。『ワンピース』は1997年に連載が開始され、1999年に「フジテレビ」にてテレビアニメ化されました。『ワンピース』は「東映アニメーション」作品としては最長となるロングランヒット作品となっており、『ワンピース』は1999年の放送開始から、2019年11月現在に至るまで910話が放送されています。

さらに劇場版アニメとしては2019年8月に劇場版アニメ第14作目となる『ONE PIECE STAMPEDE』が公開され、全世界での累計興行収入が2019年11月現在で93億円を突破する大ヒット作品となりました。『ワンピース』の劇場版アニメはファンの関心も高く、2019年8月9日の公開日からの4日間のみで興行収入16億4632万円を突破するスマッシュヒットを飛ばしており、週末の興行収入ランキングでは堂々の1位を飾っています。

ワンピースのあらすじ

国民的漫画『ワンピース』のあらすじです。『ワンピース』は「東の海」の端にあるフーシャ村の少年である、モンキー・D・ルフィが果物と勘違いして海賊の持ち帰った秘宝「悪魔の実・ゴムゴムの実」を食べて体がゴムのように伸びるゴム人間となってしまった事から物語が始まります。ルフィは悪魔の実を持ち帰った海賊シャンクスと出会い、海賊を夢見るようになっていきます。

トラブルによって海に落ちたルフィは、悪魔の実の副作用で”カナヅチ”になっており泳ぐ事ができなくなっていました。そんなルフィを救う為、海に飛び込んだシャンクスは海王類の襲撃に遭い、左腕を失ってしまいます。海賊王に近い男のシャンクスの腕を奪ってしまった事に責任を感じるルフィでしたが、シャンクスはそんなルフィに麦わら帽子を託し、必ず返しに来いと約束を申し付けました。

その出来事から10年後、成長し体も大きくなったルフィは「海賊王になる」という夢を抱いたまま、たった1人で船出の時を迎えました。こうして海賊としての第一歩を踏み出したルフィは、数々の島で運命的な出会いを果たし、やがて”麦らわの一味”を結成しました。そして”偉大なる航路”へ突入した麦わらの一味でしたが、”偉大なる航路”の旅路は過酷なもので、数々の危機を乗り越えていきます。

砂漠の国・アラバスタで七武海の一角であったクロコダイルを撃破し、伝説と呼ばれていた幻の空島へ辿り着きます。麦わらの一味の活躍に世界政府も目をつけ、ルフィの懸賞金はうなぎ登りに引き上げられていきました。そんな中、麦わらの一味であるニコ・ロビンを救う為、司法の拠点と言われているエニエス・ロビーさえもルフィは破壊し、麦わらの一味はその名を全世界へ轟かせていきました。

いよいよルフィ達の旅も折り返し地点に辿り着く頃、麦わらの一味は海軍の襲撃を受けて、バーソロミューくまの能力によって各地へ散り散りに飛ばされてしまいました。そんな中ルフィの義兄で、白ひげ海賊団の幹部を務めていたエースが海軍に囚われ、処刑されるというニュースが飛び込んできました。ルフィはエースを救う為、手助けを借りながら海軍本部マリンフォードへ突入していきます。

マリンフォードで死闘を繰り広げ、なんとかエースの奪還を果たしたかに思えたルフィでしたが、海軍大将・赤犬の手によってエースを殺されてしまいました。最愛の家族であるエースを失った事で、ルフィは自身の弱さを痛感します。そして大切な仲間を守る為に、力を付ける修行を始める事にしました。やがて2年後に約束の地で再び落ち合う事に成功します。こうして麦わらの一味は”新世界”へと突入していきました。

ルフィは新世界で”百獣のカイドウ”によって支配された「ワノ国」からやってきた大名跡取りの光月モモの助と家臣である錦えもんと出会い、「ワノ国」の現状を知らされます。そのあまりの惨状を耳にしたルフィ達はカイドウを倒すべく、「ワノ国」へ向かう事となりました。しかしサンジの婚約騒動もありルフィは一足先に「ワノ国」へ入国しているゾロやローに遅れて「ワノ国」に到着する事になりました。

ホールケーキアイランドで命からがら四皇ビッグ・マムから逃げてきたルフィは「ワノ国」でゾロ達と再会を果たします。そこで錦えもんが主君であった光月おでんの遺志を継いで、カイドウと黒炭オロチを討つ為の計画を練っている事を聞きました。そしてカイドウを倒す秘策を練っていたルフィ達の元へカイドウが巨大な龍の姿で現れ、ルフィは全力で立ち向かいますが歯が立たず、逆にカイドウに囚われてしまいました。

こうして麦わらの一味によるルフィ奪還の任務が開始されました。そしてルフィはカイドウの大看板クイーンの命令によって「大相撲インフェルノ」へ強制的に参加させられてしまいます。そんな最中にルフィ達を追って来ていたビッグ・マムが「ワノ国」へ辿り着きました。しかしビッグ・マムは海に転落してしまった事で記憶喪失になり、チョッパーの計らいでルフィの投獄されている兎丼(うどん)へに向かう事となりました。

突然現れた四皇ビッグ・マムの登場によって混乱する監獄の中でルフィ達は兎丼を制圧する事に成功しました。しかし一方で記憶が戻った事で眠りに落ちてしまったビッグ・マムは捕らえられてしまいました。そしてビッグ・マムは鬼ヶ島へ連行されてしまいます。鬼ヶ島に連行されたビッグ・マムは鬼ヶ島にいたカイドウと対峙する事になり、壮絶な一騎打ちの幕が切って落とされました。

スナッチには良くない意味がある?

『ワンピース』に登場する「スナッチ」という言葉には良くない意味があると言われていました。これはモモの助が竹刀を振っていた時に、「スナッチ」と掛け声をかけていたのをお菊が目撃し、「モモの助にはふさわしくない」と「スナッチ」の掛け声を禁じた事から言われています。お菊が只ならぬ雰囲気で制止する為、モモの助も気に入っていた掛け声「スナッチ」を封じざるをえなくなりました。

英語のsnatchの意味とは?

『ワンピース』に登場する「スナッチ」という言葉ですが、英語の「snatch(スナッチ)」の意味をご紹介していきます。「snatch(スナッチ)」は「強奪する」や「誘拐する」などというあまり好ましくない意味があります。この為、「snatch(スナッチ)」は容易く口にするにはふさわしくない言葉だと言われています。この事から『ワンピース』で登場する「スナッチ」も決して良い意味の言葉ではないと言われています。

スナッチは種目?

『ワンピース』に登場する「スナッチ」には他にも意味がありました。その一つが、「スナッチ」という重量挙げの種目です。『ワンピース』の作中でゾロは乗船時も常に筋トレをする程筋トレマニアでもあります。そんなゾロの姿を連想すると、重量挙げの種目である「スナッチ」であるのではないかという推測も考えられていました。

ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)

スナッチはゾロがモモの助に教えた?

ゾロが教えたまじない「スナッチ」

『ワンピース』に登場する「スナッチ」はゾロがモモの助に教えたと明かされています。来たる戦いに備え鍛錬を積むモモの助の掛け声が「スナッチ」であった事に驚いたお菊はなぜ「スナッチ」を知っているのかとモモの助に尋ねます。するとモモの助は麦わらの一味であるゾロから教わったと話しました。

心を奮い立たせるおまじない?

『ワンピース』に登場する「スナッチ」はゾロがモモの助に教えたおまじないです。モモの助はゾロから「スナッチ」は海外で使われている剣を振る際の掛け声で、勇気が出ない時に自分自身の心を奮い立たせてくれるおまじないだと教えられていました。小心者で臆病なモモの助が戦いに臨む際に勇気が出るようにとゾロが教えてくれたもので、モモの助は「スナッチ」を大層気に入っていました。

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スナッチが禁じられた理由も考察

禁じられた理由①スナッチの意味にある?

『ワンピース』の中でモモの助がゾロから教わった剣の掛け声である「スナッチ」を気に入って使っていた時にお菊から使用を禁止されました。そんな『ワンピース』に登場する「スナッチ」が禁じられた理由1つ目として挙げられているのが、「スナッチの意味」によるものでした。「スナッチ」は良くない意味を持ち合わせており、あまり多用する言葉ではない事から、好まれて使用されてきた言葉ではありませんでした。

禁じられた理由②モモの助にはふさわしくない?

『ワンピース』に登場する「スナッチ」が禁じられた理由2つ目は「モモの助にふさわしくない言葉」という事でした。『ワンピース』の中でモモの助は光月家という将軍の家系で、身分の高い存在です。そんな身分の高いモモの助が容易く口にするには忍びない言葉が「スナッチ」とされており、お菊はモモの助が「スナッチ」と口をするのを何としても防ぎたかったようです。

禁じられた理由③スナッチは下ネタ?

『ワンピース』に登場する「スナッチ」が禁じられた理由3つ目は「スナッチが下ネタだから」というものでした。ワノ国では遊郭も存在し、下ネタも飛び交っていました。お菊がモモの助にふさわしくないと「スナッチ」の使用を禁止した際も、「何としても禁じる」という強い意思を表しています。このお菊の過剰なまでの拒絶ぶりから、「スナッチ」が下ネタの意味合いを持っているのではないかと推測されました。

禁じられた理由④竜が関係している?

『ワンピース』に登場する「スナッチ」が禁じられた理由4つ目は「竜が関係しているから」というものでした。お菊の話では「スナッチ」は九里(くり)の方言に似たような言葉があるとの事でした。もしお菊の言うように「スナッチ」の語源が九里にあるとしたら、「スナッチ」がワノ国に纏わる言葉の可能性が推測されました。ワノ国には”竜斬り伝説”というものが存在しています。

この「スナッチ」という言葉が竜に纏わるものだとしたら、「スナッチ」はあるいは竜を恐れている人々が、恐怖から目を逸らす為のまじないだったのではないかと推測されていました。この仮定が事実であるとすれば、「スナッチ」は「勇気が出るまじない」ではなく「恐怖から目を逸らす」という意味合いが強くなります。この”恐怖から目を逸らす”という事がモモの助にはふさわしくないとお菊は感じていたと言われています。

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スナッチをゾロに教えたのはコウシロウ?

スナッチはくいなかコウシロウが教えた?

『ワンピース』でモモの助に「スナッチ」というまじないを教えたゾロですが、ゾロも実は「スナッチ」を人から教えられていました。そのゾロに「スナッチ」を教えた人物というのがゾロが育った村である”シモツキ村”の剣道道場の師匠であるコウシロウかコウシロウの娘であるくいなではないかと言われています。

ゾロが「勇気の出るまじない」を大人になった今でも覚えているのは「幼少期に教わったから」ではないかと推測されていました。ゾロの幼少期は剣道道場でくいなとともにコウシロウの元で切磋琢磨する日々を送っていました。当時くいなよりも弱かったゾロは「勇気の出るまじない」として「スナッチ」を教わったのではないかと言われています。

女である事にコンプレックスを感じ悩んでいたくいなは、不慮の事故で命を落としてしまいました。ゾロはそんなくいなの切実な願いも全て背負って、大海原に繰り出して”世界一の剣豪”を目指しています。そんな義理堅いゾロだからこそ、幼少期に教えられた「スナッチ」というまじないを未だに大切にしているのではないかと言われています。

そして『ワンピース』序盤でフェードアウトしていたコウシロウとくいなの気配が再登場してきた事で、今後再びコウシロウやくいなが登場するのではないかという推測もされていました。その1つは、くいなが実は生存していて、ゾロのピンチに駆けつけて再会するのではないかというものでした。さらにそんな女剣士のくいなが革命軍として登場するのではないかという推測も行われていました。

コウシロウとワノ国の関係は?

『ワンピース』に登場する剣士・ゾロの師匠であるコウシロウ ですが、実はコウシロウがワノ国と関係しているのではないかという噂が流れていました。『ワンピース』の物語序盤で描かれたゾロの幼少期のエピソードで登場する師匠のコウシロウですが、コウシロウはシモツキ村にある剣道道場で剣道を子供達に教えていました。しかしそんなコウシロウの素性は『ワンピース』の作中では明かされていませんでした。

コウシロウとワノ国の関係を示唆するエピソードとして挙げられるのは、コウシロウがゾロへ話した”何も斬らない事ができる剣士”の話です。コウシロウは子供のゾロに同じ刀で何も斬らない事もできるし、鉄すらも斬る事ができる剣士がいて、”最強の剣”は守りたいものを守り、斬りたいものを斬る力である事を説きました。そしてこの教えによってゾロは幾度となく強敵を倒してきました。

このコウシロウと同じような教えをワノ国に住んでいる”ヒョウじい”が口にしています。ヒョウじいは良い刀は斬りたい時に鉄すらも斬り、斬りたくない時は紙すらも斬れないと言いました。これはコウシロウがゾロへ教えた剣士の心得そのもので、ゾロは物の呼吸を見極める事で斬る事ができる能力を身につけますが、ヒョウじいは刀に覇気を纏わせる事で力をコントロールしています。

そして『ワンピース』92巻では数十年も前にワノ国の船が「東の海」へたどり着いた事が明かされました。「東の海」はシモツキ村のある海です。同じく「東の海」のフーシャ村のみなもとさんとワノ国の港友さんは容姿がそっくりで、ワノ国と繋がりのある人物が「東の海」に住んでいる事は明らかになりました。そして尾田栄一郎先生はみなもとさん以外にもワノ国出身の先祖をもつキャラクターが存在する事を告白しています。

ワノ国出身の先祖を持つキャラクターとして濃厚なのがコウシロウとなっており、コウシロウの住むシモツキ村はワノ国によく似た雰囲気の建物が多い事から、数十年前に「東の海」へ辿り着いたワノ国の人々が作り上げたのがシモツキ村なのではないかと噂されていました。さらにくいなが所有していた和道一文字という刀も命名からしてワノ国で作られたものではないかと言われていました。

さらにワノ国「白舞(はくまい)」を統治していた大名の名前は「霜月康イエ」です。この霜月家とコウシロウの住むシモツキ村に何らかの関係があるのではないかと言われていました。この”霜月家”として今までに「霜月康イエ」と娘の「霜月トコ」、スリラーバーク編に登場した剣士ゾンビである「霜月リューマ」が登場しています。これによって同名であるシモツキ村にも霜月家の血縁者がいるのではないかと言われています。

さらにワノ国とコウシロウの関係を深く示唆するものとしては、ワノ国「白舞」にいた侍の中に、コウシロウの経営する”一心道場”の印と同じものをつけている侍がいるシーンが描かれています。この事から、ワノ国「白舞」にコウシロウと同じ流派の道場が存在する可能性も挙げられており、コウシロウがワノ国出身の血縁者である可能性は濃厚と言われています。

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スナッチは九里の言葉?

九里とは?

お菊の話によると「スナッチ」は九里で使用されていた古い方言と言われています。まずはワノ国「九里」についてご紹介していきます。ワノ国の西部に位置する九里はかつてワノ国の首都であり、将軍である光月おでんが統治していました。食糧難であったワノ国の中で唯一、九里にある「桃源農園」では安全な農作物が安定して生産され、そこで収穫された安全な食べ物はワノ国に住んでいる人々へ分け与えられていました。

しかしカイドウがやってきた事で、桃源農園はカイドウの支配下に置かれ、現在では百獣海賊団などの極限られた上流階級の人間達で独占されるようになりました。これによって九里は荒れ果て、人々は貧困に苦しむようになっていきます。

九里のモデルは九州

九里のモデルは九州地方や尾田栄一郎先生の故郷である熊本県であると言われています。それは九里が「九つの里」と書く事から連想されていますが、さらに博羅町や桃源農園は福岡県の博多をモデルとしていたり、おでん城は熊本城をモデルとしていたり、頭山は阿蘇山をモデルにしているなどと推測がされていました。さらに九里ヶ浜はペリーが来航し、開国した事から九里浜(浦賀)がモデルの可能性も示唆されていました。

スナッチは方言?

『ワンピース』に登場する「スナッチ」という言葉は九里の方言と言われています。それはモモの助が「スナッチ」と口にした時に近くにいたお菊が「九里の古い方言にもそのようなものがある」と言っていた事から分かりました。

お菊は40年以上は前の人間で、かつての九里を知る人物である事から昔の九里に詳しかったと考えられています。そのお菊が耳にした事のある「スナッチ」という言葉が、昔の九里で使われていた方言ではないかと言われていました。

スナッチが方言になった理由とは?

「スナッチ」が九里の方言になった理由は、九里に悪人が多かった為と言われています。光月おでんが統治する前は九里は大変治安が悪く、悪人達は村人から食べ物や金品を強奪し、荒らし回っていました。その悪人達を村人達が皮肉って呼んだ呼び名が「スナッチ」ではないかという推測もありました。

そして「スナッチ」は元々英語で「ひったくる」などの犯罪行為を表している単語でした。その為、「スナッチ」というのは”良くない言葉”として知られています。お菊の話では「スナッチ」は九里の方言で、モモの助にはふさわしくない言葉だと言っています。その為、「スナッチ」はかつて荒れていた時代の九里で使用されていた”品の良くない”言葉ではないかと言われています。

さらに、「スナッチ」は死人を意味しているのではないかというものや、下ネタを意味しているのではないかというもの、そして喧嘩を売る言葉ではないかという推測もファンの間でされています。それはお菊が”モモの助にはふさわしくない言葉”と厳しい表情で禁じた事から推測されていました。

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スナッチは捨名ッ知

950話で判明した意味とは?

『ワンピース』第950話「兵どもが夢」で「スナッチ」の意味が明かされました。そんな「スナッチ」の意味は、「”名前”を捨てろ”知恵”捨てろ、捨名知」というものでした。アシュラの幼少期から、戦いの時に恐れを抱かないように”自分”を捨てる事で、戦いに没頭する為の言葉として「スナッチ」が使用されていたとエピソードが語られました。

『ワンピース』の第950話では”名前”や”知恵”を捨て、頭を空にする事で恐れを抱かないようにという、度胸試しによく叫ばれた言葉として「捨名ーーッ知!!!」と叫ぶシーンも描かれ、お菊の語っていた古い九里の方言で似たような言葉があると言っていた「スナッチ」がこの「捨名知」である事が分かりました。このかつての「捨名知」が何らかの経緯でゾロへ伝わり、やがてモモの助へ伝わった事が明かされています。

『ワンピース』の作中でお菊は「スナッチ」はモモの助にふさわしくない言葉だと言っていましたが、やがて将軍となる身分のモモの助が、「名前を捨てよ」と口にするのはふさわしくないというお菊の思いからでた言葉ではないかとファンの間で推測されていました。

チェストとスナッチは似ている?

『ワンピース』第950話「兵どもが夢」で「スナッチ」は「捨名知」である事は明かされましたが、実は「スナッチ」によく似た言葉が日本で実際に使用されていた事が分かっています。その「スナッチ」によく似た音葉というのが、かつての薩摩で現在の鹿児島県で使われていた「チェスト」という言葉です。「チェスト」は「スナッチ」と同様に「それいけ!」などと言った掛け声の一種として使用されていました。

『ワンピース』の中でゾロがモモの助に勇気の出るまじないとして教えた「スナッチ」も剣を振る際の掛け声として使用されていた事から、「スナッチ」のモデルとなったのは薩摩で使用されていた「チェスト」である事はほぼ間違いないと言われています。

チェストの語源とは?

『ワンピース』で登場する心を奮い立たせるまじないの「スナッチ」のモデルと言われている「チェスト」ですが、薩摩で使用されていた「チェスト」は示現流の心構えの1つとして、剣を使って相手に斬りかかる際に「知恵を捨てよ」という意味で用いられました。知恵を捨てる事で無心になれという意味で使用されていた言葉ですが、やがて「知恵を捨てよ」が変化し「チェスト」になったと言われています。

「スナッチ」も「名前も知恵も捨てろ」という意味の「捨名知」である事から、まさに「知恵を捨てよ」の「チェスト」を参考にしている事が分かります。さらに九里という場所は、ワノ国で表すと九州を示しており、「チェスト」も九州の鹿児島県で使用された言葉である為、「スナッチ」が「チェスト」である事は明らかであると言われています。

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スナッチに関する感想や評価

こちらは『ワンピース』をご覧になって、「スナッチ」の由来が明かされた事で、ワノ国の侍が生きてきた過酷な歴史と、モモの助がふさわしくないと言われた理由の合点がいったという方の投稿です。『ワンピース』では「スナッチ」の意味は明かされていますが、なぜゾロが「スナッチ」を知っていたのかは明かされていません。その為、今後の『ワンピース』から目が離せない展開となっているようです。

こちらは『ワンピース』で明かされた「スナッチ」の意味を知って薩摩で使用されていた「チェスト」を連想したという方の投稿です。この方のように「スナッチ」を「チェスト」と結びつけて考えている方は多く、「スナッチ」の語源として有力であると言われています。そして名前を捨て、知恵を捨ててまで立ち向かわなければならない戦いがあった過酷な歴史を痛感したという方も多いようです。

こちらは『ワンピース』をご覧になって、「スナッチ」の意味が明かされ、「スナッチ」の真意が命を捨てろという意味を含むのではないかと感じた方の投稿です。お菊はモモの助に「スナッチ」を禁じた時に只ならぬ程に強く制止をしていました。

唯一の希望であるモモの助に名前や命を捨てられてしまってはワノ国は滅んでしまうと感じたお菊の強い想いが隠されていると感じたそうです。そしてこの方のように、ゾロがなぜ「スナッチ」という九里の言葉を知っていたのかが謎だという方も多くいました。

スナッチの意味まとめ

『ワンピース』に登場する「勇気の出るまじない」の「スナッチ」についてのまとめいかがだったでしょうか?2019年11月現在で、「スナッチ」の意味が「名前と知恵を捨て頭を空にしろ」という「捨名知」である事は明かされました。そしてワノ国の侍達が自分を殺し、捨てる事で過酷な戦いに望んできた悲しい歴史も分かっています。

この「スナッチ」という言葉はモモの助に勇気を授ける為にゾロが教えた言葉ですが、ゾロもまた誰から教えられた言葉であると言われています。しかしゾロに「スナッチ」を教えた人物は明かされませんでした。有力候補として名前の上がっているシモツキ村のコウシロウやくいなである説は濃厚であると言われており、特にコウシロウとワノ国の関係は深いものである可能性が『ワンピース』の作中でも幾度となく示唆されています。

未だ明かされていない、ゾロへ「スナッチ」を教えた人物と、ゾロの師匠であるコウシロウとワノ国の関係、さらにゾロとくいなの再会の可能性など様々な憶測が飛び交っており、今後の『ワンピース』からも目が離せない展開となっています。そしてまだ『ワンピース』をご覧になった事のない方は、ぜひこの機会にご覧になってみてはいかがでしょうか?

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