ジョジョのアニメシリーズの順番・時系列とあらすじは？初心者はどこから見ればいい？

ジョジョの奇妙な冒険（通称ジョジョ）とは、荒木飛呂彦原作の漫画で1987年から2004年まで週刊少年ジャンプで、2005年からはウルトラジャンプにて連載されています。2019年11月現在は第8部が連載されており、実に30年以上も人気を誇る漫画です。

連載が開始されてからしばらく経ってからアニメ化もされています。2012年から1部のアニメと2部のアニメが、2014年からは3部のアニメが、2015年と2016年に4部のアニメが、2018年から5部のアニメがそれぞれ放送され、いずれも高い人気を博しました。アニメ制作のディレクター陣はジョジョファンで固めていることでも有名で、アニメは原作漫画を忠実に再現しています。

ジョジョは1888年、ジョナサン・ジョースターとディオが出会うところから始まります。そこから200年以上もの年月をかけてジョナサンの血を引く者とディオの遺志を受け継ぐ者たちとの戦いが続くのです。それは1部から6部に及びます。

主人公はみんな「ジョジョ」という愛称が付けられる名前となっていますが、3部以降はあまり「ジョジョ」と呼ばれることはありません。2部までは「波紋」で戦っていましたが、3部以降は「スタンド」という超能力のような力で戦うことが特徴です。

ジョジョのアニメシリーズをどこから見ればいいのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか？ここからは、ジョジョのアニメをどこから見たらいいのか、見る順番を紹介していきます！ジョジョのアニメシリーズは、第1部/ファントムブラッドから順番に見ると時系列に沿っているため見やすくなっています。というのも、ジョジョシリーズは漫画もアニメも6部まで世界観が繋がっているためです。

アニメ「ジョジョ」の1部で主人公のジョナサンとディオが出会い、そこからアニメ「ジョジョ」の6部まで、実に200年以上もの間因縁の戦いが続くことになります。各部ごとにストーリーは完結しているものの、前作で登場したキャラクターが次回作で登場することもあるため、アニメをどこから見たらいいのか？という方はシリーズを通して順番に見ることがお勧めされています。

ジョジョのアニメをどこから見たらいいのかはわかりましたが、ジョジョのアニメシリーズの時系列はどうなっているのでしょうか？ジョジョのアニメシリーズの時系列も、1部から順番通りになっています。アニメ「ジョジョ」の1部の主人公の孫がアニメ「ジョジョ」の2部の主人公、アニメ「ジョジョ」3部の主人公は2部の主人公の孫…というように、アニメ、漫画ともにジョジョシリーズは6部まで1部の主人公の子孫たちが描かれているためです。

漫画ジョジョの時系列も、アニメシリーズと同様です。アニメは原作漫画を忠実に再現しているため、アニメシリーズ同様、漫画ジョジョの時系列も1部から時系列に沿って描かれています。そのため、ジョジョの漫画をこれから読もうと思っている方も全部揃えるなら最初から順番に読んだ方がいいでしょう。

それではジョジョ初心者はアニメを一体どこから見ればいいのでしょうか？漫画もアニメシリーズも1部から順番に見ればいい、とは言っても30年以上も続く長編漫画のため、ジョジョ初心者が1部から順番にアニメを見たり、漫画を全部読むのは大変です。ただ、先に述べたようにアニメも漫画も時系列やジョジョシリーズの世界観が繋がっているため、出来ることならアニメも漫画も1部から順番に見る方がいいでしょう。

もしジョジョのアニメを1作のみ見るとしたら、アニメ「ジョジョ」4部にあたる「ダイヤモンドは砕けない」が初心者には見やすいと言われています。というのも、ジョジョはイギリスやアメリカを舞台にしていることが多いのですが、この4部に関しては舞台が日本なのです。1部から3部までの敵が吸血鬼となったディオや柱の男といった人間以外の生物だったのに対し、4部の敵は同じスタンド使いの人間です。

また、アニメジョジョ4部「ダイヤモンドは砕けない」が初心者にも見やすいもう1つのポイントは実写映画化されている点です。実写映画はジョジョ4部「ダイヤモンドは砕けない」の前半部分のみを取り上げているので4部の全てがわかるわけではありませんが、スタンド能力についても紹介されているため初心者にもわかりやすく、ジョジョ初心者でもジョジョシリーズに入りやすいのではないかと言われています。

アニメジョジョの奇妙な冒険1部/ファントムブラッドのあらすじを紹介していきます。1888年、イギリスの青年貴族ジョナサン・ジョースターが主人公です。ジョナサンの父がディオを養子を迎えるのですが、ディオはジョースター家を乗っ取ろうと画策します。それに気づいたジョナサンが阻止しようとするのですが、ディオは石化面を被り吸血鬼になってしまいます。

吸血鬼化したディオを「波紋」で何とか倒したジョナサンは、息も絶え絶えで妊娠中の妻・エリナの腕の中で息を引き取ります。しかし、ディオは生きていたのでした。

アニメジョジョの奇妙な冒険2部/戦闘潮流のあらすじを紹介していきます。舞台は1938年のアメリカ。ジョナサン・ジョースターの孫、ジョセフ・ジョースターが「波紋」を習得しているところで、「柱の男」たちが発掘されたというニュースが飛び込んできます。

今のジョセフの力では勝てず、リサリサの元で修業に励み最終決戦へと挑みます。しかし、赤石（せきせき）を手に入れたカーズは不死身の究極生命体になってしまい、絶体絶命のピンチが訪れます。そこでジョセフは火山の噴火を利用しカーズを宇宙空間へと出すことに成功しますが、ジョセフも一緒に死んでしまったと思われていました。

ジョセフの葬儀中、なんと生きたジョセフとスージーQが登場し皆を驚かせます。そして時は流れ、老人になったジョセフは日本へ娘と孫に会いに行くのです。

アニメジョジョの奇妙な冒険3部/スターダストクルセイダースのあらすじを紹介していきます。1988年の日本で、ジョセフの孫、空条承太郎に幽波紋（スタンド）と呼ばれる能力が発現していました。100年も前に死んだと思われていたディオが復活したことがきっかけのようで、承太郎だけでなく年老いたジョセフにもスタンド能力が発現していました。

ジョースター家の血を継ぐ者に現れているようで、ジョセフの娘で承太郎の母、モリーにもスタンド能力が現れようとしていましたが、普通の女性であるモリーには荷が重く臥せってしまいます。このままだとモリーの命が危ないと、ディオを倒しに旅に出ることになります。

アニメジョジョの奇妙な冒険4部/ダイヤモンドは砕けないのあらすじを紹介していきます。1999年の日本、ジョセフの隠し子にあたる東方仗助の住む杜王町が舞台となります。矢に貫かれた人間がスタンド使いになることを知った仗助たちは、敵として現れるスタンド使いを倒していきます。

連続殺人犯である吉良吉影の自宅に忍び込んだ際にスタンド使いを作り出す矢を見つけた仗助たち。吉良吉影を追いますが、吉良吉影は辻彩のスタンド能力により川尻浩作の顔へと自身の顔を変え、仗助たちから逃げます。しかし、父の様子がおかしいと父を盗撮していた川尻浩作の息子・早人が自分の父が偽物だということに気づき、更に仗助たちの存在を知り助けを求めてコンタクトを取ろうとします。

アニメジョジョの奇妙な冒険5部/黄金の風のあらすじを紹介していきます。4部まではジョースターの血筋を持つ者が主人公だったのに対し、5部ではディオの息子ジョルノ・ジョバァーナが主人公です。舞台は1999年のイタリア。ジョルノはギャングスターになるためブチャラティのいる「パッショーネ」に入り、ボスの座を狙っていきます。

アニメジョジョの奇妙な冒険1部/ファントムブラッドの見どころは、物語のきっかけとなるジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーの出会いです。この出会いがなければ200年にも及ぶ戦いには至りません。カリスマ性があり、敵でありながら非常に高い人気を誇るディオの執念はここから始まっていたのです。

アニメジョジョの奇妙な冒険2部/戦闘潮流の見どころは「波紋」です。1部でも「波紋」は登場しており、ジョナサンも習得してはいたのですが、2部では吸血鬼を上回るほどの強敵が現れたため、ジョセフは更なる修行に励みます。また、少年漫画らしく修業をして強くなって敵を倒すという構図がシンプルなので、見やすいとも言われています。

アニメジョジョの奇妙な冒険3部/スターダストクルセイダースの見どころは「スタンド」です。アニメ・ジョジョを知らなくても「スタンド」という言葉だけ知っている人もいるほど「ジョジョ=スタンド」という認識の強さではありますが、「スタンド」が登場したのは3部からだったのです。

スタンド名には洋楽の楽曲から取られていることが有名で、ジョジョファンの間では「どのスタンドが最強か？」や「どのスタンド能力が欲しい？」と話題に上がることが多いです。

アニメジョジョの奇妙な冒険4部/ダイヤモンドは砕けないの見どころは「東方仗助」です。2部の主人公・ジョセフは1部の主人公・ジョナサンの孫、3部の主人公・承太郎は2部の主人公・ジョセフの孫、という流れで進んできましたが、4部の主人公・仗助は2部の主人公・ジョセフの息子（隠し子）であるため承太郎の叔父にあたります。

また、前作までの主人公たちは押せ押せで攻撃して敵を倒してきましたが、仗助のスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」は触れたものを直す能力を持っています。もちろん打撃などで敵を倒す描写はありますが、3部までに比べて仲間内の死者が少ないのは仗助のスタンド能力のなせる業であり、これも4部の特徴・見どころとなっています。

アニメジョジョの奇妙な冒険5部/黄金の風の見どころは「ジョルノ・ジョバァーナ」です。4部まではジョースター家の血筋の人間が主人公でしたが、5部ではディオと日本人女性との間にできた子「ジョルノ」が主人公となります。また、ジョルノが入ったブチャラティチームは全員がスタンド使いということで、3部のようなスタンド能力を駆使した戦闘が多く描かれており、こちらも見どころとなっています。

ジョジョは絵柄に特徴があるため、「絵が苦手で…」という方は多いようですが近年アニメが放送されているため見始めてみた方の感想です。この方はアニメのジョジョを見て服装のことで頭がいっぱいになったそうですが、服装やジョジョ立ちのポーズ、色彩は作者の荒木飛呂彦さんがこだわりを持っている部分だそうです。

ジョジョの漫画は1987年から連載が開始されていますが、アニメ化されたのは2012年からです。そのためアニメからジョジョに嵌ったという方が増えたり、アニメのお陰でジョジョの認知度が上がってきているので、ぜひアニメから入った人も7部まで見てほしいという感想を持たれていました。

ジョジョのアニメシリーズには豪華な声優を起用していることでも有名です。そのため、ジョジョの絵柄などが苦手で見ていなかったけど中の人目当てでジョジョのアニメを見たら嵌ったという方の感想もありました。

ジョジョがアニメ化され、認知度や人気が出てきてはいるものの、シリーズが多すぎてどこからアニメを見たらいいのかわからないという方です。2019年には5部のアニメが放送されていたため、5部で見かけたキャラクターが気になったので漫画よりも見やすいアニメから見始めてみるという感想を持たれていました。

ここまで、ジョジョのアニメシリーズを一体どこから見たらいいのか？アニメシリーズの順番やアニメ、漫画の時系列を紹介してきました。どこから見るかと聞かれたら、やはり1部から見ることをお勧めするファンが多いようです。しかし、2019年11月現在8部まで連載されているため、ジョジョ初心者や一部だけ見てみたいという方には4部の「ダイヤモンドは砕けない」が見やすくてお勧めできるということもわかりました。

絵柄が苦手という方も見られましたが、アニメはジョジョ初心者にも見やすくなっているため、「もしジョジョを見始めるならアニメから入るのも手」という意見を持つ方も見られました。もしアニメでジョジョを知り、気になっていたけどどこからアニメを見たらいいのかわからない。という方がいましたら、本記事を参考にアニメジョジョシリーズをご覧になってみてください。