2019年11月21日公開
2019年11月21日更新
【ピンポン】スマイルは作中最強の天才!アニメ声優や実写映画版キャストも紹介
アニメ化や実写映画化もされた、松本大洋による卓球を題材とした青春漫画『ピンポン』。今回は『ピンポン』に登場する眼鏡をかけたキャラクター、スマイルについて紹介していきます!またスマイルのかっこいい魅力に加え、アニメ声優や実写映画版キャストの役者情報などもたっぷりお届けしていきます。作中最強の天才ともいわれる『ピンポン』のスマイルは、一体どのようなキャラクターなのでしょうか?
目次
ピンポンのスマイルは作中最強の天才
卓球を題材とした青春漫画作品『ピンポン』に登場する、作中最強の天才とも評されるキャラクター・スマイル。今回はアニメ化・実写映画化にもなった『ピンポン』のスマイルの魅力や、アニメ版の声優・実写映画版キャストの役者情報をたっぷりとお届けしていきます。それではまずはじめに『ピンポン』の作品紹介と、“眼鏡”と“笑わない”事が特徴的なスマイルがどのような人物なのか紹介していきます。
ピンポンの作品情報
『ピンポン』は1996年~1997年までビッグコミックスピリッツで連載していた、松本大洋による卓球を題材とした全5巻(全55話)の青春漫画です。神奈川県藤沢市が『ピンポン』の舞台となっていて、片瀬高校卓球部に所属する幼馴染のペコとスマイルを中心に熱い友情や成長などが描かれています。1997年・1998年には受賞を逃すも手塚治虫文化賞の候補に挙げられ、多くの選考委員や読者から支持され長年愛され続けている作品だといいます。
『ピンポン』の作者は『花男』『鉄コン筋クリート』など、数多くの名作を世に残している漫画家・松本大洋です。ワンピースの作者・尾田栄一郎も「『ピンポン』を読んで天才っているんだと思った」と評しているほど、業界内からも高く評価されている漫画家のようです。松本大洋が描く作品は一度見れば記憶に焼き付く力強さが魅力だと言われていて、斬新なコマ割りや構図なども読者を作品に惹きつける要素となっているようです。
ピンポンの概要
1996年からビッグコミックスピリッツで連載が開始された『ピンポン』は、連載終了から5年後にあたる2002年7月に窪塚洋介主演で実写映画が公開された事でも大きな話題となりました。『ピンポン』の見所でもある、迫力ある卓球の試合シーンで使われているコート・ボール共にフルCGで製作。実写映画『ピンポン』は第26回日本アカデミー賞8部門、第20回ゴールデングロス賞話題賞を受賞するなど高く評価されているようです。
実写映画公開後はテレビアニメ化も発表され、フジテレビ『ノイタミナ』枠で2014年4月~6月に『ピンポン THE ANIMATION』というタイトルで放送されました。アニメ『ピンポン THE ANIMATION』は、原作の絵をほぼそのまま再現している所が最大の特徴だと言われているようです。2015年「東京アニメアワードフェスティバル」でテレビ部門グランプリ受賞するなど、原作ファンからも高く支持されたアニメになっているようです。
ピンポンのあらすじ
片瀬高校卓球部に所属する、幼馴染のペコとスマイル。幼い頃から卓球が強いペコは先輩にも挑発的で、自分を過信している所がありました。一方スマイルも卓球の実力者でしたが内気で無口な性格で、決して笑わないことから“スマイル”というあだ名をペコがつけたのでした。ある日ペコとスマイルは、卓球強豪国である中国からの留学生を迎えたという噂が囁かれている辻堂学園高校卓球部の偵察に行くことにしたのでした。
辻堂学園高校卓球部に入った中国人留学生・チャイナと対面し、試合することになったペコは彼から1点も獲ることが出来なかったのでした。そのころ片瀬高にはスマイルを偵察する為に、スキンヘッドが特徴的な海王学園高校卓球部に所属するドラゴンと呼ばれている風間竜一がいたのでした。ドラゴンは片瀬高顧問の小泉丈に宣戦布告…ペコとスマイルは強豪校相手にインターハイを勝ち進むことはできるのでしょうか?
ピンポンの主題歌
実写映画版『ピンポン』の主題歌は、SUPERCARの11枚目のシングルである「YUMEGIWA LAST BOY」です。『ピンポン』の主題歌に抜擢されて話題となり、フューチャーポップの先駆とも評されているようです。SUPERCARは主題歌の他に、劇中音楽も担当しているようです。またアニメ版『ピンポン』のオープニングテーマは爆弾ジョニーによる「唯一人」、エンディングテーマはメレンゲによる「僕らについて」という楽曲です。
スマイルは作中最強の天才
“スマイル”こと月本誠(つきもと まこと)は、『ピンポン』に登場する眼鏡キャラの主人公です。笑わないことで小学校の頃から苛められ、その度もう一人の主人公で幼馴染のペコに守られてきました。スマイルはペコと出会ったことで卓球の世界に入り、一時はペコよりも実力で上回る事もあり作中最強の天才とも評されているようです。しかしペコの人格と才能を誰よりも理解・信頼していることから、本当の実力を隠していたのでした。
ピンポンのスマイルのアニメ声優
ここまでアニメ・実写映画化にもなった『ピンポン』の作品情報と、スマイルについて紹介していきました!スマイルは決して笑わない事からペコに“スマイル”と名付けられた、作中最強の天才と言われているキャラのようです。それではここからアニメ版『ピンポン』でスマイルの声優を担当した、声優・内山昂輝の情報を紹介していきます。スマイルの声優・内山昂輝は、これまでどのような作品に出演している声優なのでしょうか?
内山昂輝のプロフィール
- 本名:内山 昂輝(うちやま こうき)
- 愛称:ウッチー、こうちゃん
- 生年月日:1990年8月16日(2019年11月現在 29歳)
- 出生地:埼玉県
- 血液型:A型
- 身長:177 cm
- 職業:声優、俳優
- 事務所:劇団ひまわり
出典: https://miima.jp
アニメ版『ピンポン』でスマイルの声優を担当したのは、子役時代から映画の吹き替えなどで活躍していた声優・内山昂輝です。1993年に劇団ひまわりへ入団したという内山昂輝は、2005年『キングダム ハーツII』でロクサスの声優を担当したことがきっかけで注目され、それ以降声優としての活動も増加したといいます。俳優としても活躍する演技力を活かし、2011年には第5回声優アワード新人男優賞受賞する実力派声優です。
明るい少年や影のある少年など、少年役を多く担当する事が多いという声優・内山昂輝。『キングダム ハーツII』でロクサスの声優を担当した頃から比べて、年齢の経過と共に地声が低くなり大人っぽい声質に変化したといいます。しかし内山昂輝自身声優として「年を取ることを恐れない」とインタビューで答えていて、「僕はもっと年を取りたい」「声質をキープしたいとは思わない」と声優としての自身の変化も楽しんでいるようです。
内山昂輝の主な出演作品
- ソウルイーター(2008年~2009年:ソウル=イーター)
- IS 〈インフィニット・ストラトス〉(2011年~2013年:織斑一夏)
- 神さまのいない日曜日(2013年:アリス・カラー)
- デュエル・マスターズ VS(2014年~2017年:切札勝舞〈青年期〉 / ミスターマッチ)
- ニセコイ(2014年~2015年:一条楽)
- SHOW BY ROCK!!(2015年~2016年:アイオーン)
- Fate/Apocrypha(2017年:シロウ・コトミネ / 天草四郎時貞)
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2018年:べネディクト・ブルー)
- 風が強く吹いている(2018年~2019年:杉山高志〈神童〉)
ピンポンのスマイルの実写映画版キャスト・役者
ここまでアニメ版『ピンポン』で、スマイルを担当した声優・内山昂輝について紹介していきました!主に少年役が多いという声優・内山昂輝は、新人声優賞を受賞するなど実力派声優としても知られているようです。それではここから実写映画版『ピンポン』でスマイルを演じたキャストである、役者のARATAを紹介していきます。スマイルのキャスト・役者のARATAは、どのような作品に出演している役者なのでしょうか?
ARATA(現・井浦新)のプロフィール
- 本名:井浦 新(いうら あらた)
- 別名義:ARATA
- 生年月日: 1974年9月15日(2019年11月現在 45歳)
- 出生地:東京都日野市
- 身長:183 cm
- 血液型:A型
- 職業:役者、ファッションモデル、ファッションデザイナー
- ジャンル:映画、テレビドラマ、舞台
- 事務所:テンカラット
実写映画『ピンポン』でスマイルのキャストを担当した役者は、俳優・モデル・デザイナーとして多方面で活躍するARATA(現・井浦新)です。東京経済大学在学中にモデル事務所にスカウトされて芸能界に入り、実写映画『ピンポン』でスマイルのキャストに抜擢され注目を集めるようになった役者・ARATA。スマイルのキャストに抜擢された当時は役者志望ではなかった事から、気持ちが追い付かなかったという事もあったようです。
実写映画『ピンポン』でスマイルのキャストに抜擢され、イケメンだと一躍話題になった役者・ATRATA。2005年に発売された『メガネ男子』という書籍では、「好きなメガネ男子」1位に輝くなどモデルとしても役者としても活躍。さらARATAの活躍は役者だけではなく1998年11月には独自ブランド“REVOLVER”をオープンするなど、モデルとしての経験とセンスを活かしたファッションデザイナーとしても活躍しているようです。
ARATA(現・井浦新)の主な出演作品
【出演映画】
- ワンダフルライフ(1999年:主演キャスト・望月隆役)
- 青い車(2004年:主演キャスト・リチオ役)
- 蛇にピアス(2008年:シバ役)
- 20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗(2009年:田村マサオ役)
- ジョン・ラーベ ~南京のシンドラー~(2009年:小瀬少佐役)※ドイツ映画賞受賞作品
- ソラニン(2010年:冴木隆太郎役)
- 座頭市 THE LAST(2010年:十蔵役)
- 11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち(2012年:主演キャスト・三島由紀夫役)
- 光(2017年:主演キャスト・信之役)
ピンポンのスマイルのかっこいい魅力
ここまで実写版映画『ピンポン』でスマイルのキャストに抜擢された、役者のARATA(現・井浦新)について紹介していきました!スマイルのキャスト・ARATAは、役者としてだけではなくモデル・デザイナーとしても活躍しているようです。それではここから『ピンポン』に登場する主人公の1人、スマイルのかっこいい魅力を紹介していきます。笑わない男・スマイルは、どのような所がかっこいいと評価されているのでしょうか?
かっこいい魅力①チャイナとの試合
出典: https://festy.jp
「卓球なんて、死ぬまでの暇つぶしだよ」と発言するなど、あまり卓球に前向きな姿勢を見せなかったスマイル。努力を怠っていたペコの実力を越えた時も、無意識の内に信頼しているヒーローを傷つけまいと手加減をしていました。その後恩師・小泉に才能を見出され、「僕、先に行くよ」とペコに宣言して猛特訓。しかしそれでも尚、「卓球に人生をかけるなんて気味が悪い」など卓球に対する思いに変化はありませんでした。
猛特訓を重ねてインターハイ予選に出場したスマイルは、そこでチャイナと対戦する事になります。途中まで優勢だったスマイルですが、チャイナがここで勝たなければ“母国での選手としての道が断たれる”と思うと再び手加減してしまうのでした。「プレーする事で何かを犠牲にするのがイヤ」と語る不器用な優しさを見せたスマイルは、恩師・小泉に「二度とするな!」と叱責されて少しずつ心の変化を見せていくのでした。
かっこいい魅力②失踪?
インターハイ予選の後スマイルはドラゴンから、自身の学校である卓球強豪校・海王学園に勧誘されたのでした。しかしこの勧誘にスマイルは全く乗り気ではなく、スマイルの態度に納得がいかない海王学園の生徒・アクマが勝負を挑んだのでした。ペコとスマイルの幼馴染でもあり、彼らをライバル視していたアクマ。そんなアクマに対して情を捨てて相手をしたスマイルは、わずか15分でアクマを叩きのめしてしまったのでした。
幼馴染にわずか15分で完敗してこれまでの努力とプライドが傷つけられたアクマは、その日の帰りに傷害事件を起こし卓球部を辞めてしまったのでした。時を同じくしてペコも退部し、ますますスマイルは孤立。恩師である小泉からもドラゴンからの勧誘について「自由にしていい」と言われたスマイルは失踪してしまいますが、その後小泉から自身の後悔など選手時代だった頃の話を聞いてより師弟関係の絆を深めたのでした。
かっこいい魅力③ペコの帰還
これまで努力を怠り自信を打ち砕かれ、卓球部を退部してしまったペコ。しかしアクマに再起を促されたことにより、インターハイ予選の為にオババの元で猛特訓をしていました。そしてインターハイ当日…ペコは準決勝で最強の男と呼ばれるドラゴンを破り、スマイルが待ち望んでいたヒーローとしての復活を遂げたのでした。そしてインターハイ決勝ではペコとスマイルによる、幼馴染の卓球対決が待っていたのでした。
かつて手加減をしていたペコではなく、感情をむき出しに本気で戦うかっこいいペコが戻ってきたのでした。激しい戦いの中でスマイルは初めて笑顔を見せ、ペコと死闘を繰り広げました。結果的にインターハイ予選ではペコが優勝し、スマイルは2位という結果に。試合には敗れてしまったスマイルですが、写真に写っていたペコとスマイルの姿は幼い頃と変わらない可愛い笑顔だったのでした。
ピンポンのスマイルのその後
ここまで『ピンポン』に登場する主人公の1人、スマイルのかっこいい魅力について紹介していきました!作中では終始笑わない冷静な姿が描かれているスマイルですが、最後に見せた笑顔は多くの読者を感動に包んだようです。それではここから『ピンポン』の眼鏡キャラ・スマイルの、インターハイ予選後について迫っていきます。『ピンポン』の主人公ペコ・スマイルは、それぞれどのような道を歩んだのでしょうか?
その後①教師を目指す
『ピンポン』作中ではインターハイ予選決勝から5年後、ペコとスマイルがどのような道を進んだのか描かれています。まずペコはその後卓球のプロ選手として、ドイツと思われる国の一部リーグで活躍している姿が描かれています。またドラゴンやアニメ版ではチャイナも、プロ選手として活躍しているようです。一方のスマイルはプロ選手にはならずに、小学校教師を目指している事が『ピンポン』作中で語られているようです。
その後②子供たちに卓球を教えるコーチ
小学校教師を目指しているスマイルは、オババが経営する「タムラ卓球場」のコーチをしている姿も描かれています。子供たち相手に卓球を教えているスマイルはかつての無表情な姿が嘘のように、笑顔に満ち溢れていていたのでした。またスマイルの話し方にはペコや恩師・小泉の口調が滲み出ていて、彼らから得た影響の大きさや、彼らがかつてのスマイルを変えた事が分かる名シーンとなっているようです。
ピンポンのスマイルに関する感想や評価
感想①お互い信じ合っているスマイルのペコ両方大好き!
【#ピンポン】
— みんなのおすすめ漫画 (@comic_nakama) August 7, 2019
日本一の卓球漫画!
自惚れペコと無口なスマイルどっちも大好き。
お互い一度離れるが信じ合ってる感じ。
スポーツ漫画はあまり好きではないが大好きなスポーツ漫画の一つ。
漫画、実写映画、アニメの全部が面白い!
全5巻#おすすめ漫画 pic.twitter.com/NpwErgHFEs
幼い頃からの幼馴染で、『ピンポン』の主人公であるスマイルとペコ。陽気な性格で笑顔の多いペコに対して、冷静で笑わないスマイル。そんな一見デコボコなコンビですが、あつい信頼関係で繋がっている二人の絆が大好きという方が多いようです。読者からは「お互い信じ合ってるペコとスマイル両方好き」「ペコとスマイルの関係ってホント青春だなって思う」という感想が寄せられていました。
感想②ARATAの演じるスマイルがかっこよすぎる!
『ピンポン』のスマイル。
— スルメ王子 (@surume1119) July 16, 2018
メガネ男子好きの必修科目なので、未見の方はぜったい観てほしい。
からの、最近のスマイルとアクマのツーショットで私は死んだ。
#好きなメガネ男子映画 pic.twitter.com/ix2QMH2Z7c
窪塚洋介主演で話題となった、実写版映画『ピンポン』ではスマイルは役者として活躍するARATAが抜擢されました。モデルとしても活躍するARATAが演じる、眼鏡姿のスマイルがカッコよすぎると注目を集めたようです。映画を見た方からは「眼鏡男子好きの方にはARATAのスマイルを絶対見てほしい」「ピンポンのスマイルがかっこよすぎて眼鏡好きにはたまらない」といった感想が多く寄せられていました。
感想③スマイルが笑顔になるシーンでいつも泣いてしまう!
あらためてピンポン最終回観直してるけども、エピローグに入ってスマイルが卓球教室の子供集める時の「エブリバディ集合!」って掛け声と、インターハイの写真に笑顔で写ってるところで涙腺崩壊ですよ。凄いな。ここ作品はただただ凄い!
— びーえむ (@slottersbar) July 21, 2019
絶対笑わないことから、ペコに“スマイル”と名づけられた月本誠。感情をあらわにすることを苦手としてきた彼ですが、ペコや恩師の影響により少しずつ変化していきます。そしてインターハイでついに彼の笑顔のシーンが登場し、多くの読者から感動したという声が上がっていました。特に「インターハイの写真が笑顔で泣けてくる」という感想や、「子供たちに笑顔で卓球教えるスマイル見ると泣ける」という感想が多く寄せられていました。
ピンポンのスマイルについてまとめ
今回は実写映画化・アニメ化された人気青春漫画『ピンポン』に登場する、主人公の1人・スマイルについて紹介していきました!またアニメ版『ピンポン』で声優を担当した内山昂輝の情報や、実写版映画『ピンポン』でキャストを務めた役者ARATA(現・井浦新)のプロフィールや過去出演作品などもお届けしていきました。
さらに今回はスマイルのかっこいい魅力や、ペコと激戦を繰り広げたインターハイ予選後についても紹介していきました。ずっと笑わないスマイルでしたが、インターハイ決勝でかつての“ヒーロー”としての姿を取り戻したペコと本気で戦った事により再び笑顔を戻したシーンは多くの感動を呼んだといいます。今回の記事で『ピンポン』が気になったという方は、各メディアを見比べて楽しんでみてはいかがでしょうか?